JPH08323619A - 砥石のクリーニング方法及び研削装置 - Google Patents

砥石のクリーニング方法及び研削装置

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JPH08323619A
JPH08323619A JP12797095A JP12797095A JPH08323619A JP H08323619 A JPH08323619 A JP H08323619A JP 12797095 A JP12797095 A JP 12797095A JP 12797095 A JP12797095 A JP 12797095A JP H08323619 A JPH08323619 A JP H08323619A
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grinding
grindstone
working surface
binder
abrasive grains
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JP12797095A
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Inventor
Hirohito Yokota
浩仁 横田
Yasuyuki Nakaoka
康幸 中岡
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 砥石の作業面に付着した研削屑を効率よく除
去する。 【構成】 絶縁性を有する結合剤で砥粒を保持し、結合
剤の表面に導電性を有するメッキ層を設けた砥石9に陽
極14からプラス電位を印加し、砥石9の作業面9aと
所定の間隔で対向した陰極15にマイナス電位を印加す
る。そして、陰極15と作業面9aとの間に研削液供給
手段17から研削液18を供給して研削屑19を電気分
解により溶解し、研削液18で研削屑19を除去する。
以上のように、電解クリーニングにより安定して研削屑
19を除去することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、砥石のクリーニング
方法、砥石のクリーニング装置及び砥石による加工装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7〜図9は例えば、特開昭62−28
7970号公報に記載された従来の砥石のクリーニング
装置を示す斜視図である。図7は円盤状砥石のクリーニ
ングに関するものである。図7において、1は作業面1
aを有する円盤状の砥石、2は砥石1の作業面1aと相
対する位置に設けられたエアーノズル、3はエアーノズ
ル2から砥石1の作業面1aに噴射されるエアーブロー
である。
【0003】次に動作について説明する。図7におい
て、砥石1の作業面1aにエアーノズル2からエアーブ
ロー3を噴射することにより、作業面1aに付着した切
削屑などの不要物(以下、研削屑)を除去し、砥石1の
クリーニングされる。
【0004】また、図8は円筒形状の砥石のクリーニン
グに関するものである。図8において、4は作業面4a
を有する円筒形状の砥石、5は回転ロールで、砥石4の
作業面4aに当接する粘性柱ゴムで構成されている。6
は回転ロール5を回転駆動する回転軸である。
【0005】次に動作について説明する。図8におい
て、回転ロール5を砥石4の作業面4aに押圧しながら
回転軸6を介して回転させることにより、作業面4aに
付着した研削屑が回転ロール5の粘性柱ゴムに吸着され
てクリーニングされる。
【0006】さらに、図9は円筒形状ダイヤモンド砥石
のクリーニングに関するものである。図9において、7
は作業面7aを有する円筒形状のダイヤモンド砥石、8
はブラシで、砥石7の作業面8aに当接するように構成
されている。
【0007】次に動作について説明する。図9におい
て、ブラシ8を砥石7の作業面7aに押圧してブラッシ
ング作用により、作業面7aがクリーニングされる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の砥石のクリーニ
ング装置は上記のように構成されているので、砥石1の
作業面1aにエアーブロー3を噴射する場合は、鏡面仕
上げなどの高精度研削により作業面1aの微細な凹部分
に入り込んだ研削屑を除去するのが困難であるという問
題点があった。
【0009】また、粘性柱ゴムによる回転ロール5で吸
着する場合は、研削屑の除去により吸着できる粘性柱ゴ
