JPH08318812A - 機械着火式センサの安全構造 - Google Patents

機械着火式センサの安全構造

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JPH08318812A
JPH08318812A JP7128477A JP12847795A JPH08318812A JP H08318812 A JPH08318812 A JP H08318812A JP 7128477 A JP7128477 A JP 7128477A JP 12847795 A JP12847795 A JP 12847795A JP H08318812 A JPH08318812 A JP H08318812A
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JP
Japan
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safety
release
safety lever
mechanical ignition
sensor
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Application number
JP7128477A
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English (en)
Inventor
Keisuke Imai
啓介 今井
Kenji Matsui
研二 松井
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Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 安全装置の不用意な解除を防止することがで
きる機械着火式センサの安全構造を得る。 【構成】 機械着火式センサ10では、慣性質量体の移
動を制限してセンサ作動阻止状態、作動可能状態、及び
強制着火状態とする安全レバー45の頭部49に、操作
板58が取り付けられている。操作板58は安全レバー
45と軸線直交方向に相対移動可能であり、さらに、腕
部61には係止部65が形成されている。係止部65は
カバー18の段部21に係合しており、段部21から離
脱しない限り操作板58すなわち安全レバー45の移動
を制限する。この操作板58は、解除ロッド100の操
作によって安全レバー45と軸線直交方向に相対移動し
て、係止部65が段部21から離脱する。これにより、
真に安全装置を解除する場合以外の不用意な作動が防止
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エアバッグ装置やプリ
テンショナー装置等の乗員保護装置に用いられる機械着
火式センサの安全構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、車両に装備される乗員保護装
置の一つとして、車両急減速時に乗員側へ袋体を膨出さ
せるエアバッグ装置がある。
【0003】エアバッグ装置には種々のタイプがある
が、例えば機械着火式のエアバッグ装置では、内部にガ
ス発生剤等を備えるインフレータ、このインフレータが
取り付けられるベースプレート、このベースプレートに
折り畳み状態で取り付けられる袋体、この袋体をベース
プレートとの間に格納しかつ車両急減速時に破断して展
開するパッド等によって構成されている。さらに、機械
着火式のエアバッグ装置では、センサ自体がインフレー
タの軸芯部に配置されている。この機械着火式センサ
は、基本的には、雷管を着火させる着火ピンと、大きな
加速度によって慣性移動する慣性質量体と、着火ピンと
慣性質量体との間に介在して着火ピンの移動を阻止する
トリガレバーから成る構成であり、車両急減速時には慣
性質量体が慣性移動することによってトリガレバーによ
る着火ピンの保持が解除され、着火ピンが付勢力で雷管
を刺突し、これによりガス発生剤が燃焼する構成であ
る。
【0004】またさらに、このような機械着火式センサ
には、組付け時等における誤作動を防止するための安全
装置が設けられている。この安全装置は、慣性力によっ
て移動する前記慣性質量体に係合して慣性力の作用に拘
わらずその移動を阻止する安全レバーを備えている。こ
の安全レバーが慣性質量体に係合した状態では、前述の
如く慣性質量体の移動が強制的に阻止された状態(セン
サ作動阻止状態)となるため、車両への組付け時等に不
要に外力が作用しても、センサが誤作動することが防止
される。一方、機械着火式センサが車両に組付けられた
後には、例えばステアリングホイールに設けられた解除
ロッドを操作することにより、安全レバーが移動されて
慣性質量体から離間し、慣性質量体の移動が可能な状態
(センサ作動可能状態)とすることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したエ
アバッグ装置(機械着火式センサ)では、解除ロッドの
操作により安全レバーが移動されて安全装置が解除され
るが(センサ作動可能状態となるが)、真にエアバッグ
装置(機械着火式センサ)の安全装置を解除させる場合
以外には、安全レバーが慣性質量体の移動阻止解除位置
