JPH08331882A - モータ制御装置 - Google Patents

モータ制御装置

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JPH08331882A
JPH08331882A JP7337387A JP33738795A JPH08331882A JP H08331882 A JPH08331882 A JP H08331882A JP 7337387 A JP7337387 A JP 7337387A JP 33738795 A JP33738795 A JP 33738795A JP H08331882 A JPH08331882 A JP H08331882A
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JP
Japan
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signal
commutation
pwm
commutation signal
pwm signal
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Application number
JP7337387A
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English (en)
Inventor
Akihito Uetake
昭仁 植竹
Shigeo Kanna
重男 神名
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Priority to US08/620,585 priority patent/US5703768A/en
Priority to CN96103715A priority patent/CN1038173C/zh
Priority to EP96302049A priority patent/EP0734114B1/en
Priority to DE69610730T priority patent/DE69610730T2/de
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P27/00Arrangements or methods for the control of AC motors characterised by the kind of supply voltage
    • H02P27/04Arrangements or methods for the control of AC motors characterised by the kind of supply voltage using variable-frequency supply voltage, e.g. inverter or converter supply voltage
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P6/00Arrangements for controlling synchronous motors or other dynamo-electric motors using electronic commutation dependent on the rotor position; Electronic commutators therefor
    • H02P6/08Arrangements for controlling the speed or torque of a single motor
    • H02P6/085Arrangements for controlling the speed or torque of a single motor in a bridge configuration
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P6/00Arrangements for controlling synchronous motors or other dynamo-electric motors using electronic commutation dependent on the rotor position; Electronic commutators therefor
    • H02P6/34Modelling or simulation for control purposes
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P80/00Climate change mitigation technologies for sector-wide applications
    • Y02P80/10Efficient use of energy, e.g. using compressed air or pressurized fluid as energy carrier

Abstract

(57)【要約】 【課題】PWM制御インバータの効率を向上させる際に
問題となっている偶発的な大きなスイッチングサージを
回避し、スイッチングサージを抑制することのできるモ
ータ制御装置を提供する。 【解決手段】モータ制御装置は、PWM制御インバータ
と、モータ14の回転軸位置を検出する軸位置検出器3
とを有していてる。PWM制御インバータのゲート駆動
回路1は、デコーダ回路4、修正ゲート回路5および論
理積回路6で構成されている。前記修正ゲート回路5に
より、モータ駆動時に、PWM信号の変化点と転流信号
の変化点に時間差を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PWM制御インバ
ータのスイッチングサージを抑制するためのモータ制御
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、パワートランジスタ、MOSFE
T、IGBT等(以下、単にパワー素子という)を制御
素子に使用したPWM制御インバータ(インバータ)が
モータ駆動(制御)に適用されている。
