JPH08326331A - 散液方法及び散液装置 - Google Patents

散液方法及び散液装置

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JPH08326331A
JPH08326331A JP15561895A JP15561895A JPH08326331A JP H08326331 A JPH08326331 A JP H08326331A JP 15561895 A JP15561895 A JP 15561895A JP 15561895 A JP15561895 A JP 15561895A JP H08326331 A JPH08326331 A JP H08326331A
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JP
Japan
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sprinkler
discharge
liquid
water
switch
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JP15561895A
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English (en)
Inventor
Hirosuke Kawaguchi
宏祐 川口
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Maruyama Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Maruyama Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 建築物の解体現場における周囲への塵芥飛散
防止のための散水作業において、散水作業者が塵芥の飛
散する環境下に置かれるのを防止する。 【構成】 散水機26は、散水機本体28及び受信機32を含
み、散布目標点から適当に離れた個所に設置される。オ
ペレータ14は、解体機10の密閉型オペレータ室12内から
携帯型送信機16を介して散水機26を遠隔制御し、散水機
本体28からの放出水36が散布目標点に散布されるよう
に、散水機本体28からの放出水36の放出方向及び液圧等
を変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、散液して例えば建築
物の解体時の塵芥の飛散防止等を行う散液方法及び散液
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】建築物の解体に伴い、塵芥が、舞い上が
って、周囲へ飛散する弊害がある。そこで、作業者が、
散水ホースにより塵芥の飛散元へ目掛けて散水すること
が行われている。散水作業者は、散水ホースからの放出
水が散布目標点まで届かないときは、散水ホースを引き
摺りつつ、飛散元へ接近する必要があり、労力が増大す
るとともに、風向きが急に変化して、塵芥煙に巻き込ま
れ、作業環境が劣悪となっている。
【0003】また、特開平7−18880号公報は、油
圧ショベルにより建築物を解体する際の塵芥飛散防止の
ために、油圧ショベルのアーム先端部から散水すること
を開示する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】作業者による散水ホー
スからの散水作業は、労力及び作業環境上、問題があ
る。また、特開平7−18880号公報の散水方法で
は、散水は解体用アタッチメントの前方へ向かって行わ
れることになり、解体用アタッチメントは、解体作業
中、頻繁に塵芥の飛散元とは別の方へ向いており、塵芥
の飛散元へ有効に散水することができない。
【0005】請求項1,2,7の発明の目的は、散液作
業者が劣悪な環境下に置かれるのを回避しつつ、散布目
標点へ有効に散液することができる散液方法及び散液装
置を提供することである。請求項3の発明の目的は、特
に建築物の解体作業現場での散液作業に適する散液方法
を提供することである。請求項4の発明の目的は、散液
