JPH08330330A - ゲート電極の形成方法 - Google Patents

ゲート電極の形成方法

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JPH08330330A
JPH08330330A JP13637295A JP13637295A JPH08330330A JP H08330330 A JPH08330330 A JP H08330330A JP 13637295 A JP13637295 A JP 13637295A JP 13637295 A JP13637295 A JP 13637295A JP H08330330 A JPH08330330 A JP H08330330A
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JP
Japan
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resist film
resist
film
opening
gate electrode
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Pending
Application number
JP13637295A
Other languages
English (en)
Inventor
Tamotsu Kimura
有 木村
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Junction Field-Effect Transistors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、上部が片側に張り出した形状のゲ
ート電極を形成する際の制御性および再現性の向上を図
る。 【構成】 ハーフトーンシフター33を用いた位相シフト
エッジライン法によるリソグラフィー技術によって、半
導体基板11上の第1レジスト膜13に一方の側壁16を逆テ
ーパ状に形成した開口部14を設けるとともにハーフトー
ンシフター33に対応する領域の第1レジスト膜13の上層
を除去する。次いで蒸着法によって、上記側壁16をマス
クにして第1レジスト膜13上および開口部14の底部に金
属膜18を堆積する。続いてレジストパターン20を形成し
た後、それをマスクにして金属膜18をエッチングし、そ
の後第1レジスト膜13とレジストパターン20とを溶解す
るとともにリフトオフ法によって第1レジスト膜13上の
みに形成されている金属膜18を除去してゲート電極21を
形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電界効果トランジスタ
(以下、FETという)のゲート電極の形成方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のFETのゲート電極の形成方法で
は、特願平2−322095号公報に開示されているゲ
ート電極がある。図2に示すように、このゲート電極8
0は、下地50上に設けたものであって下部側を細く形
成した蒸着層84の部分と、この上部側をゲート長方向
の一方向に張り出した蒸着層88の部分とからなるもの
であり、ゲート長の短縮、ゲート抵抗の低減、およびゲ
ート−ソース間容量の低減を図ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術のゲート電極は、半導体基板の表面に対して垂
直な面を基準にして斜め方向から真空蒸着することによ
って形成するため、ゲート電極の片側に張り出した部分
の寸法は、蒸着の指向性に大きく依存する。そのため、
高い制御性と再現性とが得られないという課題があっ
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するためになされたゲート電極の形成方法である。す
なわち、第1工程で、半導体基板上にネガ型のレジスト
を塗布して第1レジスト膜を形成した後、ハーフトーン
シフターを用いた位相シフトエッジライン法によるリソ
グラフィー技術によって、ハーフトーンシフターのエッ
ジに対応する第1レジスト膜にハーフトーンシフターに
対応する側とは反対側の第1レジスト膜の側壁を逆テー
パ状に形成した開口部を設けるとともにハーフトーンシ
フターに対応する領域の第1レジスト膜の上層を除去す
る。次いで第2工程で、蒸着法によって、第1レジスト
膜上および上層を除去した第1レジスト膜側の開口部の
底部に金属膜を堆積する。続いて第3工程で金属膜側の
全面に第2レジスト膜を形成した後、少なくとも開口部
上と上層を除去した側の第1レジスト膜の一部分上に第
2レジスト膜からなるレジストパターンを形成した後、
第4工程でレジストパターンをマスクにして金属膜をエ
ッチングする。その後第5工程で、第1レジスト膜とレ
ジストパターンとを溶解するとともにリフトオフ法によ
って第1レジスト膜上のみに残されている金属膜を除去
する。
【0005】
【作用】上記ゲート電極の形成方法では、ハーフトーン
シフターを用いた位相シフトエッジライン法によるリソ
グラフィー技術を用いることから、ハーフトーンシフタ
ーのエッジに対応する第1レジスト膜にハーフトーンシ
フターに対応する側とは反対側の第1レジスト膜の側壁
