JPH08333081A - クレーンの走行装置 - Google Patents

クレーンの走行装置

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JPH08333081A
JPH08333081A JP14287895A JP14287895A JPH08333081A JP H08333081 A JPH08333081 A JP H08333081A JP 14287895 A JP14287895 A JP 14287895A JP 14287895 A JP14287895 A JP 14287895A JP H08333081 A JPH08333081 A JP H08333081A
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JP
Japan
Prior art keywords
point
elastic body
rocker
direction member
impact force
Prior art date
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Pending
Application number
JP14287895A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiro Horayama
隆弘 洞山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 地震により生じる上下方向の加速度による衝
撃力を緩和するようにしたクレーンの走行装置を提供す
る。 【構成】 弾性体15と、この弾性体15と結合し一方
向に水平に伸びA点で下方に下がりB点で再び一方向へ
水平に伸びC点で止まる一方向部材16と、弾性体15
と接合し一方向と反対方向の他方向に水平に伸びA1点
で下方に下りB1点で再び他方向へ水平に伸びC1点で
止まる他方向部材17と、B点で一方向部材16をA,
B,C点の存在平面内で回動自在に支持するB点支持部
18と、B1点で他方向部材17をA1,B1,C1点
の存在平面内で回動自在に支持するB1点支持部19
と、C点およびC1点に一方向へ走行可能に取り付けら
れた車輪2とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クレーンの走行装置に
係わり、特にクレーンの受ける上下方向の加速度を減少
させるクレーンの走行装置に関する。
【0002】
【従来の技術】屋外を走行するクレーンはロッカービー
ムに設けられた車輪でレール上を走行する。ロッカービ
ームは2個の車輪を備え、クレーンより加わる荷重に応
じて複数用いられ、各ロッカービームが均等に荷重を受
けるように構成されている。図2は従来用いられている
クレーンの走行装置の一例を示す。小ロッカービーム1
には2個の車輪2が設けられ、レール3上を走行する。
中ロッカービーム4は2個の小ロッカービーム1を支持
するビームで、小ロッカービーム1とロッカー結合ピン
5と縦ピン6により結合する。ロッカー結合ピン5は2
個の車輪2に荷重が均等に加わるように設けられ、縦ピ
ン6は小ロッカービーム1が円滑に旋回できるように設
けられている。中ロッカービーム4は縦ピン7とロッカ
ー結合ピン8により大ロッカービーム9に結合され、大
ロッカービーム9も同様にロッカー結合ピン10と縦ピ
ン11によってクレーン本体12に結合されている。こ
のような構成により各ロッカービーム、各車輪2に均等
な荷重が加わることになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】地震時クレーンには水
平加速度が働くが、この水平加速度によるモーメントに
より走行装置には上下方向の加速度が働く。また、上下
地震動により上下方向の加速度が働く。このような加速
度により走行装置に衝撃力が加わり、ロッカービームや
車輪等に破損が生じていた。
【0004】本発明は上述の問題点に鑑みてなされたも
ので、地震により生じる上下方向の加速度による衝撃力
を緩和するようにしたクレーンの走行装置を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明では、弾性体と、該弾性体と結合し
一方向に水平に伸びA点で下方に下がりB点で再び一方
向へ水平に伸びC点で止まる一方向部材と、前記弾性体
と接合し前記一方向と反対方向の他方向に水平に伸びA
1点で下方に下りB1点で再び他方向へ水平に伸びC1
点で止まる他方向部材と、前記B点で前記一方向部材を
A,B,C点の存在平面内で回動自在に支持するB点支
持部と、前記B1点で前記他方向部材をA1,B1,C
1点の存在平面内で回動自在に支持するB1点支持部
と、前記C点およびC1点に前記一方向へ走行可能に取
り付けられた車輪とを備える。
【0006】請求項2の発明では、前記一方向部材と前
記他方向部材は前記弾性体に対して対称に構成されてい
る。
【0007】
【作用】請求項1の発明では、地震によって上下方向の
加速度が走行装置に加わり、車輪に衝撃力として作用し
レールに伝達される。車輪はレールより反力として衝撃
力をうけることになる。一方向部材はC点に設けられた
車輪からこの反力を受けるとB点を中心として回動し弾
性体を水平に圧縮する。同様に他方向部材はC1点に設
けられた車輪からこの反力を受けるとB1点を中心とし
て回動し弾性体を水平にかつ一方向部材と反対方向から
圧縮する。これにより弾性体は水平方向互いに反対方向
から圧縮されることにより車輪が受ける衝撃力を吸収す
るので、車輪に加わる衝撃力は緩和され、これにより走
行装置に加わる上下方向の加速度が減少される。なお、
一方向部材および他方向部材は衝撃力を伝達するとき撓
むのでこの撓みによっても衝撃力は緩和される。
【0008】請求項2の発明では、一方向部材と他方向
部材は弾性体に対して対称に構成されているので、弾性
体には両部材より同じ圧縮力が加わり移動は生じない。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は本実施例のロッカーの構成を示す図
である。弾性体15を中心に一方向部材16と他方向部
材17が対称に弾性体15にa点、およびa1点で接合
されている。一方向とはクレーンの走行装置の走行方向
を示し、他方向とは一方向の反対方向とする。一方向部
材16はa点よりA点までは一方向に水平に伸びA点よ
りB点までは鉛直に下がりB点よりC点までは再び一方
向に水平に伸びている。C点には車輪2が軸を紙面に垂
直にして取付けられている。他方向部材17はa1点よ
りA1点までは他方向に水平に伸びA1点よりB1点ま
では鉛直に下がりB1点よりC1点までは再び他方向に
水平に伸びている。C1点には車輪2が軸を紙面に垂直
にして取付けられている。弾性体15はゴムまたはバネ
よりなる。また、一方向部材16および他方向部材17
は鋼材よりなる。弾性体15の両面には鋼製端板15a
が設けられ一方向部材16および他方向部材17と接合
している。
【0010】一方向部材16のB点には紙面に垂直方向
の軸まわりに回動自在に支持するB点支持部18が設け
られ、C点に設けられた車輪2がレール3より反力を受
けると弾性体15を水平方向に圧縮する。同様に、他方
向部材17のB1点には紙面に垂直方向の軸まわりに回
動自在に支持するB1点支持部19が設けられ、C1点
に設けられた車輪2がレール3より反力を受けると弾性
体15を水平方向で一方向部材16の場合と反対方向に
圧縮する。一方向部材16と他方向部材17は同一寸法
で構成することにより弾性体15は両部材16、17よ
りほぼ同じ圧縮力を受ける。
【0011】支持フレーム20にはB点支持部18とB
1点支持部19および弾性体15が取付けられており、
ロッカー結合ピン21と縦ピン22によって中ロッカー
ビーム23に結合されている。ロッカー結合ピン21に
より2個の車輪2に同一の荷重がかかるように調整され
る。縦ピン22によりレール3に沿って走行方向を変更
できる。
【0012】地震時の水平加速度によるモーメントによ
って走行装置は上下方向に加速度を受け、ロッカー14
にもこの上下加速度が加わり、車輪2を介してレール3
に加速度による衝撃力が加わる。一方、車輪2はレール
3よりこの反力を受けるので、一方向部材16と他方向
部材17はそれぞれB点、B1点を中心に回動し弾性体
15を両側より圧縮する。弾性体15はこの圧縮力を吸
収することにより、ロッカー14の受ける上下方向の加
速度を吸収する。弾性体15は予め吸収しようとする加
速度または圧縮力を想定してその仕様を定めるが、一方
向部材16と他方向部材17は撓むことにより衝撃力吸
収能力があるので、これを考慮して仕様を決める必要が
ある。なお、弾性体15に加わる力は一方向部材16と
他方向部材17の各部の長さを変化させることにより変
えることができる。
【0013】上記の説明は車輪2を2個有するロッカー
14についてであるが、図2で説明したように中ロッカ
ービーム、大ロッカービームによりロッカー14を結合
することにより走行装置全てに適用することができる。
【0014】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は2個の車輪をつなぐクランク状の部材の中央に弾性体
を設け、地震によってクレーン走行装置の受ける上下方
向の加速度による力を吸収することにより、クレーンの
受ける上下方向応答加速度を減少させることができる。
弾性体の受ける力はクランク状部材の各部の長さを変化
させることにより変えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の本実施例の構成図である。
【図2】クレーンの走行装置の一例を示す図である。
【符号の説明】
2 車輪 3 レール 14 ロッカー 15 弾性体 16 一方向部材 17 他方向部材 18 B点支持部 19 B1点支持部 20 支持フレーム 21 ロッカー結合ピン 22 縦ピン 23 中ロッカービーム

