JPH08332252A - ボールゲーム装置 - Google Patents

ボールゲーム装置

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JPH08332252A
JPH08332252A JP14050695A JP14050695A JPH08332252A JP H08332252 A JPH08332252 A JP H08332252A JP 14050695 A JP14050695 A JP 14050695A JP 14050695 A JP14050695 A JP 14050695A JP H08332252 A JPH08332252 A JP H08332252A
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Kazuhiro Goshi
和宏 郷司
Nobushige Ishibashi
伸重 石橋
Junji Miyake
淳治 三宅
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Sega Enterprises Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 比較的簡易な構成でプレイヤの興味を増大さ
せることが可能なボールゲーム装置を提供することを目
的とする。 【構成】 ボールを回収するベルトコンベヤ150と、
回収されたボールを導くガイドレール130と、導かれ
たボールに加速度を与える一対のローラ132A,13
2Bと、ボールが垂直上方向から若干傾斜された方向に
発射される打ち上げ部40と、一部が的50によって塞
がれプレイヤが発射されたボールを打ち込む開口部60
とよりなる構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はボールゲームに係り、特
にゲームセンタ等に設置され、自動的にボールを発射
し、そのボールに対してプレイヤが所定の作用を加えて
そのボールの動作に変化を与えるボールゲームに関す
る。
【0002】
【従来の技術】ボールを使用したゲームとしては例えば
バスケットボールゲームが知られている。これは与えら
れたボールをプレイヤが所定の位置に設置されたゴール
ネットを目掛けて投げ、うまくゴールネットに入れば得
点が与えられる、というものである。
【0003】しかしながら、装置によって自動的にボー
ルが発射され、そのように発射されたボールをプレイヤ
が手で打ち、所定の開口部に進入させるという、例えば
バレーボールに似せたゲームを実現する構成のゲーム装
置はこれまで無かった。ゲーム装置ではないがバレーボ
ール競技練習用のボール発射機が実公昭61−1071
5号公報にて開示されている。これは一対のモータと一
対のタイヤ輪を有する構成であって、それぞれ単独にボ
ールの発射角度、方角、高さ、場所及び曲飛方向の変換
手段を備え、バレーボール競技に特有な種類の打球を発
射させるものである。しかしながらこの装置はバレーボ
ール競技愛好者向けの構成となっており、上記のように
ボールの発射角度、方角、高さ、場所及び曲飛方向を制
御可能としているためにその構成が複雑となっており、
したがってその分価格が高くなり、ゲームセンタ等に設
置するには必ずしも適するものとは言えない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがってゲームセン
タに設置するのに適当な価格で製作可能であり、かつプ
レイヤを十分楽しませることが出来る構成を有する、例
えばバレーボールのアタック動作を模したゲームの実現
が可能なボールゲーム装置の提供が望まれていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
に鑑みてなされたものである。請求項1に記載のボール
ゲーム装置は、ボールが当たった際の衝撃によって傾斜
し得る的と、的によって少なくとも一部が塞がれてお
り、ボールを通過させるための開口部とよりなる。
【0006】請求項2に記載のボールゲーム装置は、更
にボールを発射する発射手段を有し、開口部は発射手段
によって発射されたボールを打つことによってそのよう
に打たれたボールを進入させるための開口部である請求
項1記載のボールゲーム装置である。
【0007】請求項3に記載のボールゲーム装置は、更
にボールを発射手段に回収する回収手段を有し、回収手
段は開口部を通過しなかったボールを回収する請求項1
に記載のボールゲーム装置である。
【0008】請求項4に記載のボールゲーム装置は、更
に回収手段によって回収されているボールを装置外部か
ら確認するためのボール確認窓を有する請求項3に記載
のボールゲーム装置である。
【0009】請求項5に記載のボールゲーム装置は、更
に開口部に進入しなかったボールを受けるシートを設
け、シートは所定の引っ張り強度にて張られており、も
ってボールが有している加速度を吸収する請求項1に記
載のボールゲーム装置である。
【0010】請求項6に記載のボールゲーム装置は、更
にボールが開口部を通過する通過回数を計数する計数手
段を有する請求項1に記載のボールゲーム装置である。
請求項7に記載のボールゲーム装置は、更に的を支持す
る強度を制御する制御手段を有する請求項1に記載のボ
ールゲーム装置である。
【0011】請求項8に記載のボールゲーム装置は、更
に発射手段がボールを発射する際にボールに与える加速
度を制御する制御手段を有する請求項1に記載のボール
ゲーム装置である。
【0012】請求項9に記載のボールゲーム装置は、更
に発射手段がボールを自動的に発射する時間間隔を制御
する制御手段を有する請求項1に記載のボールゲーム装
置である。
【0013】請求項10に記載のボールゲーム装置は、
更にボールが発射手段から発射された時点とボールが的
に当たった時点との間の時間を計測して計測時間が所定
