JPH08320440A - 内視鏡 - Google Patents

内視鏡

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JPH08320440A
JPH08320440A JP7126716A JP12671695A JPH08320440A JP H08320440 A JPH08320440 A JP H08320440A JP 7126716 A JP7126716 A JP 7126716A JP 12671695 A JP12671695 A JP 12671695A JP H08320440 A JPH08320440 A JP H08320440A
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lens
illumination
convex
light guide
light
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譲 高島
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Abstract

(57)【要約】 【目的】照明レンズの体格を小型化し、照明特性を向上
させることのできる内視鏡を提供する。 【構成】挿入部4の先端部に設けられた照明レンズ6を
2枚の凸レンズ7,8で構成したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、生体等の被検体内を検
査する場合に用いられる内視鏡に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の内視鏡は、被検体内に挿
入される挿入部の先端部に対物レンズを備えており、こ
の対物レンズを通して被検体内を観察できるようになっ
ている。また、この種の内視鏡は前述した挿入部の先端
部に照明レンズを備えており、この照明レンズから出射
する照明光で対物レンズの観察視野を照明するようにな
っている。
【0003】ところで、このような内視鏡では対物レン
ズの視野角が120°程度であることから、広角度でむ
らのない照明特性が要求され、このような要求を満たす
ために従来では照明レンズを1枚の凹レンズで構成して
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、照明レ
ンズを1枚の凹レンズで構成すると、図14に示すよう
に照明光の照明半値幅が60〜70°と狭くなる。ま
た、挿入部の最も先端側に位置する凹レンズは内視鏡の
使用上の理由から挿入部の先端側のレンズ面が平面また
は平面に近い形状となり、このような平凹レンズは光学
的自由度が、第1面の曲率半径、レンズ厚、ガラス屈折
率の3つであることから、レンズのみでの広角照明に限
界があると共にレンズ直径が大きくなり、挿入部の細径
化に支障を来すという問題があった。
【0005】さらに、被照明面に最も近い凹レンズ(平
凹レンズ)の第1面の曲率半径が照明特性に直接影響を
及ぼすため、ライトガイドの大径化による光量増大策を
取れないという問題もあった。
【0006】本発明は上述した事情に基づいてなされた
もので、その目的は照明レンズの体格を小型化し、照明
特性を向上させることのできる内視鏡を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、被検
体内に挿入される挿入部の先端部に照明レンズを有する
内視鏡において、前記照明レンズを2枚の凸レンズで構
成し、これらの2枚の凸レンズのうち前記挿入部の基端
側に位置する凸レンズの屈折力をP1、前記挿入部の先
端側に位置する凸レンズの屈折力をP2、前記2枚の凸
レンズの合成焦点距離をf、前記挿入部の先端部に照明
光を導くライトガイドの半径をr、前記ライトガイドの
先端から前記照明レンズの主点位置までの距離をsとし
たとき、s>fのときには (1) f/r<1.1 (2) 0.4<(P1/P2)<0.9 s≦fのときには (3) f/r<1.3 (4) 0.35<(P1/P2)<2.35 が成立することを特徴とするものである。
【0008】請求項2の発明は、前記挿入部の先端側に
配置された凸レンズが前記挿入部の先端側に曲率半径が
無限大のレンズ面を有することを特徴とするものであ
る。請求項3の発明は、前記照明レンズの像側焦点位置
から前記ライトガイドの光出射面に共役な前記照明レン
ズの近軸結像位置までの距離をd′、前記ライトガイド
を構成する光のファイバの平均充填距離をL、前記ライ
トガイドの照明プロファイルで決まる前記照明レンズの
像側F値をF′、物体高さの歪曲を考慮した前記照明レ
ンズの倍率をm′、前記照明レンズの像側焦点位置から
被照明面までの距離をxとしたとき、 x>d′+2F′×L×m′×(|x/d′|) が成立することを特徴とするものである。
【0009】
【作用】請求項1及び請求項2の発明では、照明レンズ
