JPH083258Y2 - 苗移植用ペーパーポット - Google Patents
苗移植用ペーパーポットInfo
- Publication number
- JPH083258Y2 JPH083258Y2 JP4055090U JP4055090U JPH083258Y2 JP H083258 Y2 JPH083258 Y2 JP H083258Y2 JP 4055090 U JP4055090 U JP 4055090U JP 4055090 U JP4055090 U JP 4055090U JP H083258 Y2 JPH083258 Y2 JP H083258Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pot
- pots
- side wall
- seedling
- holes
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、レタス、白菜、キャベツ等の苗を育成し且
つ育成した苗を移植するのに採用されるペーパーポット
に関する。
つ育成した苗を移植するのに採用されるペーパーポット
に関する。
(従来の技術) 従来のペーパーポットとして、多数個の四角筒状の紙
製鉢の側壁部を相互に分離可能に面接合して平面視矩形
状に形成されたものがある。このペーパーポットは育苗
箱内に挿入されて、各鉢内に床土が供給され、この床土
に種子を播種して苗が育成される。そして、苗が育成さ
れると、各鉢は相互に分離され、移植機によって鉢付の
まま苗が移植される。
製鉢の側壁部を相互に分離可能に面接合して平面視矩形
状に形成されたものがある。このペーパーポットは育苗
箱内に挿入されて、各鉢内に床土が供給され、この床土
に種子を播種して苗が育成される。そして、苗が育成さ
れると、各鉢は相互に分離され、移植機によって鉢付の
まま苗が移植される。
(考案が解決しようとする課題) 前記従来のものにあっては、鉢を分離する際に、床土
が鉢の内面からはがれ落ちて苗床がくずれてしまうとい
う問題がある。
が鉢の内面からはがれ落ちて苗床がくずれてしまうとい
う問題がある。
本考案は、前記問題点に鑑み、床土が鉢内面からはが
れるのを防止することを目的とする。
れるのを防止することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案が前記目的を達成するために講じた第1の技術
的手段は、複数個の筒状鉢2の側壁部3を相互に分離可
能に接合して成る苗移植用ペーパーポットにおいて、隣
合う鉢2の相互に接合される側壁部3の一方にのみ多数
の孔4を形成した点にあり、第2の技術的手段は、複数
個の筒状鉢2の側壁部3を相互に分離可能に接合して成
る苗移植用ペーパーポットにおいて、隣合う鉢2の相互
に接合される側壁部3の夫々に、多数の孔4が形成され
る孔形成部分をそれらが相互に重さなり合わないように
有する点にある。
的手段は、複数個の筒状鉢2の側壁部3を相互に分離可
能に接合して成る苗移植用ペーパーポットにおいて、隣
合う鉢2の相互に接合される側壁部3の一方にのみ多数
の孔4を形成した点にあり、第2の技術的手段は、複数
個の筒状鉢2の側壁部3を相互に分離可能に接合して成
る苗移植用ペーパーポットにおいて、隣合う鉢2の相互
に接合される側壁部3の夫々に、多数の孔4が形成され
る孔形成部分をそれらが相互に重さなり合わないように
有する点にある。
(作用) ペーパーポットによる野菜の移植栽培において、鉢2
内に床土を供給し、この床土に種子を播種して苗Aが育
成され、苗Aが育成されると鉢2は1個づつ分離されて
移植機5により鉢2付のまま苗Aが畝C上に植付けられ
る。そして、前記苗Aを育成する際、苗Aの根Bが鉢2
の側壁部3に形成した孔4から張り出し、これにより、
鉢2と床土とが結合されて、床土が鉢2の内面からはが
れ落ちるのが防止されている。また、隣合う鉢2の相互
に接合される一方の側壁部3の多数の孔4が形成された
部分に面接する他方の側壁部3には孔は形成されていな