(センサ作動可能位置)へ移動操作されてはならず、ま
た同様に、解除ロッドも不用意に操作されてはならず、
このため、作業者は慎重な作業を要求されていた。
【0006】本発明は、上記事実を考慮し、安全装置の
不用意な解除を防止することができる機械着火式センサ
の安全構造を得ることが目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明の機
械着火式センサの安全構造は、所定荷重作用時の慣性力
によって着火すると共に解除ロッドによる外部からの操
作によって移動する安全レバーを備えた機械着火式セン
サに適用され、前記安全レバーの移動に応じて作動阻止
状態及び安全装置解除状態となる機械着火式センサの安
全構造であって、前記機械着火式センサの作動阻止状態
では前記安全レバーに係合して安全レバーの安全装置解
除方向への移動を制限し、外部からの前記解除ロッドの
操作時に前記解除ロッドに係合して移動し前記安全レバ
ーの安全装置解除方向への移動を可能とする解除制限部
材を設けた、ことを特徴としている。
【0008】請求項2に係る発明の機械着火式センサの
安全構造は、所定荷重作用時の慣性力によって着火する
と共に解除ロッドによる外部からの操作によって移動す
る安全レバーを備えた機械着火式センサに適用され、前
記安全レバーの移動に応じて作動阻止状態及び安全装置
解除状態となる機械着火式センサの安全構造であって、
前記機械着火式センサの少なくとも作動阻止状態では、
前記解除ロッドに係合して解除ロッドの安全レバー操作
方向への移動を制限し、押圧操作されることにより前記
移動制限状態を解除して前記解除ロッドの安全レバー操
作方向への移動を可能とするロッド移動制限部材を設け
た、ことを特徴としている。
【0009】
【作用】請求項1記載の機械着火式センサの安全構造で
は、安全レバーが解除ロッドによって外部から操作され
ることにより移動して、機械着火式センサが作動阻止状
態または作動可能状態となる。
【0010】ここで、安全レバーによる機械着火式セン
サの作動阻止状態(すなわち、解除ロッドの非操作時)
では、解除制限部材が安全レバーに係合して、安全レバ
ーの安全装置解除方向への移動が制限される。したがっ
て、この状態で仮に安全レバーが不用意に操作されたり
衝撃が加わっても、安全レバーが安全装置解除方向へ移
動することがない。したがって、機械着火式センサが不
用意に作動することが防止される。
【0011】一方、機械着火式センサを作動可能状態
(安全装置解除状態)にする場合には、外部から解除ロ
ッドを操作すると、解除ロッドが解除制限部材に係合し
て解除制限部材が移動され、解除制限部材による安全レ
バーの移動制限状態が解除される。これにより、安全レ
バーの安全装置解除方向への移動が可能になり、機械着
火式センサが作動可能状態(安全装置解除状態)とな
る。
【0012】このように、解除ロッドによって解除制限
部材を移動させない限り、安全レバーは安全装置解除方
向への移動が制限されるため、真に安全装置を解除する
場合以外の不用意な作動を防止することができる。
【0013】請求項2記載の機械着火式センサの安全構
造では、安全レバーが解除ロッドによって外部から操作
されることにより移動して、機械着火式センサが作動阻
止状態または作動可能状態となる。
【0014】ここで、安全レバーによる機械着火式セン
サの作動阻止状態では、ロッド移動制限部材が解除ロッ
ドに係合して、解除ロッドの安全レバー操作方向への移
動が制限される。したがって、この状態で仮に解除ロッ
ドが不用意に操作されても、解除ロッドが安全レバー操
作方向へ移動することがなく、このため安全レバーが安
全装置解除方向へ移動することがない。したがって、機
械着火式センサが不用意に作動することが防止される。
【0015】一方、機械着火式センサを作動可能状態
(安全装置解除状態)にする場合には、ロッド移動制限
部材を押圧操作すると、ロッド移動制限部材による解除
ロッドの移動制限状態が解除され、解除ロッドの安全レ
バー操作方向への移動が可能になる。これにより、外部
から解除ロッドを操作して安全レバーを安全装置解除方
向へ移動させると、機械着火式センサが作動可能状態
(安全装置解除状態)となる。
【0016】このように、ロッド移動制限部材を押圧操
作して解除ロッドの移動制限状態を解除しない限り、解
除ロッドは安全レバー操作方向への移動が制限されるた
め、真に安全装置を解除する場合以外の不用意な作動を
防止することができる。
【0017】
【実施例】図1には本発明が適用された第1実施例に係
る機械着火式センサ10の全体構成が断面図にて示され
ている。
【0018】機械着火式センサ10は、センサ本体部分
を構成するケース12を備えている。ケース12は、一
端に底壁14を有する円筒形に形成されており、開口側
には同様にセンサ本体部分を構成するプレート16がカ
バー18によって固定されて封印されている。ケース1
2の底壁14には軸線上に透孔20が形成されており、
また、ケース12には円筒形状のガイド孔22が形成さ
れている。
【0019】このケース12の内部には着火ピン24が
配置されている。着火ピン24は、略円筒形に形成され
た本体26と、この本体26の底壁26Aから一体的に
突出形成された凸部28とから構成されており、軸線に
