JPH08330015A - コネクタにおける端子組付構造 - Google Patents

コネクタにおける端子組付構造

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JPH08330015A
JPH08330015A JP13923295A JP13923295A JPH08330015A JP H08330015 A JPH08330015 A JP H08330015A JP 13923295 A JP13923295 A JP 13923295A JP 13923295 A JP13923295 A JP 13923295A JP H08330015 A JPH08330015 A JP H08330015A
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Toshifumi Suzuki
敏史 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 専用治具なしで簡単に端子を取り外せるよう
にした端子組付構造を実現する。 【構成】 上方が開放したコネクタハウジング本体11
の端子収容室20と、端子収容室20の底面22に穿設
された抜止め壁25付きの係止孔24と、端子収容室2
0に収容される端子30の底板部34に延設され、底板
部34の下方に突出して上向きに湾曲した後、自由端4
4が底板部34よりも上方に突出したバネ片40と、バ
ネ片40の前記底板部34より下方に突出した部分に形
成され、前記係止孔24に挿入された際に抜止め壁25
と係合し且つ前記自由端44の操作により抜止め壁25
に対する係合を解除される係合凸部42とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コネクタにおける端子
組付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は特開昭55−111982号公報
に記載された従来のコネクタの概略構造を示す。このコ
ネクタは、端子1とコネクタハウジング2からなり、コ
ネクタハウジング2の端子収容室3の内壁に係合段部4
が設けられ、端子1が後側開口から挿入された際に、端
子1の下面に突設したランス5が係合段部4に係合し
て、端子1が抜止め係止されるようになっている。この
場合のランス5は、前端を基点にして斜めに切り起こし
た構造のものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
コネクタでは、端子1を抜く必要が生じた場合、端子収
容室3の前側開口から棒状の専用治具を差し込んで、ラ
ンス5を強制的に変形させて係止解除させながら、端子
を後方に引っ張らなくてはならなかった。そのため、簡
単に取り外せないばかりか、治具を差し込んだ際に端子
1やハウジング2を傷付けるおそれがあった。また、ラ
ンス5は、単に斜めに切り起こした板状のものであった
から、強度的に弱く、係止力が十分に確保できないとい
う問題もあった。
【0004】本発明は、上記事情を考慮し、専用治具無
しで簡単に端子を取り外すことができ、しかも係止力を
高めることのできるコネクタにおける端子組付構造を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上方
が開放したコネクタハウジング本体の端子収容室と、端
子収容室の底面に穿設された抜止め壁付きの係止孔と、
端子収容室に収容される端子の底板部に延設され、底板
部の下方に突出して上向きに湾曲した後、自由端が底板
部よりも上方に突出したバネ片と、バネ片の前記底板部
より下方に突出した部分に形成され、前記係止孔に挿入
された際に抜止め壁と係合し且つ前記自由端の操作によ
り抜止め壁に対する係合を解除される係合凸部とを備え
たことを特徴とする。
【0006】請求項2の発明は、請求項1記載のコネク
タにおける端子組付構造であって、コネクタハウジング
本体の上面を覆うカバーを有し、端子は、バネ片の自由
端より前方に、該自由端との間に間隔をおいて位置する
頭部を有し、前記カバーは、その内面に、端子の頭部と
バネ片の自由端の間に嵌まることで、頭部と自由端を拘
束する係止凸部を有していることを特徴とする。
【0007】請求項3の発明は、請求項1又は2記載の
コネクタにおける端子組付構造であって、前記係合凸部
が、下方に向かって先窄まり形状に形成されていること
を特徴とする。
【0008】請求項4の発明は、請求項3記載のコネク
タにおける端子組付構造であって、前記カバーがコネク
タハウジング本体にヒンジを介して一体成形されている
ことを特徴とする。
【0009】請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれ
かに記載のコネクタにおける端子組付構造であって、前
記係合凸部が2個設けられ、前記抜止め壁が係合凸部に
対応して2個設けられていることを特徴とする。
【0010】
【作用】請求項1の発明では、コネクタハウジング本体
の係止孔に端子の係合凸部を合わせながら、端子を端子
収容室に上から挿入し、端子の底板部を端子収容室の底
面に載せる。そうすると、バネ片が撓み変形しながら係
合凸部が係止孔に入り、抜止め壁に係合凸部が係合して
バネ片が固定される。それにより、端子が前後方向およ
び上方向に係止される。
【0011】一方、この状態から端子を取り外す場合に
は、バネ片の自由端を手で操作することによりバネ片を
