JPH08332312A - モーターオイルフィルター - Google Patents

モーターオイルフィルター

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JPH08332312A
JPH08332312A JP7171262A JP17126295A JPH08332312A JP H08332312 A JPH08332312 A JP H08332312A JP 7171262 A JP7171262 A JP 7171262A JP 17126295 A JP17126295 A JP 17126295A JP H08332312 A JPH08332312 A JP H08332312A
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powder collecting
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  • Filtration Of Liquid (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 鉄粉の吸着効果の高いモーターオイルフィル
ター。 【構成】 磁性モーターオイル濾過装置内に、頭部を切
断した円錐状の上部を有して導流作用を有する基座を設
け、該基座の比較的大きな開口端でモーターオイルフィ
ルターのオイル出口上を覆い、並びに金属網で固定し、
その上に、一分隔部材を利用して分隔した二鉄粉収集槽
板の間に環状永久磁石を挟んで固定した構造を設け、該
鉄粉収集槽板の上方にも分隔の関係をもって一導流上蓋
を支承し、導流上蓋と鉄粉収集槽板の間と、鉄粉収集槽
と基座頂面の間にモーターオイル通路を形成してモータ
ーオイルを環状永久磁石のS極とN極の磁力最強区域に
導引して通過させ、その内に含まれる鉄粉を磁石に吸着
させ濾過する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一種の流体濾過器、特
に一種のモーターオイルフィルターに関する。
【0002】
【従来の技術】モーターオイルは一般のエンジン(或い
は内燃機)に冷却及び潤滑上必要不可欠なものである。
モーターオイル自身の本質はエンジンの運転と寿命に影
響を与えるほか、エンジン運転時にその内の活動部材が
相対的に運動することで引き起こされる摩擦により発生
する金属粉及びその他の不純物が適時に除去されない
と、モーターオイルの循環に伴いエンジンの活動部材上
に至り、この部品上に摩損を発生しうる。モーターオイ
ルの濾過は一般的にエンジンに結合されたモーターオイ
ルフィルターによってなされる。従来のモーターオイル
フィルター内には金属網と濾過紙芯が設けられ、モータ
ーオイルがその内を経て循環する際に、比較的大きな顆
粒の不純物を除去することができる。ただしモーターオ
イルを順調に流通させるために、その金属網と濾過紙芯
の材質設置密度もまた一定の制限を受けた。このため比
較的小さい金属粉や不純物の濾過効果も制限されてしま
った。
【0003】上述の小顆粒の金属粉の有効に濾過できな
いという問題を克服するために、近年、内部に磁石装置
を有するモーターオイルフィルターが開発されている。
これは磁石の磁力を利用して細かい鉄粉を吸引し、濾過
を行うものである。例えば台湾実用新案(台湾新型専利
申請案)第80208536号があり、該案中には一種
のモーターオイルフィルターが提示され、それはモータ
ーオイルフィルターの中心部に一つの固定環を設けてこ
れをもって多数の磁石と二層の濾網をその内に固定し、
並びに該磁石により鉄粉を吸着することをもって微細な
金属粉の濾過効果を達成するものであった。
【0004】しかし、この従来の技術はわずかに欠点を
有していた。例えば、その中のモーターオイル濾心棒は
貼着方式でモーターオイルフィルターの底座上に固定さ
れており、この種の方式は実施が簡単であるとはいえ、
エンジン運転時に内燃機の温度は相当に高くなることに
より、長時間高温のモーターオイルに浸ることにより接
着剤が変質して接着効果が失墜し、モーターオイル濾心
棒がモーターオイルフィルター底座上より脱落するとい
う問題があった。このようにして、その不純物濾過の機
能が失われるだけでなく、さらに磁石の吸着作用によ
り、或いは磁石自身のために、部分的に底上の還油孔を
塞ぎ、還油不足によるエンジン過熱を引き起こす場合が
あった。且つ還油量の不足はエンジン内部部品の潤滑不
足による損壊を招いた。
【0005】このほか、従来のモーターオイル濾心棒の
構造上、ある部材は磁化を免れるためにアルミニウムそ
の他の磁化不能な材料で製造されている。しかし一方で
は、従来のモーターオイル濾心棒中の部品はロック方式
で結合して一体とされているが、アルミ材は適当な弾性
を有さないため、保持効果は良くなく、自動車の走行時
の振動により、或いはエンジンの運転により発生する振
動によりゆるんで離脱する現象を発生した。このほか、
モーターオイルフィルタのエンジン上への取り付け方向
は上向き、下向きと側向きがあり、下向き及び側向きに
取り付ける方式では、モーターオイル濾心棒或いはその
