JPH08323187A - 乳化組成物 - Google Patents

乳化組成物

Info

Publication number
JPH08323187A
JPH08323187A JP7131067A JP13106795A JPH08323187A JP H08323187 A JPH08323187 A JP H08323187A JP 7131067 A JP7131067 A JP 7131067A JP 13106795 A JP13106795 A JP 13106795A JP H08323187 A JPH08323187 A JP H08323187A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
amount
perfluoropolyether
water
emulsion
emulsified
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP7131067A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihito Yokozuka
暁人 横塚
Takeshi Yanagida
威 柳田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shiseido Co Ltd filed Critical Shiseido Co Ltd
Priority to JP7131067A priority Critical patent/JPH08323187A/ja
Publication of JPH08323187A publication Critical patent/JPH08323187A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Colloid Chemistry (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Cosmetics (AREA)
  • Emulsifying, Dispersing, Foam-Producing Or Wetting Agents (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 べたつきのないさらっとした使用感で、肌荒
れ改善効果に優れ、さらには耐水性、耐油性にも優れ
た、乳化組成物に関する。 【構成】 特定のパーフルオロポリエーテル、パーフル
オロアルキルリン酸エステル・ジエタノールアミン塩、
および水を配合してなる乳化組成物、およびここにさら
に多価アルコールを1種または2種以上配合してなる乳
化組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は乳化組成物に係り、さら
に詳しくは、べたつきのないさらっとした使用感で、肌
荒れ改善効果に優れ、さらには耐水性、耐油性にも優れ
た、乳化組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】乳化組成物として従来より、乳液、クリ
ーム等や、化粧下地、乳化ファンデーション等が化粧
品、医薬品等の分野において用いられている。
【0003】乳液、クリーム等においては、保湿剤と油
分を適正配合することによって肌の保湿、柔軟効果をコ
ントロールし、肌荒れ改善効果をもたせている。しかし
ながら、高保湿型の基剤は、肌荒れ改善効果が高いもの
の、使用性の面においてはべたつきを伴い、好ましくな
い。
【0004】一方、化粧下地、乳化ファンデーション等
では、肌荒れ改善効果を高めるために乳液、クリーム等
と同じような具合に保湿剤、油分を配合すると、耐水
性、耐油性が低下し好ましくない。耐水性、耐油性向上
のためにシリコーン樹脂等を配合した例が多くみられる
が、使用の際、かなりのべたつきを生じる。また、これ
ら化粧下地、乳化ファンデーション等に用いられる乳化
剤にはべたつきを伴うものが多く、乳化安定性向上のた
めのその配合量を多くすると、使用感に問題を伴うもの
が多かった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】べたつきのない使用感
で、肌荒れ改善効果の高い乳液、クリーム等や、さらに
は、耐水性、耐油性があり、かつ、肌荒れ改善効果があ
りべたつきのない化粧下地、乳化ファンデーション等を
得るためには、オクルシブ効果が高く、耐水性、耐油性
に優れ、しかも使用時にべたつきを生じないパーフルオ
ロポリエーテルの配合が有効である。しかしながら、従
来の技術では、その安定な乳化が極めて困難であった。
【0006】本発明は上記従来技術の問題点を解決すべ
くなされたものであり、その目的は、パーフルオロポリ
