JPH08328545A - 画像出力装置 - Google Patents

画像出力装置

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JPH08328545A
JPH08328545A JP7129920A JP12992095A JPH08328545A JP H08328545 A JPH08328545 A JP H08328545A JP 7129920 A JP7129920 A JP 7129920A JP 12992095 A JP12992095 A JP 12992095A JP H08328545 A JPH08328545 A JP H08328545A
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JP
Japan
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display
address
horizontal
ram
data
Prior art date
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Application number
JP7129920A
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English (en)
Inventor
Jun Hosoda
潤 細田
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一定の大きさを有する画像をドット単位で任
意に移動させながら表示画面上に出力可能な画像出力装
置の実現を目的とする。 【構成】 先頭アドレス(Xmem,Ymem )、水平方向ア
ドレス幅Xwidth 、及び垂直方向アドレス幅Ywidth を
指定することにより、表示画面に表示される例えばA面
のビットマップデータの、2次元アドレス表現上での記
憶アドレスを指定できる。一方、先頭表示位置(Xdis
p, Ydisp)、水平方向表示幅Xwidth 、及び垂直方向
表示幅Ywidth を指定することにより、上記ビットマッ
プデータの表示画面上での表示位置を指定できる。この
結果、例えば、表示画面上での表示範囲を固定したま
ま、その表示範囲内でビットマップをスクロールさせた
い場合にはXmem 又はYmem を時間的に一定の割合で増
減させればよい。また、例えば、表示画面上でのビット
マップの表示開始位置を変化させたい場合にはXdisp又
はYdispを変化させればよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、設定された画像を表示
装置の表示画面に出力する画像出力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】子供用お絵かきソフトを実行するパソコ
ンやゲーム機等のグラフィック編集装置においては、表
示画面上に様々な種類の画像を表示させることができ
る。このような画像出力装置において処理される画像の
種類としては、バックグラウンド画像及びオブジェクト
画像などが良く知られている。
【0003】バックグラウンド画像は、表示画面の背景
のような大きな動かない画像を表現するのに適した画像
形式である。一方、オブジェクト画像は、人間や動物な
どのような小さな動く画像を表現するのに適した画像形
式であり、小さな一定サイズの画像データによって構成
される。そして、そのオブジェクト画像データの表示画
面上での表示位置は、所定の座標データによって指定さ
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここで、画像出力装置
において処理される画像には、上述したもののほかに、
一定の大きさを有したままその画像全体が表示画面上を
任意に移動するような画像も存在する。このような画像
は、表示画面上を任意に移動するため、バックグラウン
ド画像形式で表現することはできず、従来は、オブジェ
クト画像形式で表現されている。
【0005】しかし、一定の大きさを有する画像をオブ
ジェクト画像形式で表現するためには、複数のオブジェ
クト画像を合成することによって、比較的大きな面積の
画像を表現しなければならない。このため、数に限りの
あるオブジェクト画像を多く消費してしまい、他のオブ
ジェクト画像の表示数を制限してしまうという問題点を
有している。
【0006】また、一定の大きさを有する画像を移動さ
せるために、その画像を構成する複数のオブジェクト画
像の座標データを同時に制御しなければならず、その結
果、制御負荷が増加して表示性能に悪影響を与えるおそ
れがあるという問題点を有している。
【0007】本発明の課題は、一定の大きさを有する画
像をドット単位で任意に移動可能とすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、まず、画像デ
ータ(ビットマップデータ)を記憶する画像データ記憶
手段(DP−RAM104)を有する。
【0009】次に、その画像データ記憶手段からの画像
データの読出し範囲(水平方向先頭アドレスXmem 、垂
直方向先頭アドレスYmem 、水平方向アドレス幅Xwidt
h 、及び垂直方向アドレス幅Ywidth )を指定する読出
し範囲指定手段(ビットマップアトリビュートメモリ部
218)を有する。
【0010】また、画像データの表示画面上での表示範
囲(水平方向先頭表示位置Xdisp、垂直方向先頭表示位
置Ydisp、水平方向表示幅Xwidth 、及び垂直方向表示
幅Ywidth )を指定する表示範囲指定手段(ビットマッ
プアトリビュートメモリ部218)を有する。
【0011】更に、画像データ記憶手段上の読出し範囲
指定手段によって指定された読出し範囲から画像データ
を読み出す読出し制御手段(DP−RAMコントローラ
1001)を有する。
【0012】そして、読出し制御手段により読み出され
た画像データを表示範囲指定手段により指定される表示
範囲に対応する表示タイミングで出力する出力制御手段
(ラインバッファコントローラ1002、A面用ライン
バッファ部1003A 、B面用ラインバッファ部100
B )を有する。
【0013】
【作用】例えば、表示画面上での画像データの表示開始
位置が変化させられる場合は、読出し範囲指定手段にお
ける画像データ記憶手段からの画像データの読出し範囲
が固定させられたまま、表示範囲指定手段における画像
データの表示画面上での表示範囲が変更させられる。
【0014】この結果、読出し制御手段の動作によっ
て、画像データ記憶手段上での画像データの記憶内容を
変更することなく、画像データの表示画面上での表示位
置を変更することができる。
【0015】一方、例えば、表示画面上での表示範囲を
固定したまま、その表示範囲内で画像データが水平方向
又は垂直方向にスクロールさせられる場合には、表示範
囲指定手段における画像データの表示画面上での表示範
囲が固定させられたまま、読出し範囲指定手段における
