JPH08319605A - 車両用衝突緩衝体 - Google Patents
車両用衝突緩衝体Info
- Publication number
- JPH08319605A JPH08319605A JP12484995A JP12484995A JPH08319605A JP H08319605 A JPH08319605 A JP H08319605A JP 12484995 A JP12484995 A JP 12484995A JP 12484995 A JP12484995 A JP 12484995A JP H08319605 A JPH08319605 A JP H08319605A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wall
- vehicle
- buffer
- barrier
- shock absorbing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Refuge Islands, Traffic Blockers, Or Guard Fence (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】道路の中央分離帯に設置されているコンクリー
ト防護壁に車両等が衝突した際、その衝撃を効果的に緩
和させる車両用衝突緩衝体を提供する。 【構成】道路の中央分離帯に設置されているコンクリー
ト防護壁に冠着される車両用衝突緩衝体であって、防護
壁Ｃの上面に当接される基部１の両端縁より防護壁Ｃの
側面を覆う緩衝壁２を垂下させ、該緩衝壁２の内部に空
間部２１を形成し、空間部２１に緩衝材２２を充填させ
る。 【効果】防護壁の側面が緩衝壁で覆われるので、防護壁
の側面に衝突する車両に対しても効果的であり、しかも
前記緩衝壁は、内部に空間部が形成され、該空間部に緩
衝材が充填されているので、車両の衝突を吸収するに充
分な弾性力を有し、従って充分な衝撃吸収効果を期待す
ることができる。
ト防護壁に車両等が衝突した際、その衝撃を効果的に緩
和させる車両用衝突緩衝体を提供する。 【構成】道路の中央分離帯に設置されているコンクリー
ト防護壁に冠着される車両用衝突緩衝体であって、防護
壁Ｃの上面に当接される基部１の両端縁より防護壁Ｃの
側面を覆う緩衝壁２を垂下させ、該緩衝壁２の内部に空
間部２１を形成し、空間部２１に緩衝材２２を充填させ
る。 【効果】防護壁の側面が緩衝壁で覆われるので、防護壁
の側面に衝突する車両に対しても効果的であり、しかも
前記緩衝壁は、内部に空間部が形成され、該空間部に緩
衝材が充填されているので、車両の衝突を吸収するに充
分な弾性力を有し、従って充分な衝撃吸収効果を期待す
ることができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、道路の中央分離帯に設
置されているコンクリート防護壁に車両等が衝突した
際、その衝撃を緩和させる車両用衝突緩衝体に関するも
のである。
置されているコンクリート防護壁に車両等が衝突した
際、その衝撃を緩和させる車両用衝突緩衝体に関するも
のである。
【０００２】
【従来の技術】従来、道路の中央分離帯に設置されてい
るコンクリート防護壁は、一般にコンクリートが剥き出
しの状態であり、車両が衝突した場合、その衝撃を吸収
緩和することができず、そのために車両が大破したり、
通行車線に横たわったりすることにより、後方からくる
車両が衝突し、大事故を招きやすいという問題があっ
た。
るコンクリート防護壁は、一般にコンクリートが剥き出
しの状態であり、車両が衝突した場合、その衝撃を吸収
緩和することができず、そのために車両が大破したり、
通行車線に横たわったりすることにより、後方からくる
車両が衝突し、大事故を招きやすいという問題があっ
た。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】そこで特公昭５５−１
４２０１号公報に記載される如く、防護壁の上部に弾性
を有する板状のゴム製材からなる緩衝部材を被着するこ
とも提案されているが、かかる緩衝部材は防護壁の上部
にのみ被着されているため、防護壁の側面に衝突する車
両に対しては効果的でなく、また該緩衝部材は板状のゴ
ム製材からなるため、車両の衝突を吸収するだけの弾性
力がなく、いずれにしても充分な衝撃吸収効果を期待す
