JPH08320338A - 加速度センサ - Google Patents

加速度センサ

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JPH08320338A
JPH08320338A JP12670095A JP12670095A JPH08320338A JP H08320338 A JPH08320338 A JP H08320338A JP 12670095 A JP12670095 A JP 12670095A JP 12670095 A JP12670095 A JP 12670095A JP H08320338 A JPH08320338 A JP H08320338A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acceleration sensor
frame body
stopper
ventilation hole
frame
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP12670095A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirohito Ito
博仁 伊藤
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Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Original Assignee
Japan Aviation Electronics Industry Ltd
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Publication date
Application filed by Japan Aviation Electronics Industry Ltd filed Critical Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Priority to JP12670095A priority Critical patent/JPH08320338A/ja
Publication of JPH08320338A publication Critical patent/JPH08320338A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 優れた信頼性を有する加速度センサを安価に
構成する。 【構成】 枠体11にヒンジ13を介して支持された質
量体12の両板面とそれぞれ所定の間隙を介して対向す
るストッパ18,19が枠体11の両板面に接合された
加速度センサにおいて、枠体11の端子17a〜17d
が設けられた板面と反対の板面側に位置するストッパ1
9に通気孔31を設ける。ストッパ18,19の高温下
での接合において、内部空間23の圧力は上昇しないた
め、位置ズレを起こすことなく良好に接合できる。ま
た、ウエハ切断時はウエハシート27により通気孔31
は蓋されるため、通気孔31を接着剤等で密封しなくて
も、切削液の内部空間23への侵入を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は例えば半導体基板をエ
ッチング加工することによって、入力加速度に対する可
動部が形成される加速度センサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の加速度センサの構造を図
4に示す。半導体基板をエッチング加工することによっ
て、枠体11と、その枠体11の枠内に位置する質量体
12と、質量体12を枠体11に支持するヒンジ13が
一体に形成される。ヒンジ13は厚さが小とされて弾性
変形可能とされており、この例では矩形板状の質量体1
2の一辺に2個配設され、これら一対のヒンジ13によ
って質量体12は枠体11に片持支持されている。
【0003】その枠体11部分が最終的に切断されて、
個々の加速度センサとされる。ヒンジ13には図4Bに
示すように、ピエゾ抵抗体15a,15bがそれぞれ配
設される。また、この例では枠体11の板面にもピエゾ
抵抗体15c,15dが配設され、これらピエゾ抵抗体
15a〜15dが配線パターン16により、図に示すよ
うに接続され、さらに枠体11に設けられた端子17a
〜17dに接続される。
【0004】上記のように、センサチップ14が形成さ
れ、かつピエゾ抵抗体15a〜15d,端子17a〜1
7d等が設けられたウエハに対し、製造時において、あ
るいはまた使用時における過大な加速度入力によって、
ヒンジ13が破損するのを防止すべく、半導体基板と同
素材またはガラス基板等からなる板状のストッパ18,
19がその両面に配設される。
【0005】これらストッパ18,19は質量体12の
可動範囲を制限するもので、質量体12の両板面とそれ
ぞれ所定の間隙を介して対向され、枠体11の両板面と
対向する部分がそれぞれ枠体11と接合される。この例
は接着剤によりストッパ18,19がそれぞれ枠体11
に接着固定されたもので、図中、21は接着層を示す。
なお、端子17a〜17dが設けられた側に配設される
ストッパ18の、端子17a〜17dと対向する部分に
は窓22が設けられており、端子17a〜17dが露出
される。
【0006】ストッパ18,19と枠体11との接合方
法としては、接着剤による接合や陽極接合等の方法があ
るが、いずれもその接合は高温にて行われる。従って、
枠体11と両ストッパ18,19とで囲まれた空間、つ
まり質量体12が位置する内部空間23の圧力が温度上
昇に伴って増大し、この空気圧によって接着層21に穴