エーテルを安定乳化することにより、使用性、肌荒れ改
善効果ともに優れた乳液、クリーム等の乳化組成物や、
耐水性、耐油性があり、かつ、肌荒れ改善効果がありべ
たつきのない化粧下地、乳化ファンデーション等の乳化
組成物を提供することにある。
【0007】
【問題を解決するための手段】本発明者らは、上記従来
の問題点を解決するために鋭意研究を行った結果、パー
フルオロポリエーテルとパーフルオルオロアルキルリン
酸エステル・ジエタノールアミン塩と水を配合するこ
と、さらにはここに多価アルコールを1種または2種以
上配合することにより、上記問題点を解決することがで
きることを見出し、これらの知見に基づいて本発明を完
成するに至った。
【0008】すなわち本発明によれば、下記の一般式
(I)
【0009】
【化3】 〔式中、R1 〜R5 は、同一または異なって、それぞれ
フッ素原子、パーフルオロアルキル基またはオキシパー
フルオロアルキル基を示し;p、q、rは、分子量50
0〜10000を与える0以上の整数を示す(但し、p
=q=r=0となることはない)〕で表されるパーフル
オロポリエーテルと、下記の一般式(II)
【0010】
【化4】 (式中、mは6〜18の整数を表し;nは1または2で
ある)で表されるパーフルオロアルキルリン酸エステル
・ジエタノールアミン塩と、水を配合することを特徴と
する乳化組成物が提供される。
【0011】また本発明によれば、上記乳化組成物に多
価アルコールをさらに1種または2種以上配合すること
を特徴とする乳化組成物が提供される。
【0012】さらに本発明によれば、前記多価アルコー
ルにパーフルオロアルキルリン酸エステル・ジエタノー
ルアミン塩を溶解し、さらにパーフルオロポリエーテル
を添加して乳化ゲルを調製した後、水を添加して製造さ
れる、上記乳化組成物が提供される。
【0013】以下、本発明の乳化組成物をさらに詳細に
説明する。
【0014】本発明に用いられるパーフルオロポリエー
テルは、上記一般式(I)で表される化合物で、撥水性
および撥油性を有し、室温(約25℃)で不揮発性の液
体である。本発明では、一般に化粧品、医薬品等の分野
において用いられ得るものであれば特に制限されること
なく用いることができるが、なかでも粘度が5〜500
0cStのものが好ましい。好適に用いられるパーフル
オロポリエーテルとしては、下記の一般式(III)
【0015】
【化5】 (式中、xおよびyは分子量500〜10000を与え
る整数を表し;x/yは0.2〜2である)で表される
ものや、下記一般式(IV)
【0016】
【化6】 (式中、zは4〜500の整数を表す)で表されるもの
等が挙げられる。上記一般式(III)で表される化合
物としては「FOMBLIN HC−04」、「同 H
C−25」、「同 HC−R」(以上、いずれもモンテ
フルオス社製)等が、上記一般式(IV)で表される化
合物としては「デムナムS−20」、「同S−65」、
「同S−100」、「同S−200」(以上、いずれも
ダイキン工業(株)製)等が、それぞれ市販品として具
体的に例示される。
【0017】かかるパーフルオロポリエーテルは、乳化
組成物中に1〜80重量%、好ましくは5〜70重量
%、さらに好ましくは10〜60重量%の割合で配合さ
れる。1重量%未満では肌荒れ改善効果、耐水、耐油性
がよくなく、一方、80重量%を超えると安定乳化が困
難となる。
【0018】本発明において用いられるパーフルオロア
ルキルリン酸エステル・ジエタノールアミン塩は、上記
一般式(II)で表される化合物であり、一般に化粧
品、医薬品等の分野において用いられ得るものであれば
特に制限なく用いることができる。具体的には「アサヒ
ガードAG530」(旭硝子(株)製)等が市販品とし
て例示される。
【0019】このパーフルオロアルキルリン酸エステル
・ジエタノールアミン塩は、乳化組成物中に0.1〜2
0重量%、好ましくは0.5〜15重量%、さらに好ま
しくは1〜10重量%の割合で配合される。0.1重量
%未満では系が均一とならず塗布しにくくなり、一方、
20重量%を超えても乳化安定性はさほど向上せず不経
済である。
【0020】本発明に用いられる多価アルコールは、一
般に化粧品、医薬品等の分野において用いられ得るもの
であれば特に制限されることなく用いることができる。
具体的には、例えばエチレングリコール、プロピレング
リコール、トリメチレングリコール、1,3−ブチレン
グリコール、テトラメチレングリコール、グリセリン、
ソルビトール、ジエチレングリコール、ジプロピレング
リコール、ポリプロピレングリコール、ジグリセリン、
マルチトール、ポリオキシエチレンメチルグルコシド等
が挙げられるが、これらに限定されるものではない。多
価アルコールの配合量は、乳化組成物中に1〜50重量