画像データ記憶手段からの画像データの読出し範囲が変
更させられる。
【0016】この結果、表示画面上の固定された表示範
囲内で画像データを水平方向又は垂直方向にスクロール
させることができる。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照しながら、本発明の実施例
につき詳細に説明する。 <実施例の回路の全体構成>図1は、本発明の実施例の
回路の全体構成図であり、テレビ111を除いて、図1
に示される筐体の内部に構成される。
【0018】VDP(ビデオディスプレイプロセッサ)
102は、オブジェクト、バックグラウンド等に関する
画像処理を制御する。SRAM(スタティックRAM)
103は、オブジェクト及びバックグラウンドの画像デ
ータを格納する。DP−RAM104(デュアルポート
RAM)104は、ビットマップの画像データを格納す
る。SRAM103及びDP−RAM104は、VDP
102からアクセスされる。
【0019】音源処理回路105は、画像と共に発音さ
れる楽音のサウンドデータを生成する。サウンドRAM
106は、音源処理回路105が処理する楽音波形デー
タ及びそれらの制御データを格納する。
【0020】プログラム/データROM107は、CP
U101が実行するプログラム及びそのプログラムにお
いて使用される各種データを格納する。CPU101
は、このプログラムに従って、ワークRAM108を使
用しながら、VDP102及び音源処理回路105を制
御する。
【0021】エンコーダ109は、VDP102から送
られてくるRGBアナログ映像信号をテレビ規格の映像
信号(NTSC信号)に変換する。D/A変換器110
は、音源処理回路105から送られてくるデジタルのサ
ウンドデータをアナログのサウンド信号に変換する。
【0022】テレビ111は、エンコーダ109から出
力される映像信号及びD/A変換器110から出力され
るサウンド信号を再生する。プリンタ部112は、テレ
ビ111に表示されている画像を印刷する。
【0023】コントロールパッド113は、ユーザが各
種操作を行うためのものである。 <VDP102の構成の概要>図2は、図1に示される
VDP102の構成図である。
【0024】このVDP102は、ゲーム時に、主とし
て動くキャラクターを表現するオブジェクトと、背景を
表現するバックグラウンド及びビットマップのテレビ1
11(図1)への画面表示を制御する。
【0025】CPUインタフェース部201は、図1の
CPU101との間のデータ転送時におけるインタフェ
ースを制御する。SRAMインタフェース部202は、
後述するオブジェクトジェネレータ部204又はバック
グラウンドジェネレータ部205が図1のSRAM10
3に格納されているオブジェクト又はバックグラウンド
(背景)の画像データをアクセスする場合のインタフェ
ースを制御する。
【0026】DP−RAMインタフェース部203は、
後述するビットマップジェネレータ部206が図1のD
P−RAM104に格納されているビットマップの画像
データをアクセスする場合のインタフェースを制御す
る。
【0027】オブジェクトジェネレータ部204と、バ
ックグラウンドジェネレータ部205、及びビットマッ
プジェネレータ部206は、各水平期間(後述する図7
を参照)毎に、図1のSRAM103又はDP−RAM
104から、次の水平表示期間(後述する図7参照)内
の各ドット表示タイミングに対応する表示座標に配置さ
れるオブジェクト、バックグラウンド、又はビットマッ
プの色コードを読み込み、それぞれの内部のバッファに
格納する。
【0028】オブジェクトアトリビュートメモリ部20
7は、オブジェクトジェネレータ部204がSRAM1
03からSRAMインタフェース部202を介してオブ
ジェクトを読み出すときのタイミングに対応する表示座
標を格納する。
【0029】ビットマップアトリビュートメモリ部21
8は、本発明に最も関連する部分であり、ビットマップ
ジェネレータ部206がSRAM103からDP−RA
M104からDP−RAMインタフェース部203を介
してビットマップを読み出すときのタイミングに対応す
る表示座標を格納する。
【0030】プライオリティコントローラ部208は、
各水平表示期間内の各ドット毎に、オブジェクトジェネ
レータ部204、バックグラウンドジェネレータ部20
5、又はビットマップジェネレータ部206がそれぞれ
読み込んだ色コードのうちの1つを予め定められたプラ
イオリティ(優先順位)に従って選択して出力する。
【0031】カラールックアップテーブル部209は、
プライオリティコントローラ部208から出力された色
コードを、R(赤)、G(緑)、B(青)のデジタルデ
ータに変換して出力する。
【0032】RGB D/A変換部210は、プライオ
リティコントローラ部208から出力されるRGBデジ
タルデータをRGBアナログ映像信号に変換し出力す
る。オシレータ部211は、VDP102に必要な各種
クロックを生成する。
【0033】水平/垂直同期カウンタ部212は、オシ
レータ部211が出力するクロックに従って、画像表示
に必要な水平同期カウンタ値(水平同期信号)及び垂直
同期カウンタ値(垂直同期信号)を生成するためのカウ
ンタ回路である。
【0034】デコーダ部213は、水平/垂直同期カウ
ンタ部212が出力するカウンタ値から水平同期カウン
タ値及び垂直同期カウンタ値をデコードし、VDP10
2内の各ブロックに供給する。
【0035】ビデオ信号ジェネレータ部214は、デコ
ーダ部213が出力する水平同期カウンタ値及び垂直同
期カウンタ値から、図1のエンコーダ109が必要とす
るビデオ信号を生成し、エンコーダ109に供給する。
【0036】RGBバッファ部215は、カラールック
アップテーブル部209から出力されるRGBデジタル
データを一時的に格納する。本発明に特に関連する図2
のビットマップアトリビュートメモリ部218の詳細な
構成(図10、図11)については、後述する。 <CPU101とVDP102の動作の概要>図1のC
PU101と上述の構成を有するVDP102の動作の
概要について説明する。
【0037】まず、本実施例では、表示画面は、図3に
示されるように、4枚の仮想的な表示面が重なったもの
として定義される。これらの表示面は、奥から手前に向
け、バックグラウンド面(BG面)、ビットマップB面
(BM−B面)、オブジェクト面(OBJ面)、及びビ
ットマップA面(BM−A面)の順に配置される。そし
て、手前の表示面にアサインされる画像ほど表示のプラ
イオリティが高く、それより奥の表示面にアサインされ
ている画像を隠して表示される。
【0038】本実施例では、データの圧縮効果を念頭に
おき、小面積画像及びその繰返しからなる画像を再生す
るために、小面積毎に画像データを区切ってSRAM1
03又はDP−RAM104に展開し、これを一度或い
は任意に繰り返して画像として再生する。この小面積を
セルと呼ぶ。
【0039】BG面は、最終的に図1のSRAM103
に格納される。このBG面においては、このセルが任意
にマップ(マトリクス)状に並べられ、目的の大きさの
