JPH08326912A - 自動変速機の作動流体圧制御装置 - Google Patents

自動変速機の作動流体圧制御装置

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Publication number
JPH08326912A
JPH08326912A JP10367796A JP10367796A JPH08326912A JP H08326912 A JPH08326912 A JP H08326912A JP 10367796 A JP10367796 A JP 10367796A JP 10367796 A JP10367796 A JP 10367796A JP H08326912 A JPH08326912 A JP H08326912A
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JP
Japan
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pressure
line
valve
port
fluid pressure
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Application number
JP10367796A
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English (en)
Inventor
Shinya Kamata
真也 鎌田
Koichi Yamamoto
宏一 山本
Tomoo Sawazaki
朝生 沢崎
Hiroshi Shinozuka
浩 篠塚
Kazuji Kurokawa
和司 黒川
Takamichi Teraoka
隆道 寺岡
Masakazu Honbo
正和 本坊
Hisataka Hirami
尚隆 平見
Yasunori Kanda
靖典 神田
Akinobu Aoki
彰伸 青木
Takeyoshi Kawa
武良 川
Tatsuhiko Iwasaki
龍彦 岩崎
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動変速機の油圧制御回路に備えられて、運
転状態とレンジとに応じたライン圧を生成するレギュレ
ータバルブの部品点数及び加工工数を削減すると共に、
該レギュレータバルブの全長を短縮することを課題とす
る。 【解決手段】 レギュレータバルブ101の一端側に、
該レギュレータバルブによって生成されたライン圧自体
が導入される受圧面積の小さなフィードバックポート1
01cを設けると共に、他端側に、リニアソレノイドバ
ルブ131によって生成される制御圧が導入される受圧
面積の大きな制御ポート101aを設け、かつ、マニュ
アルバルブ102からRレンジ以外のレンジでライン圧
が導入される減圧ポート101bを、上記フィードバッ
クポート101cに導入されるライン圧と同方向にスプ
ール101dを付勢するように設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車に搭載される
自動変速機の作動流体圧の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車に搭載される自動変速機
は、トルクコンバータと変速歯車機構とを組み合わせ、
この変速歯車機構の動力伝達経路をクラッチやブレーキ
等の複数の摩擦要素の選択的作動により切り換えて、所
定の変速段に自動的に変速するように構成したもので、
この種の自動変速機には、上記摩擦要素の流体圧室に対
する作動流体圧の給排を制御する流体圧制御回路が備え
られる。
【0003】この流体圧制御回路においては、摩擦要素
に供給される流体圧の元圧として、オイルポンプで生成
された流体圧をレギュレータバルブによって調整するこ
とにより、所定の作動流体圧(以下、「ライン圧」と記
す)が生成されるようになっているが、その場合に、こ
のライン圧は、当該自動車やエンジンの運転状態に応じ
て異なる値に調整されるのが通例である。つまり、デュ
ーティソレノイドバルブやリニアソレノイドバルブ等に
よって運転状態に応じた制御圧を生成し、これをレギュ
レータバルブに供給することにより、該レギュレータバ
ルブによって生成されるライン圧を運転状態に応じた値
に調整するのである。
【0004】また、このような運転状態に応じたライン
圧の制御とは別に、運転者の操作によって選択されたレ
ンジに応じたライン圧の制御も行われる。
【0005】つまり、ライン圧は締結されている摩擦要
素が滑らないように設定されるが、レンジや変速段によ
って締結される摩擦要素が異なり、また、同一の摩擦要
素であっても、レンジや変速段によって入力トルクに対
する受け持ちトルクの比、即ち分担トルクが異なり、一
般には、Rレンジにおけるローリバースブレーキの分担
トルクが最も大きくなる。これに対しては、ローリバー
スブレーキの寸法を大きくし或は枚数を多くする等によ
り対処することもできるが、分担トルクが特に大きくな
るのはRレンジ時だけであるから、コストの上昇を回避
するために、Rレンジで、D,S,L等の前進レンジや
Nレンジ等の他のレンジよりもライン圧を高くすること
が行われるのである。
【0006】このようなライン圧の制御は、流体圧制御