%、好ましくは5〜40重量%、さらに好ましくは10
〜30重量%である。あるいは、上記一般式(I)で表
されるパーフルオロポリエーテルに対して1/5〜5倍
量、好ましくは1/3〜3倍量である。配合量が乳化組
成物中に1重量%未満であり、しかもパーフルオロポリ
エーテルに対して1/5倍量未満では安定な乳化組成物
が得られず、一方、50重量%超でかつ5倍量を超える
と、べたつきを生じ、好ましくない。本発明では、これ
ら多価アルコールを1種だけ用いてもよく、あるいは2
種以上を用いてもよい。
【0021】本発明のうち、パーフルオロポリエーテ
ル、パーフルオロアルキルリン酸エステル・ジエタノー
ルアミン塩および水を配合してなる乳化組成物の製造方
法は、特に限定されるものではないが、パーフルオロポ
リエーテルとパーフルオロアルキルリン酸エステル・ジ
エタノールアミン塩を混合攪拌し、ここに水を加えて希
釈、攪拌して得るのが好ましい。
【0022】また本発明のうち、上記乳化組成物にさら
に多価アルコールを1種または2種以上添加してなる乳
化組成物は、好適には、多価アルコールにパーフルオロ
アルキルリン酸エステル・ジエタノールアミン塩を溶解
し、さらにパーフルオロポリエーテルを添加して乳化ゲ
ルを調製した後、水を添加して製造される。
【0023】すなわち、まずパーフルオロアルキルリン
酸エステル・ジエタノールアミン塩を多価アルコールに
添加し、室温にて攪拌溶解する。ここへパーフルポリエ
ーテルを徐々に攪拌しながら添加し、乳化ゲルを得る。
次いで、このようにして得られた乳化ゲルに水を添加し
て希釈し、攪拌することによって安定な乳化組成物が得
られる。
【0024】本発明の乳化組成物には、上記成分の他に
本発明の効果を損なわない範囲で他の油分、界面活性
剤、アルコール、粉末、薬剤、紫外線吸収剤、防腐剤、
色剤、香料、酸化防止剤等の通常化粧品に配合される成
分の配合が可能である。
【0025】
【実施例】以下に本発明を実施例に基づいてさらに詳細
に説明するが、本発明はこれによりなんら限定されるも
のではない。なお、配合量等は特に指定がない限り、重
量%で示す。
【0026】比較例1〜3、実施例1〜3(化粧下地) 下記表1に示す組成の乳化組成物を製造した。
【0027】これら各試料を用いて、下記試験方法およ
び評価基準に従って、化粧もち、べたつき、乳化安定性
の評価を行った。 [化粧もち]専門パネル10名に、比較例、実施例の各
試料を実際に使用してもらい、化粧もちについての官能
評価を行い、その総合評価によった。
【0028】化粧もちの評価: ◎ : 非常に優れている ○ : 優れている ○△: やや優れている △ : やや劣る × : 劣る [べたつき]専門パネル10名に、比較例、実施例の各
試料を実際に使用してもらい、べたつき感の官能評価を
行い、その総合評価によった。
【0029】べたつきの評価: ◎ : 非常に優れている(まったくべたつき感がな
い) ○ : 優れている(べたつき感がない) ○△: やや優れている(ほとんどべたつき感がない) △ : やや劣る(ややべたつき感がある) × : 劣る(べたつき感がある) [乳化安定性]各試料を50℃、4週間放置した後の乳
化粒子の大きさを、製造直後のものと比較して評価し
た。
【0030】乳化安定性の評価: ◎ : 非常に優れている(乳化粒子の大きさが製造直
後のものと全く変わらない) ○ : 優れている(乳化粒子の大きさが製造直後のも
のと変わらない) ○△: やや優れている(乳化粒子の大きさが製造直後
のものとほとんど変わらない) △ : やや劣る(乳化粒子の大きさが製造直後のもの
に比べ、やや大きくなった) × : 劣る(乳化粒子の大きさが製造直後のものに比
べ、大きくなった)
【0031】
【表1】 表1の結果から明らかなように、本発明の乳化組成物
は、化粧もち効果、べたつきのない使用感に優れ、乳化
安定性も良好なものであった。
【0032】比較例4〜6、実施例4〜9(化粧下地) 下記表2に示す組成の乳化組成物を製造した。これら各
試料を用いて、上記試験方法および評価基準に従って、
化粧もち、べたつき、乳化安定性の評価を行った。
【0033】
【表2】 表2の結果から明らかなように、本発明の乳化組成物
は、化粧もち効果、べたつきのない使用感に優れ、乳化
安定性も良好なものであった。
【0034】 実施例10(乳液) A.水相部 (1) 精製水 全量が100重量%になる量 (2) カルボキシビニルポリマー 0.2 (3) グリセリン 10.0 (4) 防腐剤 適 量 (5) 紫外線吸収剤 適 量 B.非水相部 (6) パーフルオロアルキルリン酸エステル 5.0 ジエタノールアミン塩 C.油相部 (7) パーフルオロポリエーテル 25.0製法 (6) 、(7) を撹拌溶解後、ここに(1) 〜(5) を添加して
