JPH08326106A - 防火水槽 - Google Patents

防火水槽

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JPH08326106A
JPH08326106A JP13138495A JP13138495A JPH08326106A JP H08326106 A JPH08326106 A JP H08326106A JP 13138495 A JP13138495 A JP 13138495A JP 13138495 A JP13138495 A JP 13138495A JP H08326106 A JPH08326106 A JP H08326106A
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JP
Japan
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water
storage tank
box
tank
water tank
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Pending
Application number
JP13138495A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahisa Kamegawa
昌久 亀川
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TOOTASU KK
Original Assignee
TOOTASU KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 災害時において、貯水槽10内の水源を有効
に活用する。 【構成】 地中に埋設する貯水槽10と、エンジン31
a付きの放水ポンプ31とホース32とを収納する蓋2
1付きのボックス20とを設ける。エンジン31aを介
して駆動する放水ポンプ31は、貯水槽10内の水Wを
ホース32に圧送し、ホース32は、地表G上の任意の
位置に移動して放水することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、道路や公園等の地中
に埋設する消火用の防火水槽に関する。
【0002】
【従来の技術】道路や、公園等には、消火用の防火水槽
を埋設することが少なくない。
【0003】このものは、コンクリート等によって形成
されており、上部に蓋付きの開口部が形成されている。
そこで、このものは、地中に埋設し、水を貯留すること
により、非常用の水源を人工的に作り出すことができ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来技術による
ときは、防火水槽は、水を貯留するのみであるから、防
火水槽を水源として放水を行なうときは、ホースや移動
用のポンプ等の機材を防火水槽の付近にまで搬送しなけ
ればならず、道路に亀裂が生じたり、建物が倒壊して道
路を塞いだりする大災害時には、ホースやポンプを防火
水槽の付近にまで運ぶことができず、防火水槽内の水源
を有効に利用することが全くできないという問題が避け
られなかった。
【0005】そこで、この発明の目的は、かかる従来技
術の問題に鑑み、貯水槽に、エンジン付きの放水ポンプ
とホースとを収納するボックスを付設することによっ
て、災害時の道路状況に左右されることなく、貯水槽内
の水源を有効に利用することができる新規の防火水槽を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めのこの発明の構成は、地中に埋設する貯水槽と、貯水
槽に付設する蓋付きのボックスとからなり、ボックスに
は、貯水槽を水源とするエンジン付きの放水ポンプと、
放水ポンプに接続するホースとを収納することをその要
旨とする。
【0007】なお、貯水槽は、上部にマンホールを備え
てもよく、また、中間部材と前後の端面部材との組合せ
としてもよい。
【0008】さらに、貯水槽は、点検用の梯子を備える
ことができ、ボックスは、排水口を備えることができ
る。
【0009】なお、放水ポンプは、貯水槽の底に到達す
る吸水管を備えることができる。
【0010】
【作用】かかる発明の構成によるときは、地中に埋設す
る貯水槽は、貯水槽を水源とするエンジン付きの放水ポ
ンプとホースとを収納する蓋付きのボックスが付設され
ているから、放水ポンプを運転することにより、貯留し
ている水を外部に放水することができ、このときの放水
先は、ホースの到達範囲内において任意に移動させるこ
とができる。すなわち、貯水槽は、ボックス内に装備さ
れている放水ポンプ、ホースを活用し、貯留している水
を外部に放水することができ、格別な機材を用意する必
要がない。
【0011】貯水槽がマンホールを備えるときは、マン
ホールを介し、貯水槽内を点検し、貯水槽内に給水する
ことができる。
【0012】貯水槽が中間部材と端面部材との組合せか
らなるときは、中間部材の大きさや数量を変えることに
より、貯水槽の容積を自在に設定することができる。な
お、中間部材としては、前後に開口されたコンクリート
製のものであって、蓋付きのU形やボックスカルバート
状のものがよい。
【0013】貯水槽が点検用の梯子を備えるときは、専
用の梯子を用意しなくとも、貯水槽内に入ることができ
る。
【0014】ボックスが排水口を備えるときは、ボック
ス内に水が溜まることがなく、ボックス内のエンジンや
放水ポンプが浸水するおそれがない。
【0015】放水ポンプが貯水槽の底に到達する吸水管
を備えるときは、放水ポンプは、貯水槽の水位に関係な
く、貯水槽内の全部の水を外部に放水することができ
る。
【0016】
【実施例】以下、図面を以って実施例を説明する。
【0017】防火水槽は、貯水槽10と、放水ポンプ3
