JPH08331813A - 回転電機の回転子の製造方法 - Google Patents

回転電機の回転子の製造方法

Info

Publication number
JPH08331813A
JPH08331813A JP7329327A JP32932795A JPH08331813A JP H08331813 A JPH08331813 A JP H08331813A JP 7329327 A JP7329327 A JP 7329327A JP 32932795 A JP32932795 A JP 32932795A JP H08331813 A JPH08331813 A JP H08331813A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
conductor
coil conductor
armature core
end portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7329327A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3541534B2 (ja
Inventor
Hideki Ichikawa
秀樹 市川
Ryohei Saji
良平 佐治
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NipponDenso Co Ltd filed Critical NipponDenso Co Ltd
Priority to JP32932795A priority Critical patent/JP3541534B2/ja
Priority to US08/610,065 priority patent/US5745977A/en
Priority to CN96103385A priority patent/CN1041154C/zh
Publication of JPH08331813A publication Critical patent/JPH08331813A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3541534B2 publication Critical patent/JP3541534B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K15/00Methods or apparatus specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining or repairing of dynamo-electric machines
    • H02K15/06Embedding prefabricated windings in machines
    • H02K15/062Windings in slots; salient pole windings
    • H02K15/065Windings consisting of complete sections, e.g. coils, waves
    • H02K15/066Windings consisting of complete sections, e.g. coils, waves inserted perpendicularly to the axis of the slots or inter-polar channels
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K13/00Structural associations of current collectors with motors or generators, e.g. brush mounting plates or connections to windings; Disposition of current collectors in motors or generators; Arrangements for improving commutation
    • H02K13/04Connections between commutator segments and windings
    • H02K13/08Segments formed by extensions of the winding
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T29/00Metal working
    • Y10T29/49Method of mechanical manufacture
    • Y10T29/49002Electrical device making
    • Y10T29/49009Dynamoelectric machine
    • Y10T29/49012Rotor