画像が合成される。画像中の一部分のみを変更したい場
合は、SRAM103上の該当するセルのデータのみを
CPU101により書き換えればよく、そのときに他の
セルに影響を及ぼさずに済む。
【0040】OBJ面は、最終的に図1のSRAM10
3に格納される。このOBJ面は、データの圧縮のため
というより、小面積画像の表示位置を他の画像(背景
等)に影響を与えず(描き直したりせず)に簡単に変更
したり、多数のオブジェクト画像間でプライオリティを
持たせたりする目的で使用される。OBJ面上の画像デ
ータは小面積でデータ量(ドット数)が少ないため、1
枚の画像データに対するメモリアクセス時間が少なくて
済み、その分多数の画像データを再生することができ
る。但し、1画面あたりに同時に表示できるオブジェク
トの数は制限されている。これは、後述する図10のオ
ブジェクトアトリビュートメモリ部207のメモリ容量
から規定される。OBJ面上の画像も、BG面上の画像
と同様に、セルによって構成される。
【0041】BM面は、最終的に図1のDP−RAM1
04に格納される。このBM面は、ある程度の面積を有
する画像であるが、繰り返し再生される要素が少ない場
合に適した面である。画像をセル形式に構成する必要が
ない。この結果、比較的面積の大きな画像を効率良く表
示させることができる。また、本実施例では、特に本発
明に関連する特徴として、DP−RAM104の記憶内
容を書き換えることなく、BM面上のビットマップの表
示内容及び表示位置を簡単に変更することができる。そ
して、本実施例では、このBM面を2面分出力できる。
これらを、BM−A面及びBM−B面と呼ぶ。
【0042】まず、BG面とOBJ面の現在の表示画面
を構成する画像データは、図1のCPU101によっ
て、プログラム/データROM107から読み出され、
図4に示されるデータフォーマットで図1のワークRA
M108に一時的に格納された後、更にこのワークRA
M108から、図2のCPUインタフェース部201、
アドレスバス216、データバス217、及びSRAM
インタフェース部202を介して、図5に示されるデー
タフォーマットで図1に示されるSRAM103に格納
される。
【0043】オブジェクトジェネレータ部204とバッ
クグラウンドジェネレータ部205は、各水平期間内の
時分割された各タイミングで、SRAMインタフェース
部202をアクセスする。このアクセスにおいて、オブ
ジェクトジェネレータ部204は、図1のSRAM10
3から、次の水平表示期間内の各ドットの表示タイミン
グに対応するOBJ面上の表示座標に配置されるオブジ
ェクトの色コードを読み出し、オブジェクトジェネレー
タ部204内のラインバッファ部に格納する。同様に、
バックグラウンドジェネレータ部205は、図1のSR
AM103から、次の水平表示期間内の各ドットの表示
タイミングに対応するBG面上の表示座標に配置される
バックグラウンドの色コードを読み出し、バックグラウ
ンドジェネレータ部205内のラインバッファ部にそれ
ぞれ格納する。
【0044】上述した動作において、図1のCPU10
1は、図2のCPUインタフェース部201、アドレス
バス216、及びデータバス217を介してオブジェク
トアトリビュートメモリ部207に、図1のSRAM1
03に格納されている各オブジェクトがOBJ面に配置
される場合の配置座標を、図6に示されるデータフォー
マットで格納する。そして、オブジェクトジェネレータ
部204は、このオブジェクトアトリビュートメモリ部
207に格納されている各オブジェクトについて、それ
らの配置座標に対応する読出しタイミングを計算し、そ
れらの計算されたタイミングで、各オブジェクトをSR
AM103から読み出してラインバッファ部に格納す
る。
【0045】次に、BM−A面及びBM−B面の現在の
表示画面を構成する画像データは、図1のCPU101
により、プログラム/データROM107から読み出さ
れ、図4に示されるデータフォーマットで図1のワーク
RAM108に一時的に格納された後、更にこのワーク
RAM108から、図2のCPUインタフェース部20
1、アドレスバス216、データバス217、及びDP
−RAMインタフェース部203を介して、後述する図
8(b) に示されるデータフォーマットで図1に示される
SRAM103に格納される。
【0046】一方、ビットマップジェネレータ部206
は、上述のオブジェクトジェネレータ部204とバック
グラウンドジェネレータ部205のアクセス動作からは
独立して、各水平期間内の時分割された各タイミング
で、DP−RAMインタフェース部203をアクセスす
る。このアクセスにおいて、ビットマップジェネレータ
部206は、図1のDP−RAM104から、次の水平
表示期間内の各ドットの表示タイミングに対応するBM
−A面上の表示座標及びBM−B面上の表示座標にそれ
ぞれ配置されるビットマップの色コードを読み出し、ビ
ットマップジェネレータ部206内の上記各表示面に対
応するラインバッファ部にそれぞれ格納する。
【0047】上述した動作において、図1のCPU10
1は、図2のCPUインタフェース部201、アドレス
バス216、及びデータバス217を介してビットマッ
プアトリビュートメモリ部218に、図1のDP−RA
M104に格納されているA面とB面の各ビットマップ
がBM−A面及びBM−B面に配置される場合の配置座
標を、後述する図9に示されるデータフォーマットで格
納する。そして、ビットマップジェネレータ部206
は、このビットマップアトリビュートメモリ部218に
格納されている各ビットマップについて、それらの配置
座標に対応する読出しタイミングを計算し、それらの計
算されたタイミングで、各ビットマップをSRAM10
3から読み出して各ラインバッファ部に格納する。
【0048】以上に示したようにして、各水平期間毎
に、オブジェクトジェネレータ部204内の1つのライ
ンバッファ部に、OBJ面に配置される次の1ライン分
のオブジェクトの色コードが得られ、バックグラウンド
ジェネレータ部205内の1つのラインバッファ部に、
BG面に配置される次の1ライン分のバックグラウンド
の色コードが得られ、ビットマップジェネレータ部20
6内の2つのラインバッファ部に、BM−A面及びBM
−B面にそれぞれ配置される次の1ライン分のビットマ
ップの色コードが得られる。
【0049】図7は、画面表示タイミングの説明図であ
る。図2のデコーダ部213から出力される水平同期カ
ウンタ値が000h〜1FFh(“h”は16進数を示
す)まで変化する期間が1水平期間であり、そのうち0
00h〜0FFhの256カウント分の水平同期カウン
タ値に対応する期間が256ドットからなる1ライン分
の水平表示期間、それ以外の水平同期カウンタ値に対応
する期間が水平ブランク期間である。また、デコーダ部
213から出力される垂直同期カウンタ値が000h〜
1FFhまで変化する期間が1垂直期間であり、これが
図1のテレビ111上の1画面分の表示期間となる。そ
して、000h〜0DFhの224カウント分の垂直同
期カウンタ値に対応する期間が垂直方向224ライン分
