JP4198208B2 - 低分岐度オクテンの製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の技術分野】
本発明は、石油精製などで生成する軽質留分中のブテンを、高転化率でかつ優れた選択性で2量化でき、しかも低分岐度のオクテンを得ることができるような低分岐度オクテンの製造方法に関する。
【0002】
【発明の技術的背景】
オレフィンの低重合用固体触媒としては、固体リン酸、シリカ・アルミナ、ゼオライトなどの固体酸触媒が知られ、また担体(シリカ、アルミナ、シリカ・アルミナまたは活性炭)に遷移金属を担持させた触媒も知られている。
【0003】
オレフィンの低重合において、担体に遷移金属を担持させた触媒を用いる例としては、たとえばシリカ、アルミナまたはシリカ・アルミナに硫化ニッケルを担持させた触媒(特公昭49−3489号)、アルミナに酸化ニッケルと硫酸コバルトおよび/または硫酸マグネシウムを担持させた触媒(特公昭50−30044号)、アルミナ、シリカまたはシリカ・アルミナを少量含有する酸化ニッケル−リン酸アルミニウム触媒(特公昭50−30046号)、アルミナ、シリカまたはシリカ・アルミナに、加熱焼成により酸化ニッケルに転化するNi化合物と、Ca、Mg、Cd、Co、Zn、Al、Fe、Zr、Mnのうちの金属の硝酸塩、硫酸塩またはハロゲン化物かあるいはNiの硫酸塩またはハロゲン化物とを担持させて300℃〜700℃で焼成した触媒(特開昭48−85506号)などが提案されている。
【0004】
またシリカ・アルミナ中にNi2+イオンをカチオン交換により導入した触媒(特開昭60−143830号)、アルミナ、シリカ・アルミナ、ゼオライト、ケイソウ土、シリカチタニア、シリカマグネシアなどの酸性酸化物に、Ni、Co、CrおよびPdから選ばれる遷移金属の酸化物を担持させた担持組成物を、ハロゲン含有アルキルアルミニウム化合物で処理して得られる炭素数2〜6のオレフィン低重合用触媒(特開昭61−151136号)、アルミナ含量が10〜50重量%、表面積が50〜600m2/g、平均細孔径が10〜100オングストロームである炭素数4〜10のオレフィン低重合用非晶質シリカ・アルミナ触媒(特公平5−434号)、非晶質シリカ・アルミナに0.1〜5.0重量%の希土類金属を担持させた触媒(特公平6−39412号)も提案されている。
【0005】
さらに予め600℃以上で熱処理したシリカ・アルミナに、ニッケル塩溶液を含浸させて酸化ニッケルをNi量換算で3〜15重量%の量で担持させてなる酸化ニッケル担持触媒を用いて、炭素数4の直鎖オレフィンを主成分とする重合原料を、50〜200℃、20〜100kg/cm2G、LHSV0.1〜5.0hr-1で反応させ、分岐度が1.5以下である炭素数8のオレフィン低重合物を得る方法(特開平6−287227号)なども提案されている。
【0006】
またIV族金属および/またはIII 族金属の水酸化物または酸化物からなる担体を、硫酸あるいは硫酸アンモニウムで処理し、次いでVIII族金属を0.01〜10重量%担持せしめる固体酸触媒の製造法(特開昭61−153140号公報)も提案されており、この公報中にはアルミナを用いた例として、Pt/SO4 /Al23 、Pt/SO4 /SnO2 ・Al23 が示されている。
【0007】
また前記担体にVIII族金属を担持させた後、硫酸根含有処理剤で処理する固体酸触媒の製造法(特開昭61−68137号公報)、前記担体に対してVIII族金属を含有する硫酸根含有処理剤にて硫酸根とVIII族金属を担持する固体酸触媒の製造法(特開昭61−22038号公報)も提案されている。
【0008】
さらにヨーロッパ特許272970A1号公報には、アルミナにニッケルと硫酸イオンをS/Ni原子比が0.1〜0.95となる比率で含むオレフィンの2量化触媒の調製法が提案されている。具体的には、(1)アルミナに硝酸ニッケルと硫酸ニッケルとを含む溶液を含浸する方法、(2)アルミナに硝酸ニッケル溶液を含浸して担持した後、硫酸アンモニウム溶液で含浸する方法が示されている。
【0009】
しかしながら上記のような従来公知のオレフィンの低重合触媒は、ブテンを低重合させてオクテンを製造しようとする場合には、2量体(オクテン)を高い選択率で得ることは難しく、また活性も充分であるとはいえない。
