JPH08334451A - 脱水ケーキの含水率測定方法 - Google Patents
脱水ケーキの含水率測定方法Info
- Publication number
- JPH08334451A JPH08334451A JP13835095A JP13835095A JPH08334451A JP H08334451 A JPH08334451 A JP H08334451A JP 13835095 A JP13835095 A JP 13835095A JP 13835095 A JP13835095 A JP 13835095A JP H08334451 A JPH08334451 A JP H08334451A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dehydrated cake
- water content
- cake
- measured
- torque
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 脱水ケーキの含水率をリアルタイムで測定す
ることができる脱水ケーキの含水率測定方法を提供す
る。 【構成】 脱水ケーキ2を移送するケーキ移送路中にお
いて、脱水ケーキの移送手段をなして回転軸廻りに螺旋
状の搬送面を形成した回転体6を回転駆動し、回転体6
の螺旋状の搬送面で脱水ケーキを回転軸方向に押し出
す。このとき、回転体6を回転駆動するに要するトルク
を計測し、計測したトルクから回転体6に負荷として作
用する脱水ケーキ2の含水率を、運転に先立って予め導
出した経験則に基づいて求める。
ることができる脱水ケーキの含水率測定方法を提供す
る。 【構成】 脱水ケーキ2を移送するケーキ移送路中にお
いて、脱水ケーキの移送手段をなして回転軸廻りに螺旋
状の搬送面を形成した回転体6を回転駆動し、回転体6
の螺旋状の搬送面で脱水ケーキを回転軸方向に押し出
す。このとき、回転体6を回転駆動するに要するトルク
を計測し、計測したトルクから回転体6に負荷として作
用する脱水ケーキ2の含水率を、運転に先立って予め導
出した経験則に基づいて求める。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、浄水処理や下水処理等
において発生する脱水ケーキの含水率測定方法に関す
る。
において発生する脱水ケーキの含水率測定方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、浄水処理施設や下水処理施設で
は、処理過程において沈殿汚泥や生物的処理汚泥(活性
汚泥等)が発生する。この汚泥は濃縮、脱水、乾燥した
後に焼却処理や埋立処理を行っている。この汚泥の処理
・処分を効率的に行うためには、脱水機から排出する脱
水ケーキの含水率を一定に維持することが重要である。
は、処理過程において沈殿汚泥や生物的処理汚泥(活性
汚泥等)が発生する。この汚泥は濃縮、脱水、乾燥した
後に焼却処理や埋立処理を行っている。この汚泥の処理
・処分を効率的に行うためには、脱水機から排出する脱
水ケーキの含水率を一定に維持することが重要である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した脱水ケーキの
含水率の測定は、一般に下水試験法に準じて行ってお
り、サンプリングした試料汚泥を赤外線等によって加熱
乾燥させ、乾燥の前後の試料汚泥の重量差から求めた水
分量に基づいて試料汚泥の含水率(重量パーセント)を
算出している。このため、含水率の測定に一定の時間を
必要とするとともに、測定値が連続値でなく離散値とな
るために、測定値を脱水機にフィードバックして含水率
の制御を行うことは困難であった。
含水率の測定は、一般に下水試験法に準じて行ってお
り、サンプリングした試料汚泥を赤外線等によって加熱
乾燥させ、乾燥の前後の試料汚泥の重量差から求めた水
分量に基づいて試料汚泥の含水率(重量パーセント)を
算出している。このため、含水率の測定に一定の時間を
必要とするとともに、測定値が連続値でなく離散値とな
るために、測定値を脱水機にフィードバックして含水率
の制御を行うことは困難であった。
【0004】本発明は上記した課題を解決するものであ
り、脱水ケーキの含水率をリアルタイムで測定すること
ができる脱水ケーキの含水率測定方法を提供することを
目的とする。
り、脱水ケーキの含水率をリアルタイムで測定すること
ができる脱水ケーキの含水率測定方法を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、本発明の脱水ケーキの含水率自動測定方法は、
脱水ケーキを移送するケーキ移送路中において、脱水ケ
ーキの移送手段をなして回転軸廻りに螺旋状の搬送面を
形成した回転体を回転駆動し、回転体の螺旋状の搬送面
で脱水ケーキを回転軸方向に押し出すとともに、回転体
を回転駆動するに要するトルクを計測し、計測したトル
クから回転体に負荷として作用する脱水ケーキの含水率
を予め導出した経験則に基づいて求める構成としたもの
である。
ために、本発明の脱水ケーキの含水率自動測定方法は、
