JPH08327696A - 試験装置 - Google Patents

試験装置

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JPH08327696A
JPH08327696A JP7130185A JP13018595A JPH08327696A JP H08327696 A JPH08327696 A JP H08327696A JP 7130185 A JP7130185 A JP 7130185A JP 13018595 A JP13018595 A JP 13018595A JP H08327696 A JPH08327696 A JP H08327696A
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vacuum chamber
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Kouichi Sodeki
浩一 袖木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な動作で、真空チャンバ内の試料搭載台
に搭載されている複数の試料を交換する。 【構成】 真空チャンバ内に在る可動型試料搭載台46
は、2つの試料が搭載されると共に、ガイド棒53をガ
イド溝61に挿通して試料搭載台収納部45内に収納さ
れる。そして、試料搭載台駆動部50によって駆動棒4
9を介して水平方向に移動されて、V字形のガイド溝6
1に案内されて垂直方向にも移動される。こうして、可
動型試料搭載台46が最上位に位置する場合には、試料
48a,48bの一方が試験位置に在ってLSIテスタヘ
ッドと電気的に接続され、可動型試料搭載台46が最下
位に在る場合には何れの試料も試験位置に無くてLSI
テスタヘッドと離間する。つまり、可動型試料搭載台4
6を水平方向に移動させるだけで、試料48aと試料4
8bとの交換を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、真空チャンバ内にお
いて被試験体を順次試験する試験装置であって、特にL
SI(大規模集積回路)ディバイスの回路動作の試験を行
う電子ビームテスタに関する。
【0002】
【従来の技術】最近のLSIディバイスの試験において
は、高集積度化に伴って、チップ素子内部のパターンは
線幅1μm以下の超微細寸法になっていることから、機
械的な探針法によるプロービングでは素子内のパターン
を破壊する危険性がある。そのために、直接LSIディ
バイスに接触せずにパターンにプローブして、回路動作
を試験できる電子ビームテスタが実用化されている。
【0003】従来、上記電子ビームテスタとして、図1
0に示すようなものがある(特開昭62−88332号
公報)。この電子ビームテスタは、試料(LSIディバイ
ス)を高真空中にセットし、LSIテスタからのLSI
制御用の信号の供給を受けながらLSIに電子ビームを
照射して、発生する二次電子のエネルギーが配線の電位
によって変化することを利用して回路動作状態を表す各
種のパラメータを測定するものである。
【0004】すなわち、図10(a)において、電子ビー
ム照射装置1は、後述するLSIディバイス2に電子ビ
ームを照射する。真空チャンバ3は、後述する台4に対
して移動可能なケース5と、このケース5と台4との間
におけるケース5側に設けられてケース5内の気密を保
つ真空シール部材6とを有している。上記LSIディバ
イス2は被試験体の1つであって、電子ビームが照射さ
れて性能試験が行われるものである。
【0005】ソケット搭載台10上に搭載されたソケッ
ト7には、上記LSIディバイス2の端子が挿入されて
LSIディバイス2が電気的に接続される。テストヘッ
ド8は、移動装置(図示せず)によって台4に対して上下
動可能であり、電線9およびソケット7を介してLSI
2に駆動信号を入力してその駆動信号に対するLSIデ
ィバイス2からの出力を監視し、LSIディバイス2の
良否を評価するのである。
【0006】上記台4は、X−Y駆動装置(図示せず)に
接続されて水平移動可能に設けられており、LSIディ
バイス2上における電子ビームの照射位置を順次移動す
る。テストヘッド8とソケット7とを接続する電線9は
収納ケース11内に収納される。この収納ケース11は
