JPH08318858A - 流体収納容器の搬送用具 - Google Patents

流体収納容器の搬送用具

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JPH08318858A
JPH08318858A JP7128707A JP12870795A JPH08318858A JP H08318858 A JPH08318858 A JP H08318858A JP 7128707 A JP7128707 A JP 7128707A JP 12870795 A JP12870795 A JP 12870795A JP H08318858 A JPH08318858 A JP H08318858A
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JP7128707A
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Hisao Saito
久雄 斉藤
Kenji Usumi
健司 磨見
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Daifuku Co Ltd
Original Assignee
Daifuku Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 後部枠の左右端部に側部枠5,6を連結して
平面視でコ形状の枠体3が形成され、枠体3の下端に車
輪26が設けられ、両側部枠5,6の下部間に底部枠34が
支持され、両側部枠5,6および底部枠34の前端部間
に、前部枠42が着脱自在に取付けられ、底部枠34に、流
体収納容器1を支持する荷受け台52が出し入れ自在に載
置され、荷受け台52にフォーク挿入スペース55が形成さ
れている。 【効果】 前部枠42を取外した後、流体収納容器1を支
持した荷受け台52のフォーク挿入スペース55にフォーク
72を挿通して、荷受け台52とともに流体収納容器1を持
ち上げることができるため、流体収納容器1を搬送用具
2の手前側から容易に出し入れすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液体や気体あるいは粉
体などを収納した流体収納容器を搬送するのに用いられ
る搬送用具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の流体収納容器の搬送用具
としては例えば図13に示されるものがある。すなわち、
底板81の上面に、後部パネル82と、前部パネル83と、左
右一対の側部パネル84,85とが設けられている。このう
ち、前部パネル83は底板81と両側部パネル84,85とに着
脱自在に取付けられている。上記底板81の下面の前後左
右四箇所には脚体86が垂下されている。
【0003】上記底板81の上面には荷受け台87が載置さ
れ、液体を収納した液体収納容器88が荷受け台87に支持
されている。上記液体収納容器88の下部には開閉自在な
ノズル部89が装着されており、荷受け台87の前部中央に
は、上記ノズル部89が収納されるノズル収納空間90が形
成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来形式では、前部パネル83を取り外した後、液体収納
容器88を荷受け台87とともに手前に取り出す際、フォー
クを挿入するスペースが無いため、荷受け台87ごと液体
収納容器88を持ち上げることは困難であった。したがっ
て、液体収納容器88が重たい場合などでは、液体収納容
器88の搬送用具91に対する出し入れが困難であった。
【0005】また、液体収納容器88を荷受け台87ととも
に取り出した後の空の搬送用具91を保管する場合、広い
保管スペースを要するといった問題があった。さらに、
搬送用具91を搬送する場合は、この搬送用具91をフォー
クリフトなどで持ち上げねばならず、労力を要した。ま
た、荷受け台87を介して底板81に載置された液体収納容
器88のノズル部89に予期しない外力が作用した場合、ノ
ズル部89が折れ曲がるおそれがあった。
【0006】本発明は上記問題を解決するもので、流体
収納容器を荷受け台とともに容易に手前側から出し入れ
