JPH08331367A - 画像情報の保存システム及び画像表示システム - Google Patents

画像情報の保存システム及び画像表示システム

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JPH08331367A
JPH08331367A JP7134959A JP13495995A JPH08331367A JP H08331367 A JPH08331367 A JP H08331367A JP 7134959 A JP7134959 A JP 7134959A JP 13495995 A JP13495995 A JP 13495995A JP H08331367 A JPH08331367 A JP H08331367A
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JP7134959A
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Inventor
Hiroshi Hara
廣志 原
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像情報の内特定部分につき、全体画像情報
の内特定画像をマークして且つ記憶容量の小さい画像情
報とすることを目的とする。 【構成】 画像情報の保存システムにおいて、非可逆の
高圧縮率の全体画像と可逆圧縮を行った部分画像の2種
類の画像情報を保存することを特徴とする。また、縮小
処理を行った全体画像と大きさの変更を行わない部分画
像との2種類の画像情報を保存することを特徴とする。
また画像表示システムにおいて、上記2種類の画像情報
を画像表示時において、合成して表示することを特徴と
する。さらに、画像情報の保存システムにおいて、画像
の特定の範囲を示す情報をデータに付加することによ
り、該付加情報から、画像データ圧縮時に画像の特定範
囲の圧縮率を変化させることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像情報の内、必要な
画像部分を特に注目した上で、画像情報の保存及び表示
を行なう画像情報処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、家庭用あるいは事務用計算機(以
下パソコンと示す)の計算速度の向上と、パソコンに接
続された記憶装置の低価格化、大容量化、またそれらの
機器の価格性能比の向上によって、ディスプレイを含む
パソコン上への画像情報の表示や、パソコンに接続され
た記憶装置に対する画像情報の保存が容易に行えるよう
になり、画像情報を利用するプログラムが様々な分野で
利用されている。
【0003】パソコンとディスプレイと記憶装置及びプ
リンタなどを含むパソコンシステムで、画像情報を利用
する様々なプログラムの内、ある特定の用途で利用され
る場合、画像情報の内、ある特定の部分に注目し、処理
を行なう場合が発生する。画像情報は、静止画にしろ動
画にしろ、1枚の写真又は絵画、文書文字などを表示転
写するために、2次元的な又は3次元的な情報を時系列
てきな一連の電気信号に変換したデータ列として得られ
るものである。このデータ列がアナログ信号の場合は、
例えばNTSC方式のテレビ信号の例で、読み取った画
像信号が輝度信号と色信号とに分けて得られ、合成して
伝送され、次に受信した画像信号を希望画像とするため
に、再度輝度信号と色信号に分離して、ディスプレイに
表示する際に空間的に合成して走査表示する。従って、
この画像情報の内、特定画像部分に注目する場合には、
例えばその表示中の水平垂直走査時間の時点を特定ポイ
ントで指示することが要求される。その後その特定ポイ
ントの範囲内で画像信号のレベルを変えたり、色成分を
除去したりして画像信号を変換することができる。
【0004】ところで、以下にその画像部分の特定シス
テムの例として、顔写真によって本人を識別するシステ
ム(以下照合システムと称す)について画像情報に対す
る処理について説明を行う。
【0005】図14は顔写真画像情報を表示、記録する