構成部材は重力作用により振動時に逸脱しやすかった。
【0006】従来のモーターオイル濾心棒にあるもう一
つの問題を以下に述べる。それは、その他のモーターオ
イル濾心棒はモーターオイルフィルターがもともと持っ
ている金属網下蓋上の還油孔に穿入するが、これにより
その直径は制限を受け、磁石の数量を増加してその吸着
能力を増加するため並びにその内のモーターオイル流通
の孔を増加するために、この種のモーターオイルフィル
ターは上向きに延伸する必要があることに起因する。す
なわち、現在のモーターオイルフィルターの設計は小型
化の傾向にあり、このためモーターオイルフィルターの
内部空間は相当有限であり、この状況の下で、従来のモ
ーターオイル濾心棒に増加できる高さは有限であり、適
当にモーターオイル流通管路を維持する必要がある状況
下では、磁石の大きさを縮小しなければならず、そうす
るとその鉄粉吸着能力は大幅に弱まり、全体の濾過効果
が低くなるという問題を有していた。
【0007】このほか、もう一つの重大な欠点は、この
種の従来のモーターオイル濾心棒には鉄粉収集槽が欠乏
しており、これにより吸着した鉄粉は容易にエンジンの
振動或いは車両走行時の振動により流動するモーターオ
イルに流されることであり、そのためにその使用効果は
大きく削られることとなった。このほか、もし鉄粉顆粒
が磁石を通過する際に効果的に吸収されないと、鉄粉が
磁石により磁化され、微弱な磁性を有するようになり、
それが未だ吸着されない鉄粉をモーターオイル循環に伴
って吸引して結合し、サイズの大きな鉄粉となり、エン
ジン内に損害を形成することがあげられる。
【0008】上述の構造上の欠陥のほか、この種の従来
の磁性モーターオイル濾心棒の部品の相当に多く、この
ため部品の製造コストが高くなったことがあげられる。
【0009】前述の磁性モーターオイルフィルターの構
造の欠点を解消すると共に、磁性モーターオイルフィル
ターの製造コストを下げるために、本発明は構造が簡単
で、鉄粉の吸着効果が良好で、並びに製造コストが安い
一種のモーターオイルフィルターの構造を提供しようし
たことがその創作の動機となった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的の一つ
は、モーターオイル導流装置を有してモーターオイルを
磁石の磁力が最強の部分に導引して磁石に最大の効果を
発揮させる、一種のモーターオイルフィルターを提供す
ることである。
【0011】本発明のさらに一つの目的は、モーターオ
イルが流通して経過する多重鉄粉収集槽を、ほぼ磁石の
磁力が最大の部分に設けて効果的に磁石が吸引する鉄粉
を収集することで、鉄粉がモーターオイルの流動により
流されるのを防止する、一種のモーターオイルフィルタ
ーを提供することである。
【0012】本発明のさらに一つの目的は、磁性モータ
ーオイル濾過装置をモーターオイルフィルターにもとも
と有る金属網を利用して圧迫或いは点溶接で固定し、こ
れにより車両或いはエンジンの振動により逸脱しないも
のとした、一種のモーターオイルフィルターを提供する
ことである。
【0013】本発明のさらに一つの目的は、磁石と相関
の鉄材部分をいずれも磁化不能なアルミニウム材で隔離
し、これにより集中して微細な鉄粉を吸着する最大の効
果を発揮する、一種のモーターオイルフィルターを提供
することである。
【0014】本発明のさらにもう一つの目的は、全ての
エンジンへの還油に本発明の磁性モーターオイル濾過装
置を通過させ、さらにモーターオイル導流装置の引導に
よりその内に含まれる鉄粉を効果的に永久磁石に吸着さ
せ、十分に除去することである。
【0015】このほか、本発明提供する一種のモーター
オイルフィルター内部の磁性モーターオイル濾過装置
は、直接モーターオイルフィルター内に取り付けるもの
とし、モーターオイルフィルターの原有の設計と製造に
影響を及ぼさないものとし、且つその取り付けがモータ
ーオイルフィルターが原有する設計流量に影響を与えな
いものとすることを課題とする。
【0016】本発明のさらにもう一つの目的は、構造が
簡単で製造コストが安い磁性モーターオイル濾過装置を
提供することと、この種の構造が簡単で製造コストが安
い磁性モーターオイル濾過装置を取り付けたモーターオ
イルフィルターを提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明のモーターオイル
フィルターは、上に流体出口と流体入口を有して内に少
なくとも一つの磁性濾過装置を有し、上記流体入口より
内部に流入した液体を上記磁性濾過装置を経て上記流体
出口より流出させる一つのハウジングを有するものとさ
れる。
【0018】上記磁性濾過装置は以下の構成を有する。
即ち、一基座を有し、該基座は、頭部を切断した円錐状
の上半部と直立円柱状の下半部を有し、上記流体出口よ
り大きな直径の開口底端を有して、その開口底端で完全
に上記流体出口を覆うよう設置され、該基座にはさらに
それより直径の小さい頂端を有して該頂端上には内部空
間への流体流入に供される複数の流体流通孔道が設けら
れ、該基座には上記ハウジング内部への固定用の一固定
装置が設けられることと、上鉄粉収集槽板と下鉄粉収集
槽板を有し、該上鉄粉収集槽板は一環状傾斜側壁と一平
