JPH08330681A - エキシマレーザの出力制御方法 - Google Patents

エキシマレーザの出力制御方法

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JPH08330681A
JPH08330681A JP7137860A JP13786095A JPH08330681A JP H08330681 A JPH08330681 A JP H08330681A JP 7137860 A JP7137860 A JP 7137860A JP 13786095 A JP13786095 A JP 13786095A JP H08330681 A JPH08330681 A JP H08330681A
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laser output
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light emitting
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JP7137860A
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Takayasu Hasegawa
敬恭 長谷川
Keiji Yoshimura
圭司 吉村
Hiroshi Kurosawa
博史 黒沢
Kunitaka Ozawa
邦貴 小澤
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エキシマレーザにおいて、より高いレーザ出
力を得る。 【構成】 エキシマレーザの連続発光中に発光間隔をΔ
Tの振れ幅でランダムに変化させる。それにより定常状
態でのレーザ出力が、発光間隔一定の場合はE1であっ
たのに対し、E2にまで上昇する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エキシマレーザの出力
制御方法に関するものであり、特に、半導体露光装置等
の光源に用いられるエキシマレーザの出力制御方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体露光装置や加工装置の光源として
放電励起型パルス発振エキシマレーザが用いられてい
る。従来、これらの装置でエキシマレーザを使用する場
合、一度の行程において数10から数100発のパルス
光を必要としていた。
【0003】このパルス数を減らすにはエキシマレーザ
の出力を上げる必要があり、従来は、エキシマレーザの
放電電圧を上げることにより出力を上げていた。
【0004】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、放
電電圧を上げることによる出力向上には自ずと限界があ
り、レーザ出力の変動幅に制限があった。
【0005】また、エキシマレーザは、発光開始直後に
おいて放電を支配するガスや電極の状態が過渡的に変化
するため、図14に示すように、発光開始時においてエ
ネルギが大きく、その後徐々に減少していく現象(スパ
イク現象)が見られる。従来の装置では、放電電圧を制
御し、このスパイク現象を低減させ、各パルス光毎に安
定した出力を得ていた。
【0006】この方法では低放電電圧による制御が必要
となるが、放電電圧と出力のばらつきの関係は図13に
示すように放電電圧が低くなるにつれて、出力ばらつき
が大きくなる。したがって、スパイク現象を完全に除去
することは難しいといった問題があった。
【0007】従来は、スパイク現象が、図14に示すよ
うに発光開始時にのみ発生する現象であると考えられて
いたのに対し、本発明は、本出願人が、図12に示すよ
うにレーザの連続発光中においても、スパイク現象を発
生させることができることを実験により確認したことに
起因する。
【0008】発光開始からの発光間隔を、図12(a)
に示すように設定した場合、レーザの出力は図12
(b)のように変化する。このことから、レーザの定常
状態へ向かおうとする現象を乱すよう発光間隔を制御す
ることによって、レーザが連続発光中であるにも関わら
ず、スパイク現象を発生させることが可能であるとわか
った。
【0009】本発明の目的は、このスパイク現象をレー
