JPH0832457A - ビタビ復号方法および装置並びに絶対値演算回路 - Google Patents

ビタビ復号方法および装置並びに絶対値演算回路

Info

Publication number
JPH0832457A
JPH0832457A JP6169150A JP16915094A JPH0832457A JP H0832457 A JPH0832457 A JP H0832457A JP 6169150 A JP6169150 A JP 6169150A JP 16915094 A JP16915094 A JP 16915094A JP H0832457 A JPH0832457 A JP H0832457A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
euclidean distance
digital data
circuit
bit
squared euclidean
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP6169150A
Other languages
English (en)
Inventor
Tamotsu Ikeda
保 池田
Yasunari Ikeda
康成 池田
Takahiro Okada
隆宏 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP6169150A priority Critical patent/JPH0832457A/ja
Publication of JPH0832457A publication Critical patent/JPH0832457A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Detection And Correction Of Errors (AREA)
  • Error Detection And Correction (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)
  • Dc Digital Transmission (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 構成を簡略化し、回路規模を小さくし、低コ
スト化を可能とする。 【構成】 減算回路71により受信信号点に対応するI
信号から、仮定信号点のI成分Siiを減算し、その出力
(I−Sii)をそのままミキサ73に出力するととも
に、その上位kビットを、ビット選択回路81により選
択し、ミキサ73に出力する。ミキサ73においては、
nビットのデータとkビットのデータを乗算し、n+k
ビットのデータを出力する。このように、本来2乗すべ
きデータの一方のデータを、nビットからkビットに減
少させることで、ミキサ73の構成を簡略化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2乗ユークリッド距離
の演算を簡単に行うことができるようにしたビタビ復号
方法および装置並びに絶対値演算回路に関する。
【0002】
【従来の技術】電力制限の厳しい通信路においては、一
般的に、誤り訂正符号を用いて符号化利得を得て電力の
低減を図るようにしている。このようなシステムにおい
ては、送信側においてビタビ復号を行うのが一般的であ
る。この場合における変調方式として、特に変調方式と
符号化方式を融合したトレリス符号化変調方式が注目さ
れている。
【0003】このトレリス符号化変調方式においては、
入力データが畳み込み符号化されるとともに、この畳み
込み符号がユークリッド距離が最大になるように、変調
信号点に割り当てられる。そして受信側においては、ビ
タビアルゴリズムを用いて復号が行われる。
【0004】具体的なトレリス変調方式としては、例え
ば、符号化8PSK、符号化16QAM、符号化32Q
AM、符号化64QAMなとが知られている。図4は、
符号化16QAMを利用した場合における送信装置の構
成例を表している。
【0005】図4の送信装置10においては、入力され
たデジタルデータが、畳み込み符号化回路1において畳
み込み符号化され、並列畳み込み符号として、信号割当
回路2に出力される。信号割当回路2は、入力された並
列畳み込み符号を所定の信号点に割り当て、その信号点
に対応するI信号とQ信号を生成し、16QAM変調回
路9に出力する。
【0006】16QAM変調回路9においては、信号割
