JPH08323719A - 陶磁製タイルの製造方法 - Google Patents
陶磁製タイルの製造方法Info
- Publication number
- JPH08323719A JPH08323719A JP16294095A JP16294095A JPH08323719A JP H08323719 A JPH08323719 A JP H08323719A JP 16294095 A JP16294095 A JP 16294095A JP 16294095 A JP16294095 A JP 16294095A JP H08323719 A JPH08323719 A JP H08323719A
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- JP
- Japan
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- particles
- clay
- baked
- ceramic tile
- baking
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 金型a,b内に充填された素地土1の上面に
耐火度が素地土より高く、かつ、耐摩耗性に優れた粒子
2をふりかけ、圧縮成型後焼成する構成とした。 【効果】 素地土の上面にふりかけられた粒子は圧縮成
型により素地の表面に押し込まれるが、焼成により素地
が約10%収縮するため耐火度が高く溶融しない粒子の
一部が素地の表面から突出し、全体として粗面となって
滑り止めの効果を生ずるとともに、その粒子は耐摩耗性
に優れるから滑り止め効果を長期間維持することがで
き、また、粒子は素地の上面にふりかけられるだけであ
るから少量で済み、装飾性に優れた高価なものを使用す
ることができて美観が向上する効果がある。
耐火度が素地土より高く、かつ、耐摩耗性に優れた粒子
2をふりかけ、圧縮成型後焼成する構成とした。 【効果】 素地土の上面にふりかけられた粒子は圧縮成
型により素地の表面に押し込まれるが、焼成により素地
が約10%収縮するため耐火度が高く溶融しない粒子の
一部が素地の表面から突出し、全体として粗面となって
滑り止めの効果を生ずるとともに、その粒子は耐摩耗性
に優れるから滑り止め効果を長期間維持することがで
き、また、粒子は素地の上面にふりかけられるだけであ
るから少量で済み、装飾性に優れた高価なものを使用す
ることができて美観が向上する効果がある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として床用の陶磁製
タイルの製造方法に関する。
タイルの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】床用の陶磁製タイルは足が滑ることによ
る転倒事故を防ぐために、表面を粗面にする必要があ
り、そのための手段の一つとして、素地土中に耐火物を
粉砕した粒子のように耐火度が素地土より高く、かつ、
耐摩耗性に優れた粒子を混入して圧縮成型後焼成する方
法が行われていたが、素地土全体に混入する必要がある
ため高価な粒子を使用することができず、また、滑り止
め上の理由から施釉することができず、美観が劣る欠点
があった。
る転倒事故を防ぐために、表面を粗面にする必要があ
り、そのための手段の一つとして、素地土中に耐火物を
粉砕した粒子のように耐火度が素地土より高く、かつ、
耐摩耗性に優れた粒子を混入して圧縮成型後焼成する方
法が行われていたが、素地土全体に混入する必要がある
ため高価な粒子を使用することができず、また、滑り止
め上の理由から施釉することができず、美観が劣る欠点
があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、従来の滑り止めタイルが美観に劣るという
ことである。
する課題は、従来の滑り止めタイルが美観に劣るという
ことである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するための手段として、金型内に充填された素地土の上
面に耐火度が素地土より高く、かつ、焼成後の素地より
耐摩耗性に優れた粒子をふりかけ、圧縮成型後焼成する
構成とした。
するための手段として、金型内に充填された素地土の上
面に耐火度が素地土より高く、かつ、焼成後の素地より
耐摩耗性に優れた粒子をふりかけ、圧縮成型後焼成する
構成とした。
【0005】
【発明の作用及び効果】本発明は上記構成になるから、
素地土の上面にふりかけられた粒子は圧縮成型により素
地の表面に押し込まれるが、焼成により素地が約10%
収縮するため耐火度が高く溶融しない粒子の一部が素地
の表面から突出し、全体として粗面となって滑り止めの
効果を生ずるとともに、その粒子は耐摩耗性に優れるか
ら滑り止め効果を長期間維持することができ、また、粒
子は素地の上面にふりかけられるだけであるから少量で
済み、装飾性に優れた高価なものを使用することができ
て美観が向上する効果がある。
素地土の上面にふりかけられた粒子は圧縮成型により素
地の表面に押し込まれるが、焼成により素地が約10%
収縮するため耐火度が高く溶融しない粒子の一部が素地
の表面から突出し、全体として粗面となって滑り止めの
効果を生ずるとともに、その粒子は耐摩耗性に優れるか
ら滑り止め効果を長期間維持することができ、また、粒
子は素地の上面にふりかけられるだけであるから少量で
済み、装飾性に優れた高価なものを使用することができ
て美観が向上する効果がある。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て説明する。
