JPH08323207A - オレフィンの低重合方法、その触媒及び触媒の製造方法 - Google Patents

オレフィンの低重合方法、その触媒及び触媒の製造方法

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JPH08323207A
JPH08323207A JP8067949A JP6794996A JPH08323207A JP H08323207 A JPH08323207 A JP H08323207A JP 8067949 A JP8067949 A JP 8067949A JP 6794996 A JP6794996 A JP 6794996A JP H08323207 A JPH08323207 A JP H08323207A
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alumina
catalyst
silica
sulfate
olefin
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JP8067949A
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Koichi Fujie
宏一 藤江
Kozo Imura
晃三 井村
Hideyuki Matsumoto
英之 松本
Takayuki No
隆之 野
Kazuhisa Nakanishi
和久 中西
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Koa Oil Co Ltd
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Koa Oil Co Ltd
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  • Catalysts (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)
  • Transition And Organic Metals Composition Catalysts For Addition Polymerization (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 石油精製等で発生する低級オレフィンを付加
価値の高い低重合物に転換する技術を提供する。 【構成】 本発明によるオレフィン低重合用触媒は、硫
酸根を含有させたアルミナ及びシリカ・アルミナのうち
から選ばれる1種以上の酸化物からなる。硫酸根の含有
量は、アルミナ及びシリカ・アルミナのうちから選ばれ
る1種以上の酸化物と硫酸根の重量の合計に対して0.
3〜60重量%の範囲が望ましい。かかるオレフィン重
合用触媒は、硫酸水溶液又は硫酸アンモニウム水溶液を
アルミナ、シリカ・アルミナ及びこれらの前駆体のうち
から選ばれる1種以上の酸化物に接触させ、乾燥し、焼
成することにより、容易に製造できる。更に、これに遷
移金属酸化物を担持させたものも好ましく使用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明はオレフィンを選択
的に低重合する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】オレフィンの低重合用固体触媒として
は、固体リン酸、シリカ・アルミナ、ゼオライト等の固
体酸触媒や、シリカ、アルミナ、シリカ・アルミナ、又
は活性炭に遷移金属を担持した触媒が知られている(1
985年講談社発行:触媒講座第8巻「工業触媒反応
1」或は昭和52年地人書館発行:触媒工学講座第8巻
「触媒反応(3)−重合−」参照)。アルミナまたはシ
リカ・アルミナを担体とするものを列挙すると、シリ
カ、アルミナ及びシリカ・アルミナから選ばれる担体に
硫化ニッケルを担持させた触媒を用いるオレフィンの低
重合法(特公昭49−3489)、酸化ニッケルと硫酸