することができ、狭い保管スペース内に多数の空の搬送
用具を保管することが可能で、容易に搬送することがで
き、流体収納容器のノズル部に予期しない外力が作用し
た場合でもノズル部の折れ曲がりを防止し得る流体収納
容器の搬送用具を提供することを目的とするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に本第1発明における流体収納容器の搬送用具は、流体
を収納した流体収納容器を搬送する搬送用具であって、
後部枠の左右端部に側部枠を連結して平面視でコ形状の
枠体が形成され、この枠体の下端に車輪が設けられ、上
記両側部枠の下部間に底部枠が支持され、上記底部枠と
少なくとも一側方の側部枠とが他の枠側に折畳み自在に
構成され、上記両側部枠の上端に、別の搬送用具を上方
から載置可能な受け部材が設けられ、上記底部枠に、上
記流体収納容器を支持する荷受け台が出し入れ自在に載
置され、上記荷受け台にフォーク挿入スペースが形成さ
れたものである。
【0008】本第2発明における流体収納容器の搬送用
具は、車輪は枠体の下端部の前後左右四箇所に設けら
れ、左右で相対向する車輪の間隔を枠体の内側の幅およ
び両受け部材の左右の間隔よりも狭くし、前後で相対向
する車輪の間隔を枠体の奥行きよりも狭くしたものであ
る。
【0009】本第3発明における流体収納容器の搬送用
具は、荷受け台に係合部を設け、底部枠に、上記係合部
が上方から係脱自在な被係合部を設けたものである。本
第4発明における流体収納容器の搬送用具は、底部枠
に、流体収納容器に備えられた開閉自在なノズル部を支
持するノズル支持体を設けたものである。
【0010】
【作用】上記本第1発明の構成によると、流体収納容器
を支持した荷受け台のフォーク挿入スペースにフォーク
を挿通して、荷受け台とともに流体収納容器を持ち上げ
ることができるため、流体収納容器を搬送用具の手前側
から容易に出し入れすることができる。
【0011】また、フォークを用いて流体収納容器を荷
受け台とともに搬送用具の手前側へ取り出した後、底部
枠と少なくとも一側方の側部枠とを他の枠側に折畳むこ
とにより、狭い保管スペース内に多数の空の搬送用具を
保管することができる。
【0012】さらに、フォークを用いて流体収納容器を
荷受け台とともに搬送用具の手前側から底部枠に載置し
た後、搬送用具を押し引きすることにより、搬送用具は
車輪を介して走行するため、人力で容易に搬送し得る。
【0013】また、受け部材に上方から別の搬送用具を
載置することにより、複数台の搬送用具を上下に段積み
することができる。上記本第2発明の構成によると、複
数台の搬送用具を上下に段積みした際、上段の搬送用具
の各車輪は下段の搬送用具の枠体の内側に挿入されるた
め、各車輪が枠体の左右外側方に突出せず、したがっ
て、段積み時、搬送用具の左右に隣接して別の搬送用具
を並べることができる。また、段積みされた複数台の搬
送用具の全高が車輪の分だけ低くなる。
【0014】上記本第3発明の構成によると、流体収納
容器を支持した荷受け台のフォーク挿入スペースにフォ
ークを挿通し、荷受け台とともに流体収納容器を持ち上
げて、この荷受け台を搬送用具の手前側から底部枠に載
置した場合、係合部が上方から被係合部に係合するた
め、荷受け台が底部枠上に位置決めされ、搬送中などに
ずれることはない。
【0015】上記本第4発明の構成によると、搬送用具
に収納された流体収納容器のノズル部はノズル支持体に
より支持されるため、ノズル部に予期しない外力が作用
した場合でもノズル部の折れ曲がりを防止し得る。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図12に基づ
いて説明する。図1に示すように、1は流体の一例であ
る醤油やソース,油,化学薬品などの液体を充填した流
体収納容器であり、この流体収納容器1は搬送用具2に
収納されて搬送される。
【0017】以下に、搬送用具2の構成を説明する。す
なわち、図3に示すように、3は、後部枠4と、この後
部枠4の右端部に連結された右側部枠5と、後部枠4の
左端部に連結された左側部枠6とにより、平面視でコ形
状に形成された枠体である。
【0018】図4に示すように、上記後部枠4は、アン