テストヘッド8上に固定されており、ソケット搭載台1
0をテストヘッド8に対して固定すると共に、台4に密
着して台4との隙間を無くして真空チャンバ3の気密を
保持する。真空シール12は収納ケース11内の電線9
を真空状態に保持する。
【0007】図10(b)は、図10(a)におけるA−A矢
視断面図である。図10(b)において、上記収納ケース
11は円形断面である。そして、電線9はソケット7の
端子に接続し易いように配列されている。また、収納ケ
ース11と真空シール12は、真空チャンバ3内に空気
が侵入することを阻止する構成になっている。
【0008】ところが、上記電子ビームテスタでは、試
料搭載台である台4上に1度に1つの試料しかセットで
きない。したがって、LSIデバイス評価解析を複数の
試料に対して行う場合には、試料搭載台への試料の取り
付け(つまりは、真空チャンバの大気開放)を複数回行わ
ねばならず、真空チャンバ3の真空状態の回復に時間が
掛かり多大の時間ロスを強いられるという欠点がある。
【0009】そこで、上述のような欠点を解消するため
に、試料搭載台に複数の試料を搭載可能な電子ビームテ
スタがシュルンベルジェ社で開発されている。図11
は、上記複数の試料が搭載可能な電子ビームテスタの構
成図である。但し、図11(a)は縦断面図であり、図1
1(b)は図11(a)におけるB−B矢視断面図である。
【0010】図11において、21はLSIテスタヘッ
ド、22は電子銃、23は試料搭載台駆動部、24は回
転軸、25はプーリ、26は回転型試料搭載台、27は
回転力伝達用のワイヤ、28は試料チャンバ、29はL
SIテスタヘッド21と試料30b(LSIテバイス)と
のコネクタ部、31は試料搭載台側回転軸である。
【0011】上記電子ビームテスタにおいては、大気中
に在る試料搭載台駆動部23によってプーリ25を回転
することによって、試料チャンバ28を大気開放するこ
となく試料30bを試料30aと交換するのである。尚、
2つの試料30a,30bの試験を終了した際には、試料
チャンバ28を大気開放し、試料チャンバ28の上部を
取り外して両試料30a,30bを新たな試料と交換する
のである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記2
つの試料を試料搭載台に搭載可能な電子ビームテスタに
おいては、上述の如く試料搭載台駆動部23によってプ
ーリ25を回転することによって試料30bを試料30a
と交換するのであるが、その前にコネクタ部29を一旦
上方に移動して試料30bとLSIテスタヘッド21と
の電気的接続を断つ必要がある。さらに、試料30bと
試料30aとの位置を入れ換えた後に、コネクタ部29
を下方に移動して試料30aとLSIテスタヘッド21
とを電気的に接続する必要がある。したがって、上記試
料チャンバ28を大気開放することなく可動型試料搭載
台26を回転して搭載されている試料相互を交換する際
の操作が非常に煩わしいという問題がある。
【0013】また、上記2つの試料30a,30bが搭載
される回転型試料搭載台26はプーリ25にワイヤ27
で連結されているので、試料チャンバ28から簡単に取
り外すことができない。したがって、上記2つの試料3
0a,30bを新たな2つの試料と交換する作業も、非常
に煩わしいという問題がある。
【0014】そこで、この発明の目的は、簡単な動作
で、真空チャンバ内の試料搭載台に搭載された複数の被
試験体を容易に交換できる試験装置を提供することにあ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、真空チャンバ内において複
数の被試験体を順次試験する試験装置であって、上記被
試験体の夫々と電気的に接続されて,この接続された被
試験体の試験結果を得る試験部と、上記真空チャンバ内
に着脱可能に設置されて,複数の被試験体が水平方向に
並設されて載置されると共に,上下に屈曲または湾曲し
た経路に沿って移動して,上記経路の上下の一方の端に
位置する度に個々の被試験体を順次上記試験部に電気的
に接続する一方,上記経路の上下の他方の端に位置する
度に総ての被試験体と上記試験部とを離間する試料搭載
台と、上記試料搭載台を,上記経路に沿って移動するよ
うに駆動する試料搭載台駆動部を備えたことを特徴とし
ている。
【0016】また、請求項2に係る発明は、請求項1に