当回路2より出力されたI信号とQ信号がそれぞれミキ
サ(乗算回路)3と4に入力される。ミキサ3は、局部
発振回路5が出力する搬送波を、ハイブリッド(HB)
回路6で90度遅延した搬送波とI信号を乗算し、ミキ
サ4は、局部発振回路5が出力する搬送波とQ信号を乗
算する。
【0007】加算回路7は、ミキサ3と4の出力を加算
し、バンドパスフィルタ(BPF)8に出力する。バン
ドパスフィルタ8は、入力された信号から不要な帯域成
分を除去した後、伝送路に出力する。
【0008】図5は、畳み込み符号化回路1の構成例を
表している。同図に示すように、この例においては、入
力された5ビットのデジタルデータ(x5,x4,x3
2,x1)が、6ビットのデジタルデータ(y5,y4
3,y2,y1,y0)に符号化されるようになされてい
る。入力された5ビットのデータ(x5,x4,x3
2,x1)は、そのまま出力デジタルデータ(y5
4,y3,y2,y1,y0)の上位5ビットのデータ
(y5,y4,y3,y2,y1)とされる。出力デジタル
データの下位1ビットy0は、入力デジタルデータの下
位2ビット(x2,x1)から生成される。
【0009】即ち、x1は、加算回路14により、レジ
スタ11に保持されている3クロック前の出力y0と加
算され、次のクロックでレジスタ12に保持される。レ
ジスタ12に保持されたデータは、加算回路15によ
り、次のクロックで供給されるx2と加算され、加算出
力は、次のクロックでレジスタ13に保持される。レジ
スタ13に保持されたデータが、次のクロックでy0
して出力されるとともに、レジスタ11に保持される。
【0010】図6は、図4の送信装置10より伝送路に
出力された信号を受信する受信装置の構成例を示してい
る。この受信装置20においては、伝送路より入力され
た信号が2つの信号に分離され、それぞれ16QAM復
調回路30のミキサ(乗算回路)31と32に入力され
る。ミキサ31は、搬送波再生回路33で生成した再生
搬送波を、ハイブリッド回路34で90度遅延した搬送
波と入力信号とを乗算する。ミキサ32は、搬送波再生
回路33が出力する再生搬送波と、伝送路より入力され
る信号を乗算する。これにより、受信した信号が基底帯
域の信号に復調される。
【0011】ローパスフィルタ(LPF)35は、ミキ
サ31の出力から不要な高域成分を除去し、A/D変換
器37に出力する。A/D変換器37は、入力された信
号をA/D変換し、I信号としてビタビ復号器39に出
力する。同様にして、ミキサ32の出力が、ローパスフ
ィルタ36により不要な高域成分が除去された後、A/
D変換器38によりA/D変換され、Q信号としてビタ
ビ復号器39に出力される。
【0012】また、このA/D変換器37と38の出力
するI信号とQ信号は、搬送波再生回路33に供給さ
れ、搬送波再生回路33は、このI信号とQ信号から搬
送波を再生し、出力する。
【0013】ビタビ復号器39は、伝送路上において発
生した誤りを訂正し、正しいデータを復号して、図示せ
ぬ回路に出力する。
【0014】図7は、ビタビ復号器39の構成例を示し
ている。16QAM復調回路30のA/D変換器37と
38より出力されたI信号とQ信号は、ブランチメトリ
ック演算回路51に入力される。このブランチメトリッ
ク演算回路51は、サブセット毎に仮定された変調方式
の信号点(仮定信号点)と、I信号とQ信号により特定
される受信信号点との2乗ユークリッド距離を求める。
このような演算が各サブセット毎に行われ、各サブセッ
トにおける2乗ユークリッド距離のうちの最小値が求め
られ、これが、そのサブセットにおけるブランチメトリ
ックとして、後段の演算回路(ACS(Add,Com
pare,Select)回路)52に出力される。
【0015】ACS回路52は、入力された各サブセッ
トのブランチメトリックの中から、最尤パスを演算す
る。パスメモリ53は、ACS回路52からの制御に基
づき、復号されたパスを所定の段数分記憶し、最後にA
CS回路52で得られた最尤パスの内容を出力する。
【0016】パラレルシリアル(P/S)変換回路54
は、パスメモリ53で得られた並列データを直列データ
に変換して出力する。
【0017】図8は、ブランチメトリック演算回路51
における1つのサブセットのブランチメトリックを演算
する回路の構成例を表している。同図に示すように、I
信号とQ信号は、N個の2乗ユークリッド距離演算回路
61−1乃至61−Nに入力される。畳み込み符号化回
路1が、図5に示すように構成されている場合、16Q