沿ってケース12内をスライド移動することにより凸部
28は底壁14に形成された透孔20内に入り込み可能
である。この凸部28は、着火ピン24(本体26)が
最もケース12の底壁14の側へ移動した状態におい
て、透孔20から外部へ突出する。
【0020】ケース12の開口側に固定されたプレート
16と着火ピン24との間にはファイアリングスプリン
グ30が配置されており、常に着火ピン24を透孔20
の方向へ付勢している。
【0021】また、ケース12のガイド孔22には、慣
性質量体32が配置されている。慣性質量体32は、略
円筒形に形成されており、ガイド孔22内に軸線方向に
沿って移動可能に収容されている。慣性質量体32とプ
レート16との間にはバイアススプリング34が配置さ
れており、常に慣性質量体32を底壁14の方向へ付勢
している。
【0022】慣性質量体32と着火ピン24との間に
は、トリガレバー36が配置されている。トリガレバー
36は、長手方向一端部が軸38によって回動可能に支
持されている。また、トリガレバー36の先端は、着火
ピン24へ向けて屈曲されて係合部40となっており、
着火ピン24に係合可能である。すなわち、トリガレバ
ー36が軸38周りに回動することにより、係合部40
は着火ピン24に接近または離間できる。このトリガレ
バー36の係合部40が着火ピン24の本体26に係合
した状態では、ファイアリングスプリング30により付
勢された着火ピン24をその凸部28が透孔20から抜
き出た位置で保持している。
【0023】また、トリガレバー36の先端部近傍の着
火ピン24と反対側には、慣性質量体32へ向けてスラ
イド保持部42が突出形成されている。スライド保持部
42は、慣性質量体32に形成された解除孔44に対応
しており、慣性質量体32の移動時に解除孔44内に入
り込むことができるように構成されている。すなわち、
通常は、慣性質量体32はバイアススプリング34によ
って最もケース12の底壁14に接近した位置にあり、
この状態では、慣性質量体32がトリガレバー36のス
ライド保持部42に当接しており、トリガレバー36の
係合部40は着火ピン24の本体26に係合して、着火
ピン24をその凸部28が透孔20から抜き出た位置で
保持した状態となっている。さらに、慣性質量体32が
底壁14から離間する方向へ移動する際には、慣性質量
体32はトリガレバー36のスライド保持部42と線状
に接触しながら相対移動し、スライド保持部42が解除
孔44に入り込む構成である。
【0024】一方、プレート16の中央部分(着火ピン
24とカバー18との間)には、安全レバー45が配置
されている。安全レバー45は、円盤状の本体部46、
及び本体部46に一体的に固着された軸部47を備えて
おり、プレート16とカバー18とによって軸線に沿っ
て移動可能に支持されている。また、安全レバー45に
は腕部48が形成されている。腕部48は、プレート1
6を貫通して慣性質量体32へ向けて延出しており、さ
らに先端には係止部50が形成されている。この係止部
50は、慣性質量体32の端部に軸線方向に沿って形成
された係合溝52に入り込んでいる。これにより、係止
部50が係合溝52の一端部52Aに接近した状態(図
1に示す状態)では、慣性質量体32が安全レバー45
(腕部48)に保持されてその軸線方向移動が阻止さ
れ、一方、係止部50が係合溝52の一端部52Aから
離間した状態では、慣性質量体32の軸線方向移動が可
能となる構成である。
【0025】さらに、安全レバー45の係止部50が係
合溝52の一端部52Aから離間した状態(係合溝52
の他端部52Bに接近した状態)において、さらに安全
レバー45が軸線方向に移動した場合には、係止部50
が係合溝52の他端部52Bに係合して慣性質量体32
が安全レバー45と共に強制的に移動される構成であ
る。
【0026】安全レバー45とカバー18との間には圧
縮コイルスプリング54が配置されており、係止部50
が係合溝52の一端部52Aに接近する方向へ常に安全
レバー45を付勢している。
【0027】安全レバー45の軸部47はカバー18に
形成された透孔19から外部に突出されており、先端に
は頭部49が形成されている。この頭部49には、解除
制限部材としての操作板58が取り付けられている。図
2に詳細に示す如く、操作板58は、円盤状の本体部5
9とこの本体部59から一体的に延出する腕部61とに
よって構成されている。
【0028】本体部59の中央には、略長円形のスライ
ド孔63が形成されている。ここで、スライド孔63の
幅寸法は、安全レバー45の頭部49の外径寸法よりも
小さく形成されている。このスライド孔63に安全レバ
ー45の軸部47が挿通されて貫通した後に、頭部49
がかしめ等により軸部47に一体的に固定されて頭部4
9が操作板58の本体部59から外部に露出状態で組付
けられている。この組付け状態では、安全レバー45の
軸部47はスライド孔63に沿って操作板58と相対移
動可能であり、かつ頭部49はスライド孔63から抜け
出ることがない(操作板58が安全レバー45から外れ
ることがない)構成である。したがって、この状態で
は、操作板58の本体部59と共に頭部49(すなわ
ち、安全レバー45)を軸線方向に移動させることがで
きる。
【0029】一方、操作板58の腕部61は、スライド