いので、隣合う一方の鉢2から張り出した苗Aの根Bが
他方の鉢2の苗Aの根Bとからみあうということがな
い。
内に床土を供給し、この床土に種子を播種して苗Aが育
成され、苗Aが育成されると鉢2は1個づつ分離されて
移植機5により鉢2付のまま苗Aが畝C上に植付けられ
る。そして、前記苗Aを育成する際、苗Aの根Bが鉢2
の側壁部3に形成した孔4から張り出し、これにより、
鉢2と床土とが結合されて、床土が鉢2の内面からはが
れ落ちるのが防止されている。また、隣合う鉢2の相互
に接合される一方の側壁部3の多数の孔4が形成された
部分に面接する他方の側壁部3には孔は形成されていな
いので、隣合う一方の鉢2から張り出した苗Aの根Bが
他方の鉢2の苗Aの根Bとからみあうということがな
い。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。第
1図乃至第5図は第1実施例を示し、第1図及び第3図
において、1はペーパーポットで、多数個の鉢2を相互
に分離可能に接合して平面視矩形状に構成されている。
1図乃至第5図は第1実施例を示し、第1図及び第3図
において、1はペーパーポットで、多数個の鉢2を相互
に分離可能に接合して平面視矩形状に構成されている。
鉢2は、紙製で上下が開口した四角筒状に形成され、
その4面の側壁部3の内、対向する2面の側壁部3に多
数の小さな孔4が全面に亘って点在されて形成されてお
り、他の2面の側壁部3には孔は形成されていない。そ
して、各鉢2は、孔4が形成されている側壁部3と孔4
が形成されていない側壁部3とが相互に面接するように
接合されている。したがって、第2図に示すように、ペ
ーパーポット1で苗Aを育成した際、根Bが鉢2の側壁
部3に形成した孔4から張出し、これにより、鉢2を相
互に分離する際に、鉢2内の床土が鉢2内面からはがれ
るのが防止されている。そして、この際、隣合う鉢2の
相互に接合される側壁部3の一方に孔4が形成され、他
方には孔が形成されていないので、張出した根Bが隣の
苗Aの根Bとからみ合うと云うこともない。なお、前記
孔4は鉢2の隣合う2面の側壁部3に形成するようにし
てもよい。
その4面の側壁部3の内、対向する2面の側壁部3に多
数の小さな孔4が全面に亘って点在されて形成されてお
り、他の2面の側壁部3には孔は形成されていない。そ
して、各鉢2は、孔4が形成されている側壁部3と孔4
が形成されていない側壁部3とが相互に面接するように
接合されている。したがって、第2図に示すように、ペ
ーパーポット1で苗Aを育成した際、根Bが鉢2の側壁
部3に形成した孔4から張出し、これにより、鉢2を相
互に分離する際に、鉢2内の床土が鉢2内面からはがれ
るのが防止されている。そして、この際、隣合う鉢2の
相互に接合される側壁部3の一方に孔4が形成され、他
方には孔が形成されていないので、張出した根Bが隣の
苗Aの根Bとからみ合うと云うこともない。なお、前記
孔4は鉢2の隣合う2面の側壁部3に形成するようにし
てもよい。
前記ペーパーポット1で育成された苗Aは第2図に示
す移植機5によって畝Cに移植される。
す移植機5によって畝Cに移植される。
移植機5の機体6後部にはペーパーポット1を載置す
る苗載台7が設けられ、ここから鉢2が1個ずつ分離さ
れて鉢付苗Aがターンテーブル8の苗筒9内に入れられ
る。ターンテーブル8はテーブル軸12に回転自在に支持
され、苗筒9は平面視円形状に複数個配設されている。
第5図に示すように、苗筒9の底は、ターンテーブル8
の径方向内方側が枢支された片開き蓋13で開閉自在にな
っており、この蓋13はテーブル軸12に固定のガイド棒14
上に載った状態で閉鎖され、このガイド棒14は蓋13の枢
支点より上位に在って、蓋13が枢支点から上向き傾斜状
とされ、苗筒9内には、鉢付苗Aを支える支持板15が設
けられている。また、ガイド棒14は前端部が切欠き状と
された平面視C形とされ、ターンテーブル8が回転され
て苗筒9がガイド棒14の切欠き部分に達したときに蓋13
