JPH08323311A - 給水系管路の閉ループ型循環洗浄方法 - Google Patents

給水系管路の閉ループ型循環洗浄方法

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Publication number
JPH08323311A
JPH08323311A JP7154078A JP15407895A JPH08323311A JP H08323311 A JPH08323311 A JP H08323311A JP 7154078 A JP7154078 A JP 7154078A JP 15407895 A JP15407895 A JP 15407895A JP H08323311 A JPH08323311 A JP H08323311A
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JP
Japan
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pipe
water supply
cleaning liquid
water
closed
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Application number
JP7154078A
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English (en)
Inventor
Takao Matsuhashi
隆雄 松橋
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MIZUSAWA DENKI KOGYO KK
Original Assignee
MIZUSAWA DENKI KOGYO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 少量の洗浄液で、給水系管路全体に高い洗浄
効果が得られるとともに、既設配管に腐食の原因となる
穿孔等の、加工行う必要のない洗浄方法を提供する。 【構成】 給水管に取り付けられた水栓と、前記給水管
が連結された高架水槽内に開口する給水管入口との間
を、途中にラインポンプが設けられた連結管によって連
結して閉じた管路を形成し、前記給水管と連結管内に洗
浄液を満たした後、前記ラインポンプを駆動して、前記
洗浄液を給水管内と連結管内を循環流動させて給水管内
の洗浄を行う。洗浄液は閉じた管路内を循環して流動す
るため、給水管に落差があっても、小容量のラインポン
プで給水管内の洗浄液に大きな流速を与えることがで
き、管壁と接する洗浄液の界面が順次入れ替わり高い洗
浄効果を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築物に配管されてい
る給水系管路の洗浄方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、オフィスビル、マンション等の建
築物に配管されている給水管を洗浄する場合、給水管内
に洗浄液を入れてそのまま放置する方法がある。しかし
ながら、前記の洗浄方法では、洗浄液は給水管内で静止
した状態であるので、十分な洗浄洗浄効果を得ることが
できないため、特開平1−182425号公報及び特公
平7−10378号公報に記載されているように、加圧
エアを導入して、給水管内で洗浄液を撹拌して洗浄する
方法が考えられている。
【0003】前記特開平1−182425号公報に記載
されている方法においては、高架水槽に洗浄液を投入し
て給水管内に洗浄液を充満させ、また、建築物下方の給
水管の枝管の継手に取り付けられている給水栓を取り外
して、前記継手に加圧エアを導入する配管のアダプタを
取り付けて給水管内に加圧エアを送り込むようにしてい
る。また、特公平7−10378号公報に記載されてい
る方法においては、既設されている給水管の一部に孔を
開けてサドル付分水栓を取り付け、前記サドル付分水栓
を介して、外部より、洗浄液や加圧エアを給水管内に導
入するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記特
開平1−182425号公報に記載されている洗浄方法
では、高架水槽内に洗浄液を投入するようにしているた
め、多量の洗浄液を必要する問題がある。また、特公平
7−10378号公報に記載されている洗浄方法では、
給水管にサドル付分水栓を取り付けるために、穿孔を行
う必要があり、後に、前記穿孔部分が給水管の腐食の原
因となる場合がある。
【0005】前記のような加圧エアを給水管内に送り込
む方法においては、何れも給水管内の洗浄液は十分に撹
拌されず、また、給水管の主管以外の部分には、加圧エ
アが到達しにくく、給水管全体を十分に洗浄できない問
題があり、特に、特公平7−10378号公報に記載さ