回路におけるライン圧調整用のレギュレータバルブと、
レンジ切り換え用のマニュアルバルブとを連係させて、
例えば図8に示すような構成で行われる(特開平5−7
1630号公報参照)。
【0007】即ち、レギュレータバルブ401と、マニ
ュアルバルブ402と、例えばエンジンのスロットル開
度等に応じてライン圧を調整するためのリニアソレノイ
ドバルブ403とを有し、これらによりオイルポンプ4
04で生成された流体圧を所定のライン圧に調整してメ
インライン405に供給する構成において、まず、上記
レギュレータバルブ401の一端にメインライン405
のライン圧が導入されるフィードバックポート401a
を、他端に上記リニアソレノイドバルブ403からの制
御圧が導入される制御ポート401bをそれぞれ設け、
上記フィードバックポート401aに導入されるライン
圧によりスプール401cを減圧側(図面上、右側)
に、制御ポート401bに導入される制御圧により該ス
プール401cを増圧側(同、左側)にそれぞれ付勢す
ることにより、ライン圧を上記制御圧に対応した圧力に
調整するように構成する。
【0008】そして、上記のフィードバックポート40
1a、及び制御ポート401bに加えて増圧ポート40
1dを設け、マニュアルバルブ402のRレンジ位置で
上記メインライン405に通じるライン406を該増圧
ポート401dに接続することにより、Rレンジでこの
増圧ポート401dにライン圧を導入してスプール40
1cを増圧側に付勢するように構成し、これにより、ラ
イン圧の調圧値をRレンジでは他のレンジより高くする
のである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な構成によると、増圧ポート401dにライン圧が導入
されていないRレンジ以外のレンジにおいて、フィード
バックポート401aに導入されるライン圧と制御ポー
ト401bに導入される制御圧とをバランスさせる必要
上、ライン圧を減圧することによって生成される制御圧
が導入される制御ポート401bの方を、ライン圧が直
接導入されるフィードバックポート401aよりも受圧
面積を広くすることになる。したがって、スプール40
1cの一端における制御ポート401bを構成するラン
ド401eの直径は、他端におけるフィードバックポー
ト401aを構成するランド401fの直径よりも大き
くなる。
【0010】一方、上記増圧ポート401dは、制御ポ
ート401bと同様にスプール401cを増圧側に付勢
するものであるから、該スプール401cのランドに対
して、制御ポート401bと同方向に作動圧を作用させ
ることになるが、このように、作動圧を同方向に作用さ
せる2つのポート401b,401dを設ける場合、図
8に示すように、先端のランド401eに加えて、それ
よりも内側に先端のランド401eよりも大径のランド
401gを設けることになる。
【0011】その場合に、上記のように、制御ポート4
01bを構成する先端のランド401eは、フィードバ
ックポート401aを構成する反対側の先端のランド4
01fよりも直径が大きいから、スプール401cの中
間部に直径が最も大きなランド401gが設けられるこ
とになる。このことは、作動圧が同方向に作用する制御
ポート401bと増圧ポート401dの位置を入れ替え
ても同様である。
【0012】そして、このようにスプール401cの中
間部に最も直径が大きなランド401gが設けられる場
合、該スプール401cが挿入されるバルブボディのス
プール挿入穴も中間部で直径が最も大きくなるが、この
ような穴は加工が困難なため、図示のように、スリーブ
部材401hを用いなければならないことになる。
【0013】また、スプール401cも、上記のような
挿入穴に直接挿入することができないため、図示のよう
に二つの部分に分割しなければならず、そのため、部品
点数や組立工数が増加すると共に、当該レギュレータバ
ルブ401の全長が長くなる等の不具合が発生するので
ある。
【0014】そこで、本発明は、自動変速機の流体圧制
御回路におけるレギュレータバルブについての上記のよ
うな不具合を解消することを課題とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明では次のような手段を用いる。
【0016】まず、本願の請求項1の発明(以下、第1
発明という)は、摩擦要素に対する作動流体圧の給排を
制御する流体圧制御回路が備えられ、この制御回路にオ
イルポンプによって生成された流体圧を所定の値に調圧
して供給するためのレギュレータバルブが備えられた自
動変速機において、上記レギュレータバルブに、その一
端側に設けられて、該レギュレータバルブによって調圧
された作動流体圧自体が導入されるフィードバックポー
トと、他端側に設けられて、上記調圧された作動流体圧
に基づいて生成された制御圧が導入される上記フィード
バックポートよりも受圧面積の大きな制御ポートと、フ
ィードバックポートに導入される上記調圧された作動流
体圧と同方向にスプールを付勢するように減圧用流体圧
が導入される減圧ポートとを設けたことを特徴とする。
【0017】また、請求項2に係る発明(以下、第2発
明という)は、上記第1発明において、流体圧制御回路
にレンジを切り換えるためのマニュアルバルブが設けら
れている場合に、レギュレータバルブの減圧ポートに、
上記マニュアルバルブからRレンジ以外の所定のレンジ
