JPH08328306A - トナー及び現像方法 - Google Patents

トナー及び現像方法

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JPH08328306A
JPH08328306A JP7154129A JP15412995A JPH08328306A JP H08328306 A JPH08328306 A JP H08328306A JP 7154129 A JP7154129 A JP 7154129A JP 15412995 A JP15412995 A JP 15412995A JP H08328306 A JPH08328306 A JP H08328306A
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JP
Japan
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toner
image
resin
developing
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JP7154129A
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English (en)
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Tatsuhiko Chiba
建彦 千葉
Koji Inaba
功二 稲葉
Shinya Yanai
信也 谷内
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低温低湿環境下での耐久によっても画像濃度
ムラやカブリが無く、現像剤担持体上に現像剤融着の生
じないトナーを提供することにある。 【構成】 非磁性一成分系現像剤に対して逆帯電性の樹
脂及びグラファイトを含有した樹脂被覆層を有する現像
剤担持体上に、ブレードで現像剤層を規制しつつ非磁性
一成分現像剤を担持して、像担持体と対向した現像部へ
と搬送し、前記現像部で前記現像剤により前記像担持体
の静電荷像を現像する現像方法に供するトナーにおい
て、前記トナーは、少なくとも水系媒体中で重合性単量
体と着色剤を含む単量体組成物を重合して得られたトナ
ーであり、該トナーは分子量分布(Mn)において、M
n<2000となる分子量を有する成分が樹脂分全量に
対し0.01重量%〜10重量%存在し、且つ形状係数
SF1,SF2が、 100≦SF1≦150 100≦SF2≦140 であることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真法,静電印刷
法などにおいて形成される静電荷像を特に非磁性一成分
現像剤を用いて現像するトナー及び現像方法に関する。
【0002】さらに詳しくは、直接又は間接電子写真現
像方法において現像剤として水性懸濁重合によって得ら
れたトナー粒子を少なくとも含有するトナー及びそれを
用いた現像方法に関する。
【0003】
【従来の技術】従来、電子写真プロセスを用いる現像剤
は、ポリエステル・スチレン−アクリル・エポキシ樹脂
等に着色剤や荷電制御剤さらには離型剤を加え溶融混練
し、均一に分散せしめた後、所定の粒度に粉砕し更に過
剰の微/粗粉現像剤を分級器を用い除去する粉砕法によ
る製造方法が一般的である。
【0004】しかしながら、最近の更なる高画質化に伴
い現像剤を更に小粒径化することが必要になってきた。
【0005】もっとも、コールターカウンターにより測
定した現像剤の粒径が9μm以下になるに従い、従来で
は問題にならなかった使用原材料の均一分散性や効率の
高い粉砕性、さらにはシャープな粒度分布に現像剤を分
級することが極めて難しくなる傾向にある。
【0006】これら粉砕法による現像剤の問題点を克服
するため、特公昭36−10231号、同43−107
99号及び同51−14895号公報等により懸濁重合
法による現像剤の製造方法が提案されている。懸濁重合
法においては、重合性単量体,着色剤,重合開始剤更に
必要に応じて架橋剤,荷電制御剤,その他添加剤を、均
一に溶解または分散せしめて単量体組成物とした後、こ
の単量体組成物を分散安定剤を含有する連続相、例えば
水相中に適当な撹拌機を用いて分散し、同時に重合反応
を行わせ、所望の粒径を有する現像剤を得る方法であ
る。
【0007】この製造方法は、粉砕工程を経ないため現
像剤に脆性を付与せしめる必要が無く、更に従来の粉砕
法では使用することができなかった低軟化点物質を多量
に使用することができる等の材料の選択幅が広がる。ま
た現像剤粒子表面に疎水性の材料である離型剤や着色剤
等が露出しづらく、このため現像剤保持部材・感光体・
転写ローラー・定着器等への汚染が少ないこと等の特徴
を有し最近注目されている。
【0008】更に近年、デジタルフルカラー複写機やプ
リンターが実用化され、解像力・階調性はもとより色ム
ラの無い色再現性に優れた高画質画像が得られるように
なってきた。デジタルフルカラー機においては、色画像
原稿をB(ブルー)・G(グリーン)・R(レッド)の
各フィルターで色分解した後、オリジナル画像に対応し
た20μm〜70μmのドット径からなる潜像をY(イ
エロー)・M(マゼンタ)・C(シアン)・B(ブラッ
ク)の各色現像剤を用い減色混合作用を利用して現像す
るが、白黒複写機と較べ多量の現像剤を感光体から転写
材に転写させる必要があることや、将来更なる高画質化
に対応すべくより微小ドットに対応した現像剤の微小粒
径化の要求も予想される。
【0009】また将来のプリンターや複写機の高速化や
フルカラー化に伴い、さらなる低温定着性の向上も重量
な要素となり、この点からも比較的容易に粒度分布がシ
ャープで微小粒径の現像剤が製造できる重合法は、優れ
た特性を示している。
【0010】フルカラー複写機に登載されるトナーは、
例えばOHP画像の定着時には定着工程で多色トナーが
充分混色することが必要で、黒トナーと較べカラートナ
ーは、一般的にシャープメルトな低分子量樹脂が要望さ
れる。
【0011】また、一般的に黒トナーは、定着時の耐高
温オフセット性を向上させるためポリエチレンワックス
やポリプロピレンワックス等の比較的離型性の高い結晶
性の材料を用いている。しかしながら、カラートナーに
上記のようなワックスを用いた場合には、この離型剤の
結晶性が高いためOHPに出力した際著しく透明性が阻
害される。
【0012】このため通常カラートナー構成成分として
離型剤を添加せずに加熱定着ローラーへシリコーンオイ
ル等を均一塗布せしめることで、結果的に耐高温オフセ