れている洗浄方法では、高架水槽から制水弁までの管路
内が洗浄できない問題がある。
【0006】そこで、本発明は、前述したような従来の
給水管の洗浄方法の問題点を解決し、少量の洗浄液で、
給水系管路全体に高い洗浄効果が得られるとともに、既
設配管に腐食の原因となる穿孔等の加工行う必要のない
洗浄方法を提供することを主な目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の給水系管路の閉ループ型循環洗浄方法は、
第1に、給水管に取り付けられた水栓と前記給水管が連
結された高架水槽内に開口する給水管入口との間を途中
にラインポンプが設けられた連結管によって連結して閉
じた管路を形成し、前記閉じた管路の内部に洗浄液を満
たした後、ラインポンプを駆動して、洗浄液を前記閉じ
た管路内で循環流動させて給水管内を洗浄するものであ
る。
【0008】第2に、給水管に取り付けられた水栓に途
中にラインポンプが設けられた第1の連結管の一端を連
結し、前記給水管に取り付けられた別の水栓と受水タン
ク内に開口する揚水ポンプの吸入管入口との間を第2の
連結管によって連結するとともに、前記揚水ポンプの吐
出側に連結された揚水管の高架水槽内に開口する出口に
第3の連結管の一端を連結し、第1の連結管の他端と第
3の連結管の他端とを、高架水槽内に開口する給水管入
口に一端が連結された第4の連結管の他端に合流させて
連結して閉じた管路を形成し、前記閉じた管路の内部に
洗浄液を満たした後、ラインポンプ及び揚水ポンプを駆
動して、洗浄液を前記閉じた管路内で循環流動させて給
水管内及び揚水管内を洗浄するものである。
【0009】第3に、給水ポンプに連結された給水管に
取り付けられた水栓と、受水タンク内に開口する前記給
水ポンプの吸入管入口との間を連結管によって連結して
閉じた管路を形成し、前記閉じた管路の内部に洗浄液を
満たした後、給水ポンプを駆動して、洗浄液を前記閉じ
た管路内で循環流動させて給水管内を洗浄するものであ
る。
【0010】第4に、水道本管の元バルブ下流側にブラ
ンチ配管を介して連結されている給水管に取り付けられ
た水栓と前記ブランチ配管との間を途中にラインポンプ
が設けられた連結管によって連結するとともに、前記元
バルブを閉鎖して給水管、連結管、及び、ブランチ配管
によって閉じた管路を形成し、前記閉じた管路内部に洗
浄液を満たした後、ラインポンプを駆動して洗浄液を前
記閉じた管路内で循環流動させて給水管内を洗浄するも
のである。
【0011】
【作用】前記第1の発明においては、洗浄液は、連結管
の途中に設けられたラインポンプによって、給水管内と
連結管内を循環して流動する。これらの管路は閉じてい
るため、給水管の上下で落差があっても、小さな容量の
ラインポンプで洗浄液を高速度で循環させることができ
る。洗浄液は、高速で給水管内を流動するため、洗浄液
の管壁と接している界面は常に新しいものと置き換わ
り、洗浄効果が高められる。
【0012】前記第2の発明においては、洗浄液は、給
水管と揚水管の両方の管内を循環して洗浄が行われる。
洗浄液の循環は、連結管の途中に設けられたラインポン
プと揚水管へ接続された揚水ポンプとによって行われ
る。
【0013】前記第3の発明においては、給水管と連結
管との内部に満たされている洗浄液が、給水管に受水槽
から水を送り込む給水ポンプによって循環、給水管と連
結管との間を循環し、給水管内の洗浄が行われる。
【0014】前記第4の発明においては、給水管、連結
管、及び、ブランチ配管の内部に満たされている洗浄液
が、連結管の途中に設けられているラインポンプによっ
て循環し、給水管内の洗浄が行われる。
【0015】
【実施例】次に、図面に基づいて、本発明の実施例を説
明する。図1は、本発明の給水系管路の閉ループ型循環
洗浄方法の第1の実施例を示すものであって、多層階を
もつ建築物1には、水量メータ3が設けられている引込
管2を介して、外部から水道水が供給されており、最下
階に設置されている受水槽4内に貯留されている。前記
受水槽4は、吸入管5によって揚水ポンプ6の吸入側へ
連結され、また、前記揚水ポンプ6の吐出側は、揚水管
7の下端と連結されている。
【0016】前記揚水管7は、建築物1内を上下方向に
貫通して設けられており、その上端は、建築物1の屋上
に設置されている高架水槽8の上部に開口している。そ
して前記高架水槽8内には、受水槽4から揚水ポンプ6
によって給水されて、常時一定量の水が貯留されるよう
になっている。
【0017】高架水槽8の下部には、給水管の縦の管路
を構成している給水縦本管9が連結されており、前記給
水縦本管9は、建築物1内の各階を上下に貫通して設け
られている。そして、各階において、給水縦本管9から
それぞれ給水管の横の管路を構成している給水枝管10
が分岐されており、前記給水枝管10には、水栓11が
取り付けられている。
【0018】図1では、水栓11は、各階に1つずつし