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
  • Windings For Motors And Generators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 略コ字形の上下コイル導体の接合作業性を向
上させる。 【解決手段】 プレートを複数枚積層して一体とした電
機子鉄心12のスロットに、絶縁処理を施して下層コイ
ル導体15と上層コイル導体14を順次収容し、各コイ
ル導体の先端面14d、15dを溶接した後に、電機子
鉄心12の中央部に回転軸を嵌着する。先端面14d、
15dの接合時には、回転軸が嵌着されていないため、
下層コイル導体15を保持冷却する下導体冷却治具46
の寸法及び熱容量を大きくしたものを用いることができ
るため、溶接時の冷却、保持が安定し、溶接の作業性が
向上するため、生産効率が向上する。また、下導体冷却
治具46を回転自在に配設すると、電機子鉄心12を回
動させながら順次溶接ができる。さらに、下導体冷却治
具46内に冷却用液体を循環させる空間を設けて、冷却
用液体で冷却すると、溶接が安定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直流電動機などの
回転電機の回転子の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、スタータ等の小型直流電動機の回
転子は、回転軸が装着された電機子鉄心に対して、モー
ルド成形を含む整流子製造工程、電機子コイル巻装工
程、整流子組み付け工程、整流子片に電機子コイルを接
合する接合工程を順番に実施して製造される。一方、特
開昭63−194541号公報は、回転軸に嵌められた
モールド樹脂筒(絶縁材)の表面に軸方向に伸びるブラ
シ接触部を部分的に埋め込み、且つ、モールド樹脂筒の
内部に周方向に傾斜しつつ軸方向へ延伸する内側導体を
埋め込み、ブラシ接触部の一端から径方向へ外側ライザ
部へ延設し、この外側ライザ部と電機子鉄心との間にて
これら両者から電気絶縁しつつ内側導体の一端から径方
向に内側ライザ部を延伸させてなる整流子片を開示して
いる。このようにすれば、コイルエンドを省略すること
ができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報の整流子片は、径大なライザ部を要するので、半径に
比例する整流子片の遠心力が従来より格段に増大し、そ
れを担持するモールド樹脂筒の負担が大きく、モータを
高速回転することができないという問題を内包する。ま
た、モールド樹脂筒中に整流子片すなわちブラシ接触部
及び内側導体の両方を径方向に二段に担持しなければな
らず、モールド樹脂筒の負担は従来の場合より一層過酷
となっている。また、ブラシとの摩擦部で発生した摩擦
熱を両ライザ部まで伝達する必要があるので、ブラシ接
触部や内側軸方向導体部を支持するモールド樹脂筒はか
なりの高温となってしまう。さらに、内側導体を周方向
に斜設しなければならないので、モールド樹脂筒の軸方
向長を短縮できない不具合がある。
【0004】上述の問題に鑑み、本発明者は、直流電動
機の電機子鉄心の外周面に形成されたスロットに収容さ
れスロットの両端開口部から両端が突出するコイル片
と、このコイル片と電気的に接続され電機子鉄心の端面
に沿って回転軸側へ延設される一対のコイル端部とから
なる半ターンの略コ字形のコイル導体を形成し、各スロ
ットに上記コイル導体を上下一対挿入し上側コイル導体
のコイル端部の末端部を所定角離れた下側コイル導体の
コイル端部の末端部に接合して電機子コイルを構成した
電機子を開発した。
【0005】そして、本発明者は、図10に示すよう
に、上下コイル導体14、15を挿入するためのスロッ
トを備えた電機子鉄心12と電機子鉄心12の中心に装
着された回転軸11とを予め一体としたロータを用意
し、これに上記の上下一対のコイル導体14、15を挿
入したのち、各上下コイル導体14、15の先端面14
d、15dを接合することにより電機子コイル13を構
成しようとした。
【0006】しかしながら、この技術では、回転軸11
が上下コイル導体14、15の接合部である先端面14
d、15dの近傍に存在するため、電機子鉄心12に予
め回転軸11を装着した状態で上下コイル導体14、1
5の先端面14d、15dを接合しようとすると、接合
作業の作業スペースを広く取ることができない。また、
この接合を、図10に示すように溶接トーチ47を用い
た溶接で実施する場合、接合部近傍に接合部を冷却、保
持する保持冷却治具31を配設した状態で溶接作業を実
施することとなる。従って、電機子鉄心12に回転軸1
1が装着されていると、接合部内側に配設されるこの保
