JPH08331326A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH08331326A
JPH08331326A JP7137940A JP13794095A JPH08331326A JP H08331326 A JPH08331326 A JP H08331326A JP 7137940 A JP7137940 A JP 7137940A JP 13794095 A JP13794095 A JP 13794095A JP H08331326 A JPH08331326 A JP H08331326A
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JP
Japan
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motor
moving member
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rotation
delay time
Prior art date
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JP7137940A
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English (en)
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Takanobu Fuse
隆信 布施
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 移動部材の停止位置のバラツキを抑制し、C
PMの向上を図る。 【構成】 移動部材の一つである第1ミラーユニット1
2と装置内側面にセンサA,センサB及びセンサCと移
動部材の駆動モータを備えた画像情報読取り装置の画像
情報読取り後の移動部材の戻り行程時、(1)前記駆動
モータの逆方向・非制御回転の指示は、所定位置を前記
移動部材が通過した時点よりある遅延時間td経過後に
行う。(2)前記遅延時間は、第1回目には初期遅延時
間の値を用い、その後は前記移動部材の停止位置により
前記初期遅延時間を増減した値を用いる。(3)前記逆
方向・非制御回転指示の終了は、前記モータの反転時に
反転判定回路から出力される反転信号をトリガとして行
う。(4)前記逆方向・非制御回転の終了と同時に前記
モータのブレーキ指示を行う。ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像情報読み取り装置
を備えた画像形成装置に関し、特に前記画像情報読み取
り装置の移動部材の停止位置の精度向上に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】電子写真式複写装置等の画像形成装置に
おいて、その画像情報読取り部はモータによって往復動
作する移動部材を有していて、該移動部材が原稿を光学
走査することによって、その原稿の画像情報の読み取り
を行っている。画像読み取りに当たっては、初期位置に
位置した移動部材は、所定の定速度をもって移動して原
稿長をカバーする範囲の光学走査を行ったのち、前記移
動部材は走査方向とは逆方向に反転移動し、前記の初期
位置に復帰する。
【0003】画像形成装置にあっては、上記の1サイク
ルの時間を短縮して処理能力を高める要請から、光学走
査を行ったのちの移動部材は高速で初期位置に復帰する
必要がある。この画像情報読み取り部の移動部材を駆動
するモータには、起動時の駆動トルクが大きく制御容易
な直流モータが用いられている。従来、この直流モータ
の停止制御は、モータに直結して設けた参照信号発生手
段である1組のエンコーダによって、参照信号(FG信
号)を取り出していた。前記の移動部材の初期位置への
復帰も、移動部材が所定位置を通過した時点でモータ駆
動を中止した非制御回転とし、慣性走行を行いつつ減速
するが、制御部ではFG信号をFV変換し、変換して得
られた電圧がある電圧まで低下した時点で停止信号を発
して直流モータを停止させることがなされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、その停止位置
は、移動部材の慣性により高速からの停止であるだけに
大きなバラツキを有するようになる。停止位置が初期位
置より光学走査方向に一定以上ズレルと光学走査の初期
の画像情報が得られなくなるので設計時の条件は必ず初
期の画像情報が失われることのないよう設定されてい