【0010】
さらに側鎖の少ないオクテンはフタル酸系可塑剤原料などとして特に有用であり、ブテンの低重合により分岐の少ないオクテンを得ることが望まれるが、上記公知の方法では必ずしも充分満足しうる低分岐度のオクテンが得られるとはいえなかった。
【0011】
本発明者は、上記のような従来技術に鑑みてオレフィンの低重合方法について研究したところ、アルミナに硫酸根を担持させた触媒は、オレフィンの低重合において高活性を示すことを見出した。そしてさらに研究したところ、この硫酸根の担持されたアルミナを400〜650℃で焼成し、さらにニッケル化合物を担持させた後に400〜650℃で焼成することにより得られる硫酸根−ニッケル担持アルミナ触媒は、高活性で、かつ優れた選択性でブテンを2量化させることができ、しかもイソブテン含有量が3重量%以下であるブテン混合物(C4混合物)を反応させたときに分岐度1.2以下という極めて低分岐度オクテンを得ることができることを見出して、本発明を完成するに至った。
【0012】
【発明の目的】
本発明は、石油精製時あるいはエチレン製造時に生成する低沸点留分中のブテンを高活性でかつ優れた選択性で2量化してオクテンを製造でき、しかも得られるオクテンが低分岐度であるような低分岐度オクテンの製造方法を提供することを目的としている。
【0013】
【発明の概要】
本発明に係る低分岐度オクテンの製造方法は、硫酸水溶液または硫酸アンモニウム水溶液とアルミナとを接触させた後、400〜650℃で焼成してアルミナに硫酸根を担持させ、
次いで硫酸根が担持されたアルミナと、ニッケル化合物含有溶液とを接触させ、400〜650℃で焼成して得られた、
触媒全量中、ニッケル酸化物がニッケル換算で3〜30重量%の量で担持された硫酸根−ニッケル担持アルミナ触媒と、イソブテン含有量が3重量%以下であるブテン混合物とを、0〜300℃でブテン混合物が超臨界相又は液相を維持しうる圧力にて接触させ、
分岐度が1.2以下のオクテンを得ることを特徴としている。
【0014】
本発明に係る低分岐度オクテンの製造方法では、上記硫酸根−ニッケル担持アルミナ触媒が、硫酸根を、アルミナと硫酸根との合計重量に対して、イオウ換算で0.5〜10重量%の量で含有していることが望ましい。
【0015】
また、前記硫酸根−ニッケル担持アルミナ触媒において、Ni/Sの原子比が1.0以上であることが望ましい。
上記のように硫酸根が担持されたアルミナにニッケル化合物含有溶液を接触させた後、焼成するに際して、予め乾燥を行うことが好ましい。
【0016】
本発明に係る低分岐度オクテンは、上記のような低分岐度オクテンの製造方法によりオクテン選択率70%以上で得られ、分岐度が1.2以下であることを特徴としている。
【0017】
【発明の具体的説明】
以下、本発明に係る低分岐度オクテンの製造方法、および本発明に係る低分岐度オクテンについて具体的に説明する。
本発明では、特定の硫酸根−ニッケル担持アルミナ触媒の存在下、ブテン混合物を低重合反応させて低分岐度のオクテンを製造している。
【0018】
触媒
本発明で用いられる硫酸根−ニッケル担持アルミナ触媒は、下記に示すような特定の調製方法によりアルミナに硫酸根(硫酸イオン)およびニッケル酸化物を担持させて得られる。
本発明では、まず硫酸水溶液または硫酸アンモニウム水溶液とアルミナとを接触させた後、400〜650℃で焼成(第一次焼成)して、硫酸根が担持されたアルミナを調製している。
【0019】
アルミナとしては、市販品(γ−アルミナ)を用いることができるが、特に表面積150〜320m2/g、吸水率0.5〜1.0ccH2O/gのアルミナを用いることが望ましい。
【0020】
アルミナと硫酸水溶液または硫酸アンモニウム水溶液との接触は、含浸、浸漬などの公知の方法により行うことができる。
この接触時には、硫酸水溶液または硫酸アンモニウム水溶液は、第一次焼成後に得られる硫酸根担持アルミナ(アルミナと硫酸根との合計重量)中、硫酸根がイオウ換算で0.5〜10重量%、好ましくは1〜5重量%の量で担持されるように用いることが好ましい。
【0021】