ための処理システムの構成概念図であり。図中、101
は画像を表示するためのディスプレイ、102は画像の
読みだし、保存、ディスプレイへの表示などを制御する
ためのパソコンであり、103はインターフェースケー
ブル104を介してパソコン102に接続された外部記
憶装置である。
【0006】この処理システムはパソコン102の制御
によって外部記憶装置103に保存されている画像情報
を読みだし、読み出した画像情報をディスプレイ101
に表示し、あるいは外部装置から得られた外部画像情報
をディスプレイ101に表示させ、またディスプレイ1
01に表示された外部装置から得られた画像情報を、パ
ソコン102の制御によってインターフェースケーブル
104を介して外部記憶装置103に保存する。
【0007】上記処理システムで、画像を利用して本人
の識別を行う場合、画像情報の情報量は非常に大きなも
のとなり、例えば上記説明した照合システムにおいて、
顔写真を640×480ドットのディスプレイ画面全体
に表示する場合に、階調数をディスプレイ上における光
の3原色であるR,G,B各256階調とすると900
Kバイトの容量が外部記憶装置に必要となる。一般的に
照合システムにおいては照合データを記録した記録媒体
を個人が携帯するようなシステムとなるため、記録媒体
の容量、また照合時間の短縮の観点から画像情報の容量
を減少させる必要性が生ずる。このため、一般的に画像
情報の冗長性を利用して情報の圧縮が行なわれる。
【0008】この画像情報の圧縮では圧縮伸長後の画像
が、圧縮前の画像と同じとなり、画像の劣化の発生しな
い可逆圧縮法と、圧縮伸長後の画像が、圧縮前の画像と
同じものとならず、画像の劣化が発生する非可逆圧縮法
の2種類の方法が存在する。上記可逆、非可逆の圧縮で
は非可逆圧縮の方が可逆圧縮に対して高圧縮率を期待す
ることができるが、画像の劣化が発生するために、高品
質の画像が要求される上記照合システムへの利用には適
正が低い。
【0009】ところで、上記照合システムにおいて注目
すべきは顔を中心とした特定の部分であり、その他の背
景部分については照合を行うために重要となる部分では
ない。従って、可逆圧縮、非可逆圧縮を組み合わせる方
法を考案する事によって、照合部分の画質を劣化させる
事なく、高い圧縮率の画像情報を得る事ができる。
【0010】また、上記照合システムと同様に、画像部
分の特定システムの例として、医療画像情報を利用する
システムについて、画像情報に対する処理方法の説明を
行なう。
【0011】図15は図14で示した処理システムによ
る画像情報の特定の例として、医療画像情報を表示、記
録するための処理システムによって、得られた医療画像
情報を利用する例図を示す。X線スキャンにより得られ
た画像情報の内、患部を中心とした特定の部分をその部
分が患部であることを示すマーク(以下ROIと示す)
を付加する場合がある。図15では骨折した患部部分に
105で示すROIを付加することによって、表示され
た画像の中で患部の位置を簡単に知ることができる。
【0012】また、医療用の画像情報の情報量は、精細
・精密を要求されるため非常に大きなものとなり、例え
ば、CT画像では512×512の大きさのもので階調
数を2048とした場合、1枚の画像で1024Kバイ
トの容量が必要となる。また上記CT画像のような画像
は1回の撮影で数枚〜数10枚撮影されるため、全ての
画像を記録するためには記憶装置に対して膨大な記憶容
量が要求される。従って、記憶装置の容量の有効利用の
観点から画像情報の冗長性を利用して画像情報の圧縮を
行なうことも行なわれる。
【0013】画像情報の圧縮では圧縮伸長後の画像が、
圧縮前の画像と同じとなり、画像の劣化の発生しない可
逆圧縮法と、圧縮伸長後の画像が、圧縮前の画像と同じ
ものとならず、画像の劣化が発生する非可逆圧縮法の2
種類の方法が行なわれ、上記2種類の方法を組み合わせ
て数分の1〜数10分の1に画像情報の容量を圧縮して
いる。
【0014】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、画
像に対して圧縮処理を行うためには圧縮のための計算処