で減圧用流体圧を導入するように構成したことを特徴と
する。
【0018】このような構成によれば、一端側に減圧ポ
ートとフィードバックポートとがスプールを同方向に付
勢するように設けられるから、これらのポートを構成す
るためのランドとして、スプールの先端側のランドと、
その内側にあって先端側のランドよりも大径のランドと
が該スプールに設けられることになるが、これらのポー
トよりも受圧面積の広い制御ポートが他端側に設けられ
るから、最も直径の大きなランドがその制御ポートを構
成する他端側のランドとなる。
【0019】その結果、スプールは、全体が一端側から
他端側にかけて直径が次第に増大する形状となり、した
がって、スプールの挿入穴をバルブボディの穴加工だけ
で形成することが可能となると共に、部品点数及び加工
工数が削減され、また、当該レギュレータバルブの全長
が短縮されることになる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。
【0021】まず、図1の骨子図により本実施の形態に
係る自動変速機10の全体の概略構成を説明する。
【0022】この自動変速機10は、主たる構成要素と
して、トルクコンバータ20と、該コンバータ20の出
力により駆動される変速歯車機構として隣接配置された
第1、第2遊星歯車機構30,40と、これらの遊星歯
車機構30,40でなる動力伝達経路を切り換えるクラ
ッチやブレーキ等の複数の摩擦要素51〜55及びワン
ウェイクラッチ56とを有し、これらによりDレンジに
おける1〜4速、Sレンジにおける1〜3速及びLレン
ジにおける1〜2速と、Rレンジにおける後退速とが得
られるようになっている。
【0023】上記トルクコンバータ20は、エンジン出
力軸1に連結されたケース21内に固設されたポンプ2
2と、該ポンプ22に対向状に配置されて該ポンプ22
により作動油を介して駆動されるタービン23と、該ポ
ンプ22とタービン23との間に介設され、かつ、変速
機ケース11にワンウェイクラッチ24を介して支持さ
れてトルク増大作用を行うステータ25と、上記ケース
21とタービン23との間に設けられ、該ケース21を
介してエンジン出力軸1とタービン23とを直結するロ
ックアップクラッチ26とで構成されている。そして、
上記タービン23の回転がタービンシャフト27を介し
て遊星歯車機構30,40側に出力されるようになって
いる。
【0024】ここで、このトルクコンバータ20の反エ
ンジン側には、該トルクコンバータ20のケース21を
介してエンジン出力軸1に駆動されるオイルポンプ12
が配置されている。
【0025】一方、上記第1、第2遊星歯車機構30,
40は、いずれも、サンギヤ31,41と、このサンギ
ヤ31,41に噛み合った複数のピニオン32…32,
42…42と、これらのピニオン32…32,42…4
2を支持するピニオンキャリヤ33,43と、ピニオン
32…32,42…42に噛み合ったリングギヤ34,
44とで構成されている。
【0026】そして、上記タービンシャフト27と第1
遊星歯車機構30のサンギヤ31との間にフォワードク
ラッチ51が、同じくタービンシャフト27と第2遊星
歯車機構40のサンギヤ41との間にリバースクラッチ
52が、また、タービンシャフト27と第2遊星歯車機
構40のピニオンキャリヤ43との間に3−4クラッチ
53がそれぞれ介設されていると共に、第2遊星歯車機
構40のサンギヤ41を固定する2−4ブレーキ54が
備えられている。
【0027】さらに、第1遊星歯車機構30のリングギ
ヤ34と第2遊星歯車機構40のピニオンキャリヤ43
とが連結されて、これらと変速機ケース11との間にロ
ーリバースブレーキ55とワンウエイクラッチ56とが
並列に配置されていると共に、第1遊星歯車機構30の
ピニオンキャリヤ33と第2遊星歯車機構40のリング
ギヤ44とが連結されて、これらに出力ギヤ13が接続
されている。
【0028】そして、この出力ギヤ13が、中間伝動機
構60を構成するアイドルシャフト61上の第1中間ギ
ヤ62に噛み合わされていると共に、該アイドルシャフ
ト61上の第2中間ギヤ63と差動装置70の入力ギヤ
71とが噛み合わされて、上記出力ギヤ13の回転が差
動装置70のデフケース72に入力され、該差動装置7
0を介して左右の車軸73,74が駆動されるようにな
っている。
【0029】ここで、上記各クラッチやブレーキ等の摩
擦要素51〜55及びワンウェイクラッチ56の作動状
態と変速段との関係をまとめると、次の表1に示すよう
になる。
【0030】
【表1】 なお、上記の骨子図に示す自動変速機10の変速歯車機
構の部分は、具体的には図2に示すように構成されてい
るが、この図に示すように、変速機ケース11には後述
する制御で用いられるタービン回転センサ305が取り
付けられている。このセンサ305は、先端部がタービ
ンシャフト27と一体的に回転するフォワードクラッチ
51のドラム51aの外周面に対向するように取り付け
られ、該ドラム外周面に設けられたスプラインによって
生じる磁場の周期的変化を検知することにより、上記タ
ービンシャフト27の回転数を検出するようになってい
る。
【0031】次に、図1、図2に示す各摩擦要素51〜
55に設けられた油圧室に対して作動圧を給排する油圧
制御回路について説明する。
【0032】なお、上記各摩擦要素のうち、バンドブレ