坦底部より構成された一つの中心下凹部を有し、該平坦
底部上には複数の流体流通孔道が設けられ、該上鉄粉収
集槽板にはさらに上記中心下凹部を囲むようにその上に
結合された一環状部が設けられ、上記下鉄粉収集槽板は
該上鉄粉収集槽板と同じ構造を有するが上鉄粉収集槽板
を上下に逆転した方向に設置されてその中心下凹部の平
坦底部と上鉄粉収集槽板の中心下凹部の平坦部は相対し
且つ一体に固定されると共に、上鉄粉収集槽板と下鉄粉
収集槽板上の流体流通孔道も相対称とされることで、上
鉄粉収集槽板と下鉄粉収集槽板の環状部間に一環状空間
が形成され、該下鉄粉収集槽板は分隔の関係をもって基
座の頂面上に固定され、下鉄粉収集槽板と基座の頂面の
間には一下流体通路が形成されることと、磁石装置を有
し、それは上鉄粉収集槽板と下鉄粉収集槽板の間の環状
空間に環状に形成され、その内に固定され、そのS極と
N極はそれぞれ上鉄粉収集槽板と下鉄粉収集槽板の環状
分隔部に当接し一体とされることと、一導流上蓋を有
し、該導流上蓋は一平坦底部と該底部を囲む傾斜側壁を
有する一下凹部と、該下凹部を囲むと共にその上に結合
される一環状部を有し、該導流上蓋は上記上鉄粉収集槽
板の上方に固定され、その環状部と上鉄粉収集槽板の環
状部の間、及びその傾斜側壁と上鉄粉収集槽板の傾斜側
壁の間に一上流体通路が形成されること、であり、該磁
性濾過装置は、上記下流体通路が流体を導引して下鉄粉
収集槽板の環状部を経させ、その内に含まれる鉄粉を上
記磁石装置の磁力で吸引させ、下鉄粉収集槽板の環状部
状に堆積させ、下流体通路を経た流体はさらに該基座頂
端上の流体流通孔道を経て該基座内部に進入し、該上流
体通路は流体を上鉄粉収集槽板の環状部に導引してその
内に含まれる鉄粉を該収集槽板の環状部上に堆積させ、
上流体通路を経た流体はさらに上鉄粉収集槽板と下鉄粉
収集槽板上の流体流通孔道を経て下流体通路内に至った
後、該基座内に進入し、流体濾過器に進入することを特
徴とする。
【0019】前記ハウジング内にはほぼ同心に穿孔金属
網が設けられ、該金属網はその内に一つの第1空間を形
成すると共に、金属網とハウジングの間に濾過紙芯を収
容する一つの第2空間を形成し、該ハウジングは一底部
を有し、前記流体出口はほぼその中心位置上に設置さ
れ、流体入口は底部の適当な位置に設けられて流体入口
より流体濾過器内に流入した流体を第1空間に進入させ
て濾過紙芯を穿過させた後、穿孔金属網を経て金属網内
部の第1空間内に進入させて磁性濾過装置を通過させて
その基座内部に進入させた後、流体出口を経て該流体濾
過器より流出させる。
【0020】前記基座の固定装置は直立円柱状の下半部
を有し、それは緊密に金属網内に貼合並びに固定され、
該直立円柱状の下半部にはその底端周辺上より外向きに
該金属網下方まで延伸された複数の固定用耳が該けられ
て、それが圧着或いは点溶接されて金属網に固着され
る。
【0021】前記ハウジング内には、上下に相対する方
式に設置され相互の導流上蓋が対向し一体に当接するよ
う設置された第1及び第2磁性濾過装置が設けられる。
前記基座の固定装置はハウジングの内側表面上に緊密に
貼合されて固定される直立円柱状の下半部を有する。
【0022】基座頂面上にあって、上下鉄粉収集槽板の
下凹部の平坦底部と、導流上蓋の下凹部の平坦底部には
いずれも一つの貫通孔が設けられて一つの結合部材の穿
貫をもって導流上蓋と上下鉄粉収集槽板が基座に固定さ
れる。
【0023】前記結合部材は非磁性材料、例えばアルミ
ニウムを用いて製造された一リベットとされる。
【0024】上鉄粉収集槽板と下鉄粉収集槽板の環状部
上にはいずれにも磁石装置が吸着する鉄粉を収容する鉄
粉収集槽が設けられ、上鉄粉収集槽板の鉄粉収集槽は上
鉄粉収集槽板の環状部上の少なくとも二つの環状凸縁、
例えば共同で二つの鉄粉収集槽を構成する三個の環状凸
縁により構成され、その場合、上鉄粉収集槽板の環状部
上の中間環状凸縁は内側凸縁と同じ高さを有するが、も
う一つの環状凸縁より高く設けられ、上鉄粉収集槽板の
環状部上の中間及び内側の環状凸縁は上鉄粉収集槽板の
環状部を切開し、それを上に折り曲げて形成され、上鉄
粉収集槽板の環状部の外側環状凸縁は該環状部の最も外
側辺縁を上に折り曲げて僅かに外向きに傾斜させてな
る。
【0025】磁石装置は前記環状空間内に固定される完
全な円形環状の磁石を有する。
【0026】上下鉄粉収集槽板は鋼など鉄磁性材料で製
造される。
【0027】導流上蓋はアルミニウムなど非磁性材料で
製造される。
【0028】下鉄粉収集槽板と基座頂面の間には一分隔
部材が設けられて両者を分隔して下流体通路を形成す
る。
【0029】前記分隔部材はアルミニウムなど非磁性材
料で製造される。
【0030】前記流体はモーターオイルとされる。
【0031】
【作用】本発明は、一種のモーターオイルフィルターを
提供するものであり、それは、モーターオイルフィルタ
ーの金属網内に設置する一磁性モーターオイル濾過装置
内に、頭部を切断した円錐状の上部を有して導流作用を
有する基座を設け、該基座の比較的大きな開口端でモー
ターオイルフィルターのオイル出口上を覆い、並びに金
属網で固定し、その上に、一分隔部材を利用して分隔し
た二鉄粉収集槽板の間に環状永久磁石を挟んで固定した