孔63の長手軸線上に位置しており、カバー18(ケー
ス12)へ向けてL字状に屈曲して形成されると共に所
定の弾性を有している。さらに、腕部61の先端には、
略直角に屈曲して係止部65が形成されている。この係
止部65は、カバー18(ケース12)の端部に設けら
れた段部21に係止可能となっている。この係止部65
が段部21に係止した状態(図1及び図3図示状態)で
は、操作板58は安全レバー45の軸線方向に沿った移
動が阻止され、係止部65が段部21から離脱して係止
解除されて始めて、操作板58の前記軸線方向に沿った
移動が可能となる構成である。
【0030】なお、図1に示す如く、圧縮コイルスプリ
ング54の付勢力によって安全レバー45の係止部50
が係合溝52の一端部52Aに接近した状態において、
操作板58の係止部65が段部21に係止した状態とな
るように、各部の寸法が設定されている。
【0031】以上の構成の操作板58は、解除ロッド1
00(図3乃至図5参照)によって外部から操作するこ
とができる。解除ロッド100は、操作板58自体に対
応して配置されており、押圧部102及び押圧部104
が形成されている。この解除ロッド100を図3矢印P
方向へ押し込み操作することにより、解除ロッド100
が操作板58とカバー18との間に嵌入可能となってい
る。すなわち、解除ロッド100が押し込み操作される
と、押圧部102が安全レバー45の軸線直交方向に操
作板58を押圧して操作板58をスライド孔63に沿っ
て移動させ(操作板58がスライド孔63に沿って安全
レバー45の軸部47と相対移動し)、係止部65が段
部21から離脱されるようになっている。さらに、この
状態で解除ロッド100が押し込み操作されると、解除
ロッド100が操作板58とカバー18との間に嵌入
し、これにより押圧部102または押圧部104が操作
板58に係合し、操作板58を安全レバー45と共に所
定量軸線方向に移動させて係止部50が係合溝52の一
端部52Aから離間した状態とすることができる構成で
ある。
【0032】以上の構成による機械着火式センサ10
は、例えばエアバッグ装置やプリテンショナー装置のガ
スジェネレータ(図示省略)のプレート56に組み付け
られている。ガスジェネレータにはガス発生剤が収容さ
れており、さらに、プレート56にはこのガス発生剤を
着火燃焼させる雷管60が配置されている。雷管60
は、機械着火式センサ10が組み付けられた状態におい
て機械着火式センサ10の軸線上に位置している。した
がってこの組付状態では、ケース12の透孔20は雷管
60に対向しており、この透孔20から突出可能な着火
ピン24の凸部28は、雷管60に衝突可能となってい
る。
【0033】次に本第1実施例の作用を説明する。上記
のように構成される機械着火式センサ10では、通常
は、図1に示す如く、着火ピン24はファイアリングス
プリング30の付勢力に抗して雷管60から離間した位
置(ケース12の透孔20から抜き出た位置)にあり、
トリガレバー36は係合部40が着火ピン24の本体2
6に係合して、着火ピン24を保持している。さらに、
慣性質量体32はバイアススプリング34によって最も
底壁14に接近した位置すなわちトリガレバー36の回
動軌跡に侵入しており、内周壁がトリガレバー36のス
ライド保持部42に当接してトリガレバー36の回動を
阻止して着火ピン保持状態を維持している。
【0034】さらにここで、安全装置作動状態(センサ
作動不可状態)では、安全レバー45の係止部50が慣
性質量体32の係合溝52の一端部52Aに接近すると
共にこの状態が圧縮コイルスプリング54の付勢力によ
って維持されている。さらに、操作板58の腕部61に
設けられた係止部65がカバー18(ケース12)の端
部に設けられた段部21に係止状態となっており、操作
板58は安全レバー45の軸線方向に沿った移動が阻止
されている。したがってこの状態においては、仮に機械
着火式センサ10に大きな加速度が作用しても、慣性質
量体32は係合溝52の一端部52Aが安全レバー45
の係止部50に係合することにより移動することがなく
(トリガレバー36のスライド保持部42が解除孔44
内に入り込むことがなく)、したがって、トリガレバー
36が回動することがなく、着火ピン保持状態が解除さ
れることはない。
【0035】一方、安全装置を解除する場合には、図3
に示す如く解除ロッド100を押し込み操作する。解除
ロッド100が押し込み操作されると、押圧部102が
安全レバー45の軸線直交方向に操作板58を押圧し、
これにより操作板58がスライド孔63に沿って移動さ
れ(操作板58がスライド孔63に沿って安全レバー4
5の軸部47と相対移動され)、係止部65が段部21
から離脱される。さらに、この状態で解除ロッド100
が更に押し込み操作されると、図4に示す如く、解除ロ
ッド100の押圧部102が操作板58とカバー18と
の間に嵌入する。これにより、操作板58が圧縮コイル
スプリング54の付勢力に抗して安全レバー45と共に
軸線方向に移動され、安全レバー45の係止部50が係
合溝52の一端部52Aから離間した状態となって慣性
質量体32の軸線方向移動が可能となり、安全装置不作
動状態(センサ作動可能状態)となる。
【0036】ここで、機械着火式センサ10に大きな加
