JPH08326019A - 遮音壁用太陽電池付板状体構造 - Google Patents

遮音壁用太陽電池付板状体構造

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JPH08326019A
JPH08326019A JP7154058A JP15405895A JPH08326019A JP H08326019 A JPH08326019 A JP H08326019A JP 7154058 A JP7154058 A JP 7154058A JP 15405895 A JP15405895 A JP 15405895A JP H08326019 A JPH08326019 A JP H08326019A
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insulation wall
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豊 田崎
Takashi Mikami
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高速道路等の設備機器及び道路周辺地区への
電力供給用として、製造及び設備のコストが低くでき、
設置時の施工及び設置後維持管理が容易で、変換効率の
よい太陽電池を遮音壁に一体化した構造の太陽電池付遮
音壁構造設備を得ることを目的とする。 【構成】 遮音壁の頭頂部に笠木状に装着形成する緩凸
弧状を有する太陽電池付遮音壁用構造と、遮音壁に形成
された窓状開口部又は、壁保持用枠体部に挿設して形成
する透光性板状材によって挟装された太陽電池付板状体
を構成要素とした太陽電池付遮音壁用構造とを、組み合
わせて構成する遮音壁用太陽電池付板状体構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高速道路等の設備機器
及び道路周辺地区の電力供給を目的とした太陽電池を、
道路端部に立設した遮音壁に配設する板状体構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の太陽電池は結晶シリコン系が主体
であり、その性質上平板状に形成された太陽電池の受光
面を光の照射方向へ向けて、照射光を電気エネルギーに
変換することを基本機能として各種施工方法、構造が検
討されてきた。高速道路等で使用する機器用の太陽電池
も同様に、道路端部に立設した壁面に一体直貼り付けす
る方法を始めとして、壁面に斜形状に張り出しを設けて
その上に太陽電池を斜形に設置する方法、支柱を立設し
その上部に斜形状に平板を設置して貼り付けする方法等
が検討されてきた。
【0003】しかし、これらの方法はいずれも変換効率
が悪いこと、別場所への設置又は後付け設置となるため
設置に余計な手間がかかること、新たな設置場所や設置
費用が必要なこと、設置後の管理に手間がかかること等
の問題があり、本格的な実用化には至っていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】太陽電池はクリーンエ
ネルギー供給源であり、受光可能な設置場所であれば規
模の大小を問わず設置することができる上、二次電池に
充電してエネルギーを使用する方法をとれば、安定した
電気エネルギー供給源となる。反面、課題となるのは、
他の電気エネルギー供給源と比較して発電電力量の割
に、製造及び設備コストが高いこと、受光設備装置用に
広い設置面積を必要とする等のことがある。
【0005】高速道路等の設備機器への電気供給用とし
て太陽電池発電設備を設置する場合前記の課題を鑑み、
太陽電池自体の製造コストが低いこと及び、受光設備装
置の設置に関しては、既設の設備装置に組込む等によ
り、受光設備装置を特設することなく、設備コストを低
くしかも設置が容易にでき、効率よく利用することが求
められる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の課題を
解決するための手段の一つに、太陽電池として非晶質シ
リコン三層セル構造太陽電池(キャノン製)を選択採用
した。シリコン系太陽電池としては、単結晶シリコン、
多結晶シリコン、非晶質シリコンの三種類がある。非晶
質シリコン系太陽電池の特徴としては、従来の主流であ
