JPH08332028A - サボテン成分入り冷菓とその製法 - Google Patents

サボテン成分入り冷菓とその製法

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JPH08332028A
JPH08332028A JP7144541A JP14454195A JPH08332028A JP H08332028 A JPH08332028 A JP H08332028A JP 7144541 A JP7144541 A JP 7144541A JP 14454195 A JP14454195 A JP 14454195A JP H08332028 A JPH08332028 A JP H08332028A
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JP
Japan
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cactus
ice cream
component
cream containing
frozen dessert
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JP7144541A
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English (en)
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Takashi Mizuno
隆 水野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】サボテン成分入り冷菓を提供することを目的と
する。 【構成】本発明のサボテン成分入り冷菓はサボテンの刺
毛、茎節を細分化したものとかその搾汁とかのサボテン
の成分を添加した珍らしい冷菓である。サボテン成分の
なかでもサボテンの茎節を摺り卸しまたは切り刻み、分
解酵素により分解、発酵させ抽出したサボテンの発酵抽
出液は、アイスクリームに添加してもアイスクリームの
ホイッピングを妨げることもなく充分オーバーランさ
せ、サボテン成分入りアイスクリームの製造を可能にし
た。またサボテンの発酵抽出液を添加したサボテン成分
入り冷菓は青みのあるサボテン臭もなく、後味のサッパ
リとした高級感のある美味しい味を呈し、アイスクリー
ム等の乳製品においては充分ホイップされ滑らかな食味
を呈する。またサボテンの豊富な繊維質により整腸作
用、肥満防止作用などの効能がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】サボテンの成分、好ましくはサボ
テンの発酵抽出液等を添加した冷菓に関する。ここで言
う冷菓はアイスクリーム、ラクトアイス及び氷菓などで
ある。
【0002】
【従来の技術】従来冷菓には香料、果汁、などの添加さ
れた風味のあるものが多々製造されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしサボテンの成分
を添加した冷菓はまだ生産されていない。本発明の課題
はこのサボテン成分入り冷菓を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
サボテン成分入り冷菓は、サボテンの成分を添加したこ
とを特徴とするものである。詳しくはサボテンの刺毛、
茎節を細分化したものとかその搾汁とかのサボテンの成
分を添加したことを特徴とする冷菓である。ここに言う
茎節とはサボテンの刺毛が生えた肉厚の棒状或は円形状
をした部分を指す。
【0005】請求項2記載のサボテン成分入り冷菓は、
請求項1記載のサボテンの成分として、サボテンの茎節
を細分化し分解酵素により分解、発酵した後、抽出した
サボテンの発酵抽出液を添加したことを特徴とするもの
である。
【0006】請求項3記載のサボテン成分入り冷菓の製
法は、冷菓原材料に、サボテンの茎節を細分化し分解酵
素により分解、発酵した後、抽出したサボテンの発酵抽
出液を、添加し製造する製法を特徴とするものである。
【0007】
【作用】サボテン成分入り冷菓はサボテンの刺毛、茎節
を細分化したものとかその搾汁とかこれらサボテンの成
分を添加した珍らしい冷菓である。サボテン成分のなか
でもサボテンの茎節を摺り卸しまたは切り刻み、分解酵
素により分解、発酵させ抽出したサボテンの発酵抽出液
は、アイスクリームに添加してもアイスクリームのホイ
ッピングを妨げることもなく充分オーバーランさせ、サ
ボテン成分入りアイスクリームの製造を可能にした。ま
たサボテンの発酵抽出液を添加したサボテン成分入り冷
菓は青みのあるサボテン臭もなく、後味のサッパリとし
た高級感のある美味しい味を呈し、アイスクリーム等の
乳製品においては充分ホイップされ滑らかな食味を呈す
る。
【0008】またサボテン成分入り冷菓はサボテンの豊
富な繊維質により整腸作用、肥満防止作用などの効能が
ある。
【0009】
【実施例】サボテン成分入り冷菓製法の1実施例につき
説明する。サボテンの発酵抽出液を添加した冷菓の製
法。 A)先ずサボテンの発酵抽出液の製法について、 1)サボテンの原体(例えばうちわサボテン)の刺毛を
抜き茎節の表皮部分を取り除いた茎節部1Kg を卸金に
て卸す。
【0010】2)55℃の温水2,000ml中へ上記
1)の卸しサボテンを入れ、約15〜20分間にて徐々
に加熱しつつ沸騰させる。その後約5分間水にて55℃
まで徐冷する。 3)上記2)の液中へ、予め55℃の温水100ml中