が開放され、苗筒9内の鉢付苗Aを落下させるようにな
っている。一方、ターンテーブル8の下方には平行リン
ク機構10で上下揺動自在に支持された移植筒11が設けら
れていて、落下された鉢付苗Aはターンテーブル8前端
下方で移植筒11に一旦受持され、その後、移植筒11を下
降させて畝Cに突き刺して鉢付苗Aを植付けるようにし
ている。
る苗載台7が設けられ、ここから鉢2が1個ずつ分離さ
れて鉢付苗Aがターンテーブル8の苗筒9内に入れられ
る。ターンテーブル8はテーブル軸12に回転自在に支持
され、苗筒9は平面視円形状に複数個配設されている。
第5図に示すように、苗筒9の底は、ターンテーブル8
の径方向内方側が枢支された片開き蓋13で開閉自在にな
っており、この蓋13はテーブル軸12に固定のガイド棒14
上に載った状態で閉鎖され、このガイド棒14は蓋13の枢
支点より上位に在って、蓋13が枢支点から上向き傾斜状
とされ、苗筒9内には、鉢付苗Aを支える支持板15が設
けられている。また、ガイド棒14は前端部が切欠き状と
された平面視C形とされ、ターンテーブル8が回転され
て苗筒9がガイド棒14の切欠き部分に達したときに蓋13
が開放され、苗筒9内の鉢付苗Aを落下させるようにな
っている。一方、ターンテーブル8の下方には平行リン
ク機構10で上下揺動自在に支持された移植筒11が設けら
れていて、落下された鉢付苗Aはターンテーブル8前端
下方で移植筒11に一旦受持され、その後、移植筒11を下
降させて畝Cに突き刺して鉢付苗Aを植付けるようにし
ている。
第6図及び第7図は第2実施例を示し、鉢2には、一
方の対向する2面の側壁部3には上部にのみ孔4が多数
形成され、他方の対向する2面の側壁部3には下部にの
み孔4が多数形成され、鉢2同志は、上部に孔4が形成
された側壁部3と、下部に孔4が形成された側壁部3と
が面接するように接合されていて、孔形成部分が重さな
り合わないようになっている。また、隣合う鉢2の相互
に接合される一方の側壁部3の孔4と他方の側壁部3の
孔4との最も近接する孔4同志の間には隣合う鉢2本の
一方の孔4から張り出した根Bが他方の孔4から張り出
した根Bとからみあうのを防止すべく間隔Lが設けられ
ている。
方の対向する2面の側壁部3には上部にのみ孔4が多数
形成され、他方の対向する2面の側壁部3には下部にの
み孔4が多数形成され、鉢2同志は、上部に孔4が形成
された側壁部3と、下部に孔4が形成された側壁部3と
が面接するように接合されていて、孔形成部分が重さな
り合わないようになっている。また、隣合う鉢2の相互
に接合される一方の側壁部3の孔4と他方の側壁部3の
孔4との最も近接する孔4同志の間には隣合う鉢2本の
一方の孔4から張り出した根Bが他方の孔4から張り出
した根Bとからみあうのを防止すべく間隔Lが設けられ
ている。
なお、前記実施例において、4面の側壁部3の上部の
みに孔4を形成した鉢2と、4面の側壁部3の下部のみ
に孔4を形成した鉢2の2種類の鉢2を用意してペーパ
ーポット1を構成しても良く、また、第8図に示すよう
に、側壁部3の水平方向一側にのみ孔4を形成したもの
であっても良く、隣合うポット2の相互に接合される一
方の側壁部3の多数の孔4を形成した孔形成部分と他方
の側壁部3の孔形成部分とが重さなり合わないようにな
っていれば良い。
みに孔4を形成した鉢2と、4面の側壁部3の下部のみ
に孔4を形成した鉢2の2種類の鉢2を用意してペーパ
ーポット1を構成しても良く、また、第8図に示すよう
に、側壁部3の水平方向一側にのみ孔4を形成したもの
であっても良く、隣合うポット2の相互に接合される一
方の側壁部3の多数の孔4を形成した孔形成部分と他方
の側壁部3の孔形成部分とが重さなり合わないようにな
っていれば良い。
(考案の効果) 本考案によれば、隣合う鉢2の相互に接合される側壁
部3の一方にのみ多数の孔4を形成したので、又は、隣
合う鉢2の相互に接合される側壁部3の夫々に、多数の
孔4が形成される孔形成部分をそれらが相互に重さなり
合わないように有するので、鉢2内で育成される苗Aの
