JPH08327234A - クッカーの原料投入口 - Google Patents

クッカーの原料投入口

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JPH08327234A
JPH08327234A JP13971995A JP13971995A JPH08327234A JP H08327234 A JPH08327234 A JP H08327234A JP 13971995 A JP13971995 A JP 13971995A JP 13971995 A JP13971995 A JP 13971995A JP H08327234 A JPH08327234 A JP H08327234A
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JP
Japan
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raw material
cooker
agitating
shaft
stirring
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JP13971995A
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English (en)
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Shuzo Nakazono
修三 中園
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 横置した略円筒形状のクッカー本体中に、外
周に撹拌翼を突設した撹拌軸を軸芯を略水平にして軸架
し、同撹拌翼の回転により、原料投入口からクッカー本
体中に投入した原料を撹拌すべく構成したクッカーにお
いて、クッカーに投入された原料が大きな塊状のまま加
熱されて表面だけが固化するのが原因で、加熱・脱水の
効果の低下、処理時間の延長及びビタミン等の栄養素の
喪失を防止する。 【構成】 上記クッカー本体の外周壁の上記軸芯の直上
方位置から、原料撹拌時の撹拌軸の回転方向とは逆方向
にオフセットした位置に原料投入口を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はクッカーの原料投入口に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、動植物性食品の原材料から可食部
分を採取した後の廃棄物としての皮、骨、内臓、血液、
羽毛、魚滓等の原料を、減圧しながら加熱油を熱媒体と
して上記原料を加熱することにより、原料の蛋白質を変
性させると共に脱水処理して飼料等を製造するクッカー
があり、同クッカー中に撹拌翼を突設した撹拌軸を軸芯
を略水平にして軸架すると共に、撹拌軸の直上方に原料
投入口を設置して、原料投入口から投入されてクッカー
中を落下する原料を撹拌軸と撹拌翼との回転により撹拌
して原料を均一に加熱するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、原料投
入口が撹拌軸の直上方に設置されているので、撹拌軸上
に原料が堆積し、堆積した原料が同軸と共回りして、撹
拌翼の作用を受けないため撹拌の効果が低下するという
欠点がある。
【0004】なお、上記クッカーに投入される原料は、
同原料に含まれる粘性物質によって大きな塊状になって
おり、投入直後は、原料が大きな塊状のまま加熱される
ことになり、そのため、塊状原料の表面だけが固化し
て、その後原料を撹拌しても上記塊が破砕され難くな
り、脱水の効果を低下させるだけでなく、上記塊状原料
の内部まで加熱・脱水するためには、処理時間を長くし
たり高温で処理したりする必要があり、そのため、ビタ
ミン等の有用な栄養素を減少させるという問題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、横置した略
円筒形状のクッカー本体中に、外周に撹拌翼を突設した
撹拌軸を軸芯を略水平にして軸架し、同撹拌翼の回転に
より、原料投入口からクッカー本体中に投入した原料を
撹拌すべく構成したクッカーにおいて、上記クッカー本
体の外周壁の上記軸芯の直上方位置から、原料撹拌時の
撹拌軸の回転方向とは逆方向にオフセットした位置に原
料投入口を設けたことを特徴とするクッカーの原料投入
口を提供せんとするものである。
【0006】
【実施例】本発明の実施例を図面を参照して説明する。
【0007】図1〜図3は、本発明に係るクッカーAを
示しており、同クッカーAは、基台1,1 上に横置した円
筒状のクッカー本体2の外周をスチームジャケット3で
囲繞し、同クッカー本体2の外周壁上部に、図1におい
て、左側から右側に向かって順に、それぞれクッカー本
