JPH08317687A - モータの駆動回路 - Google Patents

モータの駆動回路

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JPH08317687A
JPH08317687A JP7145376A JP14537695A JPH08317687A JP H08317687 A JPH08317687 A JP H08317687A JP 7145376 A JP7145376 A JP 7145376A JP 14537695 A JP14537695 A JP 14537695A JP H08317687 A JPH08317687 A JP H08317687A
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JP
Japan
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transistor
drive
current
collector
resistor
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JP7145376A
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English (en)
Inventor
Kenji Oe
健二 大江
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Nidec Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 駆動トランジスタに流れる電流を抑え、駆動
トランジスタとして定格電流の小さいものを使用するこ
とができるモータの駆動回路を提供する。 【構成】 ロータマグネットを回転駆動するための第1
及び第2の駆動コイルL1,L2と、ロータマグネット
の回転角度位置を検出するための位置検出手段HEと、
位置検出手段HEからの出力信号を増幅するための第1
及び第2の増幅トランジスタQ1,Q2と、第1及び第
2の駆動コイルL1,L2に供給される電流を制御する
ための第1及び第2の駆動トランジスタQ3,Q4と、
この駆動トランジスタQ3,Q4に流れる電流を検出す
るための電流検出抵抗R4と、この駆動トランジスタQ
3,Q4に流れる電流を制限するための電流制限トラン
ジスタQ5と、を具備し、駆動トランジスタQ3,Q4
のエミッタに電流検出抵抗R4が接続され、これに電流
制限トランジスタQ5が接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、、モータの駆動回路、
特に2相モータに適用される駆動回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、ファンモータの如き2相モー
タの駆動回路として種々のものが提案されており、例え
ば図3に示すものが存在する。図3において、従来の駆
動回路は、第1のコンパレータIC1と第2のコンパレ
ータIC2を具備している。また、ロータマグネットの
回転角度位置を検出するための、ホール素子の如き位置
検出手段HE1が設けられ、この位置検出手段HE1か
らの出力信号が、夫々、第1及び第2のコンパレータI
C1,IC2に送給される。第1のコンパレータIC1
からの出力信号は第1の駆動トランジスタQ6のベース
に送給される。また、第2のコンパレータIC2からの
出力信号は第2の駆動トランジスタQ7のベースに送給
される。
【0003】第1の駆動トランジスタQ6に並列に第1
のツェナダイオードZD1が設けられ、また第2の駆動
トランジスタQ7に並列に第2のツェナダイオードZD
2が設けられている。これら第1及び第2のツェナダイ
オードZD1,ZD2は、回路保護手段として機能す
る。また、位置検出手段HE1に関連して抵抗R1が設
けられ、また第1及び第2のコンパレータIC1,IC
2に関連して、夫々、抵抗R11,R12が設けられて
いる。更に、第1の駆動トランジスタQ6のコレクタに
はモータの第1の駆動コイルL12(第1相目の駆動コ
イル)が接続され、第2の駆動トランジスタQ7のコレ
クタには第2の駆動コイルL13(第2相目の駆動コイ
ル)が接続されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来の駆動回路
では、起動時、駆動トランジスタQ6,Q7に、電源電
圧Vccを駆動コイルL12,L13の抵抗値で除した
値の電流が流れる。従って、容易に理解される如く、駆
動トランジスタQ6,Q7に流れる電流値が大きくな