係る発明の試験装置において、上記試料搭載台駆動部は
上記試料搭載台を水平方向に駆動し、上記真空チャンバ
は上記経路に沿ったガイド溝を有し、上記試料搭載台
は,上記真空チャンバのガイド溝に挿入されて上記ガイ
ド溝内を案内されて移動するガイド部材を有することを
特徴としている。
【0017】また、請求項3に係る発明は、請求項2に
係る発明の試験装置において、上記真空チャンバは、上
記ガイド溝に連続すると共に,上記試料搭載台のガイド
部材を上記ガイド溝に上方から導き入れる垂直溝を有す
ることを特徴としている。
【0018】
【作用】請求項1に係る発明では、試料搭載台駆動部に
よって、真空チャンバ内に設置されている試料搭載台が
駆動されて上下に屈曲または湾曲した経路に沿って移動
する。そして、上記試料搭載台が上記経路の上下の一方
の端に位置する度に、水平方向に並設されて載置されて
いる被試験体の夫々が順次試験部に電気的に接続され
る。一方、上記経路の上下の他方の端に位置する度に、
総ての被試験体と上記試験部との接続が遮断される。こ
うして、上記試料搭載台駆動部によって上記試料搭載台
を駆動するという一動作によって、上記試験部に電気的
に接続される被試験体の切り換え、および、被試験体と
試験部との電気的な接続と離間が行われて、上記試験部
によって複数の被試験体の試験結果が順次得られる。
【0019】さらに、上記試料搭載台に搭載された総て
の被試験体に対する試験が終了した際には、上記試料搭
載台が上記真空チャンバから取り外されて、試験済みの
被試験体が作業性良く新たな被試験体と交換される。
【0020】また、請求項2に係る発明では、試料搭載
台駆動部によって、真空チャンバ内に設置さている試料
搭載台が水平方向に駆動される。そうすると、上記試料
搭載台は、ガイド部材が上記真空チャンバに形成された
ガイド溝に案内されて上記経路に沿って移動する。こう
して、上記試料搭載台が上記経路の上下の一方の端に位
置する度に、水平方向に並設されて載置されている被試
験体の夫々が順次試験部に電気的に接続される。一方、
上記経路の上下の他方の端に位置する度に、総ての被試
験体と上記試験部との接続が遮断される。
【0021】また、請求項3に係る発明では、上記真空
チャンバのガイド溝に上記試料搭載台のガイド部材を挿
入するに際しては、上記ガイド部材は、上記ガイド溝に
連続する垂直溝に導かれて上方から挿入される。また、
こうして上記ガイド溝に挿入された上記ガイド部材は、
上記垂直溝に導かれて上記ガイド溝から上方へ脱出す
る。こうして、上記試料搭載台が、上記真空チャンバに
対して上記垂直溝を介して容易に着脱される。
【0022】
【実施例】以下、この発明を図示の実施例により詳細に
説明する。図1は本実施例における試験装置の構成図で
あり、図2は図1に示す試験装置が搭載された電子ビー
ムテスタの構成図である。
【0023】図2において、41はLSIテスタ,42
はLSIテスタヘッド,43は真空チャンバ,44はコン
ピュータ部である。尚、LSIテスタヘッド42は、図
10に示す電子ビームテスタにおけるテストヘッド8、
あるいは、図11に示す電子ビームテスタにおけるLS
Iテスタヘッド21と同じであるが、その取り付け方向
が図11と同様に図10とは逆になっている。
【0024】図1において、45は試料搭載台収納部,
46は可動型試料搭載台,47は電子銃である。上記可
動型試料搭載台46は、上記真空チャンバ43の上部に
取り付けられている試料搭載台収納部45内に収納され
ると共に、下面に2つの試料(LSIデバイス)48a,4
8bが平行して搭載されて固定手段(図示せず)で固定さ
れる。そして、可動型試料搭載台46における一端面に
は水平方向に延在する駆動棒49の一端が取り付けられ
ており、駆動棒49の他端側にはラックが形成されて固
定治具51によって試料搭載台駆動部50の回転軸先端
に設けられたピニオン75に歯合している。そして、試
料搭載台駆動部50によって駆動棒49が水平方向に移
動されることによって可動型試料搭載台46が水平方向
に駆動される。こうして、上記可動型試料搭載台46が
試料搭載台駆動部50から最も離れた位置に在る場合に
は、試料48bが電子銃47による電子ビームの照射位
置に在る。一方、可動型試料搭載台46が試料搭載台駆
動部50に最も近い位置に在る場合には、試料48aが