ホモミキサー処理し、乳液を得た。
【0035】この乳液は、肌改善効果に優れ、べたつき
のない使用感で、乳化安定性の良好なものであった。
【0036】 実施例11(栄養クリーム) A.水相部 (1) 精製水 全量が100重量%になる量 (2) カルボキシビニルポリマー 0.2 (3) 防腐剤 適 量 (4) 紫外線吸収剤 適 量 (5) ポリエチレングリコール1500 5.0 B.非水相部 (6) プロピレングリコール 10.0 (7) パーフルオロアルキルリン酸エステル 2.0 ジエタノールアミン塩 C.油相部 (8) パーフルオロポリエーテル 25.0 (9) ステアリルアルコール 5.0 (10) POE(25)セチルアルコールエーテル 1.0 (11) モノステアリン酸グリセリン 1.0 (12) スクワラン 10.0製法 (6) 、(7) を撹拌溶解後、(8) を添加しホモミキサー処
理し、非水ゲルを得た。(1) 〜(5) を撹拌溶解し、70
℃に調整した(水相)。(9) 〜(12)を70℃で撹拌溶解
した後、これを上記水相に添加し、ホモミキサー処理し
た後、ここに上記の非水ゲルを添加し、均一に撹拌混合
した後、熱交換を行い、栄養クリームを得た。
【0037】この栄養クリームは、肌改善効果に優れ、
べたつきのない使用感で、乳化安定性が良好なものであ
った。
【0038】 実施例12(ファンデーション) A.粉体 (1) タルク 3.0 (2) 二酸化チタン 5.0 (3) 色材 適 量 B.水相部 (4) 精製水 全量が100重量%になる量 (5) ベントナイト 0.5 (6) 防腐剤 適 量 C.非水相部 (7) ジプロピレングリコール 20.0 (8) パーフルオロアルキルリン酸エステル 5.0 ジエタノールアミン塩 D.油相部 (9) パーフルオロポリエーテル 60.0製法 (7) 、(8) を撹拌溶解後、(9) を添加し、ホモミキサー
処理により非水ゲルを得た。(4) 〜(6) を撹拌溶解後、
十分に粉砕した粉末部(1) 〜(3) を添加し、さらに上記
の非水ゲルを添加した後、ホモミキサー処理を行い、フ
ァンデーションを得た。
【0039】このファンデーションは、耐水性、耐油性
に優れ、化粧もちがよく、べたつきのない使用感で、乳
化安定性が良好であった。
【0040】 実施例13(化粧水) A.水相部 (1) 精製水 全量が100重量%になる量 (2) エチルアルコール 8.0 (3) 防腐剤 適 量 (4) 紫外線吸収剤 適 量 B.非水相部 (5) 1,3−ブチレングリコール 5.0 (6) パーフルオロアルキルリン酸エステル 1.0 ジエタノールアミン塩 (7) 香料 適 量 C.油相部 (8) パーフルオロポリエーテル 5.0製法 (1) 〜(4) を撹拌溶解し、ここにホモミキサーにより均
一に混合した(5) 〜(7) および(8) を添加し、化粧水を
得た。
【0041】この化粧水は、保湿効果に優れ、べたつき
のない使用感で、乳化安定性が良好なものであった。
【0042】 実施例14(ファンデーション) A.粉体 (1) タルク 3.0 (2) 二酸化チタン 5.0 (3) 色材 適 量 B.水相部 (4) 精製水 全量が100重量%になる量 (5) ベントナイト 0.5 (6) 防腐剤 適 量 C.非水相部 (7) ジプロピレングリコール 30.0 (8) パーフルオロアルキルリン酸エステル 5.0 ジエタノールアミン塩 D.油相部 (9) パーフルオロポリエーテル 6.0製法 (7) 、(8) を撹拌溶解後、(9) を添加し、ホモミキサー
処理により非水ゲルを得た。(4) 〜(6) を撹拌溶解後、
十分に粉砕した粉末部(1) 〜(3) を添加し、さらに上記
の非水ゲルを添加した後、ホモミキサー処理を行い、フ
ァンデーションを得た。
【0043】このファンデーションは、耐水性、耐油性
に優れ、化粧もちがよく、べたつきのない使用感で、乳
化安定性が良好であった。
【0044】 実施例15(プレシェーブローション) A.水相部 (1) 精製水 全量が100重量%になる量 (2) エチルアルコール 30.0 (3) 防腐剤 適 量 (4) 紫外線吸収剤 適 量 B.非水相部 (5) 1,3−ブチレングリコール 1.0 (6) パーフルオロアルキルリン酸エステル 1.0 ジエタノールアミン塩 (7) 香料 適 量 C.油相部 (8) パーフルオロポリエーテル 5.0製法 (1) 〜(4) を撹拌溶解し、ここにホモミキサーにより均
一に混合した(5) 〜(7) および(8) を添加し、プレシェ
ーブローションを得た。
【0045】このプレシェーブローションは、保湿効果
に優れ、べたつきのない使用感で、乳化安定性が良好な
ものであった。
