JPH08320998A - レーンマーカ検出装置 - Google Patents
レーンマーカ検出装置Info
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- JPH08320998A JPH08320998A JP7126139A JP12613995A JPH08320998A JP H08320998 A JPH08320998 A JP H08320998A JP 7126139 A JP7126139 A JP 7126139A JP 12613995 A JP12613995 A JP 12613995A JP H08320998 A JPH08320998 A JP H08320998A
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- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims abstract description 83
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 claims description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 20
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 13
- 238000000605 extraction Methods 0.000 description 5
- 230000002542 deteriorative effect Effects 0.000 description 2
- 238000011156 evaluation Methods 0.000 description 2
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 238000003708 edge detection Methods 0.000 description 1
- XOFYZVNMUHMLCC-ZPOLXVRWSA-N prednisone Chemical compound O=C1C=C[C@]2(C)[C@H]3C(=O)C[C@](C)([C@@](CC4)(O)C(=O)CO)[C@@H]4[C@@H]3CCC2=C1 XOFYZVNMUHMLCC-ZPOLXVRWSA-N 0.000 description 1
- 230000009466 transformation Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Closed-Circuit Television Systems (AREA)
- Traffic Control Systems (AREA)
- Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)
- Image Analysis (AREA)
- Image Processing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】ウィンドウ内に存在する全てのエッジ点の画素
数と、検出直線上に存在するエッジ点の画素数に基づい
て検出直線の確からしさを算出し、この算出結果を用い
てレーンマーカ検出を実行することで、レーンマーカの
検出精度を高める。 【構成】カメラから前方道路画像を入力し(S1)、閾
値処理によりエッジ点の抽出を行う(S2)。次に、画
面上にウィンドウの設定を行い(S4)、ウィンドウ内
でエッジ点数が最大値を示す線分を検出することで検出
直線を決定する(S4)。更に、ウィンドウ内に存在す
るノイズ成分も含めた全エッジ点を算出する(S5)。
次に、検出直線上のエッジ点数の全エッジ点数に対する
割合を算出して検出直線の確からしさを算出する(S
6)。
数と、検出直線上に存在するエッジ点の画素数に基づい
て検出直線の確からしさを算出し、この算出結果を用い
てレーンマーカ検出を実行することで、レーンマーカの
検出精度を高める。 【構成】カメラから前方道路画像を入力し(S1)、閾
値処理によりエッジ点の抽出を行う(S2)。次に、画
面上にウィンドウの設定を行い(S4)、ウィンドウ内
でエッジ点数が最大値を示す線分を検出することで検出
直線を決定する(S4)。更に、ウィンドウ内に存在す
るノイズ成分も含めた全エッジ点を算出する(S5)。
次に、検出直線上のエッジ点数の全エッジ点数に対する
割合を算出して検出直線の確からしさを算出する(S
6)。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高速道路等の走行車線
領域が示されている道路を自車両が走行している状況に
おいて、自車両の走行車線領域を示すレーンマーカを検
出するレーンマーカ検出装置に関し、特に、レーンマー
カ検出精度の向上を図る技術に関する。
領域が示されている道路を自車両が走行している状況に
おいて、自車両の走行車線領域を示すレーンマーカを検
出するレーンマーカ検出装置に関し、特に、レーンマー
カ検出精度の向上を図る技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のレーンマーカ検出装置としては、
例えば、特開平4−311211号公報等に開示されて
いるものがある。これは、自車両に搭載したカメラ等に
より撮像した自車両前方の走行路画像に対してエッジ抽
出処理を施したエッジ画像中に、例えば台形の小領域
(以下、ウィンドウとする)を、画像の左右に現れるレ
ーンマーカが含まれるように設定する。次に、ウィンド
ウの上底の任意の1点と下底の任意の1点を結ぶ線分上
の画素の濃度値の和を、上底の各点と下底の各点を結ん
でできる全ての線分に関して算出する。そして、濃度値
の和が最大となった線分をウィンドウ内に存在する直線
として検出し、これをレーンマーカと認識する。
例えば、特開平4−311211号公報等に開示されて
いるものがある。これは、自車両に搭載したカメラ等に
より撮像した自車両前方の走行路画像に対してエッジ抽
出処理を施したエッジ画像中に、例えば台形の小領域
(以下、ウィンドウとする)を、画像の左右に現れるレ
ーンマーカが含まれるように設定する。次に、ウィンド
ウの上底の任意の1点と下底の任意の1点を結ぶ線分上
の画素の濃度値の和を、上底の各点と下底の各点を結ん
でできる全ての線分に関して算出する。そして、濃度値
の和が最大となった線分をウィンドウ内に存在する直線
として検出し、これをレーンマーカと認識する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のレーンマーカ検出装置にあっては、以下のよ
うな問題点があった。即ち、図13(b)に示すように、
エッジ画像中のウィンドウ内に、検出したいレーンマー
カの特徴以外のノイズ成分が多く残っている場合には、
検出したい直線の線分の濃度値の和よりも大きい値とな
る線分が存在する可能性がある。
うな従来のレーンマーカ検出装置にあっては、以下のよ
うな問題点があった。即ち、図13(b)に示すように、
エッジ画像中のウィンドウ内に、検出したいレーンマー
カの特徴以外のノイズ成分が多く残っている場合には、
検出したい直線の線分の濃度値の和よりも大きい値とな
る線分が存在する可能性がある。
【0004】また、撮像画像のノイズ成分を抑制するよ
うにした画像処理装置として、例えば特開平2−206
882号公報及び特開平4−132460号公報等に開
示されたものがある。前者は、検出対象物が含まれるよ
うに設定されるウィンドウとは別に、検出対象物の背景
のみが含まれるウィンドウを設定し、この背景のみのウ
ィンドウ内の輝度データに基づいて、検出対象物のエッ
ジ検出処理をする際の2値化処理の閾値を決定すること
により、検出対象物を含むウィンドウ内のノイズ成分を
除去するようにしたものである。
うにした画像処理装置として、例えば特開平2−206
882号公報及び特開平4−132460号公報等に開
示されたものがある。前者は、検出対象物が含まれるよ
うに設定されるウィンドウとは別に、検出対象物の背景
のみが含まれるウィンドウを設定し、この背景のみのウ
ィンドウ内の輝度データに基づいて、検出対象物のエッ
ジ検出処理をする際の2値化処理の閾値を決定すること
により、検出対象物を含むウィンドウ内のノイズ成分を
除去するようにしたものである。
【0005】しかし、このような装置を車両走行時のレ
ーンマーカ検出に適用した場合、背景のみのウィンドウ
をレーンマーカが含まれない画面中央の道路に設定する
と、この道路面には車間距離認識用の白線や右・左折用
の矢印等がペイントされているので、ノイズ除去処理が
道路面の状況変化で大きく影響を受け、安定したノイズ
除去ができないという問題がある。
ーンマーカ検出に適用した場合、背景のみのウィンドウ
をレーンマーカが含まれない画面中央の道路に設定する
と、この道路面には車間距離認識用の白線や右・左折用
の矢印等がペイントされているので、ノイズ除去処理が
道路面の状況変化で大きく影響を受け、安定したノイズ
除去ができないという問題がある。
【0006】また、後者は、画像中に設定した各ウィン
ドウ内において、ある一定値以上のエッジ点を対象とし
てフーリエ変換を施し、方向性のない成分をノイズ成分
として除去し、更に、フーリエ逆変換、閾値処理等を行
うことにより、検出対象物の特徴的なエッジ点列だけを
検出するものである。しかし、この装置では、ウィンド
ウ毎にフーリエ変換、フーリエ逆変換、閾値処理等を実
行しなければならないので、計算量が膨大になるという
問題がある。
ドウ内において、ある一定値以上のエッジ点を対象とし
てフーリエ変換を施し、方向性のない成分をノイズ成分
として除去し、更に、フーリエ逆変換、閾値処理等を行
うことにより、検出対象物の特徴的なエッジ点列だけを
検出するものである。しかし、この装置では、ウィンド
ウ毎にフーリエ変換、フーリエ逆変換、閾値処理等を実
行しなければならないので、計算量が膨大になるという
問題がある。
【0007】本発明は、このような従来の問題点に着目
してなされたもので、ウィンドウ内に存在する全ての特
徴点の画素数と、検出直線上に存在する特徴点の画素数
を検出し、両者の画素数に基づいて検出直線の確からし
さを算出し、この算出結果を基にレーンマーカ検出を実
行することにより、レーンマーカの検出精度を高めるこ
とが可能なレーンマーカ検出装置を提供することを目的
とする。
してなされたもので、ウィンドウ内に存在する全ての特
徴点の画素数と、検出直線上に存在する特徴点の画素数
を検出し、両者の画素数に基づいて検出直線の確からし
さを算出し、この算出結果を基にレーンマーカ検出を実
行することにより、レーンマーカの検出精度を高めるこ
とが可能なレーンマーカ検出装置を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の発明によるレーンマーカ検出装置は、図1に示すよう
に、自車両前方の道路状況を撮像する撮像手段Aと、該
撮像手段Aにより撮像された画像データからレーンマー
カを示す特徴を抽出する特徴抽出手段Bと、前記撮像手
段Aにより撮像された画面上に前記特徴を検出するため
の小領域を設定する小領域設定手段Cと、設定された小
領域内で抽出された全ての特徴量を算出する特徴量算出
手段Dと、設定された小領域において高さ方向の互いに
向かい合う2辺間の任意の点を結んでできる全線分の中
で線分上に存在する特徴量が最大である線分を検出直線
とする小領域内直線検出手段Eと、該小領域内直線検出
手段Eで検出された検出直線上の特徴量の前記特徴量算
出手段Dで算出された全特徴量に対する割合を検出直線
の確からしさとして算出する確からしさ算出手段Fとを
備えて構成した。
の発明によるレーンマーカ検出装置は、図1に示すよう
に、自車両前方の道路状況を撮像する撮像手段Aと、該
撮像手段Aにより撮像された画像データからレーンマー
カを示す特徴を抽出する特徴抽出手段Bと、前記撮像手
段Aにより撮像された画面上に前記特徴を検出するため
の小領域を設定する小領域設定手段Cと、設定された小
領域内で抽出された全ての特徴量を算出する特徴量算出
手段Dと、設定された小領域において高さ方向の互いに
向かい合う2辺間の任意の点を結んでできる全線分の中
で線分上に存在する特徴量が最大である線分を検出直線
とする小領域内直線検出手段Eと、該小領域内直線検出
手段Eで検出された検出直線上の特徴量の前記特徴量算
出手段Dで算出された全特徴量に対する割合を検出直線
の確からしさとして算出する確からしさ算出手段Fとを
備えて構成した。
【0009】また、請求項2記載の発明は、前記特徴抽
出手段Bは、図2の破線で示すように、前記撮像手段A
により撮像された画像データに閾値演算処理を施す閾値
処理手段Gを備え、該閾値処理手段Gで得られたエッジ
点をレーンマーカを示す特徴点とする構成とした。ま
た、請求項3記載の発明は、図2の実線で示すように、
前記閾値処理手段Gで用いる閾値を、前記確からしさ算
出手段Fで算出される確からしさの値に応じて可変設定
する閾値設定手段Hを備える構成とした。
出手段Bは、図2の破線で示すように、前記撮像手段A
により撮像された画像データに閾値演算処理を施す閾値
処理手段Gを備え、該閾値処理手段Gで得られたエッジ
点をレーンマーカを示す特徴点とする構成とした。ま
た、請求項3記載の発明は、図2の実線で示すように、
前記閾値処理手段Gで用いる閾値を、前記確からしさ算
出手段Fで算出される確からしさの値に応じて可変設定
する閾値設定手段Hを備える構成とした。
【0010】また、請求項4記載の発明は、前記閾値設
定手段Hは、算出された確からしさの値が所定値より高
くなった時には閾値を下げ、前記確からしさの値が前記
所定値より低くなった時は閾値を上げて、確からしさの
値が前記所定値となるよう閾値を可変する構成とした。
また、請求項5記載の発明は、図3に示すように、前記
閾値設定手段Hは、前記小領域内直線検出手段Eの検出
直線上のエッジ点数の前記小領域設定手段Dで設定され
る小領域の高さ方向の画素数に対する割合を算出する算
出手段Iと、該算出手段Iの算出結果に基づいて、算出
値が略1に等しい時は確からしさの前記所定値を1に近
い値になるよう、算出値が1より小さい時は確からしさ
の前記所定値を1に近い値より低い値になるよう、前記
所定値を可変設定する所定値可変手段Jとを設け、確か
らしさの値が前記所定値可変手段Jで設定される値とな
るよう閾値を設定する構成とした。
定手段Hは、算出された確からしさの値が所定値より高
くなった時には閾値を下げ、前記確からしさの値が前記
所定値より低くなった時は閾値を上げて、確からしさの
値が前記所定値となるよう閾値を可変する構成とした。
また、請求項5記載の発明は、図3に示すように、前記
閾値設定手段Hは、前記小領域内直線検出手段Eの検出
直線上のエッジ点数の前記小領域設定手段Dで設定され
る小領域の高さ方向の画素数に対する割合を算出する算
出手段Iと、該算出手段Iの算出結果に基づいて、算出
値が略1に等しい時は確からしさの前記所定値を1に近
い値になるよう、算出値が1より小さい時は確からしさ
の前記所定値を1に近い値より低い値になるよう、前記
所定値を可変設定する所定値可変手段Jとを設け、確か
らしさの値が前記所定値可変手段Jで設定される値とな
るよう閾値を設定する構成とした。
【0011】
【作用】請求項1記載の発明の構成において、小領域内
で検出した検出直線上の特徴量の、設定された小領域内
で抽出された全特徴量に対する割合を、検出直線の確か
らしさとするようにした。これにより、小領域内にレー
ンマーカ以外のノイズ成分が少ない程、確からしさの値
が大きくなり、検出直線の確からしさの算出精度を高め
ることができる。
で検出した検出直線上の特徴量の、設定された小領域内
で抽出された全特徴量に対する割合を、検出直線の確か
らしさとするようにした。これにより、小領域内にレー
ンマーカ以外のノイズ成分が少ない程、確からしさの値
が大きくなり、検出直線の確からしさの算出精度を高め
ることができる。
【0012】また、請求項2記載の発明では、特徴抽出
手段において、画像データに閾値処理を施し、2値又は
3値のエッジ画像とし、そのエッジ点を特徴点とするよ
うにした。これにより、確からしさの算出が画素数を計
数することで可能となる。また、請求項3記載の発明で
は、閾値処理する際の閾値を、算出される確からしさの
値に応じて可変するようにした。具体的には、請求項4
記載の発明のように、算出された確からしさの値が所定
値より高くなった時には閾値を下げ、前記確からしさの
値が前記所定値より低くなった時は閾値を上げるように
して、確からしさの値が所定の一定値又は一定範囲とな
るよう閾値を可変する。
手段において、画像データに閾値処理を施し、2値又は
3値のエッジ画像とし、そのエッジ点を特徴点とするよ
うにした。これにより、確からしさの算出が画素数を計
数することで可能となる。また、請求項3記載の発明で
は、閾値処理する際の閾値を、算出される確からしさの
値に応じて可変するようにした。具体的には、請求項4
記載の発明のように、算出された確からしさの値が所定
値より高くなった時には閾値を下げ、前記確からしさの
値が前記所定値より低くなった時は閾値を上げるように
して、確からしさの値が所定の一定値又は一定範囲とな
るよう閾値を可変する。
【0013】これにより、極力ノイズ成分を除去して検
出直線の確からしさを高めることが可能となり、より安
定したレーンマーカ検出が実現できる。また、請求項5
記載の発明では、設定した小領域の高さ方向の画素数と
検出直線のエッジ点数とを比較し、両者が略等しい場合
には確からしさの前記所定値を1に近い値になるよう
に、検出直線のエッジ点数の方が少ない場合には、確か
らしさの前記所定値が低い値となるよう閾値を設定する
ようにした。これにより、レーンマーカがはっきり描か
れている場合には、ノイズ成分を極力除去してレーンマ
ーカの検出精度を高めることができ、また、レーンマー
カがかすれている場合でも、このようなレーンマーカの
検出が可能となる。
出直線の確からしさを高めることが可能となり、より安
定したレーンマーカ検出が実現できる。また、請求項5
記載の発明では、設定した小領域の高さ方向の画素数と
検出直線のエッジ点数とを比較し、両者が略等しい場合
には確からしさの前記所定値を1に近い値になるよう
に、検出直線のエッジ点数の方が少ない場合には、確か
らしさの前記所定値が低い値となるよう閾値を設定する
ようにした。これにより、レーンマーカがはっきり描か
れている場合には、ノイズ成分を極力除去してレーンマ
ーカの検出精度を高めることができ、また、レーンマー
カがかすれている場合でも、このようなレーンマーカの
検出が可能となる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図4は、本発明に係るレーンマーカ検出装置の第
1実施例のシステム構成図である。図4において、本実
施例装置は、車両前方の走行路を撮影するため、例えば
ルームミラー付近の位置に固定される撮像手段としての
カメラ11と、このカメラ11から得られる画像信号に基づ
いて、画面上に小領域(以下、ウィンドウとする)の設
定、ウィンドウ内におけるレーンマーカを示す特徴とし
てのエッジ点の抽出、ウィンドウ内の全エッジ点の算出
及びウィンドウ内の直線検出等の機能を備えた画像処理
装置12と、該画像処理装置12からの情報に基づいて検出
された直線の確からしさの算出等を実行するマイクロコ
ンピュータ13とで構成されている。
する。図4は、本発明に係るレーンマーカ検出装置の第
1実施例のシステム構成図である。図4において、本実
施例装置は、車両前方の走行路を撮影するため、例えば
ルームミラー付近の位置に固定される撮像手段としての
カメラ11と、このカメラ11から得られる画像信号に基づ
いて、画面上に小領域(以下、ウィンドウとする)の設
定、ウィンドウ内におけるレーンマーカを示す特徴とし
てのエッジ点の抽出、ウィンドウ内の全エッジ点の算出
及びウィンドウ内の直線検出等の機能を備えた画像処理
装置12と、該画像処理装置12からの情報に基づいて検出
された直線の確からしさの算出等を実行するマイクロコ
ンピュータ13とで構成されている。
【0015】次に、本実施例装置において、検出直線の
確からしさを算出するまでの処理動作について図5のフ
ローチャートを参照しながら説明する。まず、ステップ
1(図中S1で示し、以下同様とする)では、画像処理
装置12は、カメラ11から撮像した自車両前方の道路画像
を入力する。画像処理装置12では、画像データを、例え
ば1フレームが512 ×480 画素の256 階調モノクロ濃淡
画像情報として所定時間毎に連続的に入力する。入力さ
れた1フレーム分の画像データは、画面の横方向をX座
標、縦方向をY座標として、画素毎にG(x,y)のよ
うに画素を特定する座標が割り付けられる。
確からしさを算出するまでの処理動作について図5のフ
ローチャートを参照しながら説明する。まず、ステップ
1(図中S1で示し、以下同様とする)では、画像処理
装置12は、カメラ11から撮像した自車両前方の道路画像
を入力する。画像処理装置12では、画像データを、例え
ば1フレームが512 ×480 画素の256 階調モノクロ濃淡
画像情報として所定時間毎に連続的に入力する。入力さ
れた1フレーム分の画像データは、画面の横方向をX座
標、縦方向をY座標として、画素毎にG(x,y)のよ
うに画素を特定する座標が割り付けられる。
【0016】次に、ステップ2では、ステップ1で入力
した道路画像のエッジ点を抽出する。エッジ点の抽出処
理では、入力画像G(x,y)に対してSOBELオペ
レータにより、X方向の一次微分を求めその値Sx(x,
y)をG(x,y)の濃度値とする。次に、閾値Cs と
Sx(x,y)とを比較し、Sx(x,y)>Cs の画素を
エッジ点と判断する。これにより、2値(又は3値)の
エッジ画像が得られる。ここで、エッジ点とは、明るさ
の急激に変化する点を意味する。
した道路画像のエッジ点を抽出する。エッジ点の抽出処
理では、入力画像G(x,y)に対してSOBELオペ
レータにより、X方向の一次微分を求めその値Sx(x,
y)をG(x,y)の濃度値とする。次に、閾値Cs と
Sx(x,y)とを比較し、Sx(x,y)>Cs の画素を
エッジ点と判断する。これにより、2値(又は3値)の
エッジ画像が得られる。ここで、エッジ点とは、明るさ
の急激に変化する点を意味する。
【0017】次に、ステップ3では、図6に示すように
このエッジ画像において車両に設置したカメラ11の取付
け姿勢から予測されるレーンマーカ21の存在領域付近に
複数のウィンドウ20を設定する。これらウィンドウ20の
形状は、図7に示すような上底の画素数がn画素で、下
底の画素数がm画素の台形とする。尚、図7中におい
て、dy (=y2 −y1 )はウィンドウ20の高さとな
る。
このエッジ画像において車両に設置したカメラ11の取付
け姿勢から予測されるレーンマーカ21の存在領域付近に
複数のウィンドウ20を設定する。これらウィンドウ20の
形状は、図7に示すような上底の画素数がn画素で、下
底の画素数がm画素の台形とする。尚、図7中におい
て、dy (=y2 −y1 )はウィンドウ20の高さとな
る。
【0018】次に、ステップ4では、ウィンドウ20内に
おいてレーンマーカを示すと思われる直線の検出処理を
実行する。この検出処理は、上底の任意の1点(x1i,
y1 )と下底の任意の1点(x2j,y2 )を結んででき
る線分上の特徴量となるエッジ点の和(画素数に相当)
を算出して記録する。この処理を、上底の各点x1i(i
=0〜n)と下底の各点x 2j(j=0〜m)を結ぶ全線
分(n×m本)に対して実行し、線分上のエッジ点数
(画素数)が最大の線分を検出直線とする。
おいてレーンマーカを示すと思われる直線の検出処理を
実行する。この検出処理は、上底の任意の1点(x1i,
y1 )と下底の任意の1点(x2j,y2 )を結んででき
る線分上の特徴量となるエッジ点の和(画素数に相当)
を算出して記録する。この処理を、上底の各点x1i(i
=0〜n)と下底の各点x 2j(j=0〜m)を結ぶ全線
分(n×m本)に対して実行し、線分上のエッジ点数
(画素数)が最大の線分を検出直線とする。
【0019】具体的には、図8のフローチャートに示す
ように、得られたエッジ画像に対し、ステップ11で変数
i,j,Pmax を初期化後、ステップ12で、上底
(x1i,y 1 )、下底(x2j,y2 )を結ぶウィンドウ
内の仮想直線上の画素数でエッジ点の和pを算出する。
次に、ステップ13で、今回のエッジ点数pと過去のエッ
ジ点数の最大値Pmax との比較を行い、pがPmax より
も大きければ、ステップ14でPmax とx1 、x2 の座標
値を更新する。この処理を下底の各点を示すjについて
0〜mまで行い、更に、同様の処理を上底の各点を示す
iについて0〜nまで行う。最終的にステップ15で、エ
ッジ点の和pが最大となる線分を検出直線と判断し、こ
の検出直線の上底と下底の端点(x1 ,x2 )と検出直
線上のエッジ点の和(最大値Pmax )をマイクロコンピ
ュータ13に出力する。
ように、得られたエッジ画像に対し、ステップ11で変数
i,j,Pmax を初期化後、ステップ12で、上底
(x1i,y 1 )、下底(x2j,y2 )を結ぶウィンドウ
内の仮想直線上の画素数でエッジ点の和pを算出する。
次に、ステップ13で、今回のエッジ点数pと過去のエッ
ジ点数の最大値Pmax との比較を行い、pがPmax より
も大きければ、ステップ14でPmax とx1 、x2 の座標
値を更新する。この処理を下底の各点を示すjについて
0〜mまで行い、更に、同様の処理を上底の各点を示す
iについて0〜nまで行う。最終的にステップ15で、エ
ッジ点の和pが最大となる線分を検出直線と判断し、こ
の検出直線の上底と下底の端点(x1 ,x2 )と検出直
線上のエッジ点の和(最大値Pmax )をマイクロコンピ
ュータ13に出力する。
【0020】次に、ステップ5で、ウィンドウ内に存在
するノイズ成分も含まれた全ての特徴量であるエッジ点
の和p′(画素数)を算出してマイクロコンピュータ13
に出力する。ステップ6では、下記の式(1)で定義さ
れた検出直線の確からしさを、ステップ4、5の算出結
果に基づいて算出する。
するノイズ成分も含まれた全ての特徴量であるエッジ点
の和p′(画素数)を算出してマイクロコンピュータ13
に出力する。ステップ6では、下記の式(1)で定義さ
れた検出直線の確からしさを、ステップ4、5の算出結
果に基づいて算出する。
【0021】 確からしさ=(検出直線上のエッジ点数)/(ウィンドウ内の全エッジ点数) ・・・ (1) 即ち、確からしさをqとすると、下記の式(2)とな
る。 q=Pmax /p′ ・・・ (2) Pmax はステップ4で算出される検出直線上のエッジ点
数、p′はステップ5で算出されるウィンドウ内に存在
する全エッジ点数である。
る。 q=Pmax /p′ ・・・ (2) Pmax はステップ4で算出される検出直線上のエッジ点
数、p′はステップ5で算出されるウィンドウ内に存在
する全エッジ点数である。
【0022】尚、直線検出画像が、2値化(又は3値
化)処理されていない画像の場合には、式(1)の右辺
の分母、分子の項を「エッジ点数」の代わりに「エッジ
点の濃度値の和」としてもよい。このように算出した検
出直線の確からしさqを用いて、例えば自車両の走行車
線領域を認識するようにすれば、従来のものより精度の
高い走行車線領域認識システムを実現することが可能と
なる。
化)処理されていない画像の場合には、式(1)の右辺
の分母、分子の項を「エッジ点数」の代わりに「エッジ
点の濃度値の和」としてもよい。このように算出した検
出直線の確からしさqを用いて、例えば自車両の走行車
線領域を認識するようにすれば、従来のものより精度の
高い走行車線領域認識システムを実現することが可能と
なる。
【0023】次に、本実施例のレーンマーカ検出装置を
走行車線領域認識システムに適用する場合について説明
する。障害物警報システムや衝突回避システム等では、
自車両がこれから走行しようとする前方の道路領域の障
害物や前方車両を検出・認識するシステムとして画像処
理システムが使用される。この場合、撮像装置から前方
走行風景画像を取り込み、自車両が走行する車線の領域
を認識してその領域上に障害物や前方車両が存在してい
るか否かを検出する。
走行車線領域認識システムに適用する場合について説明
する。障害物警報システムや衝突回避システム等では、
自車両がこれから走行しようとする前方の道路領域の障
害物や前方車両を検出・認識するシステムとして画像処
理システムが使用される。この場合、撮像装置から前方
走行風景画像を取り込み、自車両が走行する車線の領域
を認識してその領域上に障害物や前方車両が存在してい
るか否かを検出する。
【0024】この中の自車両走行車線領域の認識手法と
して、路面に描かれている走行車線を区別する線(レー
ンマーカ)を検出して、自車両の両脇にある2本のレー
ンマーカに挟まれる領域を自車線領域とする方法が用い
られており、このレーンマーカ検出に本実施例のレーン
マーカ検出装置を適用する。そして、レーンマーカ検出
装置の検出結果に基づいて、図9に示すようにウィンド
ウ毎の検出直線でレーンマーカを折れ線近似した形状で
自車線領域30を認識したり、或いは図10に示すようにレ
ーンマーカを2次元のモデル式に当てはめて自車線領域
30を認識したりする。
して、路面に描かれている走行車線を区別する線(レー
ンマーカ)を検出して、自車両の両脇にある2本のレー
ンマーカに挟まれる領域を自車線領域とする方法が用い
られており、このレーンマーカ検出に本実施例のレーン
マーカ検出装置を適用する。そして、レーンマーカ検出
装置の検出結果に基づいて、図9に示すようにウィンド
ウ毎の検出直線でレーンマーカを折れ線近似した形状で
自車線領域30を認識したり、或いは図10に示すようにレ
ーンマーカを2次元のモデル式に当てはめて自車線領域
30を認識したりする。
【0025】図9のように折れ線近似によってレーンマ
ーカを検出する場合には、図8のフローチャートで示し
たようにウィンドウ内で検出された線分の両端点の座標
を用いて検出し、また、図10のように2次元のモデル式
の近似によってレーンマーカを検出する場合には、検出
された線分の両端点の座標を用いて2次元モデル式を算
出する。
ーカを検出する場合には、図8のフローチャートで示し
たようにウィンドウ内で検出された線分の両端点の座標
を用いて検出し、また、図10のように2次元のモデル式
の近似によってレーンマーカを検出する場合には、検出
された線分の両端点の座標を用いて2次元モデル式を算
出する。
【0026】以下に、2次元のモデル式の近似による車
線領域の検出手法について説明する。自車両前方の道路
の3次元形状を図11と図12のように定義し、水平形状を
2次式、垂直形状を1次式で近似したモデルを、x−y
平面上に透視変換すると撮像画面上に投影される道路形
状モデルは図10に示されるように式(3)で表される。
線領域の検出手法について説明する。自車両前方の道路
の3次元形状を図11と図12のように定義し、水平形状を
2次式、垂直形状を1次式で近似したモデルを、x−y
平面上に透視変換すると撮像画面上に投影される道路形
状モデルは図10に示されるように式(3)で表される。
【0027】 x=(a+se)(y−d)+〔b/(y−d)〕+c ・・・ (3) この式で、aは自車両91の左側レーンマーカ92と車両中
心93との距離(偏位)、bは道路曲率、cはz=0(カ
メラ位置に相当する)におけるレーンマーカの接線方向
94に対するヨー角95、dは道路とz軸との相対角度(ピ
ッチ角)101 、eはレーンマーカ間の距離(車線幅)9
6、sはレーンマーカに対応する番号に各々相当する係
数(左側レーンマーカ92では0、右側レーンマーカ97に
おいては1)である。各ウィンドウ内の直線検出によっ
て得られる両端点の座標が式(3)を満たすようなa〜
eの値が道路形状を表すパラメータとなる。
心93との距離(偏位)、bは道路曲率、cはz=0(カ
メラ位置に相当する)におけるレーンマーカの接線方向
94に対するヨー角95、dは道路とz軸との相対角度(ピ
ッチ角)101 、eはレーンマーカ間の距離(車線幅)9
6、sはレーンマーカに対応する番号に各々相当する係
数(左側レーンマーカ92では0、右側レーンマーカ97に
おいては1)である。各ウィンドウ内の直線検出によっ
て得られる両端点の座標が式(3)を満たすようなa〜
eの値が道路形状を表すパラメータとなる。
【0028】ウィンドウ内の直線検出によって得られる
両端点の座標が変動した場合、そのx座標の変動量Δx
は、パラメータa〜eの変動量Δa〜Δeを用いてテイ
ラーの定理より下記の式(4)で表すことができる。た
だし、2次以上の項は無視している。 Δx=AΔa+BΔb+CΔc+DΔd+EΔe ・・・ (4) ここで、 A=∂x/∂a=y−d B=∂x/∂b=1/(y−d) C=∂x/∂c=1 D=∂x/∂d=−(a+se)+b/(y−d)2 E=∂x/∂e=(y−d)s ・・・ (5) であり、yは変動後の端点のy座標を表す。従って、同
一ウィンドウ内の直線検出によって求められる前回の端
点と今回の端点のx座標の差をKとしたときに、Kと式
(4)より得られるxの変動量Δxとの差を最小2乗法
により評価することで、道路形状を表すパラメータの変
動量Δa〜Δeを算出する。
両端点の座標が変動した場合、そのx座標の変動量Δx
は、パラメータa〜eの変動量Δa〜Δeを用いてテイ
ラーの定理より下記の式(4)で表すことができる。た
だし、2次以上の項は無視している。 Δx=AΔa+BΔb+CΔc+DΔd+EΔe ・・・ (4) ここで、 A=∂x/∂a=y−d B=∂x/∂b=1/(y−d) C=∂x/∂c=1 D=∂x/∂d=−(a+se)+b/(y−d)2 E=∂x/∂e=(y−d)s ・・・ (5) であり、yは変動後の端点のy座標を表す。従って、同
一ウィンドウ内の直線検出によって求められる前回の端
点と今回の端点のx座標の差をKとしたときに、Kと式
(4)より得られるxの変動量Δxとの差を最小2乗法
により評価することで、道路形状を表すパラメータの変
動量Δa〜Δeを算出する。
【0029】 ε=ΣΣqkl(Δxkl−ΔKkl) ・・・ (6) ここで、εはKとΔxの差の評価関数、qklはウィンド
ウ内で検出された直線の確からしさで式(2)で求めら
れるものである。kは検出対象とするレーンマーカの本
数、lは1本のレーンマーカ上に設定されるウィンドウ
の数を表す。そして、式(6)の値εが最小になるΔa
〜Δeの値を算出した後、式(3)のa〜eにこれらの
値を加えて道路形状を示すパラメータを更新する。以上
のような方法により、道路形状を2次元モデルを用いて
推定することができる。
ウ内で検出された直線の確からしさで式(2)で求めら
れるものである。kは検出対象とするレーンマーカの本
数、lは1本のレーンマーカ上に設定されるウィンドウ
の数を表す。そして、式(6)の値εが最小になるΔa
〜Δeの値を算出した後、式(3)のa〜eにこれらの
値を加えて道路形状を示すパラメータを更新する。以上
のような方法により、道路形状を2次元モデルを用いて
推定することができる。
【0030】また、検出直線の確からしさqを用いて折
れ線近似によって車線領域を認識する場合には、折れ点
の座標を式(7)を用いて算出する。 xnew =qklx+(1−qkl)xold ynew =qkly+(1−qkl)yold ・・・ (7) ここで、(xnew ,ynew )は新たに設定する折れ点の
座標、(x,y)は直線検出によって検出された線分の
端点の座標、(xold ,yold )は今まで設定されてい
た折れ点の座標、qは検出された線分の確からしさで0
≦q≦1に正規化されたものである。
れ線近似によって車線領域を認識する場合には、折れ点
の座標を式(7)を用いて算出する。 xnew =qklx+(1−qkl)xold ynew =qkly+(1−qkl)yold ・・・ (7) ここで、(xnew ,ynew )は新たに設定する折れ点の
座標、(x,y)は直線検出によって検出された線分の
端点の座標、(xold ,yold )は今まで設定されてい
た折れ点の座標、qは検出された線分の確からしさで0
≦q≦1に正規化されたものである。
【0031】このように、自車両がこれから走行する車
線の領域認識手法において、2次元のモデル式を用いる
場合は、式(6)に示すようにレーンマーカの一部を直
線検出した時に算出される確からしさqを重み付け係数
とする評価関数を用いてパラメータの更新を行い、折れ
線近似によって車線領域を認識する場合には、式(7)
のように、前記確からしさqを今回と前回の座標点に対
する重み付け係数として新たな座標の更新を行う。
線の領域認識手法において、2次元のモデル式を用いる
場合は、式(6)に示すようにレーンマーカの一部を直
線検出した時に算出される確からしさqを重み付け係数
とする評価関数を用いてパラメータの更新を行い、折れ
線近似によって車線領域を認識する場合には、式(7)
のように、前記確からしさqを今回と前回の座標点に対
する重み付け係数として新たな座標の更新を行う。
【0032】これらの方法によれば、折れ点の座標や道
路モデルのパラメータを検出直線の確からしさに比例す
る量だけ変動させるので、信頼性の高い車線領域検出を
連続して実行することができる。ここで、従来では、検
出直線の確からしさqを、検出直線上の画素の2値化又
は3値化した濃度値の和(エッジ点の画素数)として算
出していた。このため、ウィンドウ内にノイズ成分が多
い場合、以下のような問題が考えられた。
路モデルのパラメータを検出直線の確からしさに比例す
る量だけ変動させるので、信頼性の高い車線領域検出を
連続して実行することができる。ここで、従来では、検
出直線の確からしさqを、検出直線上の画素の2値化又
は3値化した濃度値の和(エッジ点の画素数)として算
出していた。このため、ウィンドウ内にノイズ成分が多
い場合、以下のような問題が考えられた。
【0033】即ち、図13(a)のようにウィンドウ内に
検出したい直線(レーンマーカ)201 以外のエッジ成分
(ノイズ)202 が多く残っていると、図14(b)のよう
なノイズ202 が残っていない場合と比べて実際には検出
直線の確からしさqは低くなるが、検出直線上のエッジ
点の数が等しいので確からしさqが等しくなってしま
う。また、破線のレーンマーカを検出する場合、図13
(b)のように直線検出上のエッジ点数が、実際のレー
ンマーカ203 上のエッジ点数より大きくなってしまう。
検出したい直線(レーンマーカ)201 以外のエッジ成分
(ノイズ)202 が多く残っていると、図14(b)のよう
なノイズ202 が残っていない場合と比べて実際には検出
直線の確からしさqは低くなるが、検出直線上のエッジ
点の数が等しいので確からしさqが等しくなってしま
う。また、破線のレーンマーカを検出する場合、図13
(b)のように直線検出上のエッジ点数が、実際のレー
ンマーカ203 上のエッジ点数より大きくなってしまう。
【0034】これに対して、本実施例のように、式
(2)よりウィンドウ内において検出直線上のエッジ点
数の全エッジ点数に対する割合を検出直線の確からしさ
q(=Pmax /p′)として算出すれば、図13(a)の
ようなノイズ成分の多く残っているウィンドウから検出
された直線よりも、図14(b)のようなノイズ成分の少
ないウィンドウから検出された直線の方がより確からし
いと判断することができる。
(2)よりウィンドウ内において検出直線上のエッジ点
数の全エッジ点数に対する割合を検出直線の確からしさ
q(=Pmax /p′)として算出すれば、図13(a)の
ようなノイズ成分の多く残っているウィンドウから検出
された直線よりも、図14(b)のようなノイズ成分の少
ないウィンドウから検出された直線の方がより確からし
いと判断することができる。
【0035】このように、本実施例のレーンマーカ検出
装置によれば、ウィンドウ内のノイズ成分の存在状況を
検出直線の確からしさqに正確に反映させることができ
るので、従来より精度の高い車線領域認識システムを実
現することができる。本発明の第1実施例として図2に
示すような構成のウィンドウ内直線検出及び検出直線の
確からしさの算出手段を用いて、上述したような2次元
の道路モデルによる道路形状推定を行うことができる。
装置によれば、ウィンドウ内のノイズ成分の存在状況を
検出直線の確からしさqに正確に反映させることができ
るので、従来より精度の高い車線領域認識システムを実
現することができる。本発明の第1実施例として図2に
示すような構成のウィンドウ内直線検出及び検出直線の
確からしさの算出手段を用いて、上述したような2次元
の道路モデルによる道路形状推定を行うことができる。
【0036】次に本発明の第2実施例を説明する。第2
実施例は、検出直線の確からしさqに基づいて画像処理
装置12の閾値処理における閾値を可変設定するようにし
たのであり、ハードウエア構成は図4に示す第1実施例
と同様の構成であり、マイクロコンピュータ13のソフト
ウエア構成が異なる。
実施例は、検出直線の確からしさqに基づいて画像処理
装置12の閾値処理における閾値を可変設定するようにし
たのであり、ハードウエア構成は図4に示す第1実施例
と同様の構成であり、マイクロコンピュータ13のソフト
ウエア構成が異なる。
【0037】即ち、マイクロコンピュータ13は、画像処
理装置12からの出力情報に基づいて算出した検出直線の
確からしさqの値に基づいて、画像処理装置12に閾値の
変更を指令する。次に図15のフローチャートに従って第
2実施例の動作を説明する。ステップ21〜26までの動作
は、第1実施例と同様であるので、ここでは説明を省略
する。
理装置12からの出力情報に基づいて算出した検出直線の
確からしさqの値に基づいて、画像処理装置12に閾値の
変更を指令する。次に図15のフローチャートに従って第
2実施例の動作を説明する。ステップ21〜26までの動作
は、第1実施例と同様であるので、ここでは説明を省略
する。
【0038】ステップ27では、ステップ26で算出された
検出直線の確からしさqを所定値A q と比較する。ここ
で、q>Aq の場合は、ステップ28に進み画像処理装置
12におけるエッジ点抽出のための閾値Cs を上げて高く
する。また、q<Aq の場合は、ステップ29に進み閾値
Cs を下げて低くする。q=Aq の場合は閾値Cs をそ
のままとする。
検出直線の確からしさqを所定値A q と比較する。ここ
で、q>Aq の場合は、ステップ28に進み画像処理装置
12におけるエッジ点抽出のための閾値Cs を上げて高く
する。また、q<Aq の場合は、ステップ29に進み閾値
Cs を下げて低くする。q=Aq の場合は閾値Cs をそ
のままとする。
【0039】このように、第2実施例では、検出直線の
確からしさqが一定の値Aq に保持されるように、閾値
Cs を可変設定するようにしている。尚、確からしさq
の許容値に上限値と下限値を設定して確からしさqが一
定の範囲内となるよう閾値Cs を可変設定するようにし
てもよい。このように、画像処理装置12における閾値処
理の閾値を可変にすることで検出直線以外のエッジ成分
を極力除去することができるようになる。
確からしさqが一定の値Aq に保持されるように、閾値
Cs を可変設定するようにしている。尚、確からしさq
の許容値に上限値と下限値を設定して確からしさqが一
定の範囲内となるよう閾値Cs を可変設定するようにし
てもよい。このように、画像処理装置12における閾値処
理の閾値を可変にすることで検出直線以外のエッジ成分
を極力除去することができるようになる。
【0040】即ち、図14(a)に示すように検出直線20
1 以外のエッジ点202 がウィンドウ内に多く残っている
と、式(2)の確からしさqの値は小さくなる。レーン
マーカを検出するように設定されているウィンドウ内で
は、レーンマーカと路面の濃度差が大きいので、これら
の境界を示すエッジ成分が最も強調され、エッジ点の濃
度も最大値になる。従って、画像処理装置12の閾値処理
で設定する閾値Cs を高くすると、ノイズ成分のエッジ
点の濃度はレーンマーカの特徴を表すエッジ点の濃度よ
りも低いので除去することができる。このような処理に
より、図14(a)のようなノイズ成分の大部分は図14
(b)のように除去されるので、確からしさqも1に近
づき、より確からしい値をとることができるようにな
る。しかし、確からしさqが1に近づき過ぎると、検出
直線の特徴を表すエッジ点の濃度値よりも閾値の方が高
くなっている可能性が考えられ、この場合レーンマーカ
が存在するにも拘らず見落とす虞れがあるので、所定値
Aq を越えた時は閾値Cs を下げる。
1 以外のエッジ点202 がウィンドウ内に多く残っている
と、式(2)の確からしさqの値は小さくなる。レーン
マーカを検出するように設定されているウィンドウ内で
は、レーンマーカと路面の濃度差が大きいので、これら
の境界を示すエッジ成分が最も強調され、エッジ点の濃
度も最大値になる。従って、画像処理装置12の閾値処理
で設定する閾値Cs を高くすると、ノイズ成分のエッジ
点の濃度はレーンマーカの特徴を表すエッジ点の濃度よ
りも低いので除去することができる。このような処理に
より、図14(a)のようなノイズ成分の大部分は図14
(b)のように除去されるので、確からしさqも1に近
づき、より確からしい値をとることができるようにな
る。しかし、確からしさqが1に近づき過ぎると、検出
直線の特徴を表すエッジ点の濃度値よりも閾値の方が高
くなっている可能性が考えられ、この場合レーンマーカ
が存在するにも拘らず見落とす虞れがあるので、所定値
Aq を越えた時は閾値Cs を下げる。
【0041】従って、ノイズを極力除去すると共に、確
実にレーンマーカを検出するために、第2実施例装置で
は、確からしさqがある一定値又は一定の範囲となるよ
うに閾値を可変設定しており、これにより、より安定し
た直線検出が実現できる。次に第3実施例について説明
する。第3実施例は、検出直線の確からしさqの値をウ
ィンドウの高さと検出直線上のエッジ点数との比較結果
に応じて変動させるようにしたものであり、第2実施例
と同様にハードウエア構成は図4に示す第1実施例と同
様の構成であり、マイクロコンピュータ13のソフトウエ
ア構成が異なる。
実にレーンマーカを検出するために、第2実施例装置で
は、確からしさqがある一定値又は一定の範囲となるよ
うに閾値を可変設定しており、これにより、より安定し
た直線検出が実現できる。次に第3実施例について説明
する。第3実施例は、検出直線の確からしさqの値をウ
ィンドウの高さと検出直線上のエッジ点数との比較結果
に応じて変動させるようにしたものであり、第2実施例
と同様にハードウエア構成は図4に示す第1実施例と同
様の構成であり、マイクロコンピュータ13のソフトウエ
ア構成が異なる。
【0042】即ち、マイクロコンピュータ13は、画像処
理装置12からのウィンドウ高さ情報、検出直線上のエッ
ジ点数情報、及び自身で算出した確からしさqに基づい
て、画像処理装置12に閾値の変更を指令する。次に図16
のフローチャートに従って第3実施例の動作を説明す
る。ステップ31〜36までの動作は、第1実施例と同様で
あるので、ここでは説明を省略する。
理装置12からのウィンドウ高さ情報、検出直線上のエッ
ジ点数情報、及び自身で算出した確からしさqに基づい
て、画像処理装置12に閾値の変更を指令する。次に図16
のフローチャートに従って第3実施例の動作を説明す
る。ステップ31〜36までの動作は、第1実施例と同様で
あるので、ここでは説明を省略する。
【0043】ステップ37では、ステップ34で算出された
検出直線上の画素数pと所定値Apとを比較する。ここ
で、所定値Ap は、ウィンドウの高さdy に相当する画
素数より僅かに小さい値であり、ウィンドウの高さに極
めて近似した値とする。この比較結果が、p≧Ap の場
合は、ステップ38に進み、p<Ap の場合は、ステップ
39に進む。尚、前記所定値Ap を、ウィンドウの高さd
y に相当する画素数と同じに設定してもよい。この場
合、ステップ37ではp=Ap か否かを判定することにな
る。
検出直線上の画素数pと所定値Apとを比較する。ここ
で、所定値Ap は、ウィンドウの高さdy に相当する画
素数より僅かに小さい値であり、ウィンドウの高さに極
めて近似した値とする。この比較結果が、p≧Ap の場
合は、ステップ38に進み、p<Ap の場合は、ステップ
39に進む。尚、前記所定値Ap を、ウィンドウの高さd
y に相当する画素数と同じに設定してもよい。この場
合、ステップ37ではp=Ap か否かを判定することにな
る。
【0044】ステップ38では、検出直線の確からしさq
が、1に近い所定値Aq1となるように、閾値Cs を可変
設定する。また、ステップ39では、検出直線の確からし
さqが、前記所定値Aq1より低い値Aq2(Aq2<Aq1)
となるように、閾値Cs を可変設定する。かかる第3実
施例のように、直線検出によって求められる検出直線上
のエッジ点数pとウィンドウの高さdy を比較し、検出
直線上のエッジ点数pがウィンドウの高さdy に近い時
は確からしさqの値又は範囲を1に近いところに制御
し、検出直線上のエッジ点数pがウィンドウの高さdy
より小さい時は確からしさqの値又は範囲を低いところ
に制御すれば、レーンマーカがかすれているような場合
にも対応することができ、より精度良くノイズ成分を除
去することができるようになる。
が、1に近い所定値Aq1となるように、閾値Cs を可変
設定する。また、ステップ39では、検出直線の確からし
さqが、前記所定値Aq1より低い値Aq2(Aq2<Aq1)
となるように、閾値Cs を可変設定する。かかる第3実
施例のように、直線検出によって求められる検出直線上
のエッジ点数pとウィンドウの高さdy を比較し、検出
直線上のエッジ点数pがウィンドウの高さdy に近い時
は確からしさqの値又は範囲を1に近いところに制御
し、検出直線上のエッジ点数pがウィンドウの高さdy
より小さい時は確からしさqの値又は範囲を低いところ
に制御すれば、レーンマーカがかすれているような場合
にも対応することができ、より精度良くノイズ成分を除
去することができるようになる。
【0045】即ち、明確に描かれたレーンマーカと路面
の境界ではそのエッジ成分の濃度差が大きいため、閾値
Cs を高く設定してもエッジ点を抽出でき検出直線上の
エッジ点数は略ウィンドウ高さと等しくなる。これに対
してかすれたレーンマーカと路面の境界ではそのエッジ
成分の濃度差が低下するため、閾値Cs を高く設定する
とエッジ点として抽出できない部分が生じて検出直線上
のエッジ点数はウィンドウ高さに比べて小さい値とな
る。従って、第3実施例装置によれば、レーンマーカが
かすれているような場合もレーンマーカの検出精度を損
なうことなく、ノイズ成分を効果的に除去することがで
き、より一層精度の良いレーンマーカ検出が実現でき
る。
の境界ではそのエッジ成分の濃度差が大きいため、閾値
Cs を高く設定してもエッジ点を抽出でき検出直線上の
エッジ点数は略ウィンドウ高さと等しくなる。これに対
してかすれたレーンマーカと路面の境界ではそのエッジ
成分の濃度差が低下するため、閾値Cs を高く設定する
とエッジ点として抽出できない部分が生じて検出直線上
のエッジ点数はウィンドウ高さに比べて小さい値とな
る。従って、第3実施例装置によれば、レーンマーカが
かすれているような場合もレーンマーカの検出精度を損
なうことなく、ノイズ成分を効果的に除去することがで