り、駆動トランジスタQ6,Q7として定格電流の大き
なものが必要となり、製作コストが高価となる。
【0005】本発明は、上記事実に鑑みてなされたもの
であり、その課題は、駆動トランジスタに流れる電流を
抑え、駆動トランジスタとして定格電流の小さいものを
使用することができるモータの駆動回路を提供すること
である。本発明の他の課題は、比較的構成が簡単で且つ
安価な回路素子を組み合わせたモータ駆動回路を提供す
ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のモータ駆動回路
は、ロータマグネットを回転駆動するための第1及び第
2の駆動コイルと、ロータマグネットの回転角度位置を
検出するための位置検出手段と、位置検出手段からの出
力信号を増幅するための増幅トランジスタと、第1及び
第2の駆動コイルに供給される電流を制御するための第
1及び第2の駆動トランジスタと、第1及び第2の駆動
トランジスタに流れる電流を検出するための電流検出抵
抗と、第1及び第2の駆動トランジスタに流れる電流を
制限するための電流制限トランジスタと、を具備し、位
置検出手段の片方の出力端子が第1の増幅トランジスタ
のベースに接続され、位置検出手段の他方の出力端子が
第2の増幅トランジスタのベースに接続されており、第
1及び第2の増幅トランジスタのエミッタは抵抗を介し
て電源に接続されており、第1の増幅トランジスタのコ
レクタは第1の駆動トランジスタのベースに接続され、
第2の増幅トランジスタのコレクタは第2の駆動トラン
ジスタのベースに接続されており、第1の駆動トランジ
スタのコレクタは第1の駆動コイルを介して電源に接続
され、第2の駆動トランジスタのコレクタは第2の駆動
コイルを介して電源に接続されており、電流検出抵抗は
第1及び第2の駆動トランジスタのエミッタに接続され
ており、電流制限トランジスタのベースは電流検出抵抗
の片方の端子と第1及び第2の駆動トランジスタのエミ
ッタとの間に接続され、電流制限トランジスタのコレク
タは抵抗と第1及び第2の増幅トランジスタのエミッタ
との間に接続され、電流制限トランジスタのエミッタは
電流検出抵抗の他方の端子に接続されている。
【0007】
【作用】本発明のモータ駆動回路においては、駆動トラ
ンジスタのエミッタに電流検出抵抗が接続され、またこ
の電流検出抵抗に関連して電流制限トランジスタが設け
られている。従って、駆動トランジスタが付勢されて駆
動コイルに電流が流れると、この電流検出抵抗に電流が
流れ、電流検出抵抗はこの電流を検出する。かく電流を
検出すると、電流制限トランジスタが導通状態となり、
増幅トランジスタのエミッタに送給される電流の一部が
電流制限トランジスタのコレクタからエミッタを通って
流れる。それ故に、増幅トランジスタに流れる電流が減
少し、これにより駆動トランジスタのベースに流れる電
流値が小さくなる。その結果、駆動トランジスタとし
て、定格電流の小さいものを用いることができる。ま
た、位置検出手段からの出力信号は増幅トランジスタに
送給され、増幅トランジスタにて増幅された信号が駆動
トランジスタに送給され、駆動トランジスタの導通、非
導通によって駆動コイルに送給される電流を制御する。
従って、増幅トランジスタという比較的安価な素子でも
って駆動コイルに送給される電流を所望の通り制御する
ことができる。
【0008】
【実施例】以下、添付図面を参照して、本発明に従って
構成されたモータの駆動回路について説明する。図1
は、本発明に従うモータ駆動回路の第1の実施例を示し
ている。図1において、図示の駆動回路は、差動増幅器
を構成する第1及び第2の増幅トランジスタQ1及びQ
2を備えている。また、ロータマグネット(図示せず)
の回転角度位置を検出するための、ホール素子の如き位
置検出手段HEが設けられ、この位置検出手段からの出
力信号が、夫々、第1及び第2の増幅トランジスタQ1
及びQ2のベースに送給される。位置検出手段HEは、
ロータマグネットの磁気変化を検出してその2つの出力
端子に互いに逆相の電圧を出力する。
【0009】第1の増幅トランジスタQ1のコレクタは
抵抗R5に接続され、このコレクタと抵抗R5の接続点
は第1の駆動トランジスタQ3のベースに接続されてい
る。また第2の増幅トランジスタQ2のコレクタは抵抗
R6に接続され、このコレクタと抵抗R6の接続点は第
2の駆動トランジスタQ4に接続されている。第1及び
第2の増幅トランジスタQ1及びQ2のエミッタは抵抗
R3を介して電源Vccに接続されている。また、位置
検出手段HEの片方の端子は抵抗R1を介して電源Vc
cに接続され、その他方の端子は抵抗R2を介して接地
(GNDに接続)されている。