ット性の向上を図っている。しかしながら、このように
して得られた出力転写材は、その表面に余分のシリコー
ンオイル等が付着するため、ユーザーが使用する際不快
感を生じ好ましくない。
【0013】また、近年低ランニングコスト,容器の小
型化等の面より一成分現像方式が着目されている。
【0014】特に図1に示されるような規制ブレード1
5によってトナー12が規制されつつ、帯電性を付与さ
れて現像剤担持体11上を担持してゆくといった、ブレ
ードコート方式は構成の簡便さ等の面で有利であり着目
されている。
【0015】しかしながら、上記のような現像装置にお
いては現像剤担持体11上に比較的薄い均一なトナー層
を形成しなければならないが、トナー層の形成は環境状
態,トナー12の物性,現像剤担持体11表面の状態等
に依存し、特に低湿環境においてムラを生じる場合が多
い。
【0016】また、複写を重ねるにつれて現像剤12が
繰り返し担持体11と摩擦された結果、トナー12の流
動性を良くするための添加剤等の非現像物質が現像スリ
ーブ上に堆積したり、或いはトナー12中の低軟化点物
質が現像剤担持体11上に成膜するために、現像剤担持
体11の表面状態が変化し、トナー12の現像性が変化
するという問題があった。
【0017】さらに、このような現像剤規制部材を構成
する現像器に直接重合法で得られた現像剤を用いた場
合、直接重合法で得た現像剤は粉砕法で得る現像剤と比
較して極めて流動性が良いため現像剤が現像剤保持部材
と規制部材間をすり抜ける現象が発生する場合がある。
このため、現像剤粒子間の帯電量が不均一になり易く、
且つ均一なコーティングが得られない結果として地カブ
リや画像ムラのある不良画像が発生することがある。更
に現像剤担持体表面が鏡面形状の場合には、周方向への
搬送力不足のため担持体両端への現像剤の偏りが生じ、
繰り返し耐久画出し実験で軸受け等に現像剤が入り込み
現像剤の融着物が発生するため、転写時において転写不
良を起こしやすくなる。
【0018】また、一般的に直接重合を用いたトナー
は、実質球形であるために現像器内で最密充填しやす
く、場合によっては現像剤が現像器内の規制部材下流部
分に現像剤が密に充填するため、現像剤への機械的負荷
力が増加し現像剤担持体上に現像剤が融着する所謂スリ
ーブ汚染が発生する。スリーブ汚染は、画像濃度の低下
や地カブリの原因となり好ましくない。多量の低軟化点
物質を含有する粉砕法現像剤においては、この現象が更
に顕著になる。
【0019】従来、特開昭63−247762号公報
に、パラフィン等の低軟化点物質を単量体に対し50〜
3000重量部含有した直接重合法現像剤を用い、現像
剤担持体の表面粗さ(Rzmax値)に着目した出願が
なされている。しかしながら、現像剤の現像剤担持体上
への融着に関しては、繰り返し画出し耐久において初期
には効果が認められたが、現像剤中に低軟化点物質を5
0〜3000重量部含む直接重合法により得られる現像
剤は、繰り返し画出し耐久後は、現像剤保持部材上に融
着が認められた。また、スリーブ表面粗さ(Rzmax
値)の規制だけでは、流動性の良い現像剤を安定して現
像剤保持部材上に搬送しつづけることは困難であった。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上述
した欠点を解決したトナー及び現像方法を得ることにあ
る。
【0021】すなわち本発明の目的は、低温低湿環境下
で耐久を行なった場合でも画像濃度ムラ・カブリ等が無
く、画質・定着性に優れた画像が得られるトナー及び現
像方法を提供することにある。
【0022】本発明の目的は、現像剤担持体上に現像剤
融着や外部添加剤付着の生じない、安定した画像が得ら
れるトナー及び現像方法を提供することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明の目的
は、非磁性一成分系現像剤に対して逆帯電性の樹脂及び
グラファイトを含有した樹脂被覆層を有する現像剤担持
体上に、ブレードで現像剤層を規制しつつ非磁性一成分
現像剤を担持して、像担持体と対向した現像部へと搬送
し、前記現像部で前記現像剤により前記像担持体の静電
荷像を現像する現像方法に供するトナーにおいて、前記
トナーは、少なくとも水系媒体中で重合性単量体と着色
剤を含む単量体組成物を重合して得られたトナーであ
り、該トナーは分子量分布(Mn)において、Mn<2
000となる分子量を有する成分が樹脂分全量に対し
0.01重量%〜10重量%存在し、且つ形状係数SF
1,SF2が、 100≦SF1≦150 100≦SF2≦140 であることを特徴とするトナーを用いることによって達
成される。
【0024】本発明において現像剤の形状係数であるS
F1が100〜150を示す現像剤は良好な流動性を示
す。流動性の一つの指標である凝集度が30%以下、よ
り好ましくは3〜25%の場合には静電潜像担持体であ
る感光体から中間転写体や転写材上への転写効率が極め
て高くなり93%以上の高転写効率が期待できる。仮に
現像剤の形状係数SF1が100〜150を示すもので
あっても、現像剤に極めて流動性の悪い添加剤を添加し
現像剤の流動性が30%を超えると、若干の転写効率の
低下がみられた。逆に凝集度が3%未満の場合には、転
写効率は優れた値を示すが逆に画像周辺に現像剤の飛び
散り現象が発生し好ましくない。このように形状係数S
F1が100〜150を示す現像剤は、特に電子写真プ
ロセスの転写工程に多大の効果をもたらすが、既に述べ
たようにその流動性の良さのため逆に現像剤が規制部材
をすり抜けたり、現像剤担持体上に不均一な偏りを生じ
高画質画像を継続して得ることはむずかしい。
【0025】また、本発明において現像剤の形状係数で
あるSF2が100〜140を示す現像剤は、表面が平
滑なため帯電的に極めてシャープなものとなる。このた
め、SF2の値は特に現像・転写工程における画質に寄
与するが、現像剤に添加した外部添加剤が剥離しやすい
という面も有しており、特に微粒子が帯電力を有しやす
い低湿環境下での制御が難しい。
【0026】そこで本発明においては、上記のような形
状に由来する極めて流動性及び帯電性に優れた現像剤で
あるため、必要以上に現像剤に付加力を与えずに均一に
現像剤担持体上に現像剤をコーティングする必要に迫ら
れ本発明に至った。
【0027】以下本発明を詳細に説明する。
【0028】本発明に用いられる現像剤としては、ルー
ゼックスで測定した形状係数であるSF1,SF2がそ
れぞれ 100≦SF1≦150 100≦SF2≦140 を満足し、且つ現像剤中の分子量分布(Mn)におい
て、Mn<2000となる分子量を有する成分が樹脂分
全量に対し0.01重量%以上10重量%以下存在する
