JPH0833134A - ガス絶縁開閉装置及びその電流測定回路試験方法 - Google Patents
ガス絶縁開閉装置及びその電流測定回路試験方法Info
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- JPH0833134A JPH0833134A JP6185431A JP18543194A JPH0833134A JP H0833134 A JPH0833134 A JP H0833134A JP 6185431 A JP6185431 A JP 6185431A JP 18543194 A JP18543194 A JP 18543194A JP H0833134 A JPH0833134 A JP H0833134A
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- Japan
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- current
- metal container
- gas
- current transformer
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- Measuring Instrument Details And Bridges, And Automatic Balancing Devices (AREA)
- Testing Electric Properties And Detecting Electric Faults (AREA)
- Gas-Insulated Switchgears (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】接地開閉装置を使用することなく容易に、かつ
経済的に変流器の電流測定回路の検証試験を可能とした
ガス絶縁開閉機器の構造及びその電流測定回路の検証試
験方法を提供することにある。 【構成】変流器1を挟んで相対する位置の金属容器41
の外壁に通電用端子21及び22を設ける構造とする。
これにより前記金属容器41を変流器1の一次導体とし
て、この金属容器41の通電用端子21及び22から試
験用電流を通電させ、変流器1にて検出された電流を電
流測定回路により計測して、前記電流測定回路の異常の
有無を検証する。
経済的に変流器の電流測定回路の検証試験を可能とした
ガス絶縁開閉機器の構造及びその電流測定回路の検証試
験方法を提供することにある。 【構成】変流器1を挟んで相対する位置の金属容器41
の外壁に通電用端子21及び22を設ける構造とする。
これにより前記金属容器41を変流器1の一次導体とし
て、この金属容器41の通電用端子21及び22から試
験用電流を通電させ、変流器1にて検出された電流を電
流測定回路により計測して、前記電流測定回路の異常の
有無を検証する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、高絶縁性ガスが封入
されたガス絶縁開閉装置、特にガス絶縁開閉装置に設置
された変流器による高圧導体の電流測定のための電気機
器の構造、及び電流測定回路の試験方法に関する。
されたガス絶縁開閉装置、特にガス絶縁開閉装置に設置
された変流器による高圧導体の電流測定のための電気機
器の構造、及び電流測定回路の試験方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図2〜図3はガス絶縁開閉装置を示すも
ので、図2は複母線送電線ガス絶縁開閉装置の内部の概
略図、図3は図2の送電線回路単線図である。図2のガ
ス絶縁開閉装置において、15はガス開閉装置の電圧導
入部となるケーブルヘッド、3は金属容器4に絶縁性ガ
スとともに収納されている高圧導体、91は線路用の断
路器、92及び93はそれぞれ母線110用の断路器、
83は線路用接地開閉器、81及び82はそれぞれ点検
用の接地開閉器、100は遮断器、1は金属容器41の
外周に挿入された貫通形の変流器である。この変流器1
は、高圧導体3を一次導体、変流器の二次巻線を二次導
体とした計器用変流器であり、図3のように変流器の二
次巻線に電流測定回路16が接続されている。そして変
流器1で検出されたガス絶縁開閉装置の高圧導体3に通
流している電流を計測している。
ので、図2は複母線送電線ガス絶縁開閉装置の内部の概
略図、図3は図2の送電線回路単線図である。図2のガ