グル状の下部横材8と、この下部横材8に立設された門
型フレーム9と、上記下部横材8と門型フレーム9の上
部横材10との間に連結された縦杆11と、門型フレーム9
の左右一対の縦材12間に連結された横杆13とにより構成
されている。
【0019】図5,図6に示すように、上記右側部枠5
および左側部枠6は、それぞれ、アングル状の下部横材
15と、この下部横材15に立設された門型フレーム16と、
上記下部横材15と門型フレーム16の上部横材17との間に
連結された縦杆18と、門型フレーム16の前後一対の縦材
19間に連結された横杆20とにより構成されている。
【0020】図5に示すように、上記右側部枠5は、連
結具22を介して、縦軸心23を中心にして回動自在に後部
枠4に連結されている。上記連結具22は、後部枠4の右
側の縦材12と右側部枠5の後側の縦材19との間に、上下
三箇所に設けられている。
【0021】また、図6に示すように、左側部枠6は連
結具24を介して後部枠4に連結されている。上記連結具
24は、後部枠4の左側の縦材12と左側部枠6の後側の縦
材19との間に、上下二箇所に設けられている。
【0022】図4に示すように、上記後部枠4の下部横
材8の下面の左右両端部には、取付板25を介して、旋回
自在なキャスター車輪26が設けられている。同様に、図
5,図6に示すように、右側部枠5および左側部枠6の
各下部横材15の下面の前端部にはそれぞれ、取付板25を
介して、旋回自在なキャスター車輪26が設けられてい
る。また、上記各取付板25の下面には、断面U形状のブ
ラケット27が設けられている。
【0023】図2に示すように、右側部枠5および左側
部枠6の各上部横材17にはそれぞれ、別の搬送用具2の
ブラケット27を上方から載置可能な受け部材28が前後方
向にわたって設けられている。図7,図8に示すよう
に、これら受け部材28は、右側部枠5および左側部枠6
の内側へ突出する水平状の平板部29と、この平板部29の
内側縁から斜め上方へ起立した起立部30とから形成され
ている。また、受け部材28の後端部は上記上部横材17の
後方へ突出しており、受け部材28の後端部と右側部枠5
および左側部枠6の後部との間にはリブ31が設けられて
いる。さらに、受け部材28の後端にはストップ板32が設
けられている。
【0024】図4に示すように、上記後部枠4は右側部
枠5と左側部枠6よりも低く形成されており、上記受け
部材28の平板部29の上面から後部枠4の上端までの寸法
は上記ブラケット27の下面からキャスター車輪26の下端
までの寸法よりも大きく設定されている。
【0025】図2に示すように、右側部枠5および左側
部枠6の各下部横材15間には底部枠34が支持されてい
る。図9,図10に示すように、底部枠34は、左右一対の
サイドフレーム35と、両サイドフレーム35間に設けられ
た前後複数本の横材36とにより構成されている。上記底
部枠34の後面と後部枠4の下部横材8とはヒンジ具37を
介して連結されているため、底部枠34はヒンジ具37を中
心にして上下に回動自在となっている。また、底部枠34
には、右側部枠5および左側部枠6の各下部横材15と底
部枠34とをロックするロック装置38が設けられている。
このロック装置38は、上記下部横材15に挿入されてロッ
ク作動する出退自在なロック杆39と、このロック杆39を
突出方向に付勢する引張りコイルバネ40とから構成され
ている。
【0026】図2,図3に示すように、上記枠体3の前
面には、前部枠42が着脱自在に取付けられている。この
前部枠42は、後部枠4と同じ高さに形成され、門型フレ
ーム43と、門型フレーム43の縦材44の下端と上部横材45
との間に連結された左右一対のL形状のフレーム46と、
横杆47とにより構成されている。上記前部枠42はロック
具48を介して右側部枠5および左側部枠6の前部の縦材
19に固定される。また、図1,図9に示すように、前部
枠42の下端には、底部枠34の前端部の横材36に形成され
た係止孔50に嵌脱自在なピン51が垂設されている。
【0027】また、左右で相対向するキャスター車輪26
の間隔は右側部枠5と左側部枠6との内側間隔および両
受け部材28の左右の内側間隔よりも狭く設定されてい
る。さらに、前後で相対向するキャスター車輪26の間隔