電子ビームの照射位置に在ることになる。
【0025】また、上記真空チャンバ43における上面
であって、電子銃47の上方には、略矩形の段付穴43
aが設けられ、この段付穴43aにはロードモジュール6
5が嵌合される。このロードモジュール65は、真空チ
ャンバ43内の真空と大気とを仕切ると共に、LSIテ
スタヘッド42からの試料48a,48bへの制御信号を
伝達する。
【0026】図3は、上記可動型試料搭載台46の平面
図(図3(a)),側面図(図3(b))および正面図(図3(c))で
ある。可動型試料搭載台46は概略平板状を成し、中央
2箇所には試料48a,48bを嵌合する試料搭載用穴5
2a,52bが穿たれており、両側面54,54夫々の両端
部には合計4個の上記ガイド部材としてのガイド棒53
を水平方向に突出させて設けている。また、可動型試料
搭載台46の一端面55の中央には、縦長長方形の駆動
棒係合孔56を穿ち、内部には駆動棒係合孔56に連通
する正方形の駆動棒係合溝57を設けている。
【0027】図4は、上記試料搭載台収納部45の側面
図(図4(a))と平面図(図4(b))である。試料搭載台収納
部45は、並設された2枚の側板58と両側板58,5
8の一端同士を連結する連結部材59で概略構成され
る。また、一方の側板58の他端に設けられた取付部材
60には、上記試料搭載台駆動部50が取り付けられて
いる。上記両側板58には、V字形のガイド溝61,6
1が設けられ、さらにガイド溝61,61夫々の最下部
を側板58の上縁に開放する2つの垂直溝62,62が
設けられている。そして、ガイド溝61および垂直溝6
2の幅は、可動型試料搭載台46におけるガイド棒53
の直径に略等しく、両垂直溝62,62間の間隔は可動
型試料搭載台46における両ガイド棒53,53の間隔
に等しくなっている。上記構成の可動型試料搭載台46
と試料搭載台収納部45は、以下のようにして着脱可能
に結合される。
【0028】図5は、上記試料搭載台収納部45内に可
動型試料搭載台46を収納する手順の説明図である。図
5(a)に示すように、上記可動型試料搭載台46の4本
のガイド棒53を試料搭載台収納部45の4個の垂直溝
62に上側から挿通させて、可動型試料搭載台46を試
料搭載台収納部45内に収納する。そして、図5(b)に
示すように、各垂直溝62に、この垂直溝62と同幅を
有してT字形を有する閉鎖治具64を挿入して垂直溝6
2を閉鎖する。そうした後、上記固定治具51の穴に挿
入された駆動棒49の上記一端に直角方向に設けられて
T字形の横棒を形成する係合部材63が、可動型試料搭
載台46の一端面55に穿たれた駆動棒係合孔56から
駆動棒係合溝57内に挿入される。そして更に、駆動棒
49の係合部材63が駆動棒係合溝57内で90度回転
される(つまり、係合部材63を水平方向に位置させ
る)。そうすると、駆動棒係合孔56は縦長の長方形を
有しているので、図5(c)に示すように、駆動棒49の
係合部材63が駆動棒係合孔56によって駆動棒係合溝
57内に係止されるのである。その後、上記固定治具5
1が試料搭載台駆動部50の回転軸先端に挿入されるこ
とによって、駆動棒49のラックが試料搭載台駆動部5
0のピニオン75に歯合される。
【0029】尚、こうして上記試料搭載台収納部45内
に収納されて結合された可動型試料搭載台46は、上述
の逆の過程を辿ることによって、試料搭載台収納部45
から容易に取り外すことができる。したがって、可動型
試料搭載台46上に搭載された2つの試料48a,48b
に対する試験が終了した際には、可動型試料搭載台46
を試料搭載台収納部45から取り外して両試料48a,4
8bを新たな2つの試料に作業性良く交換できるのであ
る。
【0030】上述のようにして、上記試料搭載台収納部
45内に収納された可動型試料搭載台46は、その4本
のガイド棒53が試料搭載台収納部45のガイド溝61
内で移動可能になっている。したがって、試料搭載台駆
動部50によって駆動棒49が水平方向に駆動される
と、それに伴って可動型試料搭載台54もガイド棒53
がガイド溝61によって案内されて水平方向に移動す
る。その際に、ガイド溝61はV字形を成しているの
で、可動型試料搭載台54は、水平方向に移動すると同
時に垂直方向にのみ往復動するのである。
【0031】図6は、上記真空チャンバ43の上面に穿
たれるロードモジュール嵌合用の段付穴43aと試料搭