理が必要となり、システムの処理装置に対して高い能力
が要求され、また、システムの処理装置の負担を低減さ
せるために圧縮処理のための専用の回路を装置に付加す
る場合にはコストが増大するという問題点が発生する。
【0015】ところで、上記照合システムにおいて注目
すべきは顔を中心とした特定の部分であり、その他の背
景部分については照合を行うために重要となる部分では
ない。従って、対象画像を注目すべき部分画像と背景画
像とに分離し、何らかの方法によって背景画像の情報量
の削減を行えば、不可欠な照合部分の画質を劣化させる
事なく、画像全体の画像情報を削減する事ができる。
【0016】また上記医療処理システムの処理方法で、
画像内に特定の範囲を示すマークをつけた場合に、画像
の保存時に、マークをつけた状態で画像情報の保存を行
なうと、保存後に、保存された画像の表示を行なう場合
に、マークが画像の一部として保存されているために、
マークが存在しない状態での画像を見ることができず、
マークをつけた部分の画像については、マークによって
上書きされることにより、情報が欠落する。また、画像
を縮小表示した場合に、マークが縮小され視覚され難く
なる。また逆に、拡大表示した場合にマークも拡大さ
れ、必要以上にマークが大きくなってしまう問題が発生
する。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記問題点
の解決方法として、画像の保存時に画像中の特定の範囲
を示す情報を画像情報に付加することによって解決し、
またこの保存された画像情報を読み出したものである。
【0018】また、本発明では上記問題点に示した可逆
圧縮、非可逆圧縮を組み合わせる方法として、画像の保
存時に画像全体に対して非可逆圧縮によって得られた高
圧縮率の画像を保存し、また画像中の特定の範囲に対し
て可逆圧縮を行い得られた高画質の画像情報に、該画像
の全体画像の中での位置を示す情報を付加したものを保
存し、画像情報の表示時においては、高圧縮の全体画像
と、高品質の部分画像とを合成して表示する事によっ
て、高画質、かつ高圧縮の画像情報を取得する。
【0019】さらに、本発明では上記問題点に示した画
像情報の情報量の削減方法として、画像の保存時に画像
全体に対して予めシステムによって設定された倍率で画
像を縮小する事によって得られた情報量の削減された画
像を保存し、また画像中の特定の範囲に対しては範囲内
の画像情報に、該画像の全体画像の中での位置を示す情
報を付加したものを保存し、画像情報の表示時において
は、全体画像を拡大した画像と、高品質の部分画像とを
合成して表示する事によって、高画質であり、かつ情報
量の削減された画像情報を取得する。
【0020】
【実施例】以下に、本発明を実施した画像情報保存及び
表示システムについて説明を行なう。本システムの全体
的な構成は、図14に示す構成とほぼ同一であり、所定
の処理を施された画像情報を外部記憶装置103に格納
しておき、希望画像を表示する指示が出された場合に、
パソコン102のキーボード又はマウス等の入力装置か
らの指示信号に従って、インターフェースケーブル10
4を介して外部記憶装置103の格納プログラム又は格
納アドレスから当該画像情報データを取り込み、ディス
プレイ101に当該画像情報を表示する。またパソコン
102によって種々の処理を施されたディスプレイ10
1に表示された画像情報は、パソコンの制御の下で外部
記憶装置103に画像情報データとして格納する。
【0021】〔実施例1〕図1は本発明を実施した画像
情報の保存及び表示の処理システム(以下、処理システ
ムと示す)における画像情報の内、部分画像を特定した
場合の画像情報の保存フォーマットの例を示し、図中、
1が画像情報の大きさ(画素数:水平と垂直:512×
512)を示し、2が画像における特定範囲の左上、右
下の座標を示したもので、図上座標(100,100)
と(612,612)とを特定した例であり、3が実際
の画像情報である。また画素数1,座標2を画像を管理
するための情報として、以下では管理情報とする。
【0022】次に図2を用いて処理システムにおける画