このようにアルミナと、硫酸水溶液または硫酸アンモニウム水溶液とを接触させた後、次いで焼成する。この焼成(第一次)は、硫酸根が分解しない温度で行われるが、本発明では特に400〜650℃好ましくは450〜600℃の温度で行われる。焼成に先立って乾燥することが好ましく、乾燥は通常200℃以下の温度で行われる。乾燥は、焼成と別々に行ってもよいが、焼成の際に所定の焼成温度まで昇温する過程で行うようにしてもよい。
【0022】
本発明では、このように焼成した硫酸根担持アルミナと、ニッケル化合物含有溶液とを接触させた後、400〜650℃で焼成(第二次焼成)して、硫酸根−ニッケル担持アルミナ触媒を得ている。
【0023】
ニッケルは、焼成により最終的にニッケル酸化物として担持されるが、接触時に用いられるニッケル化合物としては、硝酸塩、炭酸塩、ハロゲン化物などの無機塩あるいはシュウ酸塩、酢酸塩などの有機塩、アンモニア錯塩などを用いることができる。ただしニッケル化合物としては、硫酸塩では本発明の目的とする低分岐度オクテンは得られにくいので、硫酸塩は用いない。
【0024】
このようなニッケル化合物含有溶液と、硫酸根担持アルミナとの接触は、含浸、浸漬、共沈、沈着などの公知の接触方法により行うことができる。
次いで、接触物を焼成(第二次)するが、本発明では特にこの焼成を400〜650℃好ましくは450〜600℃の温度で行う。焼成に先立って乾燥することが好ましく、乾燥は通常室温〜200℃、好ましくは100℃以上の温度で行われる。乾燥時間は1時間以上であることが好ましい。乾燥は、焼成とは別々に行ってもよいが、焼成の際に所定の焼成温度まで昇温する過程で行うようにしてもよい。
【0025】
このようにしてニッケル酸化物を担持することにより硫酸根−ニッケル担持アルミナ触媒が得られるが、該触媒では、ニッケル酸化物は、触媒全量中ニッケル換算で3〜30重量%好ましくは3〜25重量%、さらに好ましくは3〜20重量%の量で担持されている。
【0026】
またこの硫酸根−ニッケル担持アルミナ触媒では、触媒全量中の硫酸根担持量はイオウ換算で0.5〜10重量%であり、好ましくは1〜5重量%である。
Ni/Sの原子比は、好ましくは1.0以上、より好ましくは1.1〜10、さらに好ましくは1.6〜5.0である。特に触媒全量中、ニッケル酸化物担持量がニッケル換算で3〜20重量%で、かつ硫酸根担持量が1〜5重量%であって、しかもNi/Sの原子比が1.6〜5.0であることが好ましい。
【0027】
本発明では、上記のように予め担体に硫酸根が担持されていれば、該硫酸根担持アルミナに、ニッケル酸化物に加えてアルミニウム酸化物を担持させてもよい。
【0028】
アルミニウム酸化物は、ニッケル酸化物と同様にして担持させることができ、アルミニウム酸化物原料としては、たとえば硝酸アルミニウム、ハロゲン化アルミニウムなどの溶液を用いることができる。
【0029】
このアルミニウム酸化物の担持は、ニッケル酸化物と同時に行ってもよく、あるいは前後して行ってもよいが、同時に行う方が経済的である。
アルミニウム酸化物は、アルミニウム換算で触媒全量中0.1〜20重量%好ましくは0.3〜15重量%の量で担持されていることが望ましい。
【0030】
このようにして硫酸根−ニッケル担持アルミナ触媒に担持されたアルミニウム酸化物の形態は不明であるが、ニッケルの酸化状態を安定化させていると考えられる。
【0031】
上記のような硫酸根−ニッケル担持アルミナ触媒は、ブテンの低重合反応に供する前に、不活性ガス中で加熱乾燥して用いることが好ましい。
本発明では、硫酸根−ニッケル担持アルミナ触媒は、必要に応じて反応に不活性な物質あるいは他の無機酸化物で希釈して使用することができ、あるいは他の成分を添加して使用することもできる。また硫酸根−ニッケル担持アルミナ触媒は、反応形式に応じて適宜粉末状であるいは成形して用いることができる。
【0032】
上記のような硫酸根−ニッケル担持アルミナ触媒は、ブテンを極めて高活性で低重合させることができ、特に優れた選択性で2量化することができ、しかも側鎖が少なく低分岐度のオクテンを製造することができる。
【0033】
このような硫酸根−ニッケル担持アルミナ触媒を用いて、後述するようにイソブテン含有量が3重量%以下であるブテン混合物を反応させると、分岐度1.2以下という極めて低分岐度で付加価値の高いオクテンを高収率(転化率)で製造することができる。