か図示されていないが、実際には、それぞれの給水枝管
10に複数箇所取り付けられている。
【0019】前述したように構成されている建築物1内
の給水系管路において、高架水槽8に連結されている、
給水縦本管9と給水枝管10とを洗浄する作業について
説明する。前記洗浄作業にあたっては、先ず、高架水槽
8内の水を排水して、連結管14を高架水槽8内の給水
縦本管9の入口に、連結管接続ユニット20によって連
結する。
【0020】前記連結管接続ユニット20は、図2に示
すように、中空管21の外周面に2つの鍔部材25、2
6が嵌装されている。前記2つの鍔部材25、26間の
中空管21の外径は、鍔部材25、26に形成されてい
る孔径よりも大きく形成されており、それぞれの外側か
ら、中空管21に螺合された2つのナット23、24に
よって固定され、両鍔部材25、26の間の間隔が一定
に保持されている。両鍔部材25、26の間の中空管2
1外周面には、可撓性のチューブ27がコイル状に巻回
されている。
【0021】前記チューブ27の一端側は、図示してい
ないが、圧力を解放可能なチェックバルブを介して、エ
ア供給管28に着脱自在に連結できるように構成され、
またその他端側は閉塞されて、エア供給管28から加圧
エアを導入することによって前記チューブ27は膨ら
み、コイル状に巻回された外径が増大するようになって
いる。
【0022】前記チェックバルブとしては、例えば、自
転車のチューブに取り付けられている構造のものを用い
ることができる。また、チューブ27のコイル状に巻回
された外径は、加圧エアが導入されていない状態では、
高架水槽8内に開口している給水縦本管9の入口部分の
内径よりも僅かに小さく製作されている。前記中空管2
1のエア供給管28が連結される側の外周には、雄ネジ
22が形成されている。前記雄ネジ22は、本実施例で
は、ナット24を螺合している雄ネジを延長して形成し
ている。
【0023】前記連結管接続ユニット20を、高架水槽
8内に開口している給水縦本管9の入口に図2のように
挿入し、次いで、エア供給管28を連結して、前記エア
供給管28を介して、図示していないポンプ等のエア供
給源から、加圧エアをチューブ27内に導入する。そう
すると、チューブ27は膨張して、給水縦本管9の内壁
面に密着して液密状態となり、連結管接続ユニット20
は、給水縦本管9の入口内に固定される。加圧エアが導
入されたチューブ27は、チェックバルブによって、導
入された空気の流出が阻止され、膨張した状態が維持さ
れている。なお、前記チェックバルブに自転車用のもの
を使用している場合には、自転車用の空気ポンプによっ
て、チューブ27内に加圧エアを容易に導入することが
できる。
【0024】その後、エア供給管28を取り外し、連結
管14の一端部に設けられている連結ナット14Aを連
結管接続ユニット20の雄ネジ22に螺合して固定す
る。前記連結管14は、ホース状に形成されて自由に屈
曲することができるようになっている。連結管14は、
図1に示すように、高架水槽8の上端開口部から外部に
引き出し、その他端部は中継ユニット30に連結する。
【0025】前記中継ユニット30は、図3に示すよう
に、一端に前記連結管14が取り付けられ他端が閉塞さ
れた、中空円筒状の配管ヘッダ31を備えている。そし
て、前記配管ヘッダ31の側面には、別の連結管13の
一端が連結される、複数の流量調整弁32が配列されて
いる。
【0026】前記連結管13は、前記連結管14と同様
なホース状のものが用いられており、その他端は、後述
するラインポンプユニット50に連結される。
【0027】連結管14と配管ヘッダ31とは、連結管
14と前記連結管接続ユニット20との連結に用いられ
ているものと同一構造の連結ナット14Aを、配管ヘッ
ダ31端部の外周面に形成されている雄ネジ34へ螺合
して連結する。また、前記雄ネジ34と複数の流量調整
弁32との間には、連結口33が設けられており、前記
連結口33には、図4に示す洗浄液供給ユニット40が
連結される。
【0028】前記洗浄液供給ユニット40は、洗浄液供
給口49からボールバルブ46、チェックバルブ47を
経由して、前記中継ユニット30の連結口33に連結す
る連結カップリング48へ連通する管路を備え、前記連
結カップリング48とチェックバルブ47との間には、
メートルコック45、丸サイホン42を介して、圧力計
41が連結されている。また、前記連結カップリング4
8に対し、前記洗浄液供給口49と反対側には、ボール
バルブ44を介してエア抜きバルブ43が設けられてい
る。
【0029】図5は、前記ラインポンプユニット50の
構造を示す図である。ラインポンプユニット50はライ
ンポンプ55を備えている。前記ラインポンプ55は、
図示していないが、ラインポンプ55の側方に一体に取
り付けられている電動機によって駆動されるものであ
り、前記電動機への給電は、建築物1内の各階に設けら