ることができなかった。
４２０１号公報に記載される如く、防護壁の上部に弾性
を有する板状のゴム製材からなる緩衝部材を被着するこ
とも提案されているが、かかる緩衝部材は防護壁の上部
にのみ被着されているため、防護壁の側面に衝突する車
両に対しては効果的でなく、また該緩衝部材は板状のゴ
ム製材からなるため、車両の衝突を吸収するだけの弾性
力がなく、いずれにしても充分な衝撃吸収効果を期待す
ることができなかった。
【０００４】そこで本発明は上記の如き問題を解決し、
車両衝突時の衝撃吸収効果に優れた車両用衝突緩衝体を
提供せんとするものである。
車両衝突時の衝撃吸収効果に優れた車両用衝突緩衝体を
提供せんとするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は次のような構成としている。すなわち本発
明に係る車両用衝突緩衝体は、道路の中央分離帯に設置
されているコンクリート防護壁に冠着される車両用衝突
緩衝体であって、防護壁の上面に当接される基部の両端
縁より防護壁の側面を覆う緩衝壁が垂下され、該緩衝壁
の内部に空間部が形成され、空間部に緩衝材が充填され
たことを特徴とするものである。
に、本発明は次のような構成としている。すなわち本発
明に係る車両用衝突緩衝体は、道路の中央分離帯に設置
されているコンクリート防護壁に冠着される車両用衝突
緩衝体であって、防護壁の上面に当接される基部の両端
縁より防護壁の側面を覆う緩衝壁が垂下され、該緩衝壁
の内部に空間部が形成され、空間部に緩衝材が充填され
たことを特徴とするものである。
【０００６】
【作用】この発明による車両用衝突緩衝体によれば、コ
ンクリート防護壁に冠着すれば、防護壁の側面が緩衝壁
で覆われるので、防護壁の側面に衝突する車両に対して
も効果的であり、しかも前記緩衝壁は、内部に空間部が
形成され、該空間部に緩衝材が充填されているので、車
両の衝突を吸収するに充分な弾性力を有し、従って充分
な衝撃吸収効果を期待することができる。
ンクリート防護壁に冠着すれば、防護壁の側面が緩衝壁
で覆われるので、防護壁の側面に衝突する車両に対して
も効果的であり、しかも前記緩衝壁は、内部に空間部が
形成され、該空間部に緩衝材が充填されているので、車
両の衝突を吸収するに充分な弾性力を有し、従って充分
な衝撃吸収効果を期待することができる。
【０００７】
【実施例】次に、本発明の実施例について、図面に基づ
き具体的に説明する。
き具体的に説明する。
【０００８】まず図１は本発明車両用衝突緩衝体の一実
施例を示す断面図、図２はその正面図である。すなわち
図１〜２の実施例による車両用衝突緩衝体Ｐは、コンク
リート防護壁Ｃの上面に当接される基部１と、その基部
１の両端縁より垂下され、コンクリート防護壁Ｃの側面
のほぼ全部を覆う緩衝壁２からなり、その緩衝壁２の内
部は空間部２１が形成され、その空間部２１には緩衝材
２２が充填されている。
施例を示す断面図、図２はその正面図である。すなわち
図１〜２の実施例による車両用衝突緩衝体Ｐは、コンク
リート防護壁Ｃの上面に当接される基部１と、その基部
１の両端縁より垂下され、コンクリート防護壁Ｃの側面
のほぼ全部を覆う緩衝壁２からなり、その緩衝壁２の内
部は空間部２１が形成され、その空間部２１には緩衝材
２２が充填されている。
【０００９】前記基部１と緩衝壁２とは、別体で形成さ
れ、互いに溶着等されて一体化されていてもよいし、中
空成形や押出成形等により一体的に形成されていてもよ
い。前記基部１と緩衝壁２の材質は、特に限定されるも
のではないが、できる限り柔軟性を有し、且つ弾性力を
有するポリエチレン等の合成樹脂やゴム等が好ましい。
また車両用衝突緩衝体Ｐの長さは、好適には５０〜２０
０ｃｍ程度とされ、その取付けは図２の如く、コンクリ
ート防護壁Ｃの上面から連続的に冠着し、基部１とコン
クリート防護壁Ｃとを打ち込みアンカー等で固定すれば
よいが、着脱自在になされていてもよい。なお車両用衝
突緩衝体Ｐは、前記の如くコンクリート防護壁Ｃに後付
けされてもよいし、コンクリート防護壁Ｃを製作する際
に、予め冠着されて一体化されていてもよい。次に緩衝
壁２の空間部２１に充填される緩衝材２２は一般に水や
砂、合成樹脂発泡体等が用いられる。なお本発明の範囲
内で、緩衝壁２に他の交通安全用品、例えば防眩板が取
付けられてもよいし、反射体等が取付けられていてもよ
く、また適宜着色や表示がなされていてもよい。