【0034】
さらにニッケル酸化物とともにアルミニウム酸化物が担持された硫酸根−ニッケル担持アルミナ触媒は、低分岐度選択性により一層優れており、特に高温での低重合反応を優れた低分岐度選択性で行なうことができるので好ましい。
【0035】
明確な理由は明らかではないが、本発明で用いられる触媒では、担体であるアルミナに硫酸根が担持されることによって、アルミナの表面Al原子に2座配位した硫酸イオンが生成し、非常に強い酸点が形成されており、これにより本発明に係るオレフィン低重合用触媒は高活性を示すと推測される。
【0036】
なおこのように担体に硫酸基が硫酸根(硫酸イオン)として担持された硫酸根−ニッケル担持アルミナ触媒は、オレフィン低重合時に極めて高活性を示すのに対して、アルミナに金属硫酸塩が担持された従来公知の触媒(たとえば前記特公昭50−30044号公報、特開昭48−85506号公報、特開昭61−220738号公報に示されるような硫酸コバルト、硫酸マグネシウムまたはVIII族金属硫酸塩などの金属硫酸塩をアルミナ等に担持させた触媒、あるいはヨーロッパ特許272970A1号公報に示されるようなアルミナにニッケルを担持した後、硫酸根を担持した触媒など)は、活性が低く、しかも低分岐度選択性が低いことは後述する実施例および比較例に示されており、すなわち本発明で用いられる触媒と、従来公知の触媒とでは、触媒の形態(構造)が異なっているため作用効果が異なることを示している。
【0037】
ブテンの2量化反応
本発明では、上記のような硫酸根−ニッケル担持アルミナ触媒と、ブテン混合物とを0〜300℃で接触させて低分岐度のオクテンを製造している。
2量化反応に供されるブテン混合物(C4留分)は、通常ブタンを含有しており、具体的にブテン混合物としては、たとえば石油精製時あるいはエチレン製造時に得られる低沸点留分中のC4留分を用いることができ、具体的にFCC装置で生成したオレフィン留分中のC4留分あるいはエチレンクラッカー装置、コーカー装置などで発生したオレフィン留分中のC4留分などを用いることができる。これらC4留分を組合わせて用いることもできる。
【0038】
本発明では、重合反応に供されるブテン混合物は、イソブテン含有量は3重量%以下、好ましくは1重量%以下であり、ブテンとして実質的に直鎖状ブテンのみを含んでいる。上記C4留分中のイソブテン含量が高い場合には、イソブテンを予め重合などによって除去し、3重量%以下にすることが好ましい。
【0039】
硫酸根−ニッケル担持アルミナ触媒と、ブテン混合物との接触反応は、回分方式、固定床式、流動床式などのいずれの反応形式で行ってもよい。
接触温度は、0〜300℃であるが、好ましくは30〜200℃である。
接触は、加圧下で行い、5〜100kg/cm2Gの条件下で行うことが望ましく、超臨界相又は液相条件下で行うことが好ましい。
接触時間は、通常、LHSV0.1〜50hr-1程度、好ましくは0.1〜15hr-1程度が適当である。
【0040】
本発明によれば公知の触媒を用いた場合に比べて比較的低温で高いブテン転化率が得られる。しかも優れた選択性でブテンを2量化させることができる。具体的に、オクテン選択率は70%以上であり、好ましくは75%以上である。
本発明では、上記のようにして分岐度が1.2以下のオクテンを得ることができる。
【0041】
なお本明細書において、分岐度は、脂肪族オレフィン構造の主鎖炭化水素から分岐した鎖状炭化水素基(メチル基、エチル基)の数を示し、たとえばブテンの2量体である炭素数8のオレフィンでは、n-オクテンは分岐度0、メチルヘプテンは分岐度1、ジメチルヘキセンは分岐度2、トリメチルペンテンは分岐度3となる。平均分岐度は、これら混合オレフィンの分岐度の平均値を意味する。
【0042】
【発明の効果】
本発明の硫酸根−ニッケル担持アルミナ触媒を用いると、ブテンを高い選択性で2量化でき、低分岐度のオクテンを高収率で製造することができる。低分岐度のオクテンは、可塑剤原料などとして有用である。
【0043】
【実施例】
次に本発明を実施例により具体的に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