【0003】図16は、従来のモータ制御装置(PWM
制御インバータ回路)を示すブロック図である。同図に
示すように、このモータ制御装置では、PWM回路2は
所望の電流が流れるようにパルス幅を制御したPWM信
号20を、インバータのゲート駆動回路1に送出する。
また、デコーダ回路4はモータ14の軸位置検出器3か
ら送出される検出信号21を基に、論理積回路6に転流
信号22を送出する。論理積回路6は、それぞれの対応
するパワー素子Tr1、Tr2、Tr3、Tr4、Tr
5およびTr6をPWM信号20と転流信号22に従っ
てオン、オフさせ、モータ14を駆動させる。
【0004】なお、パワー素子Tr1、Tr2、Tr
3、Tr4、Tr5およびTr6には、それぞれ、ダイ
オード7、8、9、10、11および12が接続されて
いる。また、インバータの入力側には、直流電源13が
接続されている。
【0005】ところで、前記従来のモータ制御装置のイ
ンバータにおいては、前記パワー素子のスイッチング時
に、配線インダクタンスをL、正極バルク15と負極バ
ルク16の間を流れる電流をIとすると、ΔV=L・d
I/dtと表されるスイッチングサージが発生する。そ
して、前記スイッチングサージがパワー素子の耐圧を超
え、前記パワー素子を破壊してしまう事がある。そのた
め従来は、ΔVを小さくするために前記配線インダクタ
ンスLを小さくしたり、前記インバータの各相にΔVを
吸収するスナバ回路を付加する事により前記スイッチン
グサージを抑制している(特開平6−284517)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述の従来技
術においては、前記インバータの効率を上げるには、前
記スイッチング速度を速くし、前記パワー素子のスイッ
チング損失を減らすことにより可能となるが、dI/d
tが大きくなるので、前記スイッチングサージΔVが大
きくなる。そのため前記パワー素子は高耐圧なものが必
要となるが、前記パワー素子は耐圧が高いほどその損失
が大きくなる。すなわち、スイッチング速度を速くして
も、より高耐圧のパワー素子が必要になると、その効果
は期待できなくなる。
【0007】そのため従来、前記配線インダクタンスを
小さくしたり、前記スナバ回路を付加する方法が採られ
るが、前記インバータの物理的形状や大きさの制約等か
らその効果には限界がある。
【0008】また、該スイッチングサージは、偶発的に
大きくなる事がある。これは前記パワー素子の、PWM
信号20によるスイッチングと転流信号22によるスイ
ッチングが重なることに起因するものであり、この偶発
的なスイッチングサージによるパワー素子の破壊を回避
するために前記パワー素子の耐圧を低くすることは困難
である。
【0009】すなわち、上記スイッチングサージ、特に
偶発的に発生する大きなスイッチングサージのために前
記インバータの効率を向上させることは非常に困難とい
う課題があった。
【0010】そこで本発明はこのような問題点を解決す
るもので、その目的とするところは、より高効率なモー
タ制御装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)〜(13)の本発明により達成される。
【0012】(1) PWM制御インバータによりモー
タの駆動を制御するモータ制御装置において、モータ駆
動時にPWM信号の変化点と転流信号の変化点に時間差
を設ける機能を有する修正手段を有することを特徴とす
るモータ制御装置。
【0013】(2) 前記修正手段は、前記転流信号の
変化点をPWM信号のオフ時とする機能を有するもので
ある上記(1)に記載のモータ制御装置。
【0014】(3) 前記修正手段は、前記PWM信号
および転流信号のうちの少なくとも一方を修正するもの
である上記(1)または(2)に記載のモータ制御装
置。
【0015】(4) 前記修正手段は、転流信号遅延回
路と、PWM信号遅延回路とを有してなるものである上
記(1)ないし(3)のいずれかに記載のモータ制御装
置。
【0016】(5) 前記転流信号遅延回路は、前記P
WM信号遅延回路からの信号に基づいて、前記転流信号
を遅延させるよう構成され、前記転流信号遅延回路から
の信号を転流信号として用いる上記(4)に記載のモー
タ制御装置。
【0017】(6) 前記修正手段は、PWM信号の出
力を調整する禁止ゲート回路と、転流信号遅延回路とを
有してなるものである上記(1)ないし(3)のいずれ
かに記載のモータ制御装置。
【0018】(7) 前記禁止ゲート回路は、前記転流
信号により前記PWM信号の出力を禁止するよう構成さ
れ、前記転流信号遅延回路からの信号を転流信号として
用いる上記(6)に記載のモータ制御装置。
【0019】(8) 前記修正手段は、PWM信号の出
力を調整する禁止ゲート回路と、転流信号を遅延させる
第1の転流信号遅延回路と、前記第1の転流信号遅延回
路により遅延された転流信号をさらに遅延させる第2の
転流信号遅延回路とを有してなるものである上記(1)
ないし(3)のいずれかに記載のモータ制御装置。
【0020】(9) 前記禁止ゲート回路は、前記転流
信号により前記PWM信号の出力を禁止し、前記第2の
転流信号遅延回路からの信号により前記PWM信号の出
力を許可するよう構成され、前記第1の転流信号遅延回
路からの信号を転流信号として用いる上記(8)に記載
のモータ制御装置。
【0021】(10) 前記修正手段は、モータ駆動時に
PWM信号の変化点と転流信号の変化点に時間差を設け
るためのプログラムが記憶されたメモリーを有する制御
手段であり、該制御手段が前記プログラムを実行するこ
とにより、前記時間差を設けるよう構成した上記(1)
ないし(3)のいずれかに記載のモータ制御装置。
【0022】(11) 前記制御手段は、前記PWM信号
がオンまたはオフのいずれであるかを判別する機能を有
し、その判別結果に応じた処理を行う上記(10)に記載
のモータ制御装置。
【0023】(12) 前記制御手段は、前記転流信号の
入力があったときに、前記PWM信号がオンの場合に
は、該PWM信号をオフとし、そのPWM信号がオフの
期間中に前記転流信号の出力を開始し、前記PWM信号
がオフの場合には、前記転流信号の出力を開始した後、