れている電源コンセントから行なっている。なお、本実
施例で用いているラインポンプ55は、出力0.4〜
0.75kw、吐出圧力1気圧程度のものが用いられて
いる。
【0030】ラインポンプ55の吐出側は、連結管13
のカップリング13Aに着脱自在に連結され、また、吸
入側は、フレキシブルチューブ54を介して、配管ヘッ
ダ51に連結されている。前記フレキシブルチューブ5
4によって、ラインポンプ55と配管ヘッダ51とがあ
る程度の角度屈曲できるようになっている。
【0031】前記配管ヘッダ51には、流量計52と流
量調整弁53とが複数組取り付けられており、本実施例
の場合は5組設けられている。前記流量調整弁53に
は、連結管12の一端が着脱自在に連結される。また、
前記連結管12の他端は、給水枝管10の末端に設けら
れている水栓11に連結される。ラインポンプユニット
50へ連結される連結管12の本数は、必要に応じて増
減し、連結管12が連結されていない流量調整弁53は
閉鎖した状態にしておく。
【0032】前述した、連結管接続ユニット20、中継
ユニット30、洗浄液供給ユニット40、及び、ライン
ポンプユニット50を、図1に示すように連結する作業
が終了したら、各階の連結管12が連結されている水栓
11を開栓し、他の水栓11は全て閉栓する。次いで、
前述した図4に示す洗浄液供給ユニット40のボールバ
ルブ44、メートルコック45、ボールバルブ46を開
き、洗浄液供給口49から洗浄液を導入する。
【0033】前記洗浄液としては、洗浄する管内の汚れ
の程度に応じて、水のみを使用したり、洗浄剤の原液を
適切な濃度に水で希釈したものを使用することができ、
図示しないポンプによって、洗浄液供給ユニット40へ
送り込む。前記洗浄液は、ボールバルブ46、チェック
バルブ47、連結カップリング48を通って、図3に示
す中継ユニット30の連結口33から中継ユニット30
内へ流れ込む。この時、流量調整弁32は、連結管13
が連結されているもののみが開かれている。
【0034】また、洗浄液供給ユニット40から中継ユ
ニット30内へ導入された洗浄液は、連結管14へ送り
出され、連結管接続ユニット20を通過して給水縦本管
9内へ流入し、また、各階で分岐している給水枝管10
へ流入する。一方、給水縦本管9や、給水枝管10内に
存在している空気は、ラインポンプユニット50のライ
ンポンプ55によって、水栓11に連結されている連結
管12から吸引され、連結管13を経由して中継ユニッ
ト30に至り、中継ユニット30の連結口33から洗浄
液供給ユニット40へ流入して、エア抜きバルブ43か
ら排出される。
【0035】給水縦本管9、給水枝管10、及び、各連
結管12、13、14内に洗浄液が満たされると、洗浄
液供給ユニット40に設けられている圧力計41の指示
する圧力が上昇するから、これを目安としてラインポン
プ55を駆動する。
【0036】その後、汚れの程度に応じて所定の時間、
ラインポンプ55によって洗浄液を循環させて洗浄を行
う。なお、洗浄作業中、管路外部への漏れ等によって流
失した洗浄液は、洗浄液供給ユニット40の洗浄液供給
口49から補給される。
【0037】図1に示す実施例では、ラインポンプユニ
ット50は、建築物1の1階と3階とに設置されてお
り、洗浄液は、ラインポンプユニット50のラインポン
プ55からそれぞれ連結管13を通って、図3に示す中
継ユニット30の配管ヘッダ31内で合流し、連結管1
4から連結管接続ユニット20を介して、給水縦本管9
内へ入り、給水縦本管9の管壁を洗浄しながら下方へ流
下し、給水縦本管9から分岐している複数の給水枝管1
0へ分流してそれぞれの給水枝管10の管壁を洗浄した
後、給水枝管10の末端に取り付けられている水栓11
から連結管12へ流入し、再びラインポンプユニット5
0のラインポンプ55へ環流する。この場合、洗浄液の
循環経路の一部、例えば、図5に示すラインポンプユニ
ット50のフレキシブルチューブ54を透明材料で形成
しておくことによって、洗浄液の色等を確認できるよう
にして、洗浄効果を目視で確認できるようにしておくこ
とが好ましい。
【0038】図1及び図5に示すように、一つのライン
ポンプユニット50には、複数の連結管12が連結され
ており、それぞれの連結管12から、ラインポンプユニ
ット50へ流入する洗浄液の量は、ラインポンプユニッ
ト50に設けられている流量計52で確認しながら、流
量調整弁53で調整する。各流量調整弁53を通過する
洗浄液の流量は、連結管13で連結されている給水枝管
10内の洗浄液が乱流状態で流動する程度に調整する。
洗浄効果は、洗浄液を乱流状態で管路内を通過させた場
合に、管壁と接している洗浄液の界面が順次入れ替わる
ため、洗浄効果が大きくなる。給水枝管10内を流れる
洗浄液が乱流状態となる流量の目安は、洗浄液のレイノ
ルズ数Reと、給水枝管10の内径から算定することが
できる。
【0039】レイノルズ数Reは、洗浄液の動粘性係数
