JPH08322742A - 調理器 - Google Patents

調理器

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JPH08322742A
JPH08322742A JP13456195A JP13456195A JPH08322742A JP H08322742 A JPH08322742 A JP H08322742A JP 13456195 A JP13456195 A JP 13456195A JP 13456195 A JP13456195 A JP 13456195A JP H08322742 A JPH08322742 A JP H08322742A
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光正 岩田
Yuji Suzuki
鈴木  勇二
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隆次 坂口
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Abstract

(57)【要約】 【目的】高さを低くして小形化が可能であるとともに、
重心位置を低くして安定性が増す調理器を提供する。 【構成】カッター35a,35bを備えた回転体22を
容器1に収容し、この容器1の開口部2に本体40を着
脱自在に取着し、この本体40には電動機46を電動機
軸46dが前記回転体22の中心線に対して交差するよ
うに横置きして配置し、この電動機46により、カップ
リング23、61を介して前記回転体22を駆動するよ
うにした調理器。 【作用】電動機を横置きにしたから、本体の高さを低く
することができるとともに本体の重心位置を低くするこ
とができ、このため調理器全体の高さを低くすることが
でき、重心位置を低くすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、容器内にカッターを設
け、このカッターにより容器に収容した食品等の被調理
物を切削、攪拌等して調理をする調理器に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の調理器は、フードプロセッサー
などと称されており、容器内にカッターを配設し、この
カッターを電動機などの駆動手段で回転させることによ
りこのカッターで容器内に収容した被調理物を切削、な
いし攪拌して調理をするようになっている。
【0003】従来の調理器は図9に示す構成となってお
り、これについて説明すると、調理器は本体100と、
容器101および回転体115とで構成されている。本
体100は電動機103を有しているとともに、この電
動機103を図示しない電源と接続するための常開型の
スイッチ104、およびこのスイッチ104を開閉する
ための作動杆106を有する作動部105が設けられて
いる。前記電動機103の電動機軸107には、内周面
に凹凸の係合片108aが形成された凹状カップリング
108が取り付けられている。
【0004】前記容器101は、上方が開口された有底
筒状に形成されており、その底部109には支持軸11
0が固定して設けられている。容器101内には前記回
転体115が収容されており、この回転体115は、カ
ッター111を有するとともに、下端部に前記支持軸1
10に対し回転自在に嵌合する軸受112を備え、上端
部に前記凹状カップリング108の係合片108aと互
いに係合する凹凸の係合片113を有する凸状カップリ
ング114が設けられている。
【0005】前記容器101の内周壁には、周方向に離
間して複数の縦形の支持リブ116が設けられており、
この支持リブ116の上端部に蓋体118が着脱自在に
設けられている。蓋体118は、中央部に前記凸状カッ
プリング114が貫通される貫通孔117が形成されて
いる。
【0006】このような調理器は、容器101の上端開
口部の一端側、つまり図において右側に本体100の一
端を載置し、この本体100をその載置部位を支点とし
て図において反時計方向に回動させて容器101の開口
部を閉蓋する。そうすると前記作動部105が容器10
1の開口部の縁部102に当たって上方に押し上げられ
るため、スイッチ104が閉成され、これにより電動機
103が駆動される。電動機103の回転によって凹状
カップリング108が回転駆動され、これと係合されて
いる凸状カップリング114を介して回転体115が回
転され、よってカッター111が回転される。このため
容器101内の被調理物が切削や粉砕ないし攪拌されて
調理される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ような従来構造の調理器は、電動機103が縦置きに配
置されている。すなわち、本体100に収容された電動
機103は、その電動機軸107の回転中心線が回転体
115の回転中心線と同一直線上に位置するように設置
されており、この電動機103により回転体115が直
接駆動される構造になっている。
【0008】このような構造によると、電動機103が
縦置きとなるから、本体100の高さが高くなり、容器
100に設置された場合、調理器の全体高さが大きくな
るという問題がある。また、電動機103を含む本体1
00の重心位置も高くなるから、調理器の全体重心も高
くなり、安定性が低下するといった心配もある。
【0009】本発明はこのような事情にもとづきなされ
たもので、その目的とするところは、全体高さを低くす
ることができ、小形化が可能になるとともに、重心位置
も低くすることができ安定化する調理器を提供しようと
するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに本発明は、上部に開口部が形成されるとともに底部
に軸受部が設けられた容器と;前記容器内で回転んされ
るカッターを備え、下部に前記軸受部と嵌合する被軸受
部が設けられるとともに上部に被カップリングが設けら
れた回転体と;前記容器の開口部に着脱自在に取着され
た本体と;前記本体に設けられ、電動機軸が前記本体の
径方向に沿って配置された電動機と;前記本体に設けら
れ、前記電動機により駆動され、前記回転体に設けられ
た被カップリングに係脱自在に係合されるカップリング
と;を備えたことを特徴とする調理器である。
【0011】
【作用】前記の構成によれば、電動機が横置きの姿勢で
配置されるから、縦置きの場合に比べて本体の高さを低
くすることができ、調理器全体の高さを低くすることが
できる。よって全体の小形化が可能になる。また、電動
機が横置きされることから重心位置が高くなり、調理器
の全体の重心位置も低くなり、安定性が向上する。
【0012】
【実施例】以下本発明について、図1ないし図8に示す
一実施例にもとづき説明する。図1は調理器としてのフ
ードプロセッサーAを示す斜視図、図2はその分解した
斜視図であり、図1に示すフードプロセッサーAの外観
は、容器1と、この容器1に載置された本体40とが見
えている。
【0013】容器1は、内部に収容された被調理物が外
から見えるようにガラスまたは透明樹脂などのような透
明材料により形成されており、図3および図4に断面し
て示すように、上端部に開口部2を有する有底筒状に形
成されている。この容器1の底壁3には中央部に取付孔
4が形成されており、この取付孔4には軸受部に相当す
る支持軸5が取着されている。この支持軸5は容器1の
底壁3にモールド成形などの手段で固着されており、中
間部には底壁3に接触するフランジ部5aが設けられて
いる。
【0014】容器1の開口部2の口縁部には、図5に示
す通り、容器1の内周壁6よりも径大な環状の嵌入部7
が形成されており、この嵌入部7の内周壁7aと前記容
器1の内周壁6は、容器1内に向って下向きとなる傾斜
壁7bによって連なっている。また、この開口部2の口
縁部には、一側に前記傾斜壁7bの上方に位置して注口
8が形成されている。なお、容器1には把手9が設けら
れている。
【0015】前記容器1の開口部2には着脱自在な蓋体
10が閉蓋されている。この蓋体10は上方が開口され
た皿状に形成されている。すなわち、蓋体10は、中央
部に貫通孔11が設けられた底壁12と、この底壁12
の外周部から上向きに伸びる略垂直な環状壁13(図5
に示す)と、この環状壁13の上方部に水平方向に伸び
る環状のフランジ部14とを有している。環状フランジ
部14は、前記容器1の開口部2の口縁上端面に支持さ
れるようになっており、したがって嵌入部7の外径より
径大な外径を有している。なお、前記貫通孔11の開口
縁には、容器1の内方に向けて突出する傾斜した環状突
出壁10aが形成されているとともに、上方に伸びる筒
状壁10bが突出して形成されている。この筒状壁10
bは摘み部を兼用している。
【0016】前記垂直な環状壁13の外面には環状の嵌
合溝16が形成されている。この嵌合溝16にはゴム等
の弾性部材からなるシール体、例えばOリング17が取
着されている。Oリング17は嵌合溝16に嵌め込まれ
た状態で環状壁13の外径より径大となるように、つま
り外周が前記環状壁13から外側に突出するように形成
されている。
【0017】したがって、蓋体10を容器1の開口部2
に閉蓋した状態、すなわち図3に示されるように、蓋体
10の環状フランジ部14を容器1の開口部2の口縁上
端面に当接させた状態では、Oリング17が容器1内の
傾斜壁7bに押圧されて変形されるようになり、このO
リング17の弾性変形によって蓋体10は容器1の開口
部2に弾性圧着されるようになっている。すなわち、蓋
体10を容器1の開口部2に圧入することにより蓋体1
0は容器1に機械的に係合し、かつこれらの間のシール
性が保たれるようになっている。このため、調理中に容
器1内の調理材料あるいは液体が漏れ出すのを確実に防
止できる。また、前記環状壁13の上端には前記フラン
ジ14より上方に突出した環状突出壁18が形成されて
いる。
【0018】前記容器1内には中心線O2 −O2 上に回
転体20が着脱自在に配設されている。回転体20は、
カッター台21とこのカッター台21から上方に延出し
た小径の中空な軸部22とを有している。前記軸部22
の上端部には、図2に示すように、被カップリングとし
ての凸状カップリング23が設けられており、この凸状
カップリング23は軸部22の外周に、周方向に離間し
それぞれ軸方向に伸びるリブ形の係合片23a…が形成
されている。また、凸状カップリング23よりも軸部2
2の先端部には、芯出突起24が設けられている。さら
に、軸部22には前記凸状カップリング21の下方に位
置して、前記蓋体10の貫通孔11よりも径大な環状鍔
部25が設けられている。図3に示すように、前記回転
体20が容器1内に所定の状態で配設された場合は、前
記凸状カップリング23が前記蓋体10に設けられた貫
通孔11を貫通し、蓋体10の底壁12の上面から突出
し、このとき、前記環状鍔部25は容器1の内側に位置
されて前記貫通孔11に形成した環状突出壁10aに対
して近接する位置に設けられるようになっている。
【0019】前記カッター台21は、上方に上底壁27
を有するとともに下側を開口した径大な筒状壁28を有
する円筒状に形成されており、この径大な筒状壁28の
内側には下側を開口した径小な筒状壁29が形成されて
いる。前記径大な筒状壁28の開口縁の内側には取付段
部30が設けられている。
【0020】このカッター台21の下側開口部には軸受
取付部材31が取着されている。軸受取付部材31は、
図において下側を開口した有底筒状の筒状部32を有
し、この開口縁に環状の取付鍔33が形成されている。
この軸受取付部材31は、その筒状部32が前記径小な
筒状壁29の内周に嵌合されているとともに、取付鍔3
3の外周部が前記取付段部30に嵌合されることにより
カッター台21に取着されている。
【0021】そして、前記筒状部32の内側には被軸受
部としての軸受34が一体的に取着されている。この軸
受34には、前記容器1の底壁3に取着した支持軸5が
挿脱自在に挿入されるようになっている。軸受34に支
持軸5が挿入されると、回転体20の下端が支持軸5に
より回転自在に支持されるようになる。
【0022】カッター台21の上底壁27の上面部およ
び筒状壁28の下面部には、それぞれ上カッター35a
および下カッター35bが前記径大な筒状壁28を貫通
したリベット36により一体的に取り付けられている。
【0023】つぎに、本体40について説明する。本体
40は本体ケースを有し、この本体ケースは上部ケース
41と下部ケース42とからなっており、これら両ケー
ス41、42は、図4に示すねじ41d…により結合さ
れている。
【0024】上部ケース41の上部には、図1にも見ら
れるように、中央部を横切って径方向に伸びる突条部4
1aが形成されており、この突条部41aは鞍形(尾根
形状をなしている。この尾根形の突条部41aは本体4
0を容器1に対して着脱するときの把持部として使用す
ることができる。また、上部ケース41の開口縁には嵌
合部41bが形成されている。
【0025】そして、上部ケース41の上記尾根状の突
条部41aの一端側には貫通孔41cが設けられてお
り、この貫通孔41cには後述するが、スイッチ70を
作動させる操作体80が上下動自在に貫通して設けられ
ている。
【0026】下部ケース42は、前記蓋体10の底壁1
2、環状壁13および環状突出壁18に対応して、底壁
42aおよび垂直壁42bを有した有底筒状に形成され
ている。底壁42aの中央部には差込み孔42cが形成
されており、この差込み孔42cには前記蓋体10の貫
通孔11に設けた上方に伸びる筒状壁10bが挿入され
るようになっている。
【0027】前記垂直壁42bの外側には前記蓋体10
の環状突出壁18が嵌合される嵌合溝43が形成されて
いる。この嵌合溝43には、周方向の1か所、例えば前
記尾根状突条部41aの一端に形成された貫通孔41c
のほぼ真下、図3において右側の頂部に、嵌合孔44が
設けられている。この嵌合孔44には後述する押上体9
0がスライド自在に嵌合されている。
【0028】なお、下部ケース42の外周部には嵌合縁
部42dが形成されており、この嵌合縁部42dは前記
上部ケース41の開口縁に形成した嵌合部41bに嵌合
されており、上述したねじ41d…によって両ケースが
結合されるものである。
【0029】さらに下部ケース42には、図3に示すよ
うに、上方に向けて突出された複数の取付ボス42eが
形成されている。取付ボス42eには駆動手段としての
電動機46が取り付けられている。
【0030】電動機46は、電動機ケーシング46aに
ステータ46bおよびロータ46cを収容して構成して
あり、ロータ46cには電動機軸46dが連結されてい
る。この電動機軸46dは本体40に対し横向きに配置
されている。すなわち、電動機46はその電動機軸46
dの中心線O1 −O1 が本体40の径方向に伸びてお
り、換言すれば前記回転体20の中心線O2 −O2 に対
して直交するように配置されており、このため本体40
に対して横置き姿勢となっている。この場合、電動機4
6の重心Gは、ほぼ電動機軸46dの上にあるが、この
重心Gの位置は回転体20の中心線O2 −O2 上に位置
するように配置されている。そして、このような電動機
46は横置きされていることから、前記上部ケース41
に形成した把持部として機能する突条部41aに収容さ
れている。つまり、上部ケース41の鞍形に形成された
突条部41aは、図4に示すように、横置き姿勢の電動
機46を覆っている。そして、前記突条部41aの一端
に形成された貫通孔41cは、電動機軸46dの中心線
1 −O1 と同方向の位置に形成されており、かつ嵌合
孔44も電動機軸46dの中心線O1 −O1 と同方向の
位置に設けられている。
【0031】このような電動機46は取付枠47に固定
されており、この取付枠47はねじ47aによって前記
取付ボス42eに取り付けられている。なお、取付枠4
7と取付ボス42eとの間にはゴムなどからなる緩衝体
47bが設けられており、電動機46の振動が本体ケー
スに伝わるのを軽減している。
【0032】前記電動機軸46dの一端には、小径のプ
ーリ48が取り付けられている。また、前記取付枠47
には軸受49が取着されており、この軸受49には従動
軸50が水平方向の姿勢(横置き)で軸支されている。
従動軸50の一端側には径大なプーリ51が取り付けら
れている。前記小径プーリ48と大径プーリ51との間
にはベルト52が掛け渡されている。また、従動軸50
の他端側には傘歯車53が取り付けられている。
【0033】さらに、前記取付枠47には図3に示すよ
うに、他の軸受54が取り付けられており、この軸受5
4には伝達軸55が垂直方向の姿勢で軸支されている。
この伝達軸55の一端は例えばCリング58により抜け
止めされているとともに、他端側には傘歯車59が取り
付けらている。この傘歯車59は前記傘歯車53と噛み
合っている。
【0034】この傘歯車58には、図において下方に延
出したに軸部60が設けられている。この軸部60の先
端部は、前記蓋体10の貫通孔11に設けた上方に伸び
る筒状壁10b内に挿入されるようになっている。
【0035】そして、この軸部60の先端部の内周に
は、前記凸状カップリング23に係脱自在に係合される
カップリングとしての凹状カップリング61が設けられ
ている。また、軸部60の先端部の中央部には、前記回
転体20の軸部22先端部に設けた芯出突起24が嵌合
される嵌合穴60aが形成されている。
【0036】前記回転体20が容器1内に所定の状態で
取り付けられた場合は、回転体22の下側に設けた軸受
34が前記底壁3に設けた支持軸5に嵌合され、また、
上端部に設けた芯出突起24が前記軸部60の嵌合穴6
0aに嵌合されることにより、回転体20は芯出しされ
て容器1内で回転可能になっている。
【0037】また、前記下部ケース42には、図3に示
すように他の支持ボス65が上方に向けて突出して一体
に設けられており、この支持ボス65には支持台66が
ねじ67によって取り付けられている。この支持台66
には前記スイッチ70が取り付けられている。スイッチ
70は電動機軸46dの中心線O1 −O1 と同方向の位
置に設けられおり、上端部に作動子71が突出して形成
されている。この作動子71が押圧されたときスイッチ
内の図示しない接点が閉成されるようになっている。そ
して、これにより電動機46が駆動される。
【0038】この作動子71は前記操作体80により押
されるようになっている。操作体80は、前記突条部4
1aの貫通孔41cに取り付けられた操作釦81、釦軸
81a、この釦軸81aに取り付けられた作動杆82、
この作動杆82に設けられた作動枠83を備えている。
作動枠83は図6に示すように、作動杆82の下端に形
成された基板84、この基板84の両端部から下方に垂
下された互いに対向する取付け側板85a,85bを有
し、これら取付け側板85a,85bには互いに対向し
て軸孔86a,86bが形成されている。
【0039】このような作動枠83には、作動体75が
取り付けられている。作動体75は図6に示す通り、両
端部に取付軸76a,76bを有する円柱状基部77
と、この円柱状基部77の軸心と直交する方向に延出し
て設けられた作動板78,79とを備えている。前記取
付軸76a,76bは前記作動杆82に形成された軸孔
86a,86bに嵌合して取り付けられており、このた
め作動体75は、作動枠83に対して回動自在に支持さ
れている。一方の取付軸76aには、この作動体75を
時計回り方向に回動させるように付勢する付勢手段とし
ての捩りコイルばね87が取り付けられている。この捩
りコイルばね87はその一端が前記一方の作動板78に
係止されているとともに、他端は前記作動枠83の基板
84に当接されている。よって、作動体75は作動枠8
3に対し時計回り方向に回動するように付勢されてい
る。作動体75の一方の作動板78は、前記スイッチ7
0の作動子71に対向されるようになっており、常時は
上記捩りコイルばね87の付勢力を受けて前記作動体7
5が作動枠83に対し時計回り方向に回動され、よって
一方の作動板78は、スイッチ70の作動子71から離
れる方向に回動されている。
【0040】また、作動体75の他方の作動板79には
押上体90が対向されている。すなわち、前記下部ケー
ス42の嵌合溝43に形成された嵌合孔44には、前記
押上体90が上下方向に摺動自在に嵌合されている。こ
の押上体90は、嵌合孔44内を上下に摺動される軸部
91と、この軸部91のほぼ中間部に設けられた停止片
92を備えている。
【0041】この押圧体90は、図7に示すように、下
部ケース42の嵌合溝43に前記蓋体10の環状突出壁
18が嵌合された場合、すなわち本体40を正常に蓋体
10に載置した場合、嵌合溝43に臨まされている前記
押上体90の下端が蓋体10の環状突出壁18に当たっ
て嵌合孔44の内部に押し込まれるようになっている。
このため押上体90が上方に移動し、軸部91の上端が
前記作動体75の他方の作動板79を押し上げる。これ
により、作動体75が捩りコイルばね87の付勢力に抗
して反時計回りに回動され、この作動体75の一方の作
動板78が、前記スイッチ70の作動子71に接近され
る。但し、この状態では、未だ作動体75の一方の作動
板78はスイッチ70の作動子71に届かず、作動子7
1を押さず、接点は開閉されない。この状態で、上部ケ
ース41の尾根状の突条部41aに設けた操作体80を
押し下げると、操作釦81、釦軸81a、釦軸81a、
作動杆82を介して作動枠83が押し下げられる。この
作動枠83の下向きに移動に伴い、この作動枠83に回
動自在に取着されている前記作動体75も一体的に下向
きに移動する。このとき、作動体75の他方の作動板7
9は押上体90上端に当接されているから、作動体75
が下降するとこの作動体75は捩りコイルばね87の付
勢力に抗して反時計方向に回動され、よって作動体75
の一方の作動板78がスイッチ70の作動子71を押し
下げる。このため、スイッチ70の接点が閉じられる。
【0042】一方、下部ケース42の嵌合溝43から前
記蓋体10の環状突出壁18が離反している場合、すな
わち本体40を蓋体10から離して持ち上げた場合、嵌
合溝43に臨まされている前記押上体90の下端は蓋体
10から離れているから、押上体90は作動体75の他
方の作動板79により押されて、嵌合孔44から嵌合溝
43内に向けて突出される。この場合、作動体75は捩
りコイルばね87の付勢力により時計回り方向に回動さ
れるから、上記のように作動体75の他方の作動板79
が押上体90を押し下げる。これに伴い作動体75の一
方の作動板78が、前記スイッチ70の作動子71から
離れる。したがって、この状態では、上部ケース41の
尾根状の突条部41aに設けた操作体80を押し下げて
操作釦81、釦軸81a、釦軸81a、作動杆82を介
して作動枠83を押し下げても、作動体75の一方の作
動板78がスイッチ70の作動子71には届かず、作動
子71の押し下げが不能になる。このため、スイッチ7
0の接点は閉じられることがない。
【0043】なお、上部ケース41と下部ケース42の
結合部から電源コード95が導出されている。電源コー
ド95のプロテクタ部96は、このプロテクタ部96に
形成した取付溝96aが上部ケース41と下部ケース4
2の開口縁の間に嵌め込まれて固定されている。この電
源コード95の内部側端部は前記スイッチ70に接続さ
れており、外部側端部には電源側のソケットに差し込ま
れるプラブ97が取り付けられている。
【0044】つぎに、前記のように構成された調理器A
の作用について説明する。
【0045】まず、容器1内に、回転体20をその軸受
34を容器底部3に設けた軸5に嵌合して取り付け、つ
いで所望の調理をするための被調理物を入れる。そし
て、蓋体10の貫通孔11に前記回転体20の凸状カッ
プリング23を貫通させてこの蓋体10で容器1の開口
部2を閉蓋し、ついで本体40を、下部ケース42に形
成した嵌合溝43に前記蓋体10に設けた環状突出壁1
8を嵌入させつつ蓋体10に載置して容器1に取り付け
る。この状態では前述したように、図7に示す通り蓋体
10の環状突出壁18によって押上体90が上方に押し
上げられるため、操作体80の押し下げによりスイッチ
70の閉成が可能となっている。また、本体40の凹状
カップリング61と回転体20の凸状カップリング23
が係合し、また、環状鍔部25は蓋体10の貫通孔11
の開口縁に設けた環状壁10aの下端縁に近接した位置
に位置している。
【0046】そして、操作釦81を下方に押し下げる
と、作動枠83が下方に移動されるので作動体75が時
計回り方向に回動され、スイッチ70の作動子71が押
し下げられ、スイッチ70の接点が閉成される。このた
め電動機46に通電され、電動機46が駆動する。電動
機46の駆動により電動機軸46dが回転し、小径プー
リ48、ベルト52、大径プーリ51、傘歯車53を介
して傘歯車59が回転される。したがって、凹状カップ
リング61および凸状カップリング23を介して回転体
20が回転され、容器1内でカッター35a、35bが
回転され、被調理物が切削や粉砕、攪拌などの調理がな
される。調理が終了した後、本体40を蓋体10から取
り外すことにより容器1から離間し、ついで蓋体10を
容器1から取り外し、必要に応じて容器1内の調理物を
別の容器等に移し替える。そして、容器1、回転体18
および蓋体10を洗浄して調理作業を完了するものであ
る。
【0047】また、本体40を蓋体10から取り外した
状態では、図8に示すように蓋体10の環状突出壁11
8は前記嵌合溝43から離脱するため、前記押上体90
が突出し、操作体80が下方へ移動されても作動体75
はスイッチ70の作動子71を押し下げることはない。
したがって、誤って操作釦81が操作されたとしてもス
イッチ70が閉成されることはなく、電動機46が駆動
することはない。ゆえに、本体40の下面に露出してい
る凹状カップリング61が回転することはなく、安全で
ある。
【0048】このような構成の調理器Aにおいては、本
体40に電動機46を横置きの姿勢で収容したから、図
9に示された従来のような縦置きの場合に比べて、本体
40の高さを低くすることができる。つまり、一般に電
動機46は電動機軸46dの長さがモータケーシング4
6aの径より大きく構成されるから、電動機46を縦に
配置する場合に比べて横置きすれば、高さの占める割合
を小さくすることができる。このため本体40を低くす
ることができ、調理器全体の高さを低くすることができ
る。よって小形化が可能になる。
【0049】そして、本実施例の場合、電動機46を横
置きしたから、上部ケース41の上部を径方向に伸びる
鞍形の突条部41aに形成し、この突条部41aに横置
き姿勢の電動機46を収容することができる。そして、
この鞍形に形成された突条部41aを本体40の把持部
として使用することができるので取扱いが容易になる。
【0050】また、電動機46が横置きされることから
この電動機46の重心位置Gを低い位置に設置すること
ができ、動力伝達系を含む本体40の重心位置を低くす
ることができる。このため調理器A全体の重心位置も低
くなり、安定性が向上する。
【0051】さらに、本実施例の場合、電動機46の重
心位置Gを回転体20の中心線O2−O2 上に設置した
から、動力伝達系を含む本体40の重心位置が電動機4
6の重心位置Gに近似した位置となり、本体40の重心
位置も回転体20の中心線O2 −O2 上に位置されるよ
うになる。特に、蓋体10の外周部に形成された上向き
に伸びる略垂直な環状壁13は、容器1側の嵌入部7の
内周壁7aに対して隙間を存して対向されており、この
余裕により蓋体10の挿脱作業を容易にしてあるから、
蓋体10が容器1に対して傾いて取り付けられる心配が
あり、偏荷重の発生が心配されるが、本体40の重心位
置を中心線上に設けたから、荷重のバランスがよく、本
体40を蓋体10に載せたとき、本体40の荷重が蓋体
10にバランスが良く加えられるようになり、偏荷重の
発生が防止される。このため、蓋体10側からOリング
17を押す力が全周に亘り均等になり、Oリング17の
片当たりや部分撓みが防止され、Oリング17が全周に
亘り均等に容器1に押し付けられ、均等に変形して良好
なシールが保たれることになる。
【0052】なお、上記実施例の場合、容器1と本体4
0の間に蓋体10を設けた例を説明したが、本発明はこ
れに限らず、蓋体10が無くても実施可能である。ま
た、蓋体10がない場合、押上体90が作動されない
が、押上体90の使用を省略する、または他の安全手段
を採用してもよい。
【0053】
【発明の効果】以上説明した通り本発明によれば、電動
機を横置きの姿勢に設置したから、本体の高さを低くす
ることができ、調理器全体の高さを低くすることができ
る。よって調理器の小形化が可能になる。また、電動機
を横置きすれば、動力伝達系を含む本体の重心位置を低
くすることができ、このため調理器全体の重心位置も低
くなり、安定性が増すなどの効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の調理器の全体を示す外観の斜
視図。
【図2】上記実施例の調理器の分解した斜視図。
【図3】上記実施例の調理器の断面図。
【図4】図3のIV−IV線に沿う断面図。
【図5】上記実施例の容器に蓋体を嵌合した場合の部分
断面図。
【図6】上記実施例の操作体と作動体の関係を示す分解
した斜視図。
【図7】上記実施例の容器に本体を取り付けてスイッチ
が開放状態である場合の部分断面図。
【図8】上記実施例の容器から本体を外した場合の部分
断面図。
【図9】従来の調理器の断面図。
【符号の説明】
1…容器 5…軸(軸受部) 10…蓋体 11…貫通孔 20…回転体 23…凸状カップリング(被カップリング手段) 25…環状鍔部 35a,35b…カッター 40…本体 41…上部ケース 41a…突条部 42…下部ケ−ス 46…電動機 48,51…プーリ 52…ベルト 53,59…傘歯車 61…凹状カップリング(カップリング手段) 70…スイッチ 75…作動体 80…操作体 90…押上体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部に開口部が形成されるとともに底部
    に軸受部が設けられた容器と;前記容器内で回転される
    カッターを備え、下部に前記軸受部と嵌合する被軸受部
    が設けられるとともに上部に被カップリングが設けられ
    た回転体と;前記容器の開口部に着脱自在に取着された
    本体と;前記本体に設けられ、電動機軸がこの本体の径
    方向に沿って配置された電動機と;前記本体に設けら
    れ、前記電動機により駆動され、前記回転体に設けられ
    た被カップリングに係脱自在に係合されるカップリング
    と;を備えたことを特徴とする調理器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016073339A (ja) * 2014-10-02 2016-05-12 株式会社泉精器製作所 フードプロセッサー
JP2016087266A (ja) * 2014-11-07 2016-05-23 株式会社テスコム 電動調理器

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CN106175497A (zh) * 2014-10-02 2016-12-07 株式会社泉精器制作所 食品加工机
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