ザの連続発光中に発生させる現象を利用して、パルス毎
の平均出力が高く、且つ安定した出力を発するエキシマ
レーザの出力制御方法を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段及び作用】上記目的を達成
するため、本願第1発明は、発光時間の間隔が一定の場
合よりも1パルス当りの平均レーザ出力を高くするよ
う、発光時間の間隔を制御することを特徴とするエキシ
マレーザの出力制御方法である。
【0011】この出力制御方法により、放電電圧のみで
レーザ出力を制御する場合よりも、1パルス当りのレー
ザ出力が上がる。
【0012】本願第2発明は、発光時間の間隔が一定の
場合よりも1パルス当りの平均レーザ出力を高くするよ
う、発光時間の間隔を制御する発光時間制御手段を有す
ることを特徴とするエキシマレーザである。
【0013】本願第3発明は、本願第2発明のエキシマ
レーザを光源として用いたことを特徴とする露光装置で
ある。
【0014】本願第4発明は、エキシマレーザを光源と
して有する露光装置において、前記エキシマレーザの発
光時間の間隔が一定の場合よりも1パルス当りの平均レ
ーザ出力を高くするよう、発光時間の間隔を制御する発
光時間制御手段を有することを特徴とする露光装置であ
る。
【0015】本願第5発明は、本願第3、第4発明の露
光装置を用いてデバイスを製造することを特徴とするデ
バイス製造方法である。
【0016】本願第6発明は、本願第2発明のエキシマ
レーザを用いて加工することを特徴とする加工装置であ
る。
【0017】本願第7発明は、エキシマレーザを用いて
加工する加工装置において、前記エキシマレーザの発光
時間の間隔が一定の場合よりも1パルス当りの平均レー
ザ出力を高くするよう、発光時間の間隔を制御する発光
時間制御手段を有することを特徴とする加工装置であ
る。
【0018】本願第2発明のエキシマレーザ、本願第
3、第4発明の露光装置、本願第6、第7発明の加工装
置により、従来と同じ作業をする場合、レーザ出力が上
がるため発光パルス数を減らすことができ、消耗品の寿
命を延ばすことができる。
【0019】本願第5発明のデバイスの製造方法によ
り、IC、LSI等の半導体デバイス、液晶デバイス、
CCD等の撮像デバイス、磁気ヘッド等のデバイスを正
確に、高スループットで製造することができる。
【0020】
【実施例】
(第1の実施例)図1は本発明の出力制御方法を適用し
たエキシマレーザの概略図である。
【0021】エキシマレーザ発振器1から発生したレー
ザ光の一部はビームスプリッタ2で反射され、検出器3
に入射する。レーザ出力に応じた光電信号を検出器3は
出力し、コントローラ4でパルス毎のレーザ出力が求め
られる。また、コントローラ4は、放電電圧とレーザ出
力との関係を記憶しておく記憶回路を有しており、レー
ザ電源装置5に対して放電電圧に関する指令信号を出力
する。レーザ電源装置5は、コントローラ4の指令信号
に基づく放電電圧をレーザ発振器内部の放電回路に与え
る。ビームスプリッタ2を透過したレーザ光は、その光
路中に進退可能なシャッタ6によって遮断することがで
きる。
【0022】レーザの基準発光間隔、放電電圧、目標レ
ーザ出力、発光パルス数等のパラメータを外部コマンド
取り込みポート7に接続された外部機器から読み出し、
またはコンソール8へ直接入力し、その値に応じて発光
間隔、放電電圧をコントローラ4が制御する。
【0023】本実施例のエキシマレーザは、コントロー
ラ4自身が発光間隔一定のモードと、発光間隔を任意に
変え、レーザ出力を上げることのできる発光間隔可変モ
ードを有しており、状況に応じてこれらのモードを切り
替えて制御することができるが、外部コマンド取り込み
ポート7に接続された外部の制御手段により、前述の2
種のモードが切り替えられるようにしてもよい。
【0024】また、検出器3によって検出された予定さ
れたレーザ出力と検出器3によって検出された実測値と
に誤差がある場合、放電電圧や発光間隔等のレーザ出力
を制御するパラメータに補正をかければ、より正確にレ
ーザ出力を制御できる。
【0025】次に本発明の最も特徴的な部分である発光
間隔の制御方法についてに示す。
【0026】図2に示すように、ある基準発光間隔T
1、振れ幅ΔTとして、T1−ΔTからT1+ΔTの間