る。従って、上記ズレは移動部材の走行距離が長くなる
方向にズレルことになる。しかも、温度上昇やスライド
部分の摩擦係数の経時変化等によりさらにバラツキが増
大する。この走行距離が長くなる方向のズレのため従来
の画像形成装置、特に同一原稿による多数枚連続コピー
の場合や自動原稿送り装置を取り付けた画像形成装置で
は1分当たりのコピー枚数であるCPMが低下するとい
う問題点があった。この問題点を解決するために、制動
ブレーキをかける時間を管理する手段も考えられるが、
装置個々の間にバラツキがあるので有効な手段がなく、
上記停止位置のバラツキを小さくすることは困難であ
り、CPMの向上を図ることはできなかった。
【0005】本発明の目的は、上記問題点を解決し、移
動部材の停止位置のバラツキを抑制し、CPMの向上を
図ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、位相の
異なる複数の参照信号を発生する参照信号発生手段を有
するモータと、前記モータの回転数を加減又は反転させ
る駆動制御手段と、前記モータにより往復動作する移動
部材の位置を検出する複数の位置検出手段とを有し、原
稿を光学走査してその原稿の画像情報を読み取る画像情
報読み取り部を備えた画像形成装置において、前記画像
情報読み取り後、前記モータの回転により前記移動部材
が初期位置に戻るために高速走行の後、前記移動部材の
移動方向とは逆方向かつ非制御回転の逆方向・非制御回
転制御による前記モータの回転によって前記移動部材が
停止に至るまでの過程において、 (1)前記モータの逆方向・非制御回転の指示は、所定
位置を前記移動部材が通過するのを前記検出手段により
検出した時点よりある遅延時間経過後に行う (2)前記遅延時間は、第1回目には不揮発性データと
してメモリに記憶されている初期遅延時間の値を用い、
その後は前記移動部材の停止位置により前記初期遅延時
間を増減した値を用いる (3)前記逆方向・非制御回転指示の終了は、前記モー
タの反転時に前記駆動制御手段の正逆判定手段から出力
される反転信号をトリガとして行う (4)前記逆方向・非制御回転の終了と同時に前記モー
タのブレーキ指示を行う ことを特徴とする画像形成装置によって達成される。
【0007】
【作用】本発明の画像形成装置においては、その画像情
報読取り装置の移動部材の戻り行程において、所定位置
を通過した時点より所定の遅延時間経過後に戻り方向と
は逆方向で非制御回転の指示が出される。この指示によ
る逆方向・非制御回転の電流により前記モータにブレー
キがかかり移動部材はその速度を低下し、前記初期位置
近傍で停止する。この停止位置のズレを初期位置近傍に
設置した2個の位置検出手段による信号より判断し、こ
のズレた方向によって、前記遅延時間を増減し、その後
の画像形成に当っての遅延時間とする。従って、前記画
像情報読取り装置の移動部材の画像情報読取り後の戻り
行程停止位置は初期位置より大きくズレることがない。
【0008】
【実施例】本発明の画像形成装置の構成とその機能につ
いて図1ないし図5に基づいて説明する。
【0009】図1は本発明の画像形成装置の一例を示す
概略構成図である。この画像形成装置は自動原稿送り装
置D、画像情報読取り部A、レーザ書込み部B、画像形
成部Hと給紙部40等より構成される。
【0010】画像形成装置上部には、透明なガラス板な
どからなる原稿台11と、さらに原稿台11上に固定あ
るいは取り外し可能に装着した自動原稿送り装置Dがあ
る。自動原稿送り装置Dは、エンドレスベルト71、ベ
ルトプーリ72a,72b、回転ローラ74a,74
b、給紙検出器75、ストップレバー76,77、原稿
先端検出器78、排紙検出器79、原稿挿入口83、排
出ローラ84a,84b等からなっていて給紙検出器7
5は原稿挿入口83の近傍に設けられている。
【0011】給紙検出器75は光源と受光素子が組合わ
されていて、光源は原稿面に対して45度の入射角で光
を投射し、受光素子は反射角45度の反射光を受光する
ようになっている。ベルトプーリ72a,72bは図示
しないモータによって回転ローラ74aと共に時計方向
に回転しており、このベルトプーリ72a,72bには
複数のエンドレスベルト71が掛け渡されている。エン
ドレスベルト71はその回動に伴って原稿16を原稿台
11上に搬送する。
【0012】原稿先端検出器78は光源と受光素子から
なり、反射光により原稿台11上の原稿先端を検知し、
原稿が複写される位置にあるか否かを検知する。
【0013】ストップレバー77の先端は原稿通路上に
あって、原稿の図の左側への前進を阻止して原稿を複写
する位置に規制する。図示しない排紙ソレノイドの作動