ーキでなる2−4ブレーキ54は、作動圧が供給される
油圧室として締結室54aと解放室54bとを有し、締
結室54aのみに作動圧が供給されているときに当該2
−4ブレーキ54が締結され、解放室54bのみに作動
圧が供給されているとき、両室54a,54bとも作動
圧が供給されていないとき、及び両室54a,54bと
も作動圧が供給されているときに、2−4ブレーキ54
が解放されるようになっている。
【0033】また、その他の摩擦要素51〜53,55
は単一の油圧室を有し、該油圧室に作動圧が供給されて
いるときに当該摩擦要素が締結される。
【0034】図3に示すように、この油圧制御回路10
0には、主たる構成要素として、ライン圧を生成するレ
ギュレータバルブ101と、手動操作によってレンジの
切り換えを行うためのマニュアルバルブ102と、変速
時に作動して各摩擦要素51〜55に通じる油路を切り
換えるローリバースバルブ103、バイパスバルブ10
4、3−4シフトバルブ105及びロックアップコント
ロールバルブ106と、これらのバルブ103〜106
を作動させるための第1、第2ON−OFFソレノイド
バルブ(以下、「第1、第2SV」と記す)111,1
12と、第1SV111からの作動圧の供給先を切り換
えるソレノイドリレーバルブ(以下、「リレーバルブ」
と記す)107と、各摩擦要素51〜55の油圧室に供
給される作動圧の生成、調整、排出等の制御を行う第1
〜第3デューティソレノイドバルブ(以下、「第1〜第
3DSV」と記す)121,122,123等が備えら
れている。
【0035】ここで、上記第1、第2SV111,11
2及び第1〜第3DSV121〜123はいずれも3方
弁であって、上、下流側の油路を連通させた状態と、下
流側の油路をドレンさせた状態とが得られるようになっ
ている。そして、後者の場合、上流側の油路が遮断され
るので、ドレン状態で上流側からの作動油を徒に排出す
ることがなく、オイルポンプ12の駆動ロスが低減され
る。
【0036】なお、第1、第2SV111,112はO
Nのときに上、下流側の油路を連通させる。また、第1
〜第3DSV121〜123はOFFのとき、即ちデュ
ーティ率(1ON−OFF周期におけるON時間の比
率)が0%のときに全開となって、上、下流側の油路を
完全に連通させ、ONのとき、即ちデューティ率が10
0%のときに、上流側の油路を遮断して下流側の油路を
ドレン状態とすると共に、その中間のデューティ率で
は、上流側の油圧を元圧として、下流側にそのデューテ
ィ率に応じた値に調整した油圧を生成するようになって
いる。
【0037】上記レギュレータバルブ101は、オイル
ポンプ12から吐出された作動油の圧力を所定のライン
圧に調整する。そして、このライン圧は、メインライン
200を介して上記マニュアルバルブ102に供給され
ると共に、ソレノイドレデューシングバルブ(以下、
「レデューシングバルブ」と記す)108と3−4シフ
トバルブ105とに供給される。
【0038】このレデューシングバルブ108に供給さ
れたライン圧は、該バルブ108によって減圧されて一
定圧とされた上で、ライン201,202を介して第
1、第2SV111,112に供給される。
【0039】そして、この一定圧は、第1SV111が
ONのときには、ライン203を介して上記リレーバル
ブ107に供給されると共に、該リレーバルブ107の
スプールが図面上(以下同様)右側に位置するときは、
さらにライン204を介してバイパスバルブ104の一
端の制御ポートにパイロット圧として供給されて、該バ
イパスバルブ104のスプールを左側に付勢する。ま
た、リレーバルブ107のスプールが左側に位置すると
きは、ライン205を介して3−4シフトバルブ105
の一端の制御ポートにパイロット圧として供給されて、
該3−4シフトバルブ105のスプールを右側に付勢す
る。
【0040】また、第2SV112がONのときには、
上記レデューシングバルブ108からの一定圧は、ライ
ン206を介してバイパスバルブ104に供給されると
共に、該バイパスバルブ104のスプールが右側に位置
するときは、さらにライン207を介してロックアップ
コントロールバルブ106の一端の制御ポートにパイロ
ット圧として供給されて、該コントロールバルブ106
のスプールを左側に付勢する。また、バイパスバルブ1
04のスプールが左側に位置するときは、ライン208
を介してローリバースバルブ103の一端の制御ポート
にパイロット圧として供給されて、該ローリバースバル
ブ103のスプールを左側に付勢する。
【0041】さらに、レデューシングバルブ108から
の一定圧は、ライン209を介して上記レギュレータバ
ルブ101の制御ポート101aにも供給される。その
場合に、この一定圧は、上記ライン209に備えられた
リニアソレノイドバルブ131により、例えばエンジン
のスロットル開度等に応じて調整され、したがって、レ
ギュレータバルブ101により、ライン圧が上記スロッ
トル開度等に応じて調整されることになる。
【0042】なお、上記3−4シフトバルブ105に導
かれたメインライン200は、該バルブ105のスプー
ルが右側に位置するときに、ライン210を介して第1
アキュムレータ141に通じ、該アキュムレータ141
にライン圧を導入する。
【0043】一方、上記メインライン200からマニュ
アルバルブ102に供給されたライン圧は、D,S,L