作業を省人化できる散液方法を提供することである。請
求項5,6の発明の目的は、さらに利便性を増大できる
散液方法を提供することである。請求項8の発明の目的
は、利便性を増大できる散液装置を提供することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明を、実施例に対
応する図面の符号を使用して説明する。請求項1の散液
方法では、放出液(36)の放出方向及び放出圧について制
御される散液機(26)を設置し、散液機(26)を遠隔制御し
て、散液機(26)からの放出液(36)を散布目標点に散布す
る。
【0007】請求項2の散液方法では、放出液(36)の放
出方向について制御自在の散液機(26)を設置し、散液機
(26)を遠隔制御して、散液機(26)からの放出液(36)を散
布目標点に散布する。
【0008】請求項3の散液方法では、請求項1又は2
の散液方法において、さらに、散布目標点は、建築物の
解体に伴って飛散している塵芥の飛散元である。
【0009】請求項4の散液方法では、請求項3の散液
方法において、さらに、散液機(26)の遠隔制御を解体機
(10)の密閉型オペレータ室(12)から行う。
【0010】請求項5の散液方法では、請求項1〜4の
いずれかの散液方法において、さらに、散液機(26)を放
出パターンについても遠隔制御する。
【0011】請求項6の散液方法では、請求項1〜5の
いずれかの散液方法において、さらに、散液機(26)が、
散布機本体(28)の放出口(116)へ液体を圧送するポンプ
(46)、及びポンプ(46)を駆動する原動機(48)を含むもの
とし、原動機(48)の駆動及び停止についても遠隔制御す
る。
【0012】請求項7の散液装置は次の(a)及び
(b)の構成要素を有している。 (a)放出液(36)が散布目標点へ散布されるように放出
液(36)の放出方向及び/又は放出圧について制御される
散液機(26) (b)散液機(26)を遠隔制御する遠隔制御器(16)
【0013】請求項8の散液装置では、請求項7の散液
機(26)において、さらに、散液機(26)は遠隔制御と近接
制御とに切替自在である。
【0014】
【作用】請求項1の散液方法では、散液機(26)を遠隔制
御して、散液機(26)における放出液(36)の放出方向及び
放出圧を変更する。この変更により散液機(26)からの放
出液(36)の現実の散布点が変化する。こうして、現実の
散布点が散布目標点となるように、散液機(26)の遠隔制
御を行う。
【0015】請求項2の散液方法では、散液機(26)を遠
隔制御して、散液機(26)における放出液(36)の放出方向
を変更する。この変更により散液機(26)からの放出液(3
6)の現実の散布点が変化する。こうして、現実の散布点
が散布目標点となるように、散液機(26)の遠隔制御を行
う。
【0016】請求項3の散液方法では、散液機(26)から
の放出液(36)は、建築物の解体に伴う飛散する塵芥の飛
散元へ散布される。
【0017】請求項4の散液方法では、解体機(10)の密
閉型オペレータ室(12)にいて解体機(10)により建築物の
解体を行っているオペレータ(14)が散液機(26)の遠隔制
御を行う。
【0018】請求項5の散液方法では、散液機(26)から
の放出液(36)の放出パターンを遠隔制御して、状況に応
じた散布パターンで放出液(36)を散布目標点に散布す
る。
【0019】請求項6の散液方法では、散液作業の中断
又は終了時では、遠隔制御により散液機(26)の原動機(4
8)を停止させて、ポンプ(46)の運転を停止させる。ま
た、散液作業の開始及び再開のときは、遠隔制御により
散液機(26)の原動機(48)を始動し、ポンプ(46)を運転状
態にする。
【0020】請求項7の散液装置では、散液機(26)は、
遠隔制御器(16)により遠隔制御されて、放出液(36)の放
出方向及び/又は放出圧を変更する。これにより、散液
機(26)からの放出液(36)の現実の散布点が変化する。こ
うして、現実の散布点が散布目標点となるように、散液
機(26)が遠隔制御器(16)から遠隔制御される。
【0021】請求項8の散液装置では、近接制御を望ま
