JPH08333398A - コルチゾールについてのイムノアッセイ方法及びそれに使用する試薬 - Google Patents

コルチゾールについてのイムノアッセイ方法及びそれに使用する試薬

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JPH08333398A
JPH08333398A JP8068224A JP6822496A JPH08333398A JP H08333398 A JPH08333398 A JP H08333398A JP 8068224 A JP8068224 A JP 8068224A JP 6822496 A JP6822496 A JP 6822496A JP H08333398 A JPH08333398 A JP H08333398A
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syn
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histamine
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Nina Lupi-Chen
ルピ−シェン ニナ
Elisabeth Mappus
マプス エリザベート
Catherine Fournier
フルニエ カテリーヌ
Christophe Barrande
バランド シュリストフ
Sandrine Portuesi
ポルテュエジ サンドリーヌ
Yves-Claude Cuilleron
キュイロン イブ−クロード
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IMMUNOTECH SA
Institut National de la Sante et de la Recherche Medicale INSERM
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IMIYUNOTEKU
IMMUNOTECH SA
Institut National de la Sante et de la Recherche Medicale INSERM
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明はコルチゾール、特に尿中のコルチゾ
ールについてのイムノアッセイ方法を提供することを課
題とする。 【解決手段】 本発明は、巨大分子にカルボキシル基を
介してカップリングされたハプテンであるコルチゾール
−3−カルボキシメチルオキシム(syn)異性体より
成る免疫原化合物に対する動物の免疫により生産され
た、尿中のコルチゾールを特異的に認識するポリクロー
ナル又はモノクローナル抗体を利用する、コルチゾール
についてのイムノアッセイ方法、アッセイキット、及び
コルチゾールの新規誘導体を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コルチゾールに対
して特異的な一定の抗体の驚くべき特性に基づく、抽出
もクロマトグラフィーも必要としないコルチゾールにつ
いての新規のイムノアッセイ方法に関する。
【0002】本発明は、詳しくは、抗体自体、それを獲
得するための方法、これらの抗体に基づくコルチゾール
についてのアッセイ方法、及び前記方法の利用を可能と
する試薬キットを提供する。
【0003】
【従来の技術】主要のグルココルチコイドホルモンであ
るコルチゾールは副腎皮質の線維束及び網様帯において
合成される。これはいくつかの酵素の影響のもとでコレ
ステロールから誘導される。その分泌速度は視床下部−
下垂体のコントロール下にある。CRF(コルチコトロ
ピン放出因子)は、ACTHを産生する下垂体前葉を活
性化し、このACTHは90%がコルチゾールを占める
コルチコイドを合成する副腎皮質を刺激する。血漿の中
では、大半のコルチゾールは血漿タンパク質、主として
コルチコステロイド結合性グロブリン、アルブミン及び
テストステロンエストラジオール結合性グロブリンに結
合した形態で循環する。それはごくわずかな割合で遊離
形態で存在している。
【0004】視床下部−下垂体−副腎皮質軸線の機能性
診査は大幅にコルチゾールの測定を基礎とする。血清中
のコルチゾールの測定は動的検査の際に本質的に利用さ
れる。遊離の尿性コルチゾールはホルモンの生産率と良
好な相関関係を示し、そして副腎皮質機能亢進症の症例
における最良のホルモン指標であり続けている。
【0005】血清中のコルチゾールの直接測定は、他の
全てのステロイドとの対比におけるその概して高いレベ
ルにより助長される。尚、この他の全てのステロイドか
らは、非常に異なる構造を有し、且つ抗コルチゾール抗
体によってはほとんど認識されないアンドロゲンのファ
ミリーに属するデヒドロエピアンドロステロン(DHE
A)スルフェートは除かれる。市場にある全てのラジオ
イムノアッセイ又は酵素イムノアッセイキットは血清中
のコルチゾールの直接測定のための技術を意図してい
る。これらは往々にして所望の品質を備えている(後述
の第1表参照のこと)。
【0006】一方、尿性コルチゾールの直接測定は、往
々にしてそのほんの一部しか構造及び濃度がわかってい
ない代謝物の蓄積に本質的に基づき、一層困難な操作で
ある。今まで、生物学的媒質中のコルチゾールの最も信
頼性のあるアッセイ方法は、ジクロロメタンによる抽出
段階、それに続く特異性を保障するクロマトグラフィー
を含んでいた。これらの操作はデリケートであり、時間
がかかり、且つ費用がかかる。
【0007】モノクローナル抗体及びポリクローナル抗
体を、特にコルチゾール−21−ヘミスクシネート誘導
体、そしてとりわけコルチゾール−3−CMO誘導体か
ら作り上げる数多くの試みがなされてきたが、この後者
のケースにおいて、CMO基のsyn/anti幾何学
異性に関する特異的な特性についての論述はまったくな
い。かかる抗体は尿性コルチゾールの正確な測定を可能
としない。これらは、クロマトグラフィーを経た測定に
より得られる結果と比べ、尿中のコルチゾールの濃度を
過剰評価させてしまう。
【0008】三つの製造業者Codak, Orion及びDSL は尿
性コルチゾールの直接測定を提唱している。しかしなが
ら、後述の第2表に示している通り、これらの方法はサ
ンプルの抽出及びクロマトグラフィーを経た測定より得
られる結果と非常に異なる結果を示してしまう。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従って、ルーチン使用
にとってはあまりにもめんどうであるクロマトグラフィ
ーによって得られる結果に近似する結果を供する尿性コ
ルチゾールの直接測定のための迅速な方法を獲得するこ
とが所望されるであろう。
【0010】
【課題を解決するための手段】本出願人は一定の抗体を
調製しており、そしてこれらは、ポリクローナルであろ
うとモノクローナルであろうと、血清及びその他の生物
学的流体(唾液、脳脊髄液、培養上清物)中のコルチゾ
ールのみならず、尿中のコルチゾールの直接測定を可能