き、より一層精度の良いレーンマーカ検出が実現でき
る。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ウ
ィンドウ内に存在するノイズ成分を含めた全ての特徴量
と、ウィンドウ内の検出直線上に存在する特徴量を検出
し、検出直線上の特徴量のウィンドウ内の全特徴量に対
する割合を検出直線の確からしさとするようにしたの
で、ウィンドウ内における検出直線の確からしさの値を
精度良く算出できるため、この確からしさを用いたレー
ンマーカ検出においてノイズ成分に起因する検出精度の
低下を防止でき、レーンマーカの検出精度を向上でき
る。
ィンドウ内に存在するノイズ成分を含めた全ての特徴量
と、ウィンドウ内の検出直線上に存在する特徴量を検出
し、検出直線上の特徴量のウィンドウ内の全特徴量に対
する割合を検出直線の確からしさとするようにしたの
で、ウィンドウ内における検出直線の確からしさの値を
精度良く算出できるため、この確からしさを用いたレー
ンマーカ検出においてノイズ成分に起因する検出精度の
低下を防止でき、レーンマーカの検出精度を向上でき
る。
【0047】また、算出した確からしさに基づいて閾値
を可変設定することで、ウィンドウ内にレーンマーカが
存在する場合においてノイズ成分を効果的に除去するこ
とができ、よりレーンマーカの検出精度を高めることが
でき、延いては走行車線領域の認識システムの精度を高
められる。更に、確からしさの値を、ウィンドウ内の検
出直線上の特徴量とウィンドウ高さとの比較結果に応じ
て変動させる構成とすることで、ウィンドウ内のノイズ
成分の除去を効果的に行ってレーンマーカの検出精度の
低下を防止できると共に、レーンマーカがかすれている
場合でも検出が可能となる。
を可変設定することで、ウィンドウ内にレーンマーカが
存在する場合においてノイズ成分を効果的に除去するこ
とができ、よりレーンマーカの検出精度を高めることが
でき、延いては走行車線領域の認識システムの精度を高
められる。更に、確からしさの値を、ウィンドウ内の検
出直線上の特徴量とウィンドウ高さとの比較結果に応じ
て変動させる構成とすることで、ウィンドウ内のノイズ
成分の除去を効果的に行ってレーンマーカの検出精度の
低下を防止できると共に、レーンマーカがかすれている
場合でも検出が可能となる。
【図1】本発明の構成を説明するブロック図
【図2】本発明の別の構成を説明するブロック図
【図3】本発明の更に別の構成を説明するブロック図
【図4】本発明に係るレーンマーカ検出装置の第1実施
例を示すシステム構成図
例を示すシステム構成図
【図5】同上第1実施例の動作を説明するフローチャー
ト
ト
【図6】同上第1実施例のウィンドウ設定の説明図
【図7】ウインドウのエッジ点検出処理の説明図
【図8】ウインドウのエッジ点検出処理のフローチャー
ト
ト
【図9】折れ線近似により走行車線領域を認識する様子
を示す図
を示す図
【図10】2次元道路モデルにより走行車線領域を認識す
る様子を示す図
る様子を示す図
【図11】2次元道路モデルによる走行車線領域認識処理
の説明図
の説明図
【図12】2次元道路モデルによる走行車線領域認識処理
の説明図
の説明図
【図13】ウィンドウ内のノイズ成分の存在状態を示す図
【図14】閾値処理によるウインドウ内のノイズ成分の除
去状態を示す図
去状態を示す図
【図15】本発明の第2実施例の動作を説明するフローチ
ャート
ャート
【図16】本発明の第3実施例の動作を説明するフローチ
ャート
ャート
11 カメラ 12 画像処理装置 13 マイクロコンピュータ
Claims (5)
- 【請求項1】自車両前方の道路状況を撮像する撮像手段
と、 該撮像手段により撮像された画像データからレーンマー
カを示す特徴を抽出する特徴抽出手段と、 前記撮像手段により撮像された画面上に前記特徴を検出
するための小領域を設定する小領域設定手段と、 設定された小領域内で抽出された全ての特徴量を算出す
る特徴量算出手段と、 設定された小領域において高さ方向の互いに向かい合う
2辺間の任意の点を結んでできる全線分の中で線分上に
存在する特徴量が最大である線分を検出直線とする小領
域内直線検出手段と、 該小領域内直線検出手段で検出された検出直線上の特徴
量の前記特徴量算出手段で算出された全特徴量に対する
割合を検出直線の確からしさとして算出する確からしさ
算出手段と、 を備えて構成したことを特徴とするレーンマーカ検出装
置。 - 【請求項2】前記特徴抽出手段は、前記撮像手段により
撮像された画像データに閾値演算処理を施す閾値処理手
段を備え、該閾値処理手段で得られたエッジ点をレーン
マーカを示す特徴点とする請求項1記載のレーンマーカ
検出装置。 - 【請求項3】前記閾値処理手段で用いる閾値を、前記確
からしさ算出手段で算出される確からしさの値に応じて
可変設定する閾値設定手段を備えてなる請求項2記載の
レーンマーカ検出装置。 - 【請求項4】前記閾値設定手段は、算出された確からし
さの値が所定値より高くなった時には閾値を下げ、前記
確からしさの値が前記所定値より低くなった時は閾値を
上げて、確からしさの値が前記所定値となるよう閾値を
可変する構成である請求項3記載のレーンマーカ検出装
置。 - 【請求項5】前記閾値設定手段は、前記小領域内直線検
出手段の検出直線上のエッジ点数の前記小領域設定手段
で設定される小領域の高さ方向の画素数に対する割合を
算出する算出手段と、 該算出手段の算出結果に基づいて、算出値が略1に等し
い時は確からしさの前記所定値を1に近い値になるよ
う、算出値が1より小さい時は確からしさの前記所定値
を1に近い値より低い値になるよう、前記所定値を可変
設定する所定値可変手段とを設け、 確からしさの値が前記所定値可変手段で設定される値と
なるよう閾値を設定する構成である請求項4記載のレー
ンマーカ検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7126139A JPH08320998A (ja) | 1995-05-25 | 1995-05-25 | レーンマーカ検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7126139A JPH08320998A (ja) | 1995-05-25 | 1995-05-25 | レーンマーカ検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08320998A true JPH08320998A (ja) | 1996-12-03 |
Family
ID=14927645
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7126139A Pending JPH08320998A (ja) | 1995-05-25 | 1995-05-25 | レーンマーカ検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08320998A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1995
- 1995-05-25 JP JP7126139A patent/JPH08320998A/ja active Pending
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