JPH08317605A - モールドモータ - Google Patents

モールドモータ

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JPH08317605A
JPH08317605A JP7115755A JP11575595A JPH08317605A JP H08317605 A JPH08317605 A JP H08317605A JP 7115755 A JP7115755 A JP 7115755A JP 11575595 A JP11575595 A JP 11575595A JP H08317605 A JPH08317605 A JP H08317605A
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circuit board
synthetic resin
control circuit
exchange circuit
recess
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JP7115755A
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Osao Yashiro
長生 八代
Takeaki Maruyama
雄秋 丸山
Noriyuki Uchida
則行 内田
Yoichi Kondo
近藤  洋一
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 別に取付部材を付加することなく熱的に寿命
を有する部品、耐圧力、耐熱性の低い部品等を、必要に
応じて交換可能とする。 【構成】 制御回路21を構成する部品のうち、交換が
必要となる部品を有する交換回路基板部21Aと、その
他の非交換回路基板部21Bとに分離し、非交換回路基
板部21Bを保持する基板ホルダー22の一部に凹部2
2Aを設けておき、その凹部22Aを合成樹脂4の非注
入部とし、その凹部22Aに交換回路基板部21Aを収
容し、その他の固定子鉄心1及び巻線2及び制御回路2
1の一部の非交換回路基板部21B及び基板ホルダー2
2等を一体に合成樹脂4でモールドした。これにより耐
圧力、耐熱性の低い部品の交換が可能となる。また、非
交換回路基板部21Bの基板ホルダー22を利用するの
で新たに部材は不要である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主に、産業用、民生用
等の用途に用いられるインバータ等の制御回路と固定子
とを合成樹脂で一体に成形固化(モールド)したモール
ドモータの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9は従来の制御回路を内蔵したモール
ドモータの構造例を模式的に示す縦断面図である。ま
た、図10は従来の制御回路を内蔵したモールドモータ
のモールド成形方法を模式的に示す縦断面図である。
【0003】図9において、1は固定子鉄心、2は固定
子鉄心1に施された巻線で、固定子鉄心1とそこに施さ
れた巻線2によって固定子を構成している。また、3は
プリント基板等に実装された電子部品等からなる制御回
路であり、3Aはパワーモジュール部、3Bは電解コン
デンサや制御用IC、スイッチング回路等が実装された
回路基板、3Cはパワーモジュール部3Aに取付けた放
熱板である。4はモールドに使用した熱伝導の良好な合
成樹脂である。5は回転子であり、出力側軸受6A及び
ファン側軸受6Bで保持されている。7はブラケット
で、回転子5の出力軸を貫通させ、出力側軸受6Aを保
持している。なお、反負荷側のファン側軸受6Bを保持
するブラケットは合成樹脂4で成形したものである。8
は基板ホルダーであり、その一端を固定子鉄心1に当接
させ、他端で制御回路3を保持し、位置決めしている。
9はパワーモジュール部3Aと回路基板3Bを電気的に
接続する導体である。10は回転子5に取付けられた冷
却用のファン、11は冷却用のファン10を覆うファン
カバーである。
【0004】次に、従来の制御回路を内蔵したモールド
モータの製造方法を説明する。図10において、12は
上金型であり、13は下金型であり、更に、中芯(中
子)13A、合成樹脂を注入する注入口となる合成樹脂
注入口13Bが設けられている。まず、製造方法として
は固定子鉄心1に絶縁処理を施した後に巻線2を施す。
次に、制御回路3を基板ホルダー8を利用して固定子鉄
心1との関係で位置決めを行い、固定子鉄心1と制御回
路3を所定の位置に設定する。更に、固定子鉄心1と制
御回路3を中芯13Aを利用して下金型13にセットし
た後、上金型12と下金型13の型締めを行なう。そし
て、溶融状態にある合成樹脂4を合成樹脂注入口13B
から合成樹脂注入装置(図示せず)により高圧で金型内
に注入充填し、加熱硬化させる。硬化後に回転子5、出
力側軸受6A及びファン側軸受6B、ブラケット7を組
付けて制御回路3を内蔵したモールドモータとなる。
【0005】このように、固定子鉄心1と制御回路3を
一体に合成樹脂4でモールドするのは、制御回路3を収
容する収容部品、カバー等をなくすことによる部品点数
の削減、耐水性、耐湿性の向上等の効果が得られるから
である。このような構造は、例えば、特開平3−128
640号公報に開示されており、また、単相コンデンサ
モータにおいては、例えば、特開平6−113511号
公報で開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来のモール
ドモータは、制御回路3と固定子鉄心1とを合成樹脂4
で一体にモールドしたものであるから、制御回路3に故
障または長期使用による部品の特性低下が起きると修理