持冷却治具31を、溶接を確実に行うために十分な形状
(特に、肉厚)とすることが不可能となり、治具の強
度、保持力の確保、冷却効果、寿命の各項目に関して不
具合を生ずることとなる。
【0007】本発明は、上記の問題点に鑑みてなされた
ものであり、上下コイル導体の接合作業性を向上する方
法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、請求項1の回
転子の製造方法は、スロット内に収納されたスロットの
両端から突出するコイル片とその両端から電機子鉄心の
回転軸に向かって所定の角度をなして電気的に接続され
た一対のコイル端部とからなる下層コイル導体と下層コ
イル導体と絶縁された上層コイル導体とを、下層コイル
導体のコイル端部の径方向内端部と所定角離れた上層コ
イル導体のコイル端部の径方向内端部とを電気的に接合
する接合工程を行って電機子コイルを形成し、その後
に、前記電機子鉄心の中央部に回転軸を嵌着する。従っ
て、上層コイル導体と下層コイル導体の各径方向内端部
を電気的に接合する接合工程を行う際には、接合部分よ
り径方向内側方向には、回転軸が存在しないため、回転
軸が装着される部位に、接合部分の近傍を保持し、かつ
接合時の接合部近傍の冷却のための治具を配置させるこ
とができるため、保持、冷却のための治具の寸法を大き
く、またその熱容量を大きくしたものを用いることがで
きる。この結果、接合の作業性が向上し、接合部分を確
実に接合させることができ、不良品の発生を低下させる
ことができ、生産効率を上げることができる。
【0009】請求項2では、電機子鉄心の中心に、下層
コイル導体を保持するとともに自転自在に配設される冷
却治具を備えている。従って、接合工程において、電機
子鉄心を、回転可能に保持するとき、同時に、冷却治具
によって溶接予定領域の径方向内側で下層コイル導体を
保持することによって、電機子鉄心の回動位置に関係な
く常に下層コイル導体を保持、冷却することができるた
め、上下コイル導体の接続部の接合予定領域に近接して
溶接機の溶接トーチの先端を近接配置しておくことで、
溶接トーチにより溶接予定領域を溶接する溶接工程と、
電機子鉄心を所定角度回動させる回動工程とを単純に繰
り返すだけで、次々に各溶接予定領域の溶接を行うこと
ができる。この結果、各溶接要請領域の溶接を短時間で
終了することができ、生産効率が向上する。
【0010】請求項3では、冷却治具内に、冷却用液体
を循環させるための空間を形成されているため、冷却治
具の冷却効果が大幅に増大する。また、冷却治具を常に
低温に維持することができるため、接合状態を均一化す
ることができ、接合不良の発生を低減することができ
る。また、冷却治具の寿命を延長させることもできる。
【0011】請求項4では、薄い鋼板から略円盤状にプ
レスマシンで打ち抜き加工されたプレートを複数枚積層
して一体として前記電機子鉄心を形成し、この電機子鉄
心に下層コイル導体との電気的絶縁を確保するための絶
縁処理を施した後に、スロット内にスロットの両端から
突出するコイル片とその両端から電機子鉄心の回転軸に
向かって所定の角度をなして延設された1対のコイル端
部とからなる下層コイル導体を収容し、下層コイル導体
と電気的絶縁を確保しつつ下層コイル導体と同様の上層
コイル導体をスロット内に収容し、下層コイル導体のコ
イル端部の径方向内端部と所定角離れた上層コイル導体
のコイル端部の径方向内端部とを電気的に接合する接合
工程を行って電機子コイルを形成し、その後に、前記電
機子鉄心の中央部に回転軸を嵌着する。
【0012】従って、上記請求項1と同様に、上層コイ
ル導体と下層コイル導体の各径方向内端部を電気的に接
合する接合工程を行う際には、接合部分より径方向内側
方向には、回転軸が存在しない。このため、回転軸が装
着される部位に、接合部分の近傍を保持し、また接合時
の接合部近傍の冷却のための治具を配置させることがで
きるため、保持、冷却のための治具の寸法を大きく、ま
たその熱容量を大きくしたものを用いることができる。
この結果、接合の作業性が向上し、接合部分を確実に接
合させることができ、不良品の発生を低下させることが
できる。生産効率を上げることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】次に本発明を図に示す実施例に基
づいて説明する。図1は、本実施例の直流電動機の回転
子1を示す。図1の回転子1において、11は回転軸、
12は電機子鉄心、13は上層コイル導体14と下層コ
イル導体15とからなる電機子コイル、21、22、2
3は絶縁プレートである。
【0014】電機子鉄心(コア)12は、薄い鋼板から
略円盤状にプレスマシンで打ち抜き加工されたプレート
を複数枚積層し、打ち出し等によって一体としてある。