の各前進レンジでは第1出力ライン211及び第2出力
ライン212に、Rレンジでは第1出力ライン211及
び第3出力ライン213に、また、Nレンジでは第3出
力ライン213にそれぞれ導入される。
【0044】そして、上記第1出力ライン211は第1
DSV121に導かれて、該第1DSV121に制御元
圧としてライン圧を供給する。この第1DSV121の
下流側は、ライン214を介してローリバースバルブ1
03に導かれ、該バルブ103のスプールが右側に位置
するときには、さらにライン(サーボアプライライン)
215を介して2−4ブレーキ54の締結室54aに導
かれ、また、上記ローリバースバルブ103のスプール
が左側に位置するときには、さらにライン(ローリバー
スブレーキライン)216を介してローリバースブレー
キ55の油圧室に導かれる。
【0045】ここで、上記ライン214からはライン2
17が分岐されて、第2アキュムレータ142に導かれ
ている。
【0046】また、上記第2出力ライン212は、第2
DSV122及び第3DSV123に導かれて、これら
のDSV122,123に制御元圧としてライン圧をそ
れぞれ供給すると共に、3−4シフトバルブ105にも
導かれている。
【0047】この3−4シフトバルブ105に導かれた
ライン212は、該バルブ105のスプールが左側に位
置するときに、ライン218を介してロックアップコン
トロールバルブ106に導かれ、該バルブ106のスプ
ールが左側に位置するときに、さらにライン(フォワー
ドクラッチライン)219を介してフォワードクラッチ
51の油圧室に導かれる。
【0048】ここで、上記フォワードクラッチライン2
19から分岐されたライン220は3−4シフトバルブ
105に導かれ、該バルブ105のスプールが左側に位
置するときに、前述のライン210を介して第1アキュ
ムレータ141に通じると共に、該バルブ105のスプ
ールが右側に位置するときには、ライン(サーボリリー
スライン)221を介して2−4ブレーキ54の解放室
54bに通じる。
【0049】また、第2出力ライン212から制御元圧
が供給される第2DSV122の下流側は、ライン22
2を介して上記リレーバルブ107の一端の制御ポート
に導かれて該ポートにパイロット圧を供給し、該リレー
バルブ107のスプールを左側に付勢する。また、上記
ライン222から分岐されたライン223はローリバー
スバルブ103に導かれ、該バルブ103のスプールが
右側に位置するときに、さらにライン224に通じる。
【0050】このライン224からは、オリフィス15
1を介してライン225が分岐されていると共に、この
分岐されたライン225は3−4シフトバルブ105に
導かれ、該3−4シフトバルブ105のスプールが左側
に位置するときに、前述のサーボリリースライン221
を介して2−4ブレーキ54の解放室54bに導かれ
る。
【0051】また、上記ライン224からオリフィス1
51を介して分岐されたライン225からは、さらにラ
イン226が分岐されていると共に、このライン226
はバイパスバルブ104に導かれ、該バルブ104のス
プールが右側に位置するときに、ライン(3−4クラッ
チライン)227を介して3−4クラッチ53の油圧室
に導かれる。
【0052】さらに、上記ライン224は直接バイパス
バルブ104に導かれ、該バルブ104のスプールが左
側に位置するときに、上記ライン226を介してライン
225に通じる。つまり、ライン224とライン225
とが上記オリフィス151をバイパスして通じることに
なる。
【0053】また、第2出力ライン212から制御元圧
が供給される第3DSV123の下流側は、ライン22
8を介してロックアップコントロールバルブ106に導
かれ、該バルブ106のスプールが右側に位置するとき
に、上記フォワードクラッチライン219に連通する。
また、該ロックアップコントロールバルブ106のスプ
ールが左側に位置するときには、ライン229を介して
ロックアップクラッチ26のフロント室26aに通じ
る。
【0054】さらに、マニュアルバルブ102からの第
3出力ライン213は、ローリバースバルブ103に導
かれて、該バルブ103にライン圧を供給する。そし
て、該バルブ103のスプールが左側に位置するとき
に、ライン(リバースクラッチライン)230を介して
リバースクラッチ52の油圧室に導かれる。
【0055】また、第3出力ライン213から分岐され
たライン231はバイパスバルブ104に導かれ、該バ
ルブ104のスプールが右側に位置するときに、前述の
ライン208を介してローリバースバルブ103の制御
ポートにパイロット圧としてライン圧を供給し、該ロー
リバースバルブ103のスプールを左側に付勢する。
【0056】以上の構成に加えて、この油圧制御回路1
00には、コンバータリリーフバルブ109が備えられ
ている。このバルブ109は、レギュレータバルブ10
1からライン232を介して供給される作動圧を一定圧
に調圧した上で、この一定圧をライン233を介してロ
ックアップコントロールバルブ106に供給する。そし
て、この一定圧は、ロックアップコントロールバルブ1
06のスプールが右側に位置するときには、前述のライ
ン229を介してロックアップクラッチ26のフロント
室26aに供給され、また、該バルブ106のスプール
が左側に位置するときには、一定圧がライン234を介