コバルト及び/又は硫酸マグネシウムをアルミナに担持
させた触媒を用いるオレフィンの低重合法(特公昭50
−30044)、少量のアルミナ、シリカ又はシリカ・
アルミナを含有する酸化ニッケル−リン酸アルミニウム
触媒を用いるオレフィン低重合法(特公昭50−300
46)、加熱焼成により酸化ニッケルに転化するNi化
合物とCa、Mg、Cd、Co、Zn、Al、Fe、Z
r、Mnのうちの金属の硝酸塩、硫酸塩乃至ハロゲン化
物又はNiの硫酸塩、ハロゲン化物をアルミナ、シリ
カ、シリカ・アルミナのうちの担体上に担持させ300
℃〜700℃で焼成した触媒を用いるオレフィン低重合
法(特開昭48−85506)がある。又Ni2+カチオ
ンをカチオン交換によりシリカ・アルミナ中に導入した
触媒を用いてオレフィンをオリゴマ−化する方法(特開
昭60−143830)、Ni、Co、Cr及びPdか
ら選ばれる遷移金属(M)の酸化物を酸性酸化物(アル
ミナ、シリカ・アルミナ、ゼオライト、ケイソウ土、シ
リカチタニア、シリカマグネシア等)に担持した担持組
成物をハロゲン含有アルキルアルミニウム化合物で処理
して得られるMと前記アルミニウム化合物に由来するA
lの原子数比(Al/M)が0.5〜10の範囲にある
触媒を用いるC2〜6オレフィンの低重合法(特開昭6
1−151136)が提案されている。更にC4〜10
のオレフィン含有原料を、アルミナ含量10〜50重量
%、表面積50〜600m2 /g、平均細孔径10〜1
00Åの非晶質シリカ・アルミナに、150〜400
℃、30〜100kg/cm2 Gの反応条件で接触させ
るオレフィンの低重合方法(特公平5−434)、C4
〜10のオレフィン含有原料の低重合化に当たり、非晶
質シリカ・アルミナに0.1〜5.0重量%の希土類金
属を担持した触媒を用いるオレフィンの低重合法(特公
平6−39412)、主成分がノルマル構造のC4オレ
フィンを主原料とし、予め600℃以上で熱処理したシ
リカ・アルミナにニッケル塩溶液を含浸させ、酸化ニッ
ケルをNi量換算で3〜15重量%担持させてなる酸化
ニッケル担持触媒を用い、50〜200℃、20〜10
0kg/cm2 G、LHSV0.1〜5.0hr-1で反
応を行ない、分岐度≦1.5のC8オレフィン低重合物
を得る方法(特開平6−287227)等が知られてい
る。しかしこれらの触媒は2量化選択性が良くなかった
り、活性が低かったりして、必ずしも良好なオレフィン
の低重合触媒とは言えなかった。またポリ塩化ビニルな
どのポリマーに配合されるフタル酸系可塑剤原料等に使
用する場合は、側鎖の少ない低分岐度のオレフィン低重
合物が望まれるが、上記の従来法では必ずしも十分満足
のいく低分岐度の低重合物を得ることはできなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、石油精製等
で発生する低級オレフィンを低重合してガソリンや灯軽
油留分などの付加価値の高い低重合物に転換する技術を
提供するものである。また可塑剤原料等として有用な側
鎖の少ない低分岐度のオレフィン低重合物を高収率で得
ることができる技術を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に関わるオレフィ
ン低重合用触媒は、硫酸根を含有させたアルミナ及びシ
リカ・アルミナのうちから選ばれる1種以上の酸化物か
らなる。硫酸根の含有量は、アルミナ及びシリカ・アル
ミナのうちから選ばれる1種以上の酸化物と硫酸根の重
量の合計に対して0.3〜60重量%の範囲が望まし
い。かかるオレフィン重合用触媒は、硫酸水溶液又は硫
酸アンモニウム水溶液をアルミナ、シリカ・アルミナ及
びこれらの前駆体のうちから選ばれる1種以上の酸化物
に接触させ、乾燥し、焼成することにより、容易に製造
できる。更に、これに遷移金属酸化物又は遷移金属酸化
物とアルミニウム酸化物を担持させたものも好ましく使
用できる。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明における低重合触媒は、ア