とする特別な特徴を供することを発見した。
【0011】本発明に係る前記抗体は特に、巨大分子に
カップリングされたハプテンであるコルチゾール−3−
カルボキシメチルオキシム(syn異性体)より成る新
規の免疫原によって免疫された動物から得られうる。
【0012】従って、本発明の目的は、巨大分子にその
カルボキシル基を介してカップリングされたハプテンで
あるコルチゾール−3−カルボキシメチルオキシム(実
質的に純粋なsyn異性体)より成る免疫原化合物に対
する動物の免疫により産生された、尿媒質中のコルチゾ
ールを特異的に認識する新規のポリクローナル又はモノ
クローナル抗体である。コルチゾール−3−カルボキシ
メチルオキシムは以降、時折りコルチゾール−3−CM
Oと呼ぶことがある。
【0013】「巨大分子」なる用語は、詳しくは、動物
における抗体産生を誘導するに足りる分子量を有するタ
ンパク質又は多糖類、好ましくは牛血清アルブミン(B
SA)を意味する。ほとんどの権威者によれば、500
0の分子量が十分であると考えられる。
【0014】「カップリング」なる用語は、コルチゾー
ル−3−CMO(syn)が巨大分子に、特に共有結
合、例えばエステル又はアミド結合、そして好ましくは
タンパク質のリジンに対するアミド結合を介してカップ
リングされていることを意味する。
【0015】尿における測定への適用の観点でかかる抗
体を定義する別の手段は、それらをヒスタミンにカップ
リングされたコルチゾール−3−カルボキシメチルオキ
シム(syn)誘導体に対する親和力によって特性決定
することにあり、かかる親和力は、ヒスタミンにカップ
リングされたコルチゾール−3−カルボキシメチルオキ
シム(anti)誘導体に対する親和力と等しいか又は
強く、その親和力の比は好ましくは1.5より大きい。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の特定の態様は、コルチゾ
ール−3−カルボキシメチルオキシム(syn)を牛血
清アルブミン(BSA)に、1以上、そして好ましくは
15〜31のモル比でカップリングさせることにより成
る。これにより、強力な親和力及び顕著な特異性をもっ
たポリクローナル抗体がマウスで生産され、1時間以内
で抽出もクロマトグラフィーも要らずに患者の尿の中の
コルチゾールの直接測定が可能となる。
【0017】マウスのミエローマ細胞をモノクローナル
抗体を産生できるように免疫原コルチゾール−3−カル
ボキシメチルオキシム(syn)−BSAにより免疫し
たマウスのリンパ球とも融合せしめる。かかるモノクロ
ーナル抗体の特異性は対応のポリクローナル抗体のそれ
と本質的に同等である。
【0018】従って、本発明はかかるモノクローナル抗
体、特に、フランス国パリ市の微生物株国立保存機関に
承認番号I1532で1995年2月9日に提出及び寄
託したハイブリドーマIMMU−473により分泌され
るモノクローナル抗体を提供する。
【0019】上記した、並びに後述の方法及びキットに
利用される抗体は好ましくはモノクローナル抗体であ
る。
【0020】上記の本発明に係る抗体を獲得するための
方法は限定しない。特に、本発明に係る抗体は、巨大分
子でない担体との複合免疫原により、インビトロでの免
疫を介して、又は免疫をしなくてさえも(Griffiths A.
D.ら;EMBO Jonrnal,13,3245−3
260,1994)、獲得し得る。
【0021】本発明はまた、放射能ラベル(例えばトリ
チウム又は放射性ヨウ素)、酵素、発光又は蛍光ラベル
を固相又は液相において用いる様々なアッセイ技術にお
いて、上記のポリクローナル又はモノクローナル抗体を
基礎とするコルチゾールについてのアッセイ方法を提供
する。かかるラベルはコルチゾール誘導体に、又は本発
明に係るモノクローナルもしくはポリクローナル抗体の
いづれかに、対応のトレーサーを作り上げるために付加
してよい。トリチウム化コルチゾール又はトリチウム化
コルチゾールの誘導体も適当なトレーサーを構成しう
る。
【0022】従って、本発明は、コルチゾールについて
のイムノアッセイであって、(1)上記の抗体を使用す
る、(2)トレーサーを用いる競合アッセイである、及
び(3)そのトレーサーが、ヨウ素化可能である分子で
あるラベルにカルボキシル基を介してカップリングされ
たハプテンであるコルチゾール−3−カルボキシメチル
オキシム(syn)又はコルチゾール−3−カルボキシ
メチルオキシム(anti)より成る、ことを特徴とす
るイムノアッセイも提供する。
【0023】カップリングは直接を行うか、又は当業界
に公知のアームを介して行ってよい。
【0024】「ヨウ素化可能である分子」なる語は、当
業者に公知であるようなヨウ素化されることのできる分
子を意味し、例えばヒスタミン、ヒスチジン、トリアミ
ン、チロシン、又はヨウ素化可能である残基、例えばフ
ェノールもしくはイミダゾール核を含むペプチドであ
る。
【0025】本発明の特定の態様は、測定すべきコルチ
ゾールの存在下でインキュベートする固相に固定された
上記の抗体と、コルチゾール−3−カルボキシメチルオ
キシム(syn)又はコルチゾール−3−カルボキシメ
チルオキシム(anti)を上記のヨウ素化可能である
分子にグラフトすることによって得られる前駆体をヨウ
素−125によりラベルすることによって作られる放射
性ヨウ素化トレーサーとを用いることより成る。
【0026】本発明を利用する好適な条件下で、上記の
方法は、トレーサーを介し、コルチゾール−3−カルボ
キシメチルオキシム(syn)又はコルチゾール−3−
カルボキシメチルオキシム(anti)を放射性ヨウ素
化ヒスタミンにカップリングすることを特徴とする。
【0027】好適な使用条件下で、上記の方法は、放射
性トレーサーをヨウ素化−125でヨウ素化することを
特徴とする。
【0028】その他のイムノアッセイ技術に従うと、測
定すべきコルチゾールは、酵素又は発光もしくは蛍光分
子にカップリングしたコルチゾール−3−カルボキシメ
チルオキシム(syn)又はコルチゾール−3−カルボ
キシメチルオキシム(anti)より成るコンジュゲー
トであるトレーサーと競合する。
【0029】本発明に係るポリクローナル又はモノクロ
ーナル抗体は好ましくは固相、チューブ、力価検定プレ
ート又はビーズに固定する。
【0030】本発明はまた、コルチゾール誘導体、特に
固相に固定されたコルチゾール−3−カルボキシメチル
オキシム(syn又はanti)と、放射能、酵素、発
光又は蛍光分子によりラベルされた上記の抗−コルチゾ
ール抗体とを使用する、コルチゾールについてのイムノ
アッセイ方法を提供する。
【0031】この方法においては、測定すべきコルチゾ
ールを上記の固定化コルチゾール誘導体及びラベルした
本発明に係る抗体の存在下でインキュベートする。
【0032】本発明はまた上記の抗体を利用する生物学
的流体中のコルチゾールについてアッセイキットを提供
する。
【0033】コルチゾールを直接測定するための第一タ
イプのキットは、本発明に係るコルチゾール−3−カル
ボキシメチルオキシム(syn)−BSAに対して特異
