JP3274592B2 - 電解インプロセスドレッシング研削加工方法及び装置 - Google Patents

電解インプロセスドレッシング研削加工方法及び装置

Info

Publication number
JP3274592B2
JP3274592B2 JP24917095A JP24917095A JP3274592B2 JP 3274592 B2 JP3274592 B2 JP 3274592B2 JP 24917095 A JP24917095 A JP 24917095A JP 24917095 A JP24917095 A JP 24917095A JP 3274592 B2 JP3274592 B2 JP 3274592B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
workpiece
grinding
electrolytic
grindstone
electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP24917095A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0985622A (ja
Inventor
俊之 榎本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP24917095A priority Critical patent/JP3274592B2/ja
Publication of JPH0985622A publication Critical patent/JPH0985622A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3274592B2 publication Critical patent/JP3274592B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電解インプロセス
ドレッシング研削加工方法及び装置に関し、より詳細に
は、一つの導電性砥石を用いて、導電性の工作物を、電
解インプロセスドレッシング加工法により研削する加工
方法において、適宜、電解作用により電解溶出するよう
にした研削加工方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】研削加工(以後、加工と記す)に使用さ
れる砥石中には、砥粒となるダイヤモンド,アルミナや
シリコンカーバイト等の、電気絶縁性で硬質な微小粒子
が含まれており、これらの微小粒子は導電性の結合剤に
よって固着され、砥石の研削面に砥粒が突き出して工作
物の切削作用をなしている。しかし、砥粒は微小で切り
込み深さが浅いため、加工においては、砥石の目つぶれ
や、目づまりによる研削抵抗の増加あるいは工作物との
焼き付き等の現象が問題となる。このような目つぶれを
取り除き、常に所定の切り込み深さを維持して加工でき
るように、近年、特開平1−188266号公報に示さ
れるような研削方法が実用化されている。
【0003】特開平1−188266号公報に記載の研
削方法は、導電性砥石に電圧を印加し、砥石を電解によ
りドレッシングしながら加工をする電解ドレッシング加
工法で、導電性を有する砥石の少なくとも加工用面に対
向するように電極を配置し、その砥石と電極との間に弱
導電性の加工液を満たして、砥石が正極に、電極が負極
になるように電圧を印加し、電解効果により、導電性の
結合剤を溶出させて、砥石の研削面に電気絶縁性の砥粒
を突き出させ、目づまりを取り除くドレッシングを行い
ながら加工するものである。
【0004】図2は、従来の電解インプロセスドレッシ
ング加工のシステム構成を説明するための図で、図中、
1は砥石、2は電極、3は給電ブラシ、4は電解用電
源、5は加工液を流すノズル、6は工作物、10はマシ
ニングセンタである。
【0005】図2は、マシニングセンタ10を用いた加
工法の例を示すもので、マシニングセンタ10は、水平
なワーク台10aに対して離間して設けられた鉛直な軸
1aに、円板状の砥石1が軸1aまわりに回転可能に装
着されており、ワーク台10a上には工作物6が取り付
けられる。また、砥石1には、該砥石1の外周加工面に
近接して対向した電極2が、軸1aに接触摺動して砥石
1に給電するための給電ブラシ3が各々設けられ、電極
2は電解用電源4の負電源端子4bに、給電ブラシ3は
正電源端子4aに各々接続されている。更に、対向して
設けられた砥石1と電極2との間に加工液を流すノズル
5が設けられている。
【0006】研削用の砥石1は、例えば、金属の円板状
外周の加工面に、前記の電気絶縁性の砥粒を導電性の結
合剤で結合して構成された砥石部分を設けた電導体で、
加工液は、例えば、水溶性の研削油剤を純水で希釈し
て、微量の塩酸等の電解液を加えて電解質をもたせたも
のである。
【0007】マシニングセンタ10による工作物6の加
工は、正極の砥石1と負極の電極2の間にノズル5から
加工液を流しながら電解用電源4からの電圧を印加し、
砥石1をインプロセスで電解作用によりドレッシングし
ながら行う。すなわち、正極の砥石1は、電解質の加工
液中で電解作用を受け導電性の結合剤が溶解するととも
に酸化皮膜を形成し、電気絶縁性の砥粒は電解されるこ
となく目立てが行われる。なお、上述の加工の例は、マ
シニングセンタ10を用いたものであるが、特に、この
加工方法に限定されるものではない。
【0008】図2に示した従来の電解インプロセスドレ
ッシング加工方法では、通常の研削法による加工よりも
高能率、高精度の加工が可能であるが、正極の砥石1の