れ、互いに溶着等されて一体化されていてもよいし、中
空成形や押出成形等により一体的に形成されていてもよ
い。前記基部１と緩衝壁２の材質は、特に限定されるも
のではないが、できる限り柔軟性を有し、且つ弾性力を
有するポリエチレン等の合成樹脂やゴム等が好ましい。
また車両用衝突緩衝体Ｐの長さは、好適には５０〜２０
０ｃｍ程度とされ、その取付けは図２の如く、コンクリ
ート防護壁Ｃの上面から連続的に冠着し、基部１とコン
クリート防護壁Ｃとを打ち込みアンカー等で固定すれば
よいが、着脱自在になされていてもよい。なお車両用衝
突緩衝体Ｐは、前記の如くコンクリート防護壁Ｃに後付
けされてもよいし、コンクリート防護壁Ｃを製作する際
に、予め冠着されて一体化されていてもよい。次に緩衝
壁２の空間部２１に充填される緩衝材２２は一般に水や
砂、合成樹脂発泡体等が用いられる。なお本発明の範囲
内で、緩衝壁２に他の交通安全用品、例えば防眩板が取
付けられてもよいし、反射体等が取付けられていてもよ
く、また適宜着色や表示がなされていてもよい。
【００１０】次に図３は本発明車両用衝突緩衝体の他の
実施例を示す断面図であって、図１〜２の実施例と異な
り、本実施例による車両用衝突緩衝体Ｐは緩衝材２２に
植物栽培用の培地材が用いられ、緩衝壁２に植物３が植
生されているものであり、この車両用衝突緩衝体Ｐをコ
ンクリート防護壁Ｃに冠着すれば、殺風景なコンクリー
ト防護壁Ｃが緑化されて、周囲の景観が向上され、また
その植物３が生育して張り出すことにより、対向車線に
対する防眩効果も期待される。前記培地材としては、緩
衝効果を有するものが用いられ、例えば無機繊維、発泡
スチロール、発泡ウレタン等が好ましい。またこの培地
材に栽培される植物３は、特に限定されるものではなく
任意の植物３が栽培されるが、剪定がほとんどいらない
常緑低木のプリペット、シャリンバイ等が好ましい。
実施例を示す断面図であって、図１〜２の実施例と異な
り、本実施例による車両用衝突緩衝体Ｐは緩衝材２２に
植物栽培用の培地材が用いられ、緩衝壁２に植物３が植
生されているものであり、この車両用衝突緩衝体Ｐをコ
ンクリート防護壁Ｃに冠着すれば、殺風景なコンクリー
ト防護壁Ｃが緑化されて、周囲の景観が向上され、また
その植物３が生育して張り出すことにより、対向車線に
対する防眩効果も期待される。前記培地材としては、緩
衝効果を有するものが用いられ、例えば無機繊維、発泡
スチロール、発泡ウレタン等が好ましい。またこの培地
材に栽培される植物３は、特に限定されるものではなく
任意の植物３が栽培されるが、剪定がほとんどいらない
常緑低木のプリペット、シャリンバイ等が好ましい。
【００１１】
【発明の効果】この発明による車両用衝突緩衝体によれ
ば、コンクリート防護壁に本発明を冠着すれば、防護壁
の側面が緩衝壁で覆われるので、防護壁の側面に衝突す
る車両に対しても効果的であり、しかも前記緩衝壁は、
内部に空間部が形成され、該空間部に緩衝材が充填され
ているので、車両の衝突を吸収するに充分な弾性力を有
し、従って充分な衝撃吸収効果を期待することができ
る。
ば、コンクリート防護壁に本発明を冠着すれば、防護壁
の側面が緩衝壁で覆われるので、防護壁の側面に衝突す
る車両に対しても効果的であり、しかも前記緩衝壁は、
内部に空間部が形成され、該空間部に緩衝材が充填され
ているので、車両の衝突を吸収するに充分な弾性力を有
し、従って充分な衝撃吸収効果を期待することができ
る。
【００１２】また緩衝材に植物栽培用の培地材が用いら
れ、緩衝壁に植物が植生された本発明車両用衝突緩衝体
にあっては、殺風景なコンクリート防護壁Ｃが緑化され
て、周囲の景観が向上され、またその植物が生育して張
り出すことにより、対向車線に対する防眩効果も期待さ
れる。
れ、緩衝壁に植物が植生された本発明車両用衝突緩衝体
にあっては、殺風景なコンクリート防護壁Ｃが緑化され
て、周囲の景観が向上され、またその植物が生育して張
り出すことにより、対向車線に対する防眩効果も期待さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明車両用衝突緩衝体の一実施例を示す断面
図である。
図である。
【図２】図１の正面図である。
【図３】本発明車両用衝突緩衝体の他の実施例を示す断
面図である。
面図である。
Ｐ 本発明車両用衝突緩衝体 Ｃ 防護壁 １ 基部 ２ 緩衝壁 ２１ 空間部 ２２ 緩衝材 ３ 植物
Claims (2)