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性体と、該弾性体と結合し一方向に水
    平に伸びA点で下方に下がりB点で再び一方向へ水平に
    伸びC点で止まる一方向部材と、前記弾性体と接合し前
    記一方向と反対方向の他方向に水平に伸びA1点で下方
    に下りB1点で再び他方向へ水平に伸びC1点で止まる
    他方向部材と、前記B点で前記一方向部材をA,B,C
    点の存在平面内で回動自在に支持するB点支持部と、前
    記B1点で前記他方向部材をA1,B1,C1点の存在
    平面内で回動自在に支持するB1点支持部と、前記C点
    およびC1点に前記一方向へ走行可能に取り付けられた
    車輪とを備えたことを特徴とするクレーンの走行装置。
  2. 【請求項2】 前記一方向部材と前記他方向部材は前記
    弾性体に対して対称に構成されていることを特徴とする
    請求項1記載のクレーンの走行装置。
JP14287895A 1995-06-09 1995-06-09 クレーンの走行装置 Pending JPH08333081A (ja)

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JP14287895A JPH08333081A (ja) 1995-06-09 1995-06-09 クレーンの走行装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006151565A (ja) * 2004-11-29 2006-06-15 Jfe Engineering Kk クレーン、その改造方法及びクレーンの免震方法
WO2013051709A1 (ja) * 2011-10-07 2013-04-11 Ihi運搬機械株式会社 走行クレーンの免震支持装置
CN103395698A (zh) * 2013-08-23 2013-11-20 徐工集团工程机械股份有限公司 履带式起重机执行动作的安全控制方法、装置及系统

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