JPH0833221B2 - レンジフード - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、同時給排形レンジフードに関するもので
ある。

［従来の技術］ 第10図は例えば特公昭60−39933号公報に示された従
来のレンジフードを示す図であり、図において、（１）
は本体であり、内部には給気通路（２）および排気通路
（３）を区画して有している。上記給気通路（２）には
通風するための給気用送風機（４）を設けてあり、この
給気用送風機（４）は内部に給気用羽根（５）を有して
いる。また排気通路（３）には通風するための排気用送
風機（６）を設けてあり、この排気用送風機（６）は内
部に排気用羽根（７）を有している。そして、これら給
気用羽根（５）および排気用羽根（７）はモータ（８）
で回転させられるようになっている。上記給気通路
（２）の室外側吸込口（10）には給気用ダクト（図示せ
ず）が接続されており、排気用送風機（６）の吐出口
（12）には排気用ダクト（図示せず）が接続されてい
る。上記本体（１）の前面上部には給気通路（２）の室
内側第１吐出口（13）が形成されており、本体下部の排
気通路（３）の周りには給気空気の一部を排気通路
（３）の室内側吸込口（15）に向かって、かつ本体に水
平に吐出するための室内側第２吐出口（14）を形成して
いる。なお図中の（16）は本体下部に設けた給気通路
（２）と排気通路（３）の仕切板である。

従来のレンジフードは上記のように構成されモータ
（８）により給気用羽根（５）および排気用羽根（７）
を回転させると、給気通路（２）の室外側吸込口（10）
に接続した排気用ダクトより吸い込んだ外気の大部分は
矢印Ｃ→C1のように給気通路（２）を通り、室内側第１
吐出口（13）より室内へ給気され、一部は矢印Ｃ→C1の
ように、室内側第２吐出口（14）より排気通路３の室内
側吸込口（15）に向かって本体に水平に吐出され、排気
通路（３）の室内側吸込口（15）より吸い込まれた室内
空気は矢印Ｄ→D1のように、排気通路（３）を通り排気
用ダクト（11）より室外へ排出される。

［発明が解決しようとする課題］ 上記のような従来のレンジフードでは、給気通路
（２）から室内側第２吐出口（14）へ吐出された室外空
気が、排気通路（３）の室内側吸込口（15）の周囲に空
気の幕を成形し、調理の際発生する油煙や水蒸気が仕切
板（16）に直接当たらないようにして仕切板（16）の
錆、腐食等を防止しているのみで、本体（１）下面の開
口から油煙があふれて前面パネルを汚さないようにする
という点については、本体（１）の前面側を前方に膨ら
ませるという手段に頼っているため、本体自体が過大と
なってしまい、過大となるということを回避しようとす
れば、本体（１）前面側が油煙で汚れ易いというジレン
マがある。

この発明は係る課題を解消するためになされたもの
で、仕切板を汚しずらく、しかも小嵩な本体にでき、ま
た排気効率を向上させるレンジフードを得ることを目的
とするものである。

［課題を解決するための手段］ 第１の発明では、外筐に対し進入、退却して開口の面
積を変化させる可動フードを設け、この可動フード内に
供給通路と仕切板の下面側とを連通し、室外空気を排気
通路側へ向けて流れ込ませる湾曲状の接続片に、下方へ
も室外空気を吹き出す穴を設けたものである。

第２の発明では、上記仕切板を固定部と可動部から構
成し可動部の仕切板は可動フードと連動し固定部の下側
になるように設けたものである。

第３の発明では、室外空気を仕切板の下面に沿って排
気通路側へ向けて流れ込ませる給気分岐手段に加え、供
給通路の室外空気を下方へ吹き出す穴を設け、この穴の
開き具合を変化させる穴調節手段を設けたものである。