【0044】
【実施例1】
触媒の調製
担体としてのアルミナ(γ−Al23;三菱化成(株)製市販品DC−2282)100gに、硫酸(純度96%以上試薬特級;和光純薬(株)製)を蒸留水で希釈した濃度11.2g/100mLの硫酸水溶液66mLを含浸させた。この硫酸水溶液含浸量は、アルミナの吸水率に相当する。
【0045】
含浸後、110℃にて一夜乾燥した後、空気気流中500℃で3時間焼成(第一次焼成)することにより硫酸根担持アルミナ(硫酸根含有量:S換算で2.3重量%)を得た。
【0046】
一方、硝酸ニッケル(試薬特級;和光純薬(株)製)を蒸留水に溶解し、83g/100mLの硝酸ニッケル水溶液を調製した。
前記硫酸根担持アルミナ100gに、この硝酸ニッケル水溶液66mLを含浸させ、110℃にて一夜乾燥した後、空気気流中、500℃で3時間焼成(第二次焼成)して、硫酸根−Ni担持アルミナ触媒−aを調製した。
【0047】
この触媒−aの全量中、
硫酸根担持量は、S換算で2.0重量%であり、
NiO担持量は、Ni換算で10重量%であり、
Ni/S原子比は、2.7である。
【0048】
ブテンの2量化
内径16mmの等温型固定床高圧流通式反応管に、上記で得られた硫酸根−Ni担持アルミナ触媒−aを60mL充填し、表1に示す組成のブテン(ブタンを含む)混合物を供給して、反応圧力50kg/cm2G、LHSV0.8hr-1の条件下、表2に示す反応温度でブテンを反応させた。
反応を開始して24時間後の結果を表2に示す。
【0049】
【表1】
Figure 0004198208
【0050】
【実施例2】
実施例1において、硫酸根担持アルミナ(硫酸根含有量:S換算で2.3重量%)に、含浸させる硝酸ニッケル水溶液の濃度を変えた以外は、実施例1と同様にして、硫酸根−Ni担持アルミナ触媒−bを調製した。
【0051】
この触媒−bの全量中、
硫酸根担持量は、S換算で2.2重量%であり、
NiO担持量は、Ni換算で7重量%であり、
Ni/S原子比は、1.7である。
【0052】
実施例1において、触媒−aに代えて触媒−bを用いた以外は、実施例1と同様にしてブテンを反応させた。(反応温度は50℃)
反応を開始して24時間後の結果を表2に示す。
【0053】
【比較例1】
実施例1において、アルミナに硫酸水溶液を含浸後、乾燥して得た硫酸根担持アルミナ(硫酸根含有量:S換算で2.3重量%)の第一次焼成を行わなずに、硝酸ニッケル水溶液を含浸後、乾燥して焼成した以外は実施例1と同様にして、Niを10重量%の量で含有する硫酸根−Ni担持アルミナ触媒−Lを調製した。
【0054】
この触媒−Lの全量中、
硫酸根担持量は、S換算で2.0重量%であり、
NiO担持量は、Ni換算で10重量%であり、
Ni/S原子比は、2.7である。
【0055】
実施例1において、触媒−aに代えて触媒−Lを用いた以外は、実施例1と同様にしてブテンを反応させた。(反応温度は50℃)
反応を開始して24時間後の結果を表2に示す。
【0056】
【比較例2】
実施例1と同じアルミナ(γ−Al23)100gに、試薬特級の硫酸ニッケルを蒸留水に溶かして調製した濃度42g/100mLの硫酸ニッケル水溶液を66mL含浸し、110℃にて一夜乾燥し、空気気流中500℃で3時間焼成した後、再度前記硫酸ニッケル水溶液66mLを含浸させ、同様にして乾燥し、焼成することにより硫酸ニッケル担持アルミナ触媒−Mを得た。
【0057】
この触媒−Mの全量中、
硫酸ニッケルとしてのイオウ担持量は、S換算で5.0重量%であり、
Ni担持量は、10重量%であり、
Ni/S原子比は、1.1である。
【0058】
実施例1において、触媒−aに代えて触媒−Mを用いた以外は、実施例1と同様にしてブテンを反応させた。(反応温度は50℃)
反応を開始して24時間後の結果を表2に示す。
【0059】
【比較例3】
実施例1と同じアルミナ(γ−Al23)100gに、硫酸ニッケル15.9gおよび硝酸ニッケル24.7g/100mLの混合水溶液を66mLを含浸させ、110℃にて一夜乾燥し、空気気流中500℃で3時間焼成した後、再度前記混合水溶液66mLを含浸させ、同様にして乾燥し、焼成することにより、硫酸ニッケル担持アルミナ触媒−Nを調製した。