してリヤ室26bに供給されるようになっている。
【0057】このロックアップクラッチ26は、フロン
ト室26aに上記一定圧が供給されたときに解放される
と共に、上記ロックアップコントロールバルブ106の
スプールが左側に位置して、第3DSV123で生成さ
れた作動圧がフロント室26aに供給されたときには、
その作動圧に応じたスリップ状態に制御されるようにな
っている。
【0058】また、上記マニュアルバルブ102から
は、D,S,L,Nの各レンジでメインライン200に
通じるライン235が導かれて、レギュレータバルブ1
01の減圧ポート101bに接続されており、上記の各
レンジで該減圧ポート101bにライン圧が導入される
ことにより、該レギュレータバルブ101によるライン
圧の調整値が、上記のD,S,L,Nレンジで、他のレ
ンジ、即ちRレンジよりも低くなるようになっている。
【0059】一方、当該自動変速機10には、図4に示
すように、油圧制御回路100における上記第1、第2
SV111,112、第1〜第3DSV121〜123
及びリニアソレノイドバルブ131を制御するコントロ
ーラ300が備えられていると共に、このコントローラ
300には、当該車両の車速を検出する車速センサ30
1、エンジンのスロットル開度を検出するスロットル開
度センサ302、エンジン回転数を検出するエンジン回
転センサ303、運転者によって選択されたシフト位置
(レンジ)を検出するシフト位置センサ304、トルク
コンバータ20におけるタービン23の回転数を検出す
るタービン回転センサ305、作動油の油温を検出する
油温センサ306等からの信号が入力され、これらのセ
ンサ301〜306からの信号が示す当該車両ないしエ
ンジンの運転状態等に応じて、上記第1、第2SV11
1,112、第1〜第3DSV121〜123、及びリ
ニアソレノイドバルブ131の作動を制御するようにな
っている。
【0060】ここで、第1、第2SV111,112及
び第1〜第3DSV121〜123のON,OFFの組
み合わせと各変速段との関係は、次の表2に示すように
なっており、この組み合せに応じて油圧制御回路100
による各摩擦要素51〜55の油圧室に対する作動圧の
給排が制御されて、前述の表1に示すように各変速段で
摩擦要素51〜55が選択的に締結されることになる。
【0061】なお、この表2中、(○)は、第1、第2
SV111,112についてはON、第1〜第3DSV
121〜123についてはOFFであって、いずれも、
上流側の油路を下流側の油路に連通させて元圧をそのま
ま下流側に供給する状態を示す。また、(×)は、第
1、第2SV111,112についてはOFF、第1〜
第3DSV121〜123についてはONであって、い
ずれも、上流側の油路を遮断して、下流側の油路をドレ
ンさせた状態を示す。
【0062】
【表2】 次に、上記レギュレータバルブ101の構成をさらに詳
しく説明する。
【0063】図5〜図7に拡大して示すように、このレ
ギュレータバルブ101においては、前述のように、一
端側にリニアソレノイドバルブ131からの制御圧が導
入される制御ポート101aが設けられていると共に、
他端側には、メインライン200から該レギュレータバ
ルブ101によって調整されたライン圧自体がフィード
バック圧として導入されるフィードバックポート101
cが設けられている。
【0064】このフィードバックポート101cに導入
されるライン圧はスプール101dを図面上(以下同
様)左側に付勢して、ライン圧の調圧値を減圧するよう
に作用し、また、上記制御ポート101aに導入される
制御圧はスプール101dを右側に付勢して、ライン圧
の調圧値を増圧するように作用する。
【0065】ここで、上記制御圧は、ライン圧に基づい
てリニアソレノイドバルブ131によって生成されるも
のであるからライン圧よりも低く、したがって、この制
御圧とフィードバック圧とをバランスさせる必要上、ス
プール101dの制御ポート101aにおける受圧面積
は、フィードバックポート101cにおける受圧面積よ
りも広くされている。
【0066】そして、上記フィードバックポート101
cに隣接させて、前述の減圧ポート101bが、該フィ
ードバックポート101cと同様にスプール101dを
減圧側に付勢するように設けられ、この減圧ポート10
1dに、マニュアルバルブ102から導かれて、D,
S,L,Nレンジでメインライン200に通じるライン
235が接続されている。
【0067】このレギュレータバルブ101によれば、
D,S,LレンジおよびNレンジでは、図5、図6にそ
れぞれ示すように、メインライン200からマニュアル
バルブ102及びライン235を介して該レギュレータ
バルブ101の減圧ポート101bにライン圧が導入さ
れ、この減圧ポート101bに導入されたライン圧と、
メインライン200からフィードバックポート101c
に直接導入されたライン圧とが、制御ポート101aに
導入されているリニアソレノイドバルブ131からの制
御圧に対抗することになる。したがって、該レギュレー
タバルブ101で調整されるライン圧の圧力値は、減圧
ポート101bに導入されたライン圧分だけ低くなる。
【0068】これに対して、Rレンジでは、図7に示す
ように、マニュアルバルブ102により、メインライン
200とレギュレータバルブ101の減圧ポート101
bに通じるライン235とが遮断されて、減圧ポート1