る結晶シリコン系に比べ可撓性を有すること、加工が容
易で軽量であること、割れ等の破損に強いこと等がある
が、非晶質シリコン三層セル構造太陽電池は、さらに製
造過程で必要な資源及び、エネルギーが少なくでき、結
晶シリコン系に比べて製造コストが1/3程度と低コス
トであること、短所であった変換効率の低さや、光劣化
現象も三層セル構造により大幅に改善されており、実用
性の上で有効な構成資材となる。
【0007】本発明は、高速道路等の設備機器及び道路
周辺地区に電力供給を行う目的の太陽電池に、前記非晶
質シリコン三層セル構造太陽電池を用い、道路端部に立
設した遮音壁に一体化配設することにより、遮音壁用太
陽電池付板状体構造を形成する。該遮音壁用太陽電池付
板状体構造を形成する手段の一つとして、遮音壁の頭頂
部に笠木状に装着する緩凸弧状部を有する板状材に、可
撓性のある非晶質シリコン太陽電池を接着成形加工して
板状体を形成し、該板状体で形成された略円弧状の内側
の周縁部に周縁端より突出しない形体で電気的接続部を
内設した遮音壁用太陽電池付板状体構造で、該遮音壁用
太陽電池付板状体構造同士を連設接続し電気的接続部同
士を配線にて連結することにより、連設数に応じた発電
量を設定する機能を有する。又電気的接続部からの配線
により、昇圧回路、二次電池等の機器、回路を略円弧状
の該板状体で囲われた内空間に組み込む機能を有する。
【0008】前記遮音壁用太陽電池付板状体構造を形成
するさらにもう一つの手段として、遮音壁の壁面自体を
効率のよい太陽電池構造として併用することである。す
なわち、二枚の非晶質シリコン太陽電池を、受光面側が
外向きとなるように、非受光面側を互いに対向する形で
接着して一体化成形し、さらに前後両面より一対の透光
性板状材にて挟装して成形加工した前後双方向より受光
可能な板状体を用いることである。該板状体を型鋼材よ
りなる壁保持用枠体部に、挿設して遮音壁機能を併用さ
せる手段と、遮音壁に窓状開口部を設け、該窓状開口部
の周縁に凹設された枠溝に板状体を挿設して遮音壁機能
を併用させる手段である。いずれの手段においても連設
された遮音壁の壁保持用枠体部又は遮音壁に穿設された
貫通孔を通じて配線により、板状体同士のそれぞれの電
気的接続部に連結されており、設置場所の条件、必要電
気量に応じた連設数により、発電量を調整する機能を有
する。
【0009】さらに、前記遮音壁に形設された窓状開口
部又は壁保持用枠体部に、太陽電池付板状体を挿設して
形成された遮音壁用太陽電池付板状体構造に、前記遮音
壁の頭頂部に笠木状に装着する、太陽電池用機器、回路
を組み込んだ遮音壁用太陽電池付板状体構造を、上方よ
り装着一体化し連設することにより、遮音壁全体を太陽
電池構造システムとする機能を有する。
【0010】
【作用】可撓性のある非晶質シリコン太陽電池を用いる
ことにより、遮音壁の頭頂部に笠木状に装着する緩凸弧
状の板状材へ接着成形加工が可能となり、太陽電池を遮
音壁用途に併用することで、施工が容易にでき、しかも
太陽電池としての機能を有効に発揮することができる。
【0011】遮音壁の頭頂部に笠木状に装着する緩凸弧
状部を有する遮音壁用太陽電池付板状体構造には周縁部
に周縁端より突出しない形体で電気的接続部を内設して
おり現場で施工する上で、電気的接続や連設していく作
業が容易であり、又現場への搬送、破損防止に対しても
有効である。
【0012】遮音壁に形設された窓状開口部又は壁保持
用枠体部に、挿設して用いる太陽電池付板状体は、受光
面が外向きに、遮音壁の前後両面に渡って形成されてい
るため、受光効率がよい。又透明性がよく耐候性、強度
に優れた透光性板状材で両面より挟装されているため、
遮音壁としての機能も充分に発揮できる。又、該太陽電
池付板状体は挿設して用いるため施工が容易であり、周
縁部に周縁端より突出しない形体で電気的接続部を内設
しているため、現場で連設施工する上で電気的接続作業
が容易になる。
【0013】遮音壁に太陽電池付板状体を挿設して形成
された遮音壁用太陽電池付板状体構造に、遮音壁の頭頂
部に笠木状に装着する、機器、回路を基板の内壁に内設
した遮音壁用太陽電池付板状体構造を、上方より装着一
体化し連設することにより、遮音壁全体を効率のよい太
陽電池構造システムとして併用することができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本発明の遮音壁用太陽電池付板状体構造