AMのとき、各サブセットには、2つの信号点(仮定信
号点)が含まれているため、このNの数は2とされる。
32QAMあるいは64QAMのとき、このNの数は4
または8とされる。
【0018】各2乗ユークリッド距離演算回路61−i
は、対応する仮定信号点と、I信号とQ信号により決定
される受信信号点との2乗ユークリッド距離を演算し、
最小値演算回路62に出力する。最小値演算回路62
は、入力されたN個の2乗ユークリッド距離の中から最
小のものを選択し、これをブランチメトリックとして、
ACS回路52に出力する。
【0019】図9は、図8に示した2乗ユークリッド距
離演算回路61−iの構成例を示している。この例にお
いては、減算回路71において、入力されたI信号か
ら、仮定信号点のI成分Siiが減算される。減算回路7
1の出力(I−Sii)は、2つのデータに分割され、ミ
キサ(乗算回路)73に入力される。即ち、ミキサ73
には、同一の信号が2つ入力されるため、結局、ミキサ
73は、減算回路71の出力(I−Sii)の2乗値(I
−Sii)2を演算する。
【0020】同様に、減算回路72が、Q信号と仮定信
号点のQ成分Siqとの差(Q−Siq)を出力する。この
出力(Q−Siq)は2つのデータに分割され、ミキサ
(乗算回路)74に入力される。ミキサ74は、入力さ
れたデータを相互に乗算し、(Q−Siq)2を出力す
る。
【0021】加算回路75は、ミキサ73と74の出力
を加算し、これを2乗ユークリッド距離として出力す
る。即ち、加算回路75の出力は、次のようになる。 (I−Sii)2+(Q−Siq)2
【0022】
【発明が解決しようとする課題】従来の2乗ユークリッ
ド距離演算においては、このように、ミキサ(乗算回
路)73,74を用いて2乗ユークリッド距離を演算す
るようにしている。その結果、構成が複雑となり、回路
規模も大きくなり、コスト高となる課題があった。
【0023】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、構成を簡略化し、回路規模を小さくして、
低コスト化を可能とするものである。
【0024】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のビタビ
復号方法は、受信信号点と仮定信号点の2乗ユークリッ
ド距離を演算し、2乗ユークリッド距離の最小値からブ
ランチメトリックを求め、ブランチメトリックから最尤
パスを求めるビタビ復号方法において、2乗ユークリッ
ド距離を演算するデジタルデータを、一方のデジタルデ
ータと他方のデジタルデータとに分離し、分離した一方
のデジタルデータと他方のデジタルデータを、それぞれ
のビット数が異なるようにして乗算することを特徴とす
る。
【0025】一方のデジタルデータのビット数を1と
し、その1ビットは符号を表すビットとすることができ
る。
【0026】請求項3に記載のビタビ復号方法は、受信
信号点と仮定信号点の2乗ユークリッド距離を演算し、
2乗ユークリッド距離の最小値からブランチメトリック
を求め、ブランチメトリックから最尤パスを求めるビタ
ビ復号方法において、2乗ユークリッド距離として、2
乗ユークリッド距離を演算するデジタルデータの絶対値
を求めることを特徴とする。
【0027】請求項4に記載のビタビ復号装置は、受信
信号点と仮定信号点の2乗ユークリッド距離を演算する
2乗ユークリッド距離演算手段(例えば図8の2乗ユー
クリッド距離演算回路61−i)と、2乗ユークリッド
距離の最小値からブランチメトリックを求める最小値演
算手段(例えば図8の最小値演算回路62)と、ブラン
チメトリックから最尤パスを求めるパス決定手段(例え
ば図7のACS回路52、パスメモリ53)とを備える
ビタビ復号装置において、2乗ユークリッド距離演算手
段は、2乗ユークリッド距離を演算するデジタルデータ
の数値ビットの論理を反転する反転手段(例えば図3の
ビット反転回路101)と、反転手段の出力と論理1と
を加算する加算手段(例えば図3の加算回路102)
と、2乗ユークリッド距離を演算するデジタルデータの
極性を判定する判定手段(例えば図3の正負判定回路1
04)と、判定手段の判定に対応して、2乗ユークリッ
ド距離を演算するデジタルデータの数値ビットまたは加
算手段の出力を選択する選択手段(例えば図3のセレク
タ103)とを備えることを特徴とする。
【0028】請求項5に記載の絶対値演算回路は、デジ
タルデータの数値ビットの論理を反転する反転手段(例