ルミナ又はシリカ・アルミナに硫酸根を含有させたもの
からなる。即ち硫酸根の形態で含有するものならばいず
れでも良い。従って、硫酸根を含有させたアルミナ又は
シリカ・アルミナを、反応に不活性な物質や他の無機酸
化物で希釈して使用しても良い。また、硫酸根の形態で
含有させたアルミナ又はシリカ・アルミナに、さらにそ
の他の元素を添加して使用することもできる。
【0006】硫酸根を含有させたアルミナ又はシリカ・
アルミナの製造法としては、アルミナ又はシリカ・アル
ミナに硫酸根を含有させることのできる方法であれば特
に限定されない。たとえば前述したように硫酸水溶液ま
たは硫酸アンモニウム水溶液と、アルミナ、シリカ・ア
ルミナ及びこれらの前駆体のうちから選ばれる1種以上
の化合物と接触させた後、乾燥、焼成することにより調
製することができる。より具体的には、アルミナ、シリ
カ・アルミナ又はこれらの前駆体に硫酸水溶液や硫酸ア
ンモニウム水溶液を含浸、浸漬、混練り等の方法で処理
して硫酸イオンを含有させた後、乾燥し、焼成すること
により硫酸根を含有させたアルミナ又はシリカ・アルミ
ナを製造することができる。この場合、焼成工程におい
て乾燥も同時に行うようにしても良いし、焼成工程とは
別個に乾燥工程を設けても良い。焼成温度は、硫酸根が
分解しない温度であれば良く、好ましくは300〜80
0℃、さらに好ましくは400〜700℃である。アル
ミナ又はシリカ・アルミナ源としては、市販のものを使
用しても良いし、これらの前駆体であるアルミナ水和
物、水酸化アルミニウム、又はシリカ・アルミナゲルを
使用して上記のように硫酸水溶液や硫酸アンモニウム水
溶液で処理してゆくこともできる。
【0007】このようにしてアルミナ又はシリカ・アル
ミナに硫酸根を含有させたものは、オレフィンの低重合
触媒として非常に高い活性を有する。前記の特公昭50
−30044、特開昭48−85506には、硫酸コバ
ルトや硫酸マグネシウム等をアルミナ又はシリカ・アル
ミナに担持することが示されているが、後述の実施例か
らも明らかなように、このような金属の硫酸塩の形態で
担持したものは、オレフィンの低重合反応における活性
は非常に低い。本発明における硫酸根を含有させたもの
は、非常に高い活性を有するのに対して、このような金
属の硫酸塩を担持した従来の触媒では活性が低いのは、
その形態、効果が異なっているためである。明確な理由
は明らかでないが、本発明の触媒においては、アルミナ
又はシリカ・アルミナに硫酸根を含有させることによ
り、アルミナ又はシリカ・アルミナの表面Al原子に2
座配位した硫酸イオンが生成し、非常に強い酸点が形成
されているためと考えられる。本発明における硫酸根を
含有させたアルミナ又はシリカ・アルミナ中の硫酸根の
含有量は、アルミナ及びシリカ・アルミナの中から選ば
れる1種以上の酸化物と硫酸根の重量合計に対して、S
4 として0.3〜60重量%であり、好ましくは0.
5〜45重量%の範囲である。
【0008】本発明においては、硫酸根を含有させたア
ルミナ又はシリカ・アルミナをオレフィンの低重合反応
に使用することにより、2量体、3量体、4量体、5量
体等の付加価値の高い低重合物を高収率で得ることがで
きる。また、硫酸根を含有させたアルミナ又はシリカ・
アルミナに、更に遷移金属の酸化物を担持させた触媒
は、高い低重合活性を有すると共に、側鎖の少ない低分
岐度の低重合物を選択的に得ることができる。ここで述
べる分岐度は、脂肪族オレフィン構造の主鎖炭化水素か
ら分岐した鎖状炭化水素基(メチル基、エチル基)の数
を示し、例えば、ブテンの2量体である炭素数8のオレ
フィンで言えば、ノルマルオクテンは分岐度0、メチル
ヘプテンは分岐度1、ジメチルヘキセンは分岐度2、ト
リメチルペンテンは分岐度3となる。平均分岐度は、こ
れら混合オレフィンの分岐度の平均値を意味する。
【0009】酸化物の形態で担持する遷移金属として
は、Ni、Co、Fe、Crなどを使用でき、好ましく
はNi、Co、Cr、中でもNiが好適である。遷移金
属酸化物の担持量は、触媒全量に対して、遷移金属とし
て0.1〜40重量%、好ましくは1〜30重量%であ