に分解酵素(例えば商品名「グルクS」等)1gを完全
に溶解させた溶解液をゆっくり撹拌しながら混ぜる。
【0011】4)上記3)の混合液を48時間、55℃
にて、約3〜4時間毎に撹拌し、発酵させる。 5)上記4)の発酵溶液を裏濾し、更に精密濾過する。
この様にして、抹茶色したサボテンの発酵抽出液約2,
560mlを得る。
【0012】上記工程は容器、機器の殺菌処理を充分行
い、無菌的操作により行う。 B)サボテンの発酵抽出液を添加した冷菓(アイスクリ
ーム)の製法について、 原材料調製、殺菌、均質化、冷却、熟成、撹拌、凍結、
硬化の工程によるアイスクリーム製造の原料調製工程に
おいて、 1)下記原料によりソースアングレーゼ、3,000m
lを調合する。
【0013】 卵黄 30個 上白糖 400g 牛乳 2,000ml 生クリーム 600ml キルシュ 60ml ラム 30ml 2)上記1)のソースアングレーゼ中へ、上記A)のサ
ボテンの発酵抽出液を添加し、更に砂糖750gとココ
ナッツパウダー60gを添加して溶解調製し、アイスク
リーム種6,260gをつくる。
【0014】3)調製の終わったアイスクリーム種を6
6℃〜74℃30分間加熱殺菌し、高圧ホモゲナイザー
にかけて脂肪球を直径2μm以下になし、3℃まで冷
却、6〜24時間熟成する。その後撹拌により充分ホイ
ッピングしたのち凍結、硬化させる。サボテンの発酵抽
出液を添加したアイスクリーム種は上記ホイッピングに
より20〜30%オーバランし、滑らかな食味のサボテ
ン成分入りアイスクリームが出来る。またサッパリとし
たココナッツパウダーの味を引き立たせた高級感のある
味を呈する。
【0015】尚サボテン成分入り冷菓は上記アイスクリ
ーム種の組成の乳成分が少ないラクトアイスの場合でも
充分オーバーランし滑らかな食味の冷菓となる。上記サ
ボテン成分入りアイスクリームとバニラアイスクリーム
とを比較し、パネラー10人による官能試験の結果を下
記表1に示す。
【0016】
【表1】
【0017】上記のような結果を得た。この結果から明
らかにサボテン成分入りアイスクリームは口当りも滑ら
かであり、清涼感、美味しさ、高級感においては対比し
たバニラアイスクリームよりはむしろよい結果を示して
いる。
【0018】
【発明の効果】本発明のサボテン成分入り冷菓はサボテ
ンの成分を添加した珍らしい冷菓である。サボテン成分
のなかでもサボテンの発酵抽出液を添加したアイスクリ
ームはそのホイッピングを妨げることもなく充分オーバ
ーランし、サボテン成分入りアイスクリームの製造を可
能にした。
【0019】またサボテンの発酵抽出液を添加したサボ
テン成分入り冷菓は青みのあるサボテン臭もなく、後味
のサッパリとした高級感のある美味しい味を呈する。尚
アイスクリーム等の乳製品に添加した冷菓においては充
分ホイップされ滑らかな食味を呈し更に美味しくする。
【0020】またサボテン成分入り冷菓はサボテンの豊
富な繊維質により、整腸作用、肥満防止作用等の効能が
ある。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】サボテンの成分を添加したことを特徴とす
    るサボテン成分入り冷菓。
  2. 【請求項2】サボテンの茎節を細分化し分解酵素により
    分解、発酵した後、抽出したサボテンの発酵抽出液を添
    加したことを特徴とするサボテン成分入り冷菓。
  3. 【請求項3】冷菓原材料に、 サボテンの茎節を細分化し分解酵素により分解、発酵し
    た後、抽出したサボテンの発酵抽出液を、 添加し製造することを特徴とするサボテン成分入り冷菓
    の製法。
JP7144541A 1995-06-12 1995-06-12 サボテン成分入り冷菓とその製法 Pending JPH08332028A (ja)

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JP (1) JPH08332028A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6210738B1 (en) 1999-04-23 2001-04-03 E Excel Internatioanal Inc. Freeze-dried ginseng berry tea
US6238672B1 (en) 1999-04-23 2001-05-29 E. Excel International Inc. Dietary supplements containing dehydrated cactus fruit juice and ginseng berry juice
US6524626B2 (en) 1999-04-23 2003-02-25 E Excel International, Inc. Ginseng berry topical products
US6576286B1 (en) 1999-04-23 2003-06-10 E Excel International Cactus fruit drinks and food products
US7166611B2 (en) 1997-04-15 2007-01-23 Csir Pharmaceutical compositions having appetite suppressant activity
US7501135B2 (en) 1999-10-27 2009-03-10 Conopco, Inc. Gastric acid secretion

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