速度が作用すると、慣性質量体32がプレート16の方
向へ慣性移動し、トリガレバー36の回動軌跡に解除孔
44が対応する。トリガレバー36のスライド保持部4
2が慣性質量体32の解除孔44に対向してその保持が
解除されると、ファイアリングスプリング30により付
勢された着火ピン24によってこの着火ピン24から離
間する方向へ押圧されたトリガレバー36が、着火ピン
24から離間する方向へ回動される。これにより、トリ
ガレバー36の係合部40が着火ピン24の本体26か
ら離間して着火ピン24の保持を解除し、このため、着
火ピン24がファイアリングスプリング30の付勢力に
よって軸線方向に移動し、凸部28が透孔20から外方
へ突出する。
【0037】これにより、着火ピン24の凸部28が雷
管60に衝突して雷管60が着火される。雷管60が着
火されると、ガスジェネレータのガス発生剤が着火燃焼
され、例えばアエバッグ装置やプリテンショナー装置が
作動される。
【0038】このように、解除ロッド100によって操
作板58を押圧して操作板58をスライド孔63に沿っ
て安全レバー45の軸部47と相対移動させ、係止部6
5を段部21から離脱させない限り、安全レバー45は
安全装置解除方向への移動が制限されるため、真に安全
装置を解除する場合以外の不用意な作動を防止すること
ができる。
【0039】一方、車両の廃棄処分等の際に機械着火式
センサ10を強制的に作動させる場合には、車体に取り
付けた状態のままで強制的に作動させることができる。
【0040】すなわち、機械着火式センサ10を強制的
に作動させる場合には、解除ロッド100を更に押し込
み操作すると、図5に示す如く、押圧部104が操作板
58とカバー18との間に嵌入する。これにより、解除
ロッド100の操作に伴って操作板58すなわち安全レ
バー45が、圧縮コイルスプリング54の付勢力に抗し
て更に軸線方向へ移動される。このため、係止部50が
係合溝52の他端部52Bに係合して慣性質量体32が
強制的に軸線方向に移動され、トリガレバー36のスラ
イド保持部42が慣性質量体32の解除孔44に対向し
てその保持が解除される。以後は、前述の大きな加速度
作用時と同様に、着火ピン24がファイアリングスプリ
ング30の付勢力によって移動し、凸部28が雷管60
に衝突して雷管60が着火され、ガスジェネレータのガ
ス発生剤が着火燃焼される。
【0041】このように、機械着火式センサ10では、
解除ロッド100によって操作板58を押圧して移動さ
せ係止部65を段部21から離脱させない限り、操作板
58すなわち安全レバー45は安全装置解除方向への移
動が制限されるため、真に安全装置を解除する場合以外
の不用意な作動を防止することができる。
【0042】なお、本第1実施例においては、機械着火
式センサ10の作動阻止状態(安全装置作動状態)にお
いて、操作板58の係止部65が段部21に係止した状
態となるように各部の寸法を設定し、機械着火式センサ
10を作動可能状態(安全装置解除状態)にする場合に
操作板58の係止部65が段部21から離脱する構成に
ついて説明したが、これに限らず、機械着火式センサ1
0を強制着火させる場合に前記操作板58を適用して構
成することもできる。
【0043】すなわち、操作板58の腕部61の長さ寸
法や段部21の形成位置、あるいはスライド孔63の形
状や寸法等を好適に設定すれば、機械着火式センサ10
の安全装置解除状態においては操作板58の係止部65
が段部21に係合して安全レバー45(操作板58)の
強制着火位置への移動が制限され、解除ロッド100に
よって真に安全レバー45(操作板58)を強制着火位
置に移動させる場合にのみ操作板58の係止部65が段
部21から離脱するように構成することができる。した
がって、この場合には、真に機械着火式センサ10を強
制着火させる場合以外の不用意な作動を防止することが
できる。
【0044】次に、本発明の第2実施例を説明する。な
お、前記第1実施例と基本的に同一の部品には前記第1
実施例と同一の符号を付与しその説明を省略する。
【0045】図6乃至図8には本発明が適用された第2
実施例に係る機械着火式センサ70の主要部の構成が断
面図にて示されている。
【0046】機械着火式センサ70では、カバー18に
形成された透孔19から外部に突出する安全レバー45
の軸部47には、前述した第1実施例に係る機械着火式
センサ70の操作板58に代えて、操作板72が一体的
に固着されている。このため、操作板72と安全レバー
45は常に一体的に移動する。
【0047】一方、機械着火式センサ70では、解除制
限部材を構成する回転係止片74が設けられている。こ
の回転係止片74は、安全レバー45の本体部46に対
応してプレート16の内周面に支軸76によって回転可
能に支持されており、回転することにより安全レバー4
5の本体部46の移動軌跡内に進入離脱する。したがっ
て、この回転係止片74が本体部46の移動軌跡内に進
入した状態では、安全レバー45の移動が阻止される構
成である。
【0048】なお、図6に示す如く、安全レバー45の
係止部50が係合溝52の一端部52Aに接近した状態
(安全装置作動状態)において、回転係止片74が本体
部46の移動軌跡内に進入状態となっている。
【0049】また、回転係止片74の側近には、解除制