を逆テーパ状に形成した開口部が形成される。その後開
口部内および第1レジスト膜上に金属膜を堆積した際
に、逆テーパ上に形成した側壁がマスクになって、開口
部内の金属膜とハーフトーンシフターに対応する側とは
反対側の第1レジスト膜上の金属膜とは分離された状態
に、上記金属膜は堆積される。そのため、リフトオフ法
によって第1レジスト膜を除去した際には、この第1レ
ジスト膜上のみに堆積されている金属膜が除去され、開
口部内の金属膜およびその金属膜に連続するもので上層
を除去した第1レジスト膜上の金属膜が残って、ゲート
電極を形成する。そのため、ゲート電極のゲート長は、
開口部によって規定される。またレジストパターンを用
いて金属膜をエッチングすることから、上層を除去した
第1レジスト膜上に形成されるゲート電極部分の長さは
レジストパターンによって規定される。
【0006】
【実施例】本発明の一実施例を図1の形成工程図によっ
て説明する。図では断面構造で示す。
【0007】図1の(1)に示すように、第1工程で
は、ガリウムヒ素からなる半導体基板11の上層にn型
の不純物を含む活性層領域12を形成した後、上記半導
体基板11上にネガ型のレジストを塗布して第1レジス
ト膜13を形成する。この第1レジスト膜13は例えば
低分子量のノボラック系のネガ型レジストを用いる。こ
のようなレジストを用いると、露光した際、光41はレ
ジスト膜の上層で多く吸収され、下層にはあまり光41
が到達しないため、遮光マスク端に対応する部分で光4
1が当たる側のエッジでは逆テーパ状に現像される。
【0008】続いて位相シフトエッジライン法によっ
て、上記第1レジスト膜13を露光する。このとき、レ
チクルマスク31には、透明石英からなる基板32と、
その基板32の裏面に形成したもので透過率が例えば1
0%程度またはそれ以下となる例えば酸化クロムからな
るもので露光に用いる光(例えばi線)41に対して位
相差が180°となるような屈折率および厚さを有する
ハーフトーンシフター33とで構成されている。
【0009】上記構成のレチクルマスク31を用いて上
記第1レジスト膜13を露光し、さらに現像、ベーキン
グ等を行う。その結果図1の(2)に示すように、上記
(1)に示したレチクルマスク31のハーフトーンシフ
ター33のエッジ34に対応して、第1レジスト膜13
には開口部14が形成され、ハーフトーンシフター32
に対応した領域の第1レジスト膜13は、透過光強度が
ハーフトーンシフター32によって減衰されるため、露
光が不十分となる。そのため、現像による溶解は第1レ
ジスト膜13の途中までしか進まないので、その部分の
第1レジスト膜13の膜厚は薄くなる。以下、この領域
の第1レジスト膜13をハーフレジスト膜15という。
また基板22を透過した光によって露光された領域の第
1レジスト膜13は現像による溶解はほとんどない。そ
してほとんど溶解しない領域の第1レジスト膜13の上
記開口部14側の側壁16はいわゆる逆テーパ形状に形
成される。以下、この領域の第1レジスト膜13をフル
レジスト膜17という。
【0010】次いで図1の(3)に示す第2工程を行
う。この工程では、真空蒸着法によって、半導体基板1
1の表面に対してほぼ垂直な方向からゲート電極材料と
なる金属〔例えば金(Au)〕をこの半導体基板11の
表面側に蒸着して金属膜18を形成する。このとき、膜
厚の異なるハーフレジスト膜15とフルレジスト膜17
とは開口部14を挟んで分離され、しかもフルレジスト
膜17側の開口部14の側壁16が逆テーパ形状に形成
されているため、この逆テーパのエッジ部分がマスクと
なって側壁16の下部には蒸着金属が堆積されない。そ
のため、開口部14内に堆積される金属膜18とフルレ
ジスト膜17上の金属膜18とは分離された状態に成膜
される。一方、開口部14内の金属膜18とハーフレジ
スト膜15上の金属膜18とは連続した状態に形成さ
れ、開口部14内の金属膜18はこの開口部14の底部
で半導体基板11の活性層領域12に接触する。
【0011】続いて図1の(4)に示す第3工程を行
う。この工程では、塗布法によって上記金属膜18側の
全面に第2レジスト膜19を形成した後、露光、現像、
ベーキング等のリソグラフィー技術を行う。その結果、
上記第2レジスト膜19の2点鎖線で示す部分を除去し
て、上記開口部14のハーフレジスト膜15側端部から
の距離Lを供するようなレジストパターン20を得る。
【0012】次いで図1の(5)に示す第4工程を行
う。この工程では、半導体基板11の表面に対してほぼ
垂直または設計に対応した角度を有する方向から、例え
ばアルゴン(Ar)イオンビームを用いたイオンミリン
グ法によって上記金属膜18の2点鎖線で示す部分をエ
ッチングして除去する。
【0013】次に第5工程を行う。この工程では、溶剤
(例えばアセトン、ジメチルホルムアミドまたはレジス
ト剥離液)を用いたリフトオフ法によって、上記レジス
トパターン20と上記ハーフレジスト膜15とフルレジ
スト膜17とを溶解するとともにフルレジスト膜17上
の金属膜18を除去する。
【0014】その結果図1の(6)に示すように、上記
活性層領域12上に接合する金属膜18からなるゲート
電極21が形成される。
【0015】上記ゲート電極21は、上記図1の図面上
において左右のいずれか一方(上記図1では右側)に上