像の読み込み、表示動作を説明する。まず、画像の読み
込み命令を受信すると(ステップ4)、外部画像情報供
給装置や外部記憶装置103などから全体画像を読み込
み、拡大処理を行った後、ディスプレイ101への表示
を行う(ステップ5)。ここで、拡大処理は例えば本実
施例では読み込んだ画像データの隣接する2つの画素間
に各画素の平均値を取った値を挿入することによって補
間信号を得て元の画像データに挿入して全体画像として
画像の大きさを4倍にする処理を行う。次にこの全体画
像中、希望の部分を特定する部分画像を指示し、その部
分画像を読み込み、画像情報中の管理情報の画素数1と
座標2との読み込みを行ない(ステップ6)、読み取っ
た管理情報を基に画像情報のディスプレイ101への表
示を行なう(ステップ7)。ここで表示された画像情報
は管理情報部分だけを表示することが可能であり、全体
画像とともに画像切換指示に従って部分画像を別個に表
示できる。
【0023】次に図3を用い、当該処理システムにおけ
る画像情報の保存動作について説明する。まず、パソコ
ン102は、画像情報の保存命令を受信すると(ステッ
プ8)、全体画像の縮小処理を行う(ステップ9)。こ
こで縮小処理は例えば本実施例では全体画像の隣接する
画素の内の一方を間引くことによって全体画像を面積的
に1/4に縮小する。この間引きの際間引きした後の画
像情報中隣接する画素の変化が大き過ぎる場合には隣接
する画素のレベルをある程度滑らかにする平坦化しても
よい。また画像情報の縮小処理には変換圧縮、フーリエ
圧縮、アダマール圧縮、ランレングス符号化圧縮や予測
圧縮など種々の方式が提唱されておりいずれの方式でも
適用できる。次に記録媒体に対して縮小処理を行った全
体画像の記録を行う(ステップ10)。次に画像の特定
範囲についての指定位置を判定し(ステップ11)、指
定された範囲に対して指定範囲を示す管理情報の画素数
と座標と共に指定部分画像を、記録媒体に記録を行い保
存処理を終了する(ステップ12)。
【0024】〔実施例2〕上記実施例1では全体画像に
対して、特定の部分画像が存在する画像を縮小している
が、部分画像については全体画像とは別の情報として記
録を行っているため、2重に情報を記録する必要はな
い。また全体画像内から部分画像部を削除したものに対
して縮小処理を行う場合の方が高い情報量の削減効果が
期待できる。また、全体画像中から部分画像を削除した
ものを保存する事により、部分画像に対して管理情報を
付加する事なく、部分画像の表示位置を得る事ができ、
部分画像に対する処理の簡略化を図る事ができる。
【0025】図4に本実施例によって保存を行う全体画
像例との保存フォーマットの例を示す。図中、13が全
体画像の例であり、14が保存画像の全体画像上での位
置を示す4つの数値であり、‘0’が上部、‘1’が左
部、‘2’が右部、‘3’が下部である。15に示すの
が上部‘0’の部分の実際の画像情報である。従って4
つの各部の画像情報とそれらの管理情報である座標は、
上部は最上部の水平ラインを0としての水平ライン数
を、左部と右部は水平ラインの水平帰線期間からの画素
数又は時間を、下部は最上部の0水平ラインから水平ラ
イン数を特定することで所定の四角の枠組みを特定する
ことができ、これらの場所と位置を数値で示すことで画
像情報の管理情報として画像情報に加えて、画像伝送や
記憶媒体への画像情報とすることができる。
【0026】次に図5を用いて本実施例における画像の
読み込み、表示動作を説明する。パソコン102は、画
像の読み込み命令を受信すると(ステップ16)、4つ
の数値を有する部分画像情報を含む縮小処理を加えられ
た全体画像と部分画像をそれぞれ読み込む(ステップ1
7)。次に全体画像を示す4つの部分画像中の全体画像
中での位置を示す数値を読み込み、各部分画像に対して
その部分画像以外の部分の縮小された画像情報部分の拡
大処理を行い、部分画像以外の全体画像を構成し、図4
の全体画像13中斜線部以外の部分をディスプレイ10
1上に表示する(ステップ18)。次に全体画像中の空
白となる斜線部部分に部分画像を合成表示し、特に特定
された部分画像について画像劣化のない全体画像の表示