結合剤や加工液中の成分等は、電解作用を受け、表面に
金属酸化物等の不導体皮膜や析出物を生成して結合剤の
溶解を妨げ、電極2の表面の導電性を低下し、必ずしも
加工能率は高くなく、安定性が不充分であった。
【0009】特開平4−256575号公報による「砥
石目立て方法およびそれを用いた研削加工方法」は、上
述した従来の電解ドレッシング加工方法において、砥石
1を正極、電極2を負極にすることにより生じた不導皮
膜や析出物を取り除くために、適宜、砥石1を負極に、
電極2を正極に切り替えて目立てを行う方法である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】電解インプロセスドレ
ッシング加工において、上述の導電性砥石と電極との電
気極性を適宜反転させる砥石目立て方法は、電解作用に
より生じた電極上の析出分を除去するもので、研削加工
の全期間において、目立てしながら加工を施すことがで
きる点においては有効であるが、加工そのものが研削の
みにより行われるので、高精度な加工がなされる。しか
し、一つの工作物6に対し、同じ研削加工を施す場合、
加工能率は高くはなく、特に、加工量が大きいときには
能率が悪く加工時間が無駄であった。
【0011】本発明は、金属材料からなるような導電性
を有する工作物を電解インプロセスドレッシング加工法
で研削するとともに、工作物を電解溶出させる作用を併
用することにより、高能率加工ができ、かつ、安定な加
工が実現できる電解インプロセスドレッシング研削加工
方法および装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、導電
性の砥石を正極、該砥石と対向して設けられた電極を負
極とし、導電性の工作物には電圧印加を行わない状態
で、前記砥石をドレッシングしながら前記工作物を電
インプロセスドレッシング研削加工を行い、次いで、前
記砥石を負、該砥石と対向して設けられた前記電極を
電圧無印加、前記工作物を正極に切り替えて前記工作物
電解しながら研削加工を行うようにして、砥石を目立
てしながら行う工作物の研削と電解出とを併用して高
能率な加工ができるようにする。また、工作物側を電解
することで、工作物表面にその母地より除去しやすい皮
膜を生成させて工作物の除去が容易になるようにし、皮
膜が形成され難い工作物の場合、工作物の電解溶出によ
り工作物の除去を進行することができ、研削加工の進行
を早めるようにする。更には、砥石及び工作物の両者の
表面に皮膜を生成させることにより、砥石結合剤と工作
物とが直接接触するような研削状態になっても、研削焼
けが生じにくくなるようにして、砥石の大切り込み,高
速送り加工が可能となり、高能率な加工が可能なように
する。
【0013】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記導電性工作物の電解を行うために、該工作物を
正極、前記砥石を負極に切り替える切り替え動作を加工
期間中に定期的に行うようにして、高能率な加工条件の
もと、安定した加工が可能となるようにしたものであ
る。
【0014】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、導電性工作物の電解を行うために、該工作物を正
極、前記砥石を負極に切り替える切り替え動作を加工パ
ス毎に行い、加工初期には前記工作物を正極として継続
し、加工終了付近で砥石側を正極とすることにより、高
能率な加工ができるようにしたものである。
【0015】請求項4の発明は、請求項3の発明におい
て、工作物の除去量や表面粗さを、加工中あるいは加工
パス毎に計測し、該工作物の研削加工が完了したとき、
該工作物の除去量が目標とする除去量であり、且つ、目
標とする表面粗となるように、前記電解を行うために、
切り替える正・負極の切り替え動作の切り替え時期を自
動的に決定することにより、高能率で高精度な加工がで
きるようにしたものである。
【0016】請求項5の発明は、電解用電源装置を有
し、導電性の砥石を正極に、該砥石と対向して設けられ
た電極を負極として、前記砥石をドレッシングしながら
導電性の工作物を研削する電解インプロセスドレッシン
グ研削加工装置において、前記電解用電源装置に、電解
の正・負極を切り替えるスイッチング装置を設けて、請
求項1乃至4の何れかに記載の研削方法を行うようにし
た電解インプレスドレッシング研削加工装置を提供でき
るようにしたものである。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は、本発明による電解インプ
ロセスドレッシング研削加工方法および装置の実施の形
態の一例を説明するためのシステム構成図で、図中、1
は砥石、2は電極、3は給電ブラシ、4は電解用電源、
5は加工液を流すノズル、6は工作物、7はスイッチ、
8は絶縁物、10はマシニングセンタである。
【0018】図1に示したマシニングセンタ10のシス
テム構成は、図2に示したマシニングセンタ10と略々
同様のシステム構成をもっており、図2と同様の作用を
する部分には、図2の場合と同じ参照番号を付してある
ので、これらの説明は省略する。しかし、図1に示した
マシニングセンタ10の工作物6は導電性をもってお
り、ワーク台10aに直接取り付けられているのではな
く、工作物6とワーク台10aとの間には、絶縁物8が
介在している。工作物6には、給電ブラシ3bが接触
し、給電ブラシ3bはスイッチ7を介し正端子7bに接
続されている。
【0019】電解用電源4の正端子4a,負端子4bに
は、スイッチ7が接続され、スイッチ7が接点7a側に
切り替えられたときは、砥石1側が正極に、電極2側が