部が張り出した形状、いわゆる片傘状のパターン形状を
成している。そして上記距離Lはその張り出し部22の
張り出し長さを規定するものとなる。そのため、ゲート
抵抗等の設計値に対応して好適に設定することが可能に
なる。
【0016】また、ゲート長は、上記開口部14の寸法
によって決定され、その開口部14は位相シフトエッジ
ライン法によって形成されることから、0.2μmまた
はそれ以下の微細な寸法であっても高精度に形成するこ
とが可能である。
【0017】以上のように、上記実施例では、いわゆる
片傘状のパターン形状を成すFETのゲート電極21を
形成するに当たって、ハーフトーンシフター33を用い
た位相シフトエッジライン法によって、第1レジスト膜
13に開口部14を形成した後、ゲート電極21となる
金属膜18の蒸着を行うことから、上記開口部14によ
ってゲート長が決定される。そのため、0.2μmまた
はそれ以下の微細な寸法のゲート長を有するゲート電極
21を高精度な制御の基で形成することが可能となる。
【0018】また、上記ゲート電極21の抵抗を小さく
し、かつゲート−ソース間の静電容量を小さくするため
に有効ないわゆる片傘状のパターンを形成するに当たっ
て、蒸着によって堆積して形成した金属膜18に第2レ
ジスト膜19を形成し、これを加工してレジストパター
ン20を形成した後、上記金属膜18をイオンミリング
によってエッチング加工する。その後、ハーフレジスト
膜15、フルレジスト膜17およびレジストパターン2
0を溶剤中で溶解するリフトオフ法を行うことから、ゲ
ート電極21の張り出し部22の長さは、レジストパタ
ーン20の長さLによって決定される。このため、設計
に対応して好適に設定することが可能となる。そして微
細な寸法のゲート長を有するゲート電極21であっても
張り出し部22の底面積の分だけゲート抵抗を低減する
ことが可能になる。
【0019】上記発明は、ガリウムヒ素からなる半導体
基板11上に形成した金属−半導体電界効果トランジス
タ(MESFET)について説明したが、半導体基板1
1として、シリコン(Si)、ガリウムヒ素(GaA
s)以外のIII-V 族化合物半導体またはそれらのヘテロ
構造であっても適用することが可能である。また活性層
領域12をn型のもので説明したが、p型のものであっ
てもよい。さらに、第1レジスト膜13の開口部14を
形成した後、露出した半導体基板11(または半導体
層)をウェットエッチングまたはドライエッチングによ
って上層を除去して、いわゆるリセスゲート構造にする
ことも可能である。
【0020】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
ハーフトーンシフターを用いた位相シフトエッジライン
法によるリソグラフィー技術によって、第1レジスト膜
に一方側の側壁が逆テーパ状の開口部を設けたので、こ
の開口部は高精度に形成できる。そのため、蒸着法によ
って上記逆テーパ状の側壁を利用して開口部内に形成す
るゲート電極も高精度な寸法制御性の基に形成すること
が可能となる。また、ゲート電極の上部は、レジストパ
ターンによって寸法を規定して形成できる。よって、ゲ
ート電極を制御性および再現性よく形成することが可能
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の形成工程図である。
【図2】従来の技術の説明図である。
【符号の説明】
11 半導体基板 13 第1レジスト膜 14 開口部 16 側壁 18 金属膜 19 第2レジスト膜 20 レジストパターン 21 ゲート電極 33 ハーフトーンシフター

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上にネガ型のレジストを塗布
    して第1レジスト膜を形成した後、ハーフトーンシフタ
    ーを用いた位相シフトエッジライン法によるリソグラフ
    ィー技術によって、該ハーフトーンシフターのエッジに
    対応する前記第1レジスト膜に該ハーフトーンシフター
    に対応する側とは反対側の該第1レジスト膜の側壁を逆
    テーパ状に形成した開口部を設けるとともに該ハーフト
    ーンシフターに対応する領域の前記第1レジスト膜の上
    層を除去する第1工程と、 蒸着法によって、前記第1レジスト膜上および前記上層
    を除去した第1レジスト膜側の前記開口部の底部に金属
    膜を形成する第2工程と、 前記金属膜側の全面に第2レジスト膜を形成した後、少
    なくとも前記開口部上と前記上層を除去した側の第1レ
    ジスト膜の一部分上に該第2レジスト膜からなるレジス
    トパターンを形成する第3工程と、 前記レジストパターンをマスクにして前記金属膜をエッ
    チングする第4工程と、 前記第1レジスト膜と前記レジストパターンとを溶解す
    るとともにリフトオフ法によって前記第1レジスト膜上
    のみに残されている金属膜を除去する第5工程とを備え
    たことを特徴とするゲート電極の形成方法。
JP13637295A 1995-06-02 1995-06-02 ゲート電極の形成方法 Pending JPH08330330A (ja)

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