ムの表面積が減少するので、長時間にわたって安定した
クリーニングを行うのが困難であるという問題点があっ
た。
【0010】さらに、ブラシ8により研削屑を除去する
場合は、鏡面仕上げなどの高精度研削により研削屑が入
り込んだ砥石7の作業面7aの微細な凹部の大きさに比
較してブラシ8の先端が大きいので、クリーニングが不
十分になるという問題点があった。また、ブラシ8の先
端が研削されて切り削が生じるので、クリーニング効果
を低下させるという問題点があった。
【0011】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、砥石の作業面に付着した研削屑
を効率よく除去できる砥石のクリーニング方法及び研削
装置を提供する。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る砥
石のクリーニング方法は、絶縁性を有する結合剤で開放
性の気孔が形成されるように砥粒を保持し、結合剤の表
面に導電性を有するメッキ層を設けた砥石の作業面に導
電性を有する研削液を介して電圧を印加し、作業面に付
着した研削屑を電気分解により溶解して、回転する砥石
に付着した研削屑と研削液との接触により研削屑を除去
するものである。
【0013】請求項2の発明に係る研削装置は、絶縁性
を有する結合剤で開放性の気孔が形成されるように砥粒
を保持し、結合剤の表面に導電性を有するメッキ層を設
けた砥石の作業面の研削屑を、砥石で被研削材を研削し
ながら除去するように構成した研削装置において、砥石
にプラス電位を印加する陽極と、砥石の作業面と所定の
間隔で対向しマイナス電位を印加する陰極と、この陰極
と砥石の作業面との間に導電性を有する研削液を供給す
る研削液供給手段とを備えたものである。
【0014】請求項3の発明に係る研削装置は、絶縁性
を有する結合剤で開放性気孔が形成されるように砥粒を
保持し、結合剤の表面に導電性を有するメッキ層を設け
た砥石を回転力が与えられる台金に固着し、砥石の回転
により砥石の作業面で被研削材を研削し、作業面で被研
削材を研削しながら作業面に付着した研削屑を除去する
ように構成した研削装置において、砥石にプラス電位を
印加する陽極と、砥石の作業面と所定の間隔で対向しマ
イナス電位を印加する陰極と、砥石と当接する台金の面
に開口した供給口から導電性を有する研削液を所定の圧
力で供給し、砥石の開放性気孔を介して陰極と砥石の作
業面との間に研削液を供給する研削液供給手段とを設け
たものである。
【0015】請求項4の発明に係る研削装置は、請求項
2又は請求項3に記載の研削装置において、砥粒を導電
性を有するコーティング層で被覆したものである。
【0016】請求項5の発明に係る研削装置は、請求項
2又は請求項3に記載の研削装置において、砥粒が導電
性を有するものである。
【0017】
【作用】請求項1の発明においては、砥粒を保持した絶
縁性を有する結合剤の表面にメッキ層を設けた砥石の作
業面に研削液を介して電圧を印加して、砥石の作業面に
付着した研削屑を電気分解により溶解し、研削液で研削
屑を除去する。
【0018】請求項2の発明においては、砥石にプラス
電位を印加する陽極と、砥石の作業面と所定の間隔で対
向しマイナス電位を印加する陰極との間に、導電性を有
する研削液を研削液供給手段から供給して、砥石の作業
面に付着した研削屑を電気分解により溶解し、砥石とと
もに回転する研削屑と研削液との接触により研削屑を除
去する。
【0019】請求項3の発明においては、砥石の開放性
気孔を介して陰極と砥石の作業面との間に研削液供給手
段により研削液を供給し、砥石にプラス電位を印加する
陽極と、砥石の作業面と所定の間隔で対向しマイナス電
位を印加する陰極との間に所定の電圧を印加して、砥石
の作業面に付着した研削屑を電気分解により溶解し、砥
石とともに回転する研削屑を研削液との接触により研削
屑を除去する。
【0020】請求項4の発明においては、請求項2又は
請求項3に記載の砥石による研削装置において、砥粒が
導電性を有するコーティング層で被覆されているので、
砥石の導電性が高くなり電解クリーニングがより効率よ
く行われる。
【0021】請求項5の発明においては、請求項2又は
請求項3に記載の砥石による研削装置において、砥粒が
導電性を有するので、砥石の導電性が高くなり電解クリ
ーニングがより効率よく行われる。
【0022】
【実施例】
実施例1.図1は実施例1の研削装置を示す断面図、図
2は図1の要部を示す断面図である。9は作業面9aを