撓ませる。そうすると、係合凸部が抜止め壁から外れ、
そのまま上に持ち上げることにより端子を取り外すこと
ができる。
【0012】請求項2の発明では、コネクタハウジング
本体の上面にカバーを被せると、カバーの内面の係止凸
部が端子の頭部とバネ片の自由端の間に嵌まる。これに
より頭部の移動が阻止され、同時にバネ片の自由端の移
動が阻止される。従って、端子が定位置に本係止され
る。
【0013】請求項3の発明では、バネ片の係合凸部が
先窄まり形状になっているので、係止孔に挿入しやす
く、挿入に伴ってバネ片が撓み変形し、係合凸部が抜止
め壁に係合する。
【0014】請求項4の発明では、コネクタハウジング
本体とカバーが一体になっているので、ヒンジを折って
折り畳むようにカバーを被せればよい。
【0015】請求項5の発明では、2個の係合凸部を各
抜止め壁に係合させるので、保持力がアップする。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0017】図1は実施例のコネクタの端子組付け前の
状態を示す斜視図である。このコネクタは、コネクタハ
ウジング本体11及びカバー12と、端子30とからな
る。コネクタハウジング11は、上面が開放され前後端
に開口20A、20Bを有した端子収容室20を備えて
いる。
【0018】カバー12は、コネクタハウジング11の
側方にヒンジ13を介して一体成形されており、ヒンジ
13を折り畳むことにより、全部の端子収容室20を覆
えるようになっている。カバー12の内面には、係止凸
部15が突設されている。
【0019】端子収容室20の底面22の前後方向(長
手方向)中央には、係止孔24が穿設されている。この
係止孔24の後側内壁の上端には、抜止め壁25が突設
されている。また、端子収容室20の前端開口20Aの
開口縁には、前方への端子抜止めストッパ23が突設さ
れている。
【0020】一方、端子30は、前方に相手端子と結合
するボックス状頭部32を形成した底板部34を有す
る。頭部32の後側にはバネ片40が形成されている。
バネ片40は、底板部34に、前端を連結部として残し
た細長いコ字状の切込み36を入れ、切込み36の内側
片を折り曲げることにより形成されており、底板部34
から一体的に延び出している。
【0021】バネ片40は、底板部34の下方に直角に
折り曲げられた後、上向きに湾曲させられ、自由端44
が、切込み36でできた孔を通して、底板部34よりも
上方に突出している。この自由端44は、係止解除時に
手で押す部分(解除操作部)であり、この自由端44と
頭部32との間に、カバー12の係止凸部15が嵌まる
ようになっている。
【0022】バネ片40の底板部34より下方に突出し
た部分には、後側に膨出した係合凸部42が形成されて
いる。この係合凸部42は、係止孔24に挿入された際
に抜止め壁25と係合する部分であり、下方に向けて先
窄まり形状になっている。係合凸部42と抜止め壁25
の関係は、自由端44を前に押し倒したとき、係合凸部
42が抜止め壁25から外れる関係になっている。
【0023】次に図2を参照しながら作用を説明する。
【0024】組付け時は、(a)に示すように、カバー
(図示略)を開いた状態で、コネクタハウジング本体1
1の係止孔24に端子30の係合凸部42を合わせなが
ら、端子30を端子収容室20に上から挿入し、端子3
0の底板部34を端子収容室20の底面22に載せる。
そうすると、(b)に示すように、バネ片40が撓み変
形しながら係合凸部42が係止孔24内に入り、抜止め
壁25に係合凸部42が係合してバネ片40が固定され
る。それにより、端子30が前後方向および上方向に仮
係止される。この際、バネ片40の係合凸部42が先窄
まり形状になっているので、係止孔24に挿入しやす
く、挿入に伴ってバネ片40が撓み変形しやすい。
【0025】次いで、(c)に示すように、コネクタハ
ウジング本体11の上面にカバー12を被せる。そうす
ると、カバー12の内面の係止凸部15が端子30の頭
部32とバネ片40の自由端44の間に嵌まる。これに
より頭部32の移動が阻止され、同時にバネ片40の自
由端44の移動が阻止され、端子30が定位置に本係止
される。
【0026】この場合、バネ片40と係止孔24、カバ
ー12の係止凸部15と頭部32により、端子30が二
重係止されので、高い端子保持力が確保される。また、
バネ片40の底板部34から下方に突出した湾曲形状部
分が、全部係止孔24内に入ることで係止力を得るか
ら、従来の斜めに切り起こしたランスと比べ、強度が高
く、大きな係止力を発揮することができる。さらに、バ
ネ片40で端子30を弾性保持することになるから、端
子30のがたつき防止も図れる。
【0027】また、コネクタハウジング本体11とカバ
ー12がヒンジ13で結合されているので、ヒンジ13
を折って折り畳むようにカバー12を被せれば、適正位
置にカバー12を装着することができ、端子30を確実
に係止することができる。このとき、端子30のセット
位置が不完全の場合は、カバー12を正常に被せられな
いので、セット不良検知も行うことができる。
【0028】一方、この状態から端子30を取り外す場
合には、カバー12を外した後、バネ片40の自由端4
4を手で前方に押す。そうすると、バネ片44が撓み、
係合凸部42が抜止め壁25から外れ、そのまま上に持
ち上げることにより、端子30を取り外すことができ
る。従って、専用治具等を用いずに簡単に端子30を取
り外すことができ、端子30やコネクタハウジング本体