れるときは、散液機(26)は、近接制御へ切り替えられ
て、放出液(36)の放出方向及び/又は放出圧を近接制御
により変更される。
【0022】
【実施例】以下、この発明を図面の実施例について説明
する。図1は建築物解体現場における散液方法の状況を
示す図である。クラッシャ、ニブラ、バックフォーブラ
ンクショベル等の解体機10は、オペレータ14が乗り込ん
で操作する密閉型オペレータ室12を備えている。なお、
密閉型オペレータ室12の密閉型とは、ドア等を閉めたと
きには外部から室内への飛散塵芥の侵入を防げる程度の
密閉を意味し、天上等が開放されている開放型と対比す
る用語として使用している。携帯型送信機16は、アンテ
ナ18を密閉型オペレータ室12の外部に露出して装備する
とともに、本体はオペレータ14により密閉型オペレータ
室12内に持ち込まれて、運転席近傍に配置される。解体
廃棄物20は、解体機10による建築物の解体により生じ、
解体機10によりトラックの荷台へ積まれる。散水機26
は、解体機10が処理している解体廃棄物20から適当に離
れた地点に設置され、散水機本体28及び送液装置30を備
える。受信機32は、送液装置30の上部に取付けられ、ア
ンテナ34において携帯型送信機16のアンテナ18からの電
波を受信する。散水機本体28は、解体機10が処理してい
る解体廃棄物20の範囲、すなわち塵芥煙の飛散元へ、放
出水36が散布されるように、送液装置30からの圧送水を
放出水36として放出する。
【0023】図2は散水機26の全体図である。電源コー
ド50は、受信機32から引き出され、電源としての所定の
コンセントへ接続されるようになっている。ノズル装置
38はスタンド40に支持される。送液装置30は、受信機32
を介して給電されるポンプ駆動用モータ48、ポンプ駆動
用モータ48により駆動されるユニフローピストンポンプ
装置46、及びオーバフロー防止機能を備え所定容積のボ
ールタップ付き給水槽54を有している。給水車や水道栓
等からの水は送水ホース56を介してボールタップ付き給
水槽54に貯留される。ユニフローピストンポンプ装置46
は、ボールタップ付き給水槽54内の水を吸入して、送水
ホース56へ吐出し、水は送水ホース56を介して散水機本
体28へ送られる。
【0024】図3は散水機本体28の側面図である。パイ
プ60は、鉛直方向へ直線で延び、中間部には拡開自在の
三脚62の上端部を結合されている。ボス64はパイプ60の
下端部に摺動自在に嵌合し、アーム66は、上下の端部に
おいてボス64及び三脚62の中間部に回転自在に結合して
いる。スタンド40が設置されるときは、三脚62は拡開さ
れ、スタンド40を収納するときは、ボス64を上昇させ
て、三脚62を縮閉する。ステー68は、パイプ60への三脚
62の上端部の取付点のすぐ上においてパイプ60に固定さ
れ、パイプ60から水平方向へ張り出している。コイル70
は、下端をステー68の先端部に固定され、ステー68から
上方へ突出している。軸72は、パイプ60に中心線を揃え
て配置され、パイプ60に回転自在に軸支され、かつパイ
プ60から上方へ所定長さ突出している。ピニオン74は、
パイプ60の上端のすぐ上に位置し、回転方向へ軸72と一
体的となっている。ギヤードモータ76は、パイプ60の上
端部に固定され、ピニオン74にかみ合うギヤ78を正逆転
させ、パイプ60に対する軸72の回転位置を変更する。ノ
ズル装置38は、直線で延びるノズルパイプ80を備え、ノ
ズルパイプ80は横方向水平線の周りに回転自在に基端部
において回動結合具82を介して軸72の上端部に結合して
いる。伸縮自在の電動シリンダ84は、上下の端部におい
てそれぞれ回動結合具82より前方のノズルパイプ80の部
位及び回動結合具82より十分に下方の軸72の部位へ回動
自在に結合している。散水機本体28は後部に放出パター
ン変更用モータ86を備えている。ギヤードモータ76、電
動シリンダ84、及び放出パターン変更用モータ86からは
それぞれリード線88,90,92が引き出され、それらは、
コイル70内を上から下へ通り抜けてから、コード94とな
って、受信機32へ接続されている。
【0025】図4はノズル装置38の詳細な構造図であ