ことを特徴とする。
【0029】本発明に用いられる形状係数を示すSF
1,SF2とは、日立製作所機FE−SEM(S−80
0)を用いトナー像を100個無作為にサンプリング
し、その画像常法はインターフェースを介してニコレ社
製画像解析装置(Luzex3)に導入し解析を行い、
下式より算出し得られた値を本発明においては形状係数
SF1,SF2と定義した。
【0030】
【数3】 [式中、MXLNGは画像上現像剤の絶対最大長を示
し、AREAは現像剤の投影面積を示す。]
【0031】
【数4】 [式中、PELIは画像上現像剤投影像の周辺長を示
し、AREAは現像剤の投影面積を示す。]
【0032】SF1が150を超えると、現像剤は球形
から徐々に不定形に近づき、それにつれて徐々に転写効
率の低下が認められる。そしてトナー表面の帯電性が均
一な重合法トナーの場合、低温低湿下では特に転写され
ずに残ったトナーのドラムへの付着力が強力になるた
め、画像及びトナークリーニング性が悪化する。
【0033】SF2が140を超えると、現像剤は平滑
な表面性を失うため、シャープな帯電性が得られなくな
り、本発明の場合現像機からのトナー飛散が見られるよ
うになる。さらに、低温低湿下では遊離した外添剤が現
像剤担持体に付着してしまうため、画像ムラとして観測
される。
【0034】また、本発明においては現像剤中の分子量
分布(Mn)において、Mn<2000となる分子量を
有する成分が樹脂分全量に対し0.01重量%〜10重
量%存在することが必須である。
【0035】すなわち、本発明の水系媒体中直接重合ト
ナーを得る方法においては、媒体の重合禁止効果等によ
ってそのトナー表面の分子量が小さくなる傾向があり、
特に現像剤中の分子量分布(Mn)において、Mn<2
000となる分子量を有する成分が樹脂分全量に対し1
0重量%を上回るトナーの場合には、トナー表面がかな
り低分子量樹脂として存在する。
【0036】このため、上記のトナーを本発明に用いた
場合にはトナーのスリーブ汚染や単量体のスリーブコー
ト樹脂への移行による帯電不良等が生じる。
【0037】そして特に低温低湿下では、転写されずに
残ったトナーのドラムへの付着力が強力になるため、画
像及びトナークリーニング性が悪化する。
【0038】一方、離型剤を多く含んだ重合法トナーの
場合には、離型剤・樹脂それぞれの体積収縮率が異なる
ため、樹脂側にある程度低分子量成分がないと、製造時
の冷却洗浄工程等でクラック等の割れを生じ、現像転写
性を低下させることが分かってきた。
【0039】このため、本発明のトナーの場合にはMn
<2000となる分子量を有する成分が樹脂分全量に対
し0.01重量%以上存在することが必須となる。
【0040】本発明における低分子量成分の制御方法と
しては、あらかじめMn<2000となる分子量を有す
る樹脂プレポリマーを添加する方法や、重合昇温条件の
制御等の公知の方法によって達成される。
【0041】本発明におけるトナーは、その帯電量と他
のトナー・現像剤担持体上各々への接触はその形状に左
右されることが大きく、帯電量Qと形状係数SF1,S
F2との間に下記の式を満足するときにより低温低湿下
での画質・耐久性がさらに向上する。
【0042】
【数5】
【0043】
【数6】
【0044】更に、重合完了時の残存重合性単量体量が
500ppmを上回ると本発明の構成では、n<200
0となる分子量を有する成分が樹脂分全量に対し5重量
%以上存在することが多いため、同様の観点より残存重
合性単量体量が500ppm以下であることが好まし
い。
【0045】本発明における残存重合性単量体量を50
0ppm以下とする方法については、重合率をアップさ
せる公知の方法、例えば半減期温度の異なる開始剤を2
種添加する方法や油溶性・水溶性開始剤を2種添加する
方法等が使用でき、また公知の蒸留手段等も使用でき
る。
【0046】本発明のトナーにおける他成分について説
明する。
【0047】本発明に用いられる単量体は、公知の単量
体が好ましく用いられる。具体的にはスチレン,o(m
−,p−)−メチルスチレン,m(p−)−エチルスチ
レン等のスチレン系単量体;(メタ)アクリル酸メチ
ル,(メタ)アクリル酸エチル,(メタ)アクリル酸プ
ロピル,(メタ)アクリル酸ブチル,(メタ)アクリル
酸オクチル,(メタ)アクリル酸ドデシル,(メタ)ア
クリル酸ステアリル,(メタ)アクリル酸ベヘニル,
(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル,(メタ)アク
リル酸ジメチルアミノエチル,(メタ)アクリル酸ジエ
チルアミノエチル等の(メタ)アクリル酸エステル系単
量体;ブタジエン,イソプレン,シクロヘキセン,(メ
タ)アクリロニトリル,アクリル酸アミド等のエン系単
量体が好ましく用いられる。これらは、単独または一般
的には出版物ポリマーハンドブック第2版III−P1
39〜192(John Wiley&Sons社製)
に記載の理論ガラス温度(Tg)が、40〜85℃を示
すように単量体を適宜混合し用いられる。理論ガラス転
移温度が40℃未満の場合には、現像剤の保存安定性や
現像剤の耐久安定性の面から問題が生じ、一方85℃を
超える場合は定着点の上昇をもたらし、特にフルカラー
現像剤の場合においては各色現像剤の混色が不十分とな
り色再現性に乏しく、更にOHP画像の透明性を著しく
低下させ高画質の面から好ましくない。
【0048】重合した樹脂の分子量は、GPC(ゲルパ
ーミエーションクロマトグラフィー)により測定され
る。具体的なGPCの測定方法としては、予め現像剤を
ソックスレー抽出器を用いトルエン溶剤で20時間抽出
を行った後、ロータリーエバポレーターでトルエンを留
去せしめ、更に低軟化点物質は溶解するが樹脂は溶解し
得ない有機溶剤例えばクロロホルム等を加え十分洗浄を
行った後、THF(テトラヒドロフラン)に可溶した溶
液をポア径が0.3μmの耐溶剤性メンブランフィルタ
ーでろ過したサンプルをウォーターズ社製150Cを用
い、カラム構成は昭和電工製A−801、802、80
3、804、805、806、807を連結し標準ポリ
スチレン樹脂の検量線を用い分子量分布を測定し得る。
得られた樹脂成分の数平均分子量(Mn)は、5000
〜1,000,000で有り、重量平均分子量(Mw)
と数平均分子量(Mn)の比(Mw/Mn)は、2〜1
00を示す樹脂が本発明には好ましい。
【0049】本発明においては、樹脂中に低軟化点物質
を内包化せしめるため単量体成分の他に更に極性樹脂を
添加せしめることが特に好ましい。本発明に用いられる
極性樹脂としては、スチレンと(メタ)アクリル酸の共
重合体,マレイン酸共重合体,飽和ポリエステル樹脂,