から出射する照明光の照明半値幅が100°以上とな
る。請求項3の発明では、照明レンズから出射する照明
光の照明半値幅が100°以上になるとともに、ライト
ガイドの光出射面が被照射面に結像されることがない。
【0010】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図1乃至図7
を参照して説明する。図1において、1は本発明の第1
の実施例に係る内視鏡のユニバーサルコードであり、こ
のユニバーサルコード1の先端部には、図示しない光源
装置等に接続されるコネクタ2が設けられている。一
方、ユニバーサルコード1の基端部には操作部3が設け
られ、この操作部3の先端には生体等の被検体内に挿入
される細管状の挿入部4が連設されている。
【0011】前記挿入部4は例えば可撓性を有するチュ
ーブ状部材で構成されており、この挿入部4の内部に
は、光源装置で発生した照明光を挿入部4の先端部に導
くライトガイド5(図1参照)が組み込まれている。こ
のライトガイド5は例えば複数本の光ファイバで構成さ
れており、これらの光ファイバから出射した照明光は、
挿入部4の先端部に設けられた照明レンズ6(図2参
照)に入射するようになっている。
【0012】前記照明レンズ6は2枚の凸レンズ7,8
で構成されており、これらの凸レンズ7,8のうち挿入
部4の基端側に位置する凸レンズ7は、照明光が入射す
るレンズ面7aの曲率半径がr1 =+2.1 mmで、照明
光が出射するレンズ面7bの曲率半径がr2 =−2.1 m
mとなっている。また、この凸レンズ7はレンズ厚d1
=1.4 mm、屈折率n=1.883 、焦点距離f1 =1.4094
mm、倍率m1 =2.46、有効口径D1 =1.8 mmのレン
ズ特性を有している。
【0013】一方、挿入部4の先端側に位置する凸レン
ズ8は、照明光が入射するレンズ面8aの曲率半径がr
3 =+0.97mmで、照明光が出射するレンズ面8bの曲
率半径がr4 =∞(無限大)となっている。また、この
凸レンズ8はレンズ厚d2 =1.3 mm、屈折率n=1.88
3 、焦点距離f2 =1.0986mm、倍率m2 =0.6368、有
効口径D2 =1.4 mmのレンズ特性を有している。
【0014】なお、図示を省略したが、挿入部4の先端
部には被検体内を観察するための対物レンズが設けられ
ている。上記のように構成される本発明の第1の実施例
に係る内視鏡では、凸レンズ7の焦点距離をf1 (=1.
4094mm)、凸レンズ8の焦点距離をf2 (=1.0986m
m)、凸レンズ7と凸レンズ8の主点間距離をΔとする
と、凸レンズ7,8の合成焦点距離fは、
【0015】
【数1】 で表される。
【0016】ここで、凸レンズ7と凸レンズ8の主点間
距離Δは、凸レンズ7のレンズ面7bから凸レンズ8の
レンズ面8aまでの距離をd3 (=0.3 mm)、凸レン
ズ7のレンズ面7bから凸レンズ7の被照明側主点位置
までの距離d′H1、凸レンズ8のレンズ面8bから凸レ
ンズ8の光入射側主点位置までの距離dH2とすると、
【0017】
【数2】 で表され、凸レンズ7のレンズ面7bから凸レンズ7の
被照明側主点位置までの距離d′H1および凸レンズ8の
レンズ面8bから凸レンズ8の光入射側主点位置までの
距離dH2は、
【0018】
【数3】 で表されるので、凸レンズ7,8の合成焦点距離fはf
=0.8761mmとなる。
【0019】一方、ライトガイド5の光出射面から凸レ
ンズ7のレンズ面7aまでの距離をd4 (=0.4 m
m)、凸レンズ7のレンズ面7aから凸レンズ7の主点
位置までの距離をdH1、凸レンズ7の主点位置から凸レ
ンズ7,8の合成主点位置までの距離をdX とすると、
凸レンズ7,8の合成主点位置からライトガイド5の光
出射面までの距離Sは、
【0020】
【数4】 で表される。
【0021】ここで、凸レンズ7のレンズ面7aから凸
レンズ7の主点位置までの距離をdH1および凸レンズ7
の主点位置から凸レンズ7,8の合成主点位置までの距
離dX は、
【0022】
【数5】 で表されるので、凸レンズ7,8の合成主点位置からラ
イトガイド5の光出射面までの距離SはS=1.431 mm
となり、凸レンズ7,8の合成焦点距離f(=0.8761m
m)よりも大きくなる。これによりライトガイド5から
凸レンズ7に入射した照明光は、図3に示すように、拡
散光となって凸レンズ8から出射するので、広角度の照
明特性を得ることができる。
【0023】また、本発明の第1の実施例に係る内視鏡
では、ライトガイド5の直径をDLG(=1.6 mm)、ラ
イトガイド5の開口角をα(=40°)、ライトガイド5
の光出射面から凸レンズ7のレンズ面7aまでの距離を
4 (=0.4 mm)、凸レンズ7の有効口径をD1 とす
ると、ライトガイド5から凸レンズ7に入射する照明光
の入射効率Eは、
【0024】
【数6】 で表される。
【0025】ここで、凸レンズ7の有効口径をD1 =1.