することができず、モータ全体が使用できなくなる。特
に、制御回路3の中には電解コンデンサ、ガラス封止型
ダイオード、ガラス管ヒューズ等の熱的に寿命を有して
いたり、また、合成樹脂成形時の合成樹脂注入圧力に対
する耐圧力性の低い部品が使用されていたりする。この
ため、成形時にはこれらの部品を壊さないように合成樹
脂4を比較的低い温度、低い圧力で成形する必要があ
り、生産性が良くなかった。また、熱的に寿命を有する
電解コンデンサ等は使用により必ず劣化するものである
が、修理交換は不可能であった。
【0007】一方、特開平3−128460号公報の技
術においては、成形時の合成樹脂の圧力、温度の対策と
して予め基板3Bの全体を合成樹脂でプリコートを行
い、これを合成樹脂にて固定子と一体にモールドする方
法を開示しているが、使用中の破損、故障に関しては修
理交換は不可能である。
【0008】更に、例えば、実開昭61−92174号
公報においては、単相コンデンサモータにおけるコンデ
ンサの交換可能な方法が開示されているが、これは固定
子の外周に合成樹脂からなるコンデンサ取付部を別に設
け、これを固定子に施した巻線と接続するものであり、
外周に取付けるので寸法が大きくなり、また取付部材が
別に必要であり、取付部材及びその取付作業により、コ
ストが増加する。
【0009】そこで、本発明は、このような従来技術の
課題を解決するためになされたもので、別に取付部材を
付加することなく熱的に寿命を有する部品、耐圧力、耐
熱性の低い部品等を、必要に応じて交換可能とするモー
ルドモータの提供を課題とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1にかかるモール
ドモータは、環状の固定子鉄心に巻線を施した固定子
と、前記巻線への通電を制御する制御回路の一部の非交
換回路基板部と、前記制御回路の位置決め及び保持を行
う基板ホルダーとを有し、前記固定子及び前記制御回路
の一部の非交換回路基板部及び基板ホルダーを合成樹脂
で一体にモールドし、かつ、前記基板ホルダーの一部に
凹部を設け、前記基板ホルダーの凹部に前記制御回路の
残余の部品を実装してなる交換回路基板部を収容したも
のである。
【0011】請求項2にかかるモールドモータの前記基
板ホルダーの凹部に収容する交換回路基板部は、前記制
御回路の耐圧力、耐熱性の低い部品を実装してなるもの
である。
【0012】請求項3にかかるモールドモータの前記基
板ホルダーの一部に設けた凹部は、前記制御回路の一部
の非交換回路基板部と交換回路基板部とを接続する接続
端子を一体に設けたものである。
【0013】請求項4にかかるモールドモータの前記基
板ホルダーの凹部に収容する交換回路基板部は、独立し
て合成樹脂でモールドしてなるものである。
【0014】請求項5にかかるモールドモータの前記独
立して合成樹脂でモールドしてなる交換回路基板部は、
更に、外周の一部または全部を弾性を有する合成樹脂で
覆ったものである。
【0015】請求項6にかかるモールドモータの前記基
板ホルダーの一部に設けた凹部は、前記固定子及び前記
制御回路の一部の非交換回路基板部及び基板ホルダーを
合成樹脂で一体に成形するとき、その開口部を金型に当
接させることにより前記合成樹脂の非注入部としたもの
である。
【0016】請求項7にかかるモールドモータの前記基
板ホルダーの一部に設けた凹部は、その開口部に弾性部
を設けたものである。
【0017】
【作用】請求項1においては、制御回路を構成する部品
のうち、交換が必要となる部品を有する交換回路基板部
と、その他の非交換回路基板部とに分離し、非交換回路
基板部を保持する基板ホルダーの一部に凹部を設けてお
き、その凹部を合成樹脂の非注入部とし、その凹部に交
換回路基板部を収容し、その他の固定子及び前記制御回
路の一部の非交換回路基板部及び基板ホルダー等を一体
に合成樹脂でモールドしたものであるので、制御回路の
なかで長期使用により特性が低下する部品の交換が可能
である。更に、制御回路の交換回路基板部を基板ホルダ
ーで保持し収容するものであるから、別途制御回路の交
換回路基板部を保持する部材が不用となる。
【0018】請求項2においては、前記基板ホルダーの
凹部に収容する交換回路基板部は、前記制御回路の耐圧
力、耐熱性の低い部品を実装することにより、モールド
成形時に合成樹脂の注入圧力、温度を下げることなくモ
ールド成形がおこなえる。
【0019】請求項3においては、前記基板ホルダーと
制御回路の交換回路基板部と非交換回路基板部とを接続
する接続端子とを一体に成形したものであるので、制御
回路の位置決めが容易になるとともに部品点数を削減で
きる。
【0020】請求項4においては、前記基板ホルダーの
凹部内に収容する交換回路基板部を別の合成樹脂でモー
ルドしておくものであるから、交換回路基板部の耐湿性
を向上することができる。
【0021】請求項5においては、前記交換回路基板部
の外周の一部または全部を弾性を有する合成樹脂で覆っ
たものであるので、交換回路基板部と非交換回路基板部
との接続において、接続部分の耐湿性が更に向上するも
のである。
【0022】請求項6においては、前記基板ホルダーの
凹部の開口部の形状を合成樹脂注入時の金型に当接する
ものであるから、非交換回路基板部、固定子鉄心及び巻
線等を合成樹脂で一体にモールドする際、前記基板ホル
ダーの凹部内に合成樹脂が侵入しないように挿入子を使
用したり、金型構造を複雑にすることなく前記凹部内に
侵入する合成樹脂を阻止することができる。
【0023】請求項7においては、前記基板ホルダーの
凹部の開口部の一部に弾性部を設けたものであるので、
合成樹脂で一体にモールドする際に開口部と金型との密
着性を向上することができ、合成樹