構造を設け、該鉄粉収集槽板の上方にも分隔の関係をも
って一導流上蓋を支承し、導流上蓋と鉄粉収集槽板の間
と、鉄粉収集槽と基座頂面の間にモーターオイル通路を
形成してモーターオイルを環状永久磁石のS極とN極の
磁力最強区域に導引して通過させ、その内に含まれる鉄
粉を磁石に吸着させて濾過するものである。鉄粉収集槽
板上には中心点を囲むように複数の上向き凸縁を形成
し、これら凸縁の間に環状の鉄粉収集槽を形成し、これ
ら凸縁はモーターオイルがその上を流れる時にその速度
を低減させ、それによりモーターオイル内の鉄粉を容易
に磁石に吸着させると共に、凸縁の阻止により鉄粉がエ
ンジン振動或いは車両の運転振動により流動するモータ
ーオイルに流されることを防ぎ、その鉄粉除去の効果を
高めている。
【0032】
【実施例】本考案のモーターオイルフィルター10は、
特にガソリン内燃機に適合し、このモーターオイルフィ
ルター10は一つの中空ハウジング12を有し、その底
面にモーターオイルのモーターオイルフィルター10へ
の進入と流出に使用されるオイル入口14とオイル出口
16を有する。中空ハウジング12内には一金属網18
が設けられ、これはオイル出口16を囲むように設置さ
れて内に第1空間を形成する。金属網18にはモーター
オイルの第1空間19内への進入に供される複数の穿孔
20が設けられる。金属網18と中空ハウジング12の
間には濾過紙芯22が設置される第2空間21が形成さ
れる。金属網18と濾過紙芯22の上方に一つの圧縮ば
ね24が設けられて金属網18と濾過紙芯22を中空ハ
ウジング12内に固定するのに使用される。金属網18
内部の第1空間19内には本考案の磁性モーターオイル
濾過装置26が、オイル出口16を覆うように設けられ
る。その構造については図2から図7を組み合わせて説
明する。
【0033】図2から図4はそれぞれ、本考案の磁性モ
ーターオイル濾過装置26の斜視図、分解斜視図及び断
面図である。本考案の磁性モーターオイル濾過装置26
は一つの基座28を有する。該基座28の詳細な構造は
図7の斜視図に示される。該基座28が上半部が上に徐
々に直径を縮小した円錐状とされ、下半部は円柱状とさ
れる、該円柱状の下半部は金属網18内に緊密に固定さ
れる。この基座28の底端は一つの完全開口端とされ、
モーターオイルフィルター10の濾過紙部材底蓋上のオ
イル出口16上にかぶせられ、もって完全に該オイル出
口16を封じ、且つ開口周辺上には複数の外向きに突伸
する固定用耳30が設けられて金属網18の下方まで延
伸されて金属網18により圧されて固定されるか、或い
は点溶接を利用して両者が一体とされ基座28に固定さ
れる。基座28は比較的小さい頂端上に一中心孔32と
その周囲の複数の弧形孔34を有し、弧形孔34の目的
は、モーターオイルの基座28内部への通路となること
であり、基座28内に流入したモーターオイルは基座2
8内にシールされたモーターオイル出口を経てこのモー
ターオイルフィルター10に流出する。
【0034】この実施例中、基座28は金属板、例えば
0.3mm厚さの鋼板で製造され、その底板の直径は3
2mm、その頂端の直径は27mm、その高さは18m
m、中心孔32の直径は3.6mmとされる。このサイ
ズは本考案の一実施例のサイズであり、本考案はこのサ
イズに限定されるものではなく、その他のサイズもまた
採用できる。
【0035】基座28の比較的小さい頂面上には一分隔
部材35が設けられ、それは図中に示されるように、中
空の厚い円柱形部材とされ、その上に支承する一つの上
鉄粉収集槽板36と下鉄粉収集槽板37で環状永久磁石
38を挟持して固定する。分隔部材35は下鉄粉収集槽
板37と基座28の間を分隔して離し、その間に一つの
下モーターオイル通路39を形成する(図4参照)。
【0036】上鉄粉収集槽板36と下鉄粉収集槽板37
は基本的には同じ構造と形状を有するが、唯一の違いは
下鉄粉収集槽板37は上鉄粉収集槽板36を逆転させた
方式で設置されることである。上鉄粉収集槽板36と下
鉄粉収集槽板37の構造は図6中に示される。説明を簡
単とするために、下文中に上鉄粉収集槽板36を代表し
て説明するが、それは下鉄粉収集槽板37にも適用され
る。図3と図6に示されるように、上鉄粉収集槽板36
は一つの円盤状部材であり、その中間に一下凹部40が
設けられ、それを囲む環状部45が上に結合されてな
る。
【0037】図3と図4に示されるように、この実施例
中では、下凹部40は円環状の傾斜側壁41と一つの平
坦な底部42より構成され、該環状部45は傾斜側壁4
1上に結合される。底部42には一中心孔44と該中心
孔44を囲むように複数の弧形孔46が設けられる。こ
の弧形孔46はモーターオイルの通路とされる。上鉄粉
収集槽板36と下鉄粉収集槽板37は相互に逆の方向に
設置され、並びにその底部42をもって互いに接合され
て一体となり、これら二つの鉄粉収集槽板の間にはその
下凹部40を囲むよう環状空間48が形成され(図4参
照)、その内に環状永久磁石38が挟持され固定され
る。磁気の通路を提供し、並びに適当な弾性をもって安
定して環状永久磁石38を挟持するために、上鉄粉収集
槽板36と下鉄粉収集槽板37は銅材或いは金属網或い
は孔を穿った板材で製造するのが望まししいが、当然上