で発光開始からのレーザの発光間隔を乱数的に変化させ
る。このように発光間隔を無作為に変化させ、レーザの
定常状態へ向かおうとする現象を乱すことにより、図3
に示すようにレーザの出力を発光間隔一定の場合の安定
値E1に対して、安定値E2に上昇させることが可能に
なる。
【0027】また、ΔTとレーザ出力の増加量ΔE(=
E2−E1)に関しては図4に示すような関係があり、
レーザ出力の制御は、従来行っていた放電電圧の制御だ
けでなく発光間隔の制御によっても可能であることが分
かる。したがって、指定されたパルス数に対して、放電
電圧制御により所望の光量を得ることができない場合
に、発光間隔の制御を行うことにより所望の光量を得る
ことができる。
【0028】図14に示すような発光間隔一定、放電電
圧一定の場合、レーザの放電電圧によっても異なるが、
定常状態に入った後のレーザ出力E1の値は、スパイク
現象のピーク出力Emaxの値の40%から80%であ
る。それに対して、発光間隔を乱数的に変化させる本実
施例の出力制御方法を用いた場合、E2の値は最大でE
maxの値の90%近くまで上昇させることができる。
これは、連続発振の後、十分にレーザを休止させた場合
についてであり、休止時間が短ければEmaxの値が減
少するので、それに応じてE2のEmaxに対する比率
は高くなり、休止時間がある程度短くなればスパイク現
象をなくすことも可能になる。
【0029】本実施例では、無作為に発光間隔を変化さ
せることによりレーザ出力を上昇させたが、図5に示す
ように、2種類の発光間隔(T3、T4)を各パルス光
毎に交互に変化させる方法や、数パルス毎に発光間隔を
変える方法、そして、発光間隔を2値の間で徐々に変化
させる方法等によっても、同様にレーザ出力を上昇させ
ることができる。
【0030】また、図6に示すような発光間隔と平均レ
ーザ出力の関係を求め、同じレーザ出力が得られ、且つ
発光間隔が異なるT5、T6を用いて、図5に示すよう
な発光間隔の制御を行うと、発光間隔を無作為に変化さ
せた場合に比べ、レーザ出力のばらつきが少なく、且つ
高いレーザ出力を得ることが可能になる。
【0031】(第2の実施例)図7は、本発明のレーザ
出力制御方法を半導体デバイス等の製造用の露光装置
(ステッパ)に適用した場合の概略図である。
【0032】エキシマレーザ101からの光束は、ビー
ム整形光学系102により所望の形状に整形され、ハエ
ノ目レンズ等のオプティカルインテグレータ103の光
入射面に指向される。ハエノ目レンズは複数の微小なレ
ンズの集まりからなるものであり、その光射出面近傍に
複数の2次光源が形成される。コンデンサレンズ104
は、オプティカルインテグレータ103の2次光源から
の光束でマスキングブレード106をケーラー照明して
いる。ハーフミラー105より分割されたパルス光の一
部は、第1露光量検出器114に指向される。マスキン
グブレード106とレチクル109は、結像レンズ10
7とミラー108により共役な関係に配置されており、
マスキングブレード106の開口の形状によりレチクル
109における照明領域の形と寸法が規定される。11
1は投影光学系であり、レチクル109に描かれた回路
パターンをウエハ112に縮小投影している。レチクル
109はレチクルステージ110に固定され、投影光学
系111を介してウエハステージ113上に固定された
ウエハ112に対してアライメントされる。ウエハステ
ージ113上には第2露光量検出器115が配置されて
おり、この第2露光量検出器115により光学系を介し
た際のレーザの露光量をモニタする事ができる。
【0033】201は、レチクルステージ110とウエ
ハステージ113を駆動制御するためのステージ駆動制
御系である。202は露光量演算器であり、第1露光量
検出器114及び第2露光量検出器115からの信号に
基づいて露光量を演算する。レーザ制御系203は、所
望の露光量に応じてトリガー信号301、放電電圧信号
302をエキシマレーザ101に対して出力し、レーザ
出力、及び発光間隔を制御する。この時、所望の露光量
を得るために、第1露光量検出器114及び第2露光量
検出器115の検出結果に基づいて、トリガー信号30
1、放電電圧信号302に補正を加えれば、より正確に
所望のレーザ出力を得ることができる。制御できる。ト
リガー信号301、放電電圧信号302は、露光量演算