1、ホース32を収納するボックス20とからなる(図
1)。
【0018】貯水槽10は、中間部材11、11…と、
前後の端面部材12、12とを組み合わせてなる(図
1、図2)。各中間部材11は、コンクリート製であ
り、前後に開口部11a、11aを有するボックスカル
バート状の枠形に形成されている。少なくとも1個の中
間部材11の上部には、マンホール13が取り付けられ
ており、内側面には、梯子14、14…が付設されてい
る。マンホール13は、作業員が出入可能な筒状に形成
されており、上部に着脱可能な蓋13aを備えている。
なお、マンホール13が取り付けられる中間部材11の
上面には、マンホール13に対応して孔11bが形成さ
れている。各梯子14は、U字状に形成されており、マ
ンホール13の近くにおいて、中間部材11の内側面に
対し、左右に交互に配列されている。
【0019】各端面部材12は、コンクリートによって
板状に形成されており(図1、図3)、内面には、中間
部材11の開口部11aに対応する凹部12aが形成さ
れている。各端面部材12は、中間部材11の開口部1
1aを塞ぐ大きさに形成されている。
【0020】各中間部材11は、各開口部11aを向か
い合わせ、図示しない連結ボルトを介して縦列に連結さ
れており、連結された中間部材11、11…の前後に
は、図示しない連結ボルトを介して端面部材12、12
が連結されている。なお、各端面部材12の凹部12a
は、中間部材11の開口部11aに対向している。ま
た、中間部材11、11の連結面や、中間部材11と端
面部材12との連結面には、図示しないパッキンまたは
シール材を介し、十分な防水処理がなされている。
【0021】ボックス20は、上部開放の箱状に形成さ
れており、上部には、蓋21が着脱自在に装着されてい
る。ボックス20は、一方の側壁22の下部を切り欠
き、開口部22aが形成されている。また、ボックス2
0の底23には、排水口23aが形成されている。そこ
で、ボックス20は、切り欠いた側壁22を一方の端面
部材12の上面に掛けるようにして設置し、底23の側
端面を端面部材12の外面に当接して端面部材12に連
結することができる。なお、端面部材12の上部には、
ボックス20の開口部22aに連通する孔12bが形成
されている。
【0022】放水ポンプ31は、ロータリポンプまたは
プランジャポンプ等の圧力ポンプであって、駆動用のエ
ンジン31aを備えている(図1、図4)。エンジン3
1aは、手動またはセルモータスタータによって始動す
ることができるガソリンエンジン、ディーゼルエンジン
等であり、放水ポンプ31に連結されている。また、放
水ポンプ31の吐出側には、放水用のホース32が接続
されており、ホース32の先端には、図示しない放水ノ
ズルが取り付けられている。放水ポンプ31、エンジン
31aは、ボックス20の底23上に設置されており
(図3)、ホース32は、適当に巻き取って、ボックス
20に収納されている。
【0023】放水ポンプ31の吸入側には、吸水管33
が接続されている。吸水管33は、ボックス20の開口
部22aを介して端面部材12の孔12bを貫通した
上、端面部材12の内面に沿って垂下し、貯水槽10の
底に到達している。また、吸水管33には、ストレーナ
33aが先端に装着されており、孔12bの位置に対応
してパッキン33bが付設されている。なお、パッキン
33bは、十分な防水性を有するものとする。
【0024】貯水槽10は、マンホール13、ボックス
20の各上面が地表Gと同一レベルとなるように地中に
埋設されている(図1)。
【0025】そこで、給水車等によって、マンホール1
3を介して貯水槽10に給水すると、貯水槽10は、水
Wを貯留し、地中に人工的な水源を形成することができ
る。一方、放水ポンプ31は、ボックス20の蓋21を
取り外し、地表Gからエンジン31aを始動させること
によって稼働し、貯水槽10内の水Wをホース32に圧
送することができる。ホース32は、ボックス20から
取り出して長く伸ばし、放水ポンプ31からの水を地表
G上に放水させる。また、ボックス20の排水口23a
は、放水ポンプ31や、ホース32から漏れた水を地中
に排出する。
【0026】以上の説明において、蓋21は、内面にホ
ース32の引掛用のフックを取り付けてもよい。蓋21
を開放すると同時に、ホース32の先端を地表Gに引き
出すことができる。
【0027】また、貯水槽10は、全体を一体形成して
もよく、端面部材12とボックス20とは、別体でなく
一体に形成してもよい。また、ボックス20は、貯水槽
10の上面や側面等の任意の位置に設置することができ
る。なお、各中間部材11は、枠形にするに代えて、蓋
付きのU形に形成してもよい。さらに、中間部材11、
11…は、1個または2個以上の任意の数を使用するこ
とができる。
【0028】なお、貯水槽10を形成する各中間部材1
1、端面部材12は、コンクリート製に代えて、たとえ
ばFRP製にしてもよい。また、貯水槽10の全体形状
は、図面に拘らず、たとえば球形等を含む任意の形状に
形成してもよい。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、地中に埋設する貯水槽に対し、エンジン付きの放水
ポンプとホースとを収納するボックスを付設することに
よって、格別な機材を用いなくとも貯水槽内の水を地上
の任意の箇所に放水することができるから、災害時の道
路状況に左右されることなく、貯水槽内の水源を有効に
活用することができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 全体構成断面説明図
【図2】 全体構成分解斜視図
【図3】 要部拡大斜視説明図
【図4】 全体構成配管図
【符号の説明】
10…貯水槽 11…中間部材 12…端面部材 13…マンホール 14…梯子 20…ボックス 21…蓋 23a…排水口 31…放水ポンプ 31a…エンジン 32…ホース 33…吸水管