第４の発明では、給気分岐手段に空気の吹出し方向を
変化させうる調整手段を設けたものである。

［作用］ 第１の発明では、可動フードにより油煙の状況に応じ
て捕集面積を大きくすることができ、捕集面積が大きく
なっても可動フードの湾曲状の接続片が供給通路の空気
を、仕切板の下面に沿ってスムーズに排気通路側へ供給
するから、仕切板の下面に油煙が付着することを空気抵
抗を少なくしつつ防止し、また接続片に設けられた穴か
ら吹き出される室外空気が外筐の表面側に立ち登ろうと
する油煙を阻止し、油煙の捕集効率が向上する。

第２の発明では、仕切板の可動部が固定部の仕切板の
下側になるように設けたので、仕切板の下面側において
接続片から吹き出される空気の流れに対して固定部の板
厚、または可動および固定の仕切板の間からの供給通路
側からの空気漏れによる抵抗がなく、空気がスムーズに
流れ油煙の捕集効率が向上する。

第３の発明では、穴から下方へ吹き出す空気の量を調
節する調節手段が、誘導気流の量を可変できる。

第４の発明では、給気分岐手段によって、供給通路か
ら供給される室外空気を排気通路側へ導く際、空気の吹
出方向を調整手段により調整ができる。

［実施例］ 第１図〜第９図はこの発明の一実施例を示す図であ
り、図において（20）は外筐で、上部に排気口（21）お
よび給気口（22）を有し、下部に給気口（23）および吐
出口（24）を設けている。（25），（26）はこの外筐内
に区画して形成された給気通路および排気通路、（27）
はこの排気通路において上記排気口（21）と給気口（2
2）との間に位置する排気用送風機で、外筐（20）に排
気用ケーシング（28）が取り付けられ、この排気用ケー
シング内に排気モータ（29）に装着された排気シロッコ
ファン（30）が設けられている。（31）はモータ取付板
で、上記排気モータ（29）を装置し、上記外筐（20）に
取り付けられ、後述される給気モータにも同一なものが
用いられる。（32）はフィルタで、例えば金網が所定枚
数積層されたものからなり、上記排気通路（26）内にて
上記吸気口（23）と対向するように所定角度の傾斜を持
って配設されている。（33）はこのフィルタにて捕集さ
れた油を受ける油溜まりで、フィルタ（32）の下部にて
着脱自在に上記外筐（20）に設けられている。（34）は
上記外筐（20）の背部外壁に装着される取付金具で、壁
（図示せず）に取付けられた壁取付金具（35）に引掛け
られることにて、外筐（20）が壁に取り付けられる。な
お、上記排気口（21）には図示されないダクトと接続さ
れる排気ダクト接続口（36）が設けられている。（37）
は上記給気通路（25）に設けられた給気用送風機で、外
筐（20）に給気用ケーシング（37a）が取り付けられ、
この給気用ケーシングに給気モータ（38）に装着された
給気シロッコファン（39）が設けられている。なお、給
気モータ（38）はモータ取付板（31）に装着され、上記
外筐（20）に取り付けられている。（40）は上記給気口
（22）に設けられた給気ダクト接続口、（41）は風路仕
切板で、外筐（20）内を給気風路（42）と排気風路（4
3）とに仕切る。（44）はフードで、上記外筐（20）下
部にて外筐（20）前方へ突出され、先端が丸みをおびて
なる可動フード部（45）と、この可動フード部が後述さ
れるレールを介して挿入されるフード収納部（46）とよ
りなる。（46a）はこのフード収納部内に設けられたレ
ールで、上記可動フード部（45）が係合しスライドされ
る。（47）は仕切板で、一端がフード収納部（46）内に
て上記吐出口（24）に連設された固定フード仕切板（4
8）と、この固定フード仕切板の他端と一端がラップし
て上記可動フード部（45）内に設けられた可動フード仕
切板（49）とからなり、図示されない調理器よりの油煙
と給気風路（42）よりの給気流とを仕切るものである。
（50）は上記可動フード仕切板（49）の他端に設けられ
た給気分岐手段としての給気分岐板で、略Ｅ字状に形成
され、可動フード部（45）上部内壁に当接される上片
（51）と、この上片より下方へ延設され側壁を有する接
続片（52）と、この接続片より吐出口（24）側へ延設さ
れ、可動フード仕切板（49）と所定の隙間（53）を持っ
て位置する中央片（54）と、この中央片より下方へその
先端が吸気口（23）側へ突設された下片（55）とよりな
る。