- 【請求項１】 道路の中央分離帯に設置されているコン
クリート防護壁に冠着される車両用衝突緩衝体であっ
て、防護壁の上面に当接される基部の両端縁より防護壁
の側面を覆う緩衝壁が垂下され、該緩衝壁の内部に空間
部が形成され、空間部に緩衝材が充填されたことを特徴
とする車両用衝突緩衝体。 - 【請求項２】 緩衝壁の空間部に充填された緩衝材が植
物栽培用の培地材となされ、緩衝壁に植物が植生された
ことを特徴とする請求項１記載の車両用衝突緩衝体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12484995A JPH08319605A (ja) | 1995-05-24 | 1995-05-24 | 車両用衝突緩衝体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12484995A JPH08319605A (ja) | 1995-05-24 | 1995-05-24 | 車両用衝突緩衝体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08319605A true JPH08319605A (ja) | 1996-12-03 |
Family
ID=14895620
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12484995A Pending JPH08319605A (ja) | 1995-05-24 | 1995-05-24 | 車両用衝突緩衝体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08319605A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006132115A (ja) * | 2004-11-02 | 2006-05-25 | Kfc Ltd | 道路における電磁波吸収・吸遮音構造体 |
| US20130193275A1 (en) * | 2010-01-29 | 2013-08-01 | Stephen Baines | Railroad crossing |
| CN104988868A (zh) * | 2015-06-15 | 2015-10-21 | 张芳 | 防撞式水泥隔离墩 |
| JP2016512583A (ja) * | 2013-03-05 | 2016-04-28 | サンチェス デ ラ クルス， ホセ マヌエルＳＡＮＣＨＥＺ ＤＥ ＬＡ ＣＲＵＺ， Ｊｏｓｅ Ｍａｎｕｅｌ | 道路用交通防護柵 |
| CN111648276A (zh) * | 2020-06-08 | 2020-09-11 | 上海城建城市运营(集团)有限公司 | 快速加固防撞墙的钢护套结构及维修工艺 |
-
1995
- 1995-05-24 JP JP12484995A patent/JPH08319605A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006132115A (ja) * | 2004-11-02 | 2006-05-25 | Kfc Ltd | 道路における電磁波吸収・吸遮音構造体 |
| JP4581124B2 (ja) * | 2004-11-02 | 2010-11-17 | 株式会社ケー・エフ・シー | 道路における電磁波吸収・吸遮音構造体 |
| US20130193275A1 (en) * | 2010-01-29 | 2013-08-01 | Stephen Baines | Railroad crossing |
| JP2016512583A (ja) * | 2013-03-05 | 2016-04-28 | サンチェス デ ラ クルス， ホセ マヌエルＳＡＮＣＨＥＺ ＤＥ ＬＡ ＣＲＵＺ， Ｊｏｓｅ Ｍａｎｕｅｌ | 道路用交通防護柵 |
| CN104988868A (zh) * | 2015-06-15 | 2015-10-21 | 张芳 | 防撞式水泥隔离墩 |
| CN111648276A (zh) * | 2020-06-08 | 2020-09-11 | 上海城建城市运营(集团)有限公司 | 快速加固防撞墙的钢护套结构及维修工艺 |
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