えば図3のビット反転回路101)と、反転手段の出力
と論理1とを加算する加算手段(例えば図3の加算回路
102)と、デジタルデータの極性を判定する判定手段
(例えば図3の正負判定回路104)と、判定手段の判
定に対応して、デジタルデータの数値ビットまたは加算
手段の出力を選択する選択手段(例えば図3のセレクタ
103)とを備えることを特徴とする。
【0029】
【作用】請求項1に記載のビタビ復号方法においては、
一方のデジタルデータと他方のデジタルデータが、それ
ぞれのビット数が異なるようにして乗算される。また、
請求項3に記載のビタビ復号方法においては、2乗ユー
クリッド距離として、2乗ユークリッド距離を演算する
デジタルデータの絶対値が求められる。
【0030】従って、いずれの場合においても、構成を
簡略化し、回路規模を小型化し、低コスト化を図ること
が可能となる。
【0031】請求項4に記載のビタビ復号装置において
は、入力されたデジタルデータ、または加算回路102
より出力されたこのデジタルデータの極性を反転したデ
ータが、セレクタ103により選択、出力される。従っ
て、簡単な構成で、低コストのビタビ復号装置を実現す
ることが可能となる。
【0032】請求項5に記載の絶対値演算回路において
は、ビット反転回路101によりビットを反転し、さら
に加算回路102において、論理1を加算した出力、ま
たは入力されたデジタルデータの数値ビットがセレクタ
103により選択され、出力される。従って、乗算器が
不要となり、簡単な構成で低コストの絶対値演算回路を
実現することが可能となる。
【0033】
【実施例】図1は、本発明のビタビ復号装置に用いる2
乗ユークリッド距離演算回路の構成例を表している。即
ち、本発明においても、図4に示す送信装置10の、図
5に示す畳み込み符号化回路1により符号化されたデー
タが、16QAM変調回路9により変調され、伝送路に
伝送される。伝送路に伝送されたデータが、図6に示す
受信装置20において受信されるようになされており、
そのビタビ復号器39は、図7に示すように構成されて
いる。そして、図7に示すブランチメトリック演算回路
51は、さらに図8に示すように構成されており、図8
に示す2乗ユークリッド距離演算回路61−iは、図1
に示すように構成されている。その他の構成は、従来に
おける場合と同様である。
【0034】図1に示すように、この2乗ユークリッド
距離演算回路61−iは減算回路71を有しており、こ
の減算回路71は、入力されたnビットのI信号(デジ
タルデータ)から、仮定信号点のnビットのI成分Sii
を減算し、nビットのデータ(I−Sii)を出力する。
この減算回路71の出力は、2つのデータに分割され、
一方のデータは、そのままミキサ(乗算回路)73に入
力される。これに対して、他方のデータは、ビット選択
回路81に入力される。このビット選択回路81は、入
力されたnビットのデータから上位kビットを選択し、
ミキサ73に出力する。
【0035】ビット選択回路81は、図には特別の回路
として図示されているが、実際には、単なる配線だけで
済むことになる。即ち、減算回路71が出力するnビッ
ト分の配線のうち、上位kビットの配線だけをミキサ7
3に接続すればよい。勿論、ミキサ73の他方の入力に
は、減算回路71のnビット分の配線がそのまま接続さ
れる。
【0036】これにより、ミキサ73は、nビットのデ
ータと、kビットのデータを乗算し、n+kビットのデ
ジタルデータを出力することになる。
【0037】同様に、減算回路72は、nビットのQ信
号から、nビットの仮定信号点のQ成分Siqを減算し、
nビットのデジタルデータ(Q−Siq)を出力する。こ
の出力は、2つのデジタルデータに分割され、一方はそ
のままミキサ74に供給され、他方はビット選択回路8
2に入力される。ビット選択回路82は、入力されたn
ビットのうち、上位kビットを選択し、ミキサ74に出
力する。ミキサ74は、減算回路72より入力されるn
ビットのデータと、ビット選択回路82より入力される
kビットのデータとを乗算し、n+kビットのデータを
加算回路75に出力する。
【0038】加算回路75は、ミキサ73と74の出力
を加算し、n+kビットのデータを出力する。即ち、こ
の加算回路75の出力は、次式で表すことができる。 (I−Sii)[n]*(I−Sii)[k]+(Q−Si
q)[n]*(Q−Siq)[k]
【0039】ここで、(I−Sii)[n]は、(I−S
ii)の減算結果の上位nビットを表しており、(I−S