ス絶縁開閉装置において、15はガス開閉装置の電圧導
入部となるケーブルヘッド、3は金属容器4に絶縁性ガ
スとともに収納されている高圧導体、91は線路用の断
路器、92及び93はそれぞれ母線110用の断路器、
83は線路用接地開閉器、81及び82はそれぞれ点検
用の接地開閉器、100は遮断器、1は金属容器41の
外周に挿入された貫通形の変流器である。この変流器1
は、高圧導体3を一次導体、変流器の二次巻線を二次導
体とした計器用変流器であり、図3のように変流器の二
次巻線に電流測定回路16が接続されている。そして変
流器1で検出されたガス絶縁開閉装置の高圧導体3に通
流している電流を計測している。
【0003】ガス絶縁開閉装置における高圧導体の電流
測定のための変流器の設置構造は、図2のような金属容
器4の外周に設置する外装形と、金属容器4の内部に収
納してなる内装形があり、ガス絶縁開閉装置の単相部分
には外装形が適用できる。内装形は変流器の二次巻線か
らの電流測定回路への接続線を金属容器内から気密端子
を介して導出する必要があるが、外装形は前記の気密端
子を要しない利点がある。しかし、高圧導体が収納さて
いる金属容器は全て安全のため接地されており、このた
めに変流器を設置している金属容器41が閉ループを構
成して、高圧導体3により金属容器41に誘導電流が誘
導され、変流器1による正確な電流の測定が困難となる
ので隣接する金属容器44と金属容器41のフランジ部
に絶縁物5を介して接続することにより、前記した誘導
電流の通流を防止している。
測定のための変流器の設置構造は、図2のような金属容
器4の外周に設置する外装形と、金属容器4の内部に収
納してなる内装形があり、ガス絶縁開閉装置の単相部分
には外装形が適用できる。内装形は変流器の二次巻線か
らの電流測定回路への接続線を金属容器内から気密端子
を介して導出する必要があるが、外装形は前記の気密端
子を要しない利点がある。しかし、高圧導体が収納さて
いる金属容器は全て安全のため接地されており、このた
めに変流器を設置している金属容器41が閉ループを構
成して、高圧導体3により金属容器41に誘導電流が誘
導され、変流器1による正確な電流の測定が困難となる
ので隣接する金属容器44と金属容器41のフランジ部
に絶縁物5を介して接続することにより、前記した誘導
電流の通流を防止している。
【0004】ところで、所定の型式試験及び受入れ試験
を完了したガス絶縁開閉装置は、現地に据付け後に、ガ
ス絶縁開閉装置の点検、作動試験、各種電気試験、及び
制御回路,計測回路が正常に機能するかを検証する現地
試験が行われる。この現地試験の計測回路の試験には、
前記した変流器1に接続されている電流測定回路16を
構成している電流計、継電器等の計器類に接続されてい
る配線が正常かどうかを検証する試験がある。この変流
器の電流測定回路の検証試験は、変流器の一次試験とい
われ、前記した変流器の一次導体となる高圧導体3に所
定の試験電流を通電し、変流器1で検出した電流が電流
測定回路を構成する計器類で正常に計測及び作動される
かどうかを試験することにより配線の異常の有無のチエ
ックが行われる。
を完了したガス絶縁開閉装置は、現地に据付け後に、ガ
ス絶縁開閉装置の点検、作動試験、各種電気試験、及び
制御回路,計測回路が正常に機能するかを検証する現地
試験が行われる。この現地試験の計測回路の試験には、
前記した変流器1に接続されている電流測定回路16を
構成している電流計、継電器等の計器類に接続されてい
る配線が正常かどうかを検証する試験がある。この変流
器の電流測定回路の検証試験は、変流器の一次試験とい
われ、前記した変流器の一次導体となる高圧導体3に所
定の試験電流を通電し、変流器1で検出した電流が電流
測定回路を構成する計器類で正常に計測及び作動される
かどうかを試験することにより配線の異常の有無のチエ
ックが行われる。
【0005】ガス絶縁開閉装置においては、高圧導体3
は接地された金属容器41内にガス密閉収納されている
ために、高圧導体3に試験用の電流を通電するには、図
2及び図3に示すように、変流器1が設置されている金
属容器41の前後に一対の点検用接地開閉器81及び8
2を設けて、この点検用接地開閉器81及び82をそれ
ぞれ投入状態にするとともに、遮断器操作箱17により
遮断器100を投入し閉状態にし、前記点検用接地開閉
器81及び82の気密端子を介して所定の試験電流を高
圧導体3に通流している。
は接地された金属容器41内にガス密閉収納されている