的な抗体でコーティングされた固相を含んで成る。
【0034】この種のキットは好ましくは、酵素に、又
は蛍光もしくは発光分子に、あるいは放射性ヨウ素原子
によりヨウ素化されているヒスタミンに、又はペプチド
に、又はフェノール核もしくはシミダゾール核を含んで
成るアミノ酸誘導体に、カルボキシル基を介してカップ
リングされた「コルチゾール−3−カルボキシメチルオ
キシム(anti)」又は「コルチゾール−3−カルボ
キシメチルオキシム(syn)」も含む。より一層完璧
なキットは、一又は二式のコルチゾール標準品も含んで
成ることが好都合であり、一方は尿中のコルチゾールの
測定のため、他方は血清中のコルチゾールの測定のため
である。
【0035】コルチゾールの直接測定のための第二タイ
プのキットは、放射性ヨウ素、又は発光もしくは蛍光分
子、又は酵素によりラベルされた、本発明に係る「抗−
コルチゾール抗体」トレーサーを含む。この種のキット
は、コルチゾール抗原でコーティングされた固相も含む
ことが好ましく、そしてここでも、好都合には、一又は
好ましくは二式のコルチゾール標準品を含むことが好都
合であり、ここで一方は尿中のコルチゾールの測定のた
めであり、他方は血清中のコルチゾールの測定のためで
ある。
【0036】本発明はまた実質的に純粋な形態のコルチ
ゾール−3−カルボキシメチルオキシム(syn)−ヒ
スタミン及びコルチゾール−3−カルボキシメチルオキ
シム(anti)−ヒスタミンも提供し、これは特体の
特性決定のために、及び放射性ヨウ素化誘導体として使
用できうる。
【0037】本発明はまた、実質的に純粋な形態のコル
チゾール−3−カルボキシメチルオキシム(syn)、
実質的に純粋なコルチゾール−3−カルボキシメチルオ
キシム(anti)、そして特に、実質的に純粋な形態
であり、少なくとも96%の量において主要異性体に富
んでいることがあり、特にコルチゾール−3,20−ジ
カルボキシメチルオキシムを実質的に含まず、即ち、1
%未満でそれを含み、そして11位における及び17位
のジヒドロキシケトン側鎖上における官能基の変換生成
物1%未満を含む(パーセンテージは高性能液体クロマ
トグラフィーにより推定)コルチゾール−3−カルボキ
シメチルオキシム(syn)並びに一層特に、少なくと
も99%の量において主要異性体に富んでいることがあ
り、特にコルチゾール−3,20−ジカルボキシメチル
オキシムを実質的に含まず、即ち、1%未満でそれを含
み、そして11位における及び17位のジヒドロキシケ
トン側鎖における官能基の変換生成物1%未満を含む
(パーセンテージは高性能液体クロマトグラフィーによ
り推定)コルチゾール−3−カルボキシメチルオキシム
(anti)も提供する。
【0038】最後に、本発明は巨大分子、特に牛血清ア
ルブミンにカップリングされたコルチゾール−3−カル
ボキシメチルオキシム(syn)を提供する。
【0039】本発明に係るモノクローナル抗体を分泌す
るハイブリドーマを単離できる条件を以下に説明する。
【0040】更に以下に示すのは、モノクローナル抗体
の助けを借りる、血清及び尿中のコルチゾールの競合ラ
ジオイムノアッセイタイプの直接測定を例証する実施例
である。これらの実施例は以下の事項に関連する。
【0041】1.ハプテン コルチゾール−3−CMO
の合成、並びにsyn及びanti異性体の分離。 2.免疫原コルチゾール−3−CMO(syn)−牛血
清アルブミンの調製。 3.免疫原コルチゾール−3−CMO(anti)−牛
血清アルブミンの調製。 4.ラベル用前駆体:コルチゾール−3−CMO(sy
n)−ヒスタミン及び対応の放射性ヨウ素化トレーサー
の調製。 5.ラベル用前駆体:コルチゾール−3−CMO(an
ti)−ヒスタミン及び対応の放射性ヨウ素化トレーサ
ーの調製。 6.コルチゾール−3−CMO(syn)−BSAに対
して特異的な抗体。 7.血清又は血漿中のコルチゾールの直接測定のための
キット。 8.尿中のコルチゾールの直接測定のためのキット。
【0042】
【実施例】実施例1:コルチゾール−3−CMOの合成並びに2種
のsyn及びanti異性体の分離 工程A:21−アセトキシコルチゾール() コルチゾール()(10.0g;27.6mmol)を3
00mlの5:1のピリジン−無水酢酸混合物に溶かす。
その反応混合物を70℃で75分保ち、次いで減圧のも
とでエバポレートする。微量な最後の無水酢酸をエタノ
ールの添加及び減圧下でのトルエンの共沸蒸留により除
去する。酢酸塩(2)が白色固体の形状で得られる(1
1g;27.4mmol)。 Rf =0.35(クロロホルム−酢酸エチル 1:1) m.p.=220−224℃(クロロホルム及びメタノ
ールの混合物中での再結晶化後)。1 H−NMR(C5 5 N)δ1.41(3H,s,1
8−CH3 );1.62(3H,s,19−CH3 );
2.12(3H,s,21−COCH3 );4.7(1
H,m,11α−H);5.3−5.6(4H,q:J
=17.5Hz,21−CH2 O);5.8(1H,s,
4−H)。
【0043】工程B:21−アセトキシコルチゾール−
3−CMO(syn+anti混合物()) 工程Aで得られた21−アセトキシコルチゾール(
(4.0g;9.9mmol)を150mlの無水ピリジンに
溶解する。150mlのピリジン中の0−カルボキシメチ
ルヒドロキシルアミンヘミ塩酸塩(1.3g;5.9mm
ol)の溶液をこの溶液に滴下する。この反応媒体を窒素
雰囲気下で周囲温度で16時間撹拌する。反応の終了を
薄層クロマトグラフィーにより確認し、次いでピリジン
を減圧下でのエバポレーションにより除去する。その残
渣を炭酸水素ナトリウムの飽和水性溶液に吸収させ、次
いでそれをクロロホルムで抽出して非酸夾雑物を除去す
る。その水性相を塩酸の添加によりpH4に酸性化し、
そして酢酸エチルで抽出する。ステロイド含有有機相を
減圧のもとで、トルエンの共沸蒸留により乾燥させる。
【0044】得られる生成物は、syn及びanti異
性体(それぞれ40%及び60%;%はNMRにより推
定)の混合物を含む21−アセトキシコルチゾール−3
−CMO()(4.3g;9.0mmol)である。 Rf =0.40(syn)及び(anti)(クロロホ
ルム−アセトン−酢酸7:2:1)1 H−NMR(C5 5 N)δ1.38(3H,s,1
8−CH3 );1.53(3H,s,19−CH3 );
2.11(3H,s,21−COCH3 );4.6(1
H,m,11α−H);5.1(2H,s,NOCH2
CO);5.3−5.6(4H,q:J=17.5Hz,
21−CH2 O);6.0−6.7(1H,s,4−H
anti及びsyn)。
【0045】工程C:コルチゾール−3−CMO(sy
n+anti混合物)() 工程Bで得られる21−アセトキシコルチゾール−3−
CMO()(2.0g;4.2mmol)のsyn及びa
nti異性体の混合物を320mlのメタノールに溶か
し、次いで20mlの10%の炭酸水素カリウム水性溶液
を加える。その反応混合物を窒素雰囲気下で周囲温度で
16時間撹拌し、次いで減圧のもとでエバポレートす
る。その残渣を100mlの水に吸収させ、次いで塩酸の