述の条件を満たす材料ならば使用可能である。
【0038】上鉄粉収集槽板36の環状部45には、適
当にその材料を折り曲げて鉄粉ないし鉄屑を収容できる
収集槽が形成される。図3、4及び図6に示されるよう
に、この実施例中では、上鉄粉収集槽板36の頂面上に
二つの環状の鉄粉収集槽が設けられ、その一つは外収集
槽50とされ、もう一つは内収集槽52とされる。外収
集槽50は上鉄粉収集槽板36の傾斜方向上に環状に延
伸された外凸縁54とほぼ上鉄粉収集槽板36の環状部
45の中間位置にて上に直立する中凸縁56より構成さ
れ、内収集槽52は中凸縁56と下凹部40辺縁上に位
置し下凹部40を囲む内凸縁58より構成される。これ
ら外凸縁54、中凸縁56、内凸縁58はほぼ上に直立
に形成されるが、外凸縁54は僅かに外向きに傾斜す
る。本考案では、中凸縁56の高さは内凸縁58の高さ
とほぼ等しく、外凸縁54より高く設けられる。
【0039】本考案のこの実施例中、外凸縁54は上鉄
粉収集槽板36の周辺を上に折り曲げて形成される。中
凸縁56と内凸縁58は上鉄粉収集槽板36の環状部の
一部分を切開し、並びに上に折って形成され、適当に上
鉄粉収集槽板36に連接するために、中凸縁56と内凸
縁58はいずれも非連続的な部分とされ、片段式構造と
され、且つ両者は互いに分離されている。この構造によ
り、凸縁部分を製造するために他の材料を使用する必要
がなく材料を節約するが、このほかの片状材料を用いて
例えば溶接により上鉄粉収集槽板36の環状部上に固定
し、外凸縁54、中凸縁56及び内凸縁58部分を形成
してもよい。本考案の一実施例中では、下凹部40の直
径はほぼ16.5mm、全体の上鉄粉収集槽板36の直
径は27mm、中心孔44の孔径は3.6mmとされ、
上鉄粉収集槽板36と下鉄粉収集槽板37を製造する鋼
板の厚さは0.3mm程度とされる。
【0040】本考案の磁性モーターオイル濾過装置26
は、従米の装置のようにモーターオイルフィルターの金
属網下蓋の還油孔の大きさに制限されることなく、ゆえ
に比較的大きな磁石を使用できる。本考案の一実施例中
では、その使用する磁石強度は1100ガウスとされ、
180グラムの吸力を発生可能であり、一方従来の一般
の最高のものではわずかに800ガウスである。このほ
か、本考案の磁石はその磁極、S極とN極がそれぞれ上
鉄粉収集槽板36と下鉄粉収集槽板37の外収集槽50
と内収集槽52に隣接した位置となるよう、即ち収集槽
の下方(上鉄粉収集槽板36の場合)或いは上方(下鉄
粉収集槽板37の場合)に当接して設けられて、内収集
槽52と外収集槽50の位置は磁力最強の位置とされ、
これにより本考案は鉄粉の最大の濾過効果を達成する。
【0041】このほか、本考案の実施例中で使用する磁
石は円環状の磁石とされて上鉄粉収集槽板36と下鉄粉
収集槽板37の間の環状空間48内に収容される。ただ
し、本考案の別の実施例では、磁石の厚さと外径を増加
してもよく、また複数の磁石を円環状に配列し環状空間
48内に固定してもよい。
【0042】上鉄粉収集槽板36と下鉄粉収集槽板37
の組合体上方には一つの導流上蓋60が設けられ、その
構造は特に図5中に示される。図3から図5に示される
ように、導流上蓋60は一つの円盤状部材とされ、一つ
の中心下凹部62を有し、並びに該中心下凹部62を囲
む一つの環状部64を有する。中心下凹部62の中心に
は一つの中心孔66が設けられる。導流上蓋60は基座
28の中心孔32から分隔部材35、及び上鉄粉収集槽
板36と下鉄粉収集槽板37の中心孔44を経て導流上
蓋60の中心孔66を穿過する金属製の連結部材、例え
ば図3或いは図4中に示されるリベット70の如きもの
により、基座28と上鉄粉収集槽板36及び下鉄粉収集
槽板37上に固定される。このリベットの材質は最も望
ましくは磁化不能の金属、例えばアルミニウムとされ、
これにより鉄粉のその上への吸着を回避する。同様に、
導流上蓋60の材質もまたアルミニウムが最良とされ
る。
【0043】導流上蓋60の上鉄粉収集槽板36上への
設置方式は、その環状部64と上鉄粉収集槽板36の間
にモーターオイルを導いて通過させる上モーターオイル
通路72(図4参照)を形成させ、モーターオイルが矢
印Aの方向にこの上モーターオイル通路72を通過する
時、上鉄粉収集槽板36上の凸縁54、56と58の阻
止を受けることで、その中の鉄粉を簡単に環状永久磁石
38に吸引させて内収集槽52と外収集槽50内に収集
させ、同時に中凸縁56と内凸縁58の阻止の故に、内
収集槽52と外収集槽50内に堆積した鉄粉下流は簡単
にはモーターオイルの流動を受けて収集槽を離れず、こ
れによりさらに有効にモーターオイル内の鉄粉を除去す
ることができる。上モーターオイル通路72を通過し、
環状永久磁石38にその内の鉄粉を除去されたモーター
オイルは上鉄粉収集槽板36と下鉄粉収集槽板37の弧
形孔46を穿過して下鉄粉収集槽板37下方の空間内に
至り、さらに矢印Cに示される方向に沿って、基座28
頂面上の弧形孔34を経て基座28内部に進入し、もっ
てその内のオイル出口16を経てモーターオイルフィル
ター10へと流出する。
【0044】一方では、下鉄粉収集槽板37下方の下モ
ーターオイル通路39を流れるモーターオイルもまた環
