JPH08321153A - 光ディスク用キャリア - Google Patents

光ディスク用キャリア

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JPH08321153A
JPH08321153A JP264796A JP264796A JPH08321153A JP H08321153 A JPH08321153 A JP H08321153A JP 264796 A JP264796 A JP 264796A JP 264796 A JP264796 A JP 264796A JP H08321153 A JPH08321153 A JP H08321153A
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JP
Japan
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carrier
optical disk
opening
optical
optical disc
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP264796A
Other languages
English (en)
Inventor
Miyozo Maeda
巳代三 前田
Takehiko Numata
健彦 沼田
Yoshiyuki Nanba
義幸 難波
Masaru Zenitani
優 銭谷
Yusaku Sakai
雄作 酒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、光ディスクを必要に応じてキャリ
ア内から取り出し可能な光ディスク用キャリアを提供す
ることを目的とする。 【構成】 光ディスク用キャリアは第1の開口を有する
ロワーシェル8と、第2の開口を有するロワーシェル8
に固定されたアッパーシェル30を含んでいる。キャリ
ア内にはシャッタ4が固定されたスライダ22がスライ
ド可能に収容されており、シャッタはスプリングにより
閉位置方向に付勢されている。光ディスク用キャリアは
更に、スライダ22のスライド方向と平行な軸線回りに
アッパーシェル30に枢動可能に取り付けられた可動シ
ェル32を含んでいる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光ディスク用キャリ
アに関する。本明細書で使用する光ディスクという用語
は光磁気ディスクも含むものとする。
【0002】光ディスクはコンピュータの外部記憶装置
の一つとして使用されている。特に3.5インチサイズ
の光磁気ディスクを駆動する小型光磁気ディスク装置
は、光磁気ディスクの持つ可換性・可搬性とサイズが手
頃なことからパーソナルコンピュータの記憶装置として
急速に広まりつつある。
【0003】3.5インチサイズの光磁気ディスクはデ
ィスク一枚で230メガバイトの容量を有しており、コ
ードデータを扱うには十分な容量である。また、画像デ
ータや動画等のマルチメディアを扱うにも十分な容量を
有しており、今後ますます普及すると考えられる。
【0004】
【従来の技術】光磁気ディスクは既に大量普及している
マイクロフロッピーディスクカートリッジとほぼ同じサ
イズで、厚さだけが2倍の約6mmのキャリア(カート
リッジ)に入っている。これは光磁気ディスクを塵埃や
指紋等の汚れから守るためである。
【0005】コンパクトディスク(CD)と異なり光磁
気ディスクにおいてはデータを記録可能であり、記録時
の方が再生時より汚れの影響を受けやすいため、光磁気
ディスクはキャリア内に収容されている。
【0006】光磁気ディスクは記録再生可能なメモリで
あると同時に、大量頒布媒体としての利用も可能であ
る。これは光磁気ディスクのデータ領域の一部に凹凸の
ピットとして情報を記録する、所謂パーシャルROMを
用いることにより可能となる。
【0007】このようなパーシャルROMは光ディスク
の基板を形成する際に大量コピーが可能である。パーシ
ャルROM光ディスクをキャリア内に挿入して組み立て
ることにより光ディスクカートリッジが完成する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】パーシャルROM光デ
ィスクを頒布するにあたり、光ディスクを収容するキャ
