JPH083281Y2 - 婦人靴 - Google Patents

婦人靴

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Publication number
JPH083281Y2
JPH083281Y2 JP1989006272U JP627289U JPH083281Y2 JP H083281 Y2 JPH083281 Y2 JP H083281Y2 JP 1989006272 U JP1989006272 U JP 1989006272U JP 627289 U JP627289 U JP 627289U JP H083281 Y2 JPH083281 Y2 JP H083281Y2
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JP
Japan
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shoe
center line
heel
toe
women
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JP1989006272U
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JPH02141201U (ja
Inventor
修一 岡田
Original Assignee
株式会社千趣会
修一 岡田
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の技術分野 この考案は、靴の形状を足形に即して形成することに
よって、婦人靴の場合に特に問題になっている外反拇指
を防止できるようにした婦人靴に関する。
従来の技術 一般の婦人靴は、第6図に示すように、つま先と踵部
を結ぶ靴底の中心線X−X′が左右の足で互いに平行す
るように、真っ直ぐ身体の前方を向き、この中心線X−
X′に対してつま先と甲部とがそれぞれ対称形に近い形
に形成されている。このような靴を履くと、第6図に略
示するように、足の外側の指と共に第1指(拇指)が付
け根から内側へそれぞれ折り曲げられるように圧迫さ
れ、長期間の着用によって一般に言われている外反拇指
の変形を生ずる。
上記のような弊害を防止するために、例えば実開昭63
-83007号公報のように、靴の甲皮の裏側に突出させたス
ペーサを拇指と第2指との間に介入させるようにしたも
のとか、例えば実開昭63-36304号公報のように、土踏ま
ず位置位から甲幅が最も広くなる位置の中央を通るよう
にして靴の中心線を外側に湾曲させるようにした婦人靴
が提案されている。
考案が解決しようとする課題 外反拇指を防止するようにした従来例の前者は、甲皮
の裏側に突出するスペーサに阻まれて靴の内側面に足指
が圧迫されることには変わりがなく、変形が各指に分散
することが考えられても根本的な解決とはならない上
に、婦人靴で最も嫌われる靴幅の増大を招くという欠点
がある。
その点後者は、靴幅には変わりがないので、前者のよ
うな弊害は生じないが、靴の前半部のみを外側に湾曲さ
せるという不自然さがあるので、履き心地が損なわれ
る。したがって、どちらかといえば外反拇指の予防より
も症状を起こした人向けの婦人靴ということができる。
そのために、現在外反拇指症状を起こしている人にも
着用されるが、将来そのような症状を起こすことが考え
られる人にも履き心地良く着用されて予防効果を発揮で
きるようにする婦人靴を提供することがこの種の靴にお
いて解決すべき課題となっていた。
課題を解決するための手段 そこで本考案は、つま先と踵部を結ぶ中心線を内股の
方向に適宜の角度傾斜させることによって、靴底のつま
先を足の拇指側に偏らせ、甲幅の両側縁部を上記中心線
に対し左右非対称形に形成するとともに、接地面の中心
がほぼ前記中心線上に位置するように内側に偏らせたヒ
ールを具えたことを特徴とする婦人靴本を提供するもの
である。
作用 本考案婦人靴は、つま先と踵部を結ぶ中心線を内股の
方向に適宜の角度傾斜させて、靴底のつま先を足の拇指
側に偏らせたので、拇指が靴の内側面部によって圧迫さ
れる率が低くなり、甲幅の両側縁部を上記中心線に対し
左右非対称形に形成したので、中心線をつま先側のみで
湾曲させた場合のような違和感がなく、従来一般の婦人
靴のようなつま先の内側からの一方的な圧迫が回避され
る。また、ヒールの接地面の中心を前記中心線上に位置
させて従来の靴よりも内側に偏心させたので、踵にかか
る重心の安定性が良好になり、履き心地性が向上する。
本考案は以上のようにして前記従来の諸欠点を除去し
たものである。
実施例 以下に本考案の実施例を図面について説明する。
図において1は靴底、2はつま先、3は踵部、A−
A′はつま先2と踵部3とを直線で結ぶ靴底1の中心
線、X−X′は従来の一般の靴における靴底の中心線
で、本考案の上記中心線A−A′は図示した実施例にお
いて、従来の中心線X−X′に比べて約2°内股の方向
に傾斜している。したがって、上記つま先2は従来品に
くらべて足の拇指側に偏って形成されている。
また、B−B′は靴底1の幅が最も広くなる甲幅、4
は甲幅B−B′の両側縁部で、足の拇指側の側縁部4は
偏ったつま先2に向けて直線に近く膨らみが少ない。他
方の側縁部4はつま先2に向けて緩く傾斜し大きな膨ら