る。本発明の触媒においては、硫酸根を含有させたアル
ミナ又はシリカ・アルミナに、遷移金属酸化物の他にア
ルミニウム酸化物を担持させて用いることもできる。遷
移金属酸化物と共にアルミニウム酸化物を担持させて用
いることにより、さらに低分岐度への選択性が増し、特
に高温での低重合反応における低分岐度性が向上するの
で好ましい。アルミニウム酸化物の担持量は、触媒全量
に対して、Alとして通常0.1〜20重量%で良く、
好ましくは0.3〜15重量%の範囲である。
【0010】遷移金属酸化物を担持させた触媒は、前記
のような方法で予め硫酸根を含有させたアルミナ又はシ
リカ・アルミナに、遷移金属酸化物原料として、窒素な
どの不活性ガス中或は空気中などで焼成、分解すること
により遷移金属酸化物に転化する化合物を用いて製造さ
れる。このような遷移金属酸化物の原料としては、遷移
金属の硝酸塩、炭酸塩、ハロゲン化物等の無機塩や、シ
ュウ酸塩、酢酸塩等の有機塩、アンモニア錯塩等を用い
ることができる。アルミニウム酸化物の原料としては、
硝酸アルミニウム、硫酸アルミニウム、ハロゲン化アル
ミニウム等が用いられる。
【0011】硫酸根を含有させたアルミナ又はシリカ・
アルミナに、遷移金属酸化物又は遷移金属酸化物とアル
ミニウム酸化物を担持させる方法としては、遷移金属酸
化物原料としての前記金属塩やアルミニウム酸化物原料
としての金属塩の水溶液或はアンモニア錯塩水溶液を、
硫酸根を含有させたアルミナ又はシリカ・アルミナに、
含浸、浸漬、共沈、沈着、混練り等の通常触媒の調製で
用いられる方法により処理した後、乾燥し、焼成(分
解)する方法が用いられる。焼成温度は、前記遷移金属
酸化物が不活性ガス中、或は空気中で分解して遷移金属
酸化物を形成する温度であれば良く、通常300〜80
0℃、好ましくは400〜700℃の範囲である。硫酸
根を含有させたアルミナ又はシリカ・アルミナへのアル
ミニウム酸化物の担持は、遷移金属化合物と一緒に同時
に行っても良く、また遷移金属化合物を担持する前又は
後に担持しても良いが、一緒に担持する方が調製法上経
済的である。このようにして硫酸根を含有させたアルミ
ナ又はシリカ・アルミナに担持されたアルミニウム酸化
物の形態は不明であるが、遷移金属の酸化状態を安定化
させていると考えられる。硫酸根を含有させたアルミナ
又はシリカ・アルミナに遷移金属やアルミニウム酸化物
を担持させた触媒は、更に反応に不活性な物質や他の無
機酸化物で希釈して使用したり、他の成分を添加して使
用することもできる。
【0012】上記のように製造された硫酸根を含有させ
たアルミナ又はシリカ・アルミナ触媒や、この硫酸根を
含有させたアルミナ又はシリカ・アルミナに遷移金属酸
化物や更にアルミニウム酸化物を担持してなる触媒をオ
レフィンの低重合反応に使用する前に、不活性ガス中で
加熱乾燥して用いることが好ましい。また触媒は、反応
形式に応じて粉末又は成形品として適宜使用され、反応
形式としては、回分方式、固定床式、流動床式等、いず
れも使用できる。
【0013】原料オレフィンとしては炭素数2〜10の
低級オレフィンが好ましく、これらのうち1種、又は2
種以上の混合物を使用することができる。このような原
料オレフィンとしては、FCC装置より生成するオレフ
ィン留分やエチレンクラッカー装置やコーカー装置等よ
り発生するオレフィン留分等も用いることができる。オ
レフィン単独でも反応するが、飽和炭化水素のような不
活性物質により希釈されている場合には反応熱による温
度上昇が抑制されるので好ましい。
【0014】反応温度はオレフィンの反応性によって異
なるが、0℃〜400℃、好ましくは0℃〜300℃の
温度範囲が好適である。本発明によれば公知の触媒を用
いた場合に比べて比較的低温で高いオレフィン転化率が
得られる。反応圧力は大気圧力下、又は加圧下で実施さ
れ、液相反応、気相反応のいずれでも行うことができ
る。たとえば炭素数3〜4のオレフィンを主体とする場
合、反応温度0〜300℃、反応圧力5〜100Kg/
cm2 Gの条件が好ましい。接触時間はLHSVで0.