状永久磁石38の磁力の吸引作用を受け、その内に含ま
れる鉄粉が下鉄粉収集槽板37上の内収集槽52と外収
集槽50に堆積し、並びにその上の中凸縁56と内凸縁
58のために、その内に堆積された鉄粉がモーターオイ
ルに流されるのが防止される。下鉄粉収集槽板37下方
を流れるモーターオイルは矢印Bの方向に沿って前進
し、環状永久磁石38の下方を通過し、さらに矢印Cの
方向に沿って基座28内部に進入し、このモーターオイ
ルフィルター10を流出する。
【0045】本発明の一実施例中では、導流上蓋60の
環状部64と上鉄粉収集槽板36の間の距離(上モータ
ーオイル通路72)は約5ミリメートルであり、下鉄粉
収集槽板37と基座28の頂面間の距離(下モーターオ
イル通路39)もまた約5ミリメートルとされ、導流上
蓋60の下凹部の傾斜側壁と上鉄粉収集槽板36の下凹
部40の傾斜側壁41の間の距離は約3.5ミリメート
ルとされる。
【0046】本発明のもう一つの実施例では、特にガソ
リン内燃機への使用に適合するモーターオイルフィルタ
ーが提供される。これは図8中の符号80で表示され
る。モーターオイルフィルター80は、図1中に示され
るモーターオイルフィルター10と同様、一中空ハウジ
ング82を有し、その内に二組の本発明の磁性モーター
オイル濾過装置26Aと26Bが設けられ、これら二組
の磁性モーターオイル濾過装置26Aと26Bは基本的
に図2から図4中に示される磁性モーターオイル濾過装
置26の構造と一様であるが、但し両者には下文中に説
明される実質上のわずかな違いがあり、ゆえに区別でき
る。このガソリン内燃機用のモーターオイルフィルター
80内に設けられる二組の磁性モーターオイル濾過装置
26Aと26Bは、上下に対向する方式で設置され、そ
の中の第一磁性モーターオイル濾過装置26Aに対し
て、第2磁性モーターオイル濾過装置26Bは上下を逆
転した方向に設置され、これにより第2磁性モーターオ
イル濾過装置26Bの導流上蓋60上の環状部64は第
1磁性モーターオイル濾過装置26Aの導流上蓋60の
環状部64に対向し並びにその上に当接して設置され
る、これは図8に示される如くである。
【0047】モーターオイルフィルター80の中空ハウ
ジング82は一頂面84と一底面86を有し、その上に
それぞれ雄ねじを切った凸柱88が設けられてガソリン
内燃機(未表示)への結合に供され、並びにモーターオ
イルの流入流出用に供される。この周知の構造について
はこれ以上の説明は省略する。中空ハウジング82の頂
面84と第2磁性モーターオイル濾過装置26Bの基座
28の間と、中空ハウジング12の底面86と第1磁性
モーターオイル濾過装置26Aの基座28の間にはいず
れも圧縮ばね90が設けられるが、その効果は図1中に
示される圧縮ばね24と同様であり、それをもって磁性
モーターオイル濾過装置26Aと26Bを中空ハウジン
グ82に固定することにある。
【0048】この一実施例中では、二組の磁性モーター
オイル濾過装置26Aと26B中に使用される結合部材
は、図2から図4に示されるリベット70であり、第1
磁性モーターオイル濾過装置26Aの基座28内部より
穿貫し第2磁性モーターオイル濾過装置26Bの基座2
8内部に至る単一のリベット92とされて、二組の磁性
モーターオイル濾過装置26Aと26B内部に用いられ
る分隔部材35以外にこれら二組の磁性モーターオイル
濾過装置26Aと26Bには別に一分隔部材94が設け
られ、その中にもまた貫通穴が穿たれてリベット92の
貫通に供される。分隔部材94の材質は分隔部材35と
同じとされる。
【0049】このほか、ガソリン内燃機で用いられるモ
ーターオイルフィルターは一般的に細長く設けられ、そ
の全体外径は比較的小さい。ゆえに二組の磁性モーター
オイル濾過装置26Aと26B上には図2から図4中に
示される実施例で用いられた固定用耳30は設けられ
ず、基座28が直接に中空ハウジング82の内側表面上
に緊密に組み合わされて、二組の磁性モーターオイル濾
過装置26Aと26Bの固定を行う。
【0050】
【発明の効果】以上の説明は、本発明の実施例について
述べたものであり、この技術に精通している者であれば
分かるように、上述の説明より多種の可能な変化が可能
であり、例えば、本発明の提供する濾過装置は、内燃機
中に用いられるモーターオイルを濾過するのに用いられ
るだけでなく、内燃機で使用する、ガソリンやその他の
流体を濾過するのに用いられてその中に含有される鉄質
の不純物を除去し、ゆえに上述の特許請求の範囲内の変
化も本発明の欲する保護範囲に属する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のモーターオイルフィルターを一部切欠
いた側面図である。
【図2】本発明の磁性モーターオイル濾過装置の斜視図
である。
【図3】本発明の磁性モーターオイル濾過装置の分解斜
視図である。
【図4】本発明の磁性モーターオイル濾過装置の断面図
である。
【図5】本発明の磁性モーターオイル濾過装置の導流上
蓋の斜視図である。
【図6】本発明の磁性モーターオイル濾過装置の鉄粉収
集槽を示す斜視図である。
【図7】本発明の磁性モーターオイル濾過装置の基座の
斜視図である。