前記PWM信号の出力を許可する上記(11)に記載のモ
ータ制御装置。
【0024】(13) 前記PWM制御インバータのパワ
ー素子のスイッチング時間をTgとした場合、前記時間
差が0.5Tg以上である上記(1)ないし(12)のい
ずれかに記載のモータ制御装置。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明のモータ制御装置は、PW
M制御インバータによりモータの駆動を制御する装置で
あり、PWM制御インバータ(インバータ)と、モータ
の回転軸位置を検出する軸位置検出器とを有している。
【0026】前記PWM制御インバータは、複数(6
つ)のパワー素子と、ゲート駆動回路と、PWM回路と
を有しており、また、モータ駆動時にPWM信号の変化
点と転流信号の変化点に時間差を設ける機能を有する修
正手段を有している。
【0027】この修正手段は、PWM信号および転流信
号のうちの少なくとも一方を修正(遅延、短縮、延長
等)するものである。
【0028】修正手段としては、例えば、後述する修正
ゲート回路や、制御手段等が用いられる。
【0029】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の各実施例を説
明する。この場合、以下の各実施例ではPWM制御イン
バータ(インバータ)のパワー素子Tr1、Tr2、T
r3、Tr4、Tr5およびTr6をそれぞれMOSF
ETとした記述をするが、これによりパワー素子Tr1
〜Tr6をMOSFETに限定するものではない。な
お、パワー素子Tr1〜Tr6としては、MOSFET
の他、例えば、パワートランジスタ、IGBT等を用い
ることができる。
【0030】(実施例1)図1は、本発明のモータ制御
装置(本発明におけるモータ駆動用のPWM制御インバ
ータ回路)の構成例を示すブロック図である。なお、図
1は、図16に対応しており、構成がほぼ同一の箇所は
同一の符号を付して説明を省略する。
【0031】同図に示すように、本実施例では、従来の
モータ制御装置に対して、モータ駆動時にPWM信号の
変化点と転流信号の変化点に時間差を設ける機能を有す
る修正手段として、修正ゲート回路5を備えている。
【0032】ここで、後述するモータ駆動時のパワー素
子Tr1〜Tr6のゲート信号スイッチング時間(スイ
ッチング時間)Tgとは、図15に示すように、パワー
素子Tr1〜Tr6のゲート電圧(MOSFETにおけ
るゲート・ソース間電圧)がVG1からしきい値電圧Vth
を通過してVG2に変化するまでの時間をいう。
【0033】また、前記PWM信号及び転流信号の変化
点とは、図15に示すように、Vthを通過する時点をい
う。
【0034】なお、以下のゲート信号は、前記ゲート電
圧のことを指す。そして、前記パワー素子のゲート電圧
がVG2である状態をオン、VG1である状態をオフとす
る。
【0035】以下、上記の妥当性を図2のタイムチャー
トを用いて説明する。ここでは、代表的に、モータ電流
の方向がU相→W相からV相→W相に変化する時点につ
いてのみ説明する。
【0036】この場合には、パワー素子Tr1のゲート
信号25がオンからオフへ(図2)、パワー素子Tr
3のゲート信号27がオフからオンへ(図2)、パワ
ー素子Tr6のゲート信号30にPWM信号20が送出
されている。
【0037】既述したスイッチングサージは配線インダ
クタンスL及びdI/dtに比例する。dI/dtはパ
ワー素子Tr1〜Tr6のスイッチングにより発生し、
このdI/dtはスイッチングするパワー素子の数が多
いほど大きくなる。すなわち、パワー素子Tr6のゲー
ト信号30が図2にあるような場合には、転流信号の
変化点とPWM信号の変化点が同時となり、dI/dt
は大きくなる。この現象は従来のPWM制御インバータ
においては偶発的に発生するものであり、これによりス
イッチングサージが偶発的に大きくなる。
【0038】そこで、パワー素子Tr6のゲート信号3
0が図2またはとなるように、すなわち前記PWM
信号の変化点と前記転流信号の変化点に時間差を設け
る。これにより、上記の偶発的な大きなスイッチングサ
ージを回避できる。
【0039】(実施例2)図1は、本発明のモータ制御
装置(本発明におけるモータ駆動用のPWM制御インバ
ータ回路)の構成例を示すブロック図である。なお、図
1は、図16に対応しており、構成がほぼ同一の箇所は
同一の符号を付して説明を省略する。
【0040】同図に示すように、本実施例では、従来の
モータ制御装置に対して、モータ駆動時にPWM信号の
変化点と転流信号の変化点に時間差を設け、かつ前記転
流信号の変化点をPWM信号のオフ時とする機能を有す
る修正ゲート回路5を備えている。
【0041】以下、この妥当性を図3のタイムチャート
を用いて説明する。ここでは、代表的に、モータ電流の
方向がU相→V相からU相→W相に変化する時点につい
てのみ説明する。
【0042】この場合には、パワー素子Tr1はオンの
ままで、PWM信号20が送出されるパワー素子が、パ
ワー素子Tr4からパワー素子Tr6へ変化する。PW
M回路2から送出されるPWM信号20がオン時(図3
)にパワー素子Tr4に対応する転流信号22が図3
、パワー素子Tr6に対応する転流信号22が図3
のように送出された場合、パワー素子Tr4及びTr6
のゲート信号は各々図3、図3のようになり、パワ
ー素子Tr4及びTr6がスイッチングする。
【0043】しかし、上記PWM信号20がオフ時(図
3)の場合であれば、転流時にパワー素子Tr4及び
Tr6のゲート信号28及び30は各々図3、のよ
うになり、パワー素子Tr4及びTr6はスイッチング
しない。
【0044】そこで、前記PWM信号の変化点と前記転
流信号の変化点に時間差を設け、かつ前記転流信号の変
化点を前記PWM信号のオフ時とする。これにより、上
記の偶発的な大きなスイッチングサージを回避できる。
特に、パワー素子Tr1、Tr3、Tr5を上アーム、
パワー素子Tr2、Tr4、Tr6を下アームとする
と、上記の偶発的なスイッチングサージが、実施例1に
あるように上アームがスイッチングする場合よりも、本
実施例のように下アームがスイッチングする場合のほう
が大きいほど、本実施例は有効となる。
【0045】本実施例に基づき、実測例を図4に示す。