脱水ケーキを移送するケーキ移送路中において、脱水ケ
ーキの移送手段をなして回転軸廻りに螺旋状の搬送面を
形成した回転体を回転駆動し、回転体の螺旋状の搬送面
で脱水ケーキを回転軸方向に押し出すとともに、回転体
を回転駆動するに要するトルクを計測し、計測したトル
クから回転体に負荷として作用する脱水ケーキの含水率
を予め導出した経験則に基づいて求める構成としたもの
である。
【0006】
【作用】上記した構成において、脱水ケーキには含水率
依存特性として力学的強度の変化を見い出すことができ
る。一方、回転体の回転により搬送面で脱水ケーキを回
転軸方向に押し出すに際し、回転体を回転駆動するに要
するトルクは脱水ケーキの力学的強度の変化に伴って変
動する。このため、脱水ケーキの含水率と回転体のトル
クの間に経験則によって相関を求めることにより、トル
クの計測によって脱水ケーキの含水率をリアルタイムに
連続値として求めることができる。
依存特性として力学的強度の変化を見い出すことができ
る。一方、回転体の回転により搬送面で脱水ケーキを回
転軸方向に押し出すに際し、回転体を回転駆動するに要
するトルクは脱水ケーキの力学的強度の変化に伴って変
動する。このため、脱水ケーキの含水率と回転体のトル
クの間に経験則によって相関を求めることにより、トル
クの計測によって脱水ケーキの含水率をリアルタイムに
連続値として求めることができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1において、ポンプ装置1は1軸ネジ式ポン
プであり、脱水機(図示せず)から排出する脱水ケーキ
2の移送経路の一部を形成するものである。ポンプ装置
1は脱水ケーキ2を受け入れるホッパー部3と、ホッパ
ー部3の底部に位置する駆動部4と、駆動部4の前方に
位置する排出部5とからなる。駆動部4には回転体6を
なすネジ部が排出部5の軸心方向に向けて配置してあ
り、回転体6は脱水ケーキ2の移送手段をなすもので、
回転軸廻りに螺旋状の搬送面を有している。
明する。図1において、ポンプ装置1は1軸ネジ式ポン
プであり、脱水機(図示せず)から排出する脱水ケーキ
2の移送経路の一部を形成するものである。ポンプ装置
1は脱水ケーキ2を受け入れるホッパー部3と、ホッパ
ー部3の底部に位置する駆動部4と、駆動部4の前方に
位置する排出部5とからなる。駆動部4には回転体6を
なすネジ部が排出部5の軸心方向に向けて配置してあ
り、回転体6は脱水ケーキ2の移送手段をなすもので、
回転軸廻りに螺旋状の搬送面を有している。
【0008】駆動装置7は、モータ8の駆動軸にトルク
コンバータ9を接続したもので、トルクコンバータ9の
出力軸に設けた駆動プーリ10がポンプ装置1の回転軸
に設けた従動プーリ11にベルト12を介して連動して
いる。トルクコンバータ9はトルクメーター(図示せ
ず)を備えており、トルクメーターは信号ラインを介し
て制御装置13に接続してある。
コンバータ9を接続したもので、トルクコンバータ9の
出力軸に設けた駆動プーリ10がポンプ装置1の回転軸
に設けた従動プーリ11にベルト12を介して連動して
いる。トルクコンバータ9はトルクメーター(図示せ
ず)を備えており、トルクメーターは信号ラインを介し
て制御装置13に接続してある。
【0009】以下、上記した構成における作用を説明す
る。脱水機から排出される脱水ケーキ2を移送するに際
しては、脱水ケーキ2をホッパー部3に導くとともに、
モータ8によりトルクコンバータ9を介して回転体6を
回転駆動する。脱水ケーキ2はホッパー部3を通って駆
動部4に流入し、回転体6の螺旋状の搬送面で回転軸方
向に押し出され、排出部5を通って次系に移送される。
このとき、脱水ケーキ2の性状は一様でなく、回転体6
にかかる負荷は変動するが、トルクコンバータ9の存在
によって円滑な脱水ケーキ2の排出を行うことができ
る。
る。脱水機から排出される脱水ケーキ2を移送するに際
しては、脱水ケーキ2をホッパー部3に導くとともに、
モータ8によりトルクコンバータ9を介して回転体6を
回転駆動する。脱水ケーキ2はホッパー部3を通って駆
動部4に流入し、回転体6の螺旋状の搬送面で回転軸方
向に押し出され、排出部5を通って次系に移送される。
このとき、脱水ケーキ2の性状は一様でなく、回転体6
にかかる負荷は変動するが、トルクコンバータ9の存在
によって円滑な脱水ケーキ2の排出を行うことができ
る。
【0010】ところで、脱水ケーキ2は水分を含んだ粉
粒体であると想定できる。この粉粒体には含水率(濃
度)依存特性として力学的強度の変化がある。例えば、
粘土の一種であるベントナイトは、弾性係数Eと、濃度
Cとの間に次式、 E=A・CB (A,Bは定数) の関係が存在する。このように、僅かな濃度の変化が弾
性係数の大きな変化として現れ、粉粒体の力学的強度が
変化する。脱水ケーキ2の含水率と濃度は表裏をなす値
であるので、脱水ケーキ2の含水率の変化は力学的強度
の変化として現れる。一方、脱水ケーキ2の力学的強度
の変化は、脱水ケーキ2を移送するための回転体6を駆
動するに必要なトルクの増減として現れる。
粒体であると想定できる。この粉粒体には含水率(濃
度)依存特性として力学的強度の変化がある。例えば、