によりストップレバー77の先端は原稿通路から退避さ
せることができる。一対の排紙ローラ84a,84bは
常に圧接状態にあってモータ作動時には、原稿を原稿受
け台82上に排出する。
【0014】排紙検出器79は光源と受光素子とからな
り反射光により原稿通路内の原稿の有無を検知する。
【0015】以下上記自動原稿送り装置Dの動作につい
て説明する。まず原稿挿入口83に原稿16を挿入する
と、回転ローラ74bは回転ローラ74aから退避した
姿勢になっているので原稿16はストップレバー76に
突き当たるまで挿入することができる。ここで給紙検出
器75は原稿の先端を検知して図示しない制御部に検知
信号を送出する。原稿検知の信号により、モータを回転
し、給紙ソレノイドの作動により回転ローラ74bは回
転ローラ74aに圧接し原稿を挟持し、図中左方へ原稿
を送るように回転する。これと同時にストップレバー7
6の先端は原稿通路から退避して、原稿は左方に搬送さ
れる。
【0016】原稿16はエンドレスベルト71の移動に
伴って原稿台11上に搬送され、原稿先端がストップレ
バー77の先端に当たり停止し、複写する態勢となる。
先端検知器78は先端検知信号を前記制御部に送出す
る。
【0017】この先端検知信号により、後述する画像情
報読取り部Aは作動し原稿16の像面の読取りを行う。
読取りが終了しコピープロセスを制御する制御部の制御
により、ストップレバー77の先端は原稿通路より退避
すると共にエンドレスベルト71は再び移動を開始し、
原稿16を左方へ搬送する。
【0018】原稿16の原稿台11へと移動途中で、給
紙検出器75は原稿16の末端を検知し、末端検知信号
を前記制御部に送出する。この末端検知信号によって給
紙ソレノイドの作動を解除し、ストップレバー76の先
端が原稿通路に現れると共に、回転ローラ74bは下に
下がって圧接状態を解除し、次の原稿16を挿入できる
姿勢となる。
【0019】一方、搬送された原稿16は、排紙検出器
79の下を通過し、排紙ローラ84a,84bによって
原稿受け台82上に排出される。ここで、排紙検出器7
9は原稿の末端の通過を検知して、排紙検知信号を前記
制御部に送出する。
【0020】この排紙検知信号により、作動中の排紙ソ
レノイドを解除しモータを停止させることによってエン
ドレスベルト71を停止させた後、次に説明する画像情
報読取り部Aの動作を開始する。
【0021】次に画像情報読取り部Aについて説明す
る。
【0022】原稿台11の下方であって、装置本体内に
は移動部材である第1ミラーユニット12及び第2ミラ
ーユニット13、主レンズ14、CCDアレイなどの撮
像素子15等からなる画像読取り部Aが設けられてい
る。第1ミラーユニット12は照明ランプ12a、第1
ミラー12bと後述する遮光板であるアクチュエータ1
2cを備え、原稿台11と平行に、かつ図面左右方向へ
直線移動可能に取り付けられていて、前記原稿先端検知
器78による先端検知信号による制御部の制御による駆
動モータにより移動し原稿16の全面を光学走査する。
第2ミラーユニット13は第2ミラー12a及び第3ミ
ラー12bを一体化して備え、常に所定の光路長を保つ
ように第1ミラーユニット12の1/2の速度で左右同
方向に直線移動する。勿論この第2ミラーユニット13
の移動は前記第1ミラーユニット12と同様に原稿台1
1に対して平行である。前記照明ランプ12aによって
照明される原稿台11上の原稿16の像は、主レンズ1
4により第1ミラー12b、第2ミラー13a、第3ミ
ラー13bを経て撮像素子15上へ結像されるようになっ
ている。走査が終わると第1ミラーユニット12及び第
2ミラーユニット13は元の初期位置に戻り、連続複写
の場合は前記先端検知器78が発した先端検知信号によ
り制御部の制御により再び原稿走査を開始し、連続複写
でない場合は次の画像形成まで待機する。
【0023】前記撮像素子15によって得られた画像情
報である画像データは、図示しない画像信号処理部によ
って処理され、画像信号としてメモリに一旦格納され
る。次いで前記画像信号がレーザ書込み部Bに入力され
る。
【0024】画像形成部Hでは、制御部の制御によって
前記メモリからの画像信号が、駆動モータ21、ポリゴ
ンミラー22、fθレンズ23、ミラー24,25,2
6及び図示しない半導体レーザ、補正レンズ等からなる
像露光手段であるレーザ書込み部Bに入力されると画像
記録動作を開始する。
【0025】すなわち、像形成体である感光体ドラム3
1はアルミニウムなどの導電体からなるドラム状の基体
の上に有機光導電体であるOPCを塗布して感光層とし
たもので基体は接地された状態で時計方向に駆動回転さ