の時間より長い場合には警報を発生する手段を有する請
求項1に記載のボールゲーム装置である。
【0014】請求項11に記載のボールゲーム装置は、
ボールを発射する発射手段と、発射手段によって発射さ
れたボールを打つことによってそのように打たれたボー
ルを進入させるための開口部とよりなり、発射手段は互
いに略平行な回転軸を有し互いに並列し互いに逆方向に
回転する一対のローラよりなり、一対のローラの内の第
1のローラは回転することによってボールを一対のロー
ラの間に導き、一対のローラはこのように導かれたボー
ルを挟んで回転することによってボールに加速度を与え
る。
【0015】請求項12に記載のボールゲーム装置は、
ボールを発射する発射手段と、発射手段によって発射さ
れたボールを打つことによってそのように打たれたボー
ルを進入させるための開口部とよりなり、発射手段はボ
ールを垂直上方向から傾斜した方向にボールを発射しも
ってボールが放物線を描いて飛ぶようにする。
【0016】請求項13に記載のボールゲーム装置は、
ボールを発射する発射手段と、発射手段によって発射さ
れたボールを打つことによってそのように打たれたボー
ルを進入させるための開口部とよりなり、発射手段は逆
方向進入防止手段を有し、逆方向進入防止手段は正しく
発射されたボールの通過を許容し、正しい発射の際のボ
ールの通過の方向と逆方向にボールが通過することを防
止する。
【0017】
【実施例】図1は本発明の一実施例のバレーボールアタ
ックゲーム装置10の斜視図である。また、図2はこの
ゲーム装置10の正面図(但し説明の便宜上本体部20
の内部の一部分が実線で示してある)、図3は平面図
(但し説明の便宜上起立部30の内部の一部分が実線で
示してある)、図4は右側面図(但し説明の便宜上本体
部20及び起立部30の内部の一部分が実線で示してあ
る)、図5は左側面図(但し説明の便宜上本体部20及
び起立部30の内部の一部分が実線で示してある)であ
る。また、図1乃至図5は概略構成を示す図であるのに
対して図6は実施例の実際の寸法に基づいた右側面図
(但し説明の便宜上本体部20及び起立部30の内部の
一部分が実線で示してある)である。
【0018】このゲーム装置10は大略本体部20と起
立部30とよりなる。本体部の右手前には打ち出し部4
0が設けられ、プレイヤPがゲーム装置10の所定のコ
イン投入口から所定のコインを投入することによって、
ボールBがこの打ち出し部40から矢印Aに沿って自動
的に発射される。このボールBはバレーボール競技用ボ
ールを模したものであって、実際の競技用ボールよりも
柔らかい材質の、ビニル製とされる。しかしこれに限ら
ず、実際のバレーボール競技用のボールを使用してもよ
い。
【0019】このようにして発射されたボールBは本体
部20の上を図示のように放物線を描いて飛ぶ。プレイ
ヤPはこのように飛んでいるボールBをバレーボール競
技におけるトス動作によって打ち上げられたボールに見
立てて手で打つ。この場合プレイヤPは起立部30正面
に設けられた開口部60の更に内部に設けられた二つの
的50の間の隙間にボールBを進入させるように打つ。
たとえこのようにしてプレイヤPによって打たれたボー
ルBがこの的50に当たっても、その場合の衝撃が大き
い場合にはこの的50はその衝撃によって後方に倒れ
る。その結果ボールBは起立部30の正面に設けられた
開口部60を通過して起立部30の内部に進入する。
【0020】的50は開口部60の一部分を塞ぐように
バネによって起立させられており、仮にプレイヤPによ
って打ち込まれたボールBが的50に当たってもその衝
撃が弱い場合には的50は十分に後方に倒れず、ボール
Bは逆にバネの力によって的50に押し戻され、開口部
60を介して起立部30内部に進入することが出来な
い。このような場合には得点とはならない。また、プレ
イヤPによって打たれたボールBが開口部60以外の部
分に向かった場合にはもちろん得点にはならない。
【0021】起立部の内部には所定の傾斜を有するネッ
ト100が設けられており、上述のようにプレイヤPに
よって打ち込まれ開口部60を通過して起立部30の内
部に進入したボールBはそのネット100の傾斜に沿っ
て転がり、その結果ボール落下口101に入る。そして
ボールBはこの落下口101を通ってネット100の下
に落下し、その時ボールカウントセンサ110によって
ボールBの通過が感知される。その結果そのプレイヤP
の得点が一点加算され、その得点は得点表示部70に表
示される。
【0022】また、得点表示部70の左側には上下にユ
アスコアランプ71とハイスコアランプ72とが設けら
れており、得点表示部70の右側にはレベルランプ73
が設けられている。ユアスコアランプ71点灯時得点表
示部70には1ゲーム終了時のプレイヤPの合計得点が
表示され、ハイスコアランプ72点灯時には得点表示部
70にてそれまでにプレイしたプレイヤの合計得点の
内、最も高い得点が表示されている。また、レベルラン
プ73は合計得点に対応した数段階のレベルを示すラン
プよりなり、現在プレイを終えたプレイヤの得点に応じ
てその内の対応するレベルのランプ(例えば、「上
級」、「中級」等)が表示される。また、打ち出し部4
0の正面には残り玉表示部41が設けられており、現在
プレイされているゲームにおいて、この後打ち出し部4
0からのボールBの発射(以下「トス」と称する)が何
回行われるかが表示される。
【0023】また、本体部20の前方には手前方向に突
出してコントロールパネル80が設けられている。この
パネル80には高さ決定ボタン81が3個設けられてお
り、プレイヤはこれらのいずれかを押すことによってト
スにおいてボールBに与えられる加速度の強さを予め決
められた3種類の強さの中から選択することが出来る。
このボールBに与えられる加速度の強さの相違によって
トスにおいてボールBが描く放物線の頂点の高さ、即ち
ボールBが到達し得る最も高い高さが変化する。このボ
ールBに与える加速度の強さの相違は、後述する打ち出