ii)[k]は、(I−Sii)の減算結果の上位kビット
を表している。同様に、(Q−Siq)[n]は、(Q−
Siq)の減算結果の上位nビットを表しており、(Q−
Siq)[k]は、(Q−Siq)の減算結果の上位kビッ
トを表している。
【0040】このように、ミキサ73,74に供給する
デジタルデータの一方のビット数をnビットからkビッ
トに減らすようにしたので、ミキサ73,74の構成を
簡略化し、回路規模を小さくし、低コスト化を図ること
が可能となる。勿論、一般的に、このように乗算するデ
ータのビット数を減らせば、それだけ精度が悪くなる
が、この2乗ユークリッド距離を求めるのは、最終的に
は最尤パスを決定するためであり、この最尤パスが正確
に求められるのであれば、このようにビット数を減らし
たとしても、実用上、支障はきたさないことになる。換
言すれば、実用上、支障をきたすことがない程度に、即
ち、後段のACS回路52とパスメモリ53において、
正しい最尤パスを確実に決定することができる程度に、
ビット数を減らせばよい。
【0041】図2は、2乗ユークリッド距離演算回路6
1−iの他の構成例を示している。この実施例において
は、減算回路71の出力が絶対値演算器91に供給さ
れ、絶対値が演算されるようになされている。そして、
絶対値演算器91で求められた絶対値が加算回路75に
供給されている。同様に、減算回路72の出力から、絶
対値演算器92において絶対値が演算され、加算回路7
5に出力されるようになされている。その他の構成は、
図1における場合と同様である。
【0042】即ち、この実施例においては、次の演算が
行われることになる。 |I−Sii|+|Q−Siq|
【0043】図3は、絶対値演算器91(絶対値演算器
92も同様の構成とされる)の構成例を表している。こ
の実施例においては、減算回路71より供給されたnビ
ットのデジタルデータは、符号(極性)を表すMSBの
1ビットと、このMSBを除くn−1ビットの数値ビッ
トとに分割される。MSBの1ビット(符号ビット)
は、正負判定回路104に供給され、そのデジタルデー
タの極性(正負)が判定される。そして、その判定結果
に対応して、セレクタ103が制御される。
【0044】一方、n−1ビットの数値ビットは、さら
に2分割され、一方はそのままセレクタ103に供給さ
れ、他方はビット反転回路101に供給され、その論理
が反転される。即ち、n−1個の各ビットのうち、論理
1は論理0に反転され、論理0は論理1に反転される。
ビット反転回路101より出力されたn−1ビットのデ
ータは、加算回路102に供給され、論理1と加算され
る。即ち、これにより、入力される2の補数により表さ
れているnビットのデジタルデータが負のデータである
とき、対応する値の正のデータに変換されたことにな
る。
【0045】セレクタ103は、正負判定回路104に
より制御され、符号ビットが正であるとき、入力された
n−1ビットの数値ビットをそのまま選択、出力させ
る。これに対して、入力された符号ビットが負である場
合、加算回路102の出力が選択される。従って、セレ
クタ103が出力するn−1ビットの数値ビットは、常
に正のデータとなる。即ち、絶対値のデータとなる。
【0046】絶対値演算器91,92をこのように構成
することで、乗算器が不要となり、簡単な構成で、回路
規模が小さく、低コストの絶対値演算器を実現すること
ができる。
【0047】
【発明の効果】以上の如く請求項1に記載のビタビ復号
方法によれば、分離した一方のデジタルデータと他方の
デジタルデータを、それぞれビット数が異なるようにし
て乗算する。また、請求項3に記載のビタビ復号方法に
よれば、2乗ユークリッド距離として、デジタルデータ
の絶対値が求められる。従って、構成を簡略化し、回路
規模を小さくして、低コスト化を図ることが可能とな
る。
【0048】請求項4に記載のビタビ復号装置および請
求項5に記載の絶対値演算回路によれば、デジタルデー
タの数値ビットまたは加算手段の出力を選択、出力する
ようにしたので、構成を簡略化し、回路規模を小さく
し、低コスト化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のビタビ復号装置に用いる2乗ユークリ
ッド距離演算回路の構成例を示すブロック図である。
【図2】本発明のビタビ復号装置に用いる2乗ユークリ
ッド距離演算回路の他の構成例を示すブロック図であ
る。
【図3】図2の絶対値演算器91の構成例を示すブロッ
ク図である。
【図4】送信装置の構成例を示すブロック図である。