があいたり、室温時に設定したウエハとストッパ18,
19との位置決めがずれるといった不具合が発生する恐
れがあるため、従来においては上側のストッパ18に、
内部空間23と外部とを連通する通気孔24を設けてい
た。
【0007】一方、ウエハから個々の加速度センサをダ
イシング等で切り出す際には、切削液としての水が通気
孔24から内部空間23に入ってしまうため、この侵入
を防止すべく、通気孔24はダイシング前に接着剤や半
田等で密封される。図4Aは通気孔24が接着剤25に
よって密封されたウエハが切断される様子を示したもの
であり、図中、26はダイシングブレード、27はウエ
ハが貼り付けられるダイシング用のウエハシートを示
す。
【0008】図5は上記のようにして製造された加速度
センサのピエゾ抵抗体15a〜15d,端子17a〜1
7dにより構成されるブリッジ回路を示したものであ
り、質量体12の板面に垂直な加速度入力により、ヒン
ジ13がたわみ、ヒンジ13上のピエゾ抵抗体15a,
15bの抵抗値が入力加速度に応じて変化し、これによ
り端子17a,17c間の出力電圧が変化する。従っ
て、端子17a,17c間の出力電圧を測定することに
より、入力加速度を検出することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、上側
のストッパ18に通気孔24を設けておくことにより、
ストッパ18,19の高温下でのウエハへの接合を精度
よく、良好に行うことができるものの、この場合、ウエ
ハ切断時にこの通気孔24を密封しなければならず、こ
の密封作業は手間がかかり、また例えば完全に密封でき
たかどうか確認しずらいため、密封不良が生じる恐れが
あるものとなっていた。なお、通気孔24の密封が不充
分であると、ウエハ切断時に水などの切削液が質量体1
2が位置する内部空間23に入ってしまい、性能不良あ
るいは信頼性の低下といった重大な欠陥を引き起こす要
因となる。
【0010】この発明の目的は従来の欠点を除去し、通
気孔の密封作業を不要とし、よって安価に構成すること
ができ、かつ信頼性に優れた加速度センサを提供するこ
とにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明によれ
ば、枠体と、その枠体の枠内に位置され、ヒンジを介し
て枠体に支持された質量体とが基板から一体に形成さ
れ、ヒンジにピエゾ抵抗体が配設され、そのピエゾ抵抗
体と接続された端子が枠体の一方の板面に設けられ、質
量体の両板面とそれぞれ所定の間隙を介して対向する一
対の板状ストッパが枠体の両板面にそれぞれ接合された
加速度センサにおいて、枠体の、端子が設けられた板面
と反対の板面側に位置するストッパに、質量体が位置す
る内部空間と外部とを連通する通気孔が設けられる。
【0012】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、パッケージ用のベースにスペーサを介して上記通
気孔を有するストッパが取付けられ、スペーサは少なく
とも上記通気孔に対向する部分を含む切欠きを有するも
のとされる。請求項3の発明では、請求項1の発明にお
いて、パッケージ用のベースに上記通気孔を有するスト
ッパが対面固定され、ベースに上記通気孔と外部とを連
通する溝が形成される。
【0013】
【実施例】次に請求項1の発明の実施例を図1を参照し
て説明する。なお、図中、図4と対応する部分には同一
符号を付し、その説明を省略する。この例では枠体11
の、端子17a〜17dが設けられた板面と反対の板面
側に位置するストッパ19に通気孔31が設けられ、即
ち上側のストッパ18ではなく、下側のストッパ19に
通気孔31が設けられる。
【0014】ストッパ18,19と枠体11との接合に
おいては、それらが載置される台(図示せず)によって
通気孔31が蓋されることがないように、台に段差ある
いは穴を設けておき、それら段差あるいは穴と通気孔3
1とを介して質量体12が位置する内部空間23が外部
と連通するようにする。これにより、高温下での接合に
おいて、内部空間23の圧力上昇は防止され、よってス
トッパ18,19の接合を精度良く、良好に行うことが
できる。
【0015】一方、ダイシング等によって個々の加速度
センサをウエハから切り出す際には、切断された加速度
センサが例えばバラバラとなって飛んだりすることがな
いように、ウエハはウエハシート27に接着剤により貼
り付けられるが、図1Aに示すように、このウエハシー
ト27によってストッパ19の通気孔31が蓋されるた
め、通気孔31から内部空間23に水などの切削液が入
ることはなく、つまり従来必要とした通気孔の密封作業
は不要となる。
【0016】なお、上述したようにこの例ではストッパ
18,19接合時は、通気孔31に対応して台に段差や
穴等の逃げを設けておく必要があるが、接合工程で繰り
返し使用する治具としての台に、一旦そのような逃げを
設けておけばよく、これにより従来加速度センサを製造
する都度、必要とした手間のかかる密封作業を不要とす
ることができるため、低価格化を図ることができる。
【0017】図2Aは請求項2の発明の実施例を示した
ものである。この例はウエハから切り出された加速度セ
ンサがパッケージ用のベース32に設置されたもので、
ベース32上にスペーサ33が配され、そのスペーサ3
3にストッパ19が取付けられる。スペーサ33はこの
例では図2Bに示すように、ストッパ19の板面の一半
部とほぼ対応する矩形板状とされて、通気孔31を蓋し
ない位置に配設されている。ベース32とスペーサ33
及びスペーサ33とストッパ19との組立は例えば接着
により行われる。
【0018】この図2Aに示した構成によれば、通気孔