体2の内部に連通及び閉鎖可能の加熱油入口4、原料投
入口5、マンホール6、排気筒7を設け、左右鏡板8,9
の下部にそれぞれ予備排出口10と処理物排出口11とを設
けており、左右鏡板8,9 の内面に加熱パイプ12を配設し
ている。
【0008】また、左右鏡板8,9 の中央部に配設した左
右軸封装置13,13 に間に、クッカー本体2の内部を挿通
した中空の撹拌軸14を軸芯Oを略水平に軸架して、撹拌
軸の軸芯Oをクッカー本体2の軸芯に一致させている。
【0009】また、上記撹拌軸14に複数の中空広幅プロ
ペラ形状の撹拌翼15を所定間隔を保持して突設して、上
記撹拌軸14の内部と撹拌翼15の内部とを連通させてお
り、各撹拌翼15の先端部には撹拌刃体16を突設してい
る。
【0010】更に、クッカー本体2の左端部上面にモー
ター取付台17を設けて減速機付モーター18を載設し、同
減速機付モーター18をベルト伝動機構19を介し上記撹拌
軸14に連動連結して、撹拌軸14を図3において右回転さ
せてクッカー本体2中の原料を撹拌し、左回転させて上
記原料を排出するようにしている。
【0011】特に、本発明では、上記クッカー本体2の
外周壁の上記軸芯Oの直上方位置Pから、原料撹拌時の
撹拌軸14の回転方向とは逆方向にオフセットSした位置
に原料投入口5を設けて、撹拌軸14を撹拌方向に回転さ
せたとき、撹拌翼15及び撹拌刃体16の運動方向と、投入
原料の落下方向とが対向するようにしている。
【0012】すなわち、図3で示すように、右回転を撹
拌方向とした撹拌軸14の軸芯O直上方から左方にオフセ
ットSした位置に、原料投入口5の垂直中心線O1が位置
するように原料投入口5を設けている。
【0013】図1〜図3中、20,21,22,23 はそれぞれス
チームジャケット3に連通したスチーム入口、ドレン排
出口、エア抜き孔及び安全弁取付孔であり、24,25 はそ
れぞれ撹拌軸14の内部に連通したスチーム入口とスチー
ム出口であり、26,27 はそれぞれ原料投入口5及びマン
ホール6を閉塞するための蓋体である。
【0014】この発明の実施例は上記のように構成され
ており、飼料を製造する処理工程を沿って作用を説明す
る。
【0015】原料には、動植物性食品の原材料から可食
部分を採取した後の廃棄物としての皮、骨、内臓、血
液、羽毛、魚滓等蛋白質を多く含むものが用いられ、通
常、約70%〜97%の水分を含んでいる。
【0016】加熱油には、動物油、魚油、菜種油等の植
物油、鉱物油等を使用するが、一種又は二種以上の混合
油を使用することもできる。
【0017】かかる加熱油を加熱油入口4からクッカー
本体2中に注入し、スチーム入口20から高温のスチーム
をスチームジャケット3中に送り込んで加熱油を所定温
度まで加熱する。
【0018】次いで、減速機付モーター18によって撹拌
軸14を撹拌方向に回転させながら、原料投入口5から上
記原料をクッカー本体2中に投入する。
【0019】上記原料投入の際は、粘性物質によって原
料が大きな塊状になってクッカー本体2中に落下するの
であるが、原料投入口5が撹拌軸14の直上方位置から、
オフセットSされているので、原料が撹拌軸14を避けて
クッカー本体2の底面まで落下するので、原料投入口5
からクッカーA中に落下する原料が撹拌軸14上に堆積す
るのが防止され、投入原料が撹拌軸14の上方に堆積して
撹拌翼15の撹拌効果を阻害するのを防止すると共に、撹
拌翼15の持ち上げ撹拌作用を効果的に受けることができ
る。
【0020】また、投入原料が撹拌翼15に当たった場合
は、原料投入口5が撹拌翼15回転方向とは逆の方向にオ
フセットSされているので、原料の落下方向と撹拌翼15
と撹拌刃体16の運動方向とが対向しているので、原料と
撹拌翼15及び撹拌刃体16と原料との衝突速度が大きくな
り、大きな塊状の原料が効果的に破砕され、小さな塊と
なって加熱油中に投入浸漬され、撹拌翼15及び撹拌刃体
16の撹拌効率を高めて、原料を均一に撹拌することがで
きる。
【0021】原料投入が終了すると、撹拌軸14の撹拌方
向回転を継続しながら、原料投入口5を閉鎖し真空発生
装置(図示せず)で排気筒7を介しクッカー本体2の内
部を三段階に減圧する。
【0022】上記三段階の減圧は、原料投入後5〜10
分間は常圧より100mmHg〜300mmHgの初期減圧を行
う。
【0023】最も適当な減圧は250mmHgである。この
段階での油の温度は63℃〜66℃である。
【0024】次いで、約20分間は常圧より500mmHg
〜700mmHgの中期減圧を行う。
【0025】最も適当な減圧は650mmHgである。この
段階での油の温度は54℃〜56℃である。
【0026】次いで、約30分間は常圧より700mmHg
〜750mmHgの後期減圧を行う。
【0027】最も適当な減圧は750mmHgである。この
段階での油の温度は62℃前後である。
【0028】かかる三段階の減圧を行いつつ原料を加熱
処理することによって、処理物の含水率が5%〜6%に
