JPH0831851A - ダイボンディング装置 - Google Patents

ダイボンディング装置

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JPH0831851A
JPH0831851A JP16085094A JP16085094A JPH0831851A JP H0831851 A JPH0831851 A JP H0831851A JP 16085094 A JP16085094 A JP 16085094A JP 16085094 A JP16085094 A JP 16085094A JP H0831851 A JPH0831851 A JP H0831851A
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JP
Japan
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syringe
nozzle
epoxy resin
lead frame
conductive
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JP16085094A
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English (en)
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Shigeki Yamada
茂樹 山田
Hisafumi Tate
尚史 楯
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Hitachi Cable Ltd
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Hitachi Cable Ltd
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L24/00Arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies; Methods or apparatus related thereto
    • H01L24/74Apparatus for manufacturing arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies
    • H01L24/741Apparatus for manufacturing means for bonding, e.g. connectors
    • H01L24/743Apparatus for manufacturing layer connectors
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
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    • H01L2224/741Apparatus for manufacturing means for bonding, e.g. connectors
    • H01L2224/743Apparatus for manufacturing layer connectors

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  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】エポキシ樹脂を収容したシリンジの先端に取付
けた導電性ノズルと、導電性ノズルとエポキシ樹脂を塗
布するリードフレームと間に電圧を印加して導電性ノズ
ルとリードフレームとの接触による電流を検出しシリン
ジ停止信号を出力する制御装置とを備え、シリンジの先
端の導電性ノズルとリードフレームとが接触したときに
シリンジの降下を停止するダイボンディング装置を提供
する。 【構成】エポキシ樹脂を収容したシリンジ2と、シリン
ジの先端に取付けた導電性ノズル3と、導電性ノズルと
リードフレーム4間に電圧を印加して導電性ノズルとリ
ードフレームとの接触による電流を検出し制御信号を出
力する制御装置と、搬送用ステージ5と、搬送用アーム
6とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体チップを固定す
るために、所定個所に、所要量のエポキシ樹脂を塗布す
るダイボンディング装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体チップをパッケージに配置
し接続する製造工程において、半導体チップをエポキシ
樹脂によってリードフレームに接着固定するために、ダ
イボンダが使用されている。
【0003】ダイボンダは、リードフレーム上の所定の
位置(ボンディングパッドが設けられている位置)に、
一定量の銀エポキシ樹脂を塗布し、銀エポキシ樹脂を塗