【0010】かく接続されているので、第1の増幅トラ
ンジスタQ1のベースに供給される電圧が第2の増幅ト
ランジスタQ2のベースに供給される電圧よりも小さく
なると、第1の増幅トランジスタQ1が導通状態とな
り、抵抗R3を通して流れる電流は第1の増幅トランジ
スタQ1のエミッタからコレクタを通って流れ、抵抗R
5の端子に出力電圧が発生する。一方、第2の増幅トラ
ンジスタQ2のベースに供給される電圧が第1の増幅ト
ランジスタQ1のベースに供給される電圧よりも小さく
なると、第2の増幅トランジスタQ2が導通状態とな
り、抵抗R3を通して流れる電流は第2の増幅トランジ
スタQ2のエミッタからコレクタを通って流れ、抵抗R
6の端子に出力電圧が発生する。
【0011】第1の駆動トランジスタQ3のコレクタに
は第1の駆動コイルL1が接続され、第1の駆動コイル
L1(2相モータにおける第1相コイルを構成する)は
電源Vccに接続されている。また、第2の駆動トラン
ジスタQ4のコレクタには第2の駆動コイルL2(2相
モータにおける第2相コイルを構成する)が接続され、
この第2の駆動コイルL2は電源Vccに接続されてい
る。尚、符号D1は入力電圧側に配設されたダイオード
である。
【0012】第1及び第2の駆動トランジスタQ3及び
Q4のエミッタは夫々、電流検出抵抗R4に接続されて
いる。この電流検出抵抗R4に関連して電流制限トラン
ジスタQ5が設けられている。電流検出抵抗R4の片方
の端子と第1及び第2の駆動トランジスタQ3及びQ4
のエミッタとの接続点が電流制限トランジスタQ5のベ
ースに接続され、電流検出抵抗R4の他方の端子が電流
制限トランジスタQ5のエミッタに接続されている。更
に、電流制限トランジスタQ5のコレクタが第1及び第
2の増幅トランジスタQ1及びQ2のエミッタと抵抗R
3との接続点に接続されている。
【0013】第1の駆動トランジスタQ3のコレクタと
第1の駆動コイルL1との接続点にはツェナダイオード
ZD1の片方の端子が接続され、ツェナダイオードZD
1の他方の端子は電流検出抵抗R4と電流制限トランジ
スタQ5のエミッタとの接続点に接続されている。ま
た、第2の駆動トランジスタQ4のコレクタと第2の駆
動コイルL2との接続点にはツェナダイオードZD2の
片方の端子が接続され、ツェナダイオードZD2の他方
の端子はツェナダイオードZD1と電流検出抵抗R4と
の接続点に接続されている。ツェナダイオードZD1及
びZD2は、第1及び第2の駆動トランジスタQ3及び
Q4の保護機能を有する。
【0014】かかる第1の実施例の駆動回路では、位置
検出手段HEからの出力信号によって第1及び第2の増
幅トランジスタQ1及びQ2のコレクタに交互に電流が
流れ、抵抗R5及びR6に交互に出力電圧が発生する。
抵抗R5(又はR6)の端子に出力電圧が生じる、即ち
ハイレベルとなると、第1(又は第2)の駆動トランジ
スタQ3(又はQ4)のベースの電圧が上昇し、第1
(又は第2)の駆動トランジスタQ3(又はQ4)が導
通状態となる。かくすると、電源Vccからの電流が第
1(又は第2)の駆動コイルL1(又はL2)及び第1
(又は第2)の駆動トランジスタQ3(又はQ4)を通
して流れ、第1(又は第2)の駆動コイルL1(又はL
2)が巻かれたステータの歯部(図示せず)が励磁さ
れ、ステータとロータマグネットとの磁気作用によっ
て、ロータマグネットが所定方向に回転駆動される。
【0015】この駆動回路においては、第1(又は第
2)の増幅トランジスタQ1(又はQ2)のコレクタに
発生する出力電圧によって第1(又は第2)の駆動トラ
ンジスタQ3(又はQ4)のベース電流が変化するた
め、第1(又は第2)の増幅トランジスタQ1(又はQ
2)の出力電圧によって第1(又は第2)の駆動トラン
ジスタQ3(又はQ4)のコレクタを通って流れる電流
が増減する。
【0016】また、第1(又は第2)の駆動トランジス
タQ3(又はQ4)のコレクタに流れる電流は、電流検
出抵抗R4に流れ、この抵抗R4の両端子間に、そこを
流れる電流値に比例した電圧が発生する。従って、第1
(又は第2)の駆動トランジスタQ3(又はQ4)を流
れる電流が増大すると、電流検出抵抗R4の両端に発生
する電圧も上昇する。かく電圧が上昇すると、電流制限
トランジスタQ5のベース電流も大きくなり、この電流
制限トランジスタQ5のコレクタ電流が大きくなる。
【0017】電流制限トランジスタQ5のコレクタ電流
が増大すると、抵抗R3を通って流れる電流は、電流制
限トランジスタQ5のコレクタからエミッタを通って流
れる電流量が大きくなるのに対し、第1(又は第2)の
増幅トランジスタQ1(又はQ2)のエミッタからコレ
クタを通って電流量が小さくなる。このため、抵抗R5