の内、遮音壁の頭頂部に笠木状に装着する構造の正面
図、平面図及び側面図である。図2は道路端に立設した
壁保持用枠体部に挿設して用いる遮音壁用太陽電池付板
状体構造の正面図、平面図及び断面図である。図3は道
路端に立設した基礎の上面に載置した遮音壁に形設され
た窓状開口部に、挿設して用いる遮音壁用太陽電池付板
状体構造の正面図、平面図及び断面図である。図4は、
図1、図2の実施例を組み合わせた構造の実施例を示す
遮音壁用太陽電池付板状体構造の斜視図である。
【0015】図1において太陽電池付板状体1は、緩凸
弧状部を有する鋼板等の硬質板状材で成形された基板2
と、基板2の外面に沿って被着させるように、可撓性を
有する非晶質シリコン太陽電池3を接着して、成形加工
したものである。本実施例は遮音壁の頭頂部に施工が容
易なように又、現場への搬送も嵩張らぬように考慮し
て、頭頂部の中央で半割り形状とし、頭頂接続部4で接
続する形態をとっているが、頭頂接続部4なしの一体型
のものでもよい。又、頭頂接続部4を境に左右対称形に
結合されているが、この形状に限定されるものではな
く、断面半円形、半楕円形等の、緩凸弧状部を有し、可
撓性のある非晶質シリコン太陽電池が被着可能な形状で
あればよい。又、非晶質シリコン太陽電池3は基板2全
面に被着させることを基本とするが、必要に応じて全面
に被着させず、未被着部分を残して形成させてもよく
又、場合によってはアクリル板等の透光性板状材でカバ
ーしてもよい。さらに太陽電池付板状体1は、連設接続
部7により連設が可能であり、設置場所の条件、必要電
気量に応じて連設延長すればよい。
【0016】電気的接続部5は、太陽電池付板状体1の
周縁部に周縁端より突出しない形体で、基板2に穿設さ
れた取付孔を介して非晶質シリコン太陽電池3に接続さ
れている。又、電気的接続部5は太陽電池付板状体1の
周縁部で、連設接続部7側の左右に各1箇所ずつ配設さ
れている。頭頂接続部4を境に、左右に対向する太陽電
池付板状体1同士間及び、連設接続部7を境に連設され
た太陽電池付板状体1同士間を、各配設された電気的接
続部5を通じて各配線6で結び、各太陽電池で発生した
電気を送電する。電気的接続部5は配線6と一体で太陽
電池付板状体1に着脱式でもよい。又、電気的接続部5
からの配線8を通じてその延長上に、必要に応じて昇圧
回路、二次電池等の機器、回路を組み込むことができる
が、これらの設置方法、設置場所は保護箱に入れ風雨か
ら保護することや、特定の設置場所を別に設けることを
必要とせず、太陽電池付板状体1により囲われた内空間
を利用して、基板2にそのまま設置する事ができる。
【0017】図2は、高速道路等の路面9の端に立設し
た、型鋼材よりなる壁保持用枠体部10に、太陽電池付
板状体11を挿設して遮音壁機能を併用させた実施例を
示しており、施工方法としては太陽電池付板状体11の
左右両端部を、保持、防震、熱膨張吸収を目的としたパ
ッキン12にて左右両端部全長に渡って挟装した後、壁
保持用枠体部10に上方より挿設し、下部枠体部13で
受け、さらに挟持用ブラケット14にて挟持してボルト
ナット15で螺合固定する。
【0018】挿設された太陽電池付板状体11は、挿設
される前にあらかじめ非晶質シリコン太陽電池16を、
一対の透光性板状材17にて前後両面より挟装し、上方
左右端部に電気的接続部18がそれぞれ左右一箇所ずつ
配設された形態に成形加工されたものである。非晶質シ
リコン太陽電池16は、受光面を外向きに二枚用いる両
面使用を基本設定とするが、必要に応じて目的一方向へ
受光面を向けた一枚使用設定でもよい。又、透光性板状
材17は、壁体としての強度と透光性を有する板状材で
あればよいが、実施例ではアクリル系の内、特に透明性
と光学的性質、耐候性及び表面硬度に優れた、メタクリ
ル樹脂板を採用する。
【0019】挿設された太陽電池付板状体11は、電気
的接続部18より配線19にて、壁保持用枠体部10に
穿設された貫通孔20を通じて、同様に隣設の太陽電池
付板状体11の電気的接続部18へ電気的に連結されて
いる。電気的接続部18は配線19と一体で、太陽電池
付板状体1に着脱式でもよい。順次連設された太陽電池
付板状体11を配線18にて連結することにより、設置
場所の条件、必要電気量に応じて発電量を調整する事が