をν(cm2/sec)、給水枝管10内での平均流速をu(c
m/sec)、給水枝管10の内径をd(cm)とすると、R
e=u・d/νで与えられるもので、通常の洗浄液は、
水とほぼ同一の動粘性係数を有しており、臨界レイノル
ズ数Re=2320を超えると乱流となる。
【0040】なお、ラインポンプ55の能力によって、
多数の連結管12から同時に洗浄液を吸引すると、個々
の連結管12を通過する洗浄液の流速が低下して良好な
洗浄効果が得られない場合には、連結管12が連結され
ている複数の流量調整弁53のうち一部の流量調整弁5
3のみを開いて、給水枝管10を順番に洗浄するように
してもよい。
【0041】また、ラインポンプユニット50に設けて
いる流量計52に電磁流量計を用いるとともに、流量調
整弁53を電磁弁とし、前記電磁流量計からの流量情報
を制御装置に入力して前記電磁弁を制御して、各連結管
12を通過する洗浄液の流量を適正な量となるように自
動制御できるようにしてもよい。その場合には、前記制
御装置に入力されている制御プログラムによって、ライ
ンポンプ55のON/OFFも同時に制御することがで
きる。さらに、建築物1内の各所に配置される複数のラ
インポンプユニット50を、一つの制御装置によって制
御することができ、洗浄作業を省力化することができ
る。
【0042】洗浄が終了したら、連結管12を水栓11
から取り外し、水栓11を開いた状態で、図3に示す中
継ユニット30流量調整弁32を全て閉じ、また、図4
に示す洗浄液供給ユニット40の洗浄液供給口49にエ
アコンプレッサ等の加圧エア源を接続し、ボールバルブ
46を開いて加圧エアを導入し、連結カップリング48
から、中継ユニット30の連結口33、連結管14を経
由して、給水縦本管9と給水枝管10内に前記加圧エア
を送り込んで、内部に残留している汚れた洗浄液を各水
栓11から強制的に排出することができる。また、給水
縦本管9や給水枝管10内に残留している洗浄液は、加
圧エアを導入しないで、各階の水栓11を開いて自然に
排出してもよい。
【0043】その後、各連結管及びユニットを取り外
し、各ユニットや連結管内に残留している洗浄液は、各
階に設けられている排水口等に排出して作業を終了す
る。
【0044】次に、図6は、本発明の給水系管路の閉ル
ープ型循環洗浄方法の第2の実施例を示すものであっ
て、同図に示す実施例は、前述した実施例が、給水縦本
管9と給水枝管10との洗浄に適用されるものであるの
に対して、本実施例では、さらに、揚水管7も洗浄でき
るようにしたものである。本実施例においても、前述し
た第1の実施例で使用している、連結管接続ユニット2
0、中継ユニット30、洗浄液供給ユニット40、及
び、ラインポンプユニット50の4種類のユニットが全
て使用され、給水縦本管9と給水枝管10との洗浄に関
しては、これらの各ユニットを、前記実施例と同様に連
結して使用する。
【0045】しかし、本実施例の場合には、さらに揚水
管7の洗浄を行うために、高架水槽8内に開口している
揚水管7の上端開口部に、連結管14と給水縦本管9と
を連結している連結管接続ユニット20と同一構造のも
う一つの連結管接続ユニット20を用いて、連結管15
の一端を連結し、前記連結管15の他端を、中継ユニッ
ト30に設けられている、図3に示す流量調整弁32の
一つに連結している。
【0046】また、給水縦本管9の最下端に連通してい
る給水枝管10の末端に取り付けられている水栓11に
一端が連結されている連結管12の他端は、受水槽4と
揚水ポンプ6の吸引側とを連結している吸入管5の、前
記受水槽4内に開口している端部と連結管接続ユニット
20によって連結される。
【0047】洗浄作業は、前述したように、連結管接続
ユニット20、中継ユニット30、洗浄液供給ユニット
40、ラインポンプユニット50の各ユニット、及び、
各連結管を連結した後、前記第1の実施例の場合と同様
にして、洗浄液供給ユニット40に外部から洗浄液を導
入する。洗浄液が給水縦本管9、給水枝管10、及び、
揚水管7内に満たされたら、前記第1の実施例と同様
に、洗浄液をラインポンプユニット50のラインポンプ
55によって循環させて、管路内の洗浄を行うが、本実
施例では、ラインポンプ55とともに、揚水ポンプ6も
使用して、洗浄液を循環させている。
【0048】本実施例においては、洗浄液は、各ライン
ポンプユニット50のラインポンプ55と揚水ポンプ6
とによって、それぞれ連結管13と揚水管7を通じて、
中継ユニット30へ送られ、ここから、連結管14を通
って給水縦本管9に流入する。給水縦本管9に流入した
洗浄液は、各階で分岐している給水枝管10内を流れ、
末端の水栓11から連結管12に入り、ラインポンプユ
ニット50のラインポンプ55、または、吸入管5を介
して揚水ポンプ6へ環流される。洗浄作業が終了した
ら、管路内の洗浄液の排出や各連結管の取り外し作業
を、第1の実施例の場合と同様にして行う。