有する電解クリーニング用砥石で、絶縁性を有する結合
剤9bで開放性の気孔9cが形成されるように砥粒9d
を保持し、結合剤9bの表面に導電性を有する例えばニ
ッケルのメッキ層9eが形成されている。なお、砥石9
の形状はドーナツ状だけでなく、その他の形状のもので
よい。上記結合剤9bは、例えばSiO2:50vol
%、Al23:15vol%,B23:20vol%等
からなるガラスフリット(ビトリファイド結合剤)が使
用される。その他、電気分解されない不導体材質で砥粒
9dとの結合度を確保できるものであればよい。また、
砥粒9dは、例えばダイヤモンドや窒化ボロン(CB
N)等の超砥粒である。しかし、その種類を限定するこ
となく、一般の砥粒に適用できる。さらに、メッキ層9
eは、例えば無電解ニッケルメッキ層で、例えば脱脂を
含む前処理が施された砥石9の気孔9cにニッケルメッ
キ液を貫通させることにより、結合剤9bの表面に形成
する。
【0023】10は被研削材で、砥石9の作業面9aで
研削面10aが研削される。11は被研削材10を固定
するチャック、12は台金で、砥石9が導電性の接着材
で固定されている。13は台金12が固着された砥石軸
で、駆動源(図示せず)により回転し砥石9を回転駆動
する。14は台金12に接触した陽極で、砥石9にプラ
ス電位を印加する。15は砥石9の作業面9aと所定の
間隔(例えば100ミクロン)で対向した陰極で、マイ
ナス電位が印加される。16は両極14、15が接続さ
れた電源である。なお、電源16は直流でも交流でもよ
く、電源波形も限定しない。17は導電性の研削液18
を吐出する研削液供給手段で、陰極15と砥石9の作業
面9aとの間に研削液18を供給する。
【0024】次に動作について説明する。図3は実施例
1における電解クリーニングの原理を説明する説明図で
ある。図3(a)は研削加工前の状態、図3(b)は加
工中に研削屑が付着したときの状態、図3(c)は砥石
を電解クリーニングしているときの状態、図3(d)は
表面が電気分解した研削屑が研削液により除去されてい
る状態を示す。
【0025】図1において、砥石軸13により台金12
を介して図3(a)の状態の砥石9を回転して、作業面
9aで被研削材10の研削面10aを研削すると、図3
(b)に示すように研削屑19が付着する。陽極14と
陰極15との間に電源16から給電することにより、砥
石9の内部では気孔9cの内表面の結合剤9bの表面に
形成されたメッキ層9eを通して、作業面9aに付着し
た研削屑19に給電される。さらに、研削液18を砥石
9の作業面9aと陰極15との間に供給することにより
電解クリーニングを行う。この電解クリーニングによ
り、付着した研削屑19の表面部分が図3(c)に示す
ように電気分解によってイオン化して溶解するので、作
業面9aとの付着面積が減少して付着力が軽減する。こ
れにより、研削屑19と研削液18との接触による除去
圧力が作用して、図3(d)に示すように研削屑19が
作業面9aから除去される。
【0026】この場合、結合剤9bは、例えばガラスフ
リット(ビトリファイド結合剤)の不導体の材料で構成
されているので、電解クリーニングによる電気分解によ
って砥粒9dと結合剤9bとの結合度には影響がなく、
砥粒9dが脱落するのを防止できる。また、被研削材1
0の金属材料としては、メッキ層9eと比較してイオン
化傾向の高いものの方が電解クリーニング効果が安定す
る。また、メッキ層9eはニッケルメッキについて説明
したが、電解クリーニング効果が得られるものであれ
ば、他の導電性を与える処理方法でも同様の効果が期待
できる。
【0027】さらに、高能率研削や鏡面仕上げなどの高
精度研削を安定して行うためには、ドレッシング、つま
り一般的には、「砥粒を保持する結合剤を削り取っ
て、適度なチップポケット(実施例1では気孔9cに相
当)を作る。」「チップポケットに詰まった研削屑を
取り除く。」という必要がある。しかし、この発明では
上記実施例1に示すように、チップポケットに相当する
気孔9cが存在しているので、研削屑を除去するクリー
ニング作用のみで安定した研削を行うことができる。
【0028】以上のように実施例1によれば、陽極14
側の砥石9の作業面9aと陰極15との間に所定の電圧
を印加して作業面9aに付着した研削屑19を電気分解
して溶解することによって、研削屑19と作業面9aと
の付着力が減少するので、回転している砥石9と研削液
18との接触により除去圧力が作用して研削屑19が除
去される。
【0029】上記実施例1では、研削液18を研削液供
給手段17から吐出するものについて説明したが、陰極