処理を終了する(ステップ19)。
【0027】つぎに、図6に本実施例による画像の保存
動作について説明を行う。パソコン102は、画像情報
の保存命令を受信すると(ステップ20)、画像の特定
範囲についての指定位置を判定し(ステップ21)、指
定された範囲を基にして、画像を全体画像と部分画像に
分解する(ステップ22)。次に分解を行って得られた
全体画像を上部、左部、右部、下部の4つの部分に分割
し(ステップ23)、それぞれの部分に対して縮小処理
を行った後、分割された画像の全体画像中での位置を示
す数値を付加し(ステップ24)、記録媒体に対して保
存処理を行う(ステップ25)。次に部分画像の記録媒
体への記録を行い保存処理を終了する(ステップ2
6)。
【0028】本実施例によれば、注目しない画像情報は
所定の縮小処理を行って、画像情報を削減し、注目する
画像情報は画質の劣化のないままに記録するので、画像
情報量は極めて縮小することができ、またこの縮小され
た記録画像情報を再生する場合には、縮小された部分は
拡張して、注目する画像情報の部分はそのまま、ディス
プレイに表示できるので、必要最小限の情報量で全体の
画像情報を得ることができる。
【0029】上記実施例では、4つの部分に分割した例
を示したが、4角形の特定画像に限らず、三角形や、菱
形、円形、楕円形等であっても、画素数と座標とでその
特定画像を特定することは可能であり、4つの部分に分
割せずとも2つ、3つ等の分割画像で処理しても構わな
い。
【0030】〔実施例3〕第3の実施例の基本的な構成
は、第1、第2実施例と同様に、図14に示すパソコン
102とディスプレイ101と外部記憶装置103とか
ら構成される。
【0031】次に本発明による第3の実施例について、
図7を用いて処理システムにおける画像の読み込み、表
示動作を説明する。まず、パソコン102は、画像の読
み込み命令を受信すると(ステップ34)、全体画像を
読み込み、ディスプレイ101への表示を行う(ステッ
プ35)。次に部分画像を読み込み、画像情報中の管理
情報の読み込みを行ない(ステップ36)、読み取った
管理情報を基に画像情報のディスプレイ101への表示
を行なう(ステップ37)。
【0032】次に図8を用い、システムにおける画像情
報の保存動作について説明する。パソコン102は、デ
ィスプレイ101に表示した画像情報の保存命令を受信
すると(ステップ38)、全体画像の非可逆での圧縮を
行い(ステップ39)、記録媒体に対して外部記憶装置
103に記録を行う(ステップ40)。次に全体画像中
の特定範囲の特定画像についての指定位置を上述の画素
数と座標とで判定し、指定された範囲に対して可逆圧縮
を行い(ステップ41)、特定範囲を示す管理情報と共
に、記録媒体に記録を行い保存処理を終了する(ステッ
プ42)。
【0033】こうして、特定範囲内の特定画像は再生す
れば可逆伸長されて画質の劣化のない画像を表示でき、
特定範囲外の画像は再生すれば非可逆情報なので画質劣
化した画像表示となるが、画像情報として極めて圧縮率
の高いデータ量を実現できるので、全体として全体画像
の画像情報量は少ない量で済む。
【0034】〔実施例4〕上記実施例3では、画像の特
定部分を全体画像より分離して保存するため、部分画像
の大きさ、画像の全体画像中での位置を示すための管理
情報が必要であるが、全体画像の内、特定の部分画像以
外を単色で塗りつぶした全体画像と大きさが同じ画像を
高画質の部分画像とすれば、単色部分については可逆圧
縮を行った場合においても高い圧縮率が期待できるた
め、特定の部分画像の大きさを全体画像と同じ大きさと
した場合の圧縮後の画像情報の容量の増加を少なくし、
かつ管理情報が必要なくなり、処理の簡略化を図ること
ができる。また全体画像についても、特定の部分画像が
存在する画像を圧縮しているが、部分画像については全
体画像とは別の情報として記録を行っているため、2重
に情報を記録する必要はなく、また全体画像内の部分画
像部を単色に塗りつぶした方が高い圧縮率を期待でき
る。
【0035】図9に本実施例によって保存を行う全体画
像、部分画像の画像例を示す。図中16が全体画像を、