同図に示すグラフの横軸は、PWM信号の変化点と転流
信号の変化点の時間差(以下、単に時間差ともいう)を
前記ゲート信号スイッチング時間Tgで規格化した時間
であり、縦軸は、正極バルク15と負極バルク16に表
れる電圧の最大値を直流電源電圧で規格化した電圧であ
る。また、モータ電流値Im はモータ定格出力時のモー
タ電流で規格化してある。
【0046】本図から判るように前記時間差を、0.5
Tg以上、より望ましくは0.8Tg以上、最も良いの
はTg以上とすることによりスイッチングサージは抑制
される。
【0047】以上から、前記PWM信号の変化点と前記
転流信号の変化点に時間差を設け、かつ前記転流信号の
変化点を前記PWM信号のオフ時とすることにより、上
記の偶発的な大きなスイッチングサージを回避し、スイ
ッチングサージを抑制することができる。
【0048】(実施例3)図5は、本発明のモータ制御
装置における修正ゲート回路5の構成例を示すブロック
図、図6は、PWM信号20がオンの時に転流信号22
がローレベル(信号オフと同義)からハイレベル(信号
オンと同義)に変化した場合の図5に示す修正ゲート回
路5内の各信号を示すタイムチャート、図7は、PWM
信号20がオフの時に転流信号22がローレベルからハ
イレベルに変化した場合の図5に示す修正ゲート回路5
内の各信号を示すタイムチャートである。以下、図5、
図6及び図7に基づいて説明する。
【0049】本実施例における修正ゲート回路5は、モ
ータ駆動時にPWM信号の変化点と転流信号の変化点に
時間差を設け、かつ前記転流信号の変化点をPWM信号
のオフ時とする機能を有している。
【0050】すなわち、図5に示すように、修正ゲート
回路5は、PWM信号20を遅延させるPWM信号遅延
回路31と、PWM信号遅延回路31からの信号に基づ
いて転流信号22を遅延させる転流信号遅延回路32と
で構成されている。この場合、転流信号遅延回路32か
らの信号、すなわち修正転流信号24を転流信号として
用いるようになっている。
【0051】まず、PWM信号20がオンの時に転流信
号22がローレベル(信号オフと同義)からハイレベル
(信号オンと同義)に変化した場合を説明する。
【0052】図5および図6に示すように、PWM回路
2から送出されたPWM信号20は、PWM信号遅延回
路31にて時間Td1(Td1≧0.5Tg)遅れた遅延P
WM信号33となる(図6参照)。
【0053】この遅延PWM信号33をクロック信号と
して、転流信号22を転流信号遅延回路32にて修正転
流信号24とする(図6参照)。なお、本実施例では転
流信号のみ修正される。
【0054】この修正転流信号24と、PWM信号20
と同一である修正PWM信号23を論理積回路6に送出
することにより、PWM信号周期をTpwm 、PWM信号
オン時間をTonとしたとき、実施例2に記載の時間差が
0.5Tg以上であることから、Tonが0<Ton<Tpw
m −0.5Tg−Td1の条件を満たすモータ駆動時に、
上記の偶発的な大きなスイッチングサージを回避し、ス
イッチングサージを抑制することができる。
【0055】次に、PWM信号20がオフの時に転流信
号22がローレベルからハイレベルに変化した場合を説
明する。
【0056】図5および図7に示すように、この場合
も、前述したPWM信号20がオンの時に転流信号22
がローレベルからハイレベルに変化した場合と同様に、
PWM回路2から送出されたPWM信号20は、PWM
信号遅延回路31にて時間Td1遅れた遅延PWM信号3
3となる(図7参照)。
【0057】この遅延PWM信号33をクロック信号と
して、転流信号22を転流信号遅延回路32にて修正転
流信号24とする(図7参照)。なお、本実施例では転
流信号のみ修正される。
【0058】この修正転流信号24と、転流信号20と
同一である修正PWM信号23を論理積回路6に送出す
る。
【0059】ここで、本実施例では、図6および図7に
示すように、修正転流信号24は、遅延PWM信号33
および転流信号22が共にローレベルの時(ローレベル
になった時)、ハイレベルからローレベルに変化する。
【0060】なお、遅れ時間(Td1)を作る手段として
は、例えば、タイマー、カウンター等を用いればよい。
【0061】この場合、例えば、回路の切り換えや、カ
ウンターのカウント数の設定により、遅れ時間を変更す
ることもできる。
【0062】なお、前記時間Td1は、スイッチングサー
ジをより確実に抑制するという観点から、好ましくはT
d1≧0.5Tg、より好ましくはTd1≧0.8Tg、特
に好ましくはTd1≧Tgとする。
【0063】また、前述したPWM信号オン時間Ton
は、時間差を0.8Tg以上とする場合には、0<Ton
<Tpwm −0.8Tg−Td1とするのが好ましく、時間
差をTg以上とする場合には、0<Ton<Tpwm −Tg
−Td1とするのが好ましい。
【0064】この実施例においては、遅延回路のみを用
いているので、その回路構成が簡単であり、かつ確実に
所望の前記時間差を設けることができるという利点を有
する。
【0065】(実施例4)図8は、本発明のモータ制御
装置における修正ゲート回路5の他の構成例を示すブロ
ック図、図9は、図8に示す修正ゲート回路5内の各信
号を示すタイムチャートである。以下、図8及び図9に
基づいて説明する。
【0066】本実施例における修正ゲート回路5は、モ
ータ駆動時にPWM信号の変化点と転流信号の変化点に
時間差を設け、かつ前記転流信号の変化点をPWM信号
のオフ時とする機能を有している。
【0067】すなわち、図8に示すように、修正ゲート
回路5は、PWM信号20の出力(修正PWM信号23
の出力)を調整する禁止ゲート回路34と、転流信号2
2を遅延させる転流信号遅延回路32とで構成されてい
る。
【0068】この場合、禁止ゲート回路34は、転流信
号22によりPWM信号20の出力を禁止するよう構成
されている。そして、禁止ゲート回路34からの信号、
すなわち修正PWM信号23をPWM信号として用い、
転流信号遅延回路32からの信号、すなわち修正転流信
号24を転流信号として用いるようになっている。
【0069】図8および図9に示すように、転流信号2
2は、転流信号遅延回路32にて時間Td2(Td2≧0.