載台収納部45との水平方向での位置関係を示す。図か
ら分かるように、段付穴43aは、その中心が試料搭載
台収納部45の中心に位置するように穿たれている。ま
た、図7は、上記真空チャンバ43の段付穴43aに嵌
合されるロードモジュール65の平面図(図7(a))およ
び側面図(図7(b))を示す。ロードモジュール65を真
空チャンバ43に装着した際に電子銃47の真上に位置
するロードモジュール65の箇所には、LSIテスタヘ
ッド42からの制御信号を試料48a,48bへ伝達する
ための伸縮機能付きのコンタクトピンであるコンタクト
プローブ66が貫通して植え込まれたピン貫通部材67
が嵌合される。尚、上記段付穴43aとロードモジュー
ル65との接合面およびロードモジュール65とピン貫
通部材67との接合面は、真空チャンバ43内の真空度
低下が起こらないように完全にシールドされている。
【0032】上述のように可動型試料搭載台46を収納
した試料搭載台収納部45を有する試験装置は、図8に
示すように動作する。図8(a)は、上記試料搭載台駆動
部50によって駆動棒49が試料搭載台駆動部50から
離れる方向に移動されて、可動型試料搭載台46のガイ
ド棒53が試料搭載台収納部45のガイド溝61におけ
る試料搭載台駆動部50から最も離れた位置に在る状態
を示す。この場合には、可動型試料搭載台46に搭載さ
れている試料48a,48bのうち試料48bの方が電子銃
47の真上(すなわち、試験位置)に位置している。その
際に、可動型試料搭載台46のガイド棒53がガイド溝
61における最上位に在るために、可動型試料搭載台4
6も最上位に在る。その結果、試料48bのコンタクト
プローブ68bが試料搭載台収納部45の上端から突出
し、ロードモジュール65のコンタクトプローブ66
(両側端に位置する2本で代表して記載)に接続されるの
である。そして、上記LSIテスタヘッド42からの制
御信号がロードモジュール65のコンタクトプローブ6
6を介して試料48bに供給される一方、上記制御信号
に対する試料48bからの出力がロードモジュール65
のコンタクトプローブ66を介してLSIテスタヘッド
42に供給される。
【0033】図8(b)は、上記試料搭載台駆動部50に
よって駆動棒49が図8(a)の位置から試料搭載台駆動
部50に近づく方向に移動されて、ガイド棒53がV字
形のガイド溝61における中間位置に在る状態を示す。
この場合には、ガイド棒53がガイド溝61における最
下位に在るために、可動型試料搭載台46も最下位に在
る。その結果、試料48bのコンタクトプローブ68bが
ロードモジュール65のコンタクトプローブ66から離
間するのである。
【0034】図8(c)は、上記試料搭載台駆動部50に
よって駆動棒49が図8(b)の位置から試料搭載台駆動
部50に更に近づく方向に移動されて、ガイド棒53が
ガイド溝61における試料搭載台駆動部50に最も近づ
いた位置に在る状態を示す。この場合には、試料48a
の方が試験位置に位置している。その際に、ガイド棒5
3がガイド溝61における最上位に在るために、試料4
8aのコンタクトプローブ68aが試料搭載台収納部45
の上端から突出してロードモジュール65のコンタクト
プローブ66に接続される。そして、上記LSIテスタ
ヘッド42からの制御信号がロードモジュール65のコ
ンタクトプローブ66を介して試料48aに供給される
一方、上記制御信号に対する試料48aからの出力がロ
ードモジュール65のコンタクトプローブ66を介して
LSIテスタヘッド42に供給される。
【0035】上記試料48a,48bの相互交換に際して
移動型試料搭載台46は上下動するために、駆動棒49
の上記一端の係合部材63の位置も試料搭載台収納部4
5に対して上下動する。これに対して、試料搭載台駆動
部50の試料搭載台収納部45に対する垂直方向の位置
は変動しない。そこで、本実施例においては、上記駆動
棒49を試料搭載台駆動部50の固定治具51で揺動可
能にしている。したがって、図8(a)および図8(c)に示
すように可動型試料搭載台46が上方に位置する場合に
は駆動棒49は図中左下がりに傾斜する一方、図8(b)
に示すように可動型試料搭載台46が下方に位置する場
合には駆動棒49は大略水平方向になって、可動型試料
搭載台46は容易に上下動できるのである。
【0036】上述のように、本実施例においては、LS