器202からの照度モニター信号303や、ステージ駆
動制御系からのステージの現在位置信号304,主制御
系204からの履歴情報などのパラメータに基づいて発
振される。204はステージ駆動制御系201、露光量
演算器202、レーザ制御系203を統括制御する主制
御系である。所望の露光量は、入力装置205に装置使
用者が手動で、あるいは自動的に入力する。そして、第
1露光量検出器114、第2露光量検出器115の検出
結果は、表示部206に表示することが可能である。
【0034】第1の実施例に示したレーザ出力制御方法
をレーザ制御系203に組み込むことで、従来のエキシ
マレーザを用いても、第1の実施例と同様の効果がステ
ッパ側の制御により可能になる。
【0035】本発明の出力制御方法をステッパに用いる
場合、スループット、及び目標積算露光量に応じて、レ
ーザの発光間隔、発光パルス数を決定する必要がある。
スループットの指定がない場合は、露光パルス数が少な
くて済むよう、発光間隔の振れ幅ΔTを図4に示すΔT
maxに設定し、可能な限り高いレーザ出力が得られる
よう制御するのがよい。スループットを優先させる場合
は、基準発光間隔と発光間隔の振れ幅によるエネルギの
増加量との関係から発光間隔を制御する。例えば、発光
間隔の短い2値の間で発光間隔を制御するといった方法
がある。
【0036】(第3の実施例)次に、本発明を走査型露
光装置に適用した実施例を説明する。
【0037】本実施例の走査型露光装置は、第2の実施
例に示した図7の露光装置と同様の系において実現可能
である。
【0038】走査型露光装置においては、ステージ駆動
制御系201が、レチクルステージ110とウエハステ
ージ113を投影光学系111の倍率と同じ比率で同期
させながら駆動することにより、マスキングブレード1
06によって形成された長方形の照明領域の短手方向に
レチクル109及びウエハ112を走査し、照明領域よ
りも広い露光領域を露光する、という点がステッパとは
異なる。
【0039】本実施例の処理内容を図8の露光量制御フ
ローに示す。
【0040】まず、ステップ1において、装置使用者が
所望の露光むら、スループット等を入力装置205に入
力する。あるいは、予め決められたプログラムにしたが
って、自動的に露光むら、スループット等の数値が入力
装置205に入力される。
【0041】次に、ステップ2において、ステップ1で
入力された値に対応した発光間隔を導出する。発光間隔
の振れ幅をΔTとした時、 ΔT=f(σp、T) (1) と表せる。ここで、σp:露光むらの標準偏差、T:基
準発光間隔(スループットから決定)である。
【0042】この式(1)から、露光に関するノイズ成
分(レーザの出力誤差、計測誤差、ステージの位置誤差
等)を加味して、所望の露光むらを満たす振れ幅ΔTを
求める。この振れ幅ΔT内で、発光間隔は図2に示すよ
うに乱数的に決定される。
【0043】次にステップ3について説明する。走査型
露光装置においては、露光むらを抑えるため安定した出
力を得る必要がある。そのため、本発明の出力制御方法
を適用するには、発光間隔を変化させることによりエネ
ルギが増加することを考慮に入れた制御が必要となる。
そこで本実施例の装置は、ステップ3において、図9に
示すような、スパイク現象を考慮に入れ、一定のレーザ
出力を得るためのパルス数と放電電圧との関係のテーブ
ル、もしくは関数を、発光間隔の振れ幅ΔTによるレー
ザ出力の増加分を見込んで補正している。振れ幅ΔTと
レーザ出力の増加分の間には、前述したように図4に示
したような相関がある。
【0044】ステップ4では露光むらを検証するか、否
かの判定をする。
【0045】検証する場合には、ステップ5において、
ウエハステージ113上に設けられた第2露光量検出器
115により、実際にウエハ112に露光を行う前に、
実際に生じるであろう露光むらを測定する。表示部20
6に測定結果を表示することにより所望の露光むらを満
たしているかが検証できる。
【0046】ステップ6において、実際にウエハ112
に露光を開始する。
【0047】本実施例では、無作為に発光間隔を変化さ
せる方法でレーザ出力を上昇させた。それに対し図5に
示すような、ある発光間隔T3,T4を交互に変化させ
ることにより、過渡状態を作り出し、レーザ出力を上昇
させる方法も適用できる。