5Tg)遅れた修正転流信号24となる(図9参照)。
【0070】また、PWM回路2から送出されたPWM
信号20は、禁止ゲート回路34にて、転流信号22を
トリガとして、少なくとも転流信号22の変化点から時
間Tm (Tm ≧Td2+0.5Tg)の間、強制的にオフ
信号となる修正PWM信号23となる(図9参照)。
【0071】具体的には、図9に示すように、PWM信
号20がオンの時に転流信号22がローレベルからハイ
レベルに変化したときは、修正PWM信号23は、禁止
ゲート回路34により、転流信号22(本実施例では転
流信号22の立ち上がり)をトリガとしてオフし、PW
M信号20の次のパルスが来るまでの期間、ローレベル
となる。
【0072】また、図示しないが、時間Tm 経過後PW
M信号20がハイレベルの場合には、修正PWM信号2
3は、オンし、ハイレベルとなる。
【0073】また、図9に示すように、PWM信号20
がオフの時に転流信号22がハイレベルからローレベル
に変化したときは、修正PWM信号23は、禁止ゲート
回路34により、転流信号22の変化点(本実施例では
転流信号22の立ち下がりの変化点)から時間Tm の
間、ローレベルとなり、時間Tm 経過時にオンする。
【0074】この修正PWM信号23と修正転流信号2
4を論理積回路6に送出することにより、上記の偶発的
な大きなスイッチングサージを回避し、スイッチングサ
ージを抑制することができる。
【0075】なお、前記時間Td2は、スイッチングサー
ジをより確実に抑制するという観点から、好ましくはT
d2≧0.5Tg、より好ましくはTd2≧0.8Tg、特
に好ましくはTd2≧Tgとする。
【0076】また、前記時間Tm は、スイッチングサー
ジをより確実に抑制するという観点から、好ましくはT
m ≧Td2+0.5Tg、より好ましくはTm ≧Td2+
0.8Tg、特に好ましくはTm ≧Td2+Tgとする。
【0077】この実施例においては、回路構成の簡単さ
と確実に所望の前記時間差を設けることができるという
利点の他に、PWM信号を強制的にオフにするので、実
施例3にある前記時間Tonの条件がないという利点をも
有する。
【0078】(実施例5)図10は、本発明のモータ制
御装置における修正ゲート回路5の他の構成例を示すブ
ロック図、図11は、PWM信号20がオンの時に転流
信号22がローレベルからハイレベルに変化した場合の
図10に示す修正ゲート回路5内の各信号を示すタイム
チャート、図12は、PWM信号20がオフの時に転流
信号22がローレベルからハイレベルに変化した場合の
図10に示す修正ゲート回路5内の各信号を示すタイム
チャートである。以下、図10、図11及び図12に基
づいて説明する。
【0079】本実施例における修正ゲート回路5は、モ
ータ駆動時にPWM信号の変化点と転流信号の変化点に
時間差を設け、かつ前記転流信号の変化点をPWM信号
のオフ時とする機能を有している。
【0080】すなわち、図10に示すように、修正ゲー
ト回路5は、PWM信号20の出力(修正PWM信号2
3の出力)を調整する禁止ゲート回路34と、転流信号
22を遅延させる転流信号遅延回路(第1の転流信号遅
延回路)32と、転流信号遅延回路32により遅延され
た転流信号(修正転流信号24)をさらに遅延させる転
流信号遅延回路(第2の転流信号遅延回路)35とで構
成されている。
【0081】この場合、禁止ゲート回路34は、転流信
号22によりPWM信号の出力を禁止し、転流信号遅延
回路35からの信号によりPWM信号20の出力を許可
するよう構成されている。そして、禁止ゲート回路34
からの信号、すなわち修正PWM信号23をPWM信号
として用い、転流信号遅延回路32からの信号、すなわ
ち修正転流信号24を転流信号として用いるようになっ
ている。
【0082】まず、PWM信号20がオンの時に転流信
号22がローレベルからハイレベルに変化した場合を説
明する。
【0083】図10および図11に示すように、デコー
ダ回路4から送出された転流信号22は、禁止ゲート回
路34に入力されるとともに、転流信号遅延回路32に
入力され、転流信号遅延回路32にて時間Td3遅れた修
正転流信号24となる(図11参照)。
【0084】この修正転流信号24は、転流信号遅延回
路35にて時間Td4遅れた再遅延信号36となり(図1
1参照)、この再遅延信号36は、禁止ゲート回路34
に入力される。
【0085】PWM回路2から送出されたPWM信号2
0は、禁止ゲート回路34にて、前記転流信号22及び
再遅延信号36をトリガとして、少なくとも転流信号2
2の変化点から再遅延信号36の変化点までの間、強制
的にオフ信号となる修正PWM信号23となる(図11
参照)。
【0086】この修正PWM信号23と修正転流信号2
4を論理積回路6に送出することにより、上記の偶発的
な大きなスイッチングサージを回避し、スイッチングサ
ージを抑制することができる。
【0087】なお、図11に示すタイミングの場合に
は、修正転流信号24の変化点37と修正PWM信号2
3の変化点38との時間差がTd3となり、修正転流信号