電機子鉄心12の外周には、図2に示すように、電機子
コイル13を収容するための多数のスロット12aが軸
方向に形成され、各スロット12aの両側には、スロッ
ト12aの開口を防ぎ、電機子コイル13を固定するた
めの突起12bが同じく軸方向に設けられている。スロ
ット12aの中心側と外周側には、電機子コイル13の
下層コイル導体15と上層コイル導体14がそれぞれ収
容される。
【0015】各コイル導体14、15は、図3(a)に
示すように、おおよそ厚さが1mmより厚い銅板をプレ
ス打ち抜きによって得られた展開体13Aを、図3
(b)に示すように、末端部13cをコイル端部13b
に対して約90°折り曲げ加工し、さらに、コイル端部
13bをコイル片部13aに対して逆向きに約90°そ
れぞれ折り曲げ加工して図3(c)に示すように、略コ
字状に形成したものである。展開体13Aにおいて、コ
イル端部13bは、コイル片部13aの両端からコイル
片部13aに対して角度θbをなして設けられ、末端部
13cは、コイル端部13bに対して角度θcを成して
設けられている。
【0016】これによって、コイル片部13aは、両端
が露出してスロット12a内に配され、コイル端部13
bは、その両端から電機子鉄心12の軸心へ向かって所
定の角度θbをなして延設されて、図4に示すように、
電機子鉄心12の軸心に対してそれぞれ角度θbだけず
れた方向を指向したサーフェイス型の整流子を構成す
る。なお、各角度θbは、上層コイル導体14と下層コ
イル導体15においてそれぞれ別途設定されている。
【0017】以下、回転子1の電機子コイル13の組み
付け工程を図5に基づいて説明する。なお、図5では、
多数のスロット12aのうち1スロットについてのみを
図示してあり、他のスロットおよび電機子コイル13に
ついては図示を省略してある。
【0018】電機子鉄心12と下層コイル導体15との
絶縁を確保するために、電機子鉄心12の軸方向の両端
部に絶縁プレート21を装着し、各スロット12aにス
ロット数と同数の絶縁用のスロットインシュ17を装着
する。この絶縁工程は樹脂などを用いた粉体塗装などに
よって実施してもよい。次に、各スロット12aのスロ
ットインシュ17の上層にスロット数と同数の略コ字状
の下層コイル導体15を装着する。
【0019】次に、上下コイル導体14、15間の絶縁
を確保するために、絶縁プレート22を電機子鉄心12
の両端の下層コイル導体15のコイル端部15bの表面
に装着し、各スロット12a内の下層コイル導体15の
上層にスロット数と同数の絶縁用のスロットインシュ1
8を装着する。次に、スロット12a内のスロットイン
シュ18の上層にスロット数と同数の略コ字状の上層コ
イル導体14を装着する。この結果、上層コイル導体1
4の末端部14c及びコイル端部14bの末端部14c
近傍は、所定数だけずれた下層コイル導体15の末端部
15c及びコイル端部15bの末端部15c近傍と重な
ることになる。
【0020】次に、上下コイル導体14、15の末端部
14c、15cの先端面14d、15dの接合を行う。
この接合工程のためのTIG溶接装置100を図6に示
す。図6において、40はベース、41はモータ、42
は減速機、43はワーク下側保持具でワークを回転駆動
させる。44はワーク上側保持具でワークを保持しなが
ら、ワーク下側保持具43の回転に追従する。
【0021】45はアースを兼ねた上導体冷却治具で、
先端面14d、15dの近傍まで上導体冷却治具45で
覆うことによって先端面14d、15d以外の末端部1
4c、15cの溶融を防止する作用がある。46は下導
体冷却治具で下層コイル導体15の末端部15cの内側
に配置され、下層コイル導体15の末端部15cを外周
側へ押し拡げることで、上下コイル導体14、15の末
端部14c、15cの隙間を無くし、被溶接箇所を保持
し、また、接合部である先端面14d、15d以外の末
端部14c、15cの溶融を防止する作用も合わせ持
つ。
【0022】47はタングステン電極、冷却水循環路、
シールドガスノズルから構成される溶接トーチであっ
て、ベース40に保持され、先端部の位置、姿勢等は可
変となっており、接合部の形状、回転速度、アーク出力
等により適宜調整される。48は溶接トーチ47の先端
から放出されるアークであり、その熱エネルギによって
先端面14d、15dが溶融、結合される。
【0023】101は溶接コントローラでアーク48の
オン・オフ、アーク48の出力制御を行う。102はコ
ンピュータ又はシーケンサで溶接機全体の制御、ワーク
の脱着、ワークの回転とアークの制御のシーケンス制御
を行う。103はモータ制御ユニットでモータ41のオ
ン・オフ、モータ速度を制御する。104はシールドガ
ス供給装置で溶接状態を安定させるためのシールドガス