添加によりpH4へと酸性化し、次いで酢酸エチルで抽
出する。ステロイド含有有機相を減圧のもとでのトルエ
ンの共沸蒸留によりエバポレーション、次いで乾燥させ
る。
【0046】得られる生成物は、syn及びanti異
性体の混合物(それぞれ40%及び60%;%はNMR
により推定)を含むコルチゾール−3−CMO(
(1.6g;3.7mmol)である。 Rf =0.19(syn)及び0.27(anti)
(クロロホルム−アセトン−酢酸 7:2:1)。
【0047】工程D:コルチゾール−3−CMOのsy
n異性体()及びanti異性体(6) 工程Cで得られるコルチゾール−3−CMO誘導体
(0.48g;1.1mmol)の2種のsyn及びant
i異性体をシリカプレートでのクロマトグラフィーによ
り、クロロホルム−アセトン−酢酸の7:2:1の混合
物による展開によって分離する。0.17g(0.39
mmol)のsyn異性体()及び0.21g(0.48
mmol)のanti異性体()が得られ、それぞれ5〜
10%の他方の異性体を含む。各異性体を次に、Wat
ers C18カラム;溶出液:メタノール−水−酢酸
600:400:1;流速8ml/分;を利用する高性
能液体クロマトグラフィー(HPLC)により、純粋な
状態で得る。tr (anti)=23分;tr (sy
n)=26分。次に溶媒を減圧でエバポレーションす
る。
【0048】コルチゾール−3−CMOの異性体syn
) Rf =0.19(クロロホルム−アセトン−酢酸 7:
2:1) m.p.=133−136℃(HPLCにより分離した
粗生成物) UV:λmax =256nm;ε=15000M-1cm-1 1 H−NMR(CD3 OD)δ0.86(3H,s,1
8−CH3 );1.37(3H,s,19−CH3 );
4.2−4.7(4H,q:J=19Hz,21−CH2
O);4.4(1H,m,11α−H);4.5(2
H,s,NOCH 2 CO);6.4(1H,s,4−
H)。
【0049】コルチゾール−3−CMOの異性体ant
i() Rf =0.27(クロロホルム−アセトン−酢酸 7:
2:1) m.p.=223−227℃(HPLCにより分離した
粗生成物) UV:λmax 250nm;ε=23000M-1cm-1 1 H−NMR(CD3 OD)δ0.86(3H,s,1
8−CH3 );1.34(3H,s,19−CH3 );
4.2−4.7(4H,q:J=19Hz,21−CH2
O);4.4(1H,m,11α−H);4.5(2
H,s,NOCH 2 CO);5.6(1H,s,4−
H)。
【0050】実施例2:免疫原:牛血清アルブミンにカ
ップリングさせたコルチゾール−3−CMOの異性体
(syn) 工程A:N−ヒドロキシスクシニミドエステルの形態で
活性化させたコルチゾール−3−CMOの異性体(sy
n)() 実施例1の工程Dで得られるコルチゾール−3−CMO
の異性体(syn)()(0.1g;0.23mmol)
をN−ヒドロキシスクシニミド(0.11g;0.95
mmol)及びジシクロヘキシルカルボジイミド(0.21
g;1.02mmol)の存在下で無水THF20mlに溶解
させる。その反応混合物を周囲温度で、窒素雰囲気下で
暗所において4時間撹拌し、次いで濾過する。その濾液
を、加熱を施すことなく窒素流のもとで乾くまでエバポ
レーションして粗製の活性化エステル()を得る。そ
れは残りの工程のために一般にそのまま使用されうる。
f =0.54(酢酸エチル)。
【0051】工程B:免疫原:牛血清アルブミンにカッ
プリングさせたコルチゾール−3−CMOの異性体(s
yn)(11) 牛血清アルブミン(200mg;約3μmol )を10mMの
炭酸水素ナトリウム水性溶液10mlに溶かし、それに3
mlのTHFを滴下する。工程Aにおいて得られるN−ヒ
ドロキシスクシニミドエステルの形態において活性化さ
れたコルチゾール−3−CMOの異性体(syn)
)(0.06g;113μmol )を3mlのTHFに
溶解する。次いでこの溶液を牛血清アルブミンの溶液に
滴下する。その反応混合物を周囲温度で16時間撹拌
し、次いで+4℃で10mMの炭酸水素ナトリウム水性溶
液に対して透析する。その透析物を10mMの炭酸水素ナ
トリウム水性溶液で平衡にしたSepharose C
L 4Bカラム(Pharmacia)を用いるクロマ
トグラフィーにより分離させる(280nmでのUVの吸
収により検出)。免疫原を含む画分をプールし、炭酸水
素アンモニウムの添加によりpH7に合わせた脱イオン
水に対して透析し、そして凍結乾燥させる。
【0052】約250mgの牛血清アルブミンにカップリ
ングしたコルチゾール−3−CMOの免疫原異性体(s
yn)(11)が得られ、カップリング比は27〜31
であった。その化合物の名称をコルチゾール−3−CM
O)syn)−BSAと略する。
【0053】実施例3:免疫原:牛血清アルブミンにカ
ップリングさせたコルチゾール−3−CMOの異性体
(anti)(12) 工程A:N−ヒドロキシスクシニミドエステルの形態に
おいて活性化されたコルチゾール−3−CMOの異性体
(anti)() 実施例1の工程Dで得られるコルチゾール−3−CMO
のanti異性体()を実施例2の工程Aに記載の通
りに処理して、粗製活性化エステル()を得る。 Rf =0.61(酢酸エチル)。
【0054】工程B:牛血清アルブミンにカップリング
させたコルチゾール−3−CMOの異性体(anti)
12) 工程Aで得られるN−ヒドロキシスクシニミドエステル
の形態において活性化されたコルチゾール−3−CMO
の異性体(anti)()を実施例2の工程Bに記載
と同じように処理し、目的の免疫全:コルチゾール−3
−CMO(anti)−BSA(12)を得る。そのカ
ップリング比は27〜31である。
【0055】実施例4:ラベル用前駆体:ヒスタミンに
カップリングさせたコルチゾール−3−CMOの異性体
(syn)(9)及び対応の放射性ヨウ素化トレーサー 工程A:ヒスタミンに付加させたコルチゾール−3−C
MOの異性体(syn)() 塩基性ヒスタミン(0.05g;0.45mmol)を10
mMの炭酸水素ナトリウムの水性溶液1mlに溶かし、次い
で1mlのTHFを加える。実施例2の工程Aで得られる
N−ヒドロキシスクシニミドエステルの形態で活性化さ
れたコルチゾール−3−CMOの異性体(syn)
)(0.03g;0.056mmol)を1.5mlのT
HFに溶かす。この溶液をヒスタミン溶液に滴下する。
その反応混合物を周囲温度で窒素雰囲気下で1時間撹拌
する。その溶液を塩酸の添加によりpH7に合わせ、次
いで減圧のもとで乾くまでエバポレーションする。次に
この残渣をシリカゲルプレート上でのクロマトグラフィ
ーによる、60:10:2のクロロホルム−メタノール
−アンモニアの混合物による展開、それに続くHPLC
(Shandon Ultrabase 5μlカラ
ム、μBondopakC18;溶出液:メタノール−
水−アンモニア 500:500:1;流速1ml/分)
により精製する;tr(syn)=25.3分
【0056】ヒスタミンによりカップリングされた0.