24の変化点37と修正PWM信号23の変化点39と
の時間差がTd4となる。
【0088】次に、PWM信号20がオフの時に転流信
号22がローレベルからハイレベルに変化した場合を説
明する。
【0089】図10および図12に示すように、この場
合も、前述したPWM信号20がオンの時に転流信号2
2がローレベルからハイレベルに変化した場合と同様
に、PWM回路2から送出されたPWM信号20は、禁
止ゲート回路34にて、転流信号22及び再遅延信号3
6をトリガとして、少なくとも転流信号22の変化点か
ら再遅延信号36の変化点までの間、強制的にオフ信号
となる修正PWM信号23となる(図12参照)。この
修正PWM信号23と修正転流信号24を論理積回路6
に送出する。
【0090】なお、図12に示すタイミングの場合に
は、修正転流信号24の変化点37と修正PWM信号2
3の変化点40との時間差がTd3以上となり、修正転流
信号24の変化点37と修正PWM信号23の変化点4
1との時間差がTd4となる。
【0091】前記時間Td3は、好ましくはTd3≧0.5
Tg、より好ましくはTd3≧0.8Tg、特に好ましく
はTd3≧Tgとする。また、時間Td4は、好ましくはT
d4≧0.5Tg、より好ましくはTd4≧0.8Tg、特
に好ましくはTd4≧Tgとする。この場合、時間Td3と
Td4は、同一でもよく、また、異なっていてもよい。
【0092】この実施例においては、回路構成の簡単さ
と確実に所望の前記時間差を設けることができるという
利点の他に、PWM信号を強制的にオフにするので、実
施例3にある前記時間Tonの条件がないという利点をも
有する。
【0093】そして、この実施例では、必要かつ十分な
区間(期間)のみPWM信号20をオフ(ローレベル)
とした修正PWM信号23を生成できるので、PWM制
御において有利である。
【0094】なお、前述した各実施例では、修正ゲート
回路5により、PWM信号の変化点と転流信号の変化点
に時間差を設けるようになっているが、本発明では、こ
の他、修正ゲート回路5に替えて、修正手段として制御
手段(図示せず)を設け、この制御手段により、PWM
信号の変化点と転流信号の変化点に時間差を設けるよう
に構成してもよい。
【0095】この場合、例えば、予め、制御手段に内蔵
された所定のメモリー(図示せず)に、モータ駆動時に
PWM信号の変化点と転流信号の変化点に時間差を設け
るためのプログラムを記憶(記録)しておき、前記制御
手段がそのプログラムを実行し、ゲート駆動回路1、P
WM回路2等の作動を制御して、これにより前記時間差
を設けるように構成する。前記制御手段としては、例え
ば、マイクロコンピュータを用いることができ、前記メ
モリーとしては、例えば、ROM、EEPROM等の不
揮発性メモリーを用いることができる。以下、実施例6
を説明する。
【0096】(実施例6)図13は、制御手段の動作を
示すフローチャート(メインルーチン)の主要部、図1
4は、転流信号割り込み処理の際の制御手段の動作を示
すフローチャート(サブルーチン)である。以下、これ
らフローチャートに基づいて説明する。
【0097】図13に示すように、モータ14に印加す
る電圧の目標値に対応する指令電圧が入力されると、こ
の指令電圧に基づいて、PWM指令値を読み込む(ステ
ップ201)。
【0098】次いで、PWM処理(PWMサブルーチ
ン)を実行する(ステップ202)。このPWM処理で
は、PWMデータを前記PWM指令値に書き換える。そ
して、書き換え後のPWMデータを読み出し、この読み
出したPWMデータに基づいて、所定の時比率のPWM
信号を出力し、この後、メインルーチンにリターンす
る。
【0099】次いで、転流信号割り込み処理を許可する
(ステップ203)。なお、図13に示すフローチャー
トでは省略されているが、ステップ203の後の所定の
ステップにおいて、転流信号割り込み処理を禁止するよ
うになっている。
【0100】前記転流信号割り込み処理が許可されてい
る状態で、転流信号割り込み指令が入力されると、転流
信号割り込み処理が実行される。この転流信号割り込み
指令は、モータ14の軸位置検出器3から送出される検
出信号21に基づき、所定のタイミングで入力される。
【0101】図14に示すように、転流信号割り込み処
理では、まず、PWM信号がオン(ハイレベル)か否か
を判断する(ステップ301)。
【0102】前記ステップ301において、PWM信号
がオンと判断した場合には、そのPWM信号、すなわ
ち、当該PWMパルスのみをオフ(ローレベル)にする
(ステップ302)。
【0103】次いで、図示しないタイマーを作動させ、
予め設定されたタイマー時間が経過するまで待機する
(ステップ303)。このタイマー時間は、0.5Tg
以上の所定時間とされる。これにより、PWM信号の立
ち下がりから転流信号の立ち上りまでの時間、すなわ
ち、PWM信号の変化点から転流信号の変化点までの時
間が、0.5Tg以上となる。
【0104】次いで、転流信号の出力を開始する。すな
わち、転流信号をローレベルからハイレベルにする(ス
テップ304)。
【0105】次いで、タイマーを作動させ、予め設定さ