(又はR6)の両端子間に発生する出力電圧が低下し、
第1(又は第2)の駆動トランジスタQ3(又はQ4)
のベース電流が減少し、その結果、第1(又は第2)の
駆動トランジスタQ3(又はQ4)のコレクタ電流が抑
えられ、第1(又は第2)の駆動トランジスタQ3(又
はQ4)に大きな電流が流れることが阻止される。かく
の通りであるので、第1及び第2の駆動コイルL1及び
L2に流れる電流も抑えられ、第1及び第2の駆動トラ
ンジスタQ3及びQ4に定格電流の小さいトランジスタ
を用いることができる。
【0018】図2は、本発明に従うモータ駆動回路の第
2の実施例を示している。尚、図2において図1と同一
の部材は同一の符号を付して説明する。図2の実施例で
は、ツェナダイオードZD3及びZD4と抵抗R7及び
R8の電気的接続が異なっている。
【0019】図2において、第1の増幅トランジスタQ
1のコレクタは抵抗R7の片方の端子に接続され、この
コレクタと抵抗R7との接続点が第1の駆動トランジス
タQ3のベースに接続されている。抵抗R7の他方の端
子は、第1の駆動トランジスタQ3のエミッタと電流検
出抵抗R4の接続点に接続されている。また、第2の増
幅トランジスタQ2のコレクタは抵抗R8の片方の端子
に接続され、このコレクタと抵抗R8との接続点が第2
の駆動トランジスタQ4のベースに接続されている。抵
抗R8の他方の端子は、第2の駆動トランジスタQ4の
エミッタと電流検出抵抗R4の接続点に接続されてい
る。
【0020】ツェナダイオードZD3の片方の端子は抵
抗R7と第1の駆動トランジスタQ3のベースとの接続
点に接続され、その他方の端子は第1の駆動トランジス
タQ3のコレクタと第1の駆動コイルL1との接続点に
接続されている。また、ツェナダイオードZD4の片方
の端子は抵抗R8と第2の駆動トランジスタQ4のベー
スとの接続点に接続され、その他方の端子は第2の駆動
トランジスタQ4のコレクタと第2の駆動コイルL2と
の接続点に接続されている。図2の実施例のその他の構
成は、図1の実施例と実質上同一である。
【0021】第2の実施例において、ロータマグネット
の回転角度位置を検出するための位置検出手段HEから
の出力信号は、第1の実施例と同様に、第1及び第2の
増幅トランジスタQ1及びQ2のベースに供給される。
【0022】第1の増幅トランジスタQ1のベース電圧
が第2の増幅トランジスタQ2のベース電圧より小さく
なると、第1の増幅トランジスタQ1が導通状態とな
り、抵抗R3を通って流れる電流は、第1の増幅トラン
ジスタQ1のエミッタからコレクタを通って流れ、抵抗
R7の端子に出力電圧が発生する。かく抵抗R7の端子
がハイレベルになると、第1の駆動トランジスタQ3が
導通状態になり、電源からの電流は第1の駆動コイルL
1を通って第1の駆動トランジスタQ3のコレクタから
エミッタに流れる。
【0023】一方、第2の増幅トランジスタQ2のベー
ス電圧が第1の増幅トランジスタQ1のベース電圧より
小さくなると、第2の増幅トランジスタQ2が導通状態
となり、抵抗R3を通って流れる電流は、第2の増幅ト
ランジスタQ2のエミッタからコレクタを通って流れ、
抵抗R8の端子に出力電圧が発生する。かく抵抗R8の
端子がハイレベルになると、第2の駆動トランジスタQ
4が導通状態になり、電源からの電流は第2の駆動コイ
ルL2を通って第2の駆動トランジスタQ4のコレクタ
からエミッタに流れる。
【0024】第1(又は第2)の駆動トランジスタQ3
(又はQ4)を通って電流検出抵抗R4を流れる電流が
増大すると、電流制限トランジスタQ5が導通状態とな
って抵抗R3を流れる電流は電流制限トランジスタQ5
のコレクタからエミッタを通って流れる。かく電流が流
れると、第1(又は第2)の増幅トランジスタQ1(又
はQ2)を流れる電流が減少し、抵抗R7(又はR8)
の出力電圧が低下する。その結果、第1(又は第2)の
駆動トランジスタQ3(又はQ4)のベースに印加され
る電圧が小さくなり、第1(又は第2)の駆動トランジ
スタQ3(又はQ4)を流れる電流が抑えられる。かく
して、第1の実施例と同様の効果がこの第2の実施例に
おいても達成される。
【0025】以上、本発明に従うモータの駆動回路の実
施例について説明したが、本発明はかかる実施例に限定
されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく
種々の変更乃至修正が可能である。
【0026】
【発明の効果】本発明のモータ駆動回路においては、駆
動トランジスタQ3,Q4のエミッタに電流検出抵抗R
4が接続され、またこの電流検出抵抗R4に関連して電
流制限トランジスタQ5が設けられている。従って、駆