し部40の底部に設けられている一対のローラ132の
回転速度を変化させることによって生じさせる。
【0024】図7は本体部20の内部の特にボールBを
発射させる機構及びボールBを移動させる機構を示す右
側面図、図8はその正面図である。(但し、図7,8で
は、ガイドレール130の代わりにガイドプレートを使
用した構成例が示されている。)図9はボールBを発射
させる機構を示す図であり、(a)は左側面図、(b)
は背面図(但し説明の便宜上、ガイドレール130は打
ち出し部40の底部の部分のみ示している)である。
【0025】上述のように落下口101を通ってネット
100の下に落下したボールBは図2に示すように起立
部30の内部の下部に設けられたスロープ120の傾斜
に沿って転がり一旦起立部30の下部の左端に至る。そ
して更に、そこから本体部の下部を横切って打ち出し部
40の底部まで延設されたガイドレール130によって
ガイドされながらガイドレール130上を転がって打ち
出し部40の底部付近まで導かれる。このガイドレール
130は図9(b)に示すように互いの平行な二本の棒
により構成されている。打ち出し部40の底部付近のガ
イドレール130の上部には図9(a)に示すようにロ
ーラ131が回転可能に設けられており、そこまでガイ
ドレール130にガイドされた転がってきたボールBは
その上部がこのローラ131に当たり、図9(a)に示
されているようにその位置で止められる。実際には数個
のボールBが使用されており、同図に示されているよう
に数個のボールBがローラ131によって止められてい
る。プイレヤPがゲーム装置10の所定の投入口に所定
のコインを投入することによってゲーム装置10は自動
的に所定のタイミングでローラ131を図9(a)にお
ける反時計方向(図中の矢印方向)に所定回転角度回転
させる。内部の空気によって弾性を有する構成とされて
いるボールBはこのように回転するローラ131によっ
てある程度つぶされた状態で図9(a)の右側に送ら
れ、打ち出し部40の底部に到達する。なお、ゲーム装
置10はこのようにしてボールBが一個送り出されると
ローラ131の回転を自動的に停止し、一回に一個のボ
ールBのみが打ち出し部40の底部に送り出されるよう
にする。
【0026】打ち出し部40の底部には図9(a),
(b)に示すように一対のローラ132A,132Bが
設けられている。この内の一つのローラ132Aはその
軸がモータ133の回転軸に接続されており、モータ1
33によって一定回転速度で回転されている。更にこの
ようにモータ133によって直接駆動されているローラ
132Aの軸のモータ133と接続されている方と反対
方向の軸にはプーリ134Aが設けられている。更に他
のローラ132Bの回転軸にもプーリ134Bが設けら
れており、両方のプーリ134A,134Bは図9
(a)に示すように互いにベルト135によって連結さ
れている。このベルト135は図9(a)に示すように
「たすき掛け」とされているため、ローラ132Bはロ
ーラ132Aと異なる回転方向にて回転する。即ち、モ
ータ133の回転によってローラ132Aは図9(a)
に示すように時計方向に回転され、プーリ134A,ベ
ルト135,プーリ134Bによる動力伝達機構によっ
てその回転がローラ132Bに伝えられ、ローラ132
Bは図示のように反時計方向に回転される。また、一対
のローラ132A,132Bの間の間隔はボールBの外
径より若干短く構成されている。
【0027】上述のようにローラ131の回転によって
打ち出し部40の底部に送りこまれたボールBはまず手
前のローラ134Aの反時計方向の回転によって更に図
9(a)の右方向に移動させられる。その結果ボールB
は打ち出し部40の真下、即ち、一対のローラ132
A,132Bの間の中間の位置に到達する。その結果互
いに反対方向に回転する一対のローラ132A,132
Bによって挟まれるようにして打ち出し部40内を上方
に向かって発射される。
【0028】円筒形状の打ち出し部40内壁部には図
4,5,9に示すように(但し図9においては説明の便
宜上、レバー140Bの表示を省略している)、レバー
140A,140Bが設けられている。これらのレバー
140A,140Bはそれぞれ通常は同図に示すように
打ち出し部40の内壁部から中心部に向かって突出して
いるが、図9(a)にて破線にて示すようにボールBの
通過の際にボールBによる衝撃によって上方向に撥ね上
げられることが可能なようにその支持部が回転可能な構
成とされている。但しこの支持部は、これらのレバー1
40A,140Bは下方向には回転出来ないように構成
とされており、一旦打ち出し部40を通って発射された
ボールBが何らかの理由によって打ち出し部40上部か
ら進入したような場合であってもそのようにして進入し
てきたボールBはこれらのレバー140A,140Bに
よってガイドされ、図4の右方向、即ちゲーム装置10
の奥行き方向に転がされる。もってこのようにして進入
してきたボールが一対のローラ132A,132Bに向
かって落下することが防止される。
【0029】したがって例えばローラ132A,132
Bによって上方向に発射されたボールBと上から進入し
てきたボールBとが衝突してボールBの発射が妨げられ
るような状況の発生を未然に防ぐことが可能である。ま
た、本体部20の右端部には上述のようにレバー140
A,140Bによってゲーム装置10の奥行き方向に転
がされてきたボールBを更に奥行き方向に搬送するベル
トコンベヤ150が設けられている。このベルトコンベ
ヤ150によってボールBは図3の矢印Cに沿ってゲー
ム装置10の奥行き方向に搬送される。このようにして
搬送されたボールBは起立部に下部に設けられた上記ス
ロープ120に到達する。ベルトコンベヤ150の上部
にはベルトコンベヤ150の経路に沿って押さえ板15
1が設けられている。したがってレバー140A,14
0BによってガイドされてきたボールBはベルトコンベ