本実施例では、仕切板（47）、固定フード仕切板（4
8）が、外筐（20）の下面の開口から排気通路（26）へ
室内空気をその下面により案内し、その上面で供給通路
を構成する仕切板を構成している。また供給通路は仕切
板（47）、固定フード仕切板（48）と、フード（44）、
可動フード（45）とで構成されている。（56）は上記接
続片（52）に穿設された風穴で、給気流が通過する。
（57）は駆動ユニットで、上記外筐（20）内に設けられ
駆動モータ（図示せず）と、この駆動モータにて回動さ
れるボルト（58）と、このボルトに接続された駆動駒
（59）からなり、駆動モータの運転によりボルト（58）
が回動し駆動駒（59）が前後に移動する。そして、この
駆動駒は上記可動フード部（45）と接合ネジ（60）を介
して接合されている。（61）は運転スイッチで、例えば
リミットスイッチよりなり上記フード収納部（46）内に
設けられ、上記排気用送風機（27）および給気用送風機
（37）と制御回路（図示せず）を介して連動しており、
可動フード部（45）がフード収納部（46）より外筐（2
0）前方へ移動するとONされ、可動フード部（45）がフ
ード収納部（46）へ挿入されるとOFFされる。（62）は
上記可動フード部（45）の前面に設けられたパネルで、
上記運転スイッチ（61）と接続された制御回路を有する
操作部（63）を内設しており、この操作部は上記排、給
気用送風機（27），（37）と運転スイッチ（61）を介し
て接続され、本体スイッチ、所定ノッチを有する風量切
換えスイッチ（65）および外筐（20）に内設された照明
器（66）用ランプスイッチ（67）等よりなる。（68）は
上記操作部（63）に設けられた停止スイッチ、（69）は
外筐（20）上部に設けられた切換え用の給気ダクト接続
口Ｂ、（72）は上記外筐（20）の前面に設けられた化粧
パネル、（73）は空気の吹出方向を変化させる調整手段
としてのルーバで、上記中央片（54）上にて先端（74）
が中央片（54）中心線上と対向するよう斜めに配設され
た複数枚よりなり給気流を吸気口（23）に正確に導き、
且つ他端（75）を軸として任意に回動できるよう形成さ
れているものである。