動トランジスタQ3,Q4が付勢されて駆動コイルL
1,L2に電流が流れると、この電流検出抵抗R4に電
流が流れる。かくすると、電流制限トランジスタQ5が
導通状態となり、増幅トランジスタQ1,Q2のエミッ
タに送給される電流の一部が電流制限トランジスタQ5
のコレクタからエミッタを通って流れる。それ故に、増
幅トランジスタQ1,Q2に流れる電流が減少し、これ
により駆動トランジスタQ3,Q4のベースに流れる電
流値が小さくなる。その結果、駆動トランジスタQ3,
Q4として、定格電流の小さいものを用いることができ
る。また、位置検出手段HEからの出力信号は増幅トラ
ンジスタQ1,Q2に送給され、増幅トランジスタQ
1,Q2にて増幅された信号が駆動トランジスタQ3,
Q4に送給され、駆動トランジスタQ3,Q4の導通、
非導通によって駆動コイルL1,L2に送給される電流
を制御する。従って、増幅トランジスタQ1,Q2とい
う比較的安価な素子でもって駆動コイルQ3,Q4に送
給される電流を制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従うモータの駆動回路の第1の実施例
を示す回路図。
【図2】本発明に従うモータの駆動回路の第2の実施例
を示す回路図。
【図3】従来のモータの駆動回路を示す回路図。
【符号の説明】
HE 位置検出手段 L1,L2 第1及び第2の駆動コイル Q1,Q2 第1及び第2の増幅トランジスタ Q3,Q4 第1及び第2の駆動トランジスタ Q5 電流制限トランジスタ R4 電流検出抵抗

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロータマグネットを回転駆動するための
    第1及び第2の駆動コイル(L1,L2)と、該ロータ
    マグネットの回転角度位置を検出するための位置検出手
    段(HE)と、該位置検出手段(HE)からの出力信号
    を増幅するための第1及び第2の増幅トランジスタ(Q
    1,Q2)と、該第1及び第2の駆動コイル(L1,L
    2)に供給される電流を制御するための第1及び第2の
    駆動トランジスタ(Q3,Q4)と、該第1及び第2の
    駆動トランジスタ(Q3,Q4)に流れる電流を検出す
    るための電流検出抵抗(R4)と、該第1及び第2の駆
    動トランジスタ(Q3,Q4)に流れる電流を制限する
    ための電流制限トランジスタ(Q5)と、を具備し、 該位置検出手段(HE)の片方の出力端子が該第1の増
    幅トランジスタ(Q1)のベースに接続され、該位置検
    出手段(HE)の他方の出力端子が該第2の増幅トラン
    ジスタ(Q2)のベースに接続されており、 該第1及び第2の増幅トランジスタ(Q1,Q2)のエ
    ミッタは抵抗(R3)を介して電源に接続されており、 該第1の増幅トランジスタ(Q1)のコレクタは該第1
    の駆動トランジスタ(Q3)のベースに接続され、該第
    2の増幅トランジスタ(Q2)のコレクタは該第2の駆
    動トランジスタ(Q4)のベースに接続されており、 該第1の駆動トランジスタ(Q3)のコレクタは該第1
    の駆動コイル(L1)を介して該電源に接続され、該第
    2の駆動トランジスタ(Q4)のコレクタは該第2の駆
    動コイル(L2)を介して該電源に接続されており、 該電流検出抵抗(R4)は該第1及び第2の駆動トラン
    ジスタ(Q3,Q4)のエミッタに接続されており、 該電流制限トランジスタ(Q5)のベースは該電流検出
    抵抗(R4)の片方の端子と該第1及び第2の駆動トラ
    ンジスタ(Q3,Q4)のエミッタとの間に接続され、
    該電流制限トランジスタ(Q5)のコレクタは該抵抗
    (R3)と該第1及び第2の増幅トランジスタ(Q1,
    Q2)のエミッタとの間に接続され、該電流制限トラン
    ジスタ(Q5)のエミッタは該電流検出抵抗(R4)の
    他方の端子に接続されている、ことを特徴とするモータ
    の駆動回路。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100350734C (zh) * 2004-07-12 2007-11-21 摩托罗拉公司 两相电动机中的电流感应

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CN100350734C (zh) * 2004-07-12 2007-11-21 摩托罗拉公司 两相电动机中的电流感应

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