れたタイマー時間が経過するまで待機する(ステップ3
05)。このタイマー時間は、0.5Tg以上の所定時
間とされる。これにより、転流信号の立ち上りからPW
M信号の次のパルスの立ち上りまでの時間、すなわち、
転流信号の変化点からPWM信号の変化点までの時間
が、0.5Tg以上となる。
【0106】次いで、PWM信号の出力を許可する(ス
テップ306)。
【0107】また、前記ステップ301において、PW
M信号がオフと判断した場合には、PWM信号の出力を
禁止する(ステップ307)。
【0108】次いで、転流信号を出力する。すなわち、
転流信号をローレベルからハイレベルにする(ステップ
308)。
【0109】次いで、タイマーを作動させ、予め設定さ
れたタイマー時間が経過するまで待機する(ステップ3
09)。このタイマー時間は、0.5Tg以上の所定時
間とされる。これにより、転流信号の立ち上りからPW
M信号の立ち上りまでの時間、すなわち、転流信号の変
化点からPWM信号の変化点までの時間が、0.5Tg
以上となる。
【0110】次いで、PWM信号の出力を許可する(ス
テップ310)。
【0111】前記ステップ306または310の後、メ
インルーチンにリターンする。
【0112】このように本実施例でも前述した実施例
4、5と同様に、PWM信号の変化点と転流信号の変化
点に時間差を設け、かつ転流信号の変化点をPWM信号
のオフ時とすることにより、偶発的に発生する大きなス
イッチングサージを回避し、スイッチングサージを抑制
することができる。しかも、タイマーによる待機時間
(転流信号の遅延時間等)を0.5Tg以上に設定し、
時間差が0.5Tg以上になるように構成されているの
で、スイッチングサージをより確実に抑制することがで
きる。
【0113】なお、プログラムが書き換え可能な場合に
は、本実施例では、プログラムを適宜変更することがで
きる。この場合、プログラム全体のみならず、プログラ
ムの一部、例えば、タイマー時間を変更することもでき
る。
【0114】そして、本実施例では、修正ゲート回路5
が省略されているので、回路構成がより簡素化される。
【0115】なお、本実施例では、各待機時間を0.5
Tg以上としているが、各待機時間を0.8Tg以上、
特に、Tg以上とし、より信頼性を高めることもでき
る。
【0116】また、本実施例では、プログラムが制御手
段に内蔵されたメモリーに記憶されているが、本発明で
は、プログラムは、磁気記録媒体、光記録媒体、光磁気
記録媒体等の各種記録媒体、ICメモリーカード等の各
種記憶媒体等に格納されていてもよい。
【0117】以上、本発明のモータ制御装置を、図示の
構成例に基づいて説明したが、本発明はこれらに限定さ
れるものではない。
【0118】例えば、本発明では、モータ駆動時におけ
るPWM信号の変化点と転流信号の変化点の時間差が
0.5Tg未満になるよう構成されていてもよい。
【0119】
【発明の効果】以上述べたように本発明のモータ制御装
置によれば、モータ駆動時にPWM信号の変化点と転流
信号の変化点に時間差を設ける機能を有する修正手段を
備えたことにより、偶発的に発生する大きなスイッチン
グサージを回避し、スイッチングサージを抑制すること
ができる。
【0120】従って、更にパワー素子の耐圧を低くした
り、パワー素子のスイッチング速度を速くすることが可
能となり、その結果、更にインバータの効率を向上させ
ることができる等、装置の性能の向上、信頼性の向上に
寄与する。
【0121】また、スイッチングサージが抑制されるの
で、電波障害の防止にも有利であり、電波の遮蔽のため
の手段も不要となるか、または軽減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のモータ制御装置(本発明におけるモー
タ駆動用のPWM制御インバータ回路)の構成例を示す
ブロック図である。
【図2】本発明の根拠の妥当性を説明するためのタイム
チャートである。
【図3】本発明の根拠の妥当性を説明するためのタイム
チャートである。
【図4】本発明の根拠の妥当性を説明するためのグラフ
である。
【図5】本発明における修正ゲート回路の構成例を示す
ブロック図である。
【図6】PWM信号がオンの時に転流信号がローレベル
からハイレベルに変化した場合の図5に示す修正ゲート
回路内の各信号を示すタイムチャートである。
【図7】PWM信号がオフの時に転流信号がローレベル
からハイレベルに変化した場合の図5に示す修正ゲート
回路内の各信号を示すタイムチャートである。
【図8】本発明における修正ゲート回路の他の構成例を
示すブロック図である。
【図9】図8に示す修正ゲート回路内の各信号を示すタ
イムチャートである。
【図10】本発明における修正ゲート回路の他の構成例
を示すブロック図である。
【図11】PWM信号がオンの時に転流信号がローレベ
ルからハイレベルに変化した場合の図10に示す修正ゲ
ート回路内の各信号を示すタイムチャートである。
【図12】PWM信号がオフの時に転流信号がローレベ
ルからハイレベルに変化した場合の図10に示す修正ゲ
ート回路内の各信号を示すタイムチャートである。