根Bが孔4から張り出し、それにより、鉢2を分離させ
る際に、鉢2内の床土が鉢2内面からはがれるのを防止
することができる。また、隣合う鉢2の一方から張り出
した根Bと他方から張り出した根Bとはからみあうこと
もない。
部3の一方にのみ多数の孔4を形成したので、又は、隣
合う鉢2の相互に接合される側壁部3の夫々に、多数の
孔4が形成される孔形成部分をそれらが相互に重さなり
合わないように有するので、鉢2内で育成される苗Aの
根Bが孔4から張り出し、それにより、鉢2を分離させ
る際に、鉢2内の床土が鉢2内面からはがれるのを防止
することができる。また、隣合う鉢2の一方から張り出
した根Bと他方から張り出した根Bとはからみあうこと
もない。
第1図乃至第5図は本考案の第1実施例を示し、第1図
は要部の斜視図、第2図は同側面断面図、第3図はペー
パーポット全体の斜視図、第4図は移植機の全体側面
図、第5図はターンテーブルの側面断面図、第6図及び
第7図は第2実施例を示し、第6図は鉢の斜視図、第7
図は同側面断面図、第8図は変形例を示す斜視図であ
る。 1…ペーパーポット、2…鉢、3…側壁部、4…孔。
は要部の斜視図、第2図は同側面断面図、第3図はペー
パーポット全体の斜視図、第4図は移植機の全体側面
図、第5図はターンテーブルの側面断面図、第6図及び
第7図は第2実施例を示し、第6図は鉢の斜視図、第7
図は同側面断面図、第8図は変形例を示す斜視図であ
る。 1…ペーパーポット、2…鉢、3…側壁部、4…孔。
Claims (2)
- 【請求項1】複数個の筒状鉢(2)の側壁部(3)を相
互に分離可能に接合して成る苗移植用ペーパーポットに
おいて、 隣合う鉢(2)の相互に接合される側壁部(3)の一方
にのみ多数の孔(4)を形成したことを特徴とする苗移
植用ペーパーポット。 - 【請求項2】複数個の筒状鉢(2)の側壁部(3)を相
互に分離可能に接合して成る苗移植用ペーパーポットに
おいて、 隣合う鉢(2)の相互に接合される側壁部(3)の夫々
に、多数の孔(4)が形成される孔形成部分をそれらが
相互に重さなり合わないように有することを特徴とする
苗移植用ペーパーポット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4055090U JPH083258Y2 (ja) | 1990-04-16 | 1990-04-16 | 苗移植用ペーパーポット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4055090U JPH083258Y2 (ja) | 1990-04-16 | 1990-04-16 | 苗移植用ペーパーポット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH042251U JPH042251U (ja) | 1992-01-09 |
JPH083258Y2 true JPH083258Y2 (ja) | 1996-01-31 |
Family
ID=31550436
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4055090U Expired - Lifetime JPH083258Y2 (ja) | 1990-04-16 | 1990-04-16 | 苗移植用ペーパーポット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH083258Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-04-16 JP JP4055090U patent/JPH083258Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH042251U (ja) | 1992-01-09 |
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