を供給する。105は高周波発生装置で溶接に必要な高
周波を発生させる。106は冷却水供給装置で溶接トー
チ47内部の冷却水を循環させる。110は電源装置で
ある。
【0024】以上の構成からなるTIG溶接装置100
による接合工程は、図7に示すように、次のように行わ
れる。上層コイル導体14及び下層コイル導体15等が
スロット12a内に装着されたワークを、ワーク下側保
持具43内に保持し、さらに上導体冷却治具45及び下
導体冷却治具46をワークに保持接触させて、上層コイ
ル導体14と下層コイル導体15の各末端部14c、1
5cを概ね接触させる。ワークを上導体冷却治具45、
下導体冷却治具46及びワーク下側保持具43とともに
一体に、減速機42を介してモータ41によって所定の
回転速度で駆動させて、末端部14c、15cの先端面
14d、15dにてTIG(タングステン、イナート、
ガス)溶接により連続溶接する。
【0025】このように、先端面14d、15dの接合
工程では、回転軸11は電機子鉄心12に装着されてい
ないため、下導体冷却治具46の形状及び寸法が、回転
軸11に規制されることがなく、形状の選択の自由度が
増す。このため、下導体冷却治具46自体の容積を大き
くすることができ、それによって、冷却効果を増加させ
ることができる。
【0026】上下コイル導体14、15の両端に関し
て、上記の接合作業を施した後、突起12bを図2の破
線のように加締めて、各コイル導体14、15を電機子
鉄心12に固定して、その後、必要に応じて、絶縁部材
23および補強部材24等を装着して、図8に示すよう
な電機子コイル13が収納された電機子鉄心12を完成
し、さらに、電機子鉄心12の中心孔12bに回転軸1
1を圧入装着して図1に示すような回転子1を製造す
る。
【0027】図9に本発明の他の実施例を示す。この実
施例では、下導体冷却治具46に冷却液体を通過させる
ための液通路46aを形成してある。この液通路46a
は、下導体冷却治具46の強度を確保できる範囲内で任
意の形状を設定することができる。図9(a)では、単
純な空洞を形成した液通路46aを示しているが、図9
(b)、図9(c)では、冷却液体の流入側と流出側と
が明確に設定できるような通路となっており、液通路4
6a内を円滑に通過できるようになっている。
【0028】上記第1実施例においては、上層コイル導
体14および下層コイル導体15をなす電機子コイル1
3を、コイル片部13a、コイル端部13b、末端部1
3cを一体に形成しているが、コイル片部13a、コイ
ル端部13bを溶接等で電気的に接続してもよい。ま
た、第1実施例においては、電機子コイル13は、それ
ぞれコイル片部13a、コイル端部13b、末端部13
cを形成した後に、電機子鉄心12のスロット12aに
挿入しているが、電機子鉄心12のスロット12aに直
線状のコイルを挿入し、コイル挿入後、端部を折り曲げ
て、コイル端部13b、末端部13cを形成するように
してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明により製造された直流電動機の回転子を
示す軸方向断面図である。
【図2】本発明による製造過程における電機子鉄心の形
状を示す部分平面図である。
【図3】本発明の製造方法において使用されるコイル導
体を示し、(a)はコイル導体の展開体を示す展開図、
(b)はコイル導体の成形過程図、(c)はコイル導体
の成形完了斜視図である。
【図4】本発明による製造過程における電機子鉄心とコ
イル導体のコイル端部との関係を示す電機子鉄心の平面
図である。
【図5】本発明の製造方法を説明するための電機子鉄心
とコイル導体その他の組み付け図である。
【図6】本発明の製造方法においてコイル導体の先端面
の接合を行うための溶接装置を示す概略構成図である。
【図7】本発明の製造方法における溶接装置によるコイ
ル導体の先端面の接合を説明するための部分構成図であ
る。
【図8】本発明の製造方法における溶接装置によるコイ
ル導体の先端面の接合を完了した電機子鉄心を示す断面
図である。
【図9】本発明の他の実施例によるコイル導体の接合を
説明するための溶接装置及び電機子鉄心を示す部分構成
図である。
【図10】本発明前の開発における製造方法によるコイ
ル導体の接合を説明するための溶接装置及び電機子鉄心
を示す部分構成図である。
【符号の説明】
1 回転子(回転電機の回転子) 11 回転軸 12 電機子鉄心 12a スロット 13 電機子コイル 13a コイル片 13b コイル端部 13c 末端部(径方向内端部) 14 上層コイル導体 15 下層コイル導体 46 下導体冷却治具 46a 液通路(空間) 47 溶接トーチ 100 TIG溶接層(溶接機)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のスロット内に収納され前記スロッ