なるまで脱水することができる。
【0029】このような減圧下での加熱油処理が終了す
ると、撹拌軸14の回転方向を排出方向に切換えて、プロ
ペラ状の撹拌翼15で処理物を処理物排出口11に向けて移
動させ、上記減圧を解除してクッカー本体2内部を常圧
にしてから処理物排出口11を開いて、処理物を外部に排
出する。
【0030】このようにクッカー本体2から排出された
処理物は、遠心分離機或は圧搾機により含有油を搾油す
る。
【0031】搾油した処理物の残油率は10〜30%で
あり、この状態では、飼料として使用するに何ら支障が
ない状態となっているが、残油率の更なる低下を望む場
合は、溶剤による油分抽出処理を行う。すなわち、処理
物を粉抹状にしてメッシュコンベア上に薄く載置して搬
送しながら上方よりノーマルヘキサン等の溶剤を噴霧
し、処理物に含有された油分を溶出させてメッシュコン
ベアの下方に滴下させて脱油し、脱油された粉抹処理物
を回収するようにした連続抽出装置を使用する。
【0032】このようにして脱油された固型物は残油率
1%前後であり、かかる状態の処理物は油の酸化現象が
なく長期間の保存に耐えることができる。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、横置した略円筒形状の
クッカー本体中に、外周に撹拌翼を突設した撹拌軸を軸
芯を略水平にして軸架し、同撹拌翼の回転により、原料
投入口からクッカー本体中に投入した原料を撹拌すべく
構成したクッカーにおいて、上記クッカー本体の外周壁
の上記軸芯の直上方位置から、原料撹拌時の撹拌軸の回
転方向とは逆方向にオフセットした位置に原料投入口を
設けたことによって、原料が撹拌軸を避けてクッカーの
底面まで落下するので、原料投入口からクッカー中に落
下する原料が撹拌軸上に堆積するのが防止されると共
に、撹拌翼の持ち上げ撹拌作用を充分に受けることがで
きる。
【0034】また、投入原料が撹拌翼に当たった場合
は、同投入原料の落下方向と撹拌翼の運動方向とが対向
して、原料と撹拌翼との衝突速度が大きくなり、大きな
塊状の原料が効果的に破砕されて、加熱油への浸漬前に
原料を小さな塊にすることができる。
【0035】上記のように、投入原料が撹拌軸上に堆積
するのが防止され、また、加熱油への浸漬前に原料が小
さな塊に破砕されるので、撹拌効率を高めて原料を均一
に加熱・脱水することができる。
【0036】また、撹拌効率が向上するので、処理時間
を短縮して処理能率を高め、原料が小さな塊に破砕され
均一に加熱されるので、過度に処理温度を昇温させる必
要がなく、ビタミン等の有用な栄養素を失うのを防止す
ることができる。
【0037】なお、上記原料投入の際に、原料が大きな
塊状のまま加熱油中に浸漬されると、塊状原料の表面だ
けが固化して、その後原料を撹拌しても上記塊が破砕さ
れ難くなり、脱水の効果を低下させるだけでなく、上記
塊状原料の内部まで加熱・脱水するためには、処理時間
を長くしたり高温で処理したりする必要があり、そのた
め、ビタミン等の有用な栄養素を減少させることにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る原料投入口を具備するクッカーの
断面正面図。
【図2】同クッカーの右側面図。
【図3】図1におけるI−I線断面図。
【符号の説明】
A クッカー O 軸芯 P 直上方位置 S オフセット 2 クッカー本体 5 原料投入口 15 撹拌翼 14 撹拌軸

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横置した略円筒形状のクッカー本体(2)
    中に、外周に撹拌翼(15)を突設した撹拌軸(14)を軸芯
    (O) を略水平にして軸架し、同撹拌翼(15)の回転によ
    り、原料投入口(5) からクッカー本体(2) 中に投入した
    原料を撹拌すべく構成したクッカー(A) において、 上記クッカー本体(2) の外周壁の上記軸芯(O) の直上方
    位置(P) から、原料撹拌時の撹拌軸(14)の回転方向とは
    逆方向にオフセット(S) した位置に原料投入口(5) を設
    けたことを特徴とするクッカーの原料投入口。
JP13971995A 1995-06-06 1995-06-06 クッカーの原料投入口 Pending JPH08327234A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003247780A (ja) * 2002-02-26 2003-09-05 Tsukishima Kikai Co Ltd 撹拌伝熱装置
JP2007136348A (ja) * 2005-11-18 2007-06-07 Ngk Insulators Ltd 油浴式汚泥乾燥機

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