ヤ150の端部と押さえ板の端部との間に挟まれ、ベル
トコンベヤ150のベルトの移動によってそのように挟
まれたボールBは回転しながらベルトコンベヤ150と
押さえ板151との間に挟まれながら徐々に本体部20
の奥行き方向に搬送される。
【0030】このようにして搬送されたボールBは上記
スロープ120に到達する。スロープ120に到達した
ボールBは、上述のように開口部60を通過して落下口
101を通って落下してきたボールBと同様に、スロー
プ120の傾斜によって図2の左方向に転がされ、更に
ガイドレール130によってガイドされて打ち出し部4
0の底部付近まで転がされる。そして図9(a)に示す
ようにローラ131によって打ち出し部40の底部付近
に止められる。
【0031】図7,8に示されるように打ち出し部40
は若干ゲーム装置10の手前側かつ左側に傾斜して設け
られている。このようにすることによって打ち出し部4
0から発射されたボールは図1に示すように若干手前か
つ左方向に飛んで放物線を描くようになる。その結果ゲ
ーム装置10の正面に立っているプレイヤPが打ちやす
い方向にトスが上がることになる。また、このように打
ち出し部40を斜めに傾斜させて設けることによって一
旦発射されたボールBがそのまま打ち出し部40に落下
するという事態を防止することが可能である。
【0032】また、起立部30の開口部60を除いた前
面及び本体部20の打ち出し部40を除いた上面はキャ
ンバス地のシート160A,160Bによって覆われて
いる。本体部20の上面のシート160Bは図4,5に
示すように所定の傾斜を有している。プレイヤPによっ
て打たれたボールBのうちうまく開口部60を通過して
起立部30内部に進入させることが出来なかったボール
Bはシート160Aに当たって、あるいは直接シート1
60B上に落下し、シート160Bの上記所定の傾斜に
よってゲーム装置10の奥行き方向に転がり、その結果
上記スロープ120に落下する。このようにしてスロー
プ120に落下したボールBは、上述のように開口部6
0を通過して落下口101を通って落下してきたボール
Bと同様に、スロープ120の傾斜によって図2の左方
向に転がされ、更にガイドレール130によってガイド
されて打ち出し部40の底部付近まで転がされる。そし
て図9(a)に示すようにローラ131によって打ち出
し部40の底部付近に止められる。
【0033】このように、うまく開口部60を通過して
起立部30の内部に進入しなかったボール、及び通常の
動作と異なった動き、即ち、一旦打ち出し部40から発
射されたボールBが何らかの理由によって再度打ち出し
部40に進入するというような動きをしたボールBが適
切にゲーム装置10内部を移動させられ、結果的に通常
の動作によって開口部60を通過して起立部30内部に
進入したボールBと同様に打ち出し部40の底部付近ま
で搬送される。したがってゲームの円滑な動作が確保さ
れる。
【0034】なお、上記シート160A,160Bはそ
れぞれバネによって常に所定の強さで引っ張られてお
り、ボールBが加速度を持ってシート160A,160
Bに当たっても、その衝撃がバネによって吸収され、も
ってシート160A,160Bに当たったボールBがあ
まり弾まないようにされている。
【0035】また本体部20の上方及び起立部30の手
前にある空間が左右のネット90によって外側の空間と
仕切られている。したがってプレイヤPがトスされたボ
ールBを打ち損ねた場合にもボールBが外側の空間に飛
び出すことが防止される。また、図3,4に示されてい
るように、上記の本体20上部のシート160A及び本
体部20の右側壁にはそれぞれ透明スリット170A,
170Bが設けられている。これらのスリットはそれぞ
れガイドレール130の経路に沿って設けられており、
本体部20の上から及び右側方からガイドレール130
上に存在するボールBをそれらのスリットを介して見る
ことが出来るようになっている。このようにすることに
よってプレイヤPは本体部20の内部のボールの動きを
知ることが出来、もってプレイヤPがゲーム装置10の
故障または玉詰まりを疑って打ち出し部40の上部から
内部を覗こうとするという事態を未然に防止することが
可能である。もしプレイヤが打ち出し部40から内部を
覗こうとして打ち出し部40の真上に顔をかざし、同時
にボールBが発射された場合、ボールBがプレイヤの顔
に当たってしまうので、このような事態を防止する必要
がある。
【0036】なお、発射させたボールBが打ち出し部4
0から装置内部を覗こうとしたプレイヤの顔に当たるこ
とを防止する他の方法として次のような方法を採用して
もよい。即ち、打ち出し部40の真上部の物の存在を検
知する光センサを設け、ボールBの発射寸前に打ち出し
部40の真上部に物の存在を検知したら自動的に打ち出
し部40の内部に突き出す棒を設ける。このように突き
出す棒によって発射されたボールBはそのように突き出
された棒に当たって跳ね返され打ち出し部40からは発
射されない。そして、レバー140A,140Bにガイ
ドされてベルトコンベヤ150に載せられる。
【0037】図10はこのバレーボールアタックゲーム
装置10に備えられた制御装置のブロック図であり、図
11はこの制御装置によって実施される動作を示す図で
ある。上記制御装置は図10に示すようにフロント部2
00とリア部500とよりなる。この内フロント部20
0にはこの制御装置の動作を統括して制御するメインC
PU210が含まれる。更に、このフロント部200に
は前述のボール打ち出し部40からのボールBの発射動
作に関連するボール打ち出し機構300が含まれる。
【0038】図10に示すこの制御装置の構成を図11
に示す動作手順と関連付けながら説明する。図11にお
いて、まずゲーム装置10の電源が投入されると制御装
置のリア部500の電源部510にAC100ボルトが
供給され、制御装置内部の各部に電源が供給される。そ