れる。この回転に伴い、帯電器32により電荷を与えら
れて所定電位にされる。一様に帯電した感光体ドラム3
1は、レーザ書込み部BからのレーザビームLによって
原稿16に対応した静電潜像が形成される。この静電潜
像は、現像手段である現像器33の現像バイアス電圧の
印加された現像スリーブ33Aの担持するトナーにより
非接触の状態で反転現像が行われ可視のトナー像とな
る。
【0026】一方、給紙部40に装填された給紙カセッ
ト41からは転写紙Pを1枚ずつ搬出ローラ42aによ
って搬出し、搬出路42を介して画像の転写部に向かっ
て給紙する。給紙された転写紙Pは、感光体ドラム31
上のトナー像と同期して作動するレジストローラ44に
よって感光体ドラム31上に送出される。この転写紙P
には、転写器34の作用により、感光体ドラム31上の
トナー像が転写され、分離器35の除電作用によって感
光体ドラム31上から分離されたのち、搬送ベルト45
を経て定着器37へ送られ、加熱ローラ37a及び加圧
ローラ37bによって溶融定着された後、排紙ローラ3
8,46により装置外のトレイ54へ排出される。
【0027】前記感光体ドラム31はさらに回転を続
け、その表面に転写されずに残留したトナーは、クリー
ニング手段であるクリーニング装置39において圧接す
るクリーニングブレード39aにより除去清掃されたの
ち、再び帯電器32により電荷の付与を受けて、次回の
画像形成のプロセスに入る。
【0028】図2は図1のセンサA,センサB,センサ
Cの設置位置とアクチュエータを示す斜視図である。装
置本体内の原稿台11の下方側面には位置検出手段であ
る発光素子17aと受光素子17bとを有するホトイン
タラプタを用いたセンサA17,センサB18,センサ
C19が設けられている。また移動部材の一つである第
1ミラーユニット12の端部には、前記アクチュエータ
12cがその移動時にセンサA,B,C(17,18,
19)の発光素子17aと受光素子17bとの間の光路
を遮断して通過するように設けられている。センサA,
B,C(17,18,19)の中心部の設置位置は、機
種によって異なるが例えば本実施例では図2に示すよう
に、センサA17は第1ミラーユニット12の初期位置
より60mm(d1)だけ図1において右側に設けら
れ、センサB,C(18,19)は上記初期位置より左
右6mm(d2,d3)離れた位置に設けられる。第1ミ
ラーユニット12に設けたアクチュエータ12cの移動
方向の長さ(d4)は20mmである。
【0029】図3は画像情報読取り部Aの移動部材の運
動を制御する制御系を示す回路図である。図において、
Mは移動部材の駆動モータである直流モータ、51は制
御部のCPU、52は直流モータMの回転軸に直結して
設けた参照信号発生手段であるエンコーダで、2組のス
リット列52c,52dを有する回転板52aと、2組
の発光素子と受光素子とを有するインタプラタ52bか
らなり、0〜180°位相が異なり同一周波数の参照信
号FG1と参照信号FG2を発生する。60は直流モータ
Mの回転数を加減又は反転させる駆動制御手段であるモ
ータ駆動回路、61はクロックパルスCLKを生成する
クロック発振回路、クロックパルスCLKの周波数は前
記画像読み取り装置が画像情報読み取りのため前記移動
部材が一定速度で光学走査する時の直流モータMの回転
によって発生する参照信号FG1,FG2の周波数と等し
くなるよう設定されている。62はクロックパルスCL
Kと参照信号FG1との位相差を検出し、例えば位相差
に比例した電圧を出力する位相差検出回路、63は増幅
回路、極性反転回路等からなり直流モータMの駆動電流
を制御する駆動電流制御回路、64は参照信号FG1,
FG2とを比較して直流モータMの回転方向を判定する
判定回路と、反転信号をCPU51に出力する正逆判定
回路である。
【0030】参照信号FG1と参照信号FG2との位相差
を90°にした場合を示すと、直流モータMの正回転時
には図5(a)に示すように参照信号FG1の立ち上が
りは参照信号FG2のLレベルの場合に起こるとする
と、逆回転時には回転板52aが逆回転するため図5
(b)に示すように参照信号FG1の立ち上がりは参照
信号FG2のHレベルの場合に起こるように位相関係が
変化するので、これを利用して正逆判定回路64は直流
モータMの正逆回転を判定し反転信号を出力することが
できる。
【0031】前記移動部材が初期位置より出発して画像
情報読み取りの走査を行う場合、位相差検出回路62に
入力されるクロックパルスCLKとエンコーダ52から
入力される参照信号FG1とを比較し、クロックパルス
CLKに対して参照信号FG1が進んでいるときは駆動
電流制御回路63に直流モータMの回転数を減少させる
