JP4601343B2 - 消火装置 - Google Patents

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Description

本発明は消火装置に関するものであって、工場や公共施設、住宅地の自治会などにおいて、常時は水を収容した状態で保管し、火災が生じたときには直ちに火災現場に搬送して初期消火に当たることのできる、簡便な消火装置に関するものである。
従来から、工場や公共施設などにおいては、火災に備えて消火栓が設置され、さらに消火器や防火バケツなどが備えられているが、消火栓は主として消防隊員が使用することを想定したものであって、素人が使用するのは無理である。
また消火器は出火直後の消火手段としては有効であるが、消火剤の放射量が限られており、また確実に火元に放射しなければならないため、その限られた消火剤で完全に消火しきるのが困難である場合が多い。
また防火バケツも最も簡便な消火手段ではあるが、入っている水の量は少量であり、慌てていると確実に火元に水を掛けるのが難しい。またバケツリレーで水を補給することは可能であるが、多数のバケツを必要とする。
阪神淡路大震災において、倒壊した建物などが障害となって消防車の移動が困難となり、さらに水道が止まり多くの防火水槽が使用不能となるなど、消火活動に大きな制約が生じ、初期においては小さかった火災の延焼を食い止めることができず、大きな災害に発展したことは広く知られている。
従って、このような大規模な地震の発生時には、発生した火災を住民自らが消火に当たり、小火のうちに確実に消し止めることが必要である。しかしながら従来の消火設備は前述のような問題点を有しており、素人でも容易に使用することができ、かつある程度の規模の火災にも対応できる消火設備が求められていた。
このような簡便な消火装置として、可搬式の小型のポンプが種々提案されているが、その多くのものが水源を必要とし、また別に用意された消防用ホースを接続して使用するものであり、震災などに際して水源が使用不能であることが多く、消防用ホースの取り扱いに慣れない素人には使えないものであった。
また特開平9−308701号公報や実開平6−26907号公報には、水を入れた水タンクとポンプとをセットにしたものが示されているが、これらも別に用意された消防用ホースを接続して使用するものであり、消防用ホースを用意したり接続したりするのに無用の時間を要するものであった。
特開平9−308701号公報に記載されたものは、ホースも水タンクやポンプと一緒に搭載されているが、このホースはポンプに接続されておらず、一旦リールから巻き戻してポンプに接続しなければならないものであり、別にホースを用意するのと同程度の繁雑さを有している。
特開平9−308701号公報 実開平6−26907号公報
本発明はかかる事情に鑑みなされたものであって、水とポンプと消防用ホースとを台車に搭載し、素人であっても火災現場に搬送して直ちに消火活動を行える消火装置を提供することを目的とするものである。
而して本発明の消火装置は、台車上に、水を収容した水タンクと、当該水タンク内の水を放水するエンジン付きポンプと、当該エンジン付きポンプの放水口に接続された保形性を有するホースとを搭載し、当該ホースの先端に放水ノズルを取り付けたことを特徴とするものである。
また本発明においては、前記ホースが、内方に開放された環状のケースに、その内側からコイル状に巻いて収容され、そのホースのコイルの外端において前記エンジン付きポンプの放水口に接続されていると共に、コイルの内端からホースを引き出して放水し得ることが好ましい。
本発明によれば、水とポンプとホースとがワンセットになって台車に搭載されているので、火災が起きたときには台車ごと直ちに火災現場に搬送することができる。またポンプに常時ホースが接続されているので、エンジンをかけてポンプを作動させれば放水することができ、コイルからホースを引き出して火元に向かって確実に水を放射することができるので、消火活動の経験のない素人であっても、小火のうちに確実に消火し、大火に拡大するのを防止することができる。
以下本発明の実施の形態を図面に従って説明する。図面は本発明の消火装置1を示すものであって、下面に車輪2を取り付けた台車3上に、水4を収容した水タンク5が搭載されており、当該水タンク5の上部には注水口6が形成され、後部には搬送用の把手7が設けられている。
この水タンク5の容量は、消火活動のためには可能な限り大量であることが好ましいが、一方では地面上を移動して人力により容易に搬送することが可能であることが必要である。具体的には50〜500リットル程度とするのが適当であり、好ましくは100〜300リットルの容量とするのが良い。
台車3上の水タンク5の前下部には、エンジン付きポンプ8が搭載されている。このエンジン付きポンプ8は、ガソリンエンジン9によってポンプ10が駆動されるようになっており、当該ポンプ10の吸入管11は前記水タンク5に接続されている。
またそのエンジン付きポンプ8の上方の水タンク5の前面には、ホースユニット12が取り付けられている。当該ホースユニット12は内方に開いた環状のケース13を有しており、当該ケース13内にその内方から、ホース14がコイル状に巻いた状態で収容されている。