【図13】本発明における制御手段の動作を示すフロー
チャート(メインルーチン)の主要部である。
【図14】本発明における転流信号割り込み処理の際の
制御手段の動作を示すフローチャート(サブルーチン)
である。
【図15】本発明に係るゲート信号スイッチングを説明
するための概念図である。
【図16】従来のモータ制御装置(PWM制御インバー
タ回路)を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 ゲート駆動回路 2 PWM回路 3 モータの軸位置検出器 4 デコーダ回路 5 修正ゲート回路 6 論理積回路 7〜12 ダイオード 13 直流電源 14 モータ 15 正極バルク 16 負極バルク 17 U相 18 V相 19 W相 20 PWM信号 21 検出信号 22 転流信号 23 修正PWM信号 24 修正転流信号 25〜30 ゲート信号 31 PWM信号遅延回路 32 転流信号遅延回路 33 遅延PWM信号 34 禁止ゲート回路 35 転流信号遅延回路 36 再遅延信号 37〜41 変化点 201〜203 ステップ 301〜309 ステップ Tr1〜Tr6 パワー素子

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 PWM制御インバータによりモータの駆
    動を制御するモータ制御装置において、 モータ駆動時にPWM信号の変化点と転流信号の変化点
    に時間差を設ける機能を有する修正手段を有することを
    特徴とするモータ制御装置。
  2. 【請求項2】 前記修正手段は、前記転流信号の変化点
    をPWM信号のオフ時とする機能を有するものである請
    求項1に記載のモータ制御装置。
  3. 【請求項3】 前記修正手段は、前記PWM信号および
    転流信号のうちの少なくとも一方を修正するものである
    請求項1または2に記載のモータ制御装置。
  4. 【請求項4】 前記修正手段は、転流信号遅延回路と、
    PWM信号遅延回路とを有してなるものである請求項1
    ないし3のいずれかに記載のモータ制御装置。
  5. 【請求項5】 前記転流信号遅延回路は、前記PWM信
    号遅延回路からの信号に基づいて、前記転流信号を遅延
    させるよう構成され、前記転流信号遅延回路からの信号
    を転流信号として用いる請求項4に記載のモータ制御装
    置。
  6. 【請求項6】 前記修正手段は、PWM信号の出力を調
    整する禁止ゲート回路と、転流信号遅延回路とを有して
    なるものである請求項1ないし3のいずれかに記載のモ
    ータ制御装置。
  7. 【請求項7】 前記禁止ゲート回路は、前記転流信号に
    より前記PWM信号の出力を禁止するよう構成され、前
    記転流信号遅延回路からの信号を転流信号として用いる
    請求項6に記載のモータ制御装置。
  8. 【請求項8】 前記修正手段は、PWM信号の出力を調
    整する禁止ゲート回路と、転流信号を遅延させる第1の
    転流信号遅延回路と、前記第1の転流信号遅延回路によ
    り遅延された転流信号をさらに遅延させる第2の転流信
    号遅延回路とを有してなるものである請求項1ないし3
    のいずれかに記載のモータ制御装置。
  9. 【請求項9】 前記禁止ゲート回路は、前記転流信号に
    より前記PWM信号の出力を禁止し、前記第2の転流信
    号遅延回路からの信号により前記PWM信号の出力を許
    可するよう構成され、前記第1の転流信号遅延回路から
    の信号を転流信号として用いる請求項8に記載のモータ
    制御装置。
  10. 【請求項10】 前記修正手段は、モータ駆動時にPW
    M信号の変化点と転流信号の変化点に時間差を設けるた
    めのプログラムが記憶されたメモリーを有する制御手段
    であり、該制御手段が前記プログラムを実行することに
    より、前記時間差を設けるよう構成した請求項1ないし
    3のいずれかに記載のモータ制御装置。
  11. 【請求項11】 前記制御手段は、前記PWM信号がオ
    ンまたはオフのいずれであるかを判別する機能を有し、
    その判別結果に応じた処理を行う請求項10に記載のモ
    ータ制御装置。
  12. 【請求項12】 前記制御手段は、前記転流信号の入力
    があったときに、前記PWM信号がオンの場合には、該
    PWM信号をオフとし、そのPWM信号がオフの期間中
    に前記転流信号の出力を開始し、前記PWM信号がオフ
    の場合には、前記転流信号の出力を開始した後、前記P
    WM信号の出力を許可する請求項11に記載のモータ制
    御装置。
  13. 【請求項13】 前記PWM制御インバータのパワー素
    子のスイッチング時間をTgとした場合、前記時間差が
    0.5Tg以上である請求項1ないし12のいずれかに
    記載のモータ制御装置。
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