15及び陰極15と対向する作業面9aが浸漬されるよ
うに研削液18が貯留されていても、砥石9の回転によ
り同様の効果が期待できる。また、研削屑19の除去に
は研削液18との接触による除去圧力を用いたが、エア
ーや磁力などでもよく、除去圧力を与える方法を限定す
るものではない。
【0030】実施例2.図4は実施例2の構成図であ
る。図4において、9〜16、18は実施例1のものと
同様である。20は例えば0.5MPa〜1MPaの圧
力の研削液18を供給する研削液供給手段で、台金12
及び砥石軸13を貫通し、砥石9の作業面9aの反対側
の面と接する台金12の面に供給口20aが開口してい
る。
【0031】次に動作について説明する。図4におい
て、実施例1と同様に砥石軸13により台金12を介し
て図3(a)の状態の砥石9を回転して、作業面9aで
被研削材10の研削面10aを研削すると、図3(b)
に示すように研削屑19が付着する。陽極14と陰極1
5との間に電源16から供給することにより、砥石9の
内部では気孔9cの内表面の結合剤9bの表面に形成さ
れたメッキ層9eを通して、作業面9aに付着した研削
屑19に給電して電気分解する。そして、研削液供給手
段20から供給された所定の圧力の研削液18が、砥石
9の気孔9cを通して作業面9a側に吐出することによ
り電解クリーニングが行われる。
【0032】上記のように実施例2によれば、電気分解
により付着力が弱くなった砥石9の作業面9aに付着し
た研削屑19は、作業面9aとは反対側から気孔9cを
通して所定の圧力で供給された研削液18により、除去
されやすい方向に圧力がかけられるので、効率のよい電
解クリーニングができる。また、気孔9cから砥石9の
作業面9aに供給された研削液18と回転している砥石
9との接触により、除去圧力が作用して研削屑19が除
去されるのは実施例1と同様である。
【0033】実施例3.図5は実施例3の要部を示す断
面図である。図5において、9b、9c、9d、9eは
実施例1のものと同様である。21は作業面21aを有
する電解クリーニング用砥石で、絶縁性を有する結合剤
9bで開放性の気孔9cが形成されるように、例えば無
電解ニッケルメッキのコーティング層21bで被覆した
砥粒9dを保持している。さらに、結合剤9bの表面に
メッキ層9eが形成されている。
【0034】上記のように構成した砥石21を上記実施
例1及び実施例2に適用することにより、メッキ層9e
とコーティング層21bとが導電性を高めるので、電解
クリーニングが効率よく行われる。また、研削屑19へ
の給電がコーティング層21bからも行われるので、よ
り効率よく電解クリーニングを行うことができる。
【0035】実施例4.図6は実施例4の要部を示す断
面図である。図6において、9b、9c、9eは実施例
1のものと同様である。22は作業面22aを有する電
解クリーニング用砥石で、接合剤9bで気孔9cが形成
されるように導電性の砥粒22bを保持し、結合剤9b
の表面にメッキ層9eが形成されている。なお、導電性
を有する砥粒22bは高硬度材種で、例えばTiC、T
iN、LaB6、SiC、Si34、SiO2等を含んだ
ものである。
【0036】上記のように構成した砥石22を上記実施
例1及び実施例2に適用することにより、メッキ層9e
と導電性を有する砥粒22bとが導電性を高めるので、
電解クリーニングが効率よく行われる。また、砥粒22
bに付着した研削屑19(図3参照)にも給電されて電
解クリーニングが行われるので、より効率よく電解クリ
ーニングを行うことができる。さらに、砥粒22bが摩
耗又は摩滅しても研削屑19(図3参照)に対する電解
クリーニング効果が変化することなく、効率よく行うこ
とができる。
【0037】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、砥粒を保持し
た絶縁性を有する結合剤の表面にメッキ層を設けた砥石
の作業面に研削液を介して電圧を印加して、砥石の作業
面に付着した研削屑を電気分解により溶解し、研削液で
研削屑を除去するので、砥石のクリーニングを安定して
効率よく行うことができる。
【0038】請求項2の発明によれば、砥石にプラス電
位を印加する陽極と、砥石の作業面と所定の間隔で対向
しマイナス電位を印加する陰極との間に、導電性を有す
る研削液を研削液供給手段から供給して、砥石の作業面
に付着した研削屑を電気分解により溶解し、砥石ととも
に回転する研削屑と研削液との接触により研削屑を除去
するので、砥石のクリーニングを安定して効率よく行う