みを形成し、左右の側縁部4は中心線A−A′に対して
非対称形に形成されている。なお、甲幅B−B′の長さ
は従来のものと同じである。
この靴底1は上記のように各部を形成することによっ
て、第1図に示すように靴幅を増すことなく足形に即し
た形状を具え、それによって足先に無理が少なく、足形
の方向とも合致した良好な履き心地を生ずる。
一方、前記踵部3に取り付けるヒール5は、第3図に
示すように、従来の踵部の垂直中心線Y−Y′に対して
左右対称形に形成されているのに対して、本考案におい
ては、垂直中心線Y−Y′に対し、非対称形に形成され
おり、踵部3に取り付けた場合に、第2図に示すよう
に、その接地面5′の中心は前記中心線A−A′にほぼ
一致し、従来の中心線X−X′よりも内側に偏るように
具えられている。
本考案の婦人靴は、前記のように靴底1を形成し、上
記のようにヒール5を取り付けているので、前記のよう
に拇指が靴の内側面側から圧迫されることが少なく、つ
ま先における両側からの圧迫も少ない上に、つま先の偏
りに準じてヒール5の接地面5′の中心も同方向に偏心
しているので、きわめて履き心地が良い。そして安定し
た歩行ができる。
なお図中、6は第2、4図に示すように、つま先2と
踵部3との中間に設けたアーチクッション部、7は第4
図に示すように靴底1に嵌合した全面中敷で、この中敷
7は第5図に示すように、中間に吸湿層8と緩衝層9と
を同順に上下に介在させて表裏面と共にラミネートし、
一体形成してなる。10は第2図に示すように靴底1の裏
面に形成した滑り難い軟質構造面で、靴の接地を軟らか
くすることによって、特に滑り易いPタイル床面が多い
オフィス等での室内履に好適するようにした場合のもの
である。
本考案婦人靴は上記のように構成することによって更
に履き心地が良好になり、長時間履いても疲労の蓄積を
少なくすることができる。
考案の効果 前記のように構成した本考案によれば、靴底の甲幅を
増すことなくつま先部分の足形に即した底を有する外反
拇指回避用の婦人靴を製作できるとともに、ヒールの接
地面の中心をつま先部分の足形に準じて偏心させること
によって、踵部に加わる荷重の重心にヒールの位置を偏
心させたので、従来のこの種の靴における履き心地を改
良してきわめて履き心地の良い婦人靴を提供することが
できる。
したがって、現に外反拇指を有する人のみに限らず、
この靴の着用によって何の抵抗もなく外反拇指症を回避
できるというきわめて優れた実用的効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に使用する靴底と足との関係を
略示する平面図、第2図は同上の靴底を用いた婦人靴の
裏面図、第3図は同上の靴に使用するヒールを従来例と
比較する説明図、第4図は実施例の外観を示す斜視図、
第5図は実施例に使用した全面中敷の構造を略示する拡
大断面図、第6図は実施例に対応する従来例の靴底と足
との関係を略示する平面図である。 1……靴底、2……つま先、3……踵部、B−B′……
甲幅、X−X′……中心線、4……側縁部、5……ヒー
ル、5′……接地面、H……従来のヒール、Y−Y′…
…踵部の中心線、6……アーチクッション部、7……全
面中敷、8……吸湿層、9……緩衝層、10……軟質構造
面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】つま先2と踵部3を結ぶ中心線A−A′を
    内股の方向に適宜の角度傾斜させることによって、靴底
    1のつま先2を足の拇指側に偏らせ、甲幅B−B′の両
    側縁部4を上記中心線A−A′に対し左右非対称形に形
    成するとともに、接地面5′の中心がほぼ前記中心線A
    −A′上に位置するように内側に偏らせたヒール5を具
    えたことを特徴とする婦人靴。
JP1989006272U 1989-01-23 1989-01-23 婦人靴 Expired - Lifetime JPH083281Y2 (ja)

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JP1989006272U JPH083281Y2 (ja) 1989-01-23 1989-01-23 婦人靴

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JP1989006272U JPH083281Y2 (ja) 1989-01-23 1989-01-23 婦人靴

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Publication Number Publication Date
JPH02141201U JPH02141201U (ja) 1990-11-27
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS61111302U (ja) * 1984-12-25 1986-07-14
JPS6336304U (ja) * 1986-08-27 1988-03-09
JPS6348166Y2 (ja) * 1986-11-17 1988-12-12
JPS63202303U (ja) * 1987-06-18 1988-12-27

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