【図8】本発明のもう一つのモーターオイルフィルター
の断面図である。
【符号の説明】
10・・モーターオイルフィルター 12・・・中空ハ
ウジング 14・・・オイル人口 16・・・オイル出口 18・
・・金属網 19・・・第1空間 20・・・穿孔 22・・・濾過
紙芯 21・・・第2空間 24・・・圧縮ばね 26・・・
磁性モーターオイル濾過 装置 28・・・基座 30・・・固定用耳 32・・
・中心孔 34・・・弧形孔 35・・・分隔部材 36・・・上
鉄粉収集槽板 37・・・下鉄粉収集槽板 38・・・環状永久磁石 39・・・下モーターオイル通路 40・・・下凹部
45・・・環状部 41・・・傾斜側壁 42・・・底部 44・・・中心
孔 46・・・弧形孔 48・・・環状空間 50・・・外収集槽 52・・・
内収集槽 54・・・外凸縁 56・・・中凸縁 58・・・内凸
縁 60・・・導流上蓋 62・・・中心下凹部 64・・
・環状部 66・・・中心孔 70・・・リベット 72・・・上
モーターオイル通路 80・・・モーターオイルフィルター 82・・・中空
ハウジング 26A、26B・・・磁性モーターオイル濾過装置 84・・・頂面 86・・・底面 88・・・雄ねじを
切った凸柱 90・・・圧縮ばね 92・・・リベット 94・・・
分隔部材

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上に流体出口と流体入口を有して内に少
    なくとも一つの磁性濾過装置を有し、上記流体入口より
    内部に流入した液体を上記磁性濾過装置を経て上記流体
    出口より流出させる一つのハウジングを有する流体濾過
    器であって、該磁性濾過装置は、 一基座を有し、該基座は、頭部を切断した円錐状の上半
    部と直立円柱状の下半部を有し、上記流体出口より大き
    な直径の開口底端を有して、その開口底端で完全に上記
    流体出口を覆うよう設置され、該基座にはさらにそれよ
    り直径の小さい頂端を有して該頂端上には内部空間への
    流体流入に供される複数の流体流通孔道が設けられ、該
    基座には上記ハウジング内部への固定用の一固定装置が
    設けられ、 上記磁性濾過装置はさらに、上鉄粉収集槽板と下鉄粉収
    集槽板を有し、該上鉄粉収集槽板は一環状傾斜側壁と一
    平坦底部より構成された一つの中心下凹部を有し、該平
    坦底部上には複数の流体流通孔道が設けられ、該上鉄粉
    収集槽板にはさらに上記中心下凹部を囲むようにその上
    に結合された一環状部が設けられ、上記下鉄粉収集槽板
    は該上鉄粉収集槽板と同じ構造を有するが上鉄粉収集槽
    板を上下に逆転した方向に設置されてその中心下凹部の
    平坦底部と上鉄粉収集槽板の中心下凹部の平坦部は相対
    し且つ一体に固定されると共に、上鉄粉収集槽板と下鉄
    粉収集槽板上の流体流通孔道も相対称とされることで、
    上鉄粉収集槽板と下鉄粉収集槽板の環状部間に一環状空
    間が形成され、該下鉄粉収集槽板は分隔の関係をもって
    基座の頂面上に固定され、下鉄粉収集槽板と基座の頂面
    の間には一下流体通路が形成され、 上記磁性濾過装置はさらに、磁石装置を有し、それは上
    鉄粉収集槽板と下鉄粉収集槽板の間の環状空間に環状に
    形成され、その内に固定され、そのS極とN極はそれぞ
    れ上鉄粉収集槽板と下鉄粉収集槽板の環状分隔部に当接
    し一体とされ、 上記磁性濾過装置はさらに、一導流上蓋を有し、該導流
    上蓋は一平坦底部と該底部を囲む傾斜側壁を有する一下
    凹部と、該下凹部を囲むと共にその上に結合される一環
    状部を有し、該導流上蓋は上記上鉄粉収集槽板の上方に
    固定され、その環状部と上鉄粉収集槽板の環状部の間、
    及びその傾斜側壁と上鉄粉収集槽板の傾斜側壁の間に一
    上流体通路が形成され、 その中、上記下流体通路は流体を導引して下鉄粉収集槽
    板の環状部を経させ、その内に含まれる鉄粉を上記磁石
    装置の磁力で吸引させ、下鉄粉収集槽板の環状部状に堆
    積させ、下流体通路を経た流体はさらに該基座頂端上の
    流体流通孔道を経て該基座内部に進入し、該上流体通路
    は流体を上鉄粉収集槽板の環状部に導引してその内に含
    まれる鉄粉を該収集槽板の環状部上に堆積させ、上流体
    通路を経た流体はさらに上鉄粉収集槽板と下鉄粉収集槽
    板上の流体流通孔道を経て下流体通路内に至った後、該
    基座内に進入し、流体濾過器に進入することを特徴とす
    る、流体濾過器。
  2. 【請求項2】 前記ハウジング内にはほぼ同心に穿孔金
    属網が設けられ、該金属網はその内に一つの第1空間を
    形成すると共に、金属網とハウジングの間に濾過紙芯を
    収容する一つの第2空間を形成し、該ハウジングは一底
    部を有し、前記流体出口はほぼその中心位置上に設置さ
    れ、流体入口は底部の適当な位置に設けられて流体入口
    より流体濾過器内に流入した流体を第1空間に進入させ
    て濾過紙芯を穿過させた後、穿孔金属網を経て金属網内
    部の第1空間内に進入させて磁性濾過装置を通過させて