る。ボデー100は、下部において送水ホース56を接続さ
れ、先端側にはノズルパイプ80の基端部を取付けられて
いる。側面視「コ」字状のブラケット102は、両端部に
おいて放出パターン変更用モータ86及びボデー100をそ
れぞれ取付けねじ104,106により固定される。中子案内
部材108は、基端側をノズルパイプ80の先端に固定さ
れ、内側において溝付き中子110を軸方向へ案内する。
キャップ112は中子案内部材108の先端部の外周側に螺合
し、噴口板114は、中心に噴口116をもち、キャップ112
により中子案内部材108の先端に締め付けられれてい
る。パッキン118は、中子案内部材108の先端と噴口板11
4との間に介在し、中子案内部材108とキャップ112との
間からの液漏れを阻止する。押圧軸120は、ノズルパイ
プ80に同軸的にノズルパイプ80内を延び、先端側におい
て溝付き中子110に当接し、基端側において角軸124の先
端側に螺合している。ロックナット126は、押圧軸120に
螺合して、角軸124に対する押圧軸120の相対回転を防止
する。カラー128は、基端側において結合ピン130を介し
て放出パターン変更用モータ86の駆動軸に結合し、先端
側の角孔には角軸124の角形基端部を軸方向へ相対移動
自在に挿入されている。プラグ132は、押圧軸120を貫通
されつつ、ボデー100の基端部を閉塞している。ナット1
34は、押圧軸120に固着し、ボデー100の内部のねじ溝13
6に螺合している。放出パターン変更用モータ86の駆動
軸の回転は、カラー128及び角軸124を介して押圧軸120
へ伝達され、ナット134がねじ溝136に対して回転して、
押圧軸120は軸方向へノズルパイプ80に対して進退す
る。溝付き中子110は、押圧軸120の進退に伴って中子案
内部材108内を進退し、噴口板114との距離を増減する。
溝付き中子110がパッキン118から適当に離れていると
き、噴口板114の噴口116からの放出水36は直線流とな
る。溝付き中子110がパッキン118に接近すると、放出水
36は拡散流となる。溝付き中子110が、パッキン118に当
接して、パッキン118の孔を塞ぐと、噴口板114の噴口11
6からの放出水36は中止される。
【0026】図5はユニフローピストンポンプ装置46の
垂直断面図である。このユニフローピストンポンプ装置
46は、クランク軸140を共通とする三連型であり、3個
のシリンダパイプ146が平行に配設される。クランク軸1
40は、両端部を回転自在にクランクケース142に軸支さ
れ、ポンプ駆動用モータ48(図2)により駆動される。
吸入マニホールド144、シリンダパイプ146、及び吐出マ
ニホールド148は、クランクケース142側から順番に配設
され、クランクケース142に締め付けられて、接合され
る。ピストンロッド150は、基端側をコンロッド152を介
してクランク軸140へ連結されて、クランク軸140の回転
に伴って往復動する。弁体154及び通孔付きストッパ156
は、それぞれ基端側及び先端側の配置でピストンロッド
150の先端部にピストンロッド150の軸方向へ所定寸法離
されて固定されている。ピストンパッキン付き弁座158
は、弁体154及び通孔付きストッパ156の間においてピス
トンロッド150に遊嵌され、弁体154と共に吸入弁を構成
する。ピストンロッド150が先端方向へ移動する吐出行
程では、ピストンパッキン付き弁座158は弁体154に当接
して、吸入弁は閉となり、吐出弁164は開となり、ポン
プ室160内の液体は吐出弁164を経て吐出マニホールド14
8の吐出口166へ吐出される。ピストンロッド150が基端
方向へ移動する吸入行程では、ピストンパッキン付き弁
座158は通孔付きストッパ156に当接して、吸入弁は開と
なり、吸入マニホールド144の吸入口162からの液体は弁
体154の外周側、ピストンパッキン付き弁座158の内周
側、及び通孔付きストッパ156の通孔を経てピストンロ
ッド150の先端側のポンプ室160へ吸入される。アキュム
レータ168は、吐出口166へ連通し、吐出口166の吐出圧
を平滑化する。
【0027】調圧弁174は、吐出口166へ連通する調圧口