【0046】 実施例16(乳液) A.水相部 (1) 精製水 全量が100重量%になる量 (2) カルボキシビニルポリマー 0.2 (3) グリセリン 5.0 (4) 1,3−ブチレングリコール 5.0 (5) 防腐剤 適 量 (6) 紫外線吸収剤 適 量 B.非水相部 (7) パーフルオロアルキルリン酸エステル 5.0 ジエタノールアミン塩 C.油相部 (8) パーフルオロポリエーテル 25.0製法 (7) 、(8) を撹拌溶解後、ここに(1) 〜(6) を添加して
ホモミキサー処理し、乳液を得た。
【0047】この乳液は、肌改善効果に優れ、べたつき
のない使用感で、乳化安定性の良好なものであった。
【0048】 実施例17(栄養クリーム) A.水相部 (1) 精製水 全量が100重量%になる量 (2) カルボキシビニルポリマー 0.2 (3) 防腐剤 適 量 (4) 紫外線吸収剤 適 量 (5) ポリエチレングリコール1500 5.0 (6) グリセリン 1.0 B.非水相部 (7) プロピレングリコール 10.0 (8) パーフルオロアルキルリン酸エステル 2.0 ジエタノールアミン塩 C.油相部 (9) パーフルオロポリエーテル 25.0 (10) ステアリルアルコール 5.0 (11) POE(25)セチルアルコールエーテル 1.0 (12) モノステアリン酸グリセリン 1.0 (13) スクワラン 10.0製法 (7) 、(8) を撹拌溶解後、(9) を添加しホモミキサー処
理し、非水ゲルを得た。(1) 〜(6) を撹拌溶解し、70
℃に調整した(水相)。(10)〜(13)を70℃で撹拌溶解
した後、これを上記水相に添加し、ホモミキサー処理し
た後、ここに上記の非水ゲルを添加し、均一に撹拌混合
した後、熱交換を行い、栄養クリームを得た。
【0049】この栄養クリームは、肌改善効果に優れ、
べたつきのない使用感で、乳化安定性が良好なものであ
った。
【0050】 実施例18(ファンデーション) A.粉体 (1) タルク 3.0 (2) 二酸化チタン 5.0 (3) 色材 適 量 B.水相部 (4) 精製水 全量が100重量%になる量 (5) ベントナイト 0.5 (6) 防腐剤 適 量 C.非水相部 (7) ジプロピレングリコール 10.0 (8) グリセリン 10.0 (9) パーフルオロアルキルリン酸エステル 5.0 ジエタノールアミン塩 D.油相部 (10) パーフルオロポリエーテル 60.0製法 (7) 〜(9) を撹拌溶解後、(10)を添加し、ホモミキサー
処理により非水ゲルを得た。(4) 〜(6) を撹拌溶解後、
十分に粉砕した粉末部(1) 〜(3) を添加し、さらに上記
の非水ゲルを添加した後、ホモミキサー処理を行い、フ
ァンデーションを得た。
【0051】このファンデーションは、耐水性、耐油性
に優れ、化粧もちがよく、べたつきのない使用感で、乳
化安定性が良好であった。
【0052】 実施例19(化粧水) A.水相部 (1) 精製水 全量が100重量%になる量 (2) エチルアルコール 8.0 (3) 防腐剤 適 量 (4) 紫外線吸収剤 適 量 (5) マルチトール 1.0 B.非水相部 (6) 1,3−ブチレングリコール 2.5 (7) トリメチレングリコール 2.5 (8) パーフルオロアルキルリン酸エステル 1.0 ジエタノールアミン塩 (9) 香料 適 量 C.油相部 (10) パーフルオロポリエーテル 5.0製法 (1) 〜(5) を撹拌溶解し、ここにホモミキサーにより均
一に混合した(6) 〜(9) および(10)を添加し、化粧水を
得た。
【0053】この化粧水は、保湿効果に優れ、べたつき
のない使用感で、乳化安定性が良好なものであった。
【0054】 実施例20(ファンデーション) A.粉体 (1) タルク 3.0 (2) 二酸化チタン 5.0 (3) 色材 適 量 B.水相部 (4) 精製水 全量が100重量%になる量 (5) ベントナイト 0.5 (6) 防腐剤 適 量 C.非水相部 (7) ジプロピレングリコール 15.0 (8) エチレングリコール 15.0 (9) パーフルオロアルキルリン酸エステル 5.0 ジエタノールアミン塩 D.油相部 (10) パーフルオロポリエーテル 6.0製法 (7) 〜(9) を撹拌溶解後、(10)を添加し、ホモミキサー
処理により非水ゲルを得た。(4) 〜(6) を撹拌溶解後、
十分に粉砕した粉末部(1) 〜(3) を添加し、さらに上記
の非水ゲルを添加した後、ホモミキサー処理を行い、フ
ァンデーションを得た。
【0055】このファンデーションは、耐水性、耐油性
に優れ、化粧もちがよく、べたつきのない使用感で、乳
化安定性が良好であった。