エポキシ樹脂が好ましく用いられる。
【0050】本発明においては、離型作用を付与するた
め樹脂中に低軟化点物質を添加せしめてもよい。
【0051】本発明に用いられる低軟化点物質として
は、ASTM D3418−8に準拠し測定された主体
極大ピーク値が50〜180℃を示す化合物が好まし
い。極大ピーク値が50℃未満であると低軟化点物質の
自己凝集力が弱くなり、結果として耐高温オフセット性
が弱くなり特にフルカラー現像剤には好ましくない。一
方、極大ピーク値が180℃を超えると、現状のところ
軟化点物質の結晶性・分散性が劣化するため定着性・透
明性の面から好ましくない。
【0052】本発明の極大ピーク値の温度の測定には、
例えばパーキンエルマー社製DSC−7を用いる。装置
検出部の温度補正はインジウムと亜鉛の融点を用い、熱
量の補正についてはインジウムの融解熱を用いる。サン
プルはアルミニウム製パンを用い対照用には空パンをセ
ットし、昇温速度10℃/min.で測定を行う。
【0053】具体的にはパラフィンワックス,ポリオレ
フィンワックス,フィッシャートロピッシュワックス,
アミドワックス,エステルワックス,高級脂肪酸及びこ
れらのグラフト/ブロック化合物等が利用できる。
【0054】本発明に用いられる着色剤は、黒色着色剤
としてはカーボンブラック,磁性体,以下に示すイエロ
ー/マゼンタ/シアン着色剤を用い黒色に調色されたも
のが利用される。
【0055】イエロー着色剤としては、縮合アゾ化合
物,イソインドリノン化合物,アンスラキノン化合物,
アゾ金属錯体,メチン化合物,アリルアミド化合物に代
表される化合物が用いられる。具体的には、C.I.ピ
グメントイエロー12、13、14、15、17、6
2、74、83、93、94、95、109、110、
111、128、129、147、168、180等が
好適に用いられる。
【0056】マゼンタ着色剤としては、縮合アゾ化合
物,ジケトピロロピロール化合物,アンスラキノン,キ
ナクリドン化合物,塩基染料レーキ化合物,ナフトール
化合物,ベンズイミダゾロン化合物,チオインジゴ化合
物,ペリレン化合物が用いられる。具体的には、C.
I.ピグメントレッド2、3、5、6、7、23、4
8;2、48;3、48;4、57;1、81;1、1
22、144、146、166、169、177、18
4、185、202、206、220、221、254
が特に好ましい。
【0057】シアン着色剤としては、銅フタロシアニン
化合物及びその誘導体,アンスラキノン化合物,塩基染
料レーキ化合物等が利用できる。具体的には、C.I.
ピグメントブルー1、7、15、15:1、15:2、
15:3、15:4、60、62、66等が特に好適に
利用できる。
【0058】これらの着色剤は、単独又は混合し更には
固溶体の状態で用いることができる。本発明の着色剤
は、色相角,彩度,明度,耐候性,OHP透明性,現像
剤中への分散性の点から選択される。該着色剤の添加量
は、樹脂100重量部に対し1〜20重量部添加して用
いられる。
【0059】黒色着色剤として磁性体を用いた場合に
は、他の着色剤と異なり、樹脂100重量部に対し40
〜150重量部添加して用いられる。
【0060】本発明に用いられる荷電制御剤としては、
公知のものが利用できるが、無色で現像剤の帯電スピー
ドが速く且つ一定の帯電量を安定して維持できる荷電制
御剤が好ましい。更に本発明において直接重合法を用い
る場合には、重合阻害性が無く水系への可溶化物の無い
荷電制御剤が特に好ましい。具体的化合物としては、ネ
ガ系としてサリチル酸、ナフトエ酸、ダイカルボン酸の
金属化合物,スルホン酸、カルボン酸を側鎖に持つ高分
子型化合物,ホウ素化合物,尿素化合物,ケイ素化合
物,カリークスアレーン等が利用でき、ポジ系として四
級アンモニウム塩,該四級アンモニウム塩を側鎖に有す
る高分子型化合物,グアニジン化合物,イミダゾール化
合物等が好ましく用いられる。該荷電制御剤は樹脂10
0重量部に対し0.5〜10重量部が好ましい。しかし
ながら、本発明において荷電制御剤の添加は必須ではな
く、二成分現像方法を用いた場合においては、キャリヤ
ーとの摩擦帯電を利用し、非磁性一成分ブレードコーテ
ィング現像方法を用いた場合においてもブレード部材や
スリーブ部材との摩擦帯電を積極的に利用することでト
ナー中に必ずしも荷電制御剤を含む必要はない。
【0061】本発明に直接重合法を利用する場合には、
重合開始剤として例えば、2,2’−アゾビス−(2,
4−ジメチルバレロニトリル)、2,2’−アゾビスイ
ソブチロニトリル、1,1’−アゾビス(シクロヘキサ
ン−1−カルボニトリル)、2,2’−アゾビス−4−
メトキシ−2,4−ジメチルバレロニトリル、アゾビス
イソブチロニトリル等のアゾ系又はジアゾ系重合開始
剤;ベンゾイルペルオキシド、メチルエチルケトンペル
オキシド、ジイソプロピルペルオキシカーボネート、ク
メンヒドロペルオキシド、2,4−ジクロロベンゾイル
ペルオキシド、ラウロイルペルオキシド等の過酸化物系
重合開始剤が用いられる。該重合開始剤の添加量は、目
的とする重合度により変化するが一般的には単量体に対
し0.5〜20重量%添加され用いられる。重合開始剤
の種類は、重合法により若干異なるが、十時間半減期温
度を参考に、単独又は混合し利用される。
【0062】重合度を制御するため公知の架橋剤,連鎖
移動剤,重合禁止剤等を更に添加し用いることも可能で
ある。
【0063】本発明のトナー製造方法は、水性媒体中で
の重合法を利用するので、用いる分散剤としては、無機
化合物として、リン酸三カルシウム,リン酸マグネシウ
ム,リン酸アルミニウム,リン酸亜鉛,炭酸カルシウ
ム,炭酸マグネシウム,水酸化カルシウム,水酸化マグ
ネシウム,水酸化アルミニウム,メタケイ酸カルシウ
ム,硫酸カルシウム,硫酸バリウム,ベントナイト,シ
リカ,アルミナ,磁性体,フェライト等が挙げられる。
有機化合物として、ポリビニルアルコール,ゼラチン,
メチルセルロース,メチルヒドロキシプロピルセルロー
ス,エチルセルロース,カルボキシメチルセルロースの
ナトリウム塩,デンプン等を水相に分散させて使用でき
る。これら分散剤は、重合性単量体100重量部に対し
て0.2〜2.0重量部を使用することが好ましい。
【0064】これら分散剤は、市販のものをそのまま用
いても良いが、細かい均一な粒度を有する分散粒子を得
るために、分散媒中にて高速撹拌下にて該無機化合物を
生成させることもできる。例えば、リン酸三カルシウム
の場合、高速撹拌下において、リン酸ナトリウム水溶液
と塩化カルシウム水溶液を混合することで懸濁重合法に
好ましい分散剤を得ることができる。
【0065】また、これら分散剤の微細化の為に、0.