【図5】図4の畳み込み符号化回路1の構成例を示すブ
ロック図である。
【図6】受信装置の構成例を示すブロック図である。
【図7】図6のビタビ復号器39の構成例を示すブロッ
ク図である。
【図8】図7のブランチメトリック演算回路51の構成
例を示すブロック図である。
【図9】図8の2乗ユークリッド距離演算回路62−i
の構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 畳み込み符号化回路 2 信号割当回路 3,4 ミキサ 5 局部発振回路 6 ハイブリッド回路 7 加算回路 8 バンドパスフィルタ 9 16QAM変調回路 10 送信装置 20 受信装置 31,32 ミキサ 33 搬送波再生回路 34 ハイブリッド回路 35,36 ローパスフィルタ 37,38 A/D変換器 39 ビタビ復号器 71,72 減算回路 73,74 ミキサ 75 加算回路 81,82 ビット選択回路 91,92 絶対値演算器 101 ビット反転回路 102 加算回路 103 セレクタ 104 正負判定回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04L 25/08 B 9199−5K 27/00 27/38

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信信号点と仮定信号点の2乗ユークリ
    ッド距離を演算し、 前記2乗ユークリッド距離の最小値からブランチメトリ
    ックを求め、 前記ブランチメトリックから最尤パスを求めるビタビ復
    号方法において、 2乗ユークリッド距離を演算するデジタルデータを、一
    方のデジタルデータと他方のデジタルデータとに分離
    し、 分離した前記一方のデジタルデータと他方のデジタルデ
    ータを、それぞれのビット数が異なるようにして乗算す
    ることを特徴とするビタビ復号方法。
  2. 【請求項2】 前記一方のデジタルデータのビット数を
    1とし、その1ビットは符号を表すビットとすることを
    特徴とする請求項1に記載のビタビ復号方法。
  3. 【請求項3】 受信信号点と仮定信号点の2乗ユークリ
    ッド距離を演算し、 前記2乗ユークリッド距離の最小値からブランチメトリ
    ックを求め、 前記ブランチメトリックから最尤パスを求めるビタビ復
    号方法において、 前記2乗ユークリッド距離として、前記2乗ユークリッ
    ド距離を演算するデジタルデータの絶対値を求めること
    を特徴とするビタビ復号方法。
  4. 【請求項4】 受信信号点と仮定信号点の2乗ユークリ
    ッド距離を演算する2乗ユークリッド距離演算手段と、 前記2乗ユークリッド距離の最小値からブランチメトリ
    ックを求める最小値演算手段と、 前記ブランチメトリックから最尤パスを求めるパス決定
    手段とを備えるビタビ復号装置において、 前記2乗ユークリッド距離演算手段は、 前記2乗ユークリッド距離を演算するデジタルデータの
    数値ビットの論理を反転する反転手段と、 前記反転手段の出力と論理1とを加算する加算手段と、 前記2乗ユークリッド距離を演算するデジタルデータの
    極性を判定する判定手段と、 前記判定手段の判定に対応して、前記2乗ユークリッド
    距離を演算するデジタルデータの数値ビットまたは前記
    加算手段の出力を選択する選択手段とを備えることを特
    徴とするビタビ復号装置。
  5. 【請求項5】 デジタルデータの数値ビットの論理を反
    転する反転手段と、 前記反転手段の出力と論理1とを加算する加算手段と、 前記デジタルデータの極性を判定する判定手段と、 前記判定手段の判定に対応して、前記デジタルデータの
    数値ビットまたは前記加算手段の出力を選択する選択手
    段とを備えることを特徴とする絶対値演算回路。
JP6169150A 1994-07-21 1994-07-21 ビタビ復号方法および装置並びに絶対値演算回路 Withdrawn JPH0832457A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6169150A JPH0832457A (ja) 1994-07-21 1994-07-21 ビタビ復号方法および装置並びに絶対値演算回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6169150A JPH0832457A (ja) 1994-07-21 1994-07-21 ビタビ復号方法および装置並びに絶対値演算回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0832457A true JPH0832457A (ja) 1996-02-02