ホース14は常時円筒状を保持する保形性を有するものであって、その弾力によりケース13の外周の内側に沿って保持されており、その外端はケース13の外周壁を貫通して接続管15を介して前記エンジン付きポンプ8の放水口に接続されており、またホース14の内端はケース13の内側から引き出され、その端末には放水ノズル16が取り付けられている。17はケース13の前面開口部を閉塞する開閉蓋である。
ホースユニット12の位置は水タンク5の前面に限定されるものではないが、水タンク5の側周面に設けるのが好ましい。また少なくともホース14の一部が水タンク5内の水4の最高水面より高くなるように設けるのが好ましい。またホース14の内径は特に限定されるものではないが、12〜30mmとするのが適当であり、さらに18〜25mmのものを使用するのが好ましい。
前記エンジン付きポンプ8の機能は、0.3〜0.5MPa程度が適当である。内径25mm、長さ20mのホース14を使用した場合において、上記程度のエンジン付きポンプ8 でストレート放水した場合には、放水の有効射程が約10mで、1分間に50〜60リットル程度の放水量が得られた。
放水ノズル16は、ストレート放水と噴霧放水とを切り替え可能のものであることが好ましいが、消火活動に慣れていない素人が使用することを想定すれば、噴霧放水は放水の射程距離が短く火元に近付く必要があり、また風で霧が流されるので、素人が噴霧放水で消火することは困難であると考えられる。従って本発明においては、ストレート放水のみのノズルであっても差し支えない。
本発明の消火装置1は、常時は水タンク5内に水4を満たした状態で適当な場所に保管しておく。そして火災が生じたときには、把手7で押して車輪2を回転させて移動させ、火災現場に搬送する。
火災現場においては、ケース13の開閉蓋17を開いて前面開口部からホース14の内端を引き出し、火元に向かって走ると、火元との距離に応じて必要な長さだけケース13からホース14が引き出される。
一方エンジン付きポンプ8のガソリンエンジン9を作動させてポンプ10を駆動し、水タンク5内の水4をホース14に送る。ホース14は保形性を有しているので、その一部がケース13内に巻かれて収納された状態のままで通水することができ、放水ノズル16から火元に向かって放水することができる。
本発明によれば、ポンプ10を駆動することにより直ちに放水ノズル16から放水することができ、素人であっても容易に使用することができる。また図面に示すように水タンク5内の水4の最高水面より低い位置にエンジン付きポンプ8を配置することにより、ポンプ10内は常時水に満たされており、呼び水や空気抜きなどの作業を必要とすることがない。
また図面に示すように、ホース14の最上部が水タンク5内の水4の最高水面より高くなるように設定すれば、水タンク5内の水4がサイホンの原理により放水ノズル16から漏れ出すということもなく、水タンク5から放水ノズル16に至る水の経路にバルブを設ける必要がない。
従ってエンジンをかければ直ちに放水ノズル16から放水することが可能であり、緊急時に素人であっても容易に使用することができる。なおより好ましくは、放水ノズル16に開閉バルブを設けて、放水とその停止を可能とするのが良く、放水を停止した後開閉弁を閉じることにより、水タンク5内の水4が放水ノズル16からいつまでも漏れ出すのを防止することができる。
また放水は連続的に行われるので、適確に火元に向かって水を掛けることができ、防火バケツなどのように水を掛け損なうことが少ない。また水タンク5に十分な容量を確保すれば、消火器などに比べて長時間の消火活動も可能である。
さらに近くに水源があるならば、バケツリレーなどで注水口6から水を補給しながら放水することも可能であり、より長時間に亙っての消火活動も可能となり、地震災害などで消防隊による消火が期待できないような場合においても、住民による最低限の消火活動は可能である。
本発明の消火装置の中央縦断面図 本発明の消火装置の正面図
符号の説明
1 消火装置
3 台車
4 水
5 水タンク
8 エンジン付きポンプ
12 ホースユニット
13 ケース
14 ホース
16 放水ノズル

Claims (2)

  1. 台車(3)上に、水(4)を収容した水タンク(5)と、当該水タンク(5)内の水(4)を放水するエンジン付きポンプ(8)と、当該エンジン付きポンプ(8)の放水口に接続された保形性を有するホース(14)と、当該ホース(14)の先端に取り付けられた放水ノズル(16)とを搭載し、前記エンジン付きポンプ(8)を、水タンク(5)内の水(4)の最高水面より低い位置に設けると共に、前記ホース(14)を少なくともその一部が前記水(4)の最高水面より高くなるように収容したことを特徴とする、消火装置
  2. 前記ホース(14)が、内方に開放された環状のケース(13)に、その内側からコイル状に巻いて収容され、そのホース(14)のコイルの外端において前記エンジン付きポンプ(8)の放水口に接続されていると共に、コイルの内端からホースを引き出して放水し得ることを特徴とする、請求項1に記載の消火装置
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