負極に接続されて、図2に示した従来のマシニングセン
タ10と同様な電解インプロセスドレッシング加工を行
うようになっており、スイッチ7が接点7b側に切り替
えられたとき、砥石1側は負極に接続され、工作物6に
は正極が接続されて電極2は無電極となり、正極となっ
た工作物6を電解溶出させるようになっている。
【0020】ノズル5から流れた加工液は、砥石1と電
極2との間、および砥石1と工作物6との間に流れ、ス
イッチ7を接点7aに切り替えたとき、正極となった導
電性の砥石1をドレッシングしながら工作物6の加工を
行い、接点7bに切り替えたときは、導電性の工作物6
側が正極となり、砥石1側が負極となるので、工作物6
と砥石1との間を流れる加工液が電解液となり、工作物
6が電解溶出する。なお、砥石1と工作物6との間に専
用のノズル5を設置し、加工液を流すようにすると、よ
り有効である。
【0021】スイッチ7を接点7a又は接点7bに切り
替える切り替え動作を適宜行うことにより、通常の電解
インプロセスドレッシング加工と、工作物6の電解溶出
とを行うことができる。工作物6の電解溶出を行うと
き、電解インプロセスドレッシング加工時に砥石1の表
面に形成された酸化皮膜や付着物は取り除かれ、逆に、
工作物6が電解溶出することにより、工作物6の表面に
その母地より除去しやすい皮膜が形成されるので、接点
を7a側に切り替え、電解インプロセスドレッシング加
工を行ったとき、工作物6の除去を容易にすることがで
きる。
【0022】しかし、電解溶出時に皮膜が形成されにく
い工作物6があるが、これは電解溶出しやすいものであ
るから、電解溶出により工作物6を取り除くことがで
き、工作物6の除去を進行させることができる。このよ
うに、工作物6を適宜、溶出することにより、一般に、
工作物6の表面に皮膜が形成され、この皮膜は砥石1の
結合剤と工作物6とが直接接触するような研削状態にな
っても研削焼けを生じにくくすることができる。また、
工作物6の電解溶出によると、工作物6の除去が容易に
することができ、砥石1の大切り込み、または、高速送
り加工が可能となり、高能率な加工ができる(請求項1
に対応)。
【0023】従って、スイッチ7の接点7a又は7bへ
の切り替えの動作を加工中、定期的に行うことにより、
単に、電解インプロセスドレッシング加工法だけによる
研削の場合より、高能率な加工が可能となり、しかも、
安定した高精度な加工が可能となる(請求項2に対
応)。
【0024】また、スイッチ7を接点7bに切り替えた
工作物6の電解溶出工程においては、工作物6の除去を
容易にすることができ、砥石1の大切り込みができるの
で、電解作用を与えるためのスイッチ7の切り替えの動
作を加工量,加工精度を考慮し、加工パス(Passage)
毎に選択して行うことにより、より効率のよい加工がで
きる。具体的には、加工初期には、接点7aに切り替
え、工作物6を正極とする電解溶出を行い、高能率な粗
加工を行い、これを加工完了近くまで継続し、加工完了
近くで接点7bに切り替え、砥石1を正極にして電解イ
ンプロセスドレッシング研削を行うことにより、通常の
電解インプロセスドレッシング加工と同様の高精度な仕
上げを安定して行うことが可能な高速な加工が実現でき
る(請求項3に対応)。
【0025】更に、電解インプロセスドレッシング加工
と、電解溶出における工作物6の除去量や表面粗さ等
は、工作物6の材質や、加工液を含む電解用電源4等の
電解の諸条件により定まるが、除去量や表面粗さは、予
め実験により確かめられるので、工作物6の除去量や表
面粗さを、加工中あるいは加工パス毎に測定して、測定
結果に基づいて、最終的に目標とする工作物6の除去量
や目標とする表面粗さになるように、スイッチ7を切り
替えることができる。従って、工作物6の除去量,表面
粗さを計測し、スイッチ7の切り替え時期を自動的に設
定でき、この設定に基づき、計測量をフィードバックし
ながら自動加工ができる(請求項4に対応)。
【0026】以上述べた発明の実施の形態は、図2に示
した従来のマシニングセンタ10と電解用電源4に対
し、電解作用の正負切り替え用のスイッチ7を設け、更
にワーク台10a上に工作物6とマシニングセンタ10
との間を絶縁するための絶縁物8を設け、スイッチ7か
ら正極用の給電ブラシ3bを工作物6に接触させるもの
である。すなわち、従来の電解インプロセスドレッシン
グ加工装置に対し、電解の正負切り替え用のスイッチ7
と絶縁物8を設けただけで、請求項1乃至4に記載の発
明を具現する電解インプロセスドレッシング加工装置が
得られる(請求項5に対応)。
【0027】
【発明の効果】請求項1に対応する効果:導電性の砥石
を正極、該砥石と対向して設けられた電極を負極とし、
前記砥石をドレッシングしながら工作物を研削する電解
インプロセスドレッシング研削加工方法において、適
宜、前記砥石を正極から負極に切り替え、該砥石の負極
に対し、導電性の工作物とする切り替え動作により電解
を行うようにしたので、砥石を目立てしながら行う工作
物の研削と電解溶出とを併用して加工するので、高能率
な加工ができる。また、工作物側を電解することで、工
作物表面にその母地より除去しやすい皮膜を生成したの
で、工作物の除去が容易になり、また、皮膜が形成され
難い工作物の場合、工作物の電解溶出により工作物の除
去を進行することができるので、研削加工の進行を早め
ることができる。更には、砥石及び工作物の両者の表面
に皮膜を生成させたので、砥石結合剤と工作物とが直接
接触するような研削状態になっても、研削焼けが生じに
くくなり、砥石の大切り込み,高速送り加工が可能とな
り、高能率な加工が可能となった。