【0049】前述した第1の実施例の場合と同様に、本
実施例においても、図5に示す各ラインポンプユニット
50に設けている流量計52に電磁流量計を用いるとと
もに、流量調整弁53を電磁弁とし、前記電磁流量計か
らの流量情報を制御装置に入力して前記電磁弁を制御し
て、各連結管12を通過する洗浄液の流量を適正な量と
なるように自動制御できるようにすることができる。
【0050】なお、前記第2の実施例においては、水栓
11とラインポンプユニット50管を連結している連結
管12と連結管13が、特許請求の範囲の請求項2に記
載されている第1の連結管に、水栓11と受水槽4内の
連結管接続ユニット20管を連結している連結管12が
第2の連結管に、連結管15が第3の連結管に、連結管
14が第4の連結管に対応している。
【0051】次に、図7は、本発明の給水系管路の閉ル
ープ型循環洗浄方法の第3の実施例を示すものである。
前述した、図1及び図6に示す各実施例では、建築物1
の上部に、高架水槽8を設置しており、前記高架水槽8
から給水縦本管9へ給水するようにした給水系管路の洗
浄を行うためのものであるが、本実施例の場合は、図7
に示すように、建築物100は、高架水槽を備えておら
ず、建築物100の外部に設置している受水槽104内
に貯留されている水を、吸入管115を介して給水ポン
プ116により、給水縦本管117の下端側へ送り込む
ようにしている。給水縦本管117には、各階において
給水枝管110が分岐されている。
【0052】前記の構造の給水系管路の洗浄作業におい
ては、前述した各実施例で使用している、連結管接続ユ
ニット20、中継ユニット30、及び、洗浄液供給ユニ
ット40が用いられる。しかし、本実施例においては、
ラインポンプユニット50は用いない。
【0053】洗浄作業を行う場合には、先ず、受水槽1
04を排水して空にした後、受水槽104内に開口して
いる吸入管115の端部に、連結管接続ユニット20を
介して連結管114の一端を連結し、また、その他端側
を中継ユニット30に連結する。連結管114と連結管
接続ユニット20との連結は、図3に示した連結管14
と中継ユニット30との連結と同様にして行う。また、
中継ユニット30に、洗浄液供給ユニット40を連結し
ておく。そして、中継ユニット30の配管ヘッダ31に
設けられているそれぞれの流量調整弁32と、各給水枝
管110末端に取り付けられている水栓111との間を
連結管112によって連結しておく。また、他の水栓1
11は、各階とも閉栓しておく。
【0054】次いで、外部から洗浄液供給ユニット40
と中継ユニット30を介して、給水縦本管117、給水
枝管110、及び、各連結管内に洗浄液を導入する。そ
して、各管内に洗浄液が満たされたら、給水ポンプ11
6によって洗浄液を循環させて給水縦本管117と給水
枝管110の管壁の洗浄を行う。
【0055】洗浄液は、給水ポンプ116から給水縦本
管117内へ送り込まれ、下方から上方へ移動しなが
ら、管壁を洗浄する。洗浄液が給水縦本管117内を移
動する途中で、各階で分岐している給水枝管110内へ
その一部が流入し、給水枝管110内を通過する間に管
壁を洗浄する。
【0056】洗浄液はさらに、給水枝管110の末端の
水栓111から、連結管112を通って、中継ユニット
30へ集められ、中継ユニット30から連結管114を
経由して、吸入管115へ入り、給水ポンプ116へ環
流される。洗浄作業を終了したら、各連結管及びユニッ
トを取り外し、各階の水栓111を開栓するとともに、
受水槽104に清水を導入して給水ポンプ116を駆動
して、給水縦本管117及び給水枝管110内に残留す
る汚れた洗浄液を、清水によってすすぎ、各水栓111
から排出する。
【0057】次に、図8は、本発明の給水系管路の閉ル
ープ型循環洗浄方法の第4の実施例を示す平面図であ
る。本実施例の場合は、建築物200は平屋であり、同
図において、水道本管201には、元バルブ202、水
量メータ203と介して、給水本管204が連結されて
おり、前述した給水本管204から、建築物200内の
各場所へ、給水枝管205が分岐されている。
【0058】前記の構造の給水系管路の洗浄作業におい
ては、前述した各実施例で使用している、中継ユニット
30、洗浄液供給ユニット40、及び、ラインポンプユ
ニット50が用いられる。しかし、本実施例において
は、連結管接続ユニット20は、用いない。また、水道
本管201と給水本管204との間にブランチ配管20
7を取り付けておく。前記ブランチ配管207は、給水
本管204と給水枝管205とから構成される給水管を
建築物200内へ配管する際にあらかじめ取り付けてお
くことができ、また、後から設けることもできる。
【0059】洗浄作業を行う場合には、先ず、元バルブ
202を閉じ、各水栓206と図5に示すラインポンプ
ユニット50の流量調整弁53との間を連結管208で
連結し、また、ラインポンプユニット50の吐出側を、