限部材を構成する解除アーム78が配置されている。解
除アーム78は、プレート16の内周面に沿って配置さ
れ、カバー18によって軸線方向に移動可能に支持され
ており、一端部は回転係止片74に対向して回転係止片
74を押圧可能である。なお、回転係止片74と解除ア
ーム78の対向面は、互いに傾斜面とされている。この
ため、解除アーム78が移動することにより回転係止片
74を押圧し、回転係止片74を本体部46の移動軌跡
から離脱させることができる。一方、解除アーム78の
他端部は、カバー18から外部に突出しており、カバー
18と操作板72との間に位置している。これにより、
解除ロッド100が押し込み操作された場合には、解除
アーム78の他端部が押圧されて軸線方向に移動される
構成である。
【0050】以上の構成による機械着火式センサ70で
は、安全装置作動状態(センサ作動不可状態)では、図
6に示す如く、安全レバー45の係止部50が慣性質量
体32の係合溝52の一端部52Aに接近すると共にこ
の状態が圧縮コイルスプリング54の付勢力によって維
持されている。さらに、回転係止片74が安全レバー4
5の本体部46の移動軌跡内に進入状態となっており、
安全レバー45は軸線方向に沿った移動が阻止されてい
る。したがってこの状態においては、仮に機械着火式セ
ンサ10に大きな加速度が作用しても、慣性質量体32
は係合溝52の一端部52Aが安全レバー45の係止部
50に係合することにより移動することがなく(トリガ
レバー36のスライド保持部42が解除孔44内に入り
込むことがなく)、したがって、トリガレバー36が回
動することがなく、着火ピン保持状態が解除されること
はない。
【0051】一方、安全装置を解除する場合には、解除
ロッド100を押し込み操作する。解除ロッド100が
押し込み操作されると、押圧部102の先端が解除アー
ム78を押圧して移動させ、これにより回転係止片74
が押圧されて回転して安全レバー45の本体部46の移
動軌跡から離脱され、安全レバー45の移動が可能にな
る。さらに、この状態で解除ロッド100が更に押し込
み操作されると、図7に示す如く、解除ロッド100の
押圧部102が操作板72とカバー18との間に嵌入す
る。これにより、操作板72が圧縮コイルスプリング5
4の付勢力に抗して安全レバー45と共に軸線方向に移
動され、安全レバー45の係止部50が係合溝52の一
端部52Aから離間した状態となって慣性質量体32の
軸線方向移動が可能となり、安全装置不作動状態(セン
サ作動可能状態)となる。
【0052】ここで、機械着火式センサ70に大きな加
速度が作用すると、慣性質量体32がプレート16の方
向へ慣性移動し、トリガレバー36のスライド保持部4
2が慣性質量体32の解除孔44に対向してトリガレバ
ー36が着火ピン24から離間する方向へ回動される。
これにより、トリガレバー36の係合部40が着火ピン
24の本体26から離間して着火ピン24の保持を解除
し、このため、着火ピン24がファイアリングスプリン
グ30の付勢力によって軸線方向に移動し、凸部28が
透孔20から外方へ突出する。これにより、着火ピン2
4の凸部28が雷管60に衝突して雷管60が着火され
る。雷管60が着火されると、ガスジェネレータのガス
発生剤が着火燃焼され、例えばアエバッグ装置やプリテ
ンショナー装置が作動される。
【0053】このように、解除ロッド100によって解
除アーム78を押圧して移動させ、回転係止片74を安
全レバー45の本体部46の移動軌跡から離脱させない
限り、安全レバー45は安全装置解除方向への移動が制
限されるため、真に安全装置を解除する場合以外の不用
意な作動を防止することができる。
【0054】一方、機械着火式センサ70を強制的に作
動させる場合には、解除ロッド100を更に操作して押
圧部104を操作板72とカバー18との間に嵌入する
と、解除ロッド100の操作に伴って操作板72すなわ
ち安全レバー45が、圧縮コイルスプリング54の付勢
力に抗して更に軸線方向へ移動される。このため、図8
に示す如く、係止部50が係合溝52の他端部52Bに
係合して慣性質量体32が強制的に軸線方向に移動さ
れ、トリガレバー36のスライド保持部42が慣性質量
体32の解除孔44に対向してその保持が解除される。
以後は、前述の大きな加速度作用時と同様に、着火ピン
24がファイアリングスプリング30の付勢力によって
移動し、凸部28が雷管60に衝突して雷管60が着火
され、ガスジェネレータのガス発生剤が着火燃焼され
る。
【0055】このように、機械着火式センサ70では、
解除ロッド100によって解除アーム78を押圧して移
動させ回転係止片74を安全レバー45の本体部46の
移動軌跡から離脱させない限り、安全レバー45は安全
装置解除方向への移動が制限されるため、真に安全装置
を解除する場合以外の不用意な作動を防止することがで
きる。
【0056】次に、図9には本発明の第3実施例に係る
機械着火式センサ80が適用されたエアバッグ装置90
の主要部の構成が側面図にて示されている。
【0057】このエアバッグ装置90では、インフレー
タ92に機械着火式センサ80が取り付けられている。
機械着火式センサ80は、前述した第1実施例に係る機
械着火式センサ10、あるいは第2実施例に係る機械着
火式センサ70と基本的に同一の構成であるが、解除制
限部材としての操作板58、あるいは解除制限部材を構
成する回転係止片74及び解除アーム78は省略された
構成となっている。
【0058】また、インフレータ92を支持するベース
プレート94にはカバー96が取り付けられており、機
械着火式センサ80を被覆している。カバー96には解
除ロッド100が支持されており、前述した第1実施例
及び第2実施例と同様に、押し込み操作することによっ
て機械着火式センサ80の安全レバー45を移動させる
ことができる。さらに、図10に示す如く、解除ロッド
100にはスライド溝106が形成されている。スライ
ド溝106の長手開口側端部は幅寸法が拡大して形成さ
れており、広幅部108とされている。
【0059】一方、カバー96の底壁には、ロッド移動
制限部材としての解除ボタン110が、解除ロッド10
0に対応して設けられている。この解除ボタン110
は、解除ロッド100の押し込み操作方向に直交する方
向に沿って移動可能に支持されており、圧縮スプリング
112によって常にカバー96から外部へ突出する方向
へ付勢されている。解除ボタン110の先端部には、大
径部114及び小径部116が形成されている。ここ
で、図10に示す如く、解除ボタン110の大径部11
4は解除ロッド100の広幅部108に対応しており
(したがって、大径部114の径寸法は、解除ロッド1
00のスライド溝106の幅寸法よりも大きく形成され
ており)、解除ボタン110の小径部116は解除ロッ
ド100のスライド溝106の幅寸法よりも小さく形成
されている。
【0060】この解除ボタン110は、押圧操作されて
移動することにより、大径部114または小径部116
が解除ロッド100(スライド溝106及び広幅部10
8)の移動軌跡に進入離脱する。この場合、解除ボタン
110の大径部114が解除ロッド100(スライド溝
106及び広幅部108)の移動軌跡に進入した状態で
は、大径部114がスライド溝106の端縁に係合して
解除ロッド100のそれ以上の押し込み操作が制限さ
れ、一方、解除ボタン110が押圧操作されて移動し小
径部116が解除ロッド100(スライド溝106及び
広幅部108)の移動軌跡に進入した状態(すなわち、
大径部114が解除ロッド100の移動軌跡から離脱し
た状態)では、小径部116がスライド溝106に対向
して解除ロッド100のそれ以上の押し込み操作が可能
となる構成である。
【0061】なお、圧縮スプリング112によって付勢
された通常状態において、解除ボタン110の大径部1
14が解除ロッド100(スライド溝106及び広幅部
108)の移動軌跡に進入した状態となるように、解除
ボタン110の軸線方向寸法等が設定されている。さら
に、図9及び図10に示す如く、解除ロッド100が機
械着火式センサ80の安全レバー45(操作板72)に
係合する直前状態において、解除ボタン110の大径部
114がスライド溝106の端縁に係合して解除ロッド
100のそれ以上の押し込み操作が制限されるように、
解除ボタン110の配設位置やスライド溝106及び広
幅部108の長さ寸法等が設定されている。
【0062】上記構成の第3実施例に係る機械着火式セ
ンサ80の安全構造では、安全レバー45(操作板7
2)が解除ロッド100によって外部から操作されるこ
とにより移動して、機械着火式センサ80が作動阻止状
態または作動可能状態となる。
【0063】ここで、機械着火式センサ80の作動阻止
状態では、図9及び図10に示す如く、解除ボタン11
0の大径部114が解除ロッド100(スライド溝10
6及び広幅部108)の移動軌跡に進入した状態となっ
ており、このため、大径部114がスライド溝106の
端縁に係合して解除ロッド100のそれ以上の押し込み
操作が制限される。したがって、この状態で仮に解除ロ
ッド100が不用意に操作されても、解除ロッド100
が安全レバー45操作方向へ移動することがなく、この
ため安全レバー45が安全装置解除方向へ移動すること
がない。したがって、機械着火式センサ80が不用意に
作動することが防止される。
【0064】一方、機械着火式センサ80を作動可能状
態(安全装置解除状態)にする場合には、解除ボタン1
10を押圧操作すると、小径部116が解除ロッド10
0(スライド溝106及び広幅部108)の移動軌跡に
進入した状態(すなわち、大径部114が解除ロッド1
00の移動軌跡から離脱した状態)となり、解除ボタン
110の小径部116がスライド溝106に対向して解
除ロッド100のそれ以上の押し込み操作が可能とな
る。すなわち、解除ボタン110による解除ロッド10
0の移動制限状態が解除され、解除ロッド100の安全
レバー45操作方向への移動が可能になる。これによ
り、外部から解除ロッド100を操作して安全レバー4
5を安全装置解除方向へ移動させると、図11及び図1
2に示す如く、機械着火式センサ80が作動可能状態
(安全装置解除状態)となる。
【0065】このように、解除ボタン110を押圧操作
して解除ロッド100の移動制限状態を解除しない限
り、解除ロッド100は安全レバー45操作方向への移
動が制限されるため、真に安全装置を解除する場合以外
の不用意な作動を防止することができる。
【0066】なお、本第3実施例においては、機械着火
式センサ80を作動阻止状態(安全装置作動状態)、及
び機械着火式センサ80を作動可能状態(安全装置解除
状態)にする場合について説明したが、これに限らず、
前述の第1及び第2実施例の如く機械着火式センサ80
が強制着火機構を備えている場合には、不用意な強制着
火を防止することもできる。
【0067】すなわち、解除ボタン110の配設位置や
スライド溝106及び広幅部108の長さ寸法等を好適
に設定すれば、解除ロッド100が機械着火式センサ8
0の安全レバー45(操作板72)を強制着火位置に移
動させる直前状態(すなわち、安全装置解除状態)にお
いて、解除ボタン110の大径部114がスライド溝1
06の端縁に係合して解除ロッド100のそれ以上の押
し込み操作が制限されるようにすることができる。した
がって、この場合には、真に機械着火式センサ80を強
制着火させる場合以外の(解除ボタン110を操作しな
い限り)不用意な作動を防止することができる。
【0068】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る機械着火
式センサの安全構造は、安全装置の不用意な解除を確実
に防止することができるという優れた効果を有してい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された第1実施例に係る機械着火
式センサの全体構成を示し、安全装置作動状態における
断面図である。
【図2】本発明が適用された第1実施例に係る機械着火
式センサの操作板の斜視図である。
【図3】本発明が適用された第1実施例に係る機械着火
式センサ及び解除ロッドの対応関係を示し、安全装置作
動状態における側面図である。
【図4】本発明が適用された第1実施例に係る機械着火
式センサ及び解除ロッドの対応関係を示し、安全装置解
除状態における側面図である。
【図5】本発明が適用された第1実施例に係る機械着火
式センサ及び解除ロッドの対応関係を示し、強制着火状
態における側面図である。
【図6】本発明が適用された第2実施例に係る機械着火
式センサの主要部の構成を示し、安全装置作動状態にお
ける断面図である。
【図7】本発明が適用された第2実施例に係る機械着火
式センサの主要部の構成を示し、安全装置解除状態にお
ける断面図である。
【図8】本発明が適用された第2実施例に係る機械着火
式センサの主要部の構成を示し、強制着火状態における
断面図である。
【図9】本発明が適用された第3実施例に係る機械着火
式センサ、解除ロッド及び解除ボタンの対応関係を示
し、安全装置作動状態における側面図である。
【図10】本発明が適用された第3実施例に係る解除ロ
ッド及び解除ボタンの対応関係を示し、安全装置作動状
態における平面図である。
【図11】本発明が適用された第3実施例に係る機械着
火式センサ、解除ロッド及び解除ボタンの対応関係を示
し、安全装置解除状態における側面図である。
【図12】本発明が適用された第3実施例に係る解除ロ
ッド及び解除ボタンの対応関係を示し、安全装置解除状
態における一部破断した平面図である。
【符号の説明】
10 機械着火式センサ 24 着火ピン 32 慣性質量体 36 トリガレバー 45 安全レバー 48 腕部 50 係止部 52 係合溝 58 操作板(解除制限部材) 70 機械着火式センサ 72 操作板 74 回転係止片(解除制限部材) 78 解除アーム(解除制限部材) 80 機械着火式センサ 90 エアバッグ装置 92 インフレータ 100 解除ロッド 106 スライド溝 108 広幅部 110 解除ボタン(ロッド移動制限部材) 114 大径部 116 小径部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定荷重作用時の慣性力によって着火す
    ると共に解除ロッドによる外部からの操作によって移動
    する安全レバーを備えた機械着火式センサに適用され、
    前記安全レバーの移動に応じて作動阻止状態及び安全装
    置解除状態となる機械着火式センサの安全構造であっ
    て、 前記機械着火式センサの作動阻止状態では前記安全レバ
    ーに係合して安全レバーの安全装置解除方向への移動を
    制限し、外部からの前記解除ロッドの操作時に前記解除
    ロッドに係合して移動し前記安全レバーの安全装置解除
    方向への移動を可能とする解除制限部材を設けた、 ことを特徴とする機械着火式センサの安全構造。
  2. 【請求項2】 所定荷重作用時の慣性力によって着火す
    ると共に解除ロッドによる外部からの操作によって移動
    する安全レバーを備えた機械着火式センサに適用され、
    前記安全レバーの移動に応じて作動阻止状態及び安全装
    置解除状態となる機械着火式センサの安全構造であっ
    て、 前記機械着火式センサの少なくとも作動阻止状態では、
    前記解除ロッドに係合して解除ロッドの安全レバー操作
    方向への移動を制限し、押圧操作されることにより前記
    移動制限状態を解除して前記解除ロッドの安全レバー操
    作方向への移動を可能とするロッド移動制限部材を設け
    た、 ことを特徴とする機械着火式センサの安全構造。
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