ために、高圧導体3に試験用の電流を通電するには、図
2及び図3に示すように、変流器1が設置されている金
属容器41の前後に一対の点検用接地開閉器81及び8
2を設けて、この点検用接地開閉器81及び82をそれ
ぞれ投入状態にするとともに、遮断器操作箱17により
遮断器100を投入し閉状態にし、前記点検用接地開閉
器81及び82の気密端子を介して所定の試験電流を高
圧導体3に通流している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記した点検用接地開
閉器82は、遮断器100と母線110との間に設け、
金属容器43内の高圧導体に通流する電流をも計測する
ことを可能とするためのものであり、変流器1のみが図
2のように金属容器41に設置される場合には、点検用
接地開閉器82は金属容器42の変流器1側に設けるこ
とができる。しかしながら、いずれにしても前記した金
属容器4内に収納されている高圧導体3に電流を通電す
るためには、変流器1の前後の金属容器に一対の高価な
点検用接地開閉器を設置する必要があるという問題があ
る。更に、ガス絶縁開閉装置に常設されている接地開閉
器8を、この変流器の一次試験のための電流の通電用端
子として兼用する場合には、これらの接地開閉器のある
位置にしか変流器を設置することができず、変流器の設
置位置に制約を受けるという課題があった。
閉器82は、遮断器100と母線110との間に設け、
金属容器43内の高圧導体に通流する電流をも計測する
ことを可能とするためのものであり、変流器1のみが図
2のように金属容器41に設置される場合には、点検用
接地開閉器82は金属容器42の変流器1側に設けるこ
とができる。しかしながら、いずれにしても前記した金
属容器4内に収納されている高圧導体3に電流を通電す
るためには、変流器1の前後の金属容器に一対の高価な
点検用接地開閉器を設置する必要があるという問題があ
る。更に、ガス絶縁開閉装置に常設されている接地開閉
器8を、この変流器の一次試験のための電流の通電用端
子として兼用する場合には、これらの接地開閉器のある
位置にしか変流器を設置することができず、変流器の設
置位置に制約を受けるという課題があった。
【0007】この発明の目的は、前記の課題を解決し、
ガス絶縁開閉装置の接地開閉装置を使用することなく容
易に、かつ経済的に変流器の電流測定回路の検証試験を
可能としたガス絶縁開閉機器の構造及びその電流測定回
路の検証試験方法を提供することにある。
ガス絶縁開閉装置の接地開閉装置を使用することなく容
易に、かつ経済的に変流器の電流測定回路の検証試験を
可能としたガス絶縁開閉機器の構造及びその電流測定回
路の検証試験方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、この発明は、絶縁性ガスを封入した金属容器内
に高圧導体を収納し、前記金属容器の外周に前記高圧導
体に通流する電流を検出する変流器を設けたガス絶縁開
閉装置において、金属容器の外壁に、変流器を挟んで相
対する位置にそれぞれ通電用端子を設けることとする。
ために、この発明は、絶縁性ガスを封入した金属容器内
に高圧導体を収納し、前記金属容器の外周に前記高圧導
体に通流する電流を検出する変流器を設けたガス絶縁開
閉装置において、金属容器の外壁に、変流器を挟んで相
対する位置にそれぞれ通電用端子を設けることとする。
【0009】そして、金属容器の外壁に設けられた通電
用端子のいずれかを接地用端子とするとよい。
用端子のいずれかを接地用端子とするとよい。
【0010】また、絶縁性ガスを封入した金属容器内に
高圧導体を収納し、前記金属容器の外周に変流器を備え
た電流測定回路によりガス絶縁開閉装置の前記高圧導体
に通流する電流を計測するものにおいて、変流器を挟ん
で相対する位置の金属容器の外壁にそれぞれ設けられた
通電用端子に所定の電流を通電させ、この電流を前記変
流器に接続された電流測定回路により計測することによ
り、この電流測定回路の配線の異常の有無を検証するも
のとする。
高圧導体を収納し、前記金属容器の外周に変流器を備え
た電流測定回路によりガス絶縁開閉装置の前記高圧導体
に通流する電流を計測するものにおいて、変流器を挟ん
で相対する位置の金属容器の外壁にそれぞれ設けられた
通電用端子に所定の電流を通電させ、この電流を前記変
流器に接続された電流測定回路により計測することによ
り、この電流測定回路の配線の異常の有無を検証するも
のとする。
【0011】
【作用】この発明は、ガス絶縁開閉装置に設置されてい