【0048】この場合、発光間隔の振れ幅ΔTが ΔT=f2(σp、T) (2) と表せ、この関係から発光間隔を決定する。
【0049】他にも、数パルス毎に発光間隔を変える方
法、発光間隔を2値の間で徐々に変化させる方法等によ
っても、同様の効果が得られる。
【0050】(第4の実施例)次に、第2、第3の実施
例の露光装置を使用した半導体装置の製造方法の実施例
を説明する。図10は半導体装置(ICやLSI等の半
導体チップ、液晶パネルやCCD)の製造フローを示
す。ステップ11(回路設計)では半導体装置の回路設
計を行う。ステップ12(マスク制作)では設計した回
路パターンを形成したマスク(レチクル109)を制作
する。一方、ステップ13(ウエハ製造)ではシリコン
等の材料を用いてウエハ(ウエハ112)を製造する。
ステップ14(ウエハプロセス)は前工程と呼ばれ、上
記用意したマスクとウエハとを用いて、リソグラフィー
技術によってウエハ上に実際の回路を形成する。次のス
テップ15(組み立て)は後工程と呼ばれ、ステップ1
4によって作成されたウエハを用いてチップ化する工程
であり、アッセンブリ工程(ダイシング、ボンディン
グ)、パッケージング工程(チップ封入)等の工程を含
む。ステップ16(検査)ではステップ15で作成され
た半導体装置の動作確認テスト、耐久性テスト等の検査
を行う。こうした工程を経て半導体装置が完成し、これ
が出荷(ステップ17)される。
【0051】図11は上記ウエハプロセスの詳細なフロ
ーを示す。ステップ21(酸化)ではウエハ(ウエハ1
12)の表面を酸化させる。ステップ22(CVD)で
はウエハの表面に絶縁膜を形成する。ステップ23(電
極形成)ではウエハ上に電極を蒸着によって形成する。
ステップ24(イオン打込み)ではウエハにイオンを打
ち込む。ステップ25(レジスト処理)ではウエハにレ
ジスト(感材)を塗布する。ステップ26(露光)では
上記投影露光装置によってマスク(レチクル109)の
回路パターンの像でウエハを露光する。ステップ27
(現像)では露光したウエハを現像する。ステップ28
(エッチング)では現像したレジスト以外の部分を削り
取る。ステップ29(レジスト剥離)ではエッチングが
済んで不要となったレジストを取り除く。これらステッ
プを繰り返し行うことによりウエハ上に回路パターンが
形成される。
【0052】本実施例の製造方法を用いれば、従来は難
しかった高集積度の半導体素子を製造することが可能に
なる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、エキシマレーザに
本発明の出力制御方法を用いれば、1パルス当りのレー
ザ出力が上昇する。
【図面の簡単な説明】
【図1】エキシマレーザの概略図である。
【図2】パルス数と発光間隔の関係を表す図である。
【図3】本発明の出力制御方法を使用した場合のパルス
数とレーザ出力の関係を表す図である。
【図4】発光間隔の振れ幅とレーザ出力増加量の関係を
示す図である。
【図5】パルス数と発光間隔の関係を表す図である。
【図6】発光間隔と平均レーザ出力の関係を表す図であ
る。
【図7】露光装置の概略図である。
【図8】第3の実施例の露光量制御フローチャートであ
る。
【図9】レーザ出力一定にするためのパルス数と放電電
圧の関係を表す図である。
【図10】半導体デバイスの製造工程を示す図である。
【図11】図10の工程中のウエハプロセスの詳細を示
す図である。
【図12】レーザの連続発振中にスパイク現象が生じる
様子を示した図である。
【図13】放電電圧とレーザ出力のばらつきの関係を表
す図である。
【図14】従来のエキシマレーザのパルス数とレーザ出
力の関係を表した図である。
【符号の説明】
1 エキシマレーザ発振器 2 ビームスプリッタ 3 検出器 4 コントローラ 5 レーザ電源装置 6 シャッタ 7 外部コマンド取り込みポート 8 コンソール 101 エキシマレーザ 102 ビーム整形光学系 103 オプティカルインテグレータ 104 コンデンサレンズ 105 ハーフミラー 106 マスキングブレード 107 結像レンズ 108 ミラー 109 レチクル 110 レチクルステージ 111 投影光学系 112 ウエハ 113 ウエハステージ 114 第1露光量検出器 115 第2露光量検出器 201 ステージ駆動制御系 202 露光量演算器 203 レーザ制御系 204 主制御系 205 入力装置 206 表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小澤 邦貴 神奈川県川崎市中原区今井上町53番地キヤ ノン株式会社小杉事業所内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光時間の間隔が一定の場合よりも1パ