【0028】請求項2に対応する効果:請求項1に記載
の発明による前記導電性工作物の電解を行うために、該
工作物を正極、前記砥石を負極に切り替える切り替え動
作を加工期間中に定期的に行うようにしたので、高能率
な加工条件で、安定した加工が可能となった。
【0029】請求項3に対応する効果:請求項1に記載
の発明による前記導電性工作物の電解を行うために、該
工作物を正極、前記砥石を負極に切り替える切り替え動
作を加工パス毎に行い、加工初期には前記工作物を正極
として継続し、加工終了付近で砥石側を正極としたの
で、加工初期から加工終了付くまで粗加工が高速でなさ
れ、加工終了近くで精密加工がなされるので、安定した
高精度な加工が高能率で行われる。
【0030】請求項4に対応する効果:請求項3に記載
の発明において、加工中あるいは加工パス毎に、前記工
作物の除去量や表面粗さを計測し、該工作物の研削加工
が完了したとき、該工作物の除去量が目標とする除去量
であり、且つ、目標とする表面粗となるように、前記電
解を行うために、切り替える正・負極の切り替え動作の
切り替え時期を自動的に決定することにより、高能率で
高精度な加工ができる。
【0031】請求項5に対応する効果:電解用電源装置
を有し、導電性の砥石を正極に、該砥石と対向して設け
られた電極を負極として、前記砥石をドレッシングしな
がら導電性の工作物を研削する電解インプロセスドレッ
シング研削加工装置において、前記電解用電源装置に、
電解の正・負極を切り替えるスイッチング装置を設け
て、請求項1乃至4の何れかに記載の研削方法を行うよ
うにしたので、請求項1乃至4の何れかに記載の発明の
効果をもった電解インプレスドレッシング研削加工装置
を容易に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による電解インプロセスドレッシング
研削加工方法および装置の実施の形態の一例を説明する
ためのシステム構成図である。
【図2】 従来の電解インプロセスドレッシング加工の
システム構成を説明するための図である。
【符号の説明】
1…砥石、2…電極、3…給電ブラシ、4…電解用電
源、5…加工液を流すノズル、6…工作物、7…スイッ
チ、8…絶縁物、10…マシニングセンタ。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性の砥石を正極、該砥石と対向して
    設けられた電極を負極とし、導電性の工作物には電圧印
    加を行わない状態で、前記砥石をドレッシングしながら
    前記工作物を電解インプロセスドレッシング研削加工
    行い、次いで、前記砥石を負、該砥石と対向して設け
    られた前記電極を電圧無印加、前記工作物を正極に切り
    替えて前記工作物を電解しながら研削加工を行うことを
    特徴とする電解インプロセスドレッシング研削加工方
    法。
  2. 【請求項2】 前記導電性の工作物の電解を行うため
    に、該工作物を正極、前記砥石を負極に切り替える切り
    替え動作を加工期間中に定期的に行うことを特徴とする
    請求項1に記載の電解インプロセスドレッシング研削加
    工方法。
  3. 【請求項3】 前記導電性工作物の電解を行うため
    に、該工作物を正極、前記砥石を負極に切り替える切り
    替え動作を加工パス毎に行い、加工初期には前記工作物
    を正極として継続し、加工終了付近で砥石側を正極とす
    ることを特徴とする請求項1に記載の電解インプロセス
    ドレッシング研削加工方法。
  4. 【請求項4】 前記工作物の除去量や表面粗さを、加工
    中あるいは加工パス毎に計測し、該工作物の研削加工が
    完了したとき、該工作物の除去量が目標とする除去量で
    あり、且つ、目標とする表面粗となるように、前記電解
    を行うために切り替える正・負極の切り替え動作の切り
    替え時期を自動的に決定することを特徴とする請求項3
    に記載の電解インプロセスドレッシング研削加工方法。
  5. 【請求項5】 電解用電源装置を有し、導電性の砥石を
    正極に、該砥石と対向して設けられた電極を負極とし
    て、前記砥石をドレッシングしながら導電性の工作物を
    研削する電解インプロセスドレッシング研削加工装置で
    あって、前記電解用電源装置に、電解の正・負極を切り
    替えるスイッチング装置を有し、前記請求項1乃至4の
    何れかに記載の研削加工方法を行うことを特徴とする電
    解インプロセスドレッシング研削加工装置。
JP24917095A 1995-09-27 1995-09-27 電解インプロセスドレッシング研削加工方法及び装置 Expired - Fee Related JP3274592B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24917095A JP3274592B2 (ja) 1995-09-27 1995-09-27 電解インプロセスドレッシング研削加工方法及び装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24917095A JP3274592B2 (ja) 1995-09-27 1995-09-27 電解インプロセスドレッシング研削加工方法及び装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0985622A JPH0985622A (ja) 1997-03-31
JP3274592B2 true JP3274592B2 (ja) 2002-04-15