て説明する。
【0007】図1の(A)は枠型aと下型bにより構成
された空間cに素地土1が充填され、その上面にカーボ
ランダムなどの耐火度が高く耐摩耗性に優れた粒子2を
できるだけ均等にふりかけた状態を示す。
された空間cに素地土1が充填され、その上面にカーボ
ランダムなどの耐火度が高く耐摩耗性に優れた粒子2を
できるだけ均等にふりかけた状態を示す。
【0008】図1の(B)は図示しない上型により圧縮
して圧縮素地1′を成型した状態を示し、粒子2はその
圧縮素地1′の上面に押し込まれている。
して圧縮素地1′を成型した状態を示し、粒子2はその
圧縮素地1′の上面に押し込まれている。
【0009】図1の(C)は(B)の状態のものを所定
の温度で焼成したものであって、焼成によって圧縮素地
1′は約10%収縮するため、粒子2は焼成素地1″の
上面上に一部が突出して上面が粗面となる。
の温度で焼成したものであって、焼成によって圧縮素地
1′は約10%収縮するため、粒子2は焼成素地1″の
上面上に一部が突出して上面が粗面となる。
【0010】粒子2は大部分が焼成素地1″中に埋め込
まれて強固に固定されているから容易に外れることはな
く、また、耐摩耗性に優れるから長期間にわたって滑り
止めの効果を維持することができ、さらに、粒子2は少
量で済むから装飾性に優れた高価なものを使用しても単
価はそれほど上昇しない。なお、2種以上の粒子2をふ
りかけることにより、装飾性をさらに高めることがで
き、装飾性に優れるから壁タイルとしても使用すること
ができる。
まれて強固に固定されているから容易に外れることはな
く、また、耐摩耗性に優れるから長期間にわたって滑り
止めの効果を維持することができ、さらに、粒子2は少
量で済むから装飾性に優れた高価なものを使用しても単
価はそれほど上昇しない。なお、2種以上の粒子2をふ
りかけることにより、装飾性をさらに高めることがで
き、装飾性に優れるから壁タイルとしても使用すること
ができる。
【図1】(A)は圧縮成型前の状態を示す断面図であ
る。(B)は圧縮成型後の状態を示す断面図である。
(C)は焼成後の状態を示す断面図である。
る。(B)は圧縮成型後の状態を示す断面図である。
(C)は焼成後の状態を示す断面図である。
a、b:金型 1:素地土 1′:圧縮素地 1″:焼成素地 2:粒子
Claims (1)
- 【請求項1】 金型内に充填された素地土の上面に耐火
度が素地土より高く、かつ、焼成後の素地より耐摩耗性
に優れた粒子をふりかけ、圧縮成型後焼成することを特
徴とする陶磁製タイルの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16294095A JPH08323719A (ja) | 1995-06-05 | 1995-06-05 | 陶磁製タイルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16294095A JPH08323719A (ja) | 1995-06-05 | 1995-06-05 | 陶磁製タイルの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08323719A true JPH08323719A (ja) | 1996-12-10 |
Family
ID=15764146
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16294095A Pending JPH08323719A (ja) | 1995-06-05 | 1995-06-05 | 陶磁製タイルの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08323719A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1067504A1 (de) * | 1999-07-08 | 2001-01-10 | Holger Dudek | Werbeplakat |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63128904A (ja) * | 1986-11-19 | 1988-06-01 | 千代田技研工業株式会社 | 化粧砂利面をもつコンクリ−トブロツクの製法 |
JPH0255105A (ja) * | 1988-08-19 | 1990-02-23 | Inax Corp | ノンスリップタイル及びその製造方法 |
-
1995
- 1995-06-05 JP JP16294095A patent/JPH08323719A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63128904A (ja) * | 1986-11-19 | 1988-06-01 | 千代田技研工業株式会社 | 化粧砂利面をもつコンクリ−トブロツクの製法 |
JPH0255105A (ja) * | 1988-08-19 | 1990-02-23 | Inax Corp | ノンスリップタイル及びその製造方法 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1067504A1 (de) * | 1999-07-08 | 2001-01-10 | Holger Dudek | Werbeplakat |
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