JPH08327494A - 容器の薄膜検査方法およびその装置 - Google Patents

容器の薄膜検査方法およびその装置

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JPH08327494A
JPH08327494A JP13022395A JP13022395A JPH08327494A JP H08327494 A JPH08327494 A JP H08327494A JP 13022395 A JP13022395 A JP 13022395A JP 13022395 A JP13022395 A JP 13022395A JP H08327494 A JPH08327494 A JP H08327494A
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JP
Japan
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container
holder
thin film
pressurized air
pressure
Prior art date
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Pending
Application number
JP13022395A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Nishibayashi
和弘 西林
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】容器に生じた薄膜部分を発見する検査方法およ
び装置を提供するものである。 【構成】容器を保持ホルダー及び口部ホルダーにより密
閉した容器の内部に加圧空気を挿入することにより、容
器の薄膜部分破裂させ、容器からの排出された加圧空気
により外圧の変化を測定することにより、容器に生じた
薄膜部分の検出を行うものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラスチック等の合成
樹脂により成形された容器の検査方法及びその装置に関
するものであり、特に容器成形時に他の部分と比べて極
めて薄く、容器に内容物を充填した後に、前記薄膜部分
が破れ内容物が流出する容器の検査方法および装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、プラスチック等の合成樹脂をブロ
ー成形等により成形した容器は、成形時に生じたピンホ
ールやひび割れを検査し、ピンホールやひび割れが生じ
ていない容器は、内容物が充填され、販売されていた。
成形時に発生したピンホールやひび割れを検査する方法
は、容器の内部に空気を挿入後に容器の内圧の変化を測
定して圧力が低下すれば、ピンホール等の欠陥が存在す
る、という判定を行う方法が使用されていた。
【0003】また、上記方法を行う装置は、容器を支え
密閉する保持ホルダーと、容器内部を密閉するために容
器口部を密封する口部ホルダーと、容器内に圧力空気を
挿入し、圧力空気を排出する導圧管と、導圧管に連結し
ている内圧測定装置とを具備している検査装置が用いら
れており、上記方法により容器のピンホールが検査され
ていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
上記ピンホールの測定方法および測定装置では、容器成
形時に生じたピンホールは測定できたとしても、内容物
を充填後に生じたピンホールを発見することはできなか
った。つまり、容器成形時にはピンホールではないが、
容器をブロー成形する際に、他の部分に比べて極めて薄
い膜状となった部分が生じた場合に、容器を輸送や販売
時に積み重ねたりして容器が圧縮されて薄膜部分が破れ
て内容物が流出したり、使用時に容器を強く持ったため
に容器が圧縮変形し、薄膜部分が破れて内容物が流出す
ることがあった。また、圧力空気を挿入してはいるが、
ほとんどの圧力空気の加圧力は容器の変形を防ぐため
に、0.1kg/cm2 程度の低圧力であるので、薄膜
部分を検査することはできなかった。
【0005】また、容器に生じたピンホールを検査する
装置は、容器が変形しないようにほぼ容器形状に合わせ
た金型からなる保持ホルダーにより密着保持されるの
で、容器の外側面のピンホールが保持ホルダーにより押
さえられ、ピンホールが塞がれ確実な検査ができない場
合が生じた。
【0006】本発明は、上記課題を鑑みてなされたもの
であり、容器に生じた薄膜部分を発見する検査方法およ
び装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するためになされた方法であり、容器の圧力を測定し、
容器の異常を発見する検査方法であって、容器を保持ホ
ルダー及び口部ホルダーにより密閉し、前記容器の内部
に加圧空気を挿入することにより、容器の薄膜部を破裂
させ、前記破裂した位置から排出する加圧空気を、容器
を支えている保持ホルダーに接続している外圧測定装置
により測定する検査する方法である。
【0008】また、容器の圧力を測定する検査装置であ
って、前記容器の側面を支える内面が編目であり、容器
の圧力変化の測定を行う外圧測定装置と接続してなる保
持ホルダーと、前記容器の口部を密封する口部ホルダー
とを具備する容器の薄膜検査装置である。
【0009】
【作用】本発明の検査方法及び装置にあっては、容器の
口部は口部ホルダーによって密封され、また容器全体は
側面保持ホルダーおよび底部保持ホルダーからなる保持
ホルダーにより密閉され、口部ホルダーに接続している
導圧管より加圧空気が容器内部に挿入されることより容
器の薄膜部分が容器に存在した場合は破裂し、破裂した
部分から加圧空気が容器から保持ホルダー部分に排出さ
れるので、保持ホルダーに圧力が係り圧力変化が生じる
ので、この圧力変化を保持ホルダーに接続している外圧
測定器により測定することにより、容器に生じた薄膜部
分の検出を行うことができる。
【0010】
【実施例】本発明の容器を形成しているプラスチック等
の合成樹脂としては、ポリエチレン等のポリオレフィン
系合成樹脂、ポリエチレンテレフタレート等のポリエス
テル系合成樹脂等の合成樹脂が使用され、上記の樹脂を
多層になるように積層したものでもよく、従来の容器を
形成している合成樹脂を使用している。また、本発明に
おいて容器に挿入される高圧空気の圧力は容器の側面、
底部の厚さ、および使用された樹脂によるが、好ましく
は2kg/cm2 以上の圧力をかけた空気を挿入する。