連結管209を介して中継ユニット30の流量調整弁3
2に連結する。また、中継ユニット30と前記ブランチ
配管207との間を連結管210で連結する。なお、前
記中継ユニット30には、前述した各実施例と同様に、
あらかじめ洗浄液供給ユニット40を接続しておく。洗
浄作業に用いるラインポンプユニット50の数は、建築
物200内の給水管の配管の規模によって増減する。
【0060】次いで、外部から洗浄液供給ユニット40
と中継ユニット30を介して、給水本管204、給水枝
管205、ブランチ配管207、及び、各連結管内に洗
浄液を導入する。前記洗浄液の導入作業は、前述した各
実施例と同様にして行うことができる。そして、各管内
に洗浄液が満たされたら、洗浄液をラインポンプユニッ
ト50のラインポンプ55によって循環させて、管路内
の洗浄を行う。
【0061】洗浄液は、ラインポンプユニット50から
連結管209へ送り出されて、中継ユニット30へ入
り、連結管210、ブランチ配管207を経由して、給
水本管204内を流れ、給水本管204内を洗浄する。
洗浄液はさらに各給水枝管205へ流入して、それぞれ
の管壁を洗浄した後、水栓206から連結管208と通
ってラインポンプユニット50へ環流される。
【0062】洗浄作業が終了したら、各水栓206とブ
ランチ配管207からそれぞれ連結管を取り外し、ブラ
ンチ配管207の末端は閉塞した後、給水本管204、
給水枝管205内に残留している洗浄液を、元バルブ2
02を開いて清水を導入し、各水栓206から排出す
る。本実施例においては、ブランチ配管207を、給水
本管204の最上流側に設けられている給水枝管205
で代用して、前記最上流側の水栓206に連結管210
を連結することもできる。
【0063】なお、連結管接続ユニット、中継ユニッ
ト、洗浄液供給ユニット、及び、ラインポンプユニット
は、それぞれの実施例中で説明した構成に限定されるも
のではなく、同等な機能を備えたものであればよい。例
えば、連結管接続ユニットは、連結管と既設配管との間
を液密状態で接続できる構成のものであればよい。
【0064】また、中継ユニットは、複数の連結管を合
流させることができる機能を有するものであればよい。
また、洗浄液供給ユニットも、連結管に連通して、洗浄
液を導入できる機能を有するものであればよく、中継ユ
ニットとは別に連結管に接続してもよい。
【0065】さらに、ラインポンプユニットは、少なく
ともラインポンプが設けられていればよく、給水系管路
が単純な構造であれば、流量計や流量調整弁を省略し
て、連結管の途中にラインポンプが設けられている簡単
な構造にしてもよい。なお、ラインポンプユニットは、
ラインポンプの吐出方向を逆に駆動できるか、或いは、
吸入側と吐出側の向きを反対に連結管に取り付けできる
ような構造にして、洗浄液の循環方向を必要に応じて逆
転できるようにすれば、給水主管と給水枝管との接続部
のように、管径が急に変化して汚れが堆積しやすい場所
等に対して有効な洗浄効果が得られる。
【0066】また、前述した各実施例においては、各連
結管は、全て屈曲が自在なホース状のものを用いたもの
を示したが、給水系管路の配管の状態や、建築物の構造
によっては、部分的に塩化ビニル等の硬質のパイプを使
用することもできる。なお、各実施例において、連結管
は、給水枝管の末端に取り付けられている水栓に連結し
た例を示したが、管路内を部分的に洗浄する場合には、
給水枝管の末端の水栓より上流側の洗浄する領域の最下
流端の水栓に連結管を連結すればよい。
【0067】
【発明の効果】以上に説明したように、特許請求の範囲
の請求項1記載の発明によれば、高架水槽内に開口する
給水管入口と給水管に取り付けられた水栓との間を途中
にラインポンプが設けられた連結管によって連結して閉
じた管路を形成し、前記給水管と連結管内に洗浄液を満
たした後、前記ラインポンプを駆動して、前記洗浄液を
給水管内と連結管内を循環流動させるようにしているた
め、高架水槽内に洗浄液を満たす必要が無く、少量の洗
浄液で大きな建築物内に設けられている給水系管路を効
率的に洗浄することができる。
【0068】しかも、洗浄液は高架水槽内に開口してい
る給水管の入口から、給水管内へ流入するため、洗浄液
を導入するために、既設配管に腐食の原因となる穿孔等
の加工行う必要もなく、洗浄作業を容易に行うことがで
きる。
【0069】さらに、洗浄液は閉じた管路内をラインポ
ンプで循環して流動させるようにしているため、高層建
築物においても、小容量のラインポンプで、洗浄液の流
速を大きくすることが容易にできる。その結果、給水枝
管内等で洗浄液が容易に乱流状態となり、管壁と接して
いる洗浄液の界面が順次入れ替わるため短時間で大きな
洗浄効果が得られる。
【0070】請求項2記載の発明によれば、前記請求項
1記載の発明の効果に加えて、揚水管の洗浄も同時に行
うことができる。また、ラインポンプとともに、揚水ポ