Family

ID=15881218

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6169150A Withdrawn JPH0832457A (ja) 1994-07-21 1994-07-21 ビタビ復号方法および装置並びに絶対値演算回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0832457A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008295057A (ja) * 1997-06-19 2008-12-04 Qualcomm Inc 直交周波数分割多重通信方式によるデジタル信号の送信

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008295057A (ja) * 1997-06-19 2008-12-04 Qualcomm Inc 直交周波数分割多重通信方式によるデジタル信号の送信
JP4669026B2 (ja) * 1997-06-19 2011-04-13 クゥアルコム・インコーポレイテッド 直交周波数分割多重通信方式によるデジタル信号の送信

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1029396B1 (en) Receiver for a reconfigurable radio system and method therefor
JP2768169B2 (ja) データ伝送方式
JPH07245635A (ja) 信号点マッピング方法および信号点検出方法
JP2000216835A (ja) 畳み込み符号軟判定復号方式の受信装置
JPH05335972A (ja) ビタビ復号器
JPH11146027A (ja) 直交振幅変調方式における差動デコード装置
US5724394A (en) Viterbi decoding method and decoder capable of eliminating phase indeterminacy
JP2755045B2 (ja) ビタビ復号器
JP2654321B2 (ja) トレリス符号化の方法および装置
JPH0832457A (ja) ビタビ復号方法および装置並びに絶対値演算回路
JP3403382B2 (ja) トレリス復号装置及びその方法
US5727029A (en) Branch metric module in viterbi decoder
US6424690B1 (en) Two-thirds rate modulation and coding scheme for Rayleigh fading channels
JPH09307598A (ja) ビタビ復号方法
JP3348303B2 (ja) ビタビ復号方法およびその装置
JP3628311B2 (ja) ビタビ復号装置、通信システム及びビタビ復号方法
EP2328313A1 (en) Method and apparatus for demodulating differential binary phase shift keying modulated signals
JPH07212428A (ja) 位相誤差検出器を備えた判定による搬送波復元回路
US6061408A (en) Method and apparatus for 45° phase ambiguity resolution for one coded bit per symbol 8PSK modulation
JP2518355B2 (ja) 符号化変復調回路
JPH05304542A (ja) 復調方法及び復調器
JPH09247223A (ja) 情報伝送システムおよび情報受信装置並びに情報伝送方法
JPH05335893A (ja) 等化方法及び装置
JP2002094592A (ja) ディジタル復調装置
JP2001197134A (ja) 最尤復号器

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20011002