17が部分画像の例であり、全体画像16中斜線部が特
定の部分画像を示し、その特定の部分画像以外の部分は
単色部分として可逆圧縮して画像情報量を縮小し、特定
の部分画像は圧縮することなくそのままの画像情報とし
て、外部へ伝送したり、記録装置に格納したりする。な
お、本実施例においても、ハードウェア的基本構成は、
図14に示すパソコン102とディスプレイ101と外
部記憶装置103とで成り立っている。
【0036】次に、図10を用いて本実施例における画
像の読み込み、表示動作を説明する。まず、パソコン1
02は、画像の読み込み命令を受信すると(ステップ4
5)、例えば外部記憶装置103からパソコン102内
に画像情報を取り込み、全体画像及び部分画像をそれぞ
れ読み込む(ステップ46)。次にそれぞれの画像の合
成を行う(ステップ47)。ここで合成方法は、例えば
全体画像、部分画像それぞれについて縦、横方向に特定
の色が連続して続くブロック(全体画像については画像
中の方形ブロック、部分画像については画像中の方形を
とりまく方形内のブロック)を識別して全体画像、部分
画像との区切りとし、全体画像中のブロックに対して部
分画像を張り付けることによって行う。合成後、画像の
ディスプレイ101への表示を行い読み込み、表示動作
を終了する(ステップ48)。
【0037】また、図11に本実施例による画像情報の
保存動作について説明を行う。まず、パソコン102
は、画像情報の保存命令を受信すると(ステップ4
9)、画像の特定範囲についての指定位置を判定し(ス
テップ50)、指定された範囲を基にして、画像を全体
画像と部分画像に、例えば方形ブロックと部分画像のブ
ロックとの座標を指標にして分解する(ステップ5
1)。次に分解を行って得られた全体画像、部分画像に
対してそれぞれ非可逆圧縮、可逆圧縮の処理を行い(ス
テップ52)、記録媒体に記録を行い保存処理を終了す
る(ステップ53)。
【0038】こうして、記録容量としては、非可逆圧縮
する全体画像の外枠では極めて少ない情報量で、可逆圧
縮ではその部分画像を再現可能な所定量の情報量で、記
録し又は伝送し、全体としての情報量を減縮できるの
で、例えば背景情報よりも特定部分の画像だけを要求さ
れる顔写真などによる本人を照合する照合システムに
は、特に重宝されるものとなる。
【0039】〔実施例5〕第5の実施例として、特に医
療画像情報処理に好適なシステムとして、画像情報保存
及び表示システムの動作について説明を行なう。本実施
例の構成は、図14に示す上述の構成とほぼ同様であ
り、また、管理情報として全体画像の左上と右下の座標
を(100,100),(200,200)などとし、
その画素数を水平画素数、垂直画素数とで特定する。
【0040】次に、図12を用いてシステムにおける画
像の読み込み、表示動作を説明する。まず、パソコン1
02は、画像情報の読み込み命令を受信すると(ステッ
プ54)、画像の管理情報による特定範囲を示すデータ
の読み込みを行ない(ステップ55)、画像情報の読み
込みを行ない(ステップ56)、画像情報のディスプレ
イへの表示を行なう(ステップ57)。つぎにステップ
55で読み込んだ画像の管理情報から画像の特定範囲を
示すデータが0であるか否かを判定し(ステップ5
8)、0で無ければディスプレイ上に表示された画像情
報に、特定範囲を示すマークを合成表示する(ステップ
59)。例えばこの管理情報が座標(100,10
0),(200,200)の場合はその座標の枠に入る
方形部分にマークを付する。また特定範囲を示すデータ
が0であれば、ステップ60へ移行する。以下命令の受
信状態を判定し(ステップ60)、拡大、縮小などの命
令を受信した場合には、ディスプレイ101上へ表示す
る画像の大きさの変更や拡大、縮小等の処理を行なった
後(ステップ61)、ステップ57以下の処理を繰り返
す。拡大、縮小などの命令を受信しない場合には、特定
範囲をマーク付けした全体画像を又はマーク付け無しの
全体画像を表示した状態を保持する(ステップ62)。
【0041】次に図13を用い、システムにおける画像
の保存動作について説明する。まず、パソコン102