してアドバタイズと称される動作が実施される。このア
ドバタイズとはこのゲーム装置10がゲームセンタ等に
設置された場合、プレイヤがこのゲーム装置10に興味
を覚えてこのゲーム装置10でプレイをしたいと思わせ
るための演出動作である。具体的には図11に示すよう
にサウンド動作として、人間の声に似せられた音による
このゲーム装置のタイトルの発声及び背景音楽(BG
M)の提供がなされる。これらのサウンド動作はメイン
CPUによってゲーム装置10内部に設けられたスピー
カ220を介してなされる。
【0039】また、起立部20の中には蛍光灯520が
設けられ、ゲーム装置10の電源投入によって常に点灯
され、開口部60を介して見ることができる起立部20
内部の壁に施されたイラスト、文字等を照らし、演出効
果を提供する。更に起立部20内部の的50の上部付近
には演出用ランプ530が設けられており、これを使用
してメインCPU210の制御の下で所定の演出動作
(点滅等)がなされる。更に上記得点表示部70及び残
り玉表示部41(それぞれ7セグメント2桁LED表示
器)の使用によってメインCPU210の制御の下で所
定の演出動作が行われる。
【0040】次にゲーム装置10の所定のコイン投入口
にプレイヤによってコインが投入されるとこれがメイン
CPU210によって検知され、メインCPU210に
よって中継部540を介してシャッタソレノイド320
が動作され、もって図8に示す蓋42が開かれる。この
蓋42は打ち出し部40内部に設けられており、ゲーム
がプレイされていない間は閉じられもって打ち出し部4
0の外側から埃が侵入したり異物が投入されたりするこ
とが防止される。また、中継部540はシャッタソレノ
イド320,演出用ランプ530及びパトライトコネク
タ550をCPU210とを分離してこれらの器具にお
いて発生する接点開閉サージ等がCPU210に直接印
加されることを防止するために設けられている。
【0041】また、スピーカ220を介してコイン投入
音の擬音が出される。また、やはりスピーカ220を介
してモータ回転数選択を待つことを示す背景音楽(BG
M)が流される。上述のようにこのゲーム装置10では
図9に示されるローラ132A,132Bの回転速度を
変化させることによってボールBに与えられる加速度を
相違させるようにしている。この目的のために、上記の
ようにコントロールパネル80に高さ決定ボタン81が
3個設けられており、プレイヤはこれらのいずれかを押
すことによってトスにおいてボールBに与えられる加速
度の強さを予め決められた3種類の強さの中から選択す
るようにしている。この選択の結果ボール打ち出し用モ
ータ133の回転数を変化され、もってローラ132
A,132Bの回転数が変化させられ、ボールBに与え
られる加速度が変化させられ、その結果ボールBのトス
の高さが変化させられる。上記モータ回転数選択を待つ
ことを示す背景音楽とは、プレイヤにモータ回転数を選
択することを促すための音楽である。更にスピーカ22
0を介してモータ回転数決定を促す音声が発声される。
【0042】この間照明動作としては、メインCPU2
10の制御の下に、上記レベルランプ73は消灯されて
おり、ユアスコアランプ71は点滅され、演出用ランプ
530はゆっくり点滅され、更にコントロールパネル8
0に設けられている上記3個の決定ボタン81に内蔵さ
れているランプが点滅される。更に得点表示器70の表
示はクリアされて”0”表示とされ、残り玉表示器41
の表示は初期値(各ゲーム毎にプレイヤに与えられるト
スの数、例えば”10”)が表示され、更にそれらの表
示は点滅される。
【0043】次にプレイヤによって上記高さ決定ボタン
81が押されるとメインCPU210はモータコントロ
ール部340,モータスピードコントローラ341を介
してプレイヤによって押されたボタンに対応した回転数
でモータ133を回転させるように制御する。また、ス
ピーカ220を介してボタンが押されたことを示す擬音
が出され、対応する決定ボタン81のランプが点灯さ
れ、他の決定ボタン81のランプは消灯され、ユアスコ
アランプ71が点灯され、演出用ランプ530が消灯さ
れる。
【0044】次に所定のタイミングでメインCPU21
0はボール送りモータ330を回転させて図9(a)に
示すローラ131を所定回転角度回転させる。その結果
上述のようにボールBは打ち出し部40の底部に送ら
れ、一対のローラ132A,132Bの回転によって打
ち出し部40を通って発射される。この時にゲーム開始
を示す効果音がスピーカ220を介して発生されると共
にゲーム前半を示す背景音楽(BGM)が流される。
【0045】図9(a)に示すガイドレール130の打
ち出し部40底部の付近に光センサ又はマイクロスイッ
チ等によるボールアウトセンサ310が設けられてお
り、ローラ131に止められているボールBがローラ1
31の回転によって打ち出し部40底部に送られた際に
ボールの通過を検知することによってボールBが打ち出
し部底部に送られたことを検知する。これによってメイ
ンCPU210はスピーカ220にボールBがトスされ
たことを示す効果音を発生させる。そして残り玉表示器
41に表示されている数字を一つ減らす。
【0046】このようにトスされたボールBをプレイヤ
Pは手で打つことによって開口部60内の二つの的50
の間隙又は的50をめがけて打ち込む(即ちアタックす
る)。的50の下部の支持部分には光センサ又はマイク
ロスイッチ等によるターゲットセンサスイッチ560が
設けられており、的50が外力を受けて後方に傾斜した
ことを検知する。プレイヤPによってアタックされたボ
ールBが的に当たると的50は後方に傾斜し、それがこ
のセンサスイッチ560によって検知され、メインCP
U210はその結果スピーカ220にボールが的50に
当たったことを示す効果音を発生させる。
【0047】起立部20内部のネット100の付近には
ボールイン光センサ561が設けられており、ネット1