る変流器により検出された電流を計測して電流測定回路
の配線の異常の有無を検証するためには、高圧導体に試
験電流を通流して、その電流を変流器により検出して行
うことは必ずしも必要ではなく、貫通形の変流器が挿入
されている金属容器を、ガス絶縁開閉装置の高圧導体に
相当する一次導体とすることにより、前記したこの発明
の目的を達成できることに着目したものである。即ち、
貫通形の変流器を挟んで相対する位置の金属容器の外壁
に通電用端子を設けて、前記金属容器を変流器の一次導
体とし、この金属容器の通電用端子から試験用電流を通
電することにより、従来の高圧導体に電流を通流して行
う試験と同様に電流測定回路の検証が可能となるのであ
る。また、この発明の通電用端子は、前記した変流器の
電流測定回路の検証試験が終了した後は、金属容器の接
地用端子としても使用でき、また金属容器を接地してい
る接地用端子を通電用端子の一方として兼用することも
できるのでなお好適である。
る変流器により検出された電流を計測して電流測定回路
の配線の異常の有無を検証するためには、高圧導体に試
験電流を通流して、その電流を変流器により検出して行
うことは必ずしも必要ではなく、貫通形の変流器が挿入
されている金属容器を、ガス絶縁開閉装置の高圧導体に
相当する一次導体とすることにより、前記したこの発明
の目的を達成できることに着目したものである。即ち、
貫通形の変流器を挟んで相対する位置の金属容器の外壁
に通電用端子を設けて、前記金属容器を変流器の一次導
体とし、この金属容器の通電用端子から試験用電流を通
電することにより、従来の高圧導体に電流を通流して行
う試験と同様に電流測定回路の検証が可能となるのであ
る。また、この発明の通電用端子は、前記した変流器の
電流測定回路の検証試験が終了した後は、金属容器の接
地用端子としても使用でき、また金属容器を接地してい
る接地用端子を通電用端子の一方として兼用することも
できるのでなお好適である。
【0012】
【実施例】以下この発明を実施例に基づいて説明する。
図1はこの発明の実施例になる金属容器に設置された変
流器の断面図である。図1に示すように、金属容器41
の外周に挿入された貫通形の変流器1は、金属容器41
の外周に設けられたつば部7により支持されており、金
属容器41には試験電流を通電するため通電用端子2が
設けられている。この通電用端子2は変流器1の上下に
位置する金属容器41の外壁に、一対の通電用端子21
及び22が備え付けられている。なお、高圧導体3は絶
縁スペーサ6により絶縁支持され金属容器41内に収納
されている。また、金属容器41は、高圧導体3に通流
している電流により金属容器41に誘導電流が流れ、変
流器1による高圧導体3の電流の検出ができなくなるの
を防止するために、絶縁物5により隣接する金属容器4
4と絶縁されている。なお、この絶縁物5は、金属容器
41内の気密を保持する図示しないOリングを介して前
記金属容器44と気密結合されている。
図1はこの発明の実施例になる金属容器に設置された変
流器の断面図である。図1に示すように、金属容器41
の外周に挿入された貫通形の変流器1は、金属容器41
の外周に設けられたつば部7により支持されており、金
属容器41には試験電流を通電するため通電用端子2が
設けられている。この通電用端子2は変流器1の上下に
位置する金属容器41の外壁に、一対の通電用端子21
及び22が備え付けられている。なお、高圧導体3は絶
縁スペーサ6により絶縁支持され金属容器41内に収納
されている。また、金属容器41は、高圧導体3に通流
している電流により金属容器41に誘導電流が流れ、変
流器1による高圧導体3の電流の検出ができなくなるの
を防止するために、絶縁物5により隣接する金属容器4
4と絶縁されている。なお、この絶縁物5は、金属容器
41内の気密を保持する図示しないOリングを介して前
記金属容器44と気密結合されている。
【0013】変流器の一次試験である電流測定回路の検
証試験は、次のようにして行う。即ち、前記した通電用
端子21及び22に外部に設けてある図示しない電源装
置を接続し、この電源装置から通電用端子21及び22
に所定の試験電流を通電し、金属容器41を変流器1の
一次導体として変流器1の二次巻線11より電流を検出
する。そして、変流器の二次巻線11側に接続された図
3に示す電流測定回路16が、変流器1の変流比に応じ
た規定の電流値を正常に計測しているかを観測すること
により、変流器1から電流測定回路16を構成している
計測器類への配線が正常になされているかの確認をする
ことが可能となる。これにより、従来の点検用接地開閉
器を設けて、この点検用接地開閉器を介して高圧導体3
に試験電流を通電して行う試験方法より大幅な省力化は
達成することができる。
証試験は、次のようにして行う。即ち、前記した通電用
端子21及び22に外部に設けてある図示しない電源装
置を接続し、この電源装置から通電用端子21及び22
に所定の試験電流を通電し、金属容器41を変流器1の
一次導体として変流器1の二次巻線11より電流を検出
する。そして、変流器の二次巻線11側に接続された図
3に示す電流測定回路16が、変流器1の変流比に応じ
た規定の電流値を正常に計測しているかを観測すること
により、変流器1から電流測定回路16を構成している
計測器類への配線が正常になされているかの確認をする
ことが可能となる。これにより、従来の点検用接地開閉
器を設けて、この点検用接地開閉器を介して高圧導体3
に試験電流を通電して行う試験方法より大幅な省力化は
達成することができる。
【0014】なお、金属容器41に設けられる試験電流
の通電用端子21及び22は、必ずしも図1に示す金属
容器41の外周面に設置するだけでなく、金属容器41
に設けられたフランジ部に通電用端子21及び22、又
はいずれか一方を設置することもできる。また、通電用
端子21及び22は、金属容器41の外壁に溶接、ある
いはねじ止めにより設けることが可能である。
の通電用端子21及び22は、必ずしも図1に示す金属
容器41の外周面に設置するだけでなく、金属容器41
に設けられたフランジ部に通電用端子21及び22、又
はいずれか一方を設置することもできる。また、通電用
端子21及び22は、金属容器41の外壁に溶接、ある
いはねじ止めにより設けることが可能である。
【0015】ところで、ガス絶縁開閉装置を構成する金
属容器4は、前記したように運転時に安全のために接地
されている。このため、それぞれの金属容器4は大地電
位に接地するための接地用端子が設けられている。従っ
て、この発明からなる通電用端子の何れかの一方を接地
用端子で兼用することも可能である。
属容器4は、前記したように運転時に安全のために接地
されている。このため、それぞれの金属容器4は大地電
位に接地するための接地用端子が設けられている。従っ
て、この発明からなる通電用端子の何れかの一方を接地
用端子で兼用することも可能である。
【0016】
【発明の効果】以上のように、この発明においては、金
属容器の外壁に、変流器を挟んで相対する位置にそれぞ
れ通電用端子を設けることにより、この通電用端子から
試験電流を通電することにより金属容器を変流器の一次
導体として試験電流を検出できるので、従来のガス絶縁
開閉装置の金属容器内に、試験のための点検用接地開閉
器を設けることは必要としないので、ガス絶縁開閉装置
を安価に製作できる。また、従来の点検用接地開閉器を
投入操作させ、点検用接地開閉器の気密端子から高圧導
体に試験電流を通電して行う複雑な試験操作を要せず
に、変流器に接続されている電流測定回路の配線の異常
の有無の試験ができるので、試験の大幅な省力化が可能
となる。
属容器の外壁に、変流器を挟んで相対する位置にそれぞ
れ通電用端子を設けることにより、この通電用端子から
試験電流を通電することにより金属容器を変流器の一次
導体として試験電流を検出できるので、従来のガス絶縁
開閉装置の金属容器内に、試験のための点検用接地開閉
器を設けることは必要としないので、ガス絶縁開閉装置
を安価に製作できる。また、従来の点検用接地開閉器を
投入操作させ、点検用接地開閉器の気密端子から高圧導
体に試験電流を通電して行う複雑な試験操作を要せず
に、変流器に接続されている電流測定回路の配線の異常
の有無の試験ができるので、試験の大幅な省力化が可能
となる。
【0017】更に、ガス絶縁開閉装置の絶縁性ガスを封
入し高圧導体を収納している金属容器の接地用端子を、
金属容器の外壁に設けられた通電用端子の一方として兼
用することにより、前記検証試験のための通電用端子は
一個設けるだけでよく、より経済的である。
入し高圧導体を収納している金属容器の接地用端子を、
金属容器の外壁に設けられた通電用端子の一方として兼
用することにより、前記検証試験のための通電用端子は
一個設けるだけでよく、より経済的である。
【図1】この発明の実施例になる金属容器に設置された
変流器の断面図である。
変流器の断面図である。
【図2】複母線送電線ガス絶縁開閉装置の内部の概略図
である。
である。
【図3】図2の送電線回路単線図である。
1 変流器 11 二次巻線 2 通電用端子 21 通電用端子 22 通電用端子 3 高圧導体 4 金属容器 41 金属容器 42 金属容器 43 金属容器 44 金属容器 5 絶縁物 6 絶縁スペーサ 7 つば部 8 接地開閉器 81 点検用接地開閉器 82 点検用接地開閉器 83 線路用接地開閉器 91 線路用断路器 92 母線用断路器 93 母線用断路器 100 遮断器 110 母線
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H02B 13/02 H02B 13/06 E
Claims (3)
- 【請求項1】絶縁性ガスを封入した金属容器内に高圧導
体を収納し、前記金属容器の外周に前記高圧導体に通流
する電流を検出する変流器を設けたガス絶縁開閉装置に
おいて、金属容器の外壁に、変流器を挟んで相対する位
置にそれぞれ通電用端子を設けたことを特徴とするガス
絶縁開閉装置。 - 【請求項2】請求項1に記載のガス絶縁開閉装置におい
て、金属容器の外壁に設けられた通電用端子のいずれか
を接地用端子とすることを特徴とするガス絶縁開閉装
置。 - 【請求項3】絶縁性ガスを封入した金属容器内に高圧導
体を収納し、前記金属容器の外周に変流器を備えた電流
測定回路によりガス絶縁開閉装置の前記高圧導体に通流
する電流を計測するものにおいて、変流器を挟んで相対
する位置の金属容器の外壁にそれぞれ設けられた通電用
端子に所定の試験電流を通流させ、この電流を前記変流
器に接続された電流測定回路にて計測することにより、
前記電流測定回路の異常の有無を検証することを特徴と
するガス絶縁開閉装置の電流測定回路試験方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6185431A JPH0833134A (ja) | 1994-07-14 | 1994-07-14 | ガス絶縁開閉装置及びその電流測定回路試験方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6185431A JPH0833134A (ja) | 1994-07-14 | 1994-07-14 | ガス絶縁開閉装置及びその電流測定回路試験方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0833134A true JPH0833134A (ja) | 1996-02-02 |
Family
ID=16170671
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6185431A Pending JPH0833134A (ja) | 1994-07-14 | 1994-07-14 | ガス絶縁開閉装置及びその電流測定回路試験方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0833134A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102011004118A1 (de) | 2011-02-15 | 2012-08-16 | Siemens Aktiengesellschaft | Prüfanschluss für einen Stromwandler |
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1994
- 1994-07-14 JP JP6185431A patent/JPH0833134A/ja active Pending
Cited By (3)
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DE102011004118A1 (de) | 2011-02-15 | 2012-08-16 | Siemens Aktiengesellschaft | Prüfanschluss für einen Stromwandler |
WO2012110326A1 (de) * | 2011-02-15 | 2012-08-23 | Siemens Aktiengesellschaft | Prüfanschluss für einen stromwandler |
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