布した位置に半導体チップを固定する。
【0004】この半導体チップをパッケージに配置し接
続する製造工程においては、エポキシ樹脂の塗布位置お
よび塗布量の正確さと塗布形状が重要である。特に、大
きさが300μm角程度の微小な半導体チップでは、銀
エポキシ樹脂を容量にして約0.01μl程度の微量塗
布し、形状も直径500μm程度の半球状に塗布する必
要がある。
【0005】このエポキシ樹脂は、ディスペンス法と呼
ばれる方法を使用して塗布されており、このディスペン
ス法では、シリンジ(吐出容器)にエポキシ樹脂を収容
しておき、空気圧を利用して一定量のエポキシ樹脂をシ
リンジ先端のノズルから押出し、リードフレーム上に塗
布する。
【0006】このエポキシ樹脂の塗布は、シリンジを駆
動手段により駆動して降下させ、シリンジ先端のノズル
がリードフレームの表面に接触したところで降下を停止
し、エポキシ樹脂の押出し塗布が行われる。
【0007】このため、エポキシ樹脂のディスペンスの
高さ合わせが重要であり、従来は、この高さ合わせの調
整をディスペンスを開始する前にあらかじめ行い、この
調整結果を基準に作業を行っている。
【0008】しかしながら、エポキシ樹脂を塗布するリ
ードフレームは、プレス機により打ち抜いて製造されて
おり、したがって、このような製造方法においては、端
子の高さに0.1〜0.2mm程度の製造誤差が生じる。
【0009】しかし、従来のダイボンダでは、前記調整
結果によって記憶されている数値によりエポキシ樹脂の
ディスペンスを行うので、製造誤差によるリードフレー
ムの端子高さの変化に対応できない。
【0010】このため、図3(a)に示すように、駆動
手段により駆動され降下してきたエポキシ樹脂を収容し
たシリンジの先端のノズル12が、記憶されている数値
による所定の塗布高さで停止しても、リードフレームの
製造誤差により、リードフレーム上のボンディングパッ
ド13が低くなっていれば、ノズル12から押出される
一定量のエポキシ樹脂1が、あらかじめ調整したように
はボンディングパッド13に塗布されず、図3(b)に
示すように、エポキシ樹脂1の塗布量が少なかったり、
あるいは、塗布できなかったりする。
【0011】また、図4(a)に示すように、駆動手段
により駆動され降下してきたエポキシ樹脂を収容したシ
リンジの先端のノズル12が記憶されている数値による
所定の塗布高さで停止しても、前記と逆に、リードフレ
ームの製造誤差により、リードフレーム上のボンディン
グパッド13が高くなっていると、ノズル12がボンデ
ィングパッド13に押しつけられ、ノズル12から押出
される一定量のエポキシ樹脂1が、あらかじめ調整した
ようにはボンディングパッド13に塗布されず、図4
(b)に示すようにエポキシ樹脂1が広がり、時にはボ
ンディングパッド13の外にはみだし、短絡の原因とな
る。
【0012】また、図4(c)に示すように、エポキシ
樹脂1が広がったまま半導体チップ14を装着した場
合、半導体チップ14の面へのエポキシ樹脂1の付着
(はい上がり)が少なすぎ、300μm角程度の小さな
半導体チップ14では強度不足となる。
【0013】発明者は、実験を行い、360μm角、厚
さ160μmの半導体チップ14をダイボンディング
し、半導体チップ14の剪断力を測定した。その結果、
50g以上の剪断力を必要とする規格に対し、1000
個中12個に強度不足が発生した。
【0014】また、リードフレーム上のボンディングパ
ッド13にノズル12を押しつけすぎることにより、リ
ードフレーム上のボンディングパッド13の表面に損傷
を与えたり、ノズル12の破損等の問題が起こった。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】従来のダイボンダで
は、作業開始段階で、シリンジ先端のノズルから押出し
たエポキシ樹脂のディスペンスの高さとエポキシ樹脂を
押出すタイミングを何らかの方法で記憶しておかなけれ
ばならない。
【0016】また、製造工程の途中でエポキシ樹脂の交
換を行なった場合、前記事前の作業による記憶を再び行
う必要がある。
【0017】また、リードフレームには、プレス機によ
る打ち抜きの際の製造誤差があり、事前の作業により記
憶されている数値によりシリンジ先端のノズルからエポ
キシ樹脂の押出しを行うと、エポキシ樹脂の塗布量が少
なかったり、塗布されなかったり、広がったり等の問題
を起こしていた。
【0018】本発明は、前記問題を解決するため、エポ
キシ樹脂を収容したシリンジの先端に取付けた導電性ノ
ズルと、導電性ノズルとエポキシ樹脂を塗布するリード
フレームと間に電圧を印加して導電性のノズルとリード
フレームとの接触による電流を検出しシリンジ停止信号
を出力する制御装置とを備え、シリンジの先端の導電性
ノズルとリードフレームとが接触したときにシリンジの
降下を停止するダイボンディング装置を提供することを
目的とする。
【0019】また、自動ダイボンディングを行なった場
合のエポキシ樹脂の塗布不良によるボンディング不良を