Family

ID=17188954

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24917095A Expired - Fee Related JP3274592B2 (ja) 1995-09-27 1995-09-27 電解インプロセスドレッシング研削加工方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3274592B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN116372811B (zh) * 2023-03-17 2023-10-20 江苏飞象数控设备有限公司 无心磨床用砂轮整修装置及整修方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0985622A (ja) 1997-03-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4849599A (en) Machining method employing cutting or grinding by conductive grindstone
JP3344558B2 (ja) 通電ドレッシング研削方法及び装置
US6117001A (en) Electrolytic in-process dressing method, electrolytic in-process dressing apparatus and grindstone
JPH05131365A (ja) 砥石車の目立て方法および装置
KR19990072939A (ko) 성형경면연삭방법및장치
JP3274592B2 (ja) 電解インプロセスドレッシング研削加工方法及び装置
JP3530562B2 (ja) レンズ研削方法
JPH10175165A (ja) メタルボンド砥石を用いたセンタレス研削方法及びその装置
JPH05277938A (ja) 機上放電ツルーイング方法及び装置
JPH06114733A (ja) 機上放電ツルーイング法による砥石整形法
JP3294347B2 (ja) 電解インプロセスドレッシング研削方法および装置
JP3169631B2 (ja) 半導体接触電極による電解ドレッシング方法及び装置
JP3194624B2 (ja) 研削方法及び装置
JP3251610B2 (ja) 電解生成物による鏡面研磨方法及び装置
JP3345532B2 (ja) 電解ドレッシング研削法および装置
JP3304163B2 (ja) 電解インプロセスドレッシング研削装置
JP2639811B2 (ja) ブレード刃先の放電形成方法
JPH01121172A (ja) 刃先の放電形成領域を備えた研削装置
JP3636913B2 (ja) 電解インプロセスドレッシング研削法及び電解インプロセスドレッシング研削装置
JPH05277939A (ja) 機上放電ツルーイング/ドレッシングと電解による不導体被膜とを利用した鏡面加工方法及びその装置
JP3078404B2 (ja) 電解ドレッシング研削方法
JP2886203B2 (ja) 電解研削方法および装置
JP3194621B2 (ja) 球面創成加工方法および装置
JPH09174431A (ja) 電解ドレッシング研削法および装置
JPH10315132A (ja) 電解インプロセスドレッシング研削装置及び導電性砥石のツルーイング方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080201

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090201

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100201

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110201

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120201

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees