JPH08321204A - リモコンカッタースポットライト - Google Patents

リモコンカッタースポットライト

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JPH08321204A
JPH08321204A JP12800195A JP12800195A JPH08321204A JP H08321204 A JPH08321204 A JP H08321204A JP 12800195 A JP12800195 A JP 12800195A JP 12800195 A JP12800195 A JP 12800195A JP H08321204 A JPH08321204 A JP H08321204A
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blade
cutter
slide
cutter blade
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Masaru Uenishi
勝 上西
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稔 吉田
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型で安価且つ円滑な動作で高精度の位置決
めを実現する。 【構成】 スライド駆動部6a1, b1, c1, d1の駆
動するスライド軸と、回動駆動部6a2, b2, c2,
d2の駆動する回動軸と、スライド軸と回動軸との駆動す
るカッター羽根と、遠方からの操作制御信号に基づいて
それぞれのカッター羽根を駆動する駆動制御部とを備
え、それぞれのカッター羽根にて投光開口部4を部分的
に遮光して各種投光パターンを作りだすリモコンカッタ
ースポットライトにおいて、遠方からの操作制御信号に
基づいて駆動するカッター羽根を決定する駆動羽根決定
手段70と、駆動羽根決定手段の決定したカッター羽根を
駆動するスライド駆動部および回動駆動部を選択して有
効にする駆動羽根選択手段71と、駆動羽根選択手段の選
択している間に駆動羽根選択手段の選択したスライド駆
動部および回動駆動部に目標値を出力する目標値指令手
段72とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、カッター羽根を遠隔操作して照
射パターンを演出するリモコンカッタースポットライト
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のリモコンカッタースポットライト
を図3〜図7を用いて説明する。図3はリモコンカッタ
ースポットライトを示すブロック図、図4はリモコンカ
ッタースポットライトの操作器を示す斜視図、図5はカ
ッター羽根ユニットを示す斜視図、図6はカッタースポ
ットライトを示す外観斜視図、図7はカッタースポット
ライトのカッター羽根を説明する正面図である。
【0003】通常のカッタースポットライトは、図6に
示すような灯体部1とカッター羽根部2とを備える遠隔
操作の不可能なものである。通常のカッタースポットラ
イトは、例えば、図7に示すような4枚のカッター羽根
a,b,c,d を備え、このカッター羽根2a,b,
c,d を自在に移動させて三角形や四角形などの各種照
射パターンを形成する。カッター羽根2a,b,c,d
は、薄い板状の遮光性のものであり、投光開口部3の近
傍に適度の滑り摩擦を以て保持される。また、カッター
羽根2a,b,c,d は、運用者が自ら摘んで操作し投
光パターンを変化するための、灯体部1から突出する把
手2a1, b1, c1, d1を備える。
【0004】ところで、リモコンカッタースポットライ
トは、上述のようなカッタースポットライトとは異な
り、遠方からの操作制御信号を受信しながらサーボ機構
などでカッター羽根の目標値への位置決め制御を行い、
所望する投光パターンを得るようにしたものである。
【0005】従来のリモコンカッタースポットライト
は、図3に示すように、円形の投光開口部4の周囲に9
0度間隔で配設された4組のカッター羽根ユニット5a,
b, c,d と、モータ用ドライバ6a,b,c,
d と、駆動制御部に相当するデジタルサーボ制御演算部
7と、デジタル演算処理を高速化するためのDSP(Di
gital Signal Processor)8とを備える。カッター羽根
ユニット5a はモータ用ドライバ6a により、カッター
羽根ユニット5b はモータ用ドライバ6b により、カッ
ター羽根ユニット5c はモータ用ドライバ6c により、
カッター羽根ユニット5d はモータ用ドライバ6d によ
り、それぞれ駆動される。
【0006】例えば、カッター羽根ユニット5a は、図
5に示すように、スライド軸50aと回動軸51a とカ
ッター羽根52a とを備える。スライド軸50a は、ピ
ニオン53a の駆動するラックにて構成される。ピニオ
ン53a は、スライド軸モータ54a により減速機55
a を介して回動される。ラックは、投光開口部4の外周
縁から中心に向かう直線方向に、カッター羽根52a
移動する。回動軸51 a は、回動軸モータ56a により
減速機57a 介して回動され、スライド軸50 a と一体
をなして直線移動を行うとともにカッター羽根52a
回動する。なお、図5にあっては、サーボ制御に必要
な、現在位置を認識するための位置センサなどは省略し
てある。また、カッター羽根ユニット5b,c,d にお
いても、カッター羽根ユニット5a と同様の構成とされ
ているので詳細な説明は省略する。
【0007】図3に示すように、カッター羽根ユニット
a はスライド軸モータ54a と回動軸モータ56a
を備える。カッター羽根ユニット5b はスライド軸モー
タ54b と回動軸モータ56b とを備える。カッター羽
根ユニット5c はスライド軸モータ54c と回動軸モー
タ56c とを備える。カッター羽根ユニット5d はスラ
イド軸モータ54d と回動軸モータ56d とを備える。
【0008】モータ用ドライバ6a はスライド軸モータ
用ドライバ6a1と回動軸モータ用ドライバ6a2とを備え
る。モータ用ドライバ6b はスライド軸モータ用ドライ
バ6 b1と回動軸モータ用ドライバ6b2とを備える。モー
タ用ドライバ6c はスライド軸モータ用ドライバ6c1
回動軸モータ用ドライバ6c2とを備える。モータ用ドラ
イバ6d はスライド軸モータ用ドライバ6d1と回動軸モ
ータ用ドライバ6d2とを備える。
【0009】モータ用ドライバ6a,b,c,d のそれ
ぞれは、デジタルサーボ制御演算部7の出力する目標値
に基づいて、対応するそれぞれの軸モータを回動する。
デジタルサーボ制御演算部7は、操作器9から伝送され
る操作制御信号と4枚のカッター羽根のそれぞれの現在
位置状態とに基づき、モータ用ドライバ6a,b,c,
d に指示するための最適な目標値を演算し出力する。
【0010】操作器9は、リモコンカッタースポットラ
イトを遠方から操作するためのものであり、図4に示す
ような卓上据え置き型にされている。操作器9は、第1
カッター羽根操作部9a と第2カッター羽根操作部9b
と第3カッター羽根操作部9 c と第4カッター羽根操作
部9d とを備え、投光開口部4の周囲に90度間隔で配
設された4組のカッター羽根ユニット5a,b,c,d
を、それぞれ独立に且つ同時に駆動制御できるようにさ
れている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ようなリモコンカッタースポットライトにあっては、各
々のカッター羽根をそれぞれ独立に且つ同時に駆動制御
するには、カッター羽根1枚当たりの軸がスライド軸と
回動軸との2軸であるから、カッター羽根が4枚であれ
ば8軸を同時に駆動制御する必要がある。そのため、円
滑な動作で且つ高精度の位置決めを実現するためには複
雑なサーボ制御が必要となる。従って、デジタルサーボ
制御演算部に高速処理可能な高級なマイクロプロセッサ
ユニットを用いたり、デジタル演算処理を高速化するた
めのDSP(Digital Signal Processor)を用いたり、
あるいは、低速のマイクロプロセッサユニットを複数個
用いたりする必要があり、結果的にデジタルサーボ制御
演算部の容積増大を招き大型化してしまうとともにコス
ト増を招くという問題点があった。
【0012】本発明は上記の問題点を解決するために成
されたもので、その目的とするところは、小型で且つ安
価でありながら円滑な動作で高精度の位置決めを実現で
きる、優れたリモコンカッタースポットライトを提供す
ることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の問題点を
解決するために、請求項1記載の発明にあっては、スラ
イド駆動部の駆動するスライド軸と、回動駆動部の駆動
する回動軸と、スライド軸と回動軸との駆動するカッタ
ー羽根と、遠方からの操作制御信号に基づいてそれぞれ
のカッター羽根を駆動する駆動制御部とを備え、それぞ
れのカッター羽根にて投光開口部を部分的に遮光して各
種投光パターンを作りだすリモコンカッタースポットラ
イトにおいて、遠方からの操作制御信号に基づいて駆動
するカッター羽根を決定する駆動羽根決定手段と、駆動
羽根決定手段の決定したカッター羽根を駆動するスライ
ド駆動部および回動駆動部を選択して有効にする駆動羽
根選択手段と、駆動羽根選択手段の選択している間に駆
動羽根選択手段の選択したスライド駆動部および回動駆
動部に目標値を出力する目標値指令手段とを設けたこと
を特徴とする。
【0014】請求項2記載の発明にあっては、スライド
駆動部の駆動するスライド軸と、回動駆動部の駆動する
回動軸と、スライド軸と回動軸との駆動するカッター羽
根と、遠方からの操作制御信号に基づいてそれぞれのカ
ッター羽根を駆動する駆動制御部とを備え、それぞれの
カッター羽根にて投光開口部を部分的に遮光して各種投
光パターンを作りだすリモコンカッタースポットライト
において、遠方からの操作制御信号に基づいて全スライ
ド軸または全回動軸のいずれを駆動するのかを決定する
軸種決定手段と、軸種決定手段の決定した軸種の全駆動
部を選択して有効にする駆動部選択手段と、駆動部選択
手段の選択している間に駆動部選択手段の選択した軸種
の全ての駆動部に目標値を出力する目標値指令手段とを
設けたことを特徴とする。
【0015】
【作用】以上のように構成することにより、請求項1記
載の発明にあっては、駆動羽根決定手段は、遠方からの
操作制御信号に基づいて駆動するカッター羽根を決定
し、該決定したカッター羽根を駆動羽根選択手段に通知
する。すると、駆動羽根選択手段は、駆動羽根決定手段
から通知の受けたカッター羽根を駆動するスライド駆動
部および回動駆動部を選択して有効にする。そして、目
標値指令手段は、駆動羽根選択手段が、駆動羽根決定手
段の決定したカッター羽根を駆動するスライド駆動部お
よび回動駆動部を選択して有効にしている間に、駆動羽
根選択手段の選択したスライド駆動部および回動駆動部
に目標値を演算して出力する。
【0016】請求項2記載の発明にあっては、軸種決定
手段は、遠方からの操作制御信号に基づいて、全スライ
ド軸を駆動するのか、あるいは、全回動軸を駆動するの
かを決定し、該決定した結果を駆動部選択手段に通知す
る。すると、駆動部選択手段は、軸種決定手段から通知
の受けた軸種の全ての駆動部を有効にする。そして、目
標値指令手段は、駆動部選択手段が、軸種決定手段の決
定した軸種の全ての駆動部を選択して有効にしている間
に、駆動部選択手段の選択した軸種の全ての駆動部に目
標値を演算して出力する。
【0017】
【実施例】以下、本発明に係るリモコンカッタースポッ
トライトの第1実施例を図1に基づいて、第2実施例を
図2に基づいて、それぞれ詳細に説明する。
【0018】〔第1実施例〕図1は請求項1に記載した
本発明に係るリモコンカッタースポットライトの一実施
例を示すブロック図である。なお、図1にあっては、従
来の技術で説明したリモコンカッタースポットライトと
同等の部分には同じ符号を付してあるので、同等の部分
の詳細な説明は省略する。
【0019】図1に示すリモコンカッタースポットライ
トが従来のリモコンカッタースポットライトと異なり特
徴となるのは、駆動制御部として、駆動羽根決定手段7
0と、駆動羽根選択手段71と、目標値指令手段72と
を備える構成である。
【0020】駆動羽根決定手段70は、操作器9からの
操作制御信号を受信し、該操作制御信号に基づいて駆動
するカッター羽根を決定し、該決定したカッター羽根を
駆動羽根選択手段71と目標値指令手段72とに通知す
る。駆動羽根選択手段71は、駆動羽根決定手段70か
ら通知の受けたカッター羽根を駆動するスライド駆動部
および回動駆動部を選択して有効にする。
【0021】目標値指令手段72は、操作器9から伝送
される操作制御信号を受信するとともに駆動羽根決定手
段70からの通知を受け、該操作制御信号と駆動羽根決
定手段70の決定したカッター羽根に限定した現在位置
状態とに基づき、駆動羽根決定手段70の決定したカッ
ター羽根のモータ用ドライバに限定して指示するための
最適な目標値を演算し、駆動羽根選択手段71が駆動羽
根決定手段70の決定したカッター羽根を駆動するスラ
イド駆動部および回動駆動部を選択して有効にしている
間に、駆動羽根選択手段71の選択したスライド駆動部
および回動駆動部に前記目標値を出力する。
【0022】上述のように構成されるリモコンカッター
スポットライトは次のように動作する。すなわち、例え
ば、運用者が操作器9の第1カッター羽根操作部9a
操作すると、操作器9は第1カッター羽根操作部9a
操作されたことを示す操作制御信号をリモコンカッター
スポットライトに出力する。駆動羽根決定手段70と目
標値指令手段72とは、操作器9の出力する操作制御信
号を受信する。
【0023】すると、駆動羽根決定手段70は、第1カ
ッター羽根操作部9a が操作されたことを該操作制御信
号に基づいて認識し、これから駆動するのはカッター羽
根ユニット5a のカッター羽根52a (図5に示す)で
あると決定し、これから駆動するのはカッター羽根52
a である旨の通知を駆動羽根選択手段71に対して行
う。そして、これから駆動するのはカッター羽根52a
である旨の通知を受けた駆動羽根選択手段71は、スラ
イド軸モータ用ドライバ6a1, b1, c1, d1と回動
軸モータ用ドライバ6a2, b2, c2, d2との中の、
スライド軸モータ用ドライバ6a1と回動軸モータ用ドラ
イバ6a2とに対して有効状態になるよう指令を出力す
る。
【0024】一方、目標値指令手段72は、駆動羽根選
択手段71がスライド軸モータ用ドライバ6a1と回動軸
モータ用ドライバ6a2とを有効状態にしている間に、操
作器9の出力した操作制御信号とカッター羽根52a
現在位置状態とに基づき、予め設定された速度やステッ
プ量にてカッター羽根52a を駆動するための演算を実
行し、該演算結果であるスライド軸モータ用ドライバ6
a1と回動軸モータ用ドライバ6a2とに対する目標値を、
スライド軸モータ用ドライバ6a1, b1, c1 , d1
回動軸モータ用ドライバ6a2, b2, c2, d2とに一
斉に出力する。
【0025】すると、目標値指令手段72の一斉に出力
したスライド軸モータ用ドライバ6 a1と回動軸モータ用
ドライバ6a2とに対する目標値は、スライド軸モータ用
ドライバ6a1と回動軸モータ用ドライバ6a2とにのみ有
効に受信され、スライド軸モータ用ドライバ6a1と回動
軸モータ用ドライバ6a2とは該目標値に基づいて、スラ
イド軸モータ54a と回動軸モータ56a を回動する。
【0026】第2カッター羽根操作部9b と第3カッタ
ー羽根操作部9c と第4カッター羽根操作部9d とのそ
れぞれは、運用者により操作されていないので、スライ
ド軸モータ用ドライバ6b1, c1, d1と回動軸モータ
用ドライバ6b2, c2, d2とは休止状態であり、スラ
イド軸モータ54b,54c,54d と回動軸モータ56 b,
56c,56d とはブレーキのかかった状態になってお
り、カッター羽根52b,52c,52d は拘束されてい
る。
【0027】第1カッター羽根操作部9a の操作が終了
すると、駆動羽根決定手段70には操作器9の第1カッ
ター羽根操作部9a からの操作制御信号が入力されなく
なり、スライド軸モータ用ドライバ6a1と回動軸モータ
用ドライバ6a2とは休止状態となり、スライド軸モータ
54a と回動軸モータ56a とはブレーキのかかった状
態になる。以上のような動作は、第2カッター羽根操作
部9b と第3カッター羽根操作部9c と第4カッター羽
根操作部9d とにおいても同様である。
【0028】さて、運用者が直接手で操作器9を操作し
て、カッター羽根を操作する場合、同時に操作できるの
は、カッター羽根操作部9a,b,c,d の中の高々2
箇所までである。従って、操作器9において3箇所以上
のカッター羽根操作部が操作されようとも、駆動羽根決
定手段70は、多くても最近操作の開始された2箇所の
カッター羽根操作部の操作のみを認識して、該カッター
羽根操作部の操作である旨の情報を駆動羽根選択手段7
1や目標値指令手段72に対して出力するようにされて
いる。
【0029】つまり、駆動羽根選択手段71は、操作器
9の最近操作の開始された2箇所のカッター羽根操作部
の操作に対応する、カッター羽根のスライド軸モータ用
ドライバと回動軸モータ用ドライバとを有効状態と成
し、目標値指令手段72は多くとも4個のモータを駆動
するための目標値演算を行い、その結果を目標値指令と
して、2個のスライド軸モータ用ドライバと2個の回動
軸モータ用ドライバとの合計4個のドライバに出力す
る。
【0030】換言すれば、上述のリモコンカッタースポ
ットライトのシステム構成としては、4個のモータを同
時制御できる構成であればよいので、低クラスのマイク
ロプロセッサユニットを用いながら、円滑な動作で高精
度の位置決めを実現できるとともに、駆動制御部の部品
点数を減らすことができ、小型で安価なものにできる。
【0031】〔第2実施例〕図2は請求項2に記載した
本発明に係るリモコンカッタースポットライトの一実施
例を示すブロック図である。なお、図2にあっては、従
来の技術で説明したリモコンカッタースポットライトと
同等の部分には同じ符号を付してあるので、同等の部分
の詳細な説明は省略する。
【0032】図2に示すリモコンカッタースポットライ
トが従来のリモコンカッタースポットライトと異なり特
徴となるのは、駆動制御部として、軸種決定手段80
と、駆動部選択手段81と、目標値指令手段82とを備
える構成である。また、操作器9は、従来の技術で図4
を用いて説明したところの第1カッター羽根操作部9a
と第2カッター羽根操作部9b と第3カッター羽根操作
部9c と第4カッター羽根操作部9d とを備える他に、
新たにスライド操作部9e と回動操作部9f とを備える
構成である。
【0033】軸種決定手段80は、操作器9からの操作
制御信号を受信し、該操作制御信号に基づいて、全ての
スライド軸を駆動するのか、あるいは、全ての回動軸を
駆動するのかを決定し、該決定した結果を駆動部選択手
段81と目標値指令手段82とに通知する。駆動部選択
手段81は、軸種決定手段80から通知の受けた軸種の
全てのモータ駆動部を選択して有効にする。
【0034】目標値指令手段82は、操作器9から伝達
される操作制御信号を受信するとともに軸種決定手段8
0からの通知を受け、該操作制御信号と軸種決定手段8
0の決定した軸種に限定した現在位置状態とに基づき、
軸種決定手段80の決定した軸種に限定して指示するた
めの最適な目標値を演算し、駆動部選択手段81が軸種
決定手段80の決定した種別軸を駆動するモータ駆動部
を選択して有効にしている間に、駆動部選択手段81の
選択したモータ駆動部に前記目標値を出力する。
【0035】上述のように構成されるリモコンカッター
スポットライトは次のように動作する。すなわち、例え
ば、運用者が操作器9を操作していなければ、リモコン
カッタースポットライトは、スライド軸モータ用ドライ
バ6a1, b1, c1, d1と回動軸モータ用ドライバ6
a2, b2, c2, d2とは休止状態、すなわち、スライ
ド軸モータ54a,54b,54c,54d と回動軸モータ5
a,56b,56c,56 d とはブレーキのかかった状態に
なっている。
【0036】ここで、運用者が操作器9のスライド操作
部9e を操作すると、操作器9はスライド操作部9e
操作されたことを示す操作制御信号をリモコンカッター
スポットライトに出力する。すると、軸種決定手段80
と駆動部選択手段81とは、スライド操作部9e の操作
されたことを示す操作制御信号を受信する。
【0037】そこで、軸種決定手段80は、スライド操
作部9e の操作されたことを該操作制御信号に基づいて
認識し、これから駆動するのは、スライド軸モータ54
a,54b,54c,54d と回動軸モータ56a,56b,56
c,56d との中のスライド軸モータ54a,54b,54c,
54d であること、すなわち、全てのスライド軸につい
てであることを決定し、これから駆動するのは全てのス
ライド軸についてである旨の通知を駆動部選択手段81
に対して行う。
【0038】駆動部選択手段81は、これから駆動する
のは全てのスライド軸についてである旨の通知を受ける
と、スライド軸モータ用ドライバ6a1, b1, c1,
d1と回動軸モータ用ドライバ6a2, b2, c2, d2
の中の、スライド軸モータ用ドライバ6a1, b1,
c1, d1に対して、有効状態になるよう指令を出力す
る。
【0039】一方、目標値指令手段82は、駆動部選択
手段81がスライド軸モータ用ドライバ6a1, b1,
c1, d1を有効状態にしている間に、操作器9の出力し
た操作制御信号と全てのスライド軸の現在位置状態とに
基づき、予め設定された速度やステップ量にてスライド
軸モータ54a,54b,54c,54d を駆動するための演
算を実行し、該演算結果であるスライド軸モータ用ドラ
イバ6a1, b1, c1 , d1に対する目標値を、スライ
ド軸モータ用ドライバ6a1, b1, c1, d1と回動軸
モータ用ドライバ6a2, b2, c2, d2とに一斉に出
力する。
【0040】すると、目標値指令手段82の一斉に出力
したスライド軸モータ用ドライバ6 a1, b1, c1,
d1に対する目標値は、スライド軸モータ用ドライバ6
a1, b1, c1, d1にのみ有効に受信され、スライド
軸モータ用ドライバ6a1, b1 , c1, d1は該目標値
に基づいて、スライド軸モータ54a,54b,54c,54
d を回動する。このとき、回動軸モータ用ドライバ6
a2, b2, c2, d2は休止状態にあり、回動軸モータ
56a,56b,56c,56d はブレーキのかかった状態で
拘束されている。この場合の動作は、全ての回動軸が拘
束され静止していて全てのスライド軸が駆動するので、
機能的に投光パターンを相似的に拡大縮小するのに利用
すると便利である。
【0041】また、詳細な説明は省略するが、運用者が
操作器9の回動操作部9f を操作した場合は、全てのス
ライド軸が拘束され静止していて全ての回動軸が駆動す
るので、機能的に投光パターンを回転させながら相似的
に拡大縮小するのに利用すると便利である。
【0042】
【発明の効果】本発明のリモコンカッタースポットライ
トは上記のように構成したものであるから、請求項1記
載の発明にあっては、目標値指令手段は、いちどに全て
のカッター羽根の駆動を対象にするのではなく、駆動羽
根決定手段の決定するカッター羽根に限定しながら逐次
目標値演算を行うので、高速処理可能な高級なマイクロ
プロセッサを用いたりあるいはDSPなどを付加したり
しなくても、低速のマイクロプロセッサを用いて、小型
で且つ安価でありながら円滑な動作で高精度の位置決め
を実現できる、優れたリモコンカッタースポットライト
を提供できると言う効果を奏する。
【0043】請求項2記載の発明にあっては、目標値指
令手段は、いちどに全てのカッター羽根の駆動軸の駆動
を対象にするのではなく、軸種決定手段の決定する軸種
に限定しながら逐次目標値演算を行うので、高速処理可
能な高級なマイクロプロセッサを用いたりあるいはDS
Pなどを付加したりしなくても、低速のマイクロプロセ
ッサを用いて、小型で且つ安価でありながら円滑な動作
で高精度の位置決めを実現できるとともに、投光パター
ンの相似的な拡大縮小に便利な、優れたリモコンカッタ
ースポットライトを提供できると言う効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に記載した本発明に係るリモコンカッ
タースポットライトの一実施例を示すブロック図であ
る。
【図2】請求項2に記載した本発明に係るリモコンカッ
タースポットライトの一実施例を示すブロック図であ
る。
【図3】従来のリモコンカッタースポットライトを示す
ブロック図である。
【図4】リモコンカッタースポットライトの操作器を示
す斜視図である。
【図5】リモコンカッタースポットライトのカッター羽
根ユニットを示す斜視図である。
【図6】カッタースポットライトを示す外観斜視図であ
る。
【図7】カッタースポットライトのカッター羽根を説明
する正面図である。
【符号の説明】
4 投光開口部 6a1 スライド駆動部 6b1 スライド駆動部 6c1 スライド駆動部 6d1 スライド駆動部 6a2 回動駆動部 6b2 回動駆動部 6c2 回動駆動部 6d2 回動駆動部 70 駆動羽根決定手段 71 駆動羽根選択手段 72 目標値指令手段 80 軸種決定手段 81 駆動部選択手段 82 目標値指令手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スライド駆動部の駆動するスライド軸
    と、回動駆動部の駆動する回動軸と、スライド軸と回動
    軸との駆動するカッター羽根と、遠方からの操作制御信
    号に基づいてそれぞれのカッター羽根を駆動する駆動制
    御部とを備え、それぞれのカッター羽根にて投光開口部
    を部分的に遮光して各種投光パターンを作りだすリモコ
    ンカッタースポットライトにおいて、遠方からの操作制
    御信号に基づいて駆動するカッター羽根を決定する駆動
    羽根決定手段と、駆動羽根決定手段の決定したカッター
    羽根を駆動するスライド駆動部および回動駆動部を選択
    して有効にする駆動羽根選択手段と、駆動羽根選択手段
    の選択している間に駆動羽根選択手段の選択したスライ
    ド駆動部および回動駆動部に目標値を出力する目標値指
    令手段とを設けたことを特徴とするリモコンカッタース
    ポットライト。
  2. 【請求項2】 スライド駆動部の駆動するスライド軸
    と、回動駆動部の駆動する回動軸と、スライド軸と回動
    軸との駆動するカッター羽根と、遠方からの操作制御信
    号に基づいてそれぞれのカッター羽根を駆動する駆動制
    御部とを備え、それぞれのカッター羽根にて投光開口部
    を部分的に遮光して各種投光パターンを作りだすリモコ
    ンカッタースポットライトにおいて、遠方からの操作制
    御信号に基づいて全スライド軸または全回動軸のいずれ
    を駆動するのかを決定する軸種決定手段と、軸種決定手
    段の決定した軸種の全駆動部を選択して有効にする駆動
    部選択手段と、駆動部選択手段の選択している間に駆動
    部選択手段の選択した軸種の全ての駆動部に目標値を出
    力する目標値指令手段とを設けたことを特徴とするリモ
    コンカッタースポットライト。
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