176、及び余液をボールタップ付き給水槽54(図2)へ
戻す余液口178を備える。ボール180は、圧縮コイルばね
182を介して閉方向へ付勢され、調圧口176側の液圧が調
圧値以上になると、開いて、調圧口176と余液口178とを
連通させて、調圧口176の液圧を下げる。ブラケット184
は、調圧弁174のハウジングの上端部に固定され、調圧
値調整用モータ188は減速装置186を介してブラケット18
4に取付けられる。調圧値調整用モータ188は、受信機32
(図2)を介して電力を供給され、正逆転により減速装
置186を介してねじ190を回転させ、圧縮コイルばね182
の軸方向寸法を変更して、圧縮コイルばね182の予荷
重、すなわち調圧弁174の調圧値を変更する。
【0028】図6は携帯型送信機16の詳細図である。ク
ランプ210は、アンテナ18の下端部に設けられ、アンテ
ナ18を縁等の薄肉部に取り外し自在に取付けれるように
なっている。本体198の上部には、ポンプ駆動スイッチ2
00、調圧スイッチ202、左右回動スイッチ204、上下回動
スイッチ206、及び放出パターンスイッチ208が設けら
れ、起立した中立位置に対して左右へ傾動自在になって
いる。ポンプ駆動スイッチ200は、一方及び他方の傾動
位置において、それぞれポンプ駆動用モータ48を停止状
態及び駆動状態にさせ、ユニフローピストンポンプ装置
46を停止状態及び駆動状態にする。調圧スイッチ202
は、一方及び他方の傾動位置において、それぞれ調圧値
調整用モータ188を一方及び他方の回転状態にし、調圧
弁174の調圧値を下降及び上昇させる。左右回動スイッ
チ204は、一方及び他方の傾動位置において、それぞれ
スタンド40のギヤードモータ76を一方及び他方へ回転さ
せ、ノズル装置38の先端側を水平方向の一方及び他方へ
振らせる。上下回動スイッチ206は、一方及び他方の傾
動位置において、それぞれ電動シリンダ84を縮小及び伸
長させ、散水機本体28の先端側を下方及び上方へ向け
る。放出パターンスイッチ208は、一方及び他方の傾動
位置において、それぞれノズル装置38の放出パターン変
更用モータ86を一方及び他方へ回転させ、溝付き中子11
0を噴口板114へ接近及び離反させる。
【0029】図7は受信機32及びその関連電気機器を配
線と共に示す図である。ポンプ駆動スイッチ220、調圧
スイッチ222、左右回動スイッチ224、上下回動スイッチ
226、及び放出パターンスイッチ228が設けられ、起立し
た中立位置に対して左右へ傾動自在になっている。これ
らポンプ駆動スイッチ220、調圧スイッチ222、左右回動
スイッチ224、上下回動スイッチ226、及び放出パターン
スイッチ228はそれぞれ携帯型送信機16のポンプ駆動ス
イッチ200、調圧スイッチ202、左右回動スイッチ204、
上下回動スイッチ206、及び放出パターンスイッチ208に
対応している。制御モードスイッチ230は、ポンプ駆動
スイッチ220、調圧スイッチ222、左右回動スイッチ22
4、上下回動スイッチ226、及び放出パターンスイッチ22
8の手動操作を有効にする近接制御位置と、ポンプ駆動
スイッチ220、調圧スイッチ222、左右回動スイッチ22
4、上下回動スイッチ226、及び放出パターンスイッチ22
8の手動操作を無効にして携帯型送信機16からの遠隔制
御を有効にする遠隔制御位置とを備えている。ポンプ駆
動スイッチ220は、一方及び他方の傾動位置において、
それぞれポンプ駆動用モータ48を停止状態及び駆動状態
にさせ、ユニフローピストンポンプ装置46を停止状態及
び駆動状態にする。制御モードスイッチ230が近接制御
位置にあるとき、調圧スイッチ222は、一方及び他方の
傾動位置において、それぞれ調圧値調整用モータ188を
一方及び他方の回転状態にし、調圧弁174の調圧値を下
降及び上昇させる。制御モードスイッチ230が近接制御
位置にあるとき、左右回動スイッチ224は、一方及び他
方の傾動位置において、それぞれスタンド40のギヤード
モータ76を一方及び他方へ回転させ、ノズル装置38の先
端側を水平方向の一方及び他方へ振らせる。制御モード
スイッチ230が近接制御位置にあるとき、上下回動スイ