01bにライン圧が導入されなくなり、そのため、フィ
ードバックポート101cに直接導入されたライン圧の
みが制御ポート101aに導入されているリニアソレノ
イドバルブ131からの制御圧に対抗することになる。
したがって、上記のようなライン圧の減圧作用がなく、
Dレンジ等よりも高いライン圧が得られることになるの
である。
【0069】このように、このレギュレータバルブ10
1においては、Rレンジでライン圧を増圧させる代わり
に、Rレンジ以外の他のレンジでライン圧が減圧され、
結果として、Rレンジでは他のレンジよりも高いライン
圧が得られることになって、摩擦要素に入力されるトル
クに対応する大きなトルク伝達容量が確保されるのであ
る。
【0070】ここで、図5を用いて、このレギュレータ
バルブ101によるライン圧の調圧作用を詳しく説明す
ると、ライン圧が高い場合には、スプール101dが左
側に移動して、まず、作動油が流入する流入ポート10
1eが当該自動変速機10の各潤滑部(図3参照)に通
じるライン232が接続された第1ドレンポート101
fに連通して作動油が上記ライン232に流入し、ま
た、この状態でもライン圧が高い場合には、スプール1
01dがさらに左側に移動して、次に、上記流入ポート
101eがオイルポンプ12の吸入側に通じるライン2
36が接続された第2ドレンポート101gに連通し、
作動油が上記ライン236からオイルポンプ12の吸入
側に流入することになる。
【0071】一方、制御ポート101aの受圧面積をA
1、フィードバックポート101cの受圧面積をA2、
減圧ポート101bの受圧面積をA3とすると、スプー
ル101dを右側へ移動させようとする力FRは次式1
のようになる。ここで、Fsはスプリング101hの付
勢力を示す。
【0072】
【式1】FR=A1×制御圧+Fs また、左側へ移動させようとする力は、D,S,L,N
レンジでは、次式2に示す力FL1となり、Rレンジで
は、次式3に示す力FL2となる。
【0073】
【式2】FL1=A2×ライン圧+A3×ライン圧
【0074】
【式3】FL2=A2×ライン圧 そして、左側への力FL1またはFL2が右側への力F
Rより大きいとき(FL1,FL2>FR)、即ちライ
ン圧が高いときは、スプール101dは左側へ移動し
て、上記ドレンポート101f,101gが順次開き、
その結果、左側への力FL1またはFL2が右側への力
FRより小さくなれば(FL1,FL2<FR)、即ち
ライン圧が低くなれば、スプール101dは右側へ移動
して、上記ドレンポート101f,101gを閉じる。
そして、この繰り返しにより、左側への力FL1または
FL2と右側への力FRとが等しくなる。
【0075】その結果、D,S,L,Nレンジでのライ
ン圧P1は、式1、式2から次式4に示すようになり、
Rレンジでのライン圧P2は、式1、式3から次式5に
示すようになり、ライン圧がRレンジでは他のレンジよ
り高くなることになる。
【0076】
【式4】 P1=(A1×制御圧+Fs)/(A2+A3)
【0077】
【式5】P2=(A1×制御圧+Fs)/A2 そして、このレギュレータバルブ101は、以上のよう
な構成により、上記減圧ポート101bを、制御ポート
101aよりも受圧面積が小さいフィードバックポート
101cと同方向に作動圧を作用させるように設けるこ
とが可能となり、これにより、前述の不具合が解消され
るのである。
【0078】つまり、このレギュレータバルブ101に
おいては、減圧ポート101bとフィードバックポート
101cとが、同方向に作動圧が作用するように設けら
れるので、先端側のランド101i,101jよりも大
径のランド101kがその内側に設けられることになる
が、これらのランド101i,101j,101kによ
って構成される減圧ポート101b及びフィードバック
ポート101cの受圧面積よりも反対側の端部の制御ポ
ート101aの受圧面積の方が大きくなるから、最も直
径の大きなランド101lが制御ポート101a側の端
部に設けられることになる。その結果、スプール101
dの全体が一端側から他端側にかけて直径が次第に増大
する形状となる。
【0079】これにより、スプール101dの挿入穴が
バルブボディの穴加工だけで形成されて、図8に示す従
来のレギュレータバルブ401のようなスリーブ部材4
01hが不要となると共に、スプール101dを分割す
る必要もなくなって、部品点数及び加工工数が削減され
ることになる。また、当該レギュレータバルブ101の
全長が短縮されることになるのである。
【0080】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、自動変速
機における流体圧制御回路において、レギュレータバル
ブにおけるスプールが一端側から他端側にかけて直径が
次第に増大する形状となることにより、バルブボディに
形成されるスプールの挿入穴が単純な穴加工だけで形成
することが可能となる。したがって、スプールの中間部
に最も直径が大きな部分が存在する従来のレギュレータ
バルブのように、スプール挿入穴を構成するためのスリ
ーブ部材が不要となると共に、スプールを分割する必要
もなくなり、部品点数及び加工工数が削減されることに
なる。また、スプールが一体化されることに伴って、当