Iディバイス等の試料を2つ並設して搭載して水平方向
に移動可能な可動型試料搭載台46を試料搭載台収納部
45内に収納する。その際に、試料搭載台収納部45の
両側板58に設けられたV字形のガイド溝61に可動型
試料搭載台46のガイド棒53を挿入させて、試料搭載
台駆動部50によって駆動棒49を介して可動型試料搭
載台46を水平方向に移動させるに際して、可動型試料
搭載台46はガイド溝61に案内されて水平方向に移動
すると同時に垂直方向にのみ往復動するようにしてい
る。
【0037】したがって、上記可動型試料搭載台46の
ガイド棒53が試料搭載台収納部45のガイド溝61の
一端に在る場合には、2つの試料48a,48bの何れか
一方が試験位置に位置してその試料のコンタクトプロー
ブがロードモジュール65のコンタクトプローブ66に
接続される。また、ガイド棒53がガイド溝61の中央
に在る場合には、両試料48a,48b共試験位置に位置
せずにコンタクトプローブ68a,68bがロードモジュ
ール65のコンタクトプローブ66に接続されない。ま
た、ガイド棒53がガイド溝61の他端に在る場合に
は、2つの試料48a,48bの何れか他方が試験位置に
位置してその試料のコンタクトプローブがロードモジュ
ール65のコンタクトプローブ66に接続されるのであ
る。
【0038】すなわち、本実施例によれば、試料搭載台
収納部45の試料搭載台駆動部50によって駆動棒49
を水平方向に移動させるだけで、可動型試料搭載台46
に搭載された2つの試料48a,48bの何れか一方とL
SIテスタヘッド42との電気的接続の切断、試料の移
動、何れか他方の試料とLSIテスタヘッド42との電
気的接続を連続的に且つ自動的にできるのである。した
がって、大気開放を行うことなく複数の試料の試験を行
うことができる。
【0039】また、上記可動型試料搭載台46上に搭載
された2つの試料48a,48bに対する試験が終了した
際には、閉鎖治具64を上方に抜いて試料搭載台収納部
45の垂直溝62を通して可動型試料搭載台のガイド棒
53を上方に引き上げることによって、可動型試料搭載
台46を試料搭載台収納部45から容易に取り外して両
試料48a,48bを新たな2つの試料に交換できる。
【0040】尚、上記実施例においては、可動型試料搭
載台46には2つの試料を並設して搭載可能になってい
る。しかしながら、この発明では、3つ以上の試料を並
設して搭載することも可能である。但し、その際には、
試料搭載台収納部45に設けるガイド溝61を試料数に
応じた個数だけV字形を連ねて形成する必要がある。ま
た、上記実施例においては、試料搭載台収納部45に設
けるガイド溝61の1単位をV字形に形成しているが、
この発明はこれに限定されるものではない。例えば、図
9に示すようにU字形に形成すれば、試料48a,48b
のコンタクトプローブをロードモジュール65のコンタ
クトプローブ66に着脱する際に各コンタクトプローブ
に対して曲げ応力が掛かるのを防止して、上記着脱をス
ムーズにできる。
【0041】また、上記実施例においては、上記LSI
テスタヘッド42を試料搭載台収納部45に対して上側
に設置しているが、図10に示す従来例の如く下側に設
置しても何ら差し支えない。但し、その場合には、試料
搭載台収納部に設けるガイド溝の形状は上方に凸でなけ
ればならない。また、上記実施例においては、上記可動
型試料搭載台46を収納した試料搭載台収納部45を真
空チャンバ43内に設けた試験装置を電子ビームテスタ
に搭載しているが、この発明はこれに限定されるもので
はない。
【0042】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1に係
る発明の試験装置は、複数の被試験体の夫々と電気的に
接続されて試験結果を得る試験部と、上記被試験体が載
置されて上下に屈曲または湾曲した経路に沿って移動す
る試料搭載台と、上記試料搭載台を上記経路に沿って移
動するように駆動する試料搭載台駆動部を有するので、
上記試料搭載台駆動部によって上記経路に沿って駆動さ
れる上記試料搭載台が上記経路の上下の一方の端に位置
する度に個々の被試験体を順次上記試験部に電気的に接
続させる一方、上記経路の上下の他方の端に位置する度
に総ての被試験体と上記試験部とを離間させることがで
きる。したがって、この発明によれば、上記試料搭載台