02g(0.038mmol)の生成物()が得られる。
この生成物の名称はコルチゾール−3−CMO(sy
n)−ヒスタミンと略する。
【0057】Rf =0.25(クロロホルム−メタノー
ル−アンモニア 60:10:2) m.p.=126−131℃(HPLCにより分離させ
た粗生成物) UV:λmax =253nm;ε=15000M-1cm-1 1 H−NMR(CD3 OD)δ0.87(3H,s,1
8−CH3 );1.38(3H,s,19−CH3 );
2.8,3.5(各2H:各t:J=7Hz,CH2 −C
2 −ヒスタミン);4.2−4.7(4H,q:J=
19Hz,21−CH2 O);4.4(1H,m,11α
−H);4.4(2H,s,NOCH2CO);6.4
(1H,s,4−H);6.8,7.6(各1H、各
s、CH−イミダゾール)。
【0058】工程B:コルチゾール−3−CMO(sy
n)−[ 125I]ヨードヒスタミントレーサー 液体媒質の中で実施するヨウ素125によるラベリング
は酸化剤としてのクロラミンT及び酸化反応を停止させ
るためのナトリウムメタスルフィットの利用を包括す
る。ヨウ素化プロトコールは以下の通りである:0.2
Mのリン酸バッファーpH8.0 60μlの中に希釈
しておいた上記の工程Aで得られるラベル用前駆体
)約2nmを0.2Mのリン酸ナトリウムバッファー
pH8.0中の5mg/mlのクロラミンT溶液20μlの
存在下で20μlの放射性ヨウ素化ナトリウム(1nmol
のNa125 I)溶液で処理する。
【0059】その混合物を周囲温度で2分インキュベー
トし、次いでその反応を1mg/mlのナトリウムメタビス
ルフィット水性溶液の添加により停止させる。その反応
混合物を700μlの水に希釈し、次いでC18μBo
ndapakカラム(逆相)を用いるクロマトグラフィ
ーにより、以下の溶出条件に従って分離させる。
【0060】
【表1】
【0061】このような溶出条件下では、コルチゾール
−3−CMO(syn)−[ 125I]ヨードヒスタミン
トレーサーは49min (37%のアセトニトリル)で溶
出する。
【0062】実施例5:ラベル用前駆体:ヒスタミンに
カップリングさせたコルチゾール−3−CMOの異性体
(anti)(10)及び対応の放射性ヨウ素化トレー
サー工程A:ヒスタミンにカップリングさせたコルチゾ
ール−3−CMOの異性体(anti)(10) 実施例3の工程Aで得られるN−ヒドロキシスクシニミ
ドエステルの形態において活性化されたコルチゾール−
3−CMOの異性体(anti)()を、syn異性
体のケースにおいて上記した通りに処理して目的の化合
物:コルチゾール−3−CMO(anti)ヒスタミン
10)を得る。
【0063】tr (anti)=23.6分(HPLC
条件は上記) Rf =0.25(クロロホルム−メタノール−アンモニ
ア 60:10:2) m.p.=134−138℃(HPLCにより分離させ
た粗生成物) UV:λmax =247nm;ε=23000M-1cm-1 1 H−NMR(CD3 OD)δ0.87(3H,s,1
8−CH3 );1.35(3H,s,19−CH3 );
2.8,3.5(各2H:各t:J=7Hz,CH2 −C
2 −ヒスタミン);4.2−4.7(4H,q:J=
19Hz,21−CH2 O);4.4(1H,m,11α
−H);4.4(2H,s,NOCH2CO);5.6
(1H,s,4−H);6.8,7.6(各1H,各
s,CH−イミダゾール)。
【0064】工程B:コルチゾール−3−CMO(an
ti)−[ 125I]ヨードヒスタミンエステル 操作は、実施例4の工程Bに記載の通りに行う。コルチ
ゾール−3−CMO(anti)−[ 125I]ヨードヒ
スタミントレーサーは46分目に溶出する(35.6%
のアセトニトリル)。
【0065】実施例6:免疫原:コルチゾール−3−C
MO(syn)−BSAにより誘導した抗体 工程A−マウスの免疫 生後6週間の雄のBalb/cマウスを以下のプログラ
ムに従って免疫する: 0日目:50/50のエマルション(100μlのNa
Cl/100μlの不完全フロインドアジュバント)中
の50μgのコルチゾール−3−CMO(syn)−B
SAの腹腔内注射。 21日目:50/50のエマルション(100μlのN
aCl/100μlの完全フロインドアジュバント)中
の50μgのコルチゾール−3−CMO(syn)−B
SAによる再度の腹腔内注射。 42日目:50/50のエマルション(100μlのN