は、画像情報の保存命令を受信すると(ステップ6
5)、画像の特定範囲についての指定の有無を判定し
(ステップ66)、範囲の指定がなされていれば、指定
された範囲の座標の情報を画像の管理情報に追加する
(ステップ68)。また、ステップ66の判定で、特定
範囲の指定がなされていない場合には特定範囲の情報と
して0を画像の管理情報に追加する(ステップ67)。
次に画像の管理情報と画像情報を合成し(ステップ6
9)、画像管理情報、画像情報を記憶装置に保存する
(ステップ70)。
【0042】本実施例では、特定画像部分にマークを施
してその特定画像部分に対して情報圧縮又は伸長して記
録し、そのマーク内の部分画像に伸長又は圧縮して表示
することができる。このことより、医療画像情報中特に
注目すべき必要な部分を一見して理解できるばかりでな
く、その特定部分に画像処理を施して記憶装置への情報
量を減縮することができる。
【0043】〔実施例6〕上記実施例5では画像情報に
画像の特定の範囲の情報を記録することにより、該範囲
に特定の範囲であることを示すマークを付加することを
説明したが、特性の範囲を示す例えば座標情報を付加す
ることにより、画像圧縮時に、該座標情報からある特定
の範囲のみ圧縮効率を変化させる、あるいは特定の範囲
のみ圧縮を行なわないようにすることが可能である。こ
の圧縮方法などは上記実施例に示す方法で行うことがで
きる。
【0044】上記実施例では、全体画像情報とともに管
理情報を付加して外部記憶装置に格納する例を示した
が、特に外部記憶装置に限らず、パソコン内部に十分な
記憶容量を有すれば、内部記憶装置に格納してもよい。
また、上記画像情報は、静止画情報だけでなく、動画情
報でもよく、またテキスト画像情報でもよくディスプレ
イに表示できる情報であれば他の情報でもよいことは勿
論である。
【0045】また、画像情報としては、外部記憶装置か
らの画像情報にかぎらず、テレビやVTR、LDP、C
D−ROMなどの外部装置から出力される画像情報でも
よい。また、画像情報はアナログ画像でもデジタル画像
でもかまわない。また、画像圧縮方法としては本人照合
用でも医療画像用に限られず、種々な方法を適用でき、
例えば近年提唱されている画像圧縮方法のDCT/逆D
CT法を用いてもよく、間引き/補間法でもよく、その
利用条件に従って最適な圧縮技術を用いることができ
る。その際、圧縮に対する伸長方法は同一画像を再現す
るためにほぼ対応する伸長技術を適用する。
【0046】また、上記実施例では、パソコンの性能に
ついて特定していないが、超細密な画像情報を扱う場合
には、相当高速なハードウエアを必要とするので、使用
条件に従って、適宜選別してもよい。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、縮
小処理を行った全体画像と高画質の部分画像の2種類の
画像情報を記録媒体に記録することによって、画像中の
必要部分の画質を劣化させることなく画像全体の情報量
を減少させる効果がある。
【0048】また、本発明によれば、高圧縮の全体画像
と高画質の部分画像の2種類の画像情報を記録媒体に記
録することによって、画像中の必要部分の画質を劣化さ
せることなく画像全体の情報量を減少させる効果があ
る。
【0049】さらに、本発明によれば、画像情報に特定
の範囲を示す情報を付加することにより画像の画質を劣
化させることなく画像内の特定の部分を他の部分よりも
明示的に表現できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による各実施例に示すシステムにおける
部分画像情報のフォーマットである。
【図2】本発明による実施例1に示すシステムにおける
画像の読み込み、表示動作を示す流れ図である。
【図3】本発明による実施例1に示すシステムにおける
画像の保存動作を示す流れ図である。
【図4】本発明による実施例2に示すシステムにおける
全体画像例と全体画像の保存フォーマットの例である。
【図5】本発明による実施例2に示すシステムにおける
画像の読み込み、表示動作を示す流れ図である。
【図6】本発明による実施例2に示すシステムにおける
画像の保存動作を示す流れ図である。
【図7】本発明による実施例3に示すシステムにおける
画像の読み込み、表示動作を示す流れ図である。
【図8】本発明による実施例3に示すシステムにおける
画像の保存動作を示す流れ図である。
【図9】本発明による実施例4に示すシステムにおける
全体画像、部分画像情報の例である。
【図10】本発明による実施例4に示すシステムにおけ
る画像の読み込み、表示動作を示す流れ図である。
【図11】本発明による実施例4に示すシステムにおけ
る画像の保存動作を示す流れ図である。
【図12】本発明による実施例5に示したシステムにお
ける画像の読み込み、表示動作を示す流れ図である。
【図13】本発明による実施例5に示したシステムにお
ける画像の保存動作を示す流れ図である。
【図14】画像情報を利用したシステムの機器構成例で
ある。
【図15】医療画像に特定の範囲を示す情報(ROI)
を付加した例である。
【符号の説明】
1 画素数 2 座標 3,15,17 部分画像情報 13,16 全体画像 101 ディスプレイ 102 パソコン 103 外部記憶装置 104 インターフェイスケーブル

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスプレイとパソコンと記憶装置を備
    えた画像情報の保存システムにおいて、画像データの保
    存時に、非可逆の高圧縮率の全体画像と可逆圧縮を行っ
    た部分画像との2種類の画像情報を保存することを特徴
    とする画像情報の保存システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の画像情報の保存システ
    ムにて保存した2種類の画像情報を合成して前記ディス
    プレイに画像表示することを特徴とする画像表示システ
    ム。
  3. 【請求項3】 ディスプレイとパソコンと記憶装置を備
    えた画像情報の保存システムにおいて、画像データの保
    存時に、縮小処理を行った全体画像と大きさの変更を行
    わない部分画像との2種類の画像情報を保存することを
    特徴とする画像情報の保存システム。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の画像情報の保存システ
    ムにて保存した2種類の画像情報を合成して前記ディス
    プレイに画像表示することを特徴とする画像表示システ
    ム。
  5. 【請求項5】 ディスプレイとパソコンと記憶装置を備
    えた画像情報の保存システムにおいて、画像データの保
    存時に、画像の特定の範囲を示す情報を前記画像データ
    に付加することにより、該付加情報から画像データ圧縮
    時に前記画像の特定の範囲の圧縮率を変化させることを
    特徴とする画像情報の保存システム。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の画像情報の保存システ
    ムにて保存した前記画像の特定の範囲を示す前記付加情
    報を基に、前記ディスプレイに画像表示時に、前記画像
    の特定の範囲に対してマークを付加することを特徴とす
    る画像情報の表示システム。
JP7134959A 1995-06-01 1995-06-01 画像情報の保存システム及び画像表示システム Pending JPH08331367A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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US6965642B2 (en) 2000-10-31 2005-11-15 Nec Corporation Method and device for compressing and decompressing moving image data and information recording medium

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