1〜50hr-1、好ましくは0.1〜15hr-1が適当
である。
【0015】以下実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明は下記の実施例に限定されるものではな
い。
【0016】
【触媒調製例1】市販のアルミナ担体(三菱化成社製、
DC−2282、γ−Al23 )に、和光純薬社製試
薬特級硫酸(>96%)を蒸留水で希釈し、14.6g
/100mLの濃度の硫酸水溶液を担体100g当り6
6mL含浸した。この含浸液量は担体アルミナの吸水率
に相当する。含浸後110℃で一晩乾燥し、空気気流
中、500℃で3時間焼成することにより硫酸根を含有
したアルミナ触媒Aを得た。この触媒中の硫酸根含有量
をLeco法(Leco社製SC−132型硫黄分析装
置を用いる方法)により測定したところSとして3.1
重量%、SO4 として9.3重量%であった。硫酸水溶
液の濃度を変えた以外は同様にして触媒B(硫酸根含有
量:SO4 として15.3重量%)、触媒C(硫酸根含
有量:SO4 として41.7重量%)及び触媒D(硫酸
根含有量:SO4 として0.6重量%)を調製した。
【0017】
【実施例1〜4及び比較例1】内径16mmの等温型固
定床高圧流通式反応管に触媒Aを60mL充填し、表1
に示す組成のC4オレフィン含有原料を反応圧力50k
g/cm2 G、LHSV=1.0hr-1、表2に示した
温度条件で重合反応を行った。同様にして、触媒B、触
媒C、触媒D、及び硫酸根を含有させない未処理のアル
ミナについて表2に示した温度条件で重合反応を行っ
た。反応24時間後の結果を表2及び図1に示す。
【0018】
【表1】
【0019】
【表2】
【0020】図1は、表2に示した試験結果のうち10
0℃でのデータをプロットしたものであり、横軸は触媒
中の硫酸根の含有量[硫酸根重量÷(アルミナ重量+硫
酸根重量)×100(%)]、縦軸はブテン転化率を示
す。表2及び図1から明らかなように、硫酸根を含有し
ないアルミナ(比較例1:図1の▲印)に比べて僅か
0.6%の硫酸根を含有させた(実施例4)だけでブテ
ン転化率は0%から53%まで急増し、硫酸根の含有量
が0.5〜45重量%の範囲でブテン転化率は50%以
上、5〜30重量%の範囲でブテン転化率は80%以上
となる。
【0021】実施例2の反応温度150℃で約400時
間反応を続けた結果、活性低下は見られず、触媒中の硫
酸根含有量も反応前と同じであった。本発明において
は、表2からも明らかなように、低温でもブテン転化率
が高く、オリゴマーを選択的に高収率で得られる。ま
た、ガソリン留分である2量体又は灯軽油留分である
3,4量体の収率は、反応温度をコントロールすること
により選択的に高収率で得ることができる。担持された
硫酸根も安定に存在することから装置腐蝕等の問題もな
い。
【0022】
【触媒調製例2】触媒調製例1と同様な方法で酸化鉄担
体(日産ガードラー社製N−IDS)、酸化亜鉛担体
(日揮化学社製N−748)、シリカ担体(日揮化学社
製N−602)、シリカ・アルミナ担体(触媒化成工業
社製IS−28)にSO4 として15重量%になるよう
な濃度に調整した硫酸水溶液を含浸し、乾燥し、焼成す
ることにより、表3に示す量の硫酸根を含有する触媒
E、触媒F、触媒G及び触媒Hが得られた。
【0023】
【実施例5及び比較例2〜5】実施例1と同様な方法
で、触媒E(比較例2)、触媒F(比較例3)、触媒G
(比較例4)、触媒H(実施例5)及び硫酸根を含有さ
せない未処理のシリカ・アルミナ(比較例5)について
表3に示した温度条件で重合反応を行った。反応24時
間後の結果を表3に示す。
【0024】
【表3】
【0025】表3から明らかなように、酸化鉄、酸化亜
鉛又はシリカに硫酸根を含有させた触媒を用いてもブテ
ン転化率は低い。しかしシリカ・アルミナの場合は硫酸
根を含有させることによりブテン転化率や3,4量体収
率は明らかに向上している。また硫酸根を含有させたシ
リカ・アルミナは低温でも高い活性を示している。
【0026】
【実施例6,7及び比較例6】先に述べた触媒B及び触
媒Hを使用し、表4に示した組成のC8オレフィン含有
原料を用いて、反応圧力70kg/cm2 G、LHSV
=2.0hr-1の条件にて実施例1と同様に重合反応を
行った。反応開始から24時間後の結果を、硫酸根を含
有していないシリカ・アルミナを使用した場合(比較例
6)と共に表5に示す。硫酸根を含有させることによ
り、相対的に低温でも高いオクテン転化率と高い2,3
量体収率が得られる。
【0027】
【表4】
【0028】
【表5】
【0029】
【触媒調製例3】市販のアルミナ担体(三菱化成社製、
DC−2282、γ−Al23 )に、和光純薬社製試
薬特級硫酸(>96%)を蒸留水で希釈し、11.2g
/100mLの濃度の硫酸水溶液を担体100gに対し
66mL含浸した。この含浸液量は担体アルミナの吸水
率に相当する。含浸後110℃にて一夜乾燥したのち、
空気気流中500℃で3時間焼成することにより硫酸根
含有アルミナ担体(硫酸根含有量:SO4 として6.9
重量%)を得た。さらにこの硫酸根含有アルミナ担体に
硝酸ニッケル水溶液を含浸、乾燥後500℃にて空気気
流中3時間焼成して、触媒全量(硫酸根含有アルミナ重
量+酸化ニッケル重量)に対してNi換算で10重量%
のNiOを担持した触媒I(酸化ニッケル担持後の触媒
全量に対する硫酸根含有量:SO4 として6.0重量
%)を調製した。同様にして、シリカ・アルミナ担体
(触媒化成工業社製IS−28)に硫酸根を含有させた
のち酸化ニッケルを担持させた触媒J及び硫酸根を含有
させない未処理のアルミナ(三菱化成社製DC−228
2)又はシリカ・アルミナに酸化ニッケルを担持した触
媒K及びLを調製した。
【0030】
【実施例8,9及び比較例7,8】内径16mmの等温
型常圧固定床流通式反応管に触媒I、J、K、Lの各触
媒10mLを充填し、反応温度200℃にてエチレンを
3000mL/hr供給して重合反応を行った。反応開
始5時間後の結果を表6に示した。
【0031】
【表6】
【0032】表6から明らかなように、硫酸根を含有さ
せたアルミナ又はシリカ・アルミナに酸化ニッケルを担
持した触媒I,Jは、硫酸根を含有しないアルミナ又は
シリカ・アルミナに酸化ニッケルを担持した触媒K,L
に比べてエチレン転化率、n−ブテン選択率は共に優れ
ている。
【0033】
【実施例10,11及び比較例9,10】表7に示す組
成の各触媒60mLを内径16mmの等温型固定床高圧
流通式反応管に充填し、反応圧力:60kg/cm2
G、LHSV:1.0hr-1の条件にてプロピレン:7
9.7重量%を含むプロパン、プロピレン混合原料を供
給して重合反応を行った。反応開始24時間後の結果を
表7に示す。
【0034】
【表7】
【0035】表7から明らかなように、硫酸根を含有さ
せたアルミナ又はシリカ・アルミナに酸化ニッケルを担
持した触媒I,Jは、硫酸根を含有しないアルミナ又は
シリカ・アルミナに酸化ニッケルを担持した触媒K,L
に比べてプロピレン転化率、C6オレフィン選択率共に