8 mmとすると、凸レンズ7にはE=99.5%の照明光が
入射することになるので、ライトガイド5から出射した
照明光を凸レンズ7に効率的に入射させることができ、
凸レンズ7に入射した照明光によって被検体内の観察部
位を明るく照明することができる。
【0026】また、本発明の第1の実施例に係る内視鏡
では、凸レンズ7,8の合成焦点距離をf(=0.8761m
m)とすると、凸レンズ8から出射する照明光の配光角
度θは、
【0027】
【数7】 となるので、被検体内の観察部位を広範囲に照明するこ
とができる。
【0028】さらに、本発明の第1の実施例に係る内視
鏡では、凸レンズ7,8の合成焦点距離をf(=0.8761
mm)、凸レンズ7,8の合成主点位置からライトガイ
ド5の光出射面までの距離S(=1.431 mm)とする
と、照明レンズ6の像側焦点位置からライトガイド5の
光出射面に共役な照明レンズ6の被照明面側の近軸結像
位置までの距離d′は
【0029】
【数8】 で表される。
【0030】ここで、物体高さの歪曲を考慮した凸レン
ズ7,8の合成倍率をm′(=1.578 )、ライトガイド
5の照明プロファイルで決まる凸レンズ7,8の像側合
成F値をF′(=2.167 )、ライトガイド5を構成する
光ファイバの平均充填距離をL(=0.023 mm)とする
と、照明レンズ6の像側焦点位置から被照明面までの距
離xが x>d′+2F′×L×m′×(|x/d′|) のときには、ライトガイド5の光出射面が被照射面に結
像されるようなことがなく、観察に支障を来たすことも
ない。
【0031】なお、ライトガイド5を構成する光ファイ
バの平均充填距離(ライトガイドを構成する光ファイバ
相互の間隔を代表する値)Lは、ライトガイド5の直径
をDLG(=1.6 mm)、ライトガイド5を構成する光フ
ァイバの本数をn(=4500本)とすると、
【0032】
【数9】 で求められる。
【0033】また、本発明の第1の実施例に係る内視鏡
では、凸レンズ7,8で構成される照明レンズ6の焦点
距離fとライトガイド5の半径rとの比をf/r<1.1
、凸レンズ7の屈折力P1と凸レンズ8の屈折力P2
との比を0.4 <(P2/P1)<0.9 とすると、図4お
よび図5に示すように、照明レンズ6から出射する照明
光の照明半値幅が100 °以上となるので、広角度の照明
特性を得ることができる。
【0034】また、本発明の第1の実施例に係る内視鏡
では、ライトガイド5のプロファイルが図6に示す如く
40°の場合、照明レンズ6の配光特性が図7に示す如く
100〜120 °となるので、広角度の照明特性を得
ることができる。
【0035】次に、本発明の第2の実施例を図8乃至図
13を参照して説明する。図8において、本発明の第2
の実施例に係る内視鏡のユニバーサルコードであり、こ
のユニバーサルコード1の先端部には、図示しない光源
装置等に接続されるコネクタ2が設けられている。一
方、ユニバーサルコード1の基端部には操作部3が設け
られ、この操作部3の先端には生体等の被検体内に挿入
される細管状の挿入部4が連設されている。
【0036】前記挿入部4は例えば可撓性を有するチュ
ーブ状部材で構成されており、この挿入部4の内部に
は、光源装置で発生した照明光を挿入部4の先端部に導
くライトガイド5(図8参照)が組み込まれている。こ
のライトガイド5は例えば複数本の光ファイバで構成さ
れており、これらの光ファイバから出射した照明光は、
挿入部4の先端部に設けられた照明レンズ6(図9参
照)に入射するようになっている。
【0037】前記照明レンズ6は2枚の凸レンズ9,1
0で構成されており、これらの凸レンズ9,10のうち
挿入部4の基端側に位置する凸レンズ9は、照明光が入
射するレンズ面9aの曲率半径がr1 =+1.6 mmで、
照明光が出射するレンズ面9bの曲率半径がr2 =−6.
0 mmとなっている。また、この凸レンズ9はレンズ厚
がd1 =0.75mm、屈折率n=1.883 、焦点距離f1
1.4999mm、倍率m1=1.0622、有効口径D1 =1.8 m
mのレンズ特性を有している。
【0038】一方、挿入部4の先端側に位置する凸レン
ズ10は、照明光が入射するレンズ面10aの曲率半径
がr3 =+1.6 mmで、照明光が出射するレンズ面10
bの曲率半径がr4 =∞(無限大)となっている。ま
た、この凸レンズ10はレンズ厚d2 =1.3 mm、屈折
率n=1.883 、焦点距離f2 =1.812 mm、倍率m2
1.4058、有効口径D2 =1.4 mmのレンズ特性を有して
いる。
【0039】なお、図示を省略したが、挿入部4の先端
部には被検体内を観察するための対物レンズが設けられ
ている。上記のように構成される本発明の第2の実施例
に係る内視鏡では、凸レンズ9の焦点距離をf1 (=1.
4999mm)、凸レンズ10の焦点距離をf2 (=1.812
mm)、凸レンズ9と凸レンズ10の主点間距離をΔと
すると、凸レンズ9,10の合成焦点距離fは、
【0040】
【数10】 で表される。
【0041】ここで、凸レンズ9と凸レンズ10の主点
間距離Δは、凸レンズ9のレンズ面9bから凸レンズ1
0のレンズ面10aまでの距離をd3 (=0.1 mm)、
凸レンズ9のレンズ面9bから凸レンズ9の被照明側主
点位置までの距離d′H1、凸レンズ10のレンズ面10
bから凸レンズ10の光入射側主点位置までの距離dH2
とすると、
【0042】
【数11】 で表され、凸レンズ9のレンズ面9bから凸レンズ9の
被照明側主点位置までの距離d′H1および凸レンズ10
のレンズ面10bから凸レンズ10の光入射側主点位置
までの距離dH2は、
【0043】
【数12】 で表されるので、凸レンズ9,10の合成焦点距離fは
f=0.943 mmとなる。
【0044】一方、ライトガイド5の光出射面から凸レ
ンズ9のレンズ面9aまでの距離をd4 (=0.0 m
m)、凸レンズ9のレンズ面9aから凸レンズ9の主点
位置までの距離をdH1、凸レンズ9の主点位置から凸レ
ンズ9,10の合成主点位置までの距離をdX とする
と、凸レンズ9,10の合成主点位置からライトガイド
5の光出射面までの距離Sは、
【0045】
【数13】 で表される。
【0046】ここで、凸レンズ9のレンズ面9aから凸
レンズ9の主点位置までの距離をdH1および凸レンズ9
の主点位置から凸レンズ9,10の合成主点位置までの
距離dX は、
【0047】
【数14】 で表されるので、凸レンズ9,10の合成主点位置から
ライトガイド5の光出射面までの距離SはS=0.311 m
mとなり、凸レンズ9,10の合成焦点距離f(=0.94
3 mm)よりも小さくなる。これによりライトガイド5
から凸レンズ7に入射した照明光は、図10に示すよう
に、拡散光となって凸レンズ8から出射するので、広角
度の照明特性を得ることができる。
【0048】また、本発明の第2の実施例に係る内視鏡
では、ライトガイド5の直径をDLG(=1.6 mm)、ラ
イトガイド5の開口角をα(=40°)、ライトガイド5
の光出射面から凸レンズ9のレンズ面9aまでの距離を
4 (=0.0 mm)、凸レンズ9の有効口径をD1 とす
ると、ライトガイド5から凸レンズ9に入射する照明光
の入射効率Eは、
【0049】
【数15】 で表される。
【0050】ここで、凸レンズ9の有効口径をD1 =1.
8 mmとすると、凸レンズ9にはE=100 %の照明光が
入射することになるので、ライトガイド5から出射した
照明光を凸レンズ9に効率的に入射させることができ、
凸レンズ9に入射した照明光によって被検体内の観察部
位を明るく照明することができる。
【0051】また、本発明の第1の実施例に係る内視鏡
では、凸レンズ9,10の合成焦点距離をf(=0.943
mm)とすると、凸レンズ10から出射する照明光の配
光角度θは、
【0052】
【数16】 となるので、被検体内の観察部位を広範囲に照明するこ
とができる。
【0053】さらに、本発明の第2の実施例に係る内視
鏡では、凸レンズ9,10の合成焦点距離をf(=0.94
3 mm)、凸レンズ9,10の合成主点位置からライト
ガイド5の光出射面までの距離S(=0.311 mm)とす
ると、照明レンズ6の像側焦点位置からライトガイド5
の光出射面に共役な照明レンズ6の被照明面側の近軸結
像位置までの距離d′は
【0054】
【数17】 で表される。
【0055】ここで、物体高さの歪曲を考慮した凸レン
ズ9,10の合成倍率をm′(=1.492 )、ライトガイ
ド5の照明プロファイルで決まる凸レンズ9,10の像
側合成F値をF′(=2.05)、ライトガイド5を構成す
る光ファイバの平均充填距離をL(=0.023 mm)とす
ると、照明レンズ6の像側焦点位置から被照明面までの
距離xが x>d′+2F′×L×m′×(|x/d′|) のときには、ライトガイド5の光出射面が被照射面に結
像されるようなことがなく、観察に支障を来たすことも
ない。
【0056】また、本発明の第2の実施例に係る内視鏡
では、凸レンズ9,10で構成される照明レンズ6の焦
点距離fとライトガイド5の半径rとの比をf/r<1.