    その基座内部に進入させた後、流体出口を経て該流体濾
    過器より流出させることを特徴とする、請求項1に記載
    の流体濾過器。
  3. 【請求項3】 前記基座の固定装置は直立円柱状の下半
    部を有し、それは緊密に金属網内に貼合並びに固定さ
    れ、該直立円柱状の下半部にはその底端周辺上より外向
    きに該金属網下方まで延伸された複数の固定用耳が該け
    られて、それが圧着或いは点溶接されて金属網に固着さ
    れる、請求項2に記載の流体濾過器。
  4. 【請求項4】 前記ハウジング内には、上下に相対する
    方式に設置され相互の導流上蓋が対向し一体に当接する
    よう設置された第1及び第2磁性濾過装置が設けられ
    る、請求項1に記載の流体濾過器。
  5. 【請求項5】 前記基座の固定装置はハウジングの内側
    表面上に緊密に貼合されて固定される直立円柱状の下半
    部を有する、請求項4に記載の流体濾過器。
  6. 【請求項6】 基座頂面上にあって、上下鉄粉収集槽板
    の下凹部の平坦底部と、導流上蓋の下凹部の平坦底部に
    はいずれも一つの貫通孔が設けられて一つの結合部材の
    穿貫をもって導流上蓋と上下鉄粉収集槽板が基座に固定
    される、請求項1に記載の流体濾過器。
  7. 【請求項7】 前記結合部材は一リベットとされる、請
    求項6に記載の流体濾過器。
  8. 【請求項8】 上鉄粉収集槽板と下鉄粉収集槽板の環状
    部上にはいずれにも磁石装置が吸着する鉄粉を収容する
    鉄粉収集槽が設けられる、請求項1に記載の流体濾過
    器。
  9. 【請求項9】 上鉄粉収集槽板の鉄粉収集槽は上鉄粉収
    集槽板の環状部上の少なくとも二つの環状凸縁より構成
    される、請求項8に記載の流体濾過器。
  10. 【請求項10】 上鉄粉収集槽板の環状部上には共同で
    二つの鉄粉収集槽を構成する三個の環状凸縁が設けられ
    る、請求項9に記載の流体濾過器。
  11. 【請求項11】 上鉄粉収集槽板の環状部上の中間環状
    凸縁は内側凸縁と同じ高さを有するが、もう一つの環状
    凸縁より高く設けられる、請求項10に記載の流体濾過
    器。
  12. 【請求項12】 上鉄粉収集槽板の環状部上の中間及び
    内側の環状凸縁は上鉄粉収集槽板の環状部を切開し、そ
    れを上に折り曲げて形成される、請求項10に記載の流
    体濾過器。
  13. 【請求項13】 上鉄粉収集槽板の環状部の外側環状凸
    縁は該環状部の最も外側辺縁を上に折り曲げて僅かに外
    向きに傾斜させてなる、請求項10に記載の流体濾過
    器。
  14. 【請求項14】 磁石装置は前記環状空間内に固定され
    る完全な円形環状の磁石を有する、請求項1に記載の流
    体濾過器。
  15. 【請求項15】 上下鉄粉収集槽板は鉄磁性材料で製造
    される、請求項1に記載の流体濾過器。
  16. 【請求項16】 前記鉄磁性材料は、鋼とされる、請求
    項15に記載の流体濾過器。
  17. 【請求項17】 導流上蓋は非磁性材料で製造される、
    請求項1に記載の流体濾過器。
  18. 【請求項18】 前記非磁性材料はアルミニウムとされ
    る、請求項17に記載の流体濾過器。
  19. 【請求項19】 前記リベットは非磁性材料で製造され
    る、請求項7に記載の流体濾過器。
  20. 【請求項20】 前記非磁性材料はアルミニウムとされ
    る、請求項19に記載の流体濾過器。
  21. 【請求項21】 下鉄粉収集槽板と基座頂面の間には一
    分隔部材が設けられて両者を分隔して下流体通路を形成
    する、請求項1に記載の流体濾過器。
  22. 【請求項22】 前記分隔部材は非磁性材料で製造され
    る、請求項21に記載の流体濾過器。
  23. 【請求項23】 前記非磁性材料はアルミニウムとされ
    る、請求項22に記載の流体濾過器。
  24. 【請求項24】 前記流体はモーターオイルとされる、
    請求項1に記載の流体濾過器。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001170421A (ja) * 1999-12-14 2001-06-26 Tama Ogasawara 廃食用油浄化装置
JP2013217598A (ja) * 2012-04-10 2013-10-24 Denso Corp フィルタユニット
KR101335731B1 (ko) * 2012-08-10 2013-12-02 이원재 오일 필터
CN115023277A (zh) * 2020-03-06 2022-09-06 舍弗勒技术股份两合公司 外置式磁性过滤组件

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CN115023277B (zh) * 2020-03-06 2023-11-07 舍弗勒技术股份两合公司 外置式磁性过滤组件

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