001〜0.1重量部の界面活性剤を併用してもよい。
具体的には市販のノニオン,アニオン,カチオン型の界
面活性剤が利用でき、例えば、ドデシルベンゼン硫酸ナ
トリウム,テトラデシル硫酸ナトリウム,ペンタデシル
硫酸ナトリウム,オクチル硫酸ナトリウム,オレイン酸
ナトリウム,ラウリル酸ナトリウム,ステアリン酸カリ
ウム,オレイン酸カルシウム等が挙げられる。
【0066】各種トナー特性付与を目的とした添加剤と
しては、トナー中に、あるいはトナーに添加した時の耐
久性の点から、トナー粒子の体積平均径1/10以下の
粒径であることが好ましい。この添加剤の粒径とは、電
子顕微鏡におけるトナー粒子の表面観察により求めたそ
の平均粒径を意味する。これら特性付与を目的とした添
加剤としては、例えば、以下のようなものが用いられ
る。
【0067】1)流動性付与剤:金属酸化物(酸化ケイ
素,酸化アルミニウム,酸化チタンなど)・カーボンブ
ラック・フッ化カーボンなど。それぞれ、疎水化処理を
行ったものが、より好ましい。
【0068】2)研磨剤:金属酸化物(チタン酸ストロ
ンチウム,酸化セリウム,酸化アルミニウム,酸化マグ
ネシウム,酸化クロムなど)・窒化物(窒化ケイ素な
ど)・炭化物(炭化ケイ素など)・金属塩(硫酸カルシ
ウム,硫酸バリウム,炭酸カルシウム)など。
【0069】3)滑剤:フッ素系樹脂粉末(フッ化ビニ
リデン,ポリテトラフルオロエチレンなど)・脂肪酸金
属塩(ステアリン酸亜鉛,ステアリン酸カルシウムな
ど)など。
【0070】4)荷電制御性粒子:金属酸化物(酸化
錫,酸化チタン,酸化亜鉛,酸化ケイ素,酸化アルミニ
ウムなど)・カーボンブラックなど。
【0071】これら添加剤は、トナー粒子100重量部
に対し、0.1〜10重量部が用いられ、好ましくは、
0.1〜5重量部が用いられる。これら添加剤は、単独
で用いても、また、複数併用しても良い。
【0072】本発明のトナー製造方法においては、以下
の如き製造方法によって具体的にトナーを製造すること
が可能である。
【0073】即ち、重合性単量体中に低軟化点物質から
なる離型剤,着色剤,荷電制御剤,重合開始剤その他の
添加剤を加え、ホモジナイザー,超音波分散機等によっ
て均一に溶解又は分散せしめた単量体系を、分散安定剤
を含有する水相中に通常の撹拌機またはホモミキサー,
ホモジナイザー等により分散せしめる。好ましくは単量
体液滴が所望の現像剤粒子のサイズを有するように撹拌
速度,時間を調整し、造粒する。その後は分散安定剤の
作用により、粒子状態が維持され、且つ粒子の沈降が防
止される程度の撹拌を行えば良い。重合温度は40℃以
上、一般的には50〜90℃の温度に設定して重合を行
うのが良い。また、重合反応後半に昇温しても良く、更
に、現像剤定着時の臭いの原因等となる未反応の重合性
単量体、副生成物等を除去するために反応後半、又は、
反応終了後に一部水系媒体を留去しても良い。反応終了
後、生成した現像剤粒子を洗浄・濾過により回収し、乾
燥する。懸濁重合法においては、通常単量体系100重
量部に対して水300〜3000重量部を分散媒として
使用するのが好ましい。
【0074】このように、本発明のトナーは非磁性一成
分現像方法において優れた特性を示すが、以下に示す現
像方法により、その効果は一層高められる。
【0075】本発明の現像方法に用いられる現像剤担持
体は、 平均表面粗度Raが0.1〜2.1μmであり、 表面の凹凸の平均間隔Smが30〜70μmであり、 該平均表面粗度Raとの間にRa/Sm≦0.5の式
が成り立つ表面を有し且つ、 一成分現像剤に対して逆帯電性の樹脂及びグラファイ
トを含有した樹脂被覆層を形成していることを特徴とす
る。
【0076】Ra及びSmとは、JIS−B 0601
に記載される算術平均粗さ及び凹凸の平均間隔を規定す
る値で次式により求められる(図2参照)。
【0077】
【数7】
【0078】
【数8】
【0079】Raが0.1μmより小さいと、現像剤の
搬送性が不充分なため本発明のトナーを用いても現像剤
担持体上の濃度ムラが激しくなる。そして低温低湿下で
は現像剤担持体上のトナーの帯電量が高くなる傾向のた
めに、一層画像にムラとして影響がでる。Raが2.1
μmを超えると、現像剤の搬送性には優れるもののブレ
ード等の現像剤搬送量規制部における規制力が大きくな
りすぎるために、外部添加剤が摺擦による劣化を受けて
耐久時の画質が低下する。
【0080】Smが70μmより大きくなると、現像剤
担持体上へ現像剤が保持され難くなるために画像濃度が
低くなってしまう。このSmの与える原因について詳細
は不明であるが、現像剤担持体の搬送量規制部等で現像
剤担持体との滑りが起こっていることから、凹凸の間隔
が広くなりすぎると現像剤が密にパッキングされた塊と
して作用し、その力が現像剤担持体−現像剤間の保持力
を上回ると考えられる。また、これは低湿下においての
ムラが担持体上で塊状になることからも類推される。S
mが30μm未満であると、担持体表面の凹凸の多くが
現像剤平均粒径より小さくなるため、凹部に入り込む現
像剤に粒度選択性が生じ、現像剤微粉による融着が発生
しやすくなる。
【0081】本発明におけるRa,Smの測定は、接触
式表面粗さ測定器SE−3300(小坂研究所社製)を
用い、基準長さ0.8mm,評価長さ4.0mmでJI
S−B0601に準拠して行った。
【0082】本発明の所定の表面粗さを有する現像剤担
持体を製造する方法としては、例えば不定形・定形粒子
を砥粒として用いたサンドブラスト法、スリーブ円周方
向に凹凸を形成するためにサンドペーパーでスリーブ面
を軸方向に擦るサンドペーパー法、化学処理による方
法、弾性樹脂でコート後樹脂凸部を形成する方法等を用
いることができる。
【0083】本発明の現像剤担持体の材質としては、公
知の芯材、例えばアルミ・ステンレス・ニッケル等の金
属や天然ゴム・シリコーンゴム・ウレタンゴム・ネオプ
レンゴム・ブタジエンゴム・クロロプレンゴム等の弾性
体上に、逆帯電性の樹脂及びグラファイトを含有した樹
脂被覆層を形成することを特徴とする。
【0084】流動性に優れる重合法トナーの帯電性を、
ブレードのみで付与させるときは、すり抜けを防ぐため
に必然的にブレードの規制力は強いものとなるが、本発
明においては軽負荷にする必要性があるため不十分とな
る。そのため、特に低温低湿下での耐久時にブレード規
制部よりトナー飛散が生じてしまう。
【0085】そこで本発明においてはトナーと逆帯電性
の樹脂をスリーブコートし、スリーブに帯電付与能を与
えることが必須となる。
【0086】本発明における逆帯電性の樹脂とは、従来
二成分現像におけるキャリアコート材として知られる公
知の材料ならばどのようなものでも良く、例えば(スチ
レン−)メチルメタクリレート樹脂、スチレン−ブタジ
エン樹脂等のスチレンアクリル系樹脂、アミン変性シリ
コーン樹脂等が挙げられるが、塗工における粘性等の問
題から、分子量(Mw)1,000,000以下である
ことが好ましい。
【0087】また、逆帯電性の樹脂のみでは低湿環境下
で使用するとチャージアップする為、特にスリーブ表面
近傍での電荷を逃がすために、樹脂中にグラファイトが
分散されていることが好ましい。
【0088】グラファイトはさらに固体潤滑性も有して
いるので、添加剤・微粉トナーのスリーブへの付着力を
低下させるのにも効果がある。
【0089】本発明における凝集度の測定方法について
述べる。
【0090】本発明における凝集度は、パウダーテスタ
ー(ホソカワミクロン株式会社製PT−D型)により以
下の方法をとって測定した。測定環境を23℃,60%
RHとする。
【0091】(1)トナーを測定環境下に12時間放置
した後5.0gを正確に計り取る。
【0092】(2)振動台に、上から60メッシュ(目
開き250μm)、100メッシュ(目開き150μ
m)、200メッシュ(目開き75μm)のふるいを重
ねてセットする。
【0093】(3)精秤した5.0gのトナーを静かに
ふるい(100メッシュ上)にのせ、DC1.7〜1.
75Vで15秒間振動させる。
【0094】(4)静かに各ふるいの上に残ったトナー
量を精秤する。
【0095】
【数9】
【0096】次に、本発明における粒度分布測定につい
て述べる。
【0097】測定装置としてはコールターカウンターT
A−II型(コールター社製)を用い、個数平均分布、
重量平均分布を出力するインターフェイス(日科機製)
及びCX−1パーソナルコンピューター(キヤノン製)
を接続し電解液は1級塩化ナトリウムを用いて1%Na
Cl水溶液を調製する。
【0098】測定法としては前記電解水溶液100〜1
50ml中に分散剤として界面活性剤、好ましくはアル
キルベンゼンスルホン酸塩を0.1〜5ml加え、さら
に測定試料を0.5〜50mg加える。試料を懸濁した
電解液は、超音波分散器で約1〜3分間分散処理を行
い、前記コールターカウンターTA−II型により、ア
パチャーとして100μmアパチャーを用いて2〜40
μmの粒子の粒度分布を測定して重量平均分布,個数平
均分布を求める。
【0099】次に分子量の測定方法について述べる。樹
脂の分子量は、GPC(ゲルパーミエーションクロマト
グラフィー)により測定される。
【0100】具体的なGPCの測定方法としては、予め
現像剤をソックスレー抽出器を用いトルエン溶剤で20
時間抽出を行った後、ロータリーエバポレーターでトル
エンを留去せしめ、さらに離型剤等の低軟化点物質は溶
解するが樹脂は溶解し得ない有機溶剤(例えばクロロホ
ルム等)で充分洗浄又は抽出を行った後、THF(テト
ラヒドロフラン)に可溶した溶液をポア径が0.3μm
の耐溶剤性メンブランフィルターで濾過したサンプルを
ウォーターズ社製150Cを用い、カラム構成は昭和電
工製A−801、802、803、804、805、8
06、807を連結し標準ポリスチレン樹脂の検量線を
用い分子量を測定する。
【0101】次に本発明における残留重合性単量体の測
定方法を述べる。
【0102】残留重合性単量体の定量は、トナー0.2
gをTHF2mlに添加し、超音波分散器(ヤマト科学
社製)にて15分間溶解,分散させたものをガスクロマ
トグラフィーにて以下の条件で内部標準法にて測定し
た。
【0103】 G.C.条件 測定装置:島津GC−15A(キャピラリー付き) キャリア:N2 2kg/cm2 50ml/分 split比 1:60,30/ カラム :ULBON HR−1 50mm×0.25mm 昇温条件:50℃ 5分間 hold ↓ 10℃/分 100℃ ↓ 20℃/分 200℃ hold 試料量 :2μl 標示物質:トルエン
【0104】次に本発明における摩擦帯電量測定方法に
ついて述べる。
【0105】図3はトナーのトリボ電荷量を測定する装
置の説明図である。
【0106】まず、測定する現像剤を準備する。
【0107】摩擦帯電量を測定しようとするトナーとキ
ャリアの混合物を50〜100ml容量のポリエチレン
製のビンに入れ、約5分手で振とうして帯電現像剤とす
る。
【0108】ここで測定するものがトナーの場合、該キ
ャリアは酸化還元鉄粉キャリア(TEFV:250メッ
シュパス350メッシュオン;パウダーテック)とし、
トナーとキャリアの重量比は7:93とする。
【0109】次に底に500メッシュのスクリーン3の
ある金属製の測定容器2に、該混合物(現像剤)W
0(g:約0.5〜1.5g)を入れ金属製のふた4を
する。このときの測定容器2全体の重量を秤りW
1(g)とする。次に吸引機1(測定容器2と接する部
分は少なくとも絶縁性)において、吸引口7から吸引し
風量調節弁6を調整して真空計5の圧力を2450hP
aとする。この状態で充分、好ましくは2分間吸引を行
いトナーを吸引除去する。
【0110】このときのトナーの摩擦帯電特性を示す帯
電量Q(mC/kg)はトナー100%補正をすると下
記のように定義される。
【0111】
【数10】 (V(ボルト):電位計9の電位、C(μF):8のコ
ンデンサー容量、W2(g):吸引後の測定容器の重
量、T:トナー/キャリア比)
【0112】
【実施例】本発明を以下の実施例により具体的に説明す
る。
【0113】実施例1 CLC500(キヤノン製)の現像器中で用いられてい
るスリーブ(材質:SUS、日立金属社製、25φ)の
表面を、 ・ジメチルアミン変性メチルメタクリレート 20重量部 (Mw=56000) ・グラファイト(9μm) 9重量部 ・カーボン(<0.1μm) 1重量部 ・トルエン 60重量部 の分散液で塗工/焼付処理し、Ra=0.25μm,S
m=50μmのスリーブを得た。
【0114】本実施例に用いる現像剤は、次の如くして
調製した。高速撹拌装置TK−ホモミキサーを備えた2
リットル用四つ口フラスコ中にイオン交換水710重量
部と0.1モル/リットル−Na3PO4水溶液450重
量部を添加し回転数を12000回転に調製し、65℃
に加温せしめた。ここに1.0モル/リットル−CaC
2水溶液68重量部を徐々に添加し微小な難水溶性分
散剤Ca3(PO42を含む分散媒系を調製した。一
方、分散質系は、
【0115】 スチレン単量体 165重量部 n−ブチルアクリレート単量体 35重量部 C.I.ピグメントブルー15:3 14重量部 飽和ポリエステル 10重量部 (テレフタ−ル酸−プロピレンオキサイド変性ビスフェノールA 酸価15,ピーク分子量6000) サリチル酸金属化合物 2重量部 エステルワックス 60重量部 (DSCにおけるピーク温度59.4℃) 上記混合物をアトライターを用い3時間分散させた後、
重合開始剤である2,2’−アゾビス(2,4−ジメチ
ルバレロニトリル)10重量部を添加した分散物を得、
上記分散媒中に投入し、回転数を維持しつつ15分間造
粒した。その後高速撹拌器からプロペラ撹拌羽根に撹拌
器を変え、内温を80℃に昇温させ50回転で重合を1
0時間継続させた。重合終了後スラリーを冷却し、希塩
酸を添加し分散剤を除去せしめた。更に洗浄し乾燥を行
うことでコールターカウンターで測定したシアン現像剤
の重量平均径は、6.2μmであり、個数変動係数が2
7%であり、SF1が104、SF2が102、残スチ
レンが120ppm、分子量測定によるMn<2000
の存在比は2%であった。
【0116】得られたシアントナーに疎水性酸化チタン
微粉末を2重量%外添し流動性に優れた(凝集度20
%)シアントナーを調製した。
【0117】
【数11】
【0118】このシアントナーを上記の樹脂コートスリ
ーブを組み込んだ図1に示す一成分用現像器に充填し、
低温低湿環境(15℃,10%RH)にてOPC感光ド
ラムを有するフルカラー複写機CLC500の改造機を
用いて1000枚の耐久試験を行った。
【0119】転写効率は97%であり、変動及び画像濃
度のムラもなく、鮮明且つ定着性に優れた画像が安定し
て得られた。また現像スリーブ表面のトナー成分の融着
も認められなかった。
【0120】実施例2 実施例1の中で、重合時の昇温条件を、80℃で10時
間撹拌から70℃で4時間撹拌後80℃で3時間撹拌に
変えた他は実施例1と同様に処理して、シアン現像剤を
得た。
【0121】得られたシアン現像剤の重量平均径は6.