できる。又、電気的接続部18に接続し、取り出された
配線21を通してその延長上に別の太陽電池や必要に応
じて昇圧回路、二次電池等の機器、回路を組み込むこと
ができる。
【0020】図3において、高速道路等の端に立設した
コンクリート製の基礎としての高欄22の上方に方形の
コンクリート系遮音壁23が載置されている。高欄22
とコンクリート系遮音壁22とは、鉛直方向に穿設した
貫通孔24に挿入された棒材25にて固定されている。
さらにコンクリート系遮音壁23には、鉛直面に上下に
長方形の窓状開口部が穿設されており、その周縁には枠
溝26が凹設されている。
【0021】太陽電池付板状体27は、非晶質シリコン
太陽電池28を、一対の透光性板状材29にて前後両面
より挟装し、左右の上端部に電気的接続部30がそれぞ
れ左右一箇所ずつ配設された形態に成形加工されたもの
である。非晶質シリコン太陽電池16は、受光面を外向
きに二枚用いる両面使用を基本設定とするが、必要に応
じて目的一方向へ受光面を向けた一枚使用設定でもよ
い。透光性板状材29は壁体としての強度と透光性を有
する板状材であればよいが、実施例ではアクリル系の
内、特に透明性と光学的性質、耐候性及び表面硬度に優
れた、メタクリル樹脂板を採用する。
【0022】コンクリート系遮音壁23の窓状開口部周
縁に凹設された枠溝26に、太陽電池付板状体27を挿
設し、太陽電池付板状体27は、コンクリート系遮音壁
23の水平方向に穿設された貫通孔31を通じて、太陽
電池付板状体27の電気的接続部30より接続され、取
り出された配線32により、同様に隣設の太陽電池付板
状体27の電気的接続部30へ電気的に連結されてい
る。電気的接続部30は配線32と一体で、太陽電池付
板状体27に着脱式でもよい。順次連設された太陽電池
付板状体27を配線32にて連結することにより、設置
場所の条件、必要電気量に応じて発電量を調整する事が
できる。さらに、電気的接続部30に向けて、コンクリ
ート系遮音壁23の上端より鉛直面の上下に貫通孔33
を適所に穿設しており、電気的接続部30との配線を通
してその延長上に、別の太陽電池や必要に応じて昇圧回
路、二次電池等の機器、回路を組み込むことができる。
又、挿設された太陽電池付板状体27と枠溝26の間の
隙間には、シール材及びパッキン等を挿着して雨水の進
入防止や、太陽電池付板状体27の保持とする事ができ
る。
【0023】図4において、図1、図2の各実施例を組
み合わせた構造の一実施例を示す。本実施例は、図2に
示した高速道路等の路面9の路端部に立設した、型鋼材
よりなる壁保持用枠体部10に、太陽電池付板状体11
を挿設して遮音壁機能を併用させた遮音壁用太陽電池付
板状体11構造と、さらに図1に示した、緩凸弧状部を
有し頭頂部の中央で半割り形状とした太陽電池付板状体
1を、上方より装着した構造を有しており、太陽電池付
板状体1の下端部と壁保持用枠体部10の上端部で、接
合用ブラケット34を介してボルトにて螺着されてい
る。太陽電池付板状体1の電気的接続部5より取り出さ
れた配線8は、太陽電池付板状体11の電気的接続部1
8へと接続され、太陽電池付板状体1と太陽電池付板状
体11とは、電気的に連結できる。
【0024】又、図4の実施例と同様に、図3に示すコ
ンクリート系遮音壁23の上端部に接合用ブラケット3
4の接続体を介して、上方より装着した図1の太陽電池
付板状体1の下端部とをボルトにて螺着して一体とする
構造も可能である。この場合においても、太陽電池付板
状体1の電気的接続部5より取り出された配線8はコン
クリート系遮音壁23の貫通孔33を通じて太陽電池付
板状体27の電気的接続部30へと接続され、太陽電池
付板状体1と太陽電池付板状体27とは、電気的に連結
できる。
【0025】
【発明の効果】本発明により、変換効率のよい太陽電池
構造を、新たに設置場所を特設することなく、高速道路
路端部等の太陽電池設置条件として好適な場所に遮音壁
と一体で併用することができる。このため遮音壁用太陽
電池付構造物として、製造コスト及び、設備設置のコス
トの大幅な節減が実現できる。設置方法に関しては、各
太陽電池が遮音壁用に各成形加工し一体化されている
上、電気機器、回路を内設し、電気的接続部で容易に着
脱可能なため、現場設置が短時間で容易に実施できる。
又、設置後の管理においても遮音壁と一体で管理できる