リアの厚さが6mmもあり容積が大きくなる。また、頒
布した情報の改版を行う際には、通常光ディスク全体の
重量の80%を占めるキャリアごと光ディスクを廃棄す
ることになる。
【0009】これは、環境保護の観点からも好ましくな
い。このキャリアは通常アッパーシェル及びロワーシェ
ルから構成されており、工場出荷時にこれらのシェル中
に光ディスクを挿入した後、ネジ止めにより組み立てら
れる。キャリア中にはスプリング等の部品が収容されて
おり、キャリアを分解して光ディスクを交換するには不
向きである。
【0010】現在市販されている光ディスクキャリアで
は、光ディスクをキャリアから取り出すのは困難であ
る。これが実現したと仮定すると、光ディスク単体で運
送可能となる。
【0011】しかし、光ディスク単体で郵送する際に光
ディスクの中央部にハブが形成されているため、光ディ
スクに凹凸が生じ障害が発生する可能性がある。例え
ば、封筒に入れて郵送する場合、光ディスクの上に多く
の郵便物等が積み重ねられたときに、ディスク単体だと
変形する可能性がある。
【0012】故に本発明の目的は、光ディスクを必要に
応じてキャリア内から取り出し可能な光ディスク用キャ
リアを提供することである。本発明の他の目的は、光デ
ィスク単体を郵送等により運送する際に、ディスクの変
形及び障害を防止可能な光ディスク用運送キャリアを提
供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明によると、第1の
開口を有するロワーシェルと;前記第1の開口に概略対
応する位置に第2の開口を有する前記ロワーシェルに固
定されたアッパーシェルと;前記ロワーシェル及びアッ
パーシェル内にスライド可能に収容されたスライダと;
前記スライダに固定された前記第1及び第2の開口を開
閉するシャッタと;前記シャッタを閉位置方向に付勢す
るスプリングと;前記スライダのスライド方向と平行な
軸線回りに前記アッパーシェルに枢軸回動可能に取り付
けられた可動シェルと;前記可動シェルを前記ロワーシ
ェルに取り外し可能に固定する固定手段と;を具備した
ことを特徴とする光ディスク用キャリアが提供される。
【0014】好ましくは、可動シェルの枢軸回動取付位
置は、キャリアの横方向中心線から第1及び第2開口位
置方向にオフセットしている。可動シェルはアッパーシ
ェルに対して開閉可能であるため、光ディスクをキャリ
アから容易に取り出すことができる。
【0015】本発明の他の側面によると、中心部分に円
形ハブを有する光ディスク用運送キャリアであって、前
記円形ハブに丁度嵌合する中心穴を有し、前記ハブの高
さと概略同等又はそれ以上の厚さを有する光ディスクの
外径以上の大きさのプレートから成る光ディスク用キャ
リアが提供される。
【0016】好ましくは、中心穴の周辺には複数の切り
込みが形成されている。光ディスク用運送キャリアは好
ましくは四角形状をしており、光ディスクのデータ領域
に対応する部分に浅い溝が形成されている。
【0017】キャリアから取り出した光ディスクを郵送
する際には、光ディスクの円形ハブを光ディスク用運送
キャリアの中心穴に嵌合する。これにより、光ディスク
に変形等が発生するのを防止することができる。
【0018】本発明の更に他の側面によると、光ディス
クを保持する光ディスク用キャリアであって、中心部分
から一方向に伸長する開口と、光ディスクを収容する円
形溝とを有するキャリア本体と;該キャリア本体とヒン
ジ部分で前記開口と反対側で一体的に連結されたカバー
とを具備し;前記カバーは係止用の突起を有しており、
前記キャリア本体は前記係止用の突起が係止される穴を
有していることを特徴とする光ディスク用キャリアが提
供される。
【0019】本発明の更に他の側面によると、光ディス
クを保持する光ディスク用キャリアであって、中心部分
から一方向に伸長する開口と、光ディスクを収容する円
形溝とを有するキャリア本体と;前記円形溝中に収容さ
れた光ディスクと干渉しない退避位置と、該光ディスク
を円形溝中で押さえる押さえ位置との間で移動可能に前
記キャリア本体に回動可能に取り付けられたフック部材
とを具備したことを特徴とする光ディスク用キャリアが
提供される。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の特徴を一層明らかにする
ために、まず図1及び図2を参照して、通常の光ディス
ク用キャリア(光ディスクカートリッジ)の構造につい
て説明する。
【0021】光ディスク用キャリア2はロワーシェル8
及びアッパーシェル18を含んでいる。ロワーシェル8
は第1の開口10と光ディスクの形状に概略対応した浅
い溝12を有している。
【0022】アッパーシェル18は第1の開口10より
小さな第2の開口20と、ラベルを貼付する部分6を有
している。シャッタ4は第1の開口10を開閉する第1
部分4aと、第1部分4aと一体的に形成された第2の
開口20を開閉する第2部分4bを有している。
【0023】シャッタ4はネジ24によりスライダ22
に固定される。ロワーシェル8は複数のネジ28により
アッパーシェル18に固定される。スライダ22がこの
ように組み立てられたロワーシェル8及びアッパーシェ
ル18内をスライドすると、シャッタ4が第1及び第2
の開口10,20を開閉する。
【0024】シャッタ4はロワーシェル8及びアッパー
シェル18内に収容されたスプリング26により、第1
及び第2の開口10,20を閉じる方向に付勢されてい
る。16はライトプロテクタであり、このライトプロテ
クタ16によりロワーシェル8の開口14を閉じること
により、光ディスクの書き換えを防止することができ
る。
【0025】図3及び図4は本発明第1実施例の斜視図
及び分解斜視図をそれぞれ示している。本実施例の説明
において、上述した従来例と実質的に同一構成部分につ
いては同一符号を付し、重複を避けるためその説明を省
略する。
【0026】第2の開口20を有するアッパーシェル3
0には、スライダ22のスライド方向と平行な軸線回り
に枢軸回動可能に可動シェル32が取り付けられてい
る。可動シェル32の枢軸回動取付位置は、可動シェル
32による開口を大きく取るために、キャリア2Aの横
方向中心線から第2の開口20方向へオフセットしてい
る。工場出荷時に、光ディスク34をキャリア2A内に
収容し、複数のネジ28でロワーシェル8をアッパーシ
ェル30に対して固定する。
【0027】図5は可動シェルを取り外した状態の第1
実施例斜視図を示しており、図6はヒンジ部分の分解側
面図を示している。アッパーシェル30のブラケット3
6には丸穴38aと、この丸穴38aに連続する長穴3
8bが形成されている。
【0028】一方、図6及び図7を参照すると明らかな
ように、可動シェル32には係合突起40が一体的に形
成されている。係合突起40は首40aと、円形ヘッド
40bを有している。
【0029】可動シェル32の係合突起40をアッパー
シェル30のブラケット36の外側から丸穴38a内に
挿入し、次いで係合突起40を長穴38b内にスライド
させることにより、可動シェル32が枢軸回動可能にア
ッパーシェル30に取り付けられる。
【0030】図8及び図9を参照すると、可動シェルの
固定手段の一例が示されている。ロワーシェル8に突起
42が一体的に形成されている。可動シェル32にも突
起44が一体的に形成されており、可動シェル32の側
壁32aと突起44との間にロワーシェル8の突起42
が嵌合することにより、可動シェル32が取り外し可能
にロワーシェル8に固定される。
【0031】図10はキャリア2Aに光ディスク34を
挿入する状態を示している。可動シェル32がロワーシ
ェル8に対して開閉可能であるので、光ディスク34を
容易にキャリア2A中に挿入したり、キャリア2Aから
取り出したりすることができる。さらに、ロワーシェル
8を平板状に形成することにより、光ディスクのキャリ
ア2A内への挿抜を容易にしている。
【0032】再生専用の光ディスクのみをキャリア2A
中に挿入する場合には、符号17で示すようにロワーシ
ェル8の穴14(図4参照)を閉じておけばよい。従っ
て、ライトプロテクタを設ける必要がなく、部品点数を
減らすことができる。
【0033】上述した第1実施例のキャリア2Aを使用
することにより、光ディスクをキャリア2A中から容易
に取り出すことができ、光ディスク単体で運送可能であ
る。ディスク単体で郵送する際に、中心部分に形成され
た円形ハブがディスク表面から突出しているため、障害
を起こす可能性がある。
【0034】また、封筒に入れて光ディスクを郵送する
場合、上に多くの郵便物が積み重ねられたときに、ディ
スク単体だとハブが突出しているためにディスクが変形
する可能性がある。
【0035】そこで、以下に説明するような運送用キャ
リアを使用するのが望ましい。図11に示すように、光
ディスク34の円形ハブ34aの外径とほぼ同じ内径の
穴47を有する紙、プラスチック等から形成された板4
6を運送用キャリアとして使用する。
【0036】光ディスク34のハブ34aをキャリア4
6の穴47中に挿入することにより、光ディスク34の
変形を避けることができる。キャリア46の厚さはハブ
34aの高さ以上であればよく、効率の点からハブ高さ
とほぼ同じであることが望ましい。また、キャリア46
の外形は擦れ等が生じないように、ディスク34の外径
よりも大きいことが必要である。
【0037】キャリア46の外形は、四角形状であるの
が好ましい。外形が四角形であれば封筒等に挿入した場
合に回転方向のずれが生じにくくなるため、ディスクの
擦れ等が更に生じにくくなる。
【0038】図12に示すように、キャリア46Aの穴
47の周辺部分に複数の切り込み48を入れることによ
り、キャリア46Aの穴47の周辺部が変形しやすくな
る。これにより、光ディスク34をキャリア46Aに強
固に固定することができる。
【0039】図13に示すように、光ディスク34のデ
ータ領域に対応するキャリア46Bの部分に浅い溝49
を形成したことにより、光ディスク34に力が加わって
も、ディスクのデータ面に傷が付くことを防止できる。
【0040】更に、図14及び図15に示すように、光
ディスク34の外径より大きな部分50を高くしたキャ
リア46Cにより、光ディスクを更に有効に保護するこ
とができる。
【0041】キャリアの板厚を厚くすることによって
も、光ディスクを有効に保護することができる。厚い部
分50はディスクの外周を囲む形になっていなくてもよ
く、図14に示すキャリア46Cの四隅のみでも効果は
ある。
【0042】次に図16〜図20を参照して本発明第6
実施例の光ディスク用キャリア(光ディスクカートリッ
ジ)について説明する。主に図16及び図17を参照す
ると、キャリア52はキャリア本体54と、このキャリ
ア本体54にヒンジ部70で一体的に連結されたカバー
68とから構成される。
【0043】キャリア52は、例えば樹脂のモールド成
形により一体成形される。キャリア本体54はその中心
部分から一方向に伸長する開口55を有している。この
開口55中に光ディスク装置のスピンドルが挿入され、
またこの開口55を介してレーザビームがキャリア52
中に収容された光ディスクに照射される。
【0044】開口55の周囲の一部分にはC形状のディ
スク支持突起56が形成されている。このディスク支持
突起56中に図11に示した光ディスク34の円形ハブ
34aが挿入され、光ディスク34がディスク支持突起
56により支持される。キャリア本体54は更に、光デ
ィスクの形状に概略対応した浅い円形溝58を有してい
る。
【0045】キャリア52の円形溝58中への光ディス
クの収容及び取り外しを容易にするために、キャリア本
体54の外周部には円形溝58に臨んだ2個の凹み部分
60,62が形成されている。
【0046】これらの凹み部分60,62が設けられて
いるために、光ディスクの記録再生面に手を触れること
なく、光ディスクの外周を手で支持した状態で光ディス
クをキャリア52の円形溝58中に着脱することができ
る。
【0047】図17及び図19に示されているように、
キャリア本体54は2個の係止穴64,66を有してい
る。上述したように、カバー68はヒンジ部分70によ
りキャリア本体54に一体的に連結されている。
【0048】ヒンジ部分70はキャリア本体54のエッ
ジに概略整列した薄肉部70aを有しており、この薄肉
部70aに沿ってカバー68がキャリア本体54に対し
て折り畳まれる。
【0049】本実施例のカバー68はヒンジ部分70の
薄肉部70aに沿ってキャリア本体54に対して繰り返
して開閉可能である。カバー68にはキャリア54の穴
64,66中に挿入され、カバー68をキャリア本体5
4に対して折り畳んだ状態で固定する2個の係止用の突
起(ピン)72,74が形成されている。カバー68に
は更に、光ディスク押さえ用突起76が一体的に形成さ
れている。
【0050】本実施例では、カバー68はキャリア52
の円形溝58中に収容された光ディスクを概略半分ほど
覆うように形状付けられている。これは、本実施例が光
磁気ディスク用のキャリアであるためであり、カバー6
4で覆われない部分を設けることによりバイアス磁界の
印加を容易にしている。
【0051】しかして、光ディスクをキャリア52中に
収容するには、光ディスクの外周を手で支持した状態で
支持部分をキャリア本体54の凹み部分60,62に合
わせるようにして、光ディスクをキャリア本体54の円
形溝58中に収容する。
【0052】このとき、図11に示した光ディスク34
の円形ハブ34aは開口55中に挿入され、光ディスク
34はC形状ディスク支持突起56により支持される。
これにより、光ディスクのデータ面(記録再生面)がキ
ャリア52に接触することが防止される。
【0053】次いで、カバー68の係止用突起72,7
4をキャリア本体54の穴64,66に係止することに
より、カバー68が折り畳んだ状態でキャリア本体54
に固定され、これによりキャリア52からの光ディスク
の脱落が防止される。この状態でキャリア52が光ディ
スク装置中に挿入され、光ディスクに対してデータの読
み書きが行われる。
【0054】上述した第6実施例では、キャリア本体5
4中に穴64,66を設け、カバー68に係止用突起7
2,74を設けているが、キャリア本体54に係止用突
起を設け、カバー68に係止用突起が挿入される穴を形
成するようにしてもよい。
【0055】次に図21〜図26を参照して本発明第7
実施例の光ディスクキャリアについて説明する。主に図
21及び図22を参照すると、光ディスクキャリア(光
ディスクカートリッジ)82は、例えば樹脂モールド成
形されたキャリア本体84を含んでいる。
【0056】キャリア本体84には、上述した第6実施
例と同様に開口85、C形状ディスク支持突起86、光
ディスクを収容する円形溝88及び一対の凹み部分9
0,92が形成されている。
【0057】キャリア本体84は更に、円形溝88に連
続した一対のフック収容溝94,96を有している。こ
れらのフック収容溝94,96中にフック98,100
がそれぞれ回動可能に収容されている。
【0058】即ち、各フック98,100はキャリア本
体84に固定されたピン102周りに、円形溝88中に
収容された光ディスクと干渉しない退避位置と、光ディ
スクを円形溝88中で押さえる押さえ位置との間で回動
可能なようにキャリア本体84に取り付けられている。
【0059】各フック98,100は係止用の穴を有し
ており、各フック収容溝94,96中には各フック9
8,100の穴に係合して各フック98,100を円形
溝88中に収容された光ディスクと干渉しない退避位置
に固定する第1係止突起104と、光ディスクを円形溝
88中で押さえる押さえ位置に固定する第2係止突起1
06が設けられている。
【0060】図22及び図25に示されているように、
各フック98,100の操作を容易にするために、各フ
ック収容溝94,96に連続してキャリア本体84に座
ぐり部108,110がそれぞれ設けられている。
【0061】然して、光ディスクをキャリア82に装着
する際には、まず各フック98,100をその退避位置
に固定する。次いで、光ディスクの外周を手で支持しな
がら、この支持部分をキャリア本体84の凹み部分9
0,92に合わせるようにして光ディスクをキャリア8
2の円形溝88中に装着する。
【0062】このとき、図11に示した光ディスク34
の円形ハブ34aは開口85中に挿入され、光ディスク
34はC形状ディスク支持突起86により支持される。
これにより、光ディスクのデータ面がキャリア82と接
触することが防止される。
【0063】光ディスクをキャリア82の円形溝88中
に収容したら、フック98,100をそれぞれ退避位置
から押さえ位置まで回動して、第2係止突起106を各
フック98,100の穴に係止する。
【0064】これにより、各フック98,100は押さ
え位置で固定されたことになり、フック98,100に
より押さえられた光ディスクのキャリア82からの脱落
が防止される。
【0065】この状態でキャリア82が光ディスク装置
内に挿入され、光ディスクに対してのデータの読み書き
が実行される。光ディスクをキャリア82から取り外し
たい場合には、各フック108,100を退避位置に回
動することにより、光ディスクをキャリア82から容易
に取り外すことができ、新たな光ディスクをキャリア8
2に再装着することができる。
【0066】本実施例の光ディスク用キャリアは、キャ
リア本体84とキャリア本体84に回動可能に取り付け
られたフック98,100のみから構成されるため、非
常に安価に製造することができる。また、キャリアに対
する光ディスクの差し替えも容易である。
【0067】
【発明の効果】本発明によると、光ディスクを必要に応
じてキャリア内から取り出し可能であるため、光ディス
クを郵送等により運搬する際にかさばらず便利である。
【0068】また、本発明の運送用キャリアを使用する
ことにより、光ディスク単体を郵送等により運送する際
に、ディスクの変形及び障害を防止可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例斜視図である。
【図2】従来例分解斜視図である。
【図3】本発明第1実施例の斜視図である。
【図4】第1実施例分解斜視図である。
【図5】可動シェルを取り外した状態の第1実施例斜視
図である。
【図6】ヒンジ部分の分解側面図である。
【図7】可動シェルのヒンジ部分を示す平面図である。
【図8】可動シェルの固定手段を示す図である。
【図9】可動シェルの固定手段断面図である。
【図10】光ディスクを挿入する状態を示す第1実施例
斜視図である。
【図11】第2実施例斜視図である。
【図12】第3実施例斜視図である。
【図13】第4実施例断面図である。
【図14】第5実施例斜視図である。
【図15】第5実施例断面図である。
【図16】第6実施例斜視図である。
【図17】第6実施例平面図である。
【図18】図17の18−18線断面図である。
【図19】図17の19−19線断面図である。
【図20】図17の20−20線断面図である。
【図21】第7実施例斜視図である。
【図22】第7実施例平面図である。
【図23】図22の23−23線断面図である。
【図24】図22の24−24線断面図である。
【図25】図22の25−25線断面図である。
【図26】図22の26−26線断面図である。
【符号の説明】
4 シャッタ 8 ロワーシェル 10 第1の開口 20 第2の開口 22 スライダ 26 スプリング 30 アッパーシェル 32 可動シェル 34 光ディスク
フロントページの続き (72)発明者 難波 義幸 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 銭谷 優 山形県東根市大字東根元東根字大森5400番 2(番地なし) 株式会社山形富士通内 (72)発明者 酒井 雄作 山形県東根市大字東根元東根字大森5400番 2(番地なし) 株式会社山形富士通内

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の開口を有するロワーシェルと;前
    記第1の開口に概略対応する位置に第2の開口を有する
    前記ロワーシェルに固定されたアッパーシェルと;前記
    ロワーシェル及びアッパーシェル内にスライド可能に収
    容されたスライダと;前記スライダに固定された前記第
    1及び第2の開口を開閉するシャッタと;前記スライダ
    のスライド方向と平行な軸線回りに前記アッパーシェル
    に回動可能に取り付けられた可動シェルと;前記可動シ
    ェルを前記ロワーシェルに取り外し可能に固定する固定
    手段と;を具備したことを特徴とする光ディスク用キャ
    リア。
  2. 【請求項2】 前記可動シェルの回動取付位置は前記キ
    ャリアの横方向中心線から前記第1及び第2開口方向に
    オフセットしている請求項1記載の光ディスク用キャリ
    ア。
  3. 【請求項3】 中心部分に円形ハブを有する光ディスク
    を運送する際に使用する光ディスク用運送キャリアであ
    って、 前記円形ハブに丁度嵌合する中心穴を有し、前記ハブの
    高さと概略同等又はそれ以上の厚さを有する光ディスク
    の外径以上の大きさのプレートから成ることを特徴とす
    る光ディスク用運送キャリア。
  4. 【請求項4】 前記中心穴の周辺に円周方向に離間した
    複数の切り込みを有することを特徴とする請求項3記載
    の光ディスク用運送キャリア。
  5. 【請求項5】 概略四角形状の外形を有していることを
    特徴とする請求項4記載の光ディスク用運送キャリア。
  6. 【請求項6】 光ディスクのデータ領域に相当する部分
    に浅い溝を有することを特徴とする請求項5記載の光デ
    ィスク用運送キャリア。
  7. 【請求項7】 光ディスクの外径よりも外側の部分の厚
    さが光ディスクの厚さ以上であることを特徴とする請求
    項6記載の光ディスク用運送キャリア。
  8. 【請求項8】 光ディスクを保持する光ディスク用キャ
    リアであって、 中心部分から一方向に伸長する開口と、光ディスクを収
    容する円形溝とを有するキャリア本体と;該キャリア本
    体とヒンジ部分で前記開口と反対側で一体的に連結され
    たカバーとを具備し;前記カバーは係止用の突起を有し
    ており、前記キャリア本体は前記係止用の突起が係止さ
    れる穴を有していることを特徴とする光ディスク用キャ
    リア。
  9. 【請求項9】 光ディスクの外周を手で支持した状態で
    前記円形溝中に光ディスクを着脱可能とするために、前
    記キャリア本体はその外周部に前記円形溝に臨む少なく
    とも2つの凹み部分を有している請求項8記載の光ディ
    スク用キャリア。
  10. 【請求項10】 前記光ディスクは中心部分に円形ハブ
    を有しており、前記キャリア本体は前記開口の周囲の一
    部分に前記円形ハブの開口中への挿入を許容して、前記
    光ディスクを支持するディスク支持突起を有している請
    求項8記載の光ディスク用キャリア。
  11. 【請求項11】 光ディスクを保持する光ディスク用キ
    ャリアであって、 中心部分から一方向に伸長する開口と、光ディスクを収
    容する円形溝とを有するキャリア本体と;該キャリア本
    体とヒンジ部分で前記開口と反対側で一体的に連結され
    たカバーとを具備し;前記キャリア本体は係止用の突起
    を有しており、前記カバーは前記係止用の突起が係止さ
    れる穴を有していることを特徴とする光ディスク用キャ
    リア。
  12. 【請求項12】 光ディスクの外周を手で支持した状態
    で前記円形溝中に光ディスクを着脱可能とするために、
    前記キャリア本体はその外周部に前記円形溝に臨む少な
    くとも2つの凹み部分を有している請求項11記載の光
    ディスク用キャリア。
  13. 【請求項13】 前記光ディスクは中心部分に円形ハブ
    を有しており、前記キャリア本体は前記開口の周囲の一
    部分に前記円形ハブの開口中への挿入を許容して、前記
    光ディスクを支持するディスク支持突起を有している請
    求項11記載の光ディスク用キャリア。
  14. 【請求項14】 光ディスクを保持する光ディスク用キ
    ャリアであって、 中心部分から一方向に伸長する開口と、光ディスクを収
    容する円形溝とを有するキャリア本体と;前記円形溝中
    に収容された光ディスクと干渉しない退避位置と、該光
    ディスクを円形溝中で押さえる押さえ位置との間で移動
    可能に、前記キャリア本体に回動可能に取り付けられた
    フック部材とを具備したことを特徴とする光ディスク用
    キャリア。
  15. 【請求項15】 前記フック部材は係止穴を有してお
    り、前記キャリア本体は前記係止穴に挿入することによ
    り前記フック部材を前記退避位置で係止する第1係止突
    起と、前記押さえ位置で係止する第2係止突起とを有し
    ている請求項14記載の光ディスク用キャリア。
  16. 【請求項16】 光ディスクの外周を手で支持した状態
    で前記円形溝中に光ディスクを着脱可能とするために、
    前記キャリア本体はその外周部に前記円形溝に臨む少な
    くとも2つの凹み部分を有している請求項14記載の光
    ディスク用キャリア。
  17. 【請求項17】 前記光ディスクは中心部分に円形ハブ
    を有しており、前記キャリア本体は前記開口の周囲の一
    部分に前記円形ハブの開口中への挿入を許容して、前記
    光ディスクを支持するディスク支持突起を有している請
    求項14記載の光ディスク用キャリア。
JP264796A 1995-03-17 1996-01-10 光ディスク用キャリア Withdrawn JPH08321153A (ja)

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JP7-59548 1995-03-17
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