aCl/100μlの完全フロインドアジュバント)中
の50μgのコルチゾール−3−CMO(syn)−B
SAによる再度の腹腔内注射。 63日目:50/50のエマルション(100μlのN
aCl/100μlの完全フロインドアジュバント)中
の50μgのコルチゾール−3−CMO(syn)−B
SAによる再度の腹腔内注射。 84日目:50/50のエマルション(100μlのN
aCl/100μlの完全フロインドアジュバント)中
の50μgのコルチゾール−3−CMO(syn)−B
SAによる再度の腹腔内注射。 244日目:100μlのNaCl中の100μgのコ
ルチゾール−3−CMO(syn)−BSAの静脈内注
射及びその1時間後の300μlのNaCl中のこの免
疫原300μgによる再度の腹腔内注射。 247日目:細胞融合。
【0066】工程B−KohlerとMilstein
のプロトコールに従う細胞融合 a)247日目に選定のマウスを殺し、そしてその脾臓
のサンプルを破砕する。その脾臓細胞をRPMI164
0培地で洗う。RPMI20%胎児牛血清(FCS),
1%のグルタミン、1%の非必須アミノ酸及び1%のピ
ルビン酸ナトリウムの中に予め培養しておいたミエロー
マ細胞P3.X63.Ag8 653も同じ培地で洗
う。
【0067】平行して、腹膜マクロファージを、非免疫
Balb/cマウスの腹膜をRPMIで洗浄することに
より得る。
【0068】ハイブリドーマを形成するため、脾臓細胞
及びミエローマ細胞をチューブの中で、ミエロール細胞
当り5個の脾臓細胞の割合で混合する。遠心後、その細
胞残渣を75mMのHepesバッファーpH7.5中の
50%のポリエチレングリコール800μlの中に再懸
濁する。37℃で1分間の接触時間を経てから、20ml
のRPMI1640培地を融合細胞にゆっくり加える。
【0069】b)一次培養物を20%の胎児牛血清(F
CS)、並びに下記の添加剤、即ちヒポキサンチン5×
10-3M、アミノブテリン2×10-5M及びチミジン8
×10 -4Mを含むRPMI培地の存在下で96穴組織培
養プレートの中で生産させる。5×103 の腹膜マクロ
ファージ、それに続いて105 の融合細胞を各ウェルに
加える。
【0070】工程C−クローニング及びサブクローニン
グ 以下の工程Dに記載の方法に従って選択したハイブリド
ーマは、10,5,2,1及び0.5細胞を腹膜マクロ
ファージ含有マイクロウェルの中にランダムに分注す
る。限界(最大)希釈技術によるクローニングに由来す
る。従って、2通りのサブクローニング操作を実施し、
各クローン及びサブクローンをレプリケートし、次いで
90%のFCS及び10%のジメチルスルホキシド(D
MSO)の中で凍結させる。Balb/cマウス中の腹
水を得るために最終世代のサブクローンを最後にインビ
ボ繁殖に委ね、続いてプロテインAでのイムノグロブリ
ン精製にかける。
【0071】工程D−ハイブリド細胞を選択すための技
術 選択は培養上清液で開始する液相ラジオイムノアッセイ
技術により実施する。抗−コルチゾール抗体を含む可能
性のある上清液を放射性コルチゾール(トリチウム化コ
ルチゾール又は放射性ヨウ素でラベルしたコルチゾール
誘導体:コルチゾール−3−CMO(抗)−[ 125I]
ヨードヒスタミン)の溶液とインキュベートする。もし
抗−コルチゾール抗体が存在しているのなら、それらは
放射性ステロイドと結合するであろう。チャーコールデ
キストランとのインキュベーション並びに遊離放射能及
び抗体に固定されていない全ての小分子を除去するため
の遠心を経て、上清液のサンプル(結合画分)を取り出
し、そして測定する。
【0072】
【表2】
【0073】1 0.1Mのリン酸ナトリウムバッファ
ー、0.1%のゼラチン、10mMのアジ化ナトリウムp
H7.2の中で、4,000倍希釈した免疫原コルチゾ
ール−3−CMO(syn)−BSAにより誘導したマ
ウス抗血清。2 トレーサー:[1,2,6,7− 3H]コルチゾー
ル(50〜80Ci/mmol),10,000cpm /100
μlの0.1Mのリン酸ナトリウムバッファー、0.1
%のゼラチン、10mMのアジ化ナトリウム、pH7.
2。2 トレーサー:コルチゾール−3−CMO(ant
i)−[ 125I]ヨードヒスタミン、35,000cpm
/100μlの0.1Mのリン酸ナトリウムバッファ
ー、0.1%のゼラチン、10mMのアジ化ナトリウム、
pH7.2。3 バッファー=0.1Mのリン酸ナトリウム、0.1
%のゼラチン、10mMのアジ化ナトリウム、pH7.