優れており、また低分岐度のC6オレフィンが得られ
る。
【0036】
【触媒調製例4】触媒調製例3で得られた6.9重量%
の硫酸根を含有させたアルミナ担体に、硝酸ニッケル水
溶液の濃度を変えた以外は触媒調製例3と同様な方法で
硝酸ニッケル水溶液を含浸、乾燥、焼成することにより
酸化ニッケルを担持した触媒M、触媒Nを調製した。ま
た6.9重量%の硫酸根を含有させたアルミナ担体を1
00メッシュ以下に粉砕し、1モル/Lの濃度の硝酸ニ
ッケル水溶液中に投入し、35℃にて撹拌しながら1モ
ル/Lの濃度の炭酸アンモニウム水溶液を滴下してpH
を7に調整した。濾過後乾燥し、500℃で3時間焼成
することによりNi換算で25重量%のNiOを担持し
た触媒Oを調製した。さらに6.9重量%の硫酸根を含
有させたアルミナ担体に、硝酸ニッケルと硝酸アルミニ
ウムの混合水溶液を含浸、乾燥後、500℃で3時間空
気中で焼成してNi換算で8重量%のNiO及びAl換
算で3重量%のアルミニウム酸化物を担持した触媒Pを
調製した。
【0037】
【実施例12〜17及び比較例11,12】実施例10
と同様に、触媒I、M、N、O、P、L、Kの各触媒6
0mLを等温型固定床高圧流通式反応管に充填し、表8
に示す組成のC4オレフィンを含むC4留分原料を反応
圧力:50kg/cm2 G、LHSV:1.0hr-1
反応条件にてブテンの重合反応を行った。反応開始24
時間後の結果を表9及び表10に示す。
【0038】
【表8】
【0039】
【表9】
【0040】
【表10】
【0041】硫酸根含有アルミナ又はシリカ・アルミナ
担体に酸化ニッケルを担持した本発明の触媒では、硫酸
根を含有しないアルミナやシリカ・アルミナに比べてブ
テン転化率が高く、低分岐度のC8オレフィンが選択的
に得られる。また本発明の触媒では低温でもブテン転化
率が高く、分岐度の低いC8オレフィンが選択的に得ら
れる。更に硫酸根含有担体に酸化ニッケルの他にアルミ
ニウム酸化物を担持することにより特に高温での低重合
反応においてC8オレフィンの分岐度の低下が認められ
る。
【0042】
【実施例18】アルミン酸ソーダと硫酸アルミニウムの
中和反応によるアルミナ水和物を、1980年講談社発
行:尾崎他編:「触媒調製化学」207頁に記載の方法
により調製した。110℃で乾燥した非晶質及び擬ベー
マイトアルミナ水和物粉末に硫酸水溶液を添加して混練
りした後水分調整してから押し出し成形後、乾燥器にて
110℃で一夜乾燥し、その後空気気流中にて550℃
で3時間焼成することにより硫酸根含有γ−アルミナ担
体を得た。アルミナ中の硫酸根含有量はSO4 として
8.4重量%であった。この硫酸根含有アルミナ担体に
触媒Iと同様に硝酸ニッケル水溶液を含浸、110℃に
て乾燥後空気気流中500℃で3時間焼成して触媒中に
Ni換算で10重量%のNiOを担持した触媒(酸化ニ
ッケル担持後の触媒全量に対する硫酸根含有量:SO4
として7.2重量%)を得た。実施例12と同じ条件で
ブテンの重合反応を行った。結果を表11に示す。
【0043】
【表11】
【0044】
【比較例13】アルミナ担体に硝酸ニッケル及び硫酸コ
バルト水溶液を含浸後、空気気流中500℃で3時間焼
成後、同温度で窒素気流中で2時間処理して触媒を得
た。触媒中のNiOはNi換算で1.6重量%、CoS
4 は9.5重量%であった。実施例12と同様の条件
で表8の組成のC4オレフィンを含む原料で重合反応を
行った結果を表12に示す。硫酸根の金属塩(硫酸コバ
ルトとしてアルミナ担体に担持した公知の触媒を用いた
場合:特公昭50−30044,特開昭48−8550
6の方法)は、硫酸根の形態でアルミナに担持した触媒
を用いる本発明(表9:実施例12〜16)に比べてブ
テン転化率は著しく低く、また得られるC8オレフィン
の平均分岐度も非常に高い。
【0045】
【表12】
【0046】
【発明の効果】安定な固体酸であり安価なアルミナやシ
リカ・アルミナを担体として使用するので、コストが安
く、担持された硫酸根も安定に存在するので装置腐蝕や
分離の問題もない。また活性が極めて高いので、オレフ
ィン低重合プロセスに使用した場合、装置費、運転コス
トが低減され、選択的に高収率で付加価値の高い低重合
物が得られる。また硫酸根を含有したアルミナ又はシリ
カ・アルミナ担体に酸化ニッケルなどの遷移金属酸化物
を担持した触媒を用いることにより低分岐性のオレフィ
ンを選択的に高収率で得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】硫酸根を含有するアルミナ担体の硫酸根の含有
量とブテン転化率との関係を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C10G 50/00 C10G 50/00 (72)発明者 中西 和久 山口県玖珂郡和木町和木3−2−39

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 硫酸根を含有させたアルミナ及びシリカ
    ・アルミナのうちから選ばれる1種以上の酸化物からな
    るオレフィン低重合用触媒。
  2. 【請求項2】 硫酸根の含有量が、アルミナ及びシリカ
    ・アルミナのうちから選ばれる1種以上の酸化物と硫酸
    根の重量の合計に対して0.3〜60重量%の範囲であ
    る請求項1に記載のオレフィン低重合用触媒。
  3. 【請求項3】 硫酸根を含有させたアルミナ及びシリカ
    ・アルミナのうちから選ばれる1種以上の酸化物に遷移
    金属酸化物を担持させたものであるオレフィン低重合用
    触媒。
  4. 【請求項4】 遷移金属酸化物の担持量が触媒全量に対
    して遷移金属として0.1〜40重量%の範囲である請
    求項3に記載のオレフィン低重合用触媒。
  5. 【請求項5】 硫酸根を含有させたアルミナ及びシリカ
    ・アルミナのうちから選ばれる1種以上の酸化物に遷移
    金属酸化物とアルミニウム酸化物を担持させたものであ
    る請求項3又は請求項4に記載のオレフィン低重合用触
    媒。
  6. 【請求項6】 硫酸水溶液又は硫酸アンモニウム水溶液
    をアルミナ、シリカ・アルミナ及びこれらの前駆体のう
    ちから選ばれる1種以上の酸化物に接触させ、乾燥し、
    焼成することよりなる硫酸根を含有させたオレフィン低
    重合用触媒の製造方法。
  7. 【請求項7】 オレフィンを含有する原料を、硫酸根を
    含有させたアルミナ及びシリカ・アルミナのうちから選
    ばれる1種以上の酸化物からなる触媒に接触させること
    からなるオレフィンの低重合方法。
  8. 【請求項8】 オレフィンを含有する原料を、硫酸根を
    含有させたアルミナ及びシリカ・アルミナのうちから選
    ばれる1種以上の酸化物に遷移金属酸化物又は遷移金属
    酸化物とアルミニウム酸化物を担持させたものである触
    媒に接触させることからなるオレフィンの低重合方法。
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