00にボールBが落ちるとそのボールBの通過を検知す
る。したがってプレイヤPによって開口部60に打ち込
まれ、的50の間隙を通過しあるいは的50を倒して起
立部20内部にボールBが進入するとそのボールBのネ
ット100の通過がこの光センサ561に検知され、そ
の結果メインCPU210はアタックが成功したことを
示す効果音(観客の歓声を模した効果音)をスピーカ2
20に発生させる。同時に演出用ランプ530を素早く
点滅する。
【0048】上述のように落下口101付近にはボール
カウントセンサ110が設けられており、落下口をボー
ルBが通過するとそれを検知する。したがってネット1
00に落下したボールBがその後ネット上を転がって落
下口101を通過するとこのセンサ110によって検知
され、その結果メインCPU210は得点加算を示す効
果音をスピーカ220に発生させる。更に得点表示器7
0の表示数字を1増加させる。
【0049】プレイヤPはプレイ中も任意に高さ決定ボ
タン81を押すことによってトスの高さを調整すること
が出来る。また、ボールアウトセンサ310によってボ
ールBが送り出されたことが検知されて後所定時間ボー
ルイン光センサ561によるボールBがネットに落ちた
ことの検知がなされなかった場合、メインCPU210
はアタック失敗を示す所定の演出効果音をスピーカに発
生させる。また、それ以外の場合、即ちアタックされた
ボールが起立部20内部に進入して得点加算がなされた
場合にはアタック成功を示す演出効果音をスピーカ22
0に発生させる。
【0050】以降メインCPU210は所定の時間間隔
にてローラ131を所定回転角度回転させ、もって所定
時間間隔でボールBを打ち出し部40から発射させ、プ
レイヤPにそのようにして発射されたボールBをアタッ
クさせる。その間及びその後の制御動作は上述の動作と
同様である。
【0051】このような動作の繰り返しによってゲーム
が進行され、残り玉数が5個となった場合にゲームに変
化を与える目的でメインCPU210はローラ131を
所定回転角度回転させる時間間隔を変化させてもよい。
即ち、例えば当初は4秒ごととし、最後に5玉に関して
は1秒間隔にする。これによってプレイヤPはタイミン
グを狂わされ、緊張感が増し、結果的にゲームに対する
興味が増大する。
【0052】また、残り玉の数が5個となった時点でメ
インCPU210はスピーカ220に「残り5球」とい
う発声をさせる。更にゲーム後半を示す背景音楽(BG
M)を流させる。このようにしてゲームが進行され、残
り玉の個数が0個となった場合、即ち残り玉表示器41
の表示数字が”0”となり、メインCPU210はモー
タコントロール部340,モータスピードコントローラ
341を介してモータ133を停止し、かつシャッタソ
レノイド320を介して図8に示す打ち出し部40の蓋
42を閉じる。
【0053】次にメインCPU210はユアスコアラン
プ71を点滅させると共に得点表示器70の得点表示を
点滅させる。更に演出用ランプ530をゆっくり点滅さ
せる。更に得点に応じた評価を示す効果音をスピーカ2
20に発生させると共に評価を示す音楽を流させる。そ
して、得点に応じたレベルランプ73を点灯させると共
に演出用ランプ530を素早く点滅させる。
【0054】また、スピーカ220にゲーム終了を示す
効果音を発生させると共に「ゲームオーバ」と発声させ
る。そして一定時間後上記アドバタイズの状態に戻り、
ハイスコアランプ72とユアスコアランプ71とを交互
に点灯させ、対応して表示器70にはそれまでの最高得
点と最後のプレイヤの得点とを交互に表示させる。
【0055】図1,10に示されているエスケープゾー
ンセンサスイッチ311はベルトコンベヤ150の手前
側、即ち図4の左端部分に設けられており、その部分の
物の存在を検知する。そしてある一定時間以上に亘って
物が検知され続けた場合にはその部分にボールBが詰ま
ったと判断してそのゲーム装置10の管理者に対して警
報を送る。
【0056】本実施例では的50はバネによって所定の
強度で支持されている構成であるが、このような構成に
限らず、この的50を支持する強度を段階的又は連続的
に変化させるような構成とすることも可能である。即
ち、的50を支持するバネの弾性強度を変化させたり、
パウダークラッチ等、摩擦力を連続的に変化させること
が出来るような機構を使用して的50を支持するように
すればよい。そして所定のソフトウェアプログラムによ
ってゲーム中に的50を支持する強度を例えばランダム
に変化させるようにすることによってゲームに変化を与
えることが可能であり、プレイヤの興味を増大させるこ
とが可能である。
【0057】また、トスの高さ及び時間間隔も自由に変
化させることが可能であり、所定のソフトウェアプログ
ラムによってゲーム中にトスの高さ及び時間間隔を例え
ばランダムに変化させるようにすることによってゲーム
に変化を与えることが可能であり、プレイヤの興味を増
大させることが可能である。
【0058】また、アタックに失敗して本体部20上部
のシート160A上に落下したボールを持ってそのまま
手で的50を押して開口部60を通してボールBを起立
部30内部に挿入するという不正行為を防止するため
に、メインCPU210がボールアウトセンサ310に
よるトスの検知の時刻とターゲットセンサスイッチ56
0による的50動作の検知の時刻との間の時間が一定時
間以上長い場合には不正行為が発生したとして管理者に
警報を送るようにしてもよい。即ち,実際にトスされた
ボールBがアタックされることによって的50に当たる
場合、トスされてから的にボールBが当たるまでの時間
は非常に短いものである。ところが一旦シート160A
に落ちたボールBをプレイヤが手で持って的50を押し
た場合、トスの時刻と的50がたおされた時刻との間の
時間は相当長くなるはずである。したがってその間の時
間を計ることによって不正の発生を検知することが可能
である。
【0059】また、本実施例はバレーボールアタックゲ
