JPH08326818A - 空気バネ - Google Patents

空気バネ

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Publication number
JPH08326818A
JPH08326818A JP13438995A JP13438995A JPH08326818A JP H08326818 A JPH08326818 A JP H08326818A JP 13438995 A JP13438995 A JP 13438995A JP 13438995 A JP13438995 A JP 13438995A JP H08326818 A JPH08326818 A JP H08326818A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air spring
rubber film
organic fiber
rubber
main body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP13438995A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiaki Onaka
敏章 大仲
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokohama Rubber Co Ltd filed Critical Yokohama Rubber Co Ltd
Priority to JP13438995A priority Critical patent/JPH08326818A/ja
Publication of JPH08326818A publication Critical patent/JPH08326818A/ja
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  • Fluid-Damping Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 空気バネ本体が大きく変形してもずれること
がなく安心して使用でき、また錆の発生による問題や、
加工及び材料に多くの手間や費用がかからず、耐久性を
向上させることが出来る空気バネを提供することを目的
とするものである。 【構成】 ゴム膜5のくびれ部7には、図1及び図2に
示すように、有機繊維8からなる拘束部材9が一体的に
埋設され、ゴム膜5の膨張形状を維持させている。2山
以上のベローズ型空気バネ本体1の成形時に、ゴム膜5
のくびれ部7、有機繊維8からなる拘束部材9を周方向
に巻付けて未加硫のゴムシートを重ね、加硫成形時に一
体的に埋設させるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、振動緩衝装置等に用
いるベローズ型の空気バネにかかわり、更に詳しくは空
気バネ本体のくびれ部に介在させる拘束部材の取付け構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、車両等のショックアブソーバ(振
動緩衝装置)等に用いられている2山以上のベローズ型
の空気バネは、内圧による蛇腹状の形状を維持するため
に、空気バネ本体のくびれ部に、金属製の中間リングを
嵌め込んでいる。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】然しながら、中間リ
ングは、ゴム膜からなる空気バネ本体のくびれ部に、単
に挿入嵌合させただけであるため、空気バネ本体が大き
く変形すると、嵌合した所定位置からずれることがあ
り、また中間リングがずれた状態で空気バネ本体を加圧
すると、空気バネ本体が低い内圧でも破壊したり、擦れ
て耐久性が低下してしまうと言う問題があった。
【0004】また、空気バネを横向きに伸縮するような
配置で使用すると、中間リングの重量で空気バネ本体の
ゴム膜が撓み、異常変形(座屈)が発生し易くなった
り、中間リングがずれ易ると言う、不具合が発生し易い
問題があった。更に、鉄製の中間リングを使用している
と、使用雰囲気によっては、中間リングが錆びて、接触
しているゴム膜を早期に摩滅させたり、傷を付ける等の
問題が発生するため、鉄製の中間リングを可撓性材料に
より被覆したもの(特開平6−307481号公報)
や、中間リングの材質として錆ないようにステンレスを
使用しているものもあるが、加工に費用がかかる上、高
価となる問題があり、更に上記のような中間リングの移
動等の問題は以前として解決されていない。
【0005】この発明は、かかる従来の問題点に着目し
て案出されたもので、空気バネ本体が大きく変形しても
ずれることがなく安心して使用でき、また錆の発生によ
る問題や、加工及び材料に多くの手間や費用がかから
ず、耐久性を向上させることが出来る空気バネを提供す
ることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するため、2山以上のベローズ型空気バネ本体のく
びれ部に、内圧による形状を維持するための拘束部材を
介在させて成る空気バネであって、前記空気バネ本体の
くびれ部に、有機繊維からなる拘束部材を一体的に埋設
して構成したことを要旨とするものである。
【0007】
【発明の作用】この発明は、上記のように構成され、内
層ゴムと補強コードと外層ゴムとでゴム膜を構成してな
る2山以上のベローズ型空気バネ本体であって、該空気
バネ本体の成形時に、ゴム膜のくびれ部、有機繊維から
なる拘束部材を周方向に巻付けて加硫成形時に一体的に
埋設することにより、ゴム膜の膨張時に一定の形状を維
持させるものである。
【0008】前記有機繊維からなる拘束部材は、補強コ
ードの外側にゴム膜と一体化するように配設して加硫成
形時に一体的に構成するものである。このように、有機
繊維からなる拘束部材を、空気バネ本体のくびれ部のゴ
ム膜内に一体的に埋設することにより、空気バネが偏芯
して収縮したり、上下のフランジ面が傾斜している場合
でも、くびれ部分は有機繊維からなる拘束部材で一体的
に拘束されているため、空気バネ本体から拘束部材が脱
落したり、ずれたりすることはなく、常に一定の位置に
保持されるものである。
【0009】また、有機繊維は金属材料の拘束部材に比
べて軽量であるため、空気バネを横向きに伸縮するよう
な使い方をしても空気バネ本体のゴム膜が撓む(だれ
る)ことがなく、異常変形(座屈)による耐久性の低下
を有効に防止出来る。更に、従来の中間リングのよう
に、ゴム膜の成形後に挿入,嵌合させる必要がないの
で、組み立て作業も簡素化し、生産性の向上を図ること
が出来る。また、錆の発生もないので、ゴム膜を早期に
摩滅させたり、傷を付ける等の問題も解決出来、ゴム膜
の耐久性を向上させることが出来るものである。
【0010】