の垂直表示期間、それ以外の垂直同期カウンタ値に対応
する期間が垂直ブランク期間である。
【0050】カラールックアップテーブル部209から
RGB D/A変換部210へは、水平同期カウンタ値
がカウントアップされる毎に、1組ずつのRGBデータ
が出力される。
【0051】また、図1のCPU101からSRAM1
03、DP−RAM104、或いは図2のオブジェクト
アトリビュートメモリ部207、ビットマップアトリビ
ュートメモリ部218への各種データの設定は、例えば
各垂直ブランク期間内に実行され、これにより表示画面
を刻々と変化させることができる。 <ビットマップの表示に関する構成及び動作>次に、本
発明に特に関連する、ビットマップ表示に関する構成及
び動作の詳細について説明する。
【0052】本実施例では、BM−A面及びBM−B面
のそれぞれについて、DP−RAM104の記憶内容を
変化させずに、各表示面上のビットマップの表示内容及
び表示位置を任意に変更することができる。
【0053】図8に、表示画面とDP−RAM104の
メモリイメージとの関係を示す。本実施例では、A面及
びB面の各表示面毎に、図8(b) に示されるように、D
P−RAM104上の任意のメモリ位置から記憶されて
いるビットマップデータを、図8(a) に示されるよう
に、表示画面上の任意の表示位置に表示させることがで
きる。
【0054】この場合に、例えば、DP−RAM104
上に記憶されるビットマップデータをCPU101が操
作する場合のアドレス表現は、図8(b) に示されるよう
に、水平方向アドレスxと垂直方向アドレスyとからな
る2次元アドレス(x, y)で表現される。この表現に
おいて、例えば表示画面に表示されるA面用ビットマッ
プデータの先頭アドレスは(Xmem,Ymem )、水平方向
アドレス幅(ドット単位)はXwidth 、垂直方向アドレ
ス幅(ドット単位)はYwidth として定義される。
【0055】図8(b) には明確には示していないが、表
示画面に表示されるB面用ビットマップデータの記憶ア
ドレスも同様に定義される。ここで、先頭アドレス(X
mem,Ymem )、水平方向アドレス幅Xwidth 、及び垂直
方向アドレス幅Ywidth とから計算されるビットマップ
データの各2次元アドレス値(x, y)について、水平
方向アドレス値xが水平方向アドレス最大値X mem wi
dth を超えた場合には、(x−X mem width )が2次
元アドレス表現における水平方向の記憶アドレスとさ
れ、同様に、垂直方向アドレス値yが垂直方向アドレス
最大値Y mem width を超えた場合には、(y−Y mem
width )が2次元アドレス表現における垂直方向の記
憶アドレスとされる。この結果、図8(b) に示される例
では、B面用ビットマップデータは、2次元の記憶アド
レス空間の四隅に分割して存在することになる。
【0056】一方、例えば、前述した図7の画面表示タ
イミングにより定義される表示画面上の表示位置をCP
U101が操作する場合の表示位置表現は、図8(a) に
示されるように、水平方向表示位置xと垂直方向表示位
置yとからなる2次元表示位置(x, y)で表現され
る。この表現において、例えばA面用ビットマップデー
タの先頭表示位置は(Xdisp, Ydisp)、水平方向表示
幅はDP−RAM104上の水平方向アドレス幅と同じ
値Xwidth (ドット)、垂直方向表示幅はDP−RAM
104上の垂直方向アドレス幅と同じ値Ywidth (ドッ
ト)として定義される。
【0057】ここで、表示画面上の水平方向の表示位置
の最大値はXdisp width であり、垂直方向の表示位置
の最大値はYdisp width であり、これらの各値が、そ
れぞれ、図7で説明した画面表示タイミングの、水平期
間(水平同期カウンタ値の最大値1FFh)と、垂直期
間(垂直同期カウンタ値の最大値1FFh)に対応す
る。そして、本実施例では、図8(a) の太線で囲まれた
256ドット×224ドットの領域が、水平表示期間と
垂直表示期間とによって定義される、実際に図1のテレ
ビ111の画面に表示される範囲となる。
【0058】図8(a) には明確には示していないが、B
面用ビットマップデータの記憶アドレスも、同様に定義
される。ここで、前述の2次元アドレス表現に対応し
て、先頭表示位置(Xdisp, Ydisp)、水平方向表示幅
Xwidth 、及び垂直方向表示幅Ywidth とから計算され
るビットマップデータの各2次元表示位置値(x, y)
について、水平方向表示位置値xが水平方向表示位置最
大値Xdisp width を超えた場合には、(x−Xdisp
width )が表示画面上の水平方向の表示位置とされ、同
様に、垂直方向表示位置値yが垂直方向表示位置最大値
Ydisp width を超えた場合には、(y−Ydisp widt
h )が表示画面上の垂直方向の表示位置とされる。この
結果、図8(a) に示される例では、B面用ビットマップ
データは、表示画面上の四隅に分割して存在することに
なる。
【0059】以上の説明からわかるように、本実施例で
は、A面とB面の各表示面毎に、先頭アドレス(Xmem,
Ymem )、水平方向アドレス幅Xwidth 、及び垂直方向
アドレス幅Ywidth を指定することにより、表示画面に
表示されるビットマップデータの、2次元アドレス表現
上での記憶アドレスを指定することができる。一方、先
頭表示位置(Xdisp, Ydisp)、水平方向表示幅Xwidt
h (=水平方向アドレス幅)、及び垂直方向表示幅Ywi
dth (=垂直方向アドレス幅)を指定することにより、
上記ビットマップデータの表示画面上での表示位置を指
定することができる。この結果、例えば、A面又はB面
の表示画面上での表示範囲を固定したまま、その表示範
囲内でビットマップを水平方向又は垂直方向にスクロー
ルさせたい場合には、水平方向先頭アドレス値Xmem 又
は垂直方向先頭アドレス値Ymemを時間的に一定の割合
で増減させればよい。また、例えば、A面又はB面の表
示画面上でのビットマップの表示開始位置を変化させた
い場合には、先頭表示位置値(Xdisp, Ydisp)を変化
させればよい。
【0060】以上の機能を実現するために、本実施例で
は、BM−A面とBM−B面のそれぞれに対応して、図
9に示される、水平方向先頭表示位置Xdisp、垂直方向
先頭表示位置Ydisp、水平方向先頭アドレスXmem 、垂
直方向先頭アドレスYmem 、水平方向アドレス幅Xwidt
h (=水平方向表示幅)、並びに垂直方向アドレス幅Y
width (=垂直方向表示幅)を記憶するための図2に示
されるビットマップアトリビュートメモリ部218を、
図1のVDP102内に有する。この内容は図1のCP
U101によって任意に書き換えられ、そして、図2の
ビットマップジェネレータ部206が、ビットマップア
トリビュートメモリ部218の記憶内容に基づいて、図
1のDP−RAM104から、次の水平表示期間内の各
ドットの表示タイミングに対応するBM−A面上の表示
座標及びBM−B面上の表示座標にそれぞれ配置される
ビットマップの色コードを読み出し、ビットマップジェ
ネレータ部206内の上記各表示面に対応するラインバ
ッファ部にそれぞれ格納する。
【0061】図10は、図1のVDP102内の図2に
示されるビットマップジェネレータ部206の構成図で
あり、また図11(a) 及び(b) は、図10のA面用ライ
ンバッファ部1003A 及びB面用ラインバッファ部1
003B の構成図である。
【0062】図10に示されるように、本実施例では、
ビットマップジェネレータ部206は、BM−A面に対
応するA面用ラインバッファ部1003A とBM−B面
に対応するB面用ラインバッファ部1003B を有して
おり、図11(a) 及び(b) に示されるように、各ライン
バッファ部は、ライト用ラインバッファ1101とリー
ド用ラインバッファ1102を有している。
【0063】また、図10のDP−RAMコントローラ
1001は、図2のビットマップアトリビュートメモリ
部218に記憶されているBM−A面とBM−B面用の
それぞれの、水平方向先頭アドレスXmem 、垂直方向先
頭アドレスYmem 、水平方向表示幅Xwidth 、垂直方向
表示幅Ywidth 、及び垂直方向先頭表示位置Ydispを読
み込み、それらに基づき、図1のDP−RAM104に
対して、1次元アドレス表現されたDP−RAMアドレ
ス1004とDP−RAMリードイネーブル信号100
5を出力する。
【0064】更に、図10のラインバッファコントロー
ラ1002は、図2のビットマップアトリビュートメモ
リ部218に記憶されているBM−A面とBM−B面用
のそれぞれの、水平方向表示幅Xwidth と水平方向先頭
表示位置Xdispに基づき、図10のA面用ラインバッフ
ァ部1003A とB面用ラインバッファ部1003B
対し、ライトアドレス1007、ライトAイネーブル信
号1008A 、ライトBイネーブル信号1008B 、リ
ードアドレス1009、及びリードイネーブル信号10
10を出力する。
【0065】図12は、ラインバッファコントローラ1
002の動作タイミングチャートであり、図13及び図
14は、DP−RAMコントローラ1001の動作フロ
ーチャートである。
【0066】始めに、DP−RAMコントローラ100
1は、各水平期間(図7参照)の先頭において図2のデ
コーダ部213が出力する水平同期カウンタ値が000
hとなるのに同期して、図13に示される動作フローチ
ャートを起動する。
【0067】そして、DP−RAMコントローラ100
1は、まず、水平同期カウンタ値が図12(b) に示され
るように000h〜1FFhまで変化する水平期間内の
前半期間において、図13のステップ1301で、BM
−A面のためのDP−RAMアドレス算出処理を実行す
る。
【0068】図14は、DP−RAMアドレス算出処理
の動作フローチャートである。まず、DP−RAMコン
トローラ1001は、ステップ1401で、内部レジス
タNextVに、図2のデコーダ部213が出力する現在の
垂直同期カウンタ値をセットする。
【0069】次に、DP−RAMコントローラ1001
は、ステップ1402で、内部レジスタ値NextVによっ
て表わされる現在の走査線位置がBM−A面用のビット
マップデータの垂直方向の表示範囲に含まれるか否か、
即ち、NextVの値が垂直方向先頭表示位置値Ydispから
(Ydisp+垂直方向表示幅Ywidth )までの範囲(図8
(a) 参照)に含まれるか否かを判定する。ここで、BM
−A面用の垂直方向先頭表示位置値Ydispと垂直方向表
示幅値Ywidth は、図2のビットマップアトリビュート
メモリ部218から読み込まれる。
【0070】ステップ1402の判定がNOならば、B
M−A面用のビットマップデータは現在の垂直表示タイ
ミングにおいては存在しないため、DP−RAMコント
ローラ1001は、そのまま図13のステップ1301
のBM−A面のためのDP−RAMアドレス算出処理を
終了する。
【0071】一方、ステップ1402の判定がYESな
らば、DP−RAMコントローラ1001は、ステップ
1403で、図1のDP−RAM104に出力するDP
−RAMリードイネーブル信号1005をハイレベルに
立ち上げる。
【0072】また、DP−RAMコントローラ1001
は、ステップ1404で、出力アドレス数をカウントす
るための内部レジスタnの値を0に初期化する。その
後、DP−RAMコントローラ1001は、ステップ1
407で、内部レジスタ値nを+1ずつ順次インクリメ
ントしながら、ステップ1408で、nの値が図2のビ
ットマップアトリビュートメモリ部218から読み込ま
れたBM−A面用のビットマップデータの水平方向の表
示範囲である水平方向表示幅値Xwidth を超えたと判断
するまで、ステップ1405で、内部レジスタ値NextV
により表わされる現在の走査線位置上に存在するBM−
A面用のビットマップデータの各表示位置に対応するD
P−RAM104上での1次元アドレスであるDP−R
AMアドレス1004を順次算出し、ステップ1406
で、その算出したDP−RAMアドレス1004を図1
のDP−RAM104に順次出力すると共に、その出力
を示す制御信号1012をラインバッファコントローラ
1002に順次出力する。
【0073】この場合に、DP−RAMコントローラ1
001は、ステップ1405で、図2のビットマップア
トリビュートメモリ部218に記憶されているBM−A
面用の、各々2次元のアドレス表現で定義されている水
平方向先頭アドレスXmem 、垂直方向先頭アドレスYme
m と、垂直方向表示幅Ywidth 、及び垂直方向先頭表示
位置Ydispを読み込み、それらに基づいて、次のように
して、1次元のDP−RAMアドレス1004を算出す
る。
【0074】まず、DP−RAM104の水平方向のア
ドレス幅は、水平方向アドレス最大値X mem width
(本実施例においては512ドットアドレス)であるた
め、図8(b) より、2次元アドレス表現において垂直方
向先頭アドレス値Ymem が含まれる行アドレスの左端位
置に対応するDP−RAM104上での1次元アドレス
値は、(Ymem ×X mem width )となる。
【0075】また、図8(a) 及び(b) の関係から、表示
画面上での表示位置が垂直方向に1走査線分下に移動す
ると、DP−RAM104上においては1次元アドレス
表現でX mem width ドットアドレス分だけアドレスが
進む。そして、内部レジスタ値NextVにより表わされる
現在の走査線位置は、BM−A面の垂直方向先頭表示位
置値Ydispから(NextV−Ydisp)本分だけ進んだ位置
に対応する。従って、内部レジスタ値NextVにより表わ
される現在の走査線上の表示画面の左端位置に対応する
DP−RAM104上の1次元アドレスは、2次元アド
レス表現におけるBM−A面用の垂直方向先頭アドレス
値Ymem が含まれる行アドレスの左端位置に対応するD
P−RAM104上の1次元アドレスから、{(NextV
−Ydisp)×X mem width }ドットアドレス分だけ進
んだアドレスとなる。
【0076】更に、内部レジスタ値NextVによって表わ
される現在の走査線上のBM−A面のビットマップデー
タの左端表示位置に対応するDP−RAM104上の1
次元アドレスは、内部レジスタ値NextVによって表わさ
れる現在の走査線上の表示画面の左端位置に対応するD
P−RAM104上の1次元アドレスから、2次元アド
レス表現におけるBM−A面用の水平方向先頭アドレス
Xmem に対応するドットアドレス分だけ進んだアドレス
となる。
【0077】そして、内部レジスタ値NextVによって表
わされる現在の走査線上の、BM−A面用のビットマッ
プデータが存在する各水平同期カウンタ値に対応する表
示位置に対応するDP−RAM104上の1次元アドレ
スは、内部レジスタ値NextVによって表わされる現在の
走査線上のBM−A面のビットマップデータの左端表示
位置に対応するDP−RAM104上の1次元アドレス
から、nドットアドレス分だけ進んだアドレスとなる。
【0078】以上の関係に基づいて、DP−RAMコン
トローラ1001は、ステップ1405で、図2のビッ
トマップアトリビュートメモリ部218から読み込ん
だ、BM−A面用の、各々2次元のアドレス表現で定義
されている水平方向先頭アドレスXmem 、垂直方向先頭
アドレスYmem と、垂直方向表示幅Ywidth 、及び垂直
方向先頭表示位置Ydispに基づいて、次式によって1次
元のDP−RAMアドレス1004を算出する。 DP−RAMアドレス1004=(NextV−Ydisp+Y
mem )×X mem width +Xmem +n ステップ1405〜1408が繰り返し実行された結
果、内部レジスタ値nが図2のビットマップアトリビュ
ートメモリ部218から読み込まれたBM−A面用のビ
ットマップデータの水平方向の表示範囲である水平方向
表示幅値Xwidthを超え、ステップ1408の判定がY
ESとなると、DP−RAMコントローラ1001は、
ステップ1409で、図1のDP−RAM104に出力
するDP−RAMリードイネーブル信号1005をロー
レベルに戻す。
【0079】その後、DP−RAMコントローラ100
1は、図13のステップ1301のBM−A面のための
DP−RAMアドレス算出処理を終了する。上述のDP
−RAMコントローラ1001による図13のステップ
1301の処理の一部である図14のステップ1405
〜1408の繰り返し動作と並行して、図10のライン
バッファコントローラ1002は、次のような動作を実
行する。
【0080】まず、図10に示されるA面用ラインバッ
ファ部1003A 内の図11(a) に示されるライト用ラ
インバッファ1101A は、図8(a) に示される表示画
面の1走査線分に対応するアドレス0〜Xdisp width
(=水平方向表示位置最大値)を有している。一方、B
M−A面のビットマップデータの左端表示位置は水平方
向先頭表示位置Xdispに等しく、また、BM−A面のビ
ットマップデータの水平方向表示幅はXwidth である
(共に図8(a) 参照)。このため、BM−A面用のビッ
トマップデータが格納されるライト用ラインバッファ1
101A のアドレス範囲は、XdispからXdisp+Xwidt
h までの範囲となる。
【0081】そこで、ラインバッファコントローラ10
02は、まず、DP−RAMコントローラ1001が図
13のステップ1301の各処理タイミングの最初に図
14のステップ1406を実行することによって出力し
た制御信号1012に同期して、ライトアドレス100
7を出力するためのラインバッファコントローラ100
2が内蔵するアドレスカウンタに、図2のビットマップ
アトリビュートメモリ部218から読み込んだBM−A
面用の水平方向先頭表示位置値Xdispをセットすると共
に、ライトAイネーブル信号1008A を、図12(c)
に示されるようにハイレベルに立ち上げる。その後、ラ
インバッファコントローラ1002は、DP−RAMコ
ントローラ1001が図14のステップ1406を繰り
返し実行することにより順次出力した各制御信号101
2によって、上記アドレスカウンタ値を+1ずつインク
リメントさせることにより、そのアドレスカウンタから
図12(e) に示されるようにBM−A面用の各ライトア
ドレス1007を出力させる。そして、ラインバッファ
コントローラ1002は、上記アドレスカウンタ値がB
M−A面用の水平方向表示幅値Xwidth を超えようとし
た時点で、上記アドレスカウンタをリセットすると共
に、ライトAイネーブル信号1008A を図12(c) に
示されるようにローレベルに戻す。
【0082】この結果、DP−RAMコントローラ10
01が図13のステップ1301の処理の一部である図
14のステップ1405〜1408の一連の処理の繰返
しによって出力したDP−RAMアドレス1004に基
づいて図1のDP−RAM104から出力された1水平
表示期間分のBM−A面用の各ビットマップデータであ
る各DP−RAMデータ1006が、図10に示される
A面用ラインバッファ部1003A 内の図11(a) に示
されるライト用ラインバッファ1101A の、Xdispか
らXdisp+Xwidth までのアドレス範囲に、順次書き込
まれる。
【0083】DP−RAMコントローラ1001は、図
13のステップ1301のBM−A面のためのDP−R
AMアドレス算出処理を終了すると、続いて、図13の
ステップ1302において、BM−B面のためのDP−
RAMアドレス算出処理を実行する。ここでは、DP−
RAMコントローラ1001は、ステップ1301の場
合と同様、図2のビットマップアトリビュートメモリ部
218に記憶されているBM−B面用の水平方向先頭ア
ドレスXmem 、垂直方向先頭アドレスYmem 、水平方向
表示幅Xwidth 、垂直方向表示幅Ywidth 、及び垂直方
向先頭表示位置Ydispを読み込み、それらを用いて、図
14の動作フローチャートを実行することにより、図1
のDP−RAM104に対して、BM−B面のビットマ
ップデータを読み出すための、1次元アドレス表現され
たDP−RAMアドレス1004とDP−RAMリード
イネーブル信号1005を出力する。
【0084】上述のDP−RAMコントローラ1001
による図13のステップ1302の処理の一部である図
14のステップ1405〜1408の繰り返し動作と並
行して、図10のラインバッファコントローラ1002
は、BM−A面の場合と同様にして、次のような処理を
実行する。
【0085】即ち、ラインバッファコントローラ100
2は、まず、DP−RAMコントローラ1001が図1
3のステップ1302の各処理タイミングの最初に図1
4のステップ1406を実行することにより出力した制
御信号1012に同期して、ライトアドレス1007を
出力するためのラインバッファコントローラ1002が
内蔵するアドレスカウンタに、図2のビットマップアト
リビュートメモリ部218から読み込んだBM−B面用
の水平方向先頭表示位置値Xdispをセットすると共に、
ライトBイネーブル信号1008B を、図12(d) に示
されるようにハイレベルに立ち上げる。その後、ライン
バッファコントローラ1002は、DP−RAMコント
ローラ1001が図14のステップ1406を繰り返し
実行することにより順次出力した各制御信号1012に
よって、上記アドレスカウンタ値を+1ずつインクリメ
ントさせることにより、そのアドレスカウンタから図1
2(e) に示されるようにBM−B面用の各ライトアドレ
ス1007を出力させる。そして、ラインバッファコン
トローラ1002は、上記アドレスカウンタ値がBM−
B面用の水平方向表示幅値Xwidth を超えようとした時
点で、上述のアドレスカウンタをリセットすると共に、
ライトBイネーブル信号1008B を図12(d) に示さ
れるようにローレベルに戻す。
【0086】この結果、DP−RAMコントローラ10
01が図13のステップ1302の処理の一部である図
14のステップ1405〜1408の一連の処理の繰返
しによって出力したDP−RAMアドレス1004に基
づいて図1のDP−RAM104から出力された1水平
表示期間分のBM−B面用の各ビットマップデータであ
る各DP−RAMデータ1006が、図10に示される
B面用ラインバッファ部1003B 内の図11(b) に示
されるライト用ラインバッファ1101B の、Xdispか
らXdisp+Xwidth までのアドレス範囲に、順次書き込
まれる。
【0087】DP−RAMコントローラ1001は、図
13のステップ1302のBM−B面のためのDP−R
AMアドレス算出処理を終了すると、現在の水平期間に
おける処理を終了する。
【0088】ここまで説明した動作からは独立して、ラ
インバッファコントローラ1002は、図7に示される
現在の水平表示期間において図2のデコーダ部213か
ら出力される水平同期カウンタ値が図12(b) に示され
るように000h〜0FFhまで変化するのに同期し
て、図12(f) に示されるようにリードイネーブル信号
1010をハイレベルに立ち上げると共に、図12(g)
に示されるように00h〜FFhまで変化するリードア
ドレス1009を出力する。
【0089】リードイネーブル信号1010とリードア
ドレス1009は、図10に示されるA面用ラインバッ
ファ部1003A 内の図11(a) に示されるリード用ラ
インバッファ1102A と、図10に示されるB面用ラ
インバッファ部1003B 内の図11(b) に示されるリ
ード用ラインバッファ1102B に入力される。
【0090】ここで、前述したようにして図10に示さ
れるA面用ラインバッファ部1003A 内の図11(a)
に示されるライト用ラインバッファ1101A 及び図1
0に示されるB面用ラインバッファ部1003B 内の図
11(b) に示されるライト用ラインバッファ1101B
にそれぞれ書込まれたBM−A面用及びBM−B面用の
各ビットマップデータ群は、図12(a) に示されるよう
に水平ブランク信号1103がハイレベルからローレベ
ルに戻る各水平期間の先頭タイミングで、ライト用ライ
ンバッファ1101A 又は1101B と同じサイズ(0
〜Xdisp width アドレス)を有する図11(a) に示さ
れるリード用ラインバッファ1102A及び図11(b)
に示されるリード用ラインバッファ1102B に、それ
ぞれラッチされる。なお、水平ブランク信号1103
は、水平ブランク期間(図7参照)でハイレベルとなる
信号であり、図2のデコーダ部213から出力される。
【0091】従って、前述したハイレベルのリードイネ
ーブル信号1010と共に00h〜FFhまで変化する
リードアドレス1009により、リード用ラインバッフ
ァ1102A 及び1102B のそれぞれから、1水平表
示期間=256ドット分(図7及び図8(a) 参照)のB
M−A面のためのビットマップデータ1011A とBM
−B面のためのビットマップデータ1011B が、並列
に図2のプライオリティコントローラ部208に出力さ
れる。
【0092】プライオリティコントローラ部208は、
各水平表示期間内の各ドット毎に、上述のリード用ライ
ンバッファ1102A 及び1102B から出力される2
つのビットマップデータ1011A 及び1011B と、
図2のオブジェクトジェネレータ部204、バックグラ
ウンドジェネレータ部205内の各ラインバッファから
出力されるオブジェクトデータ及びバックグラウンドデ
ータのうちの1つを、予め定められたプライオリティ
(優先順位)に従って選択して出力する。
【0093】なお、ライト用ラインバッファ1101A
及び1101B と、リード用ラインバッファ1102A
及び1102B は、前述したように、1水平表示期間で
はなく1水平期間(図7参照)分のアドレスエリア0〜
Xdisp width (=水平方向表示位置最大値)を有して
いる。従って、ラインバッファコントローラ1002が
出力するリードアドレス1009の最大値をFFhより
大きく設定することにより、図1のテレビ111に、水
平方向256ドット以上の表示画面を表示させることも
できる。また、内部レジスタ値NextVにより表わされる
現在の走査線位置がBM−A面用又はBM−B面用の各
ビットマップデータの垂直方向の表示範囲に含まれてい
る限り、その走査線位置が図7又は図8(a) に示される
224ドットの垂直表示期間を超えても、各ビットマッ
プデータ群のA面用ラインバッファ部1003A 及びB
面用ラインバッファ部1003B への転送は行われるた
め、設定により、図1のテレビ111に、垂直方向22
4ドット以上の表示画面を表示させることもできる。
【0094】図15は、図1に示されるCPU101が
図1に示されるVDP102内の図2に示されるビット
マップアトリビュートメモリ部218に図9に示される
各データを転送する場合に実行する処理を示す動作フロ
ーチャートである。この転送処理は、例えば垂直ブラン
ク期間(図7参照)内に実行される。
【0095】まず、CPU101は、ステップ1501
において、BM−A面用の前述した水平方向先頭アドレ
スXmem 、垂直方向先頭アドレスYmem 、水平方向先頭
表示位置Xdisp、垂直方向先頭表示位置Ydisp、水平方
向アドレス幅Xwidth (=水平方向表示幅)、及び垂直
方向アドレス幅Ywidth (=垂直方向表示幅)を、図2
のCPUインタフェース部201、データバス316、
及びアドレスバス315を介して、転送する。
【0096】同様に、CPU101は、ステップ150
2において、BM−B面用の前述した水平方向先頭アド
レスXmem 、垂直方向先頭アドレスYmem 、水平方向先
頭表示位置Xdisp、垂直方向先頭表示位置Ydisp、水平
方向アドレス幅Xwidth (=水平方向表示幅)、及び垂
直方向アドレス幅Ywidth (=垂直方向表示幅)を、図
2のCPUインタフェース部201、データバス21
7、及びアドレスバス216を介して、転送する。
【0097】次に、CPU101は、ユーザによる図1
のコントロールパッド113を使用した特には図示しな
いビットマップデータに対する操作が、スクロール操作
であるかスプライト操作であるかを判定する。
【0098】そして、CPU101は、ユーザがスプラ
イト操作を行ったと判定した場合には、ステップ150
4において、BM−A面又はBM−B面のうち目的のビ
ットマップデータが表示されている表示面に対応して図
2のビットマップアトリビュートメモリ部218に記憶
されている水平方向先頭表示位置Xdisp又は垂直方向先
頭表示位置Ydispを、ユーザによるコントロールパッド
113に対する操作に応じて変更する。実際には、CP
U101は、変更した新たな水平方向先頭表示位置Xdi
sp又は垂直方向先頭表示位置Ydispを、図2のCPUイ
ンタフェース部201、データバス217、及びアドレ
スバス216を介して、ビットマップアトリビュートメ
モリ部218の対応する記憶位置(図9参照)に転送す
る。
【0099】この結果、図1のDP−RAM104の記
憶内容を変更することなく、BM−A面又はBM−B面
上でのビットマップの表示位置を任意に変更することが
できる。
【0100】一方、CPU101は、ユーザがスクロー
ル操作を行ったと判定した場合は、ステップ1505に
おいて、BM−A面又はBM−B面のうち目的のビット
マップデータが表示されている表示面に対応して図2の
ビットマップアトリビュートメモリ部218に記憶され
ている水平方向先頭アドレスXmem 又は垂直方向先頭ア
ドレスYmem を、ユーザによるコントロールパッド11
3に対する操作に応じて変更する。実際には、CPU1
01は、変更した新たな水平方向先頭アドレスXmem 又
は垂直方向先頭アドレスYmem を、図2のCPUインタ
フェース部201、データバス217、及びアドレスバ
ス216を介して、ビットマップアトリビュートメモリ
部218の対応する記憶位置(図9参照)に転送する。
【0101】この結果、例えば、A面又はB面の表示画
面上での表示範囲を固定したまま、その表示範囲内でビ
ットマップを水平方向又は垂直方向にスクロールさせる
ことができる。
【0102】このようにして、本実施例では、ビットマ
ップデータを面積の大きなオブジェクトとして用いる場
合にはビットマップデータに対して上述のスプライト操
作を実行すればよく、一方、ビットマップデータを背景
として用いる場合にはビットマップデータに対して上述
のスクロール操作を実行すればよい。このように、本実
施例では、ビットマップデータをオブジェクト的にもバ
ックグラウンド的にも用いることができるようになる。 <他の実施例>以上説明した実施例は、図2に示される
ビットマップジェネレータ部206内に図10に示され
る2つのラインバッファ部1003A 及び1003B
設けて2種類のビットマップデータを独立して制御し、
それらの表示プライオリティは図2のプライオリティコ
ントローラ部208によって決定している。しかし、本
発明はこれに限られるものではなく、複数種類のビット
マップデータのうち優先順位が最も高い1つのビットマ
ップデータを1つのラインバッファ部に読出して出力す
るようにしてもよい。
【0103】また、ビットマップデータは、必ずしも1
水平表示期間分ずつ読み出される必要はなく、1表示画
面分ずつであってもよく、更にFIFOバッファのよう
なものであってもよい。
【0104】更に、本発明においては、ビットマップデ
ータ以外のオブジェクトデータやバックグラウンドデー
タは必須ではない。
【0105】
【発明の効果】本発明によれば、表示範囲指定手段にお
ける画像データの表示画面上での表示範囲を変更するだ
けで、画像データ記憶手段上での画像データの記憶内容
を変更することなく、画像データの表示画面上での表示
位置を変更することが可能となる。
【0106】一方、読出し範囲指定手段における画像デ
ータ記憶手段からの画像データの読出し範囲を変更する
だけで、表示画面上での表示範囲を固定したままその表
示範囲内で画像データをスクロールさせることが可能と
なる。
【0107】このように、本発明では、比較的面積の大
きな画像であっても、表示範囲指定手段及び読出し範囲
指定手段に1組ずつのパラメータを設定するだけで、簡
単に表示画面上での表示形態を指定することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の回路の全体構成図である。
【図2】VDPの構成図である。
【図3】表示画面の階層構造の説明図である。
【図4】ワークRAMのデータ構成図である。
【図5】SRAMのデータ構成図である。
【図6】オブジェクトアトリビュートメモリ部のデータ
構成図である。
【図7】画面表示タイミングの説明図である。
【図8】表示画面とDP−RAMのメモリイメージとの
関係図である。
【図9】ビットマップアトリビュートメモリ部のデータ
構成図である。
【図10】ビットマップジェネレータ部の構成図であ
る。
【図11】ラインバッファの構成図である。
【図12】ビットマップジェネレータ部の動作タイミン
グチャートである。
【図13】DP−RAMコントローラ1001の動作フ
ローチャートである。
【図14】DP−RAMアドレス算出処理の動作フロー
チャートである。
【図15】CPU101の動作フローチャートである。
【符号の説明】
101 CPU 102 VDP 103 SRAM 104 DP−RAM 105 音源処理回路 106 サウンドRAM 107 プログラム/データROM 108 ワークRAM 109 エンコーダ 110 D/A変換器 111 テレビ 112 プリンタ部 113 コントロールパッド 201 CPUインタフェース部 202 SRAMインタフェース部 203 DP−RAMインタフェース部 204 オブジェクトジェネレータ部 205 バックグラウンドジェネレータ部 206 ビットマップジェネレータ部206 207 オブジェクトアトリビュートメモリ部 208 プライオリティコントローラ部 209 カラールックアップテーブル部 210 RGB D/A変換部 211 オシレータ部 212 水平/垂直同期カウンタ部 213 デコーダ部 214 ビデオ信号ジェネレータ部 215 RGBバッファ部 216 アドレスバス 217 データバス

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データを記憶する画像データ記憶手
    段と、 該画像データ記憶手段からの前記画像データの読出し範
    囲を指定する読出し範囲指定手段と、 前記画像データの表示画面上での表示範囲を指定する表
    示範囲指定手段と、 前記画像データ記憶手段上の前記読出し範囲指定手段に
    よって指定された読出し範囲から前記画像データを読み
    出す読出し制御手段と、 該読出し制御手段により読み出された画像データを前記
    表示範囲指定手段により指定される表示範囲に対応する
    表示タイミングで出力する出力制御手段と、 を有することを特徴とする画像出力装置。
JP7129920A 1995-05-29 1995-05-29 画像出力装置 Pending JPH08328545A (ja)

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