粘土の一種であるベントナイトは、弾性係数Eと、濃度
Cとの間に次式、 E=A・CB (A,Bは定数) の関係が存在する。このように、僅かな濃度の変化が弾
性係数の大きな変化として現れ、粉粒体の力学的強度が
変化する。脱水ケーキ2の含水率と濃度は表裏をなす値
であるので、脱水ケーキ2の含水率の変化は力学的強度
の変化として現れる。一方、脱水ケーキ2の力学的強度
の変化は、脱水ケーキ2を移送するための回転体6を駆
動するに必要なトルクの増減として現れる。
【0011】このため、脱水ケーキ2の含水率と回転体
6を駆動するに必要なトルクの間に存在する相関関係を
経験則によって求める。この相関関係を関数もしくは数
表として制御装置13に予め記憶する。
6を駆動するに必要なトルクの間に存在する相関関係を
経験則によって求める。この相関関係を関数もしくは数
表として制御装置13に予め記憶する。
【0012】そして、脱水ケーキ2の移送に際して回転
体6を回転駆動するに要するトルクをトルクコンバータ
9のトルクメーターによって計測するとともに、制御装
置13において計測したトルクに基づいて回転体6に負
荷として作用する脱水ケーキ2の含水率をリアルタイム
に連続値として求める。
体6を回転駆動するに要するトルクをトルクコンバータ
9のトルクメーターによって計測するとともに、制御装
置13において計測したトルクに基づいて回転体6に負
荷として作用する脱水ケーキ2の含水率をリアルタイム
に連続値として求める。
【0013】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、脱
水ケーキの含水率と回転体のトルクの間に経験則によっ
て相関を求めることにより、トルクの計測によって脱水
ケーキの含水率をリアルタイムに連続値として求めるこ
とができ、含水率を制御指標として脱水機にフィードバ
ックすることにより、一定含水率の脱水ケーキを形成す
ることができる。
水ケーキの含水率と回転体のトルクの間に経験則によっ
て相関を求めることにより、トルクの計測によって脱水
ケーキの含水率をリアルタイムに連続値として求めるこ
とができ、含水率を制御指標として脱水機にフィードバ
ックすることにより、一定含水率の脱水ケーキを形成す
ることができる。
【図1】本発明の一実施例における脱水ケーキの含水率
測定装置を示す模式図である。
測定装置を示す模式図である。
1 ポンプ装置 2 脱水ケーキ 4 駆動部 6 回転体 7 駆動装置 9 トルクコンバータ 13 制御装置
Claims (1)
- 【請求項1】 脱水ケーキを移送するケーキ移送路中に
おいて、脱水ケーキの移送手段をなして回転軸廻りに螺
旋状の搬送面を形成した回転体を回転駆動し、回転体の
螺旋状の搬送面で脱水ケーキを回転軸方向に押し出すと
ともに、回転体を回転駆動するに要するトルクを計測
し、計測したトルクから回転体に負荷として作用する脱
水ケーキの含水率を予め導出した経験則に基づいて求め
ることを特徴とする脱水ケーキの含水率測定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13835095A JPH08334451A (ja) | 1995-06-06 | 1995-06-06 | 脱水ケーキの含水率測定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13835095A JPH08334451A (ja) | 1995-06-06 | 1995-06-06 | 脱水ケーキの含水率測定方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08334451A true JPH08334451A (ja) | 1996-12-17 |
Family
ID=15219882
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13835095A Pending JPH08334451A (ja) | 1995-06-06 | 1995-06-06 | 脱水ケーキの含水率測定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08334451A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013205309A (ja) * | 2012-03-29 | 2013-10-07 | Sanki Eng Co Ltd | 脱水ケーキ含水率測定装置、汚泥脱水装置及び汚泥脱水装置の運転方法 |
-
1995
- 1995-06-06 JP JP13835095A patent/JPH08334451A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013205309A (ja) * | 2012-03-29 | 2013-10-07 | Sanki Eng Co Ltd | 脱水ケーキ含水率測定装置、汚泥脱水装置及び汚泥脱水装置の運転方法 |
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