2。4 含有量0.3g〜0.03gのチャーコールデキス
トラン/100mlのリン酸バッファー、0.1%のゼラ
チン、10mMのアジ化ナトリウム、pH7.2の懸濁
物。
【0074】各クローニング操作の際に抑留する細胞
は、トリチウム化コルチゾールトレーサー及びコルチゾ
ール−3−CMO(anti)−[ 125I]ヨードヒス
タミントレーサーの両者を、ネガティブサンプルの5倍
より高い検出域値をもって認識する抗−コルチゾール抗
体を分泌するもののみとする。
【0075】モノクローナル抗体の親和力は、コルチゾ
ール−3−CMO(anti)−[ 125I]ヨードヒス
タミントレーサーの、下記の2種のラベル用前駆体、即
ち、コルチゾール−3−CMO(anti)−ヒスタミ
ン及びコルチゾール−3−CMO(syn)−ヒスタミ
ンによる交換によって測定する。親和力は、トレーサー
の半分を置換する濃度によって評価し(CI50値で表
示)、なぜならトレーサーは他の構成物と比べて少量で
しか存在していないからである。
【0076】以下の表は、免疫原コルチゾール−3−C
MO(syn)−BSAに対して得られる2種のモノク
ローナル抗体のCI50値を示し、anti異性体よりも
syn異性体によってコルチゾール−3−CMO(an
ti)−[ 125I]の多大なる交換が認められた。
【0077】
【表3】
【0078】このようにして抗体IMMU−473を選
んだ。それをパリ市の微生物株国立保存機関に1995
年2月9日に番号I−1532で提出及び寄託した。
【0079】実施例7:血清又は血漿中のコルチゾール
の直接測定のためのキット 記載の方法は下記の原理を基礎とする競合ラジオイムノ
アッセイである:測定すべき血清もしくは血漿又は標準
品を、本発明に係る抗−コルチゾールモノクローナル抗
体でコーティングしたチューブの中で、コルチゾール−
3−CMO(syn)−[ 125I]ヨードヒスタミン又
はコルチゾール−3−CMO(anti)−[ 125I]
ヨードヒスタミントレーサーのいづれかと共にインキュ
ベートする。22℃でインキュベーション後、チューブ
の中身を吸引により取り出す。結合放射能をガンマーカ
ウンターで測定する。標準曲線を作製する。血清又は血
漿の未知の値をこの曲線の助けを借りる外挿により決定
する。
【0080】血清及び血漿中のコルチゾールの直接測定
のために用いる試薬及びプロトコールは:
【0081】試薬: ・ステロイドを除去したヒト血清中のコルチゾール標準
品:20mMのアジ化ナトリウムを含む:pH7.2:
0;20;70;200;700;及び2,000nMの
6通りの濃度について確立(0;7.25;25.3
7;72.5;253.75及び725ng/ml)。 ・実施例4及び5のコルチゾール−3−CMO(sy
n)−[ 125I]ヨードヒスタミン又はコルチゾール−
3−CMO(anti)−[ 125I]ヨードヒスタミン
トレーサー;0.1Mのリン酸バッファー、0.1%の
ゼラチン、10mMのアジ化ナトリウム及び3.56μM
のダナゾール、pH7.2 1ml当り150,000cp
m に調節。 ・本発明に係る抗−コルチゾールモノクローナル抗体I
MMU−473でコーティングしたチューブ。固相にこ
れらの抗体をコーティングする技術は仏国出願2,54
3,972に記載したものとする。
【0082】患者由来の87人の血清の試験 プロトコール:ステロイドを除去しておいた25μlの
ヒト血清コルチゾール標準品又は測定すべき25μlの
生物学的サンプル、及び0.5mlの放射性ラベル化コル
チゾールトレーサーを本発明に係るモノクローナル抗体
でコーティングしたチューブに入れる。撹拌(400rp
m )しながら22℃での1時間のインキュベーションの
後、チューブの中身を取り出し、そしてチューブに固定
された結合放射能をガンマーカウンターで測定する。
【0083】本発明に従うコルチゾールの直接測定を、
SEPカートリッジ(Waters)で同一の血清をク
ロマトグラフィーにかけた後に実施した測定と比較す
る。図1は上記の2通りの方法の測定値間の相関を示
す。クロマトグラフィーの後の測定により得られる値を
横座標に示し、そして直接測定により得られる値を縦座
標に示し、共にng/mlで表示する。その結果は、この直
接測定とクロマトグラフィー後に実施した測定との間で
の完璧な相関性を示す(試験した血清数=87)。
【0084】相関は以下の通りである: Y(直接)=0.98×(クロマト)+11.39 r=0.92 尚、Yは直接測定により得られる値;Xはクロマトグラ
フィー後の測定により得られる値;rは相関係数を示
す。
【0085】実施例8:尿中のコルチゾールの直接測定
のためのキット これも競合ラジオイムノアッセイ技術であり、その原理
は既に実施例7に記載してある。この方法において、モ
ノクローナル抗体IMMU−473でコーティングした
チューブ及びトレーサー、コルチゾール−3−CMO
(syn)−[ 1 25I]ヨードヒスタミン又はコルチゾ
ール−3−CMO(anti)−[ 125I]ヨードヒス
タミンは、血清の直接測定のためのプロトコールに用い
たものと同じである。標準品のみが異なる:それは少量
の牛血清アルブミン緩衝化している(以降参照)。
【0086】尿の直接測定に適用する試薬及びプロトコ
ールは以下の通りである: 試薬: ・0.1Mのリン酸バッファー、BSA3g/L中のコ
ルチゾール標準品:20mMのアジ化ナトリウムを含む:
pH7.2:0;20;70;200;700;及び
2,000nMの6通りの濃度について確立(0;7.2
5;25.37;72.5;253.75及び725ng
/ml)。 ・コルチゾール−3−CMO(syn)−[ 125I]ヨ
ードヒスタミン又はコルチゾール−3−CMO(ant
i)−[ 125I]ヨードヒスタミントレーサー;0.1
Mのリン酸バッファー、0.1%のゼラチン、10mMの
アジ化ナトリウム及び3.56μMのダナゾール、pH
7.2 1ml当り150,000cpm に調節。 ・本発明に係る抗−コルチゾールモノクローナル抗体I
MMU−473でコーティングしたチューブ。
【0087】患者由来の165人の尿の試験 プロトコール:アッセイすべき50μlの緩衝化コルチ
ゾール標準品を、0.5mlのコルチゾール−3−CMO
(syn)−[ 125I]ヨードヒスタミン又はコルチゾ
ール−3−CMO(anti)−[ 125I]ヨードヒス
タミントレーサーと共に、モノクローナル抗体IMMU
−473でコーティングしたチューブの中でインキュベ
ートする。撹拌(400rpm )しながら22℃での1時
間のインキュベーションの後、チューブの中身を取り出
し、そしてチューブに固定された結合放射能をガンマー
カウンターで測定する。
【0088】これらの直接測定を、SEPカートリッジ
(Waters)で尿をクロマトグラフィーにかけた後
に実施した測定と比較する。
【0089】図2は165人分の尿サンプルについての
上記の2通りの方法の測定値間の相関を示す。クロマト
グラフィーの後の測定により得られる値を横座標に示
し、そして直接測定により得られる値を縦座標に示し、
共にng/mlで表示する。その相関は非常に良好である。
【0090】相関は以下の通りである: Y(直接)=1.09×(クロマト)+5.3 γ=0.95 尚、Yは直接測定により得られる値;Xはクロマトグラ
フィー後の測定により得られる値;γは相関係数を示
す。
【0091】第2表は、本発明に係る方法及びクロマト
グラフィーを経る対照方法と対比させての、従来技術の
尿中のコルチゾールの直接測定のための2通りの方法を
利用して得られる結果を示す。本発明に係る方法のみが
正確な結果を供する;他の2通りの方法は平均して2倍
以上に尿サンプルの濃度を過剰評価してしまう。
【0092】
【表4】
【0093】
【表5】