ーム装置であったが本発明の適用はこのようなものに限
られず、例えば発射されたボールを手でアタックするの
ではなく頭でヘディングするようにしてサッカーのヘデ
ィングのゲーム装置としてもよいし、あるいはボールB
をもっと小さくし、発射されたボールを手でアタックす
るのではなくバットでヒッティングするようにして野球
のトスバッティングのゲーム装置としてもよい。
【0060】また、打ち上げ部40にてボールBを発射
する機構は本実施例のような一対のローラ132A,1
32Bによる機構に限られず、圧縮空気をボールBに吹
きつけてボールBに加速度を与えるようにしてもよい
し、あるいはバネの弾性復元力を利用してボールBに加
速度を与えるようにしてもよいし、あるいはシーソー式
の機構を利用して片方のレバーに力を与えて他方のレバ
ーでボールBに加速度を与えるようにしてもよいし、あ
るいはバッティングセンタで使用されているような回転
するアームの先端でボールに加速度を与える機構を利用
してもよい。
【0061】また、各ゲームの終了は所定個数のボール
Bがトスされたことによって判断しているが、そのよう
な構成に限られず、トスは所定時間間隔または所定のソ
フトウェアプログラムにしたがった時間間隔で繰り返さ
れ、所定時間が経過したことによってゲーム終了を判断
するようにしてもよい。その場合残り玉表示器41に代
えて残り時間表示器を設けれよい。
【0062】また、本実施例では開口部60に的50を
設けた構成であったが、本発明はこのような構成に限定
されることはなく、開口部60内に的50を設けない構
成としてもよいし、また、的50の位置を自動的に制御
することによって開口部60内に的50を存在させてボ
ールが開口部60に入りにくくする時間帯と開口部60
内から的50を退かしてボールが開口部60に入りやす
くする時間帯とを設けるという構成としてもよい。
【0063】
【発明の作用及び効果】このように請求項1に記載のボ
ールゲーム装置では、ボールが当たった際の衝撃によっ
て傾斜し得る的と、的によって少なくとも一部が塞が
れ、ボールを進入させるための開口部とよりなるように
した。したがって的に当てて倒すことによってボールを
開口部に進入させようとする場合、単に的にボールを当
てることのみでなく、当てる際の衝撃の強さが十分大き
い場合初めて的が十分に傾斜してボールが開口部を通過
するようにすることが出来る。したがって例えばせっか
くボールが的に当たってもその強さが不十分で的が十分
に傾斜せずにボールか戻されたような場合にプレイヤは
更に次回は強くボールを的にぶつけようとするため、プ
レイヤのゲームに対する興味が増大される。
【0064】また請求項2に記載のボールゲーム装置は
更にボールを発射する発射手段を有するようにしたた
め、発射手段によって発射されたボールを打たなければ
ならないため、うまく開口部に進入させることがより困
難となり、もってプレイヤの興味を増大させることが出
来る。
【0065】また請求項3に記載のボールゲーム装置で
は、更にボールを発射手段に回収する回収手段を有し、
回収手段は開口部を通過しなかったボールを回収するた
め、プレイヤの手を煩わせることなくゲーム進行が円滑
に行われ得る。また請求項4に記載のボールゲーム装置
では、更に回収手段によって回収されているボールを装
置外部から確認するためのボール確認窓を有するように
したため、プレイヤが簡単にボールの回収模様を知るこ
とができ、もってプレイヤがボールの回収模様を確認し
ようとして発射手段を覗こうとして発射されたボールに
当たるというような事態が防止され得る。
【0066】また請求項5に記載のボールゲーム装置で
は、更に開口部に進入しなかったボールを受けるシート
を設け、シートは所定の引っ張り強度にて張られてお
り、もってボールが有している加速度を吸収するため、
シートに当たったボールが弾むことが防止され、もって
円滑にボールが回収され得る。
【0067】また請求項6に記載のボールゲーム装置で
は、更にボールが開口部を通過する通過回数を計数する
計数手段を有するようにしたため、プレイヤは自己のゲ
ーム結果を容易に知ることが出来、プレイヤの興味を増
大させ得る。また請求項7に記載のボールゲーム装置で
は、更に的を支持する強度を制御する制御手段を有する
ようにしたため、制御手段によって的の支持強度が変化
され、もってプレイヤは的を倒してボールを開口部に進
入させようとする場合、そのように変化する的の支持強
度に応じてボールを的に当てる強さを調整する必要があ
り、もってプレイヤの興味を増大させることが出来る。
【0068】また請求項8に記載のボールゲーム装置で
は、更に発射手段がボールを発射する際にボールに与え
る加速度を制御する制御手段を有するようにしたため、
制御手段によってボールの発射の加速度が変化され、も
ってトスの高さが変化され、プレイヤはそのように変化
されるトスの高さに応じてボールを打つ必要があるた
め、常に緊張する必要があり、もってプレイヤの興味を
増大させることが出来る。
【0069】また請求項9に記載のボールゲーム装置で
は、更に発射手段がボールを自動的に発射する時間間隔
を制御する制御手段を有するようにしたため、制御手段
によってボールの発射間隔が変化され、もってプレイヤ
はそのように変化される発射間隔に応じてボールを打つ
必要があるため、常に緊張する必要があり、もってプレ
イヤの興味を増大させることが出来る。
【0070】また請求項10に記載のボールゲーム装置
では、更にボールが発射手段から発射された時点とボー
ルが的に当たった時点との間の時間を計測して計測時間
が所定の時間より長い場合には警報を発生する手段を有
するようにしたため、発射されたボールを手でもって的
を手で押し倒して開口部にボールを挿入するという不正
行為の発生を防止出来る。
【0071】また請求項11に記載のボールゲーム装置
では、発射手段は互いに略平行な回転軸を有し互いに並
列し互いに逆方向に回転する一対のローラよりなり、一