これは、従来の空気に加えられる圧力では、薄膜部分は
破裂しないためである。また、本発明の側面保持ホルダ
ーおよび底部保持ホルダーからなる保持ホルダーの容器
を支える内面は、網目形状をしている。内面を網目とす
ることにより、容器の側面又は底面の破壊された部分か
ら排出する加圧空気が保持ホルダーの面の全体に回るの
で、外圧測定装置を確実に作動させることができ、ま
た、容器にピンホールが生じていた場合においても、保
持ホルダーの内面が容器の側面に密着していないので、
ピンホールを塞ぐことがなく、確実にピンホールの発生
を検査することができる。この網目の形状、および大き
さは容器の大きさ等により、適宜選択をして使用するこ
とができる。
【0011】以下、本発明に係る容器の薄膜容器の薄膜
検査方法およびその装置の一実施例について、図1に基
づいて説明する。本発明により検査される容器(1)
は、ブロー成形等により成形される。次いで、成形位置
から搬送手段(図示せず)により、保持ホルダー部に搬
送される。搬送された容器(1)は、底部保持ホルダー
(3)部分に置かれ、両側から側面保持ホルダー(2)
により挟み込むように覆われる。次いで、導圧管(5)
が接続している口部保持ホルダー(4)により容器の密
封されると同時に、容器は側面保持ホルダー(2)、底
部保持ホルダー(3)、口部保持ホルダー(4)により
容器は密閉される。上記側面保持ホルダー(2)、底部
保持ホルダー(3)、口部保持ホルダー(4)とも移動
シリンダー(7)により、容器密閉位置と準備位置に進
退移動を行う。次いで、加圧空気挿入弁(8)が開き加
圧空気が導圧管(5)を通って、口部保持ホルダー
(4)から容器内部に挿入される。この加圧空気の圧力
は2Kg/cm2 であり、挿入時間は2秒である。この
加圧空気の圧力、挿入時間は容器の大きさにより変化す
るが、本実施例に使用されている容器の大きさは0.5
lである。そして、加圧空気を挿入し、その1秒後に側
面保持ホルダーに接続している外圧測定装置(6)によ
り、網目部分に係る圧力を測定する。まず、加圧空気挿
入前の測定圧力を決め、次いで加圧空気挿入し、容器に
薄膜部分が生じている場合は、加圧空気によりその薄膜
部分が破裂し、その破裂した部分から加圧空気が密閉さ
れた保持ホルダーと容器の間の空間に排出されることに
より、測定圧力以上になったので、測定以上となった容
器には、薄膜部分またはピンホール等の以上が生じたと
考えられる。本発明においての、測定基準圧力は、0.
01Kg/cm2 とする。その測定を2秒間行う。次い
で、空気排出弁(9)を開いて容器の内圧を内圧測定装
置(10)により測定し、大気圧と同圧力に戻す。次い
で、口部保持ホルダー(4)を予備位置に戻すように上
昇させ、側面保持ホルダー(2)を予備位置に戻すよう
に左右に開く。次いで、搬送手段により容器を測定位置
から次工程に搬送する。次いで底部保持ホルダーが予備
位置に下降し、容器の検査工程は終了する。また、上記
検査工程で圧力が測定基準圧力以上となった容器は、搬
送途中で除かれ、異常が起こらなかった容器は、次工程
の内容物充填工程に搬送される。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る容器
の薄膜検査方法およびその装置によれば、密封された容
器に加圧空気を挿入することにより、容器の製造時に形
成された薄膜が破裂し、容器全体を密閉している保持ホ
ルダーに接続してある外圧測定装置により測定された圧
力は、破裂した部分より排出された加圧空気により変化
し、容器に生じた異常を検査できるので、内容物を充填
後に生じる容器のピンホールを発生させる薄膜を検査す
ることができる。
【0013】また、輸送、販売前に容器の異常を内容物
の充填前に検査できるので、容器の販売効率を向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る容器の内圧検査装置の一実施例を
示す一部を断面にした正面図である。
【符号の説明】
1……容器 2……側面保持ホルダー 3……底部保持ホルダー 4……口部ホルダー 5……導圧管 6……外圧測定装置 7……移動シリンダー 8……空気挿入弁 9……空気排出弁 10……内圧測定装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器の圧力を測定し、容器の異常を発見す
    る検査方法であって、容器を保持ホルダー及び口部ホル
    ダーにより密閉し、前記容器の内部に加圧空気を挿入す
    ることにより、容器の薄膜部を破裂させ、前記破裂した
    位置から排出する加圧空気を、容器を支えている保持ホ
    ルダーに接続している外圧測定装置により測定すること
    を特徴とする容器の薄膜検査方法。
  2. 【請求項2】容器の圧力を測定する検査装置であって、
    前記容器の側面を支える内面が編目であり、容器の圧力
    変化の測定を行う外圧測定装置と接続してなる保持ホル
    ダーと、前記容器の口部を密封する口部ホルダーとを具
    備することを特徴とする容器の薄膜検査装置。
JP13022395A 1995-05-29 1995-05-29 容器の薄膜検査方法およびその装置 Pending JPH08327494A (ja)

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JP13022395A JPH08327494A (ja) 1995-05-29 1995-05-29 容器の薄膜検査方法およびその装置

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JP (1) JPH08327494A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008096308A (ja) * 2006-10-12 2008-04-24 Mitsubishi Electric Corp 漏れ検査装置
CN104062080A (zh) * 2014-07-14 2014-09-24 山西汾西重工有限责任公司 设置有密封盖的端面密封性压力强度试验测试装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008096308A (ja) * 2006-10-12 2008-04-24 Mitsubishi Electric Corp 漏れ検査装置
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