    トの両端から突出するコイル片と、これらコイル片の両
    端から径方向内側に延びる一対のコイル端部とを有する
    上層および下層コイル導体を備えた電機子鉄心を準備
    し、 前記下層コイル導体のコイル端部の径方向内端部と所定
    角離れた前記上層コイル導体のコイル端部の径方向内端
    部とを電気的に接合する接合工程を行って前記電機子コ
    イルを形成し、 その後に、前記電機子鉄心の中央部に回転軸を嵌着する
    ことを特徴とする回転電機の回転子の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記電機子鉄心の中央にに、前記下層コ
    イル導体のコイル端部の径方向内端部を保持するととも
    に自転自在に配設される冷却治具を備え、 前記下層コイル導体の前記径方向内端部と前記上層コイ
    ル導体の前記径方向内端部との前記接合工程は、 前記電機子鉄心を回転可能に保持し、前記上下コイル導
    体の接続部の接合予定領域に近接して溶接機の溶接トー
    チの先端を近接配置し、 その後、前記溶接トーチに近接する前記上下コイル導体
    を接地しつ前記溶接トーチにより前記溶接予定領域を溶
    接する溶接工程と、 前記溶接終了後、前記電機子鉄心を所定角度回動させる
    回動工程とを実施し、 その後、前記溶接工程及び前記回動工程を順次実施する
    工程であることを特徴とする請求項1記載の回転電機の
    回転子の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記冷却治具内に、冷却用液体を循環さ
    せるための空間を形成したことを特徴とする請求項2記
    載の回転電機の回転子の製造方法。
  4. 【請求項4】 略円柱形状の電機子鉄心の外周面に形成
    された複数のスロットにそれぞれ絶縁して収容され前記
    スロットの両端から突出するコイル片と前記コイル片の
    両端から前記電機子鉄心の軸芯に向かって所定の角度を
    なして延設された1対のコイル端部とからなり互いに絶
    縁して前記スロット内に配された上層コイル導体及び下
    層コイル導体を有し、 前記下層コイル導体のコイル端部の径方向内端部と所定
    角離れた前記上層コイル導体のコイル端部の径方向内端
    部とが電気的に接続されて電機子コイルを形成する回転
    電機の回転子の製造方法であって、 薄い鋼板から略円盤状にプレスマシンで打ち抜き加工さ
    れたプレートを複数枚積層して一体として前記電機子鉄
    心を形成し、 この電機子鉄心に前記下層コイル導体との電気的絶縁を
    確保するための絶縁処理を施した後に前記スロット内に
    前記下層コイル導体を収容し、 前記下層コイル導体と電気的絶縁を確保しつつ前記上層
    コイル導体を前記スロット内に収容し、 前記下層コイル導体のコイル端部の径方向内端部と所定
    角離れた前記上層コイル導体のコイル端部の径方向内端
    部とを接合する接合工程を行って前記電機子コイルを形
    成し、 その後に、前記電機子鉄心の中央部に回転軸を嵌着する
    ことを特徴とする回転電機の回転子の製造方法。
JP32932795A 1995-03-27 1995-12-18 回転電機の回転子の製造方法 Expired - Fee Related JP3541534B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32932795A JP3541534B2 (ja) 1995-03-27 1995-12-18 回転電機の回転子の製造方法
US08/610,065 US5745977A (en) 1995-03-27 1996-02-29 Method of manufacturing rotary electric machine
CN96103385A CN1041154C (zh) 1995-03-27 1996-03-27 制造旋转电机的方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7-68234 1995-03-27
JP6823495 1995-03-27
JP32932795A JP3541534B2 (ja) 1995-03-27 1995-12-18 回転電機の回転子の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08331813A true JPH08331813A (ja) 1996-12-13
JP3541534B2 JP3541534B2 (ja) 2004-07-14