1μmであり、個数変動係数が31%であり、SF1が
106、SF2が104、残スチレンが1040pp
m、分子量測定によるMn<2000の存在比は4.7
%であった。
【0122】
【数12】
【0123】このシアントナーを実施例1と同様に、低
温低湿環境(15℃,10%RH)にてOPC感光ドラ
ムを有するフルカラー複写機CLC500の改造機を用
いて1000枚の耐久試験を行った。
【0124】転写効率は93%と実施例1と比較してや
や劣るが、変動及び画像濃度ムラもなく、鮮明且つ定着
性に優れた画像が安定して得られた。また現像スリーブ
表面のトナー成分の融着も認められなかった。
【0125】比較例1 実施例1に示したSUS製スリーブの表面粗さがRa=
4.2μm,Sm=5.3μm,Ra/Sm=0.79
であるものを用い、実施例1と同様に樹脂をコートして
Ra=3.9μm,Sm=5.8μm,Ra/Sm=
0.67の樹脂コートスリーブを得た。
【0126】得られた樹脂コートスリーブを用いて、実
施例1と同様に調製した非磁性一成分現像剤を使用した
耐久試験を行った。
【0127】評価の400枚目当たりから現像スリーブ
表面のトナーコート状態が不安定となり、得られる画像
には濃度のムラが観測されるようになった。
【0128】比較例2 粉砕法を利用し、以下の処方でトナーを作製した。
【0129】 スチレン−nブチルアクリレート共重合体 200重量部 C.I.ピグメントブルー15:3 12重量部 t−ブチルサリチル酸金属化合物 4重量部 エステルワックス 5重量部 上記組成物をエクストルーダーを用いて十分混練後、冷
却・粗粉砕し、ジェット流を用いて衝突板に衝突微粉砕
し、気流式分級機械で分級し、重量平均径が6.3μm
で個数変動係数が41%であり、SF1が154、SF
2が142、残モノマー40ppm、分子量測定による
Mn<2000の存在比は2.7%であった。
【0130】
【数13】
【0131】このシアントナーを用いて、実施例1と同
様に調製した非磁性一成分現像剤を使用して耐久試験を
行った。
【0132】転写効率は77%であり、実施例1と比較
するとかなり低かった。また現像スリーブ表面にトナー
成分の融着が900枚付近より認められた。
【0133】実施例3 実施例1に示したSUS製スリーブの表面に、下記処方
に調製した樹脂を塗工・焼き付け処理し、樹脂コートス
リーブを作製した。
【0134】 アミン変性シリコーン樹脂(Mw=61000) 20重量部 グラファイト(9μm) 10重量部 カーボン(<0.1μm) 1重量部 シリコーン樹脂(20μm) 0.1重量部 トルエン 100重量部
【0135】得られた樹脂コートスリーブの表面粗さ
は、Ra=1.3μm,Sm=49μm,Ra/Sm=
0.03であった。
【0136】得られた樹脂コートスリーブを用いて、実
施例1と同様に調製した非磁性一成分現像剤を使用して
耐久試験を行った。
【0137】転写効率は90%であり、変動及び画像濃
度ムラも少なく、鮮明且つ定着性に優れた画像が安定し
て得られた。また現像スリーブ表面のトナー成分の融着
も認められなかった。
【0138】実施例4 実施例1で得られたトナー粒子に疎水性シリカ微粉末2
重量%と酸化アルミ微粉末を0.1重量%外添し流動性
に優れた(凝集度24%)シアントナーを調製した。
【0139】
【数14】
【0140】このシアントナーを実施例1と同様に、低
温低湿環境(15℃,10%RH)にてOPC感光ドラ
ムを有するフルカラー複写機CLC500の改造機を用
いて1000枚の耐久試験を行った。
【0141】転写効率は86%であり、画質も実施例1
と比較してやや劣るが、変動及び画像濃度のムラもな
く、鮮明且つ定着性に優れた画像が安定して得られた。
また現像スリーブ表面のトナー成分の融着も認められな
かった。
【0142】比較例3 実施例1の処方の中で開始剤の処方を2,2’−アゾビ
ス(2,4−ジメチルバレロニトリル)0.5重量部及
び過硫酸カリウム4重量部に変更したほかは全て同様の
操作を行い、低分子量成分の多いトナーを得た。このト
ナーは、重量平均径が6.6μmで個数変動係数が41
%であり、SF1が110、SF2が112、残モノマ
ーが250ppm、分子量測定によるMn<2000の
存在比は10.9%であった。
【0143】
【数15】
【0144】このシアントナーを用いて、実施例1と同
様に調製した非磁性一成分現像剤を使用して耐久試験を
行った。すると、耐久400枚目あたりからスリーブ汚
染によるとみられる画像ムラがみられ、さらに800枚
目付近よりクリーニング不良が観測された。
【0145】
【発明の効果】本発明によれば、低温低湿環境下で耐久
を行なった場合でも画像濃度ムラ・カブリ等が無く、画
質・定着性に優れた画像が得られる上、現像剤担持体上
に現像剤融着や外部添加剤付着の生じないトナーを得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ブレードコート方式による現像装置の一例を示
す説明図である。
【図2】現像剤担持体表面の模式図である。
【図3】トナー及び着色剤のトリボ電荷量を測定する装
置の説明図である。
【符号の説明】
11 現像剤担持体(現像スリーブ) 12 トナー 13 容器 14 潜像担持体(感光体) 15 ブレード(現像剤層規制部材)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年8月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】
【数1】 が成り立つことを特徴とする請求項1に記載のトナー。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項4
【補正方法】変更
【補正内容】
【数2】 が成り立つことを特徴とする請求項3に記載の現像方
法。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0041
【補正方法】変更
【補正内容】
【0041】本発明におけるトナーは、その帯電量と他
のトナー・現像剤担持体上各々への接触はその形状に左
右されることが大きく、帯電量の絶対値Qと形状係数S
F1,SF2との間に下記の式を満足するときにより低
温低湿下での画質・耐久性がさらに向上する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0117
【補正方法】変更
【補正内容】
【0117】
【数11】
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0122
【補正方法】変更
【補正内容】
【0122】
【数12】
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0130
【補正方法】変更
【補正内容】
【0130】
【数13】
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0139
【補正方法】変更
【補正内容】
【0139】
【数14】
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0143
【補正方法】変更
【補正内容】
【0143】
【数15】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非磁性一成分系現像剤に対して逆帯電性
    の樹脂及びグラファイトを含有した樹脂被覆層を有する
    現像剤担持体上に、ブレードで現像剤層を規制しつつ非
    磁性一成分現像剤を担持して、像担持体と対向した現像
    部へと搬送し、前記現像部で前記現像剤により前記像担
    持体の静電荷像を現像する現像方法に供するトナーにお
    いて、 前記トナーは、少なくとも水系媒体中で重合性単量体と
    着色剤を含む単量体組成物を重合して得られたトナーで
    あり、 該トナーは分子量分布(Mn)において、Mn<200
    0となる分子量を有する成分が樹脂分全量に対し0.0
    1重量%〜10重量%存在し、 且つ形状係数SF1,SF2が、 100≦SF1≦150 100≦SF2≦140 であることを特徴とするトナー。
  2. 【請求項2】 該トナーの帯電量QとSF1,SF2と
    の間に 【数1】 が成り立つことを特徴とする請求項1に記載のトナー。
  3. 【請求項3】 現像剤担持体上に、ブレードで現像剤層
    を規制しつつ該トナーを担持して、像担持体と対向した
    現像部へと搬送し、前記現像部で前記現像剤により前記
    像担持体上の潜像を現像する方法において、 該現像剤担持体は、平均表面粗度Raが0.1〜2.1
    μm、表面の凹凸の平均間隔Smが30〜70μmであ
    り、該平均表面粗度Raとの間にRa/Sm≦0.5の
    式が成り立つ表面を有しており、 該トナーは請求項1に記載のトナーであることを特徴と
    する現像方法。
  4. 【請求項4】 該トナーの帯電量QとSF1,SF2と
    の間に 【数2】 が成り立つことを特徴とする請求項3に記載の現像方
    法。
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