は後部枠4と前部枠42との内側間隔よりも狭く設定され
ている。
【0028】図1,図10および図11に示すように、上記
底部枠34には、流体収納容器1を支持する荷受け台52が
出し入れ自在に載置されている。この荷受け台52は、平
面視で四角形の受板部53と、この受板部53の左右両側部
における前後両端およびその中間部に垂設された脚部54
とにより構成されている。これにより、上記受板部53の
下方かつ脚部54の左右間にはフォーク挿入スペース55が
形成されている。また、上記受板部53の中央にはノズル
挿通口56が形成され、受板部53の上面はノズル挿通口56
に向かって下方に傾斜する前後一対および左右一対の傾
斜面57として形成されている。
【0029】上記左右一側方の各脚部54の下端には、下
面が開放された山形状の係合フレーム59(係合部の一
例)が前後方向にわたって取付けられている。同様に、
左右他側方の各脚部54の下端にも上記係合フレーム59が
取付けられている。これら左右一対の係合フレーム59
は、上記底部枠34の上面に前後方向にわたり設けられた
左右一対の山形状の被係合フレーム60(被係合部の一
例)に上方から係脱自在となっている。
【0030】図1,図3に示すように、上記流体収納容
器1は平面視で四角形に形成されており、その下部は上
記荷受け台52の傾斜面57と同じ傾斜を有している。流体
収納容器1の下端中央には、下方から前方へ突出する開
閉自在なノズル部62が設けられている。このノズル部62
は、短管63と、この短管63に設けられたバルブ64とによ
り構成されている。
【0031】図1,図2に示すように、上記底部枠34に
は、上記ノズル部62を支持するノズル支持体65が設けら
れている。このノズル支持体65は、図9,図10に示すよ
うに、底部枠34の前部に位置する横材36の上面中央部に
立設された左右一対のボルト軸66と、両ボルト軸66間に
取付けられる支持板67と、両ボルト軸66に螺合して支持
板67を上下移動自在に支持固定するナット68とにより構
成されている。上記支持板67の中央部には凹部69が形成
され、この凹部69にノズル部62がはまり込んで支持され
る。
【0032】図2,図4に示すように、前部枠42の横杆
47と後部枠4の横杆13とには、搬送用具2に収納された
流体収納容器1を固定するためのゴムバンド70が着脱自
在に掛止される。
【0033】以下、上記構成における作用を説明する。
流体収納容器1を搬送用具2に収納する場合は、先ず、
流体収納容器1を荷受け台52に載置する。この際、図11
に示すように、流体収納容器1のノズル部62は荷受け台
52のノズル挿通口56に上方から挿通される。
【0034】その後、図2に示すロック具48を解除し
て、図1に示すように、前部枠42を上方へ持ち上げるこ
とにより、ピン51が係止孔50から脱抜され、前部枠42を
取外すことができる。そして、図10の仮想線で示すよう
に、フォークリフトのフォーク72をフォーク挿入スペー
ス55に挿入し、荷受け台52とともに流体収納容器1を持
ち上げ、図10の実線で示すように搬送用具2の前方から
底部枠34に載置する。これにより、流体収納容器1は荷
受け台52を介して底部枠34上に載置される。この際、係
合フレーム59が上方から被係合フレーム60に係合するた
め、荷受け台52が底部枠34に位置決めされ、搬送中など
に横ずれすることはない。
【0035】その後、前部枠42のピン51を底部枠34の係
止孔50に嵌入し、ロック具48で前部枠42を右側部枠5と
左側部枠6とに連結固定する。これにより、図2,図3
に示すように、流体収納容器1は搬送用具2に収納され
る。
【0036】そして、図10に示すように、ノズル支持体
65のナット68を回転させて支持板67のレベルをノズル部
62のレベルに合わせることにより、ノズル部62は凹部69
にはまり込んで支持板67で支持される。このため、ノズ
ル部62に予期しない外力が作用した場合でもノズル部62
の折れ曲がりを防止し得る。
【0037】その後、搬送用具2を押し引きすることに
より、搬送用具2は各キャスター車輪26を介して走行す
るため、人力で容易に搬送し得る。この際、図2,図4
に示すように、前部枠42の横杆47と後部枠4の横杆13と
にゴムバンド70を掛止して流体収納容器1を固定するこ