よう駆動電流を減少する信号を送出し、クロックパルス
CLKに対して参照信号FG1が遅れているときは駆動
電流制御回路63に直流モータMの回転数を増大させる
よう駆動電流を増加する信号を送出して、直流モータM
の回転数を常に一定に維持するようCPU51は制御す
るので移動部材の走査速度は常に一定に維持される。
【0032】次に移動部材の光学走査と初期位置への復
帰動作について説明する。
【0033】図3の制御部であるCPU51には先に説
明したセンサA,センサB,センサC(17,18,1
9)からの位置検出信号が入力される。
【0034】図4は移動部材である第1ミラーユニット
12の戻り行程時の速度と各種信号波形を示す図で、横
軸は第1ミラーユニット12の移動距離で、図の左から
右への方向が戻り方向である。また戻り行程の終了時の
停止位置が、ほぼ初期位置になる場合を示している。
【0035】前記自動原稿送り装置Dの先端検知器78
が発した先端検知信号により画像情報読取り部Aの移動
部材である第1ミラーユニット12は所定の一定速度
で、第2ミラーユニット13は所定の1/2の一定速度
で移動し原稿16の光学走査を開始する。この光学走査
時にアクチュエータ12cはセンサC,センサB及びセ
ンサAの光路を遮断するがこの時出力される通過を検知
する信号は光学走査時にはCPU51は受け付けない。
前記移動部材が光学走査を終了し前記初期位置に戻る行
程では、CPMを高くするため、逆極性で許容される範
囲内の大電流で、光学走査時の一定速度を維持するよう
制御された駆動電流とは異なる非制御の駆動電流によっ
て直流モータMは駆動される。これにより前記移動部材
は高速で初期位置に向かって戻り、第1ミラーユニット
12がセンサA17に接近すると第1ミラーユニット1
2に設けたアクチュエータ12cがセンサA17の光路
を遮断する。この光路遮断によって発せられ信号を通過
信号と呼ぶことにする。このセンサAからの通過信号を
受けたCPU51は、第1回目の光学走査後にはメモリ
に記憶されている初期遅延時間を経過した後に、戻り行
程の走行方向とは逆方向に駆動する非制御回転指示の信
号が駆動電流制御回路63に送出される。この指示によ
り駆動電流制御回路63は直流モータMに逆方向・非制
御の駆動電流を出力する。この逆方向・非制御の駆動電
流により直流モータMはブレーキをかけられた状態にな
り第1ミラーユニット12、第2ミラーユニット13は
急速に速度を落としながら初期位置に近づくと、第1ミ
ラーユニット12のアクチュエータ12cがセンサBの
光路を遮断して、センサBからCPU51にOFF信号
が送出される。さらに第1ミラーユニット12の速度が
低下し停止した後、前記逆方向・非制御の駆動電流によ
り直流モータMは瞬時(約2msec)逆方向の回転を
始める。この逆回転によりエンコーダ52より出力する
参照信号FG1,FG2の位相関係は反転し正逆判定回路
64は反転信号をCPU51に送出する。この反転信号
を受けたCPU51は反転信号をトリガとして駆動電流
制御回路63に上記逆方向・非制御回転終了の指示と直
流モータMのブレーキを指示する停止信号を送出する。
この停止信号により駆動電流制御回路63は逆方向・非
制御の駆動電流の出力を停止すると共に、直流モータM
の駆動電流入力端子間を短絡するなどの電気的ブレーキ
をかけて回転を停止させるので、第1,第2ミラーユニ
ット12,13は停止する。第1ミラーユニット12の
アクチュエータ12cは前記停止の前にセンサBの光路
を遮断してOFFとした後さらに移動して速度零となり
瞬時逆方向に動いた後前記電気的ブレーキによって停止
する。
【0036】停止した時アクチュエータ12cがセンサ
Cの光路を遮断せずONとなっている場合は第1ミラー
ユニット12は前記初期位置より手前で停止しており、
またアクチュエータ12cがセンサA及びセンサBの光
路を遮断し共にOFFとしている時は、第1ミラーユニ
ット12は前記初期位置からのズレは許容範囲内にある
位置に停止しており、さらにアクチュエータ12cがセ
ンサAの光路を通過しONとし、センサBの光路を遮断
してOFFとしている時は第1ミラーユニット12の移
動行程が長くなる行き過ぎの方向にズレて停止している
ことになる。センサB,センサC共にONになる場合は
画像情報読取り装置の機械系又は電気系の異常状態であ
る。
【0037】なお、上記許容範囲は、センサB,センサ
Cの設置位置のd2,d3,さらにアクチュエータ12c
の長さd4を変更して適当な範囲に設定することが可能
である。
【0038】このようにセンサB,センサCの発する通
過信号によってCPU51は第1ミラーユニット12の