【発明の実施例】以下、添付図面に基づきこの発明の実
施例を説明する。図1はこの発明を実施した2山のベロ
ーズ型空気バネ本体1の半断面図を示し、空気バネ本体
1は、内層ゴム2と補強コード3と外層ゴム4とで2〜
4層構造のゴム膜5を構成し、その上下端部には、フラ
ンジ6a,6bが装着されている。
【0011】前記ゴム膜5のくびれ部7には、図1及び
図2に示すように、有機繊維8からなる拘束部材9が一
体的に埋設され、ゴム膜5の膨張時に一定の形状を維持
させている。前記拘束部材7の有機繊維としては、例え
ば、太さ13,500デニール〜17,010デニールで、ポリエス
テル,ナイロン等の材料を束にして使用している。
【0012】この発明の実施例は上記のように構成さ
れ、2山以上のベローズ型空気バネ本体1の成形時に、
ゴム膜5のくびれ部7、有機繊維8からなる拘束部材9
を周方向に巻付けて未加硫のゴムシートを重ね、加硫成
形時に一体的に埋設させるものである。前記有機繊維8
からなる拘束部材9は、補強コード3の外側にゴム膜5
と一体化するように配設して加硫成形時に一体的に構成
することにより、ゴム膜5のくびれ部7に埋設した拘束
部材9の部分には、図2に示すような突起部10が形成
される。なお、図3に示すように、ゴム膜5のくびれ部
7に突起部10を形成せずに肉厚構造10aとして拘束
部材9を埋設して構成することも可能である。
【0013】このように、有機繊維8からなる拘束部材
9を、空気バネ本体のくびれ部7のゴム膜5内に一体的
に埋設することにより、空気バネが偏芯して収縮した
り、上下のフランジ6a,6bの面が傾斜している場合
でも、くびれ部分7は有機繊維8からなる拘束部材9で
一体的に拘束されているため、空気バネ本体1から拘束
部材9が脱落したり、ずれたりすることはなく、常に一
定の位置に保持されるものである。
【0014】また、有機繊維8は金属材料の拘束部材に
比べて軽量であるため、空気バネを横向きに伸縮するよ
うな使い方をしても空気バネ本体1のゴム膜5が撓む
(だれる)ことがなく、異常変形(座屈)による耐久性
の低下を有効に防止出来る。更に、従来の中間リングの
ように、ゴム膜の成形後に嵌合させる必要がないので、
組み立て作業も簡素化し、生産性の向上を図ることが出
来る。また、錆の発生もないので、ゴム膜を早期に摩滅
させたり、傷を付ける等の問題も解決出来、ゴム膜の耐
久性を向上させることが出来るものである。
【0015】
【発明の効果】この発明は、上記のように空気バネ本体
のくびれ部に、有機繊維からなる拘束部材を一体的に埋
設して構成したので、空気バネ本体が大きく変形しても
ずれることがなく安心して使用でき、また錆の発生によ
る問題や、加工及び材料に多くの手間や費用がかから
ず、耐久性を向上させることが出来る効果がある。
【0016】即ち、空気バネ本体の成形時に、ゴム膜の
くびれ部、有機繊維からなる拘束部材を周方向に巻付け
て加硫成形時に一体的に埋設することにより、ゴム膜の
膨張時に一定の形状を維持させることが出来、空気バネ
が偏芯して収縮したり、上下のフランジ面が傾斜してい
る場合でも、くびれ部分は有機繊維からなる拘束部材で
一体的に拘束されているため、空気バネ本体から拘束部
材が脱落したり、ずれたりすることはなく、常に一定の
位置に保持させることが出来る効果がある。
【0017】また、有機繊維は金属材料の拘束部材に比
べて軽量であるため、空気バネを横向きに伸縮するよう
な使い方をしても空気バネ本体のゴム膜が撓むことがな
く、異常変形(座屈)による耐久性の低下を有効に防止
出来る効果がある。。更に、従来の中間リングのよう
に、ゴム膜の成形後に挿入,嵌合させる必要がないの
で、組み立て作業も簡素化し、生産性の向上を図ること
が出来、また、錆の発生もないので、ゴム膜を早期に摩
滅させたり、傷を付ける等の問題も解決出来、ゴム膜の
耐久性を向上させることが出来る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を実施した2山のベローズ型の空気バ
ネ本体の半断面図である。
【図2】図1のA部の拡大断面図である。
【図3】ゴム膜のくびれ部の他の実施例を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
1 空気バネ本体 2 内層ゴム 3 補強コード 4 外層ゴム 5 ゴム膜 6a,6b フランジ 7 くびれ部 8 有機繊維 9 拘束部材 10 突起部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2山以上のベローズ型空気バネ本体のく
    びれ部に、内圧による形状を維持するための拘束部材を
    介在させて成る空気バネにおいて、前記空気バネ本体の
    くびれ部に、有機繊維からなる拘束部材を一体的に埋設
    して構成したことを特徴とする空気バネ。
JP13438995A 1995-05-31 1995-05-31 空気バネ Pending JPH08326818A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13438995A JPH08326818A (ja) 1995-05-31 1995-05-31 空気バネ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13438995A JPH08326818A (ja) 1995-05-31 1995-05-31 空気バネ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08326818A true JPH08326818A (ja) 1996-12-10

Family

ID=15127263

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13438995A Pending JPH08326818A (ja) 1995-05-31 1995-05-31 空気バネ

Country Status (1)

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JP (1) JPH08326818A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110159695A (zh) * 2019-05-17 2019-08-23 中国人民解放军海军工程大学 帘线一体化缠绕增强橡胶空气弹簧

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110159695A (zh) * 2019-05-17 2019-08-23 中国人民解放军海军工程大学 帘线一体化缠绕增强橡胶空气弹簧

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