【0056】 実施例21(プレシェーブローション) A.水相部 (1) 精製水 全量が100重量%になる量 (2) エチルアルコール 30.0 (3) 防腐剤 適 量 (4) 紫外線吸収剤 適 量 B.非水相部 (5) 1,3−ブチレングリコール 0.5 (6) ポリオキシエチレンメチルグルコシド 0.5 (7) パーフルオロアルキルリン酸エステル 1.0 ジエタノールアミン塩 (8) 香料 適 量 C.油相部 (9) パーフルオロポリエーテル 5.0製法 (1) 〜(4) を撹拌溶解し、ここにホモミキサーにより均
一に混合した(5) 〜(8) および(9) を添加し、プレシェ
ーブローションを得た。
【0057】このプレシェーブローションは、保湿効果
に優れ、べたつきのない使用感で、乳化安定性が良好な
ものであった。
【0058】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、特
定のパーフルオロポリエーテル、パーフルオロアルキル
リン酸エステル・ジエタノールアミン塩と水を配合する
ことにより、またさらにここに多価アルコールを1種ま
たは2種以上配合することにより、べたつきのないさら
っとした使用感で、肌荒れ改善効果に優れ、乳化安定性
が良好で、耐水性、耐油性にも優れた乳化組成物を提供
することができるという効果を奏する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 71/00 LQC C08L 71/00 LQC

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の一般式(I) 【化1】 〔式中、R1 〜R5 は、同一または異なって、それぞれ
    フッ素原子、パーフルオロアルキル基またはオキシパー
    フルオロアルキル基を示し;p、q、rは、分子量50
    0〜10000を与える0以上の整数を示す(但し、p
    =q=r=0となることはない)〕で表されるパーフル
    オロポリエーテルと、下記の一般式(II) 【化2】 (式中、mは6〜18の整数を表し;nは1または2で
    ある)で表されるパーフルオロアルキルリン酸エステル
    ・ジエタノールアミン塩と、水を配合することを特徴と
    する、乳化組成物。
  2. 【請求項2】 多価アルコールを1種または2種以上さ
    らに配合することを特徴とする、請求項1記載の乳化組
    成物。
  3. 【請求項3】 前記多価アルコールにパーフルオロアル
    キルリン酸エステル・ジエタノールアミン塩を溶解し、
    さらにパーフルオロポリエーテルを添加して乳化ゲルを
    調製した後、水を添加して製造される、請求項2記載の
    乳化組成物。
JP7131067A 1995-03-31 1995-05-01 乳化組成物 Withdrawn JPH08323187A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7131067A JPH08323187A (ja) 1995-03-31 1995-05-01 乳化組成物

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9759195 1995-03-31
JP7-97591 1995-03-31
JP7131067A JPH08323187A (ja) 1995-03-31 1995-05-01 乳化組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08323187A true JPH08323187A (ja) 1996-12-10

Family

ID=26438757

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7131067A Withdrawn JPH08323187A (ja) 1995-03-31 1995-05-01 乳化組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08323187A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001072857A (ja) * 1999-08-04 2001-03-21 Ausimont Spa 化粧品組成物
WO2011034003A1 (ja) * 2009-09-17 2011-03-24 ユニマテック株式会社 エマルジョンおよびそれを用いた離型剤
JP2011063708A (ja) * 2009-09-17 2011-03-31 Unimatec Co Ltd 表面処理剤
JP2011063709A (ja) * 2009-09-17 2011-03-31 Unimatec Co Ltd 離型剤
JP2011136335A (ja) * 2011-01-28 2011-07-14 Unimatec Co Ltd エマルジョン