停止位置のズレを判別することができ、このズレた方向
によって下記表1に示すように、次の画像情報読取り時
の戻り行程の逆方向・非制御回転の開始時の遅延時間t
dを増減して調整する。この調整は画像形成の度に行わ
れる。なお表1においては、アクチュエータがセンサを
遮る場合をOFF信号、アクチュエータがセンサを遮っ
ていない場合をON信号として表示している。
【0039】
【表1】
【0040】遅延時間tdの増減は1回ごとに例えば2
msである。もし2回続いて同じ方向に許容範囲を越え
てズレている場合は合計4ms増減される。
【0041】このように移動部材である第1ミラーユニ
ット12は、その戻り行程の逆方向・非制御回転の開始
時点が調整されるので、その停止位置は常に初期位置に
近づくよう補正される。
【0042】以上説明した実施例ではセンサA,センサ
B,センサCにはインタプラタを用いた例について説明
したがこれに限ることはなく、反射光を用いて検知する
センサ、磁気により位置を検知するセンサ等他のセンサ
を用いることができることはいうまでもない。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように本発明の画像形成装
置は構成されていて、画像形成が行われる度に画像情報
読取り装置の移動部材の停止位置を補正するのでそのバ
ラツキを抑制し、無用に移動部材の移動行程が長くなる
ことを抑制する。しかも、個々の装置のバラツキをも吸
収できることとなり、装置の使用頻度や環境変化等によ
る移動部材の移動距離が必要とする距離以上に長くなる
ことを防止する。従って、画像形成装置のCPMの向
上、コピー生産性の向上を図ることができるという効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の一例を示す概略構成図
である。
【図2】図1のセンサA,B,Cの設置位置とアクチュ
エータを示す斜視図である。
【図3】図1の移動部材の運動制御系を示す回路図であ
る。
【図4】本発明の移動部材の戻り行程時の速度と各種信
号波形を示す図である。
【図5】図3のエンコーダが出力する参照信号FG1,
FG2を示す図である。
【符号の説明】
12 第1ミラーユニット 12c アクチュエータ 13 第2ミラーユニット 16 原稿 17 センサA 18 センサB 19 センサC 51 CPU 52 エンコーダ 60 モータ駆動回路 A 画像情報読取り部 B レーザ書込み部 D 自動原稿送り装置 H 画像形成部 M 直流モータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 位相の異なる複数の参照信号を発生する
    参照信号発生手段を有するモータと、前記モータの回転
    数を加減又は反転させる駆動制御手段と、前記モータに
    より往復動作する移動部材の位置を検出する複数の位置
    検出手段とを有し、原稿を光学走査してその原稿の画像
    情報を読み取る画像情報読み取り部を備えた画像形成装
    置において、 前記画像情報読み取り後、前記モータの回転により前記
    移動部材が初期位置に戻るために高速走行の後、前記移
    動部材の移動方向とは逆方向かつ非制御回転の逆方向・
    非制御回転制御による前記モータの回転によって前記移
    動部材が停止に至るまでの過程において、 (1)前記モータの逆方向・非制御回転の指示は、所定
    位置を前記移動部材が通過するのを前記検出手段により
    検出した時点よりある遅延時間経過後に行う (2)前記遅延時間は、第1回目には不揮発性データと
    してメモリに記憶されている初期遅延時間の値を用い、
    その後は前記移動部材の停止位置により前記初期遅延時
    間を増減した値を用いる (3)前記逆方向・非制御回転指示の終了は、前記モー
    タの反転時に前記駆動制御手段の正逆判定手段から出力
    される反転信号をトリガとして行う (4)前記逆方向・非制御回転の終了と同時に前記モー
    タのブレーキ指示を行う ことを特徴とする画像形成装置。
JP7137940A 1995-06-05 1995-06-05 画像形成装置 Pending JPH08331326A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008092057A (ja) * 2006-09-29 2008-04-17 Seiko Epson Corp 画像読み取り装置および画像読み取り方法

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