ッチ226は、一方及び他方の傾動位置において、それぞ
れ電動シリンダ84を縮小及び伸長させ、散水機本体28の
先端側を下方及び上方へ向ける。制御モードスイッチ23
0が近接制御位置にあるとき、放出パターンスイッチ228
は、一方及び他方の傾動位置において、それぞれノズル
装置38の放出パターン変更用モータ86を一方及び他方へ
回転させ、溝付き中子110を噴口板114へ接近及び離反さ
せる。ポンプ駆動用モータ48は電磁スイッチ250により
2給水ホース52からの給電を制御される。リレー240,2
42,244,246,248は、それぞれ放出パターン変更用モ
ータ86、電動シリンダ84、ギヤードモータ76、調圧値調
整用モータ188、及び電磁スイッチ250用に設けられ、コ
ネクタ236を介して受信機32へ接続される。
【0030】実施例の作用について説明する。散水機26
を、解体機10が処理している解体廃棄物20から適当に離
れた地点に設置する。受信機32の制御モードスイッチ23
0は遠隔制御位置にされる。携帯型送信機16のアンテナ1
8は解体機10の密閉型オペレータ室12の上部に取付けら
れ、携帯型送信機16は密閉型オペレータ室12内の運転席
近傍に置かれる。オペレータ14は、密閉型オペレータ室
12内から携帯型送信機16のポンプ駆動スイッチ200、調
圧スイッチ202、左右回動スイッチ204、上下回動スイッ
チ206、又は放出パターンスイッチ208を状況に応じて操
作する。ポンプ駆動スイッチ200によりポンプ駆動用モ
ータ48を駆動して、ユニフローピストンポンプ装置46を
運転状態にすると、ボールタップ付き給水槽54内の水が
ユニフローピストンポンプ装置46により送水ホース56を
介して散水機本体28へ圧送され、ノズル装置38の噴口板
114の噴口116からキャップ112の開口を介して放出水36
が放出される。オペレータ14は、調圧スイッチ202、左
右回動スイッチ204、及び/又は上下回動スイッチ206を
操作して、放出水36が散布目標点に散布されるようにす
る。左右回動スイッチ204の操作では、散水機本体28の
向きが水平面内で散布目標点の方となるように調整され
る。調圧スイッチ202及び/又は上下回動スイッチ206の
操作では、放出水36の到達距離が調整される。調圧弁17
4による調圧値が増大して、放出水36の圧力が増大する
程、放出水36の到達距離は増大する。また、ノズル装置
38が水平線に対してほぼ45°上向きの角度に接近する
程、同一の調圧値に対する到達距離が増大する。塵芥の
舞い上がり状況によっては、さらに、放出パターンスイ
ッチ208を操作して、放出水36の放出パターン、したが
って散布目標点における放出水36の散布パターンを調整
する。
【0031】状況によっては、密閉型オペレータ室12の
オペレータ14以外の作業者が、受信機32の制御モードス
イッチ230を近接制御位置に切替え、すなわち、受信機3
2のポンプ駆動スイッチ220、調圧スイッチ222、左右回
動スイッチ224、上下回動スイッチ226、及び放出パター
ンスイッチ228を有効にし、これらポンプ駆動スイッチ2
20、調圧スイッチ222、左右回動スイッチ224、上下回動
スイッチ226、及び放出パターンスイッチ228の操作によ
りノズル装置38からの放出水36の向き、放出パターン、
及び液圧を変更したり、ユニフローピストンポンプ装置
46の運転状態及び停止状態を切替える。
【0032】図8は簡易型散水機26を使用する散液方法
を示している。この散水機26では、送液装置30は省略さ
れ、水は、水道栓256から送水ホース56を介して散水機
本体28へ供給され、放出水36として放出される。水道栓
256や給水車等から供給される水の圧力が十分に高いと
きは、又は散水機本体28から散布目標点までの距離が短
く、放出水36の水圧が低くても、放出水36が散布目標点
に支障なく届くときは、送液装置30の省略が可能であ
る。
【0033】実施例では、携帯型送信機16が解体機10の
密閉型オペレータ室12内へ持ち込まれ、密閉型オペレー
タ室12内のオペレータ14が散水機26を遠隔制御するよう
にしているが、散水作業を見通せる場所でかつ塵芥等に
巻き込まれない良好な環境の場所で携帯型送信機16を操