無くし、コンピュータの制御する工程を減少させて高速
化を計り、作業開始段階での作業者の調整作業を簡略化
することが可能となる。
【0020】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明のダイボンディング装置は、エポキシ樹脂を
収容したシリンジと、該シリンジの先端に取付けたノズ
ルとを有し、駆動手段により駆動され降下する前記シリ
ンジと前記ノズルとを所定位置で停止させ、前記ノズル
からエポキシ樹脂をリードフレーム上に塗布するダイボ
ンディング装置において、前記シリンジの先端のノズル
を導電性のノズルとし、該導電性のノズルと前記リード
フレームと間に電圧を印加して前記導電性のノズルと前
記リードフレームとの接触による電流を検出しシリンジ
停止信号を出力する制御装置を備えたものである。
【0021】また、本発明のダイボンディング装置は、
導電性エポキシ樹脂を収容したシリンジと、該シリンジ
の先端に取付けたノズルとを有し、駆動手段により駆動
され降下する前記シリンジと前記ノズルとを所定位置で
停止させ、前記ノズルから導電性エポキシ樹脂をリード
フレーム上に塗布するダイボンディング装置において、
前記シリンジの先端のノズルを導電性のノズルとし、前
記シリンジの内部に挿入した電極と、該電極と前記リー
ドフレームと間に電圧を印加して前記導電性のノズルと
前記リードフレームとの接触による電流を検出しシリン
ジ停止信号を出力する制御装置とを備えものである。
【0022】
【作用】本発明のダイボンディング装置は、エポキシ樹
脂を収容したシリンジと、該シリンジの先端に取付けた
ノズルとを有し、駆動手段により駆動され降下する前記
シリンジと前記ノズルとを所定位置で停止させ、前記ノ
ズルからエポキシ樹脂をリードフレーム上に塗布するダ
イボンディング装置であって、前記シリンジの先端のノ
ズルを導電性のノズルとし、制御装置から前記導電性の
ノズルと前記リードフレームと間に電圧を印加して前記
導電性のノズルと前記リードフレームとの接触による電
流を検出し、シリンジ停止信号を出力する。
【0023】また、本発明のダイボンディング装置は、
導電性エポキシ樹脂を収容したシリンジと、該シリンジ
の先端に取付けたノズルとを有し、駆動手段により駆動
され降下する前記シリンジと前記ノズルとを所定位置で
停止させ、前記ノズルから導電性エポキシ樹脂をリード
フレーム上に塗布するダイボンディング装置であって、
前記シリンジの先端のノズルを導電性のノズルとし、電
極を前記シリンジの内部に挿入し、制御装置から前記電
極と前記リードフレームと間に電圧を印加して前記導電
性のノズルと前記リードフレームとの接触による電流を
検出し、シリンジ停止信号を出力する。
【0024】
【実施例】
〔実施例1〕本発明は、自動ダイボンディング装置にお
いて、作業者が手動で行なってきた半導体チップ固定の
ためのディスペンス高さの調整を無くし、なおかつ、エ
ポキシ樹脂の塗布ごとにディスペンス高さの調整を簡単
な原理で行なって塗布不良を無くし、調整値の記憶を無
くすことで制御コンピュータの負担部分を減少させて工
程を高速化したダイボンディング装置である。
【0025】本発明の第1の実施例を、図1を使用して
説明する。
【0026】図1は、ダイボンディング装置において、
シリンジに収容したエポキシ樹脂を、シリンジの先端に
取付けた導電性のノズルから押出し、リードフレーム上
のボンディングパッドに塗布する部分の概略図である。
【0027】図1において、1はエポキシ樹脂、2はエ
ポキシ樹脂1を収容し吐出するためのシリンジ、3はシ
リンジ2の先端に取付けられている導電性のノズル、4
はエポキシ樹脂1が塗布されるボンディングパッドを持
つリードフレーム、5はリードフレーム4を搬送する搬
送用ステージ、6は搬送用アーム、7は制御装置、8は
制御装置7とノズル3との間を接続する電線、9は制御
装置7と搬送用アーム6との間を接続する電線を示す。
【0028】ボンディングパッドを持つリードフレーム
4は、搬送用ステージ5と搬送用アーム6とにより搬送
されてきて、リードフレーム4上のボンディングパッド
とエポキシ樹脂1を収容したシリンジ2の先端に取付け
られている導電性のノズル3とが合致する所定の位置で
停止する。
【0029】このとき、制御装置7とシリンジ2の先端
に取付けられている導電性のノズル3との間は電線8で
接続されており、制御装置7から導電性のノズル3へ電
圧が印加されている。
【0030】また、制御装置7と搬送用アーム6との間
は電線9で接続されており、制御装置7から搬送用アー
ム6へ電圧が印加されている。なお、この制御装置7と
搬送用アーム6間の電線9の接続は、搬送用アーム6が
搬送用ステージ5とともにリードフレーム4を搬送して
きて、所定の位置で停止するときに接続される。もちろ
ん、制御装置7と搬送用アーム6間は、搬送停止に関係
無く電線9が接続されている状態としても良く、接続手
段はいかなる手段であっても制御装置7から搬送用アー
ム6へ電圧が印加することができれば良い。
【0031】また、制御装置7は、図示されていないシ