とにより、流体収納容器1の振動を防止できる。
【0038】また、流体収納容器1を搬送用具2から取
出す場合は、図1に示すように、先ず、ロック具48を解
除して前部枠42を取外し、図10に示すように、フォーク
72をフォーク挿入スペース55に挿入し、荷受け台52とと
もに流体収納容器1を底部枠34の上方へ持ち上げ、搬送
用具2の前方へ取出せばよい。
【0039】上記のように、フォーク挿入スペース55に
フォーク72を挿通して、荷受け台52とともに流体収納容
器1を持ち上げることができるため、流体収納容器1を
搬送用具2の前方から容易に出し入れすることができ
る。
【0040】また、フォークリフトなどを用いて搬送用
具2の上方に別の搬送用具2を持ち上げ、持ち上げられ
た搬送用具2を下方の搬送用具2に下ろす。この際、図
7,図8に示すように、上方の搬送用具2の各ブラケッ
ト27が下方の搬送用具2の受け部材28の平板部29に上方
から載置されて受け止められるため、図2に示すように
複数台の搬送用具2を上下複数段に段積みすることがで
きる。この際、図7に示すように、受け部材28の起立部
30がブラケット27の左右方向の横移動を規制するため、
上段の搬送用具2が下段の搬送用具2に対して左右方向
に横ずれするのを防止できる。また、受け部材28のスト
ップ板32がブラケット27の後方移動を規制するため、上
段の搬送用具2が下段の搬送用具2に対して後方へずれ
るのを防止できる。
【0041】さらに、上記段積みの際、図2,図6に示
すように、上段の搬送用具2のキャスター車輪26は下段
の搬送用具2の右側部枠5と左側部枠6との間および後
部枠4と前部枠42との間に挿入される。このため、図2
に示すように、各キャスター車輪26が右側部枠5と左側
部枠6の外側方へはみ出さず、したがって、段積み時、
搬送用具2の左右に隣接して他の搬送用具2を並べるこ
とができ、さらに、段積みされた複数台の搬送用具2の
全高がキャスター車輪26の分だけ低くなるのでスペース
を有効に活用し得る。また、図6に示すように、後部枠
4と前部枠42とはそれぞれ右側部枠5と左側部枠6に比
べて低く形成されているため、キャスター車輪26が旋回
しても後部枠4と前部枠42に干渉することは無い。
【0042】また、前部枠42を取外して荷受け台52とと
もに流体収納容器1を取出した後、空になった搬送用具
2を保管する場合、先ず、図9に示すロック装置38のロ
ック杆39を退入させて右側部枠5および左側部枠6の各
下部横材15から脱抜し、その後、ヒンジ具37を中心にし
て底部枠34を回動させ後部枠4の内側に折畳み、さら
に、図5に示す縦軸心23を中心にして右側部枠5を回動
させ後部枠4の内側に折畳むことにより、図12に示すよ
うに、空の搬送用具2を平面視でL形状に折畳むことが
できる。このように折り畳んだ搬送用具2を複数台重ね
ることにより、狭い保管スペース内に多数の搬送用具2
を保管することができる。
【0043】上記実施例では着脱自在な前部枠42を設け
たが、前部枠42の代わりにステーを右側部枠5と左側部
枠6との前端間に着脱自在に設けてもよい。上記実施例
では流体収納容器1に醤油やソース,油,化学薬品など
の液体を充填しているが、気体や粉体を充填してもよ
い。
【0044】
【発明の効果】以上のように本第1発明によれば、流体
収納容器を支持した荷受け台のフォーク挿入スペースに
フォークを挿通して、荷受け台とともに流体収納容器を
持ち上げることができるため、流体収納容器を搬送用具
の手前側から容易に出し入れすることができる。
【0045】また、流体収納容器を荷受け台とともに搬
送用具の手前側へ取り出した後、底部枠と少なくとも一
側方の側部枠とを他の枠側に折畳むことにより、狭い保
管スペース内に多数の空の搬送用具を保管することがで
きる。
【0046】さらに、搬送用具を押し引きすることによ
り、搬送用具は車輪を介して走行するため、人力で容易
に搬送し得る。また、受け部材に上方から別の搬送用具
を載置することにより、複数台の搬送用具を上下に段積
みすることができる。
【0047】本第2発明によれば、複数台の搬送用具を
上下に段積みした際、上段の搬送用具の各車輪は下段の
搬送用具の枠体の内側に挿入されるため、各車輪が枠体