対のローラの内の第1のローラは回転することによって
ボールを一対のローラの間に導き、一対のローラはこの
ように導かれたボールを挟んで回転することによってボ
ールに加速度を与えるようにしたため、簡易な構成でボ
ールを所定の位置に導き発射させる事が出来る。
【0072】また請求項12に記載のボールゲーム装置
では、発射手段はボールを垂直上方向から傾斜した方向
にボールを発射しもってボールが放物線を描いて飛ぶよ
うにしたため、発射されたボールをプレイヤの打ちやす
い方向にトスアップさせることができると共に、発射さ
れたボールが発射手段に向けて落下することを防止し得
る。
【0073】また請求項13に記載のボールゲーム装置
では、発射手段は逆方向進入防止手段を有し、逆方向進
入防止手段は正しく発射されたボールの通過を許容し、
正しい発射の際のボールの通過の方向と逆方向にボール
が通過することを防止するようにしたため、発射された
ボールと逆方向に進入してきたボールとが衝突してボー
ルの発射が妨げられるような事態が防止され得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のバレーボールアタックゲー
ム装置の斜視図である。
【図2】図1の装置の一部内部機構を実線で示した正面
図である。
【図3】図1の装置の一部内部機構を実線で示した平面
図である。
【図4】図1の装置の一部内部機構を実線で示した右側
面図である。
【図5】図1の装置の一部内部機構を実線で示した左側
面図である。
【図6】図1の装置の一部内部機構を実線で示した、実
際の寸法に則した右側面図である。
【図7】図1の装置の、ボールを移動させ、発射する機
構を示した右側面図である。
【図8】図7の正面図である。
【図9】図1の装置の、ボールを発射する機構を示した
図である。
【図10】図1の装置の制御装置のブロック図である。
【図11】図10の制御装置が実行する動作を示す図で
ある。
【符号の説明】 40 打ち出し部 50 的 60 開口部 131 ローラ 132A,132B ローラ 134A,134B プーリ 135 ベルト 140A,140B レバー 150 ベルトコンベヤ 151 押さえ板 160A,160B シート

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボールが当たった際の衝撃によって傾斜
    し得る的と、 的によって少なくとも一部が塞がれており、ボールを進
    入させるための開口部とよりなるボールゲーム装置。
  2. 【請求項2】 更にボールを発射する発射手段を有し、 開口部は、発射手段によって発射されたボールを打つこ
    とによってそのように打たれたボールを進入させるため
    の開口部である請求項1記載のボールゲーム装置。
  3. 【請求項3】 更にボールを発射手段に回収する回収手
    段を有し、 回収手段は開口部を通過しなかったボールを回収する請
    求項1に記載のボールゲーム装置。
  4. 【請求項4】 更に回収手段によって回収されているボ
    ールを装置外部から確認するためのボール確認窓を有す
    る請求項3に記載のボールゲーム装置。
  5. 【請求項5】 更に、開口部に進入しなかったボールを
    受けるシートを設け、 シートは所定の引っ張り強度にて張られており、もって
    ボールが有している加速度を吸収する請求項1に記載の
    ボールゲーム装置。
  6. 【請求項6】 更にボールが開口部を通過する通過回数
    を計数する計数手段を有する請求項1に記載のボールゲ
    ーム装置。
  7. 【請求項7】 更に的を支持する強度を制御する制御手
    段を有する請求項1に記載のボールゲーム装置。
  8. 【請求項8】 更に発射手段がボールを発射する際にボ
    ールに与える加速度を制御する制御手段を有する請求項
    1に記載のボールゲーム装置。
  9. 【請求項9】 更に発射手段がボールを自動的に発射す
    る時間間隔を制御する制御手段を有する請求項1に記載
    のボールゲーム装置。
  10. 【請求項10】 更にボールが発射手段から発射された
    時点とボールが的に当たった時点との間の時間を計測し
    て計測時間が所定の時間より長い場合には警報を発生す
    る手段を有する請求項1に記載のボールゲーム装置。
  11. 【請求項11】 ボールを発射する発射手段と、 発射手段によって発射されたボールを打つことによって
    そのように打たれたボールを進入させるための開口部と
    よりなり、 発射手段は互いに略平行な回転軸を有し互いに並列し互
    いに逆方向に回転する一対のローラよりなり、 一対のローラの内の第1のローラは回転することによっ
    てボールを一対のローラの間に導き、 一対のローラはこのように導かれたボールを挟んで回転
    することによってボールに加速度を与えるボールゲーム
    装置。
  12. 【請求項12】 ボールを発射する発射手段と、 発射手段によって発射されたボールを打つことによって
    そのように打たれたボールを進入させるための開口部と
    よりなり、 発射手段はボールを垂直上方向から傾斜した方向にボー
    ルを発射しもってボールが放物線を描いて飛ぶようにす
    るボールゲーム装置。
  13. 【請求項13】 ボールを発射する発射手段と、 発射手段によって発射されたボールを打つことによって
    そのように打たれたボールを進入させるための開口部と
    よりなり、 発射手段は逆方向進入防止手段を有し、逆方向進入防止
    手段は正しく発射されたボールの通過を許容し、正しい
    発射の際のボールの通過の方向と逆方向にボールが通過
    することを防止するボールゲーム装置。
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