    ルス当りの平均レーザ出力を高くするよう、発光時間の
    間隔を制御することを特徴とするエキシマレーザの出力
    制御方法。
  2. 【請求項2】 発光時間の間隔が一定の場合よりも1パ
    ルス当りの平均レーザ出力を高くするよう、発光時間の
    間隔を制御する発光時間制御手段を有することを特徴と
    するエキシマレーザ。
  3. 【請求項3】 発光時間の間隔を一定に保つ手段を有
    し、該発光時間の間隔を一定に保つ手段と、前記発光時
    間制御手段とを切り替える手段を有することを特徴とす
    る請求項2記載のエキシマレーザ。
  4. 【請求項4】 レーザ出力を検出するレーザ出力検出手
    段を有し、前記レーザ出力検出手段が検出した検出結果
    に基づいて、レーザ出力を制御することを特徴とする請
    求項2、3記載のエキシマレーザ。
  5. 【請求項5】 請求項2乃至4記載のエキシマレーザを
    光源として用いたことを特徴とする露光装置。
  6. 【請求項6】 エキシマレーザを光源として有する露光
    装置において、前記エキシマレーザの発光時間の間隔が
    一定の場合よりも1パルス当りの平均レーザ出力を高く
    するよう、発光時間の間隔を制御する発光時間制御手段
    を有することを特徴とする露光装置。
  7. 【請求項7】 レーザ出力を検出するレーザ出力検出手
    段を有し、前記レーザ出力検出手段が検出した検出結果
    に基づいて、レーザ出力を制御することを特徴とする請
    求項6記載の露光装置。
  8. 【請求項8】 前記発光時間制御手段は、露光時間が最
    短となるよう発光時間の間隔を制御することを特徴とす
    る請求項5乃至7記載の露光装置。
  9. 【請求項9】 前記発光時間制御手段は、各パルス光毎
    のレーザ出力がほぼ一定となるよう発光時間の間隔を制
    御することを特徴とする請求項5乃至8記載の露光装
    置。
  10. 【請求項10】 走査型露光装置であることを特徴とす
    る請求項5乃至9記載の露光装置。
  11. 【請求項11】 請求項5乃至10記載の露光装置を用
    いてデバイスを製造することを特徴とするデバイス製造
    方法。
  12. 【請求項12】 請求項2乃至4記載のエキシマレーザ
    を用いて加工することを特徴とする加工装置。
  13. 【請求項13】 エキシマレーザを用いて加工する加工
    装置において、前記エキシマレーザの発光時間の間隔が
    一定の場合よりも1パルス当りの平均レーザ出力を高く
    するよう、発光時間の間隔を制御する発光時間制御手段
    を有することを特徴とする加工装置。
  14. 【請求項14】 レーザ出力を検出するレーザ出力検出
    手段を有し、前記レーザ出力検出手段が検出した検出結
    果に基づいて、レーザ出力を制御することを特徴とする
    請求項13記載の加工装置。
JP7137860A 1995-06-05 1995-06-05 エキシマレーザの出力制御方法 Withdrawn JPH08330681A (ja)

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US08/658,078 US5757838A (en) 1995-06-05 1996-06-04 Output control method for excimer laser
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006165548A (ja) * 2004-12-02 2006-06-22 Asml Netherlands Bv リソグラフィ装置及びデバイス製造方法

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