リンジ2を上下方向へ駆動する駆動手段と接続されてお
り、出力信号で駆動手段を制御する。
【0032】つぎに、エポキシ樹脂1を収容したシリン
ジ2全体が図示されていない駆動手段により駆動され降
下し、シリンジ2の先端に取付けられている導電性のノ
ズル3とリードフレーム4上のボンディングパッドが接
触する。導電性のノズル3とリードフレーム4上のボン
ディングパッドとの接触により、制御装置7、導電性の
ノズル3、ボンディングパッドを介してリードフレーム
4、搬送用アーム6という閉回路ができ、電流が流れ
る。
【0033】制御装置7は、導電性のノズル3とリード
フレーム4上のボンディングパッドとの接触によって流
れる電流を検出し、検出電流よりシリンジ停止信号を発
生して駆動手段へ出力する。駆動手段は、入力されたシ
リンジ停止信号によりエポキシ樹脂1を収容したシリン
ジ2の降下を停止する。
【0034】ついで、図示しない空気圧供給装置を動作
させ、前記接触のタイミングで、シリンジ2へ例えば大
気圧からの差圧0.4kg/cm2 の空気圧を30m・sec
供給し、導電性のノズル3からエポキシ樹脂1を押し出
し、リードフレーム4上のボンディングパッドにエポキ
シ樹脂1を塗布する。
【0035】エポキシ樹脂1の塗布が終了したならば、
駆動手段を駆動してエポキシ樹脂1を収容したシリンジ
2と導電性のノズル3とを上昇させ、次のリードフレー
ム4を搬送し、前記同様にエポキシ樹脂1を塗布する。
【0036】〔実施例2〕つぎに、図2を使用して、シ
リンジに収容するエポキシ樹脂として、導電性の銀エポ
キシ樹脂を使用する場合の第2の実施例を説明する。
【0037】図2は、ダイボンディング装置において、
シリンジに収容した銀エポキシ樹脂を、シリンジの先端
に取付けた導電性のノズルから押出し、リードフレーム
上のボンディングパッドに塗布する部分の概略図であ
る。
【0038】図2において、10は導電性を持つ銀エポ
キシ樹脂、11は、導電性を持つ銀エポキシ樹脂10の
中に挿入されている電極を示す。なお、図2において使
用した図1の符号と同一符号のものは、同一物であるた
め、説明を省略する。
【0039】シリンジ2に収容した銀エポキシ樹脂12
の中に挿入されている電極13は、図1において、制御
装置7から導電性のノズル3へ電圧を印加するための電
線8が、導電性のノズル3に代って接続されている。
【0040】ボンディングパッドを持つリードフレーム
4は、搬送用ステージ5と搬送用アーム6とにより搬送
されてきて、リードフレーム4上のボンディングパッド
と銀エポキシ樹脂10を収容したシリンジ2の先端に取
付けられている導電性のノズル3とが合致する所定の位
置で停止する。
【0041】このとき、制御装置7と、シリンジ2に収
容した導電性を持つ銀エポキシ樹脂10の中に挿入され
ている電極11との間は電線8で接続されており、制御
装置7から電極11へ電圧が印加されている。
【0042】また、制御装置7と搬送用アーム6との間
は電線9で接続されており、制御装置7から搬送用アー
ム6へ電圧が印加されている。なお、この制御装置7と
搬送用アーム6との間の電線9の接続は、搬送用アーム
6が搬送用ステージ5とともにリードフレーム4を搬送
してきて、所定の位置で停止するときに接続される。も
ちろん、制御装置7と搬送用アーム6間は、搬送停止に
関係無く電線9が接続されている状態としても良く、接
続手段はいかなる手段であっても制御装置7から搬送用
アーム6へ電圧が印加することができれば良い。
【0043】また、制御装置7は、図示されていないシ
リンジ2を上下方向へ駆動する駆動手段と接続されてお
り、出力信号で駆動手段を制御する。
【0044】つぎに、銀エポキシ樹脂10を収容したシ
リンジ2全体が図示されていない駆動手段により駆動さ
れ降下し、シリンジ2の先端に取付けられている導電性
のノズル3とリードフレーム4上のボンディングパッド
が接触する。導電性のノズル3とリードフレーム4上の
ボンディングパッドとの接触により、制御装置7、電極
11、銀エポキシ樹脂10、導電性のノズル3、ボンデ
ィングパッドを介してリードフレーム4、搬送用アーム
6という閉回路ができ、電流が流れる。
【0045】制御装置7は、導電性のノズル3とリード
フレーム4上のボンディングパッドとの接触により流れ
る電流を検出し、検出電流よりシリンジ停止信号を発生
して駆動手段へ出力する。駆動手段は、入力されたシリ
ンジ停止信号により銀エポキシ樹脂10を収容したシリ
ンジ2の降下を停止する。
【0046】ついで、図示しない空気圧供給装置を動作
させ、前記接触のタイミングで、シリンジ2へ空気圧を
供給し、導電性のノズル3から銀エポキシ樹脂10を押
出し、リードフレーム4上のボンディングパッドに銀エ
ポキシ樹脂10を塗布する。銀エポキシ樹脂10の塗布
が終了したならば、駆動手段を駆動して銀エポキシ樹脂
10を収容したシリンジ2と導電性のノズル3とを上昇
させ、次のリードフレーム4を搬送し、前記同様に銀エ
ポキシ樹脂10を塗布する。
【0047】第1の実施例で説明した本発明によるダイ