【0094】これらの結果は、試験した尿サンプルそれ
ぞれについての、本発明の方法と対照の方法(クロマト
グラフィー)との間で良好な相関が得られることを示
す。
【図面の簡単な説明】
【図1】血清中のコルチゾールについての、本発明に係
る方法とクロマトグラフィー後の方法との測定値の相関
を示す。
【図2】尿中のコルチゾールについての、本発明に係る
方法とクロマトグラフィー後の方法との測定値の相関を
示す。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01N 33/534 A61K 39/395 D // A61K 39/395 N 9162−4B C12N 15/00 C (C12P 21/08 C12R 1:91) C07M 5:00 (72)発明者 ニナ ルピ−シェン フランス国,13011 マルセイユ,ラ バ レンティーヌ,パルク デ 7 コリー ヌ,リュ イレール キュルタル,35 (72)発明者 エリザベート マプス フランス国,69110 スト フォワイ レ リオン,ブルバール ドゥ ルーロプ 35 (72)発明者 カテリーヌ フルニエ フランス国,69110 スト フォワイ レ リオン,リュ ポール ラファーギュ 60 (72)発明者 シュリストフ バランド フランス国,13007 マルセイユ,リュ デンドゥーム 327 (72)発明者 サンドリーヌ ポルテュエジ フランス国,13001 マルセイユ,ブルバ ール ロングシャム 67 (72)発明者 イブ−クロード キュイロン フランス国,69110 スト フォワイ レ リオン,アレ デ フレネ 37

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 尿媒質中のコルチゾールを特異的に認識
    するポリクローナル又はモノクローナル抗体であって、
    そのカルボキシ官能基により巨大分子にカップリングさ
    れたハプテンであるコルチゾール−3−カルボキシメチ
    ルオキシム(syn異性体)より成る免疫原化合物に対
    する動物の免疫により製造される抗体。
  2. 【請求項2】 尿媒質中のコルチゾールを特異的に認識
    するポリクローナル又はモノクローナル抗体であって、
    誘導体であるコルチゾール−3−カルボキシメチルオキ
    シム(syn)−ヒスタミンに対するこの抗体の親和力
    (CI50)が、コルチゾール−3−カルボキシメチル
    オキシム(anti)−ヒスタミンに対する親和力より
    も1倍以上高いことを特徴とする、抗体。
  3. 【請求項3】 尿媒質中のコルチゾールを特異的に認識
    するポリクローナル又はモノクローナル抗体であって、
    誘導体であるコルチゾール−3−カルボキシメチルオキ
    シム(syn)−ヒスタミンに対するこの抗体の親和力
    (CI50)が、コルチゾール−3−カルボキシメチル
    オキシム(anti)−ヒスタミンに対する親和力より
    も1.5倍以上高いことを特徴とする、抗体。
  4. 【請求項4】 前記免疫原が、ハプテンであるコルチゾ
    ール−3−カルボキシメチルオキシム(syn)であっ
    て牛血清アルブミンと1以上のカップリング比でカップ
    リングされているものより成ることを特徴とする、請求
    項1記載のポリクローナル又はモノクローナル抗体。
  5. 【請求項5】 前記カップリング比が15〜31である
    ことを特徴とする、請求項4記載のポリクローナル又は
    モノクローナル抗体。
  6. 【請求項6】 フランス国パリ市の微生物株国立保存機
    関(Collection Nationale de
    s Cutures de Microorganis
    mes)に承認番号I−1532のもとで1995年2
    月29日提出及び寄託したハイブリドーマIMMU−4
    73により産生される抗体。
  7. 【請求項7】 コルチゾールについてのイムノアッセイ
    方法であって、請求項1〜6のいづれか1項記載の抗体
    を使用する、このアッセイはトレーサーを用いる競合ア
    ッセイである、及びこのトレーサーは、ヨウ素化可能で
    ある分子であるラベルにそのカルボキシル基を介してカ
    ップリングされたハプテンであるコルチゾール−3−カ
    ルボキシメチルオキシム(syn)もしくはコルチゾー
    ル−3−カルボキシメチルオキシム(anti)より成
    るか、又はこのトレーサーはトリチウム化コルチゾール
    もしくはトリチウム化コルチゾール誘導体である、こと
    を特徴とする方法。
  8. 【請求項8】 トレーサーを介して、コルチゾール−3
    −カルボキシメチルオキシム(syn)又はコルチゾー
    ル−3−カルボキシメチルオキシム(anti)が放射
    性ヨウ素化ヒスタミンにカップリングされていることを
    特徴とする、請求項7記載のコルチゾールについてのイ
    ムノアッセイ方法。
  9. 【請求項9】 前記トレーサーがヨウ素−125により
    ヨウ素化されていることを特徴とする、請求項7又は8
    記載のコルチゾールについてのイムノアッセイ方法。
  10. 【請求項10】 コルチゾールについてのイムノアッセ
    イ方法であって、請求項1〜6のいづれか1項記載の抗
    体を使用する、及びアッセイすべきコルチゾールが、酵
    素又は発光もしくは蛍光分子にカップリングされたコル
    チゾール−3−カルボキシメチルオキシム(syn)又
    はコルチゾール−3−カルボキシメチルオキシム(an
    ti)より成るコンジュゲートであるトレーサーと競合
    する、ことを特徴とする方法。
  11. 【請求項11】 コルチゾールについてのイムノアッセ
    イ方法であって、固相に固定されたコルチゾール−3−
    カルボキシメチルオキシム(syn)又はコルチゾール
    −3−カルボキシメチルオキシム(anti)と、放射
    能、酵素、発光又は蛍光分子によりラベルされた請求項
    1〜6のいづれか1項記載の抗−コルチゾール抗体とを
    使用する方法。
  12. 【請求項12】 前記抗体がモノクローナル抗体である
    ことを特徴とする、請求項7〜11のいづれか1項記載
    のコルチゾールについてのイムノアッセイ方法。
  13. 【請求項13】 請求項1〜6のいづれか1項記載の抗
    体を利用する、生物学的流体中のコルチゾールのついて
    のアッセイキット。
  14. 【請求項14】 実質的に純粋なコルチゾール−3−カ
    ルボキシメチルオキシム(syn)。
  15. 【請求項15】 実質的に純粋なコルチゾール−3−カ
    ルボキシメチルオキシム(anti)。
  16. 【請求項16】 実質的に純粋なコルチゾール−3−カ
    ルボキシメチルオキシム(syn)−ヒスタミン。
  17. 【請求項17】 実質的に純粋なコルチゾール−3−カ
    ルボキシメチルオキシム(anti)−ヒスタミン。
  18. 【請求項18】 実質的に純粋な、巨大分子にカップリ
    ングされたコルチゾール−3−カルボキシメチルオキシ
    ム(syn)。
JP8068224A 1995-03-24 1996-03-25 コルチゾールについてのイムノアッセイ方法及びそれに使用する試薬 Pending JPH08333398A (ja)

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PT733903E (pt) 2002-06-28
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