ため、点検が容易でメンテナンスの手間が少なく、遮音
壁用太陽電池付板状体構造として施工前に工場であらか
じめ搬送に適した形体で成形加工し準備してあるため、
不良や損傷が生じても容易に取り外し入替ができる。さ
らに清掃時においても遮音壁の清掃方法を基本に、太陽
電池の部分も含めて効率的に一体で清掃できる。
【0026】連設延長された太陽電池付遮音壁構造設備
を、多目的に電力供給システムとして利用する場合、延
長上のどの場所からも配線により容易に電気を出力で
き、高速道路等の電気設備用途としてはもちろんのこ
と、周辺地区への電力供給に活用できる。又この太陽電
池付遮音壁設備は、高速鉄道や騒音の多い工場等の遮音
壁用途でも同様に活用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の遮音壁用太陽電池付板状体構造の内、
遮音壁の頭頂部に笠木状に装着する一実施例の正面図、
平面図及び側面図である。
【図2】本発明の実施例の内、道路端に立設した壁保持
用枠体部に挿設して用いる遮音壁用太陽電池付板状体構
造の正面図、平面図及び断面図である。
【図3】本発明の実施例の内、道路端に立設した基礎の
上面に載置した遮音壁に形設された窓状部に、挿設して
用いる遮音壁用太陽電池付板状体構造の正面図、平面図
及び断面図である。
【図4】本発明の内、図1、図2の実施例を組み合わせ
た構造の一実施例を示す遮音壁用太陽電池付板状体構造
の斜視図である。
【符号の説明】
1、11、27 太陽電池付板状体 2 基板 3、16、28 非晶質シリコン太陽電池 4 頭頂接続部 5、18、30 電気的接続部 6、8、19、21、32 配線 7 連設接続部 9 路面 10 壁保持用枠体部 12 パッキン 13 下部枠体部 14 挟持用ブラケット 15 ボルトナット 17、29 透光性板状材 20、24、31、33 貫通孔 22 高欄 23 コンクリート系遮音壁 25 棒材 26 枠溝 34 接合用ブラケット

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 緩凸弧状部を有する板状材に、可撓性の
    ある非晶質シリコン太陽電池を接着成形加工させた板状
    体を有し、該板状体の周縁部に周縁端より突出しない形
    体で電気的接続部を少なくとも一箇所以上内設し、遮音
    壁の頭頂部に笠木状に装着することを特徴とする遮音壁
    用太陽電池付板状体構造。
  2. 【請求項2】 前記遮音壁の頭頂部に笠木状に装着する
    遮音壁用太陽電池付板状体構造を連設し、該遮音壁用太
    陽電池付板状体構造同士を電気的に連結して用いること
    を特徴とする請求項1記載の遮音壁用太陽電池付板状体
    構造。
  3. 【請求項3】 二枚の非晶質シリコン太陽電池を、受光
    面側が外向きとなるように、非受光面側を互いに対向す
    る形で接着して一体化成形し、さらに前後両面より一対
    の透光性板状材にて挟装して成形加工した板状体を有
    し、該板状体の周縁部に周縁端より突出しない形体で電
    気的接続部を少なくとも一箇所以上内設した太陽電池付
    板状体を、遮音壁に形設された窓状開口部又は壁保持用
    枠体部に挿設して形成することを特徴とする遮音壁用太
    陽電池付板状体構造。
  4. 【請求項4】 前記遮音壁に形設された窓状開口部又は
    壁保持用枠体部に、挿設して形成する遮音壁用太陽電池
    付板状体構造を連設し、前記太陽電池付板状体同士を、
    遮音壁部及び壁保持用枠体部に穿設した貫通孔を通して
    電気的に連結して用いることを特徴とする請求項3記載
    の遮音壁用太陽電池付板状体構造。
  5. 【請求項5】 前記遮音壁の頭頂部に笠木状に装着して
    用いる遮音壁用太陽電池付板状体構造と、前記遮音壁に
    形設された窓状開口部又は壁保持用枠体部に挿設して用
    いる遮音壁用太陽電池付板状体構造とを、直接あるいは
    遮音壁部及び壁保持用枠体部に穿設した貫通孔を通し
    て、電気的に連結して用いることを特徴とする請求項1
    から4記載の遮音壁用太陽電池付板状体構造。
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