ボンディング装置は、使用するエポキシ樹脂が、銀粉末
の有無、言い替えると導電性の有無にかかわらず使用す
ることができる特徴がある。
【0048】また、第1の実施例において、制御装置7
から導電性のノズル3へ電線8を接続するようにした
が、導電性のシリンジ2を使用すれば、制御装置7から
導電性のシリンジ2へ電線8を接続して同様効果を得る
ことができる。
【0049】第2の実施例において、シリンジ2に収容
した銀エポキシ樹脂10が導電性を持つため、シリンジ
2をプラスチックのような絶縁体でできたものでも使用
できる。
【0050】前記各実施例で使用しているエポキシ樹脂
は、ポリイミド樹脂でも使用でき、銀ポリイミド樹脂の
使用もできる。
【0051】前記各実施例の説明で理解できるように、
本発明によるダイボンディング装置は、リードフレーム
が持つ製造誤差による影響が無くなるため、リードフレ
ームの材質として、銅合金、42ニッケルアロイ等の鉄
系合金、鉄等が使用できる。発明者は、本発明によるダ
イボンディング装置で実験を行い、360μm角、厚さ
160μmの半導体チップをダイボンディングし、半導
体チップの剪断力を測定した結果、従来のダイボンディ
ング装置の場合1000個中12個の強度不足の発生し
たが、1000個中4個に減少した。
【0052】
【発明の効果】本発明によれば、エポキシ樹脂を収容し
たシリンジの先端に取付けた導電性ノズルと、導電性ノ
ズルとエポキシ樹脂を塗布するリードフレームと間に電
圧を印加して導電性のノズルとリードフレームとの接触
による電流を検出しシリンジ停止信号を出力する制御装
置とを備え、シリンジの先端の導電性ノズルとリードフ
レームとが接触したときにシリンジの降下を停止するダ
イボンディング装置を提供することができる。
【0053】また、自動ダイボンディングを行なった場
合のエポキシ樹脂の塗布不良によるボンディング不良を
無くし、コンピュータの制御する工程を減少させて高速
化を計り、作業開始段階での作業者の調整作業を簡略化
することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるダイボンディング装置の第1の実
施例部分概略図。
【図2】本発明によるダイボンディング装置の第2の実
施例部分概略図。
【図3】所定のエポキシ樹脂塗布位置よりボンディング
パッド位置が低い場合のエポキシ樹脂塗布説明図。
【図4】所定のエポキシ樹脂塗布位置よりボンディング
パッド位置が高い場合のエポキシ樹脂塗布説明図。
【符号の説明】
1 エポキシ樹脂 2 シリンジ 3 導電性のノズル 4 リードフレーム 5 搬送用ステージ 6 搬送用アーム 7 制御装置 8、9 電線 10 銀エポキシ樹脂 11 電極 12 ノズル 13 ボンディングパッド 14 半導体チップ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エポキシ樹脂を収容したシリンジと、該シ
    リンジの先端に取付けたノズルとを有し、駆動手段によ
    り駆動され降下する前記シリンジと前記ノズルとを所定
    位置で停止させ、前記ノズルからエポキシ樹脂をリード
    フレーム上に塗布するダイボンディング装置において、
    前記シリンジの先端のノズルを導電性のノズルとし、該
    導電性のノズルと前記リードフレームと間に電圧を印加
    して前記導電性のノズルと前記リードフレームとの接触
    による電流を検出しシリンジ停止信号を出力する制御装
    置を備えることを特徴とするダイボンディング装置。
  2. 【請求項2】導電性エポキシ樹脂を収容したシリンジ
    と、該シリンジの先端に取付けたノズルとを有し、駆動
    手段により駆動され降下する前記シリンジと前記ノズル
    とを所定位置で停止させ、前記ノズルから導電性エポキ
    シ樹脂をリードフレーム上に塗布するダイボンディング
    装置において、前記シリンジの先端のノズルを導電性の
    ノズルとし、前記シリンジの内部に挿入した電極と、該
    電極と前記リードフレームと間に電圧を印加して前記導
    電性のノズルと前記リードフレームとの接触による電流
    を検出しシリンジ停止信号を出力する制御装置とを備え
    ることを特徴とするダイボンディング装置。
JP16085094A 1994-07-13 1994-07-13 ダイボンディング装置 Pending JPH0831851A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101041067B1 (ko) * 2008-10-24 2011-06-13 주식회사 프로텍 레진 도포 장치 및 방법
JP2012114430A (ja) * 2010-11-22 2012-06-14 Samsung Led Co Ltd 発光素子パッケージの樹脂塗布装置、及びこれを用いる発光素子パッケージの製造方法

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