11を傷付けるおそれが全くない。
【0029】なお、上記実施例では、バネ片40の係合
凸部42を後面側に1個だけ設けた場合を示したが、図
3に示すように、係合凸部42を前側と後側に2個設
け、抜止め壁25も、それに対応させて係止孔24の前
後内壁にそれぞれ1個ずつ設けてもよい。そうした場合
は、端子30の保持力をさらにアップさせることができ
る。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、バネ片の自由端を手で操作するだけで、専用治
具等を用いずに簡単に端子を取り外すことができる。従
って、端子やハウジングを傷付けるおそれが全くない。
また、自由端を操作しなければ簡単には外れないので、
そのまま仮係止状態として取り扱うことができる。さら
に、バネ片の底板部から下方に突出した部分が全部係止
孔に入ることで係止力を得るから係止力が大きい。ま
た、バネ片で弾性保持できるから端子のがたつき防止も
図れる。また、係止機能を発揮するバネ片の底板部から
下方に突出した部分は、湾曲形状となっているから、高
い強度を持たせることができる。
【0031】請求項2の発明によれば、バネ片の係合凸
部と係止孔による係止力に加え、カバーを被せること
で、係止凸部により端子の頭部を押さえることができ
る。従って、端子を二重係止することができる。
【0032】請求項3の発明によれば、係止孔に対して
挿入しやすく、端子の取り付けが容易になる。
【0033】請求項4の発明によれば、コネクタハウジ
ング本体とカバーが一体になっているので、部品点数が
減り、取り扱いやすくなる。また、ヒンジで連結してい
るので、コネクタハウジング本体にカバーを被せるのも
容易にできるようになる。
【0034】請求項5の発明によれば、端子の保持力が
アップする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の端子組付け前の状態を示す
要部斜視図である。
【図2】本発明の一実施例の端子組付け手順と動作を示
す断面図である。
【図3】本発明の他の実施例の要部断面図である。
【図4】従来例の端子組付け前の状態を示す側面図であ
る。
【符号の説明】
11 コネクタハウジング本体 12 カバー 13 ヒンジ 15 係止凸部 20 端子収容室 22 底面 24 係止孔 25 抜止め壁 30 端子 32 頭部 34 底板部 40 バネ片 42 係合凸部 44 自由端

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上方が開放したコネクタハウジング本体
    の端子収容室と、 該端子収容室の底面に穿設された抜止め壁付きの係止孔
    と、 前記端子収容室に収容される端子の底板部に延設され、
    底板部の下方に突出して上向きに湾曲した後、自由端が
    底板部よりも上方に突出したバネ片と、 バネ片の前記底板部より下方に突出した部分に形成さ
    れ、前記係止孔に挿入された際に抜止め壁と係合し且つ
    前記自由端の操作により抜止め壁に対する係合を解除さ
    れる係合凸部とを備えたことを特徴とするコネクタにお
    ける端子組付構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のコネクタにおける端子組
    付構造であって、 前記コネクタハウジング本体の上面を覆うカバーを有
    し、 前記端子は、前記バネ片の自由端より前方に、該自由端
    との間に間隔をおいて位置する頭部を有し、 前記カバーは、その内面に、前記端子の頭部とバネ片の
    自由端の間に嵌まることで、頭部と自由端を拘束する係
    止凸部を有していることを特徴とするコネクタにおける
    端子組付構造。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のコネクタにおける
    端子組付構造であって、 前記バネ片の係合凸部は、下方に向かって先窄まり形状
    に形成されていることを特徴とするコネクタにおける端
    子組付構造。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のコネクタにおける端子組
    付構造であって、 前記カバーがコネクタハウジング本体にヒンジを介して
    一体成形されていることを特徴とするコネクタにおける
    端子組付構造。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載のコネク
    タにおける端子組付構造であって、 前記バネ片係合凸部が2個設けられ、前記抜止め壁が係
    合凸部に対応して2個設けられていることを特徴とする
    コネクタにおける端子組付構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009283325A (ja) * 2008-05-23 2009-12-03 Smk Corp コネクタ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009283325A (ja) * 2008-05-23 2009-12-03 Smk Corp コネクタ
JP4590467B2 (ja) * 2008-05-23 2010-12-01 Smk株式会社 コネクタ

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