1 、凸レンズ9の屈折力P1と凸レンズ10の屈折力P
2との比を0.35<(P2/P1)<2.35とすると、図1
1および図12に示すように、照明レンズ6から出射す
る照明光の照明半値幅が100 °以上となるので、広角度
の照明特性を得ることができる。
【0057】また、本発明の第2の実施例に係る内視鏡
では、ライトガイド5のプロファイルが40°の場合、照
明レンズ6の配光特性が図13に示す如く100 〜120 °
となるので、広角度の照明特性を得ることができる。な
お、本発明は上述した実施例に限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が実施
可能である。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1及び請求
項2の発明によれば、照明レンズから出射する照明光の
照明半値幅が100°以上となるので、内視鏡の照明特
性を向上させることができる。請求項3の発明によれ
ば、ライトガイドの光出射面が被照射面に結像されない
ので、広角度で均一な照明特性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る内視鏡の概略構成
図。
【図2】同実施例に係る内視鏡の照明レンズの構成を示
す図。
【図3】同実施例に係る内視鏡の作用説明図。
【図4】同実施例に係る内視鏡の照明特性を示す図。
【図5】同実施例に係る内視鏡の照明特性を示す図。
【図6】ライトガイドのプロファイルを示す図。
【図7】同実施例に係る内視鏡の照明特性を示す図。
【図8】本発明の第2の実施例に係る内視鏡の概略構成
図。
【図9】同実施例に係る内視鏡の照明レンズの構成を示
す図。
【図10】同実施例に係る内視鏡の作用説明図。
【図11】同実施例に係る内視鏡の照明特性を示す図。
【図12】同実施例に係る内視鏡の照明特性を示す図。
【図13】同実施例に係る内視鏡の照明特性を示す図。
【図14】従来の内視鏡の照明特性を示す図。
【符号の説明】
1…ユニバーサルコード 3…操作部 4…挿入部 5…ライトガイド 6…照明レンズ 7,8…凸レンズ 9,10…凸レンズ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検体内に挿入される挿入部の先端部に
    照明レンズを有する内視鏡において、前記照明レンズを
    2枚の凸レンズで構成し、これらの2枚の凸レンズのう
    ち前記挿入部の基端側に位置する凸レンズの屈折力をP
    1、前記挿入部の先端側に位置する凸レンズの屈折力を
    P2、前記2枚の凸レンズで構成される照明レンズの焦
    点距離をf、前記挿入部の先端部に照明光を導くライト
    ガイドの半径をr、前記照明レンズの主点位置から前記
    ライトガイドの光出射面までの距離をsとしたとき、s
    >fのときには (1) f/r<1.1 (2) 0.4<(P1/P2)<0.9 s≦fのときには (3) f/r<1.3 (4) 0.35<(P1/P2)<2.35 が成立することを特徴とする内視鏡。
  2. 【請求項2】 前記挿入部の先端側に配置された凸レン
    ズは、前記挿入部の先端側に曲率半径が無限大のレンズ
    面を有することを特徴とする請求項1記載の内視鏡。
  3. 【請求項3】 前記照明レンズの像側焦点位置から前記
    ライトガイドの光出射面に共役な前記照明レンズの近軸
    結像位置までの距離をd′、前記ライトガイドを構成す
    る光ファイバの平均充填距離をL、前記ライトガイドの
    照明プロファイルで決まる前記照明レンズの像側F値を
    F′、物体高さの歪曲を考慮した前記照明レンズの倍率
    をm′、前記照明レンズの像側焦点位置から被照明面ま
    での距離をxとしたとき、 x>d′+2F′×L×m′×(|x/d′|) が成立することを特徴とする請求項1記載の内視鏡。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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