上記のように構成されたレンジフードにおいては、操
作部（63）の本体スイッチ（64）をONすると駆動ユニッ
ト（57）が動作し駆動モータが回転するとともに、ボル
ト（58）が回転し駆動駒（59）の移動にて可動フード部
（45）がフード収納部（46）より外れ前方へ可動して定
位置にて停止する。次に、この可動フード部（45）の可
動にて運転スイッチ（61）がONされ、操作部（63）の制
御回路に通電され、風量切換スイッチ（65）にて任意の
ノッチを設定することにより、排気用送風機（27）およ
び給気用送風機（37）が同一ノッチにて運転される。さ
らに、ランプスイッチ（67）をONすることにて照明器
（66）がONされる。そして、排気作用については排気モ
ータ（29）により排気シロッコファン（30）が回転す
る。これにより、調理器等より発生する油煙が吸気口
（23）よりフィルタ（32）を通過して排気用ケーシング
（28）内に入り、排気ダクト接続口（36）より図示され
ないダクトを介して外部へ排出される。この場合、上記
油煙の約70％程度はフィルタ（32）により捕集され油溜
まり（33）に溜まる。一方、給気作用においては、給気
モータ（38）により給気シロッコファン（39）が回転す
る。これにより外気の新鮮空気が給気ダクト接続口（4
0）に設けられたダクトより給気用ケーシング（37a）に
吸い込まれ、吐出口（24）より固定フード仕切板（48）
にて仕切られたフード収納部（46）の風路へ吐出され
る。さらに、可動フード部（45）内において可動フード
仕切板（49）にて仕切られた風路に沿って通過し、給気
分岐板（50）にて第３図に示すような隙間（53）よりル
ーバ（73）にて給気口（23）へ流れるＡ方向の誘導流Ａ
（70）と、風穴（56）よりフード（44）下部方向へ流れ
るＢ方向への誘導流Ｂ（71）とに分配される。なお、上
記誘導流Ａ（70）は油煙を吸気口（23）よりフィルタ
（32）へ導く作用をなし、誘導流Ｂ（71）は可動フード
部（45）下部に吸気の幕をつくり、フード（44）前面よ
り漏れようとする油煙をフード（44）内に巻き込む作用
をして、その風方向は第４図（ｂ）に示すように誘導流
Ａ（70）、給気分岐板（50）の下片（55）形状とにより
ベクトルＡ（72）の傾きにて流れる。上記誘導流Ｂ（7
1）は誘導流Ａ（70）より小さくされており、その値は
誘導流Ａ（70）の約50％以下に設定されている。また、
給気量は排気量の約20％程度に設定されている。そし
て、運転を停止する場合は操作部（63）の停止スイッチ
（68）がOFFされると風量切換えスイッチ（65）および
ランプスイッチ（67）が同時にOFFされる。次に本体ス
イッチ（64）がOFFされると駆動ユニット（57）が動作
して可動フード部（45）がフード収納部（46）へ挿入さ
れ、運転スイッチ（61）がOFFとなって制御回路への通
電がOFFとなり排気用送風機（27）および給気用送風機
（37）が停止される。

なお、第７図に示すようにルーバ（73）を可動調整す
ることにより、隙間（53）より吸気口（23）へ流れる誘
導流Ａ（70）は可動フード仕切板（49）に沿って任意の
方向に変えることができる。これにより、調理器等より
発生する油煙が左右に広がり、フード（44）側面より漏
れようとする油煙をフード（44）内に導く方向に誘導流
Ａ（70）を形成することができる。

また、第８図および第９図に示すように給気分岐板
（50）に内設され中央片（54）の風穴（56）と重合され
る開口（77）を有し曲状の平板にて形成された、風穴
（56）の開き具合を変化させる穴調整手段としての調整
板（76）を設け、この調整板と上記給気分岐板（50）と
の間に連設され、通常は引っ張られたコイル状からなり
上記調整板（76）にて風穴（56）を小形に塞ぎ、約50℃
程度の高温時においては縮んだ閉状態となり風穴（56）
を完全に開口してしまい、給気流の通過を増加させる形
状記憶合金（78）を設け、低温時においては給気分岐板
（50）の風穴（56）を小形に塞ぐよう重合させ、可動フ
ード部（45）下方へ流れる誘導流Ｂ（71）のカーテン流
を小さくし、調理器等の最大使用による上昇気流の増大
によるフード（44）部分が高温時の場合は形状記憶合金
（78）の形状変化すなわち閉状態となり調整板（76）が
スライドし、風穴（56）が完全に開くよう調整板（76）
と給気分岐板（50）とが重合され、誘導流Ｂ（71）が大
きくなり、上昇気流をフード（44）内に巻き込むことが
できる。

［発明の効果］ 第１の発明では、レンジから立ち登る油煙の状況に応
じて可動フードにより捕集面積が大きくでき、また捕集
面積が大きくなっても接続片から室外空気を、仕切板の
下面に沿ってスムーズに排気通路側へ供給するから、仕
切板の下面に油煙が付着することを防止し、また接続片
に設けられた穴から吹き出される室外空気が外筐の表面
側に立ち登ろうとする油煙を阻止し、油煙の捕集効率が
向上する。

第２の発明では、仕切板の可動部を固定部の下側に設
けたので、仕切板の下面側に接続片から流れる空気に対
して固定部仕切板の板厚や供給通路側からの空気漏れに
よる抵抗がないので、空気はスムーズに流れ外筐表面側
にあふれようとする油煙を捕集し油煙の捕集効率が向上
する。