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地中に埋設する貯水槽と、該貯水槽に付
    設する蓋付きのボックスとからなり、該ボックスには、
    前記貯水槽を水源とするエンジン付きの放水ポンプと、
    該放水ポンプに接続するホースとを収納することを特徴
    とする防火水槽。
  2. 【請求項2】 前記貯水槽は、上部にマンホールを備え
    ることを特徴とする請求項1記載の防火水槽。
  3. 【請求項3】 前記貯水槽は、中間部材と前後の端面部
    材との組合せからなることを特徴とする請求項1または
    請求項2記載の防火水槽。
  4. 【請求項4】 前記貯水槽は、点検用の梯子を備えるこ
    とを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか記載
    の防火水槽。
  5. 【請求項5】 前記ボックスは、排水口を備えることを
    特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか記載の防
    火水槽。
  6. 【請求項6】前記放水ポンプは、前記貯水槽の底に到達
    する吸水管を備えることを特徴とする請求項1ないし請
    求項5のいずれか記載の防火水槽。
JP13138495A 1995-05-30 1995-05-30 防火水槽 Pending JPH08326106A (ja)

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JP13138495A JPH08326106A (ja) 1995-05-30 1995-05-30 防火水槽

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ID=15056702

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JP13138495A Pending JPH08326106A (ja) 1995-05-30 1995-05-30 防火水槽

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020200761A (ja) * 2020-09-24 2020-12-17 アスザック株式会社 マンホールへの台付管の連結構造およびマンホールへの台付管の連結方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020200761A (ja) * 2020-09-24 2020-12-17 アスザック株式会社 マンホールへの台付管の連結構造およびマンホールへの台付管の連結方法
JP2022059051A (ja) * 2020-09-24 2022-04-12 アスザック株式会社 マンホールへの台付管の連結構造およびマンホールへの台付管の連結方法

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