JP2012237000A (ja) * 2012-07-13 2012-12-06 Unimatec Co Ltd エマルジョン

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001072857A (ja) * 1999-08-04 2001-03-21 Ausimont Spa 化粧品組成物
WO2011034003A1 (ja) * 2009-09-17 2011-03-24 ユニマテック株式会社 エマルジョンおよびそれを用いた離型剤
JP2011063708A (ja) * 2009-09-17 2011-03-31 Unimatec Co Ltd 表面処理剤
JP2011063709A (ja) * 2009-09-17 2011-03-31 Unimatec Co Ltd 離型剤
CN102510880A (zh) * 2009-09-17 2012-06-20 优迈特株式会社 乳剂和使用该乳剂的脱模剂
KR101413015B1 (ko) * 2009-09-17 2014-06-30 유니마테크 가부시키가이샤 에멀션 및 그것을 사용한 이형제
EP2479216A4 (en) * 2009-09-17 2015-09-16 Unimatec Co Ltd EMULSION AND MOLDING SOLVENT WITH THE EMULSION
US9610634B2 (en) 2009-09-17 2017-04-04 Unimatec Co., Ltd. Emulsion and mold-releasing agent using the same
US9937551B2 (en) 2009-09-17 2018-04-10 Unimatec Co., Ltd. Emulsion and mold-releasing agent using the same
JP2011136335A (ja) * 2011-01-28 2011-07-14 Unimatec Co Ltd エマルジョン
JP2012237000A (ja) * 2012-07-13 2012-12-06 Unimatec Co Ltd エマルジョン

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6221979B1 (en) Mixtures of silicone elastomers
DE60038457T2 (de) Mit polarem lösemittel verträgliche polyethersiloxanelastomere
US20070190009A1 (en) Hair Cosmetic Composition
JPH1053510A (ja) 外用組成物
EP0494412B1 (en) Stable emulsions of perfluoropolyethers and fat substances and process for preparing them
KR20030016223A (ko) 겔형상 조성물
US6797742B2 (en) Polar solvent compatible polyethersiloxane elastomers
EP1035154B1 (en) Use of silicone polyethers with arylalkyl groups in personal care products
JPH0513126B2 (ja)
JPS6254759A (ja) シリコンオイルを含むゲル組成物
JPH08323187A (ja) 乳化組成物
US6410038B1 (en) Water-in-oil-in-polar solvent emulsions
JPH01203314A (ja) 毛髪化粧料
JPH08299783A (ja) 乳化組成物
EP1126816B1 (en) Method of using an aralkylsiloxane
EP3940019A1 (en) Silicone emulsion and method for producing same
JPH08299782A (ja) 乳化組成物
JP2007031307A (ja) 毛髪化粧料
JP2554514B2 (ja) 毛髪化粧料
JP3440437B2 (ja) O/w/o型乳化組成物
JP2002145733A (ja) 固形状油中水型乳化化粧料
JP2001002925A (ja) 高内水相油中水型乳化化粧料
JP2003040735A (ja) ポストフォーム化粧料
JPH06234918A (ja) 水中油型シリコーン乳化組成物
JP2009191017A (ja) 乳化型毛髪化粧料

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20020702