31はベース32によって蓋されず、即ち内部空間23
は外部と連通されているため、最終パッケージング工程
で例えば真空引き等を行うことにより、内部空間23か
ら完全に水分や湿気を除去して内部空間23内を乾燥さ
せることができ、信頼性に優れた加速度センサを得るこ
とができる。
【0019】なお、スペーサ33は少なくともストッパ
19の通気孔31に対向する部分を含む切欠きを有する
形状とすればよく、例えば図2Cに示すように切欠き3
4を有する形状としてもよい。次に、請求項3の発明の
実施例を図3に示す。この例はベース32の通気孔31
と対向する位置に予め溝35を形成しておき、このベー
ス32に直接ストッパ19を対面固定するもので、溝3
5及び通気孔31を介して内部空間23が外部と連通さ
れるものである。
【0020】この例では図2Aのものに比し、スペーサ
33がない分、部品点数が少なく、かつ組立工数が減
り、よって安価に構成することができ、また例えば図2
Aにおいて部分的にスペーサ33を設けることにより生
じる取付精度の悪化を解消することができる。なお、上
述した実施例から明らかなように、ストッパ18,19
接合工程からウエハ切断工程及びパッケージング工程に
至るまで、常に上側のストッパ18を上側として工程を
進めることができるため、段取りが簡単であり、例えば
自動組立も簡易に行うことができる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
通気孔の密封作業は不要となり、またその密封不良によ
り質量体12が位置する内部空間23へ水等が侵入する
といった従来の不具合も解消されるため、優れた信頼性
を有する加速度センサを安価に構成することができる。
【0022】しかも、請求項2及び3の発明によれば最
終パッケージング工程で確実に水分や湿気を内部空間2
3から除去することができ、かつ請求項3の発明では請
求項2の発明に比し、少ない部品点数でそれを実現する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の実施例を説明するための図、
Aは断面図、Bはセンサチップの平面図。
【図2】Aは請求項2の発明の実施例を示す断面図、B
はスペーサの平面図、Cはスペーサの他の例を示す平面
図。
【図3】請求項3の発明の実施例を示す断面図。
【図4】従来の加速度センサを説明するための図、Aは
断面図、Bはセンサチップの平面図。
【図5】加速度センサのブリッジ回路構成図。
【符号の説明】
11 枠体 12 質量体 13 ヒンジ 15a〜15d ピエゾ抵抗体 17a〜17d 端子 18,19 ストッパ 31 通気孔 32 ベース 33 スペーサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 枠体と、その枠体の枠内に位置され、ヒ
    ンジを介して枠体に支持された質量体とが基板から一体
    に形成され、上記ヒンジにピエゾ抵抗体が配設され、そ
    のピエゾ抵抗体と接続された端子が上記枠体の一方の板
    面に設けられ、上記質量体の両板面とそれぞれ所定の間
    隙を介して対向する一対の板状ストッパが上記枠体の両
    板面にそれぞれ接合された加速度センサにおいて、 上記枠体の、上記端子が設けられた板面と反対の板面側
    に位置する上記ストッパに、上記質量体が位置する内部
    空間と外部とを連通する通気孔が設けられていることを
    特徴とする加速度センサ。
  2. 【請求項2】 パッケージ用のベースにスペーサを介し
    て上記通気孔を有するストッパが取付けられ、上記スペ
    ーサは少なくとも上記通気孔に対向する部分を含む切欠
    きを有することを特徴とする請求項1記載の加速度セン
    サ。
  3. 【請求項3】 パッケージ用のベースに上記通気孔を有
    するストッパが対面固定され、上記ベースに上記通気孔
    と外部とを連通する溝が形成されていることを特徴とす
    る請求項1記載の加速度センサ。
JP12670095A 1995-05-25 1995-05-25 加速度センサ Withdrawn JPH08320338A (ja)

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JP12670095A JPH08320338A (ja) 1995-05-25 1995-05-25 加速度センサ

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JP12670095A JPH08320338A (ja) 1995-05-25 1995-05-25 加速度センサ

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JPH08320338A true JPH08320338A (ja) 1996-12-03

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JP12670095A Withdrawn JPH08320338A (ja) 1995-05-25 1995-05-25 加速度センサ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1303427C (zh) * 2003-06-25 2007-03-07 松下电工株式会社 半导体加速度传感器及其制备方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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Effective date: 20020806