該レギュレータバルブの全長が短縮されることにもな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る自動変速機の機械
的構成を示す骨子図である。
【図2】 同自動変速機の変速歯車機構部の構成を示す
断面図である。
【図3】 同自動変速機の油圧制御回路の回路図であ
る。
【図4】 同油圧制御回路における各ソレノイドバルブ
に対する制御システム図である。
【図5】 図3の油圧制御回路におけるレギュレータバ
ルブ周辺のDレンジの状態を示す要部回路図である。
【図6】 同じくNレンジの状態を示す要部回路図であ
る。
【図7】 同じくRレンジの状態を示す要部回路図であ
る。
【図8】 本実施の形態に係るレギュレータバルブの比
較例を示す従来の油圧制御回路の要部回路図である。
【符号の説明】
10 自動変速機 12 オイルポンプ 51〜55 摩擦要素 100 流体圧制御回路(油圧制御回路) 101 レギュレータバルブ 101a 制御ポート 101b 減圧ポート 101c フィードバックポート 101d スプール 102 マニュアルバルブ
フロントページの続き (72)発明者 篠塚 浩 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 黒川 和司 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 寺岡 隆道 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 本坊 正和 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 平見 尚隆 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 神田 靖典 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 青木 彰伸 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 川 武良 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 岩崎 龍彦 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 摩擦要素に対する作動流体圧の給排を制
    御する流体圧制御回路が備えられ、この制御回路にオイ
    ルポンプによって生成された流体圧を所定の値に調圧し
    て供給するためのレギュレータバルブが備えられた自動
    変速機の作動流体圧制御装置であって、上記レギュレー
    タバルブは、その一端側に設けられて、該レギュレータ
    バルブによって調圧された作動流体圧自体が導入される
    フィードバックポートと、他端側に設けられて、上記調
    圧された作動流体圧に基づいて生成された制御圧が導入
    される上記フィードバックポートよりも受圧面積の大き
    な制御ポートと、フィードバックポートに導入される上
    記調圧された作動流体圧と同方向にスプールを付勢する
    ように減圧用流体圧が導入される減圧ポートとを有する
    ことを特徴とする自動変速機の作動流体圧制御装置。
  2. 【請求項2】 流体圧制御回路にはレンジを切り換える
    ためのマニュアルバルブが設けられていると共に、レギ
    ュレータバルブの減圧ポートには、該マニュアルバルブ
    からRレンジ以外の所定のレンジで減圧用流体圧が導入
    されるように構成されていることを特徴とする請求項1
    に記載の自動変速機の作動流体圧制御装置。
JP10367796A 1995-03-31 1996-03-28 自動変速機の作動流体圧制御装置 Pending JPH08326912A (ja)

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JP10367796A JPH08326912A (ja) 1995-03-31 1996-03-28 自動変速機の作動流体圧制御装置

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JP10000595 1995-03-31
JP7-100005 1995-03-31
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6994648B2 (en) 2003-04-09 2006-02-07 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Fluid pressure control circuit
JP2009204067A (ja) * 2008-02-27 2009-09-10 Mazda Motor Corp 自動変速機の油圧制御装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6994648B2 (en) 2003-04-09 2006-02-07 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Fluid pressure control circuit
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