を駆動するという一動作で、被試験体と上記試験部との
離間と、被試験体の移動と、次被試験体と上記試験部と
の電気的接続とを、真空チャンバを大気開放することな
く連続して行うことができる。
【0043】さらに、上記試料搭載台は上記真空チャン
バ内に着脱可能に設置されている。ので、上記試料搭載
台に搭載されている総ての被試験体に対する試験が終了
した際には、上記試料搭載台を真空チャンバから取り外
して、作業性良く試験済みの被試験体を新たな被試験体
と交換できる。
【0044】また、請求項2に係る発明の試験装置にお
ける上記真空チャンバは上記経路に沿ったガイド溝を有
し、上記試料搭載台は上記ガイド溝内を案内されて移動
するガイド部材を有するので、上記試料搭載台駆動部に
よって上記試料搭載台を水平方向に駆動するという非常
に簡単な一動作で、被試験体と上記試験部との離間,被
試験体の移動,次被試験体と上記試験部との電気的接続
を真空チャンバを大気開放することなく連続して行うこ
とができる。
【0045】また、請求項3に係る発明の試験装置にお
ける上記真空チャンバは、上記試料搭載台のガイド部材
を上方から上記ガイド溝に導き入れる垂直溝を有するの
で、この垂直溝を介して、上記試料搭載台を上記真空チ
ャンバに対して容易に着脱できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の試験装置の構成図である。
【図2】図1の試験装置が搭載された電子ビームテスタ
の構成図である。
【図3】図1における可動型試料搭載台の詳細図であ
る。
【図4】図1における試料搭載台収納部の詳細図であ
る。
【図5】図3に示す可動型試料搭載台を図4に示す試料
搭載台収納部内に一体に収納する際の手順を示す図であ
る。
【図6】図1における真空チャンバの段付穴と試料搭載
台収納部との位置関係を示す図である。
【図7】図1に示すロードモジュールの詳細図である。
【図8】図3に示す可動型試料搭載台の動作説明図であ
る。
【図9】図4とは異なる試料搭載台収納部を示す図であ
る。
【図10】従来の電子ビームテスタの説明図である。
【図11】図10とは異なる電子ビームテスタの説明図
である。
【符号の説明】 42…LSIテスタヘッド、 43…真空チャン
バ、45,70…試料搭載台収納部、 46…可動型
試料搭載台、47…電子銃、 48
…試料、49…駆動棒、 50…試
料搭載台駆動部、53…ガイド棒、
56…駆動棒係合孔、57…駆動棒係合溝、
61,71…ガイド溝、63…係合部材、
65…ロードモジュール。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空チャンバ内において複数の被試験体
    を順次試験する試験装置であって、 上記被試験体の夫々と電気的に接続されて、この接続さ
    れた被試験体の試験結果を得る試験部と、 上記真空チャンバ内に着脱可能に設置されて、複数の被
    試験体が水平方向に並設されて載置されると共に、上下
    に屈曲または湾曲した経路に沿って移動して、上記経路
    の上下の一方の端に位置する度に個々の被試験体を順次
    上記試験部に電気的に接続する一方、上記経路の上下の
    他方の端に位置する度に総ての被試験体と上記試験部と
    を離間する試料搭載台と、 上記試料搭載台を、上記経路に沿って移動するように駆
    動する試料搭載台駆動部を備えたことを特徴とする試験
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の試験装置において、 上記試料搭載台駆動部は、上記試料搭載台を水平方向に
    駆動し、 上記真空チャンバは、上記経路に沿ったガイド溝を有
    し、 上記試料搭載台は、上記真空チャンバのガイド溝に挿入
    されて上記ガイド溝内を案内されて移動するガイド部材
    を有することを特徴とする試験装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の試験装置において、 上記真空チャンバは、上記ガイド溝に連続すると共に、
    上記試料搭載台のガイド部材を上記ガイド溝に上方から
    導き入れる垂直溝を有することを特徴とする試験装置。
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