の左右外側方に突出せず、したがって、段積み時、搬送
用具の左右に隣接して別の搬送用具を並べることができ
る。また、段積みされた複数台の搬送用具の全高が車輪
の分だけ低くなるため、スペースを有効に活用し得る。
【0048】本第3発明によれば、荷受け台のフォーク
挿入スペースにフォークを挿通して、荷受け台とともに
流体収納容器を持ち上げて、この荷受け台を搬送用具の
手前側から底部枠に載置した場合、係合部が上方から被
係合部に係合するため、荷受け台が底部枠上に位置決め
され、搬送中などにずれることはない。
【0049】本第4発明によれば、搬送用具に収納され
た流体収納容器のノズル部はノズル支持体により支持さ
れるため、ノズル部に予期しない外力が作用した場合で
もノズル部の折れ曲がりを防止し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における流体収納容器の搬送
用具の前部枠を取外した状態での正面図である。
【図2】前部枠を取付けた状態での搬送用具の正面図で
ある。
【図3】搬送用具の一部切欠き平面図である。
【図4】搬送用具の後面図である。
【図5】搬送用具の右側面図である。
【図6】搬送用具の左側面図である。
【図7】搬送用具の係合部と被係合部の拡大正面図であ
る。
【図8】搬送用具の係合部と被係合部の一部拡大側面図
である。
【図9】搬送用具の底部枠の平面図である。
【図10】搬送用具の底部枠に載置された荷受け台の正
面図である。
【図11】搬送用具の荷受け台の平面図である。
【図12】折り畳まれた搬送用具の斜視図である。
【図13】従来例における流体収納容器の搬送用具の前
部パネルを取外した状態での正面図である。
【符号の説明】
1 流体収納容器 2 搬送用具 3 枠体 4 後部枠 5 右側部枠 6 左側部枠 26 キャスター車輪 28 受け部材 34 底部枠 52 荷受け台 55 フォーク挿入スペース 59 係合フレーム(係合部) 60 被係合フレーム(被係合部) 62 ノズル部 65 ノズル支持体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体を収納した流体収納容器を搬送する
    搬送用具であって、後部枠の左右端部に側部枠を連結し
    て平面視でコ形状の枠体が形成され、この枠体の下端に
    車輪が設けられ、上記両側部枠の下部間に底部枠が支持
    され、上記底部枠と少なくとも一側方の側部枠とが他の
    枠側に折畳み自在に構成され、上記両側部枠の上端に、
    別の搬送用具を上方から載置可能な受け部材が設けら
    れ、上記底部枠に、上記流体収納容器を支持する荷受け
    台が出し入れ自在に載置され、上記荷受け台にフォーク
    挿入スペースが形成されたことを特徴とする流体収納容
    器の搬送用具。
  2. 【請求項2】 車輪は枠体の下端部の前後左右四箇所に
    設けられ、左右で相対向する車輪の間隔を枠体の内側の
    幅および両受け部材の左右の間隔よりも狭くし、前後で
    相対向する車輪の間隔を枠体の奥行きよりも狭くしたこ
    とを特徴とする請求項1記載の流体収納容器の搬送用
    具。
  3. 【請求項3】 荷受け台に係合部を設け、底部枠に、上
    記係合部が上方から係脱自在な被係合部を設けたことを
    特徴とする請求項1記載の流体収納容器の搬送用具。
  4. 【請求項4】 底部枠に、流体収納容器に備えられた開
    閉自在なノズル部を支持するノズル支持体を設けたこと
    を特徴とする請求項1記載の流体収納容器の搬送用具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20160127802A (ko) * 2014-03-04 2016-11-04 폼 700 피티와이 리미티드 골조 부재를 위한 컨테이너

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KR20160127802A (ko) * 2014-03-04 2016-11-04 폼 700 피티와이 리미티드 골조 부재를 위한 컨테이너
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