ンプを駆動して、洗浄液を循環することができるため、
洗浄液の流速を大きくでき、洗浄効果をさらに高めるこ
とができる。
【0071】請求項3記載の発明によれば、給水ポンプ
のみによって、給水管内に洗浄液を循環させることがで
きるので、ラインポンプの連結する必要がなく、洗浄の
前後における連結管等の着脱作業が簡単になり、洗浄作
業を短時間で行うことができる。
【0072】請求項4記載の発明によれば、水道本管に
直結されている平屋等に配管されている給水管内を、少
量の洗浄液によって効率的に循環洗浄することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の給水系管路の閉ループ型循環洗浄方法
の一実施例を示す図である。
【図2】本発明を実施する際に使用する連結管接続ユニ
ットの一例を示す図である。
【図3】本発明を実施する際に使用する中継ユニットの
一例を示す図である。
【図4】本発明を実施する際に使用する洗浄液供給ユニ
ットの一例を示す図である。
【図5】本発明を実施する際に使用するラインポンプユ
ニットの一例を示す図である。
【図6】本発明の給水系管路の閉ループ型循環洗浄方法
の第2実施例を示す図である。
【図7】本発明の給水系管路の閉ループ型循環洗浄方法
の第3実施例を示す図である。
【図8】本発明の給水系管路の閉ループ型循環洗浄方法
の第4実施例を示す図である。
【符号の説明】
1、100、200 建築物、 4、104 受水
槽、6 揚水ポンプ、 7 揚水管、 8 高架
水槽、9、117 給水縦本管、 10、110、2
05 給水枝管、11、111、206 水栓、1
2、13、14、15、112、114、208、20
9、210 連結管、20 連結管接続ユニット、
30 中継ユニット、40 洗浄液供給ユニット、
50 ラインポンプユニット、55 ラインポン
プ、 116 給水ポンプ、 201 水道本管、
202 元バルブ、 204 給水本管、 207
ブランチ配管。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給水管に取り付けられた水栓と前記給水
    管が連結された高架水槽内に開口する給水管入口との間
    を途中にラインポンプが設けられた連結管によって連結
    して閉じた管路を形成し、前記閉じた管路の内部に洗浄
    液を満たした後、ラインポンプを駆動して、洗浄液を前
    記閉じた管路内で循環流動させて給水管内を洗浄するこ
    とを特徴とする給水系管路の閉ループ型循環洗浄方法。
  2. 【請求項2】 給水管に取り付けられた水栓に途中にラ
    インポンプが設けられた第1の連結管の一端を連結し、
    前記給水管に取り付けられた別の水栓と受水タンク内に
    開口する揚水ポンプの吸入管入口との間を第2の連結管
    によって連結するとともに、前記揚水ポンプの吐出側に
    連結された揚水管の高架水槽内に開口する出口に第3の
    連結管の一端を連結し、第1の連結管の他端と第3の連
    結管の他端とを、高架水槽内に開口する給水管入口に一
    端が連結された第4の連結管の他端に合流させて連結し
    て閉じた管路を形成し、前記閉じた管路の内部に洗浄液
    を満たした後、ラインポンプ及び揚水ポンプを駆動し
    て、洗浄液を前記閉じた管路内で循環流動させて給水管
    内及び揚水管内を洗浄することを特徴とする給水系管路
    の閉ループ型循環洗浄方法。
  3. 【請求項3】 給水ポンプに連結された給水管に取り付
    けられた水栓と、受水タンク内に開口する前記給水ポン
    プの吸入管入口との間を連結管によって連結して閉じた
    管路を形成し、前記閉じた管路の内部に洗浄液を満たし
    た後、給水ポンプを駆動して、洗浄液を前記閉じた管路
    内で循環流動させて給水管内を洗浄することを特徴とす
    る給水系管路の閉ループ型循環洗浄方法。
  4. 【請求項4】 水道本管の元バルブ下流側にブランチ配
    管を介して連結されている給水管に取り付けられた水栓
    と前記ブランチ配管との間を途中にラインポンプが設け
    られた連結管によって連結するとともに、前記元バルブ
    を閉鎖して給水管、連結管、及び、ブランチ配管によっ
    て閉じた管路を形成し、前記閉じた管路内部に洗浄液を
    満たした後、ラインポンプを駆動して洗浄液を前記閉じ
    た管路内で循環流動させて給水管内を洗浄することを特
    徴とする給水系管路の閉ループ型循環洗浄方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001033293A (ja) * 1999-07-23 2001-02-09 Mym Corp ヘッダ配管の流量表示装置
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