作することも可能である。実施例では、水を散布してい
るが、この発明の散液方法は、消火液や洗浄液等、水以
外の液体の散布にも適用可能である。
【0034】
【発明の効果】請求項1,2,7の発明では、作業者が
劣悪な環境下に身を晒すことなく、散布目標点へ有効に
散液することができる。
【0035】請求項3の発明では、作業者が建築物解体
時の塵芥が飛散する劣悪な環境下に身を晒すことなく、
塵芥の飛散元へ有効に散液することができる。
【0036】請求項4の発明では、解体機を操作するオ
ペレータが散液も行えるので、省人化を図ることができ
る。
【0037】請求項5の発明では、散液機からの放出液
の放出パターンを遠隔制御により変更して、最適な散布
パターンで散液することができる。
【0038】請求項6の発明では、散液の中断時等では
遠隔制御により放出液圧送用のポンプの運転を停止する
ので、動力損失を抑制できる。
【0039】請求項8の発明では、状況に応じて近接制
御で散液機を操作できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】建築物解体現場における散液方法の状況を示す
図である。
【図2】散水機の全体図である。
【図3】散水機本体の側面図である。
【図4】ノズル装置の詳細な構造図である。
【図5】ユニフローピストンポンプ装置の垂直断面図で
ある。
【図6】携帯型送信機の詳細図である。
【図7】受信機及びその関連電気機器を配線と共に示す
図である。
【図8】簡易型散水機を使用する散液方法を示してい
る。
【符号の説明】
10 解体機 12 密閉型オペレータ室 14 オペレータ 16 携帯型送信機(遠隔制御器) 26 散水機(散液機) 28 散水機本体(散布機本体) 36 放出水(放出液) 46 ユニフローピストンポンプ装置(ポンプ) 48 ポンプ駆動用モータ(原動機) 116 噴口(放出口)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放出液(36)の放出方向及び放出圧につい
    て制御される散液機(26)を設置し、前記散液機(26)を遠
    隔制御して、前記散液機(26)からの放出液(36)を散布目
    標点に散布することを特徴とする散液方法。
  2. 【請求項2】 放出液(36)の放出方向について制御自在
    の散液機(26)を設置し、前記散液機(26)を遠隔制御し
    て、前記散液機(26)からの放出液(36)を散布目標点に散
    布することを特徴とする散液方法。
  3. 【請求項3】 前記散布目標点は、建築物の解体に伴っ
    て飛散している塵芥の飛散元であることを特徴とする請
    求項1又は2記載の散液方法。
  4. 【請求項4】 前記散液機(26)の遠隔制御を解体機(10)
    の密閉型オペレータ室(12)から行うことを特徴とする請
    求項3記載の散液方法。
  5. 【請求項5】 前記散液機(26)を放出パターンについて
    も遠隔制御することを特徴とする請求項1〜4のいずれ
    かに記載の散液方法。
  6. 【請求項6】 前記散液機(26)が、前記散布機本体(28)
    の放出口(116)へ液体を圧送するポンプ(46)、及び前記
    ポンプ(46)を駆動する原動機(48)を含むものとし、前記
    原動機(48)の駆動及び停止についても遠隔制御すること
    を特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の散液方
    法。
  7. 【請求項7】 (a)放出液(36)が散布目標点へ散布さ
    れるように放出液(36)の放出方向及び/又は放出圧につ
    いて制御される散液機(26)、及び(b)前記散液機(26)
    を遠隔制御する遠隔制御器(16)、を有していることを特
    徴とする散液装置。
  8. 【請求項8】 前記散液機(26)は遠隔制御と近接制御と
    に切替自在であることを特徴とする請求項7記載の散液
    装置。
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