【0060】
この触媒−Nの全量中、
硫酸ニッケルとしてのイオウ担持量は、S換算で2.0重量%であり、
Ni担持量は、10重量%であり、
Ni/S原子比は、1.1である。
【0061】
実施例1において、触媒−aに代えて触媒−Nを用いた以外は、実施例1と同様にしてブテンを反応させた。(反応温度は50℃)
反応を開始して24時間後の結果を表2に示す。
【0062】
【比較例4】
実施例1と同じアルミナ(γ−Al23)100gに、88g/100mLの硝酸ニッケル水溶液を66mLを含浸させ、110℃にて一夜乾燥し、空気気流中500℃で3時間焼成してNiO担持アルミナ担体を得た。このNiO担持アルミナ担体100gに10.1g/100mLの硫酸水溶液66mLを含浸させ、乾燥、焼成することにより硫酸根−ニッケル担持アルミナ触媒−Oを調製した。
【0063】
この触媒−Oの全量中、
硫酸根担持量は、S換算で2.0重量%であり、
NiO担持量は、Ni換算で10重量%であり、
Ni/S原子比は、2.7である。
【0064】
実施例1において、触媒−aに代えて触媒−Oを用いた以外は、実施例1と同様にしてブテンを反応させた。(反応温度は50℃)
反応を開始して24時間後の結果を表2に示す。
【0065】
【比較例5】
実施例1において調製した硫酸根担持アルミナ(硫酸根含有量:S換算で2.3重量%)に、塩化白金酸水溶液を含浸し、110℃にて一夜乾燥し、空気気流中500℃で3時間焼成して硫酸根−Pt担持アルミナ触媒−Pを調製した。
【0066】
この触媒−Pの全量中、硫酸根担持量は、S換算で2.3重量%であり、
Pt担持量は、1重量%である。
実施例1において、触媒−aに代えて触媒−Pを用いた以外は、実施例1と同様にしてブテンを反応させた。(反応温度は50℃)
反応を開始して24時間後の結果を表2に示す。
【0067】
【実施例3】
実施例1において、硫酸根担持アルミナ(硫酸根含有量:S換算で2.3重量%)に、硝酸ニッケルと硝酸アルミニウムの混合水溶液を含浸させ、110℃にて一夜乾燥した後、500℃で3時間焼成(第二次焼成)して、硫酸根−Ni・Al担持アルミナ触媒−cを調製した。
【0068】
この触媒−cの全量中、
硫酸根担持量は、S換算で1.8重量%であり、
NiO担持量は、Ni換算で8重量%であり、
Ni/S原子比は、2.4であり、
アルミニウム酸化物担持量は、Al換算で3重量%である。
【0069】
実施例1において、触媒−aに代えて触媒−cを用いた以外は、表に示す温度で実施例1と同様にしてブテンを反応させた。
反応を開始して24時間後の結果を表2に示す。
【0070】
【表2】
Figure 0004198208

Claims (4)

  1. 硫酸水溶液または硫酸アンモニウム水溶液とアルミナとを接触させた後、400〜650℃で焼成してアルミナに硫酸根を担持させ、
    次いで硫酸根が担持されたアルミナと、ニッケル化合物含有溶液とを接触させ、400〜650℃で焼成して得られた、
    触媒全量中、ニッケル酸化物がニッケル換算で3〜30重量%の量で担持された硫酸根−ニッケル担持アルミナ触媒と、イソブテン含有量が3重量%以下であるブテン混合物とを、0〜300℃でブテン混合物が超臨界相又は液相を維持しうる圧力にて接触させ、
    分岐度が1.2以下のオクテンを得ることを特徴とする低分岐度オクテンの製造方法。
  2. 前記硫酸根−ニッケル担持アルミナ触媒が、硫酸根を、アルミナと硫酸根との合計重量に対して、イオウ換算で0.5〜10重量%の量で含有していることを特徴とする請求項1に記載の低分岐度オクテンの製造方法。
  3. 前記硫酸根−ニッケル担持アルミナ触媒において、Ni/Sの原子比が1.0以上であることを特徴とする請求項1または2に記載の低分岐度オクテンの製造方法。
  4. 硫酸根が担持されたアルミナにニッケル化合物含有溶液を接触させた後、焼成するに際して、予め乾燥を行うことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の低分岐度オクテンの製造方法。
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