第３の発明では、排気通路側および下方へ吹き出され
る室外空気により、外筐を過大とすることなく外筐表面
に油汚れが生じることを防止できるだけでなく、穴調整
手段の調整によりそのレンジフードとして最適の室外空
気吹出量を得ることも可能である。

第４の発明では、排気通路側に向かって流れ込む室外
空気が仕切板に油煙が付着することを防止するととも
に、その吹出方向を可変できるから、油煙のたちのぼり
方に合った吹出し方向を選定でき、また排気通路の特定
位置に集中させて排気効率を向上させることもできる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を示す正面図、第２図は同
じく排気作用を示す側部断面図、第３図は同じく給気作
用を示す側部断面図、第４図（ａ），（ｂ）は同じく排
気流および給気流の流れを示す部分斜視図とフード下方
向への給気流を示すベクトル図、第５図は同じく可動フ
ード部の可動時を示す側部断面図、第６図は同じく可動
フード部がフード収納部に挿入された状態を示す側部断
面図、第７図は同じく給気分岐板の斜視図、第８図はこ
の発明の他の実施例を示す調整板の斜視図、第９図は同
じくこの発明の他の実施例を示す調整板の取付斜視図、
第10図は従来のレンジフードを示す側部断面図である。 なお、（20）が外筐、（21）は排気口、（22）は給気
口、（23）は吸気口、（24）は吐出口、（25）は給気通
路、（26）は排気通路、（27）は排気用送風機、（37）
は給気用送風機、（44）はフード、（47）は仕切板、
（50）は給気分岐板、（52）は上片、（52）は接続片、
（54）は中央片、（56）は風穴、（73）はルーバ、（7
4）は先端、（76）は調整板、（77）は開口、（78）は
形状記憶合金である。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】外筐前面に外筐に対し進入、退却して開口
   の面積を変化させ室内空気を捕集する可動フードを設
   け、外筐下面の開口から室内空気を受け入れ、これを室
   外側へ導く排気通路と、上記可動フードに上記開口から
   上記排気通路へ上記室内空気をその下面により案内する
   仕切板を設け、この仕切板の上面側に室外空気を室内へ
   供給する供給通路と、上記仕切板の下流側の終端を覆う
   ように湾曲し、上記供給通路と上記仕切板の下面側を連
   通させ、上記供給通路の室外空気を上記排気通路側へ向
   けて供給する接続片と、上記接続片に上記室外空気の少
   なくとも一部を下方へ吹出す穴とを設けたことを特徴と
   するレンジフード。
2. 【請求項２】仕切板を固定部と可動部から構成し、可動
   部の仕切板は可動フードに連動するようにするととも
   に、固定部の下側に位置するように設けたことを特徴と
   する請求項（１）記載のレンジフード。
3. 【請求項３】外筐下面の開口から室内空気を受け入れ、
   これを室外側へ導く排気通路と、上記排気通路へ上記室
   内空気をその外面により案内する仕切板と、この仕切板
   の内面側に室外空気を室内へ供給する供給通路と、この
   供給通路の上記室外空気の一部を、上記仕切板の外面に
   沿って上記排気通路側へ向けて流れ込ませる給気分岐手
   段と、上記供給通路に設けられ、上記室外空気の少なく
   とも他の一部を下方へ吹出す穴と、この穴の開き具合を
   変化させる穴調節手段とを設けたことを特徴とするレン
   ジフード。
4. 【請求項４】外筐下面の開口から室内空気を受け入れ、
   これを室外側へ導く排気通路と、上記開口から上記排気
   通路へ上記室内空気をその下面により案内する仕切板
   と、この仕切板の上面側に室外空気を室内へ供給する供
   給通路と、この供給通路上の上記室外空気の一部を上記
   仕切板の下面に沿って上記排気通路側へ向けて流れ込ま
   せる給気分岐手段とを備え、この給気分岐手段には空気
   の吹出方向を変化させる調節手段を設けたことを特徴と
   するレンジフード。