Family

ID=26409454

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32932795A Expired - Fee Related JP3541534B2 (ja) 1995-03-27 1995-12-18 回転電機の回転子の製造方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US5745977A (ja)
JP (1) JP3541534B2 (ja)
CN (1) CN1041154C (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019033595A (ja) * 2017-08-08 2019-02-28 東芝産業機器システム株式会社 鉄心の製造装置、鉄心の製造方法

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6154950A (en) * 1997-03-06 2000-12-05 Denso Corporation Rotor production method including assembling a slot insulator and coil trunk into a set prior to insertion into an armature core
JP3201397B2 (ja) 1999-03-30 2001-08-20 株式会社デンソー 回転電機の製造方法
JP3104700B1 (ja) * 1999-03-30 2000-10-30 株式会社デンソー 回転電機の巻線接合方法および装置
JP3621633B2 (ja) * 2000-08-02 2005-02-16 三菱電機株式会社 回転電機の電機子およびその製造方法
JP3630141B2 (ja) * 2002-02-28 2005-03-16 株式会社デンソー 回転電機の固定子の製造方法
JP3975987B2 (ja) * 2003-08-29 2007-09-12 株式会社デンソー 回転電機の電機子の製造方法及びその製造方法により製造される電機子
JP4401146B2 (ja) * 2003-11-10 2010-01-20 株式会社マキタ モータの製造方法及び製造装置
US8479377B2 (en) * 2008-10-24 2013-07-09 GM Global Technology Operations LLC Methods and apparatus for a motor stator

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63194541A (ja) * 1987-02-04 1988-08-11 Hitachi Ltd 整流子付小形電動機の電機子
AU674784B2 (en) * 1993-10-15 1997-01-09 Nippondenso Co. Ltd. Electric rotating machine

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019033595A (ja) * 2017-08-08 2019-02-28 東芝産業機器システム株式会社 鉄心の製造装置、鉄心の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3541534B2 (ja) 2004-07-14
CN1137702A (zh) 1996-12-11
CN1041154C (zh) 1998-12-09
US5745977A (en) 1998-05-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3680801B2 (ja) 回転電機の巻線接合方法
JP3407675B2 (ja) 車両用交流発電機の固定子およびそれを用いた車両用交流発電機
JP3775349B2 (ja) 回転電機の固定子巻線の製造方法、巻線構造および巻線の製造方法
EP1043828B1 (en) Method and apparatus for welding a plurality of windings of rotary electric machine
US7293342B2 (en) Method of manufacturing stator for electric motor
JP2004048890A (ja) 回転電機
JP3303854B2 (ja) 接合電線およびその接合方法
US20020041129A1 (en) Stator for a dynamo-electric machine and method of manufacturing the same
KR20030063089A (ko) 회전전기의 권선 접합방법
JP2004274858A (ja) 回転電機の巻線の製造方法
JPH08331813A (ja) 回転電機の回転子の製造方法
US6118191A (en) Method for bonding rotors of an electric rotating machine
JP4103622B2 (ja) 回転電機の固定子の製造方法
JP2003259613A (ja) 回転電機の固定子巻線の製造方法
US10075039B2 (en) Rotating electric machine and method of manufacturing same
JPWO2020031612A1 (ja) 回転電機の固定子及びその製造方法
JP3900717B2 (ja) 回転電機
JP6745838B2 (ja) 回転電機及びその製造方法
CN111130282B (zh) 制造定子的方法
JP7478699B2 (ja) 回転電機用ステータ製造方法
JP3698423B2 (ja) ステータ用コイル接続ワイヤ、及びステータ
JP4200611B2 (ja) 巻線形成方法
KR20210135846A (ko) 스테이터 및 이의 제조 방법
Richnow et al. Highly flexible connection unit for electrical machines with concentrated windings
JP2022158695A (ja) 導電線、溶接方法、及び回転電機の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20031211

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20031216

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040212

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040309

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040322

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees