JPH0832144B2 - ウォームギヤの変位量調節可能なスラスト軸受装置 - Google Patents

ウォームギヤの変位量調節可能なスラスト軸受装置

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JPH0832144B2
JPH0832144B2 JP2035453A JP3545390A JPH0832144B2 JP H0832144 B2 JPH0832144 B2 JP H0832144B2 JP 2035453 A JP2035453 A JP 2035453A JP 3545390 A JP3545390 A JP 3545390A JP H0832144 B2 JPH0832144 B2 JP H0832144B2
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、スラスト方向に関するウォームギヤの隙間
を容易に設定することができるスラスト軸受装置に関す
る。
[従来の技術] 家庭用のCDディスク再生装置等の機器は、水平位置に
置かれることを前提として、設計されている。これに対
し、車載用の機器は、それを設置するスペースの関係か
ら、トランクの内部空間や他の品物との位置の取合い等
に応じて設置形態を適宜横置き或いは縦置きに変更して
設置している。
この点に関し、本発明者は、横置き及び縦置きの何れ
もが可能であり、且つ設置姿勢に適合したピックアップ
を行うことができるマルチプルタイプCDプレーヤを開発
し、たとえば第6図に示すような構造をもつ装置を特願
平1−109666号で紹介している。
このディスク再生装置1は、外装としての外側ケーシ
ング2をもっており、この外側ケーシング2内で支持フ
レーケ3を四隅に設けたダンパ4,4…4によってフロー
ティング支持している。ダンパ4は、シリコンオイル等
の粘性オイルが充填されたものである。ダンパ4に一端
が挿入されている支持棒4aが支持フレーム3に設けられ
た支持板3bに取り付けられており、ダンパ4の後部は外
側ケーシング2に固定されている。
支持フレーム3内にはマガジンMが収納されている。
マガジンMには、複数のトレイtが上下に積層され、こ
れらトレイtの中央にコンパクトディスクdが収納され
ている。
マガジンMが前面の開口5を通って支持フレーム3内
に収納された後、蹴り出し機構でマガジンM内の所定の
トレイが一枚ずつ蹴り出される。蹴り出されたトレイt
は、図示した位置に位置決めされる。この位置で、コン
パクトディスクdが保持されて所定の回転速度で回転さ
れ、コンパクトディスクd上の情報がピックアップ30に
よって読み取られるようになっている。
このディスク再生装置1は、車載用に開発されたもの
であるので、第6図に示すように横置きにされたり、或
いは第6図の状態から90度垂直方向に起こして縦置きと
されて、通常車の後部にあるトランク内に収納される。
そして、運転室の操作パネルでの操作によって、所望の
ディスクdがトレイtと共に第6図に示すような位置に
蹴り出され、ディスクd上の情報がピックアップ30によ
って読み取られる。
横置き及び縦置きの両方を可能とするため、支持フレ
ーム3の側面3aと外側ケーシング2の側面2aとの間で、
一対の防振バネ11を装置1本体の両側に配置している。
なお、側面2a,3aとしては、装置1が横置き或いは縦置
きの何れの状態にあっても、天地の関係にならない面を
選んでいる。
防振バネ11は、ダンパ4と協働して、走行時等に車輌
から伝えられる衝撃や振動等を吸収するものである。こ
の防振バネ11は、その下端が支持フレーム3の側面3aに
固着された支持軸10に回動自在に取り付けられており、
上端が外側ケーシング2の側面2aに回動自在に取り付け
られた回動板12の突出端部12aに固着されている。
回転板12は、支持軸13によって外側ケーシング2の側
面2aに枢着されており、また支持軸13を中心として点対
称に円弧状の開口14,15が設けられている。
これら円弧状の開口14,15は、支持軸13を中心として9
0度の角度範囲にわたって形成されている。そして、円
弧状の開口14,15に、外側ケーシング2の側面2aに固着
されたガイド軸16,17がそれぞれ係合している。
第6図に示した横置き状態からディスク再生装置1を
縦置き状態に変えるときには、外側ケーシング2の両側
内面に設けた合計4個の回動板12を同一方向に90度回転
させる。そして、それぞれの防振バネ11を外側ケーシン
グ2の奥行き方向に一致させ、外側ケーシング2内で奥
行き方向に支持フレーム3を吊り下げる。
[発明が解決しようとする課題] この種のマルチプルタイプCDプレーヤは、車輌に搭載
されることを前提として開発されたものである。そのた
め、横置き或いは縦置き何れでも可能なように設置形態
の自由度を増すことの他に、車輌のトランク等の狭い空
間に設置されることから薄型化が要求されている。
薄型化のためには、マガジンホルダからCD収納トレイ
をターンテーブル側に移送する機構やモータ,カム等の
駆動機構を小型化すると共に、実装密度を上げることが
強く要求される。更に、モータ軸にウォームギアを取り
付けて使用する場合、ウォームギア特有のスラスト力が
モータ内部に損傷を与えることを防止するため、スラス
ト方向のストッパを設ける必要がある。このストッパ
は、モータ寸法のバラツキを考慮して調節可能にするこ
とが望ましい。しかし、従来のストッパは大きく、モー
タ周辺実装密度を上げることには限度があった。
そこで、本発明は、大きなスペースを必要とすること
なく、しもか簡単な作業でウォームギヤのスラスト方向
の変位を調節することができ、これによってモータ周辺
の実装密度の向上を図るとともに、作業性及びサービス
性の向上を図ることができるウォームギヤの変位量調節
可能なスラスト軸受装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明のウォームギヤの変位量調節可能なスラスト軸
受装置は、上記目的を達成するために、モータの出力軸
に一体化されたウォームギヤと、該ウォームギヤが設け
られているモータ側に配置されたブラケットと、該ブラ
ケットに回転可能に取り付けられるとともに、前記ウォ
ームギヤの軸端との間にスペーサが挿入される爪部を有
した変位量調節部材とを備え、前記爪部を前記ウォーム
ギヤのスラスト軸受としていることを特徴とする。
[作用] このスラスト軸受装置においては、変位量調節部材と
ウォーム軸の軸端との間にスペーサを挟み込み、この状
態でブラケットに対し変位量調節部材を回転させ止める
ことによって、スラスト方向に所定の隙間をもったスラ
スト軸受が形成される。
[実施例] 以下、図面を参照しながら、実施例によって本発明を
具体的に説明する。
薄型化を図ったマルチプルタイプCDプレーヤとして、
本出願人は、第1図に全体図を、第2図(A)及び
(B)に部分図を示したように、主としてプレーヤ本体
の上面側に各種部品を高密度で実装したCDプレーヤを提
案している。
このCDプレーヤにおいては、マガジン100が装填され
るマガジン装填機構200と、マガジン100から所定のCD収
納トレイを選んでターンテーブル側に送り出す蹴り出し
機構300と、送り出されたCD収納トレイからCDをクラン
プしてターンテーブルに装着させるクランプ機構400
と、クランプされたCDに記録されている情報を読み取る
再生機構500と、これらの各機構の間の運動を連繋させ
る動力伝達系600とを備えている。また、各機構は、支
持フレーム700の所定箇所に取り付けられており、支持
フレーム700はゴムダンパ701及び防振バネ702を介して
外側ケーシング(図示せず)にフローティング支持され
ている。
マガジン100には、CD収納トレイ101が多段に収容され
ている。マガジン100の側面には押出し窓102が収容され
たCD収納トレイ101の段数に応じて穿設されており、こ
れら押出し窓102の何れかに蹴り出し機構300の押出しレ
バー301を押し込むことによって、選択されたCD収納ト
レイ101が回転中心103を中心として矢印方向に旋回する
ようになっている。
マガジン100の側面に設けた凹部104は、マガジン装填
機構200のマガジンホルダ216の側面にある係合部201が
嵌まり込む係合凹部であり、この係合凹部104と係合部2
01との嵌り合いによって、マガジンホルダ216の所定位
置にマガジン100が装填される。また、マガジン100の下
面には、マガジンホルダ216に装填したときマガジン100
が正しい姿勢で装填されるように、ガイド溝105が形成
されている。なお、押出し窓102の反対側では、CD収納
トレイ101を手でマガジン100から引き出すための引出し
突起106がそれぞれのCD収納トレイ101に形成されてい
る。
マガジンホルダ216は、マガジン100のサイズに対応し
た収容空間202をもっている。この収容空間202の底面一
側には、ガイド溝105に嵌まり込むガイドレール203が設
けられており、他側にはマガジン100の底面に摺擦する
樹脂ガイド204が設けられている。これにより、マガジ
ン100は、姿勢正しく収容空間202に装填される。また、
収容空間202の入口は、マガジン100の装填を容易にする
ため、テーパを付けた挿入口部205となっている。
マガジン装填機構200は、一対のスライド板210及び22
0を備えている。これらのスライド板210,220は、支持フ
レーム770の側板703の内側に取り付けられており、互い
に逆方向に移動するように支持フレーム700の下部に設
けたシーソーレバー(図示せず)によって連結されてい
る。
スライド板210には、支持フレーム700の側面内部に突
設したピン714が嵌まり込むガイド溝211と、マガジンホ
ルダ216を昇降させる階段溝212が刻設されている。階段
溝212には、マガジン100に収容されているCD収納トレイ
101の枚数に対応した段部213が形成されている。図示の
例では、6枚のCD収納トレイ101を収容したマガジン100
を使用しているので、6個の段部213が階段溝212に設け
られている。この階段溝212には、マガジンホルダ216の
一側に設けたアーム214の先端にある係合ピン215が嵌ま
り込む。
スライド板220にも、同様な段数をもった階段溝222が
設けられている。この階段溝222には、マガジンホルダ2
16の他側に設けたアーム224の先端にある係合ピン225が
嵌まり込む。階段溝212及び階段溝222は、スライド板21
0及びスライド板220がそれぞれ逆方向に移動するため、
一方を前上がり、他方を前下がりにしている。
一方のスライド板210には、位置検出部230が突設され
ている。位置検出部230には、選択されたCD収納トレイ1
01の取出し位置に対応させてスリット231,231…が形成
されている。マガジンホルダ216が昇降すると、位置検
出部230がフォトセンサ232の凹部233を通過する。この
とき、位置検出部230の凹凸で光が遮られる回数をフォ
トセンサ232がカウントすることによって、CD収納トレ
イ101の位置を検出することができる。
また、位置検出部230の手前側には、突出片234がスラ
イド板210から内向きに形成されている。この突出片234
は、支持フレーム700側に固定された制御パネル715に設
けられている検出スイッチ716のレバーを奥側に押し付
けるものであり、これによってマガジンホルダ216の最
上位位置が検出される。
マガジンホルダ216の上面には、回動部材240が軸241
を中心として回動可能に取り付けられている。回動部材
240は、バネ242によって常時反時計方向に付勢されてい
る。この反時計方向の回転は、マガジンホルダ216の上
面に設けた突設片243に回動部材240の凹部244が係合す
ることによって規制される。また、回動部材240の上方
への移動は、押え部材245によって規制される。
回動部材240の側面に形成されたギヤ部246には、ダン
パ247のギヤ248が噛み合っている。このダンパ247は、
キヤ248の回転速度が大きくなるほど抵抗が増加し、バ
ネ242の弾撥力で回動部材240が反時計方向に回動すると
きの速度を一定に保つものである。
回動部材240の下面側には、マガジン係合部256が設け
られている。マガジン係合部256の近傍には、回動プレ
ート250が軸251を中心として回転自在に設けられてい
る。回動プレート250は、バネ252によって常時時計方向
の力が付勢されており、先端にはマガジン着脱検知スイ
ッチ253が設けられている。検知スイッチ253は、回動部
材240の凹部244近傍に設けたスイッチ係合部254によっ
てオンオフされる。
回動プレート250には、長孔255が設けられている。こ
の長孔255には、回動プレート250の下方に配置したマガ
ジンストッパ260の係合軸261が挿入されている。マガジ
ンストッパ260は、係合部201及び係合軸261を備えてお
り、軸260aを中心として回転可能になっている。
回動プレート250は、スライド板220に設けた突出片22
6のテーパ部227で手前に押される。これによって、回動
プレート250は、係合軸261を中心として反時計方向に回
転し、マガジンストッパ260の係合部261を側面内方に押
す。その結果、マガジンホルダ216に対するマガジン100
の係合状態が解除される。
スライド板210の奥側部分には、ギヤ部606が形成され
ている。このギヤ部606は、歯車群607を介して駆動モー
タ608のギヤ609に動力的に接続されている。すなわち、
駆動モータ608の出力は、歯車群607を介してスライド板
210に伝わり、スライド板210を前進又は後進させる。他
方のスライド板220は、シーソーレバー(図示せず)を
介してスライド板210から動力伝達され、スライド板210
とは反対方向に後進又は前進する。
駆動モータ608の近傍には、CD収納トレイ101の取出し
や返送及びCDのクランプ動作等に必要な動力を与える駆
動モータ601が配置されている。駆動モータ601から延び
たウォームギヤ602の先端部近傍には、ウォームギヤ602
の移動を規制するストップネジ603が設けられている。
このストップネジ603を調節することによって、ストッ
プネジ603の先端部とウォームギヤ602の先端部との距離
を任意に設定することができる。
ウォームギヤ602の近傍に、ウォームギヤ602と噛み合
うホィールギヤ604が設けられている。このホィールギ
ヤ604は、小ギヤ605及びギヤ6060を介して回転カム610
に動力的に接続されている。
回転カム610は、その下部周面にギヤ部611が形成され
ており、軸612を中心として回転自在になっている。回
転カム610の上面側には、複数のカム溝613,614,615及び
カム部616が形成されている。カム溝613,614には、支持
軸617を中心として回転可能に取り付けられた回動レバ
ー618,619の係合突起(図示せず)が係合している。ま
た、カム溝615に、スライドレバー620の係合ピン(図示
せず)が係合している。このスライドレバー620は、奥
行き方向に関して移動自在になっている。
回転カム610の上方には、基板630がネジ631で軸612に
取り付けられている。基板630には、選択されたCD収納
トレイ101を所定の位置まで移動させる際にスタート時
点及びエンド時点を知らせるため、レバー633を備えた
トレイポジション検出スイッチ632が設けられている。
また、検出スイッチ632の近傍には、CDの位置を知らせ
るレバー635を備えたCD位置検出スイッチ634が配置され
ている。
マガジン100からCD収納トレイ101が取り出される前の
状態では、検知スイッチ632のレバー633は、回動レバー
618の先端部で右側に押し付けられている。他方の検知
スイッチ634のレバー635は、回動レバー619の先端部と
非接触の状態に保たれている。
駆動モータ601からの動力によって回動カム610が時計
方向に回転すると、回動レバー618の先端部は、回転カ
ム610の回転開始直後に検出スイッチ632のレバー633か
ら離れ、回転終了直前になると再びレバー633を右側に
押す。他方、回動レバー619の先端部は、回転カム610が
約1/3回転したときに検出スイッチ634のレバー635を右
側に押し付け、その直後にレバー635から離れる。更
に、回転カム610が約2/3回転したとき、レバー635を再
び右側に押し付け、その直後にレバー635から離れる。
この一連の動作は、回転カム610が時計方向に1回転す
る間に行われる。回転カム610が反時計方向に逆回転し
た場合には、同様な動作が逆の手順で行われる。また、
スライドレバー620は、回転カム610が時計方向に回転す
るとき前側に移動し、反時計方向に回転するとき奥側に
移動する。
スライドレバー620の先端部下方には、回動部材401が
軸402に回転自在に取り付けられている。回動部材401に
対して、バネによってCD側に付勢されるCD押えレバー40
3の一端部が近接している。CD押えレバー403の他端部に
は、L字型のCD押え部404が設けられており、その押え
面側にフェルト405が張り付けられている。このCD押え
レバー403によって、CD収納トレイ101を出し入れすると
きのCDのガタツキを防止することができる。なお、CD押
えレバー403の反対方向への移動は、クランプ動作に同
期して行われる。
スライドレバー620の近傍には、クランプ解除レバー4
10が軸417を中心として回転自在に設けられている。こ
のクランプ解除レバー410には、スライドレバー620が前
方に沿って下降するようにガイド溝411が形成されてい
る。また、クランプ解除レバー410の端部には、係合溝4
12を備えた解除板413が回動自在に取り付けられてい
る。そして、クランプ解除レバー410の近傍には、スラ
イドレバー620の移動方向と平行にガイド溝414が形成さ
れたガイドプレート415が配置されている。
スライドレバー620が前方に移動し、係合ピン656がガ
イドプレート415のガイド溝414に案内されて移動する
と、クランプ解除レバー410は、その端部が溝417を中心
として反時計方向に回転する。
回転カム610の下方には、リンクレバー660が軸661を
中心として回転自在に設けられている。このリンクレバ
ー660には、回転カム610の下面に形成したカム溝(図示
せず)に係合する係合突起662が形成されている。リン
クレバー660の端部には中間リンクレバー663が取り付け
られており、この中間リンクレバー663の他端には支持
軸664を介してC字型のトレイ押出しレバー301の中間部
が取り付けられている。
トレイ押出しレバー301の下方に配置されたシャーシ3
70には、C字型のガイド溝371,372が刻設されており、
ガイド溝372に支持軸664が嵌挿されている。トレイ押出
しレバー301の端部に取り付けられた係合ピン302は、他
方のガイド溝371に嵌挿されている。
回転カム610が時計方向に回転すると、リンクレバー6
60が反時計方向に回転し、中間リンクレバー663を前方
に移動させる。この移動により、中間リンクレバー663
の前方端部は、ガイド溝372に沿って移動する支持軸664
に案内され、トレイ押出しレバー301の中間部に前方方
向の力を加える。そして、トレイ押出しレバー301の端
部にある係合ピン302が他方のガイド溝371に案内され
て、反時計方向に回転する。この回転によって、トレイ
押出しレバー301と同じ高さに位置しているCD収納トレ
イ101がマガジン100から押し出される。
回転カム610の近傍には、回動片420が支持軸421を中
心として上下方向に回動自在に設けられている。回動片
420に刻設された係合溝(図示せず)には、バネ等によ
って下方に付勢された可動軸422の一端部が係合されて
いる。可動軸422の他端部には、CD収納トレイ101から取
り出されたCDの中央部を抑える馬蹄形の押えリング423
が取り付けられている。押えリング423のCD接触側表面
には、フェルトが張り付けられている。
押えリング423の上方には、ターンテーブル501を備え
たモータ502が設けられている。モータ502の近傍には、
小プーリ503を備えたステッピングモータ504が配置され
ている。小プーリ503と大プーリ505との間には、ベルト
506が掛け渡されている。回転軸507は、その周面にネジ
部508が切られており、支持板509に対して回転自在に取
り付けられている。そして、この回転軸507の端部に、
大プーリ505が固着されている。
モータ502を中心として、ステッピングモータ504とは
反対側に、ピックアップ510が配置されている。このピ
ックアップ510は、ガイドレール511に沿って案内され、
間口方向に移動可能になっている。ピックアップ510に
は、回転軸507のネジ部508に噛み合う噛合部が設けられ
ており、回転軸507の時計方向或いは反時計方向の回転
に従って左右に移動するようになっている。
次いで、以上のCDプレーヤの動作を説明する。
マガジン100が装填されていないとき、マガジンホル
ダ216は、係合ピン215,225が階段溝212,222の最上位の
段部213,223に係合された最上位位置にある。このと
き、スライド板210の突出片234が検知スイッチ716のレ
バーを奥側に押し付けているので、装填されたマガジン
100の位置を検出することができる状態にある。
この状態からマガジン100を、マガジンホルダ216の収
容空間202に挿入する。マガジン100がほぼ半分押し込ま
れると、マガジン100の側部が回動部材240のマガジン係
合部256に当接する。更に、マガジン100を押し込むと、
回動部材240がバネ242の力に抗して時計方向に回転す
る。そして、マガジンストッパ260は、マガジン100の側
面に当り、僅かに奥側に回転する。この回転に伴って、
回動プレート250が僅かに反時計方向に回転する。
マガジン100が収容空間202内に完全に押し込まれる直
前では、マガジンストッパ260の係合部201がマガジン10
0の係合凹部104に係合する。そしてマガジン100の装填
が完了する。装填完了時には、回動部材240のスイッチ
係合部254がマガジン着脱検知スイッチ253のレバー257
を回転させるので、装填完了が検知される。
装填されたマガジン100からCD収納トレイ102を選び出
してターンテーブル501にかけようとするときには、車
輌等のダッシュボードに組み込まれているコントロール
装置を操作する。
コントロール装置によって再生しようとするCDが収納
されているCD収納トレイ101の選択を指示すると、駆動
モータ608が駆動する。駆動モータ608の動力は、歯車群
607を介してスライド板210に伝えられ、スライド板210
を前方に移動させる。また、スライド板210とシーソー
レバーを介して連結されたスライド板220は、奥側に移
動する。このとき、スライド板210の突出片234が検知ス
イッチ716のレバー717から外れるので、マガジンホルダ
216が最上位位置から下降したことが検出される。
マガジンホルダ216は、選択されたCD収納トレイ101が
所定の送出し位置に合致するまで、スライド板210,220
の動きによってマガジンホルダ216を下降させる。この
とき、スライド板210に設けた位置検出部230の凹凸でフ
ォトセンサ232の光強度が変化するため、その変化の回
数をカンウトすることによって、選択されたCD収納トレ
イ101の位置を検出することができる。
本実施例では、マガジンホルダ216が最上位にあると
きマガジン100内の最下位のCD収納トレイ101が取出し位
置にあり、逆にマガジンホルダ216が最下位にあるとき
マガジン100内の最上位のCD収納トレイ101が取出し位置
にある。したがって、たとえば最上位のCD収納トレイ10
1を取り出そうとするときには、マガジンホルダ216を最
下位まで下降させる。
選択されたCD収納トレイ101が取出し位置に合致した
後、駆動モータ601の駆動が開始される。駆動モータ601
の動力は、ホィールギヤ604及び小ギヤ605を介して回転
カム610に伝えられ、回転カム610を時計方向に回転させ
る。
回転カム610の回転によって、そのカム溝に係合して
いるリンクレバー660を介して、中間リンクレバー663が
前方に移動する。そして、中間リンクレバー663の端部
は、ガイド溝372に沿って移動する支持軸664に案内さ
れ、トレイ押出しレバー301の中間部に前方向の力を加
える。その結果、トレイ押出しレバー301の端部にある
係合ピン302がガイド溝371に案内され、他端部が反時計
方向に回転してマガジン100の押出し窓102に進入する。
更に、押出しレバー301が回転すると、その先端部と同
じ位置にあるCD収納トレイ101がマガジン100から押し出
される。押し出されたCD収納トレイ101は、回転中心103
を中心として反時計方向に回転し、支持フレーム700の
上方部723及び下方部724にそれぞれ形成したストッパ72
1,722の間隙725を通って、ターンテーブル501側に送り
込まれる。
このとき、回転カム610の回転直後には、回動レバー6
18の先端部が検出スイッチ632のレバー633から離れる。
回転カム610の回転終了直前になると、回動レバー61歯
車の先端部がレバヘー633を反時計方向に押し付ける。
これによって、マガジン100から取り出されたCD収納ト
レイ101がクランプ位置に達したことが検知される。
押し出されたCD収納トレイ101がクランプ位置に達す
ると、スライドレバー620が前方に移動する。移動した
スライドレバー620は、回動部材401の後部に当接し、回
転部材401に押圧力を加える。回転部材401は、この押圧
力でCD押えレバー403の一端を下方に押し下げる。その
ため、CD押えレバー403は、支点645を中心として反時計
方向に回転する。
押出しレバー301の動作と同期してスライドレバー620
が前方に移動し、係合ピン656がガイドプレート415のガ
イド溝414に案内されて移動し、クランプ解除レバー410
が時計方向に回転する。これによって、クランプアーム
690がバネの付勢力で回転し、クランパ691がターンテー
ブル501に接近する。このとき、クランパ691は、CDの中
央部に当接した状態でターンテーブル501側にCDを持ち
上げる。その結果、CDの中央部が、クランパ691とター
ンテーブル501との間に挟持される。
クランパ691の動作に同期して、回動片420の先端部が
徐々に上方に回動し、バネの付勢力に抗して可動軸422
の一端部を持ち上げる。そして、馬蹄形の押えリング42
3がCDと一定の僅かな間隔を保った状態で上昇する。
クランプ動作が完了すると、モータ502が駆動され、
ターンテーブル501が回転し、CDを回転させる。
このとき、ステッピングモータ504も同時に駆動され
る。ステッピングモータ504の動力は、小プーリ503,ベ
ルト506及び大プーリ505を介して回転軸507に伝えられ
る。回転軸507が回転すると、そのネジ部508との噛合い
でピックアップ510は、ガイドレール511にガイドされな
がら右側に徐々に移動する。そして、ピックアップ510
のピックアップヘッドでCDのTOCエリアの情報が読み取
られた後、所定のエリアに移動し、そのエリアに記録さ
れている情報が読み出される。このようにして、CDに記
録されている音楽等の情報が再生される。
情報の読出しを終了する場合には、ダッシュボードに
組み込まれているコントロール装置の終了ボタンを操作
する。この操作で、先ずモータ502の駆動が停止され、
次いで駆動モータ601が駆動して回転カム610を反時計方
向に回転させる。これによって、各部分は、以上とは逆
の手順で作動し、所定の位置に復帰する。そして、CD
は、クランプ状態が解除された後、CD収納トレイ101に
移され、マガジン100内の所定位置に収容される。
また、コントロール装置のイジェクトボタンが押され
たとき、マガジン100にCD収納トレイ101が収容された後
で、駆動モータ608が装填時とは逆方向に駆動される。
駆動モータ608の逆方向の回転は、歯車群607を介してギ
ヤ部606に伝えられ、スライド板210を奥側に移動させ
る。他方のスライド板220は、シーソーレバーを介して
スライド板210と連結されているので、逆方向、すなわ
ち前方に移動する。
スライド板210,220の移動によって、係合ピン215,225
が階段溝212,222で押し上げられる。係合ピン215,225が
最上位の段部213,223に達すると、マガジンホルダ216は
最上位に位置する。
係合ピン215,225が更に進行すると、回動プレート250
の長孔255に嵌挿されている係合軸261は、スライド板22
0の突出片226のテーパ部227によって、反時計方向に押
され、係合部201が反時計方向に回転する。その結果、
マガジン100の係合状態が解除される。
係合状態が解除されると、回動部材240は、バネ242の
弾撥力で反時計方向に回転する。このとき、回動部材24
0は、ギヤ部246と噛み合うダンパ247の負荷によって、
一定した回転運動を行う。そして、マガジン100は、回
動部材240のマガジン係合部256によって、マガジンホル
ダ216の収容空間202から押し出される。
このように、プレーヤ本体の片面側に高密度で各種部
品を実装するとき、ウォームギアに対するスラスト軸受
のような比較的かさばる部品を組み付けることは、位置
の取合いから非常に困難な作業となる。
この点、本実施例においては、たとえば駆動モータ60
1の端面に、第3図に示すようにブラケット650を取り付
けている。そして、このブラケット650に対して、変位
量調節部材651を、支点652を中心として回転自在に取り
付けている。変位量調節部材651には、支点652を中心と
する円弧状の孔部653が穿設されており、先端部が折り
曲げられてウォームギヤ602の軸端に対向し、スラスト
軸受となる爪部654となっている。他方、ブラケット650
には、円弧状孔部653に嵌め込まれる突起655が形成され
ている。なお、爪部654には、従来の変位量を調節する
ことができるフラスト軸受と同様にストッパネジ603が
挿通される孔部を穿設してもよい。
この変位両調節部材651を使用してウォームギヤ602の
スラスト方向に関する隙間を調節したスラスト軸受を形
成するとき、第4図に示すように爪部654とウォームギ
ヤ602の軸端との間に、スペーサ657を挿入する。そし
て、ブラケット650に対して変位量調節部材651を第3図
の矢印方向に回転させると、爪部654とウォームギヤ602
の軸端との間隙が変わる。この間隙の変更によって、ス
ラスト方向に適切な隙間をもったウォームギヤ602のス
ラスト軸受を形成することができる。したがって、駆動
モータ601の周辺に別段の作業スペースがなくても、簡
単な作業で隙間を調節したスラスト軸受を形成すること
が可能となる。このようにして、隙間が調節されたスラ
スト軸受をもったウォームギヤ602においては、スラス
ト力をモータ601内部で受けることがなくなり、その損
傷を防止することができる。
更に、ブラケット650には、第5図に示すように、ホ
ィールギヤ604の軸部658を軸支する機能を持たせること
も可能である。この場合、ブラケット650及び変位量調
節部材651が相互に連結されていることから、ウォーム
ギヤ602とホィールギヤ604との軸間距離が正確に保たれ
る。そのため、駆動モータ601の動力は、ウォームギヤ6
02及びホィールギヤ604を介して効率よく作用部に伝達
される。しかも、別途の部品を使用する必要がないの
で、部品点数の削減を図ることも可能となる。
なお、第2図〜第5図では、駆動モータ601を例に取
って説明した。しかし、本発明はこれに拘束されるもの
ではなく、他のモータ608,502,608,504等に対しても、
ウォームギアを使用する場合に同様に適用されるもので
ある。また、第1図に示したCDプレーヤ以外にも、多数
の部品を高密度で実装する装置類においても使用され
る。
[発明の効果] 以上に説明したように、本発明においては、マモータ
端面にブラケットを配置し、このブラケットに対して回
転自在に取り付けた変位量調整部材の回転角度を変更す
ることによって、スラスト方向に適切な隙間をもったウ
ォームギヤのスラスト軸受を簡単な作業で形成すること
ができる。しかも、この調整作業は、軸径方向(360
°)から調整できるように設定されるため、大きな作業
スペースを必要とすることがなく、他の部品の配置の自
由度もとれるので、従来の装置に比較してモータ周辺に
おいても多数の部品を高実装密度で配置することが可能
となるばかりか、作業性及びサービス性の向上を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明が適用される一例であるマルチプルタイ
プCDを示した斜視図、第2図(A)及び(B)はその部
分図、第3図は本発明実施例におけるスラスト軸受装置
を示し、第4図はその側面図、第5図は他の実施例を説
明するための図、第6図は本出願人が先に提案したマル
チプルタイプCDプレーヤを示す。 601……駆動モータ、602……ウォームギヤ 604……ホィールギヤ、650……ブラケット 651……変位量調節部材、652……支点 653……円弧状孔部、654……爪部 657……スペーサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森川 清司 埼玉県川越市大字山田字西町25番地1 パ イオニア株式会社川越工場内 (72)発明者 梶原 清人 埼玉県川越市大字山田字西町25番地1 パ イオニア株式会社川越工場内 (72)発明者 武正 薫 埼玉県川越市大字山田字西町25番地1 パ イオニア株式会社川越工場内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータの出力軸に一体化されたウォームギ
    ヤと、該ウォームギヤが設けられているモータ側に配置
    されたブラケットと、該ブラケットに回転可能に取り付
    けられるとともに、前記ウォームギヤの軸端との間にス
    ペーサが挿入される爪部を有した変位量調節部材とを備
    え、 前記爪部を前記ウォームギヤのスラスト軸受としている
    ことを特徴とするウォームギヤの変位量調節可能なスラ
    スト軸受装置。
JP2035453A 1990-02-16 1990-02-16 ウォームギヤの変位量調節可能なスラスト軸受装置 Expired - Lifetime JPH0832144B2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2035453A JPH0832144B2 (ja) 1990-02-16 1990-02-16 ウォームギヤの変位量調節可能なスラスト軸受装置
GB9024445A GB2241102B (en) 1990-02-16 1990-11-09 System for recovering a CD in a compact disk player having a magazine
DE19904036278 DE4036278C2 (de) 1990-02-16 1990-11-14 Verfahren zum Steuern eines CD-Plattenspielers
US07/892,712 US5208791A (en) 1990-02-16 1992-05-29 System for recovering a CD in a CD player having a magazine containing a plurality of disks

Applications Claiming Priority (1)

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JP2035453A JPH0832144B2 (ja) 1990-02-16 1990-02-16 ウォームギヤの変位量調節可能なスラスト軸受装置

Publications (2)

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JPH03238654A JPH03238654A (ja) 1991-10-24
JPH0832144B2 true JPH0832144B2 (ja) 1996-03-27

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Family Applications (1)

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JP2035453A Expired - Lifetime JPH0832144B2 (ja) 1990-02-16 1990-02-16 ウォームギヤの変位量調節可能なスラスト軸受装置

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51110609A (ja) * 1975-03-24 1976-09-30 Hitachi Ltd Kaitenki
JPS558455U (ja) * 1978-07-05 1980-01-19

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51110609A (ja) * 1975-03-24 1976-09-30 Hitachi Ltd Kaitenki
JPS558455U (ja) * 1978-07-05 1980-01-19

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JPH03238654A (ja) 1991-10-24

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