ことができる。
【0039】請求項3の発明によれば、砥石の開放性気
孔を介して陰極と砥石の作業面との間に研削液供給手段
により研削液を供給し、砥石にプラス電位を印加する陽
極と、砥石の作業面と所定の間隔で対向しマイナス電位
を印加する陰極との間に所定の電圧を印加して、砥石の
作業面に付着した研削屑を電気分解により溶解し、砥石
とともに回転する研削屑を研削液との接触により研削屑
を除去するので、砥石のクリーニングを安定して効率よ
く行うことができる。
【0040】請求項4の発明によれば、請求項2又は請
求項3に記載の砥石による研削装置において、砥粒が導
電性を有するコーティング層で被覆されているので、砥
石の導電性が高くなり電解クリーニングがより効率よく
行われる。
【0041】請求項5の発明によれば、請求項2又は請
求項3に記載の砥石による研削装置において、砥粒が導
電性を有するので、砥石の導電性が高くなり電解クリー
ニングがより効率よく行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1の発明の構成を示す断面図である。
【図2】 図1の要部を示す断面図である。
【図3】 実施例1における電解クリーニングの原理の
説明図である。
【図4】 実施例2の発明の構成を示す断面図である。
【図5】 実施例3の要部を示す断面図である。
【図6】 実施例4の要部を示す断面図である。
【図7】 従来の砥石のクリーニング装置を示す斜視図
である。
【図8】 従来の砥石のクリーニング装置を示す斜視図
である。
【図9】 従来の砥石のクリーニング装置を示す斜視図
である。
【符号の説明】
9,21,22 砥石、9a,21a,22a 作業
面、9b 結合剤、9c 気孔、9d,22b 砥粒、
9e メッキ層、10 被研削材、12 台金、14
陽極、15 陰極、17,20 研削液供給手段、18
研削液、19 研削屑、21b コーティング層。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁性を有する結合剤で開放性の気孔が
    形成されるように砥粒を保持し、上記結合剤の表面に導
    電性を有するメッキ層を設けた砥石の作業面に導電性を
    有する研削液を介して電圧を印加し、上記作業面に付着
    した研削屑を電気分解により溶解して、回転する上記砥
    石に付着した上記研削屑と上記研削液との接触により上
    記研削屑を除去することを特徴とする砥石のクリーニン
    グ方法。
  2. 【請求項2】 絶縁性を有する結合剤で開放性の気孔が
    形成されるように砥粒を保持し、上記結合剤の表面に導
    電性を有するメッキ層を設けた砥石の作業面の研削屑
    を、上記砥石で被研削材を研削しながら除去するように
    構成した研削装置において、上記砥石にプラス電位を印
    加する陽極と、上記砥石の上記作業面と所定の間隔で対
    向しマイナス電位を印加する陰極と、この陰極と上記砥
    石の上記作業面との間に導電性を有する研削液を供給す
    る研削液供給手段とを備えたことを特徴とする研削装
    置。
  3. 【請求項3】 絶縁性を有する結合剤で開放性気孔が形
    成されるように砥粒を保持し、上記結合剤の表面に導電
    性を有するメッキ層を設けた砥石を回転力が与えられる
    台金に固着し、上記砥石の回転により上記砥石の作業面
    で被研削材を研削し、上記作業面で上記被研削材を研削
    しながら上記作業面に付着した研削屑を除去するように
    構成した研削装置において、上記砥石にプラス電位を印
    加する陽極と、上記砥石の上記作業面と所定の間隔で対
    向しマイナス電位を印加する陰極と、上記砥石と当接す
    る上記台金の面に開口した供給口から導電性を有する研
    削液を所定の圧力で供給し、上記砥石の上記開放性気孔
    を介して上記陰極と上記砥石の上記作業面との間に上記
    研削液を供給する研削液供給手段とを設けたことを特徴
    とする研削装置。
  4. 【請求項4】 請求項2又は請求項3に記載の研削装置
    において、砥粒は導電性を有するコーティング層で被覆
    したものであることを特徴とする研削装置。
  5. 【請求項5】 請求項2又は請求項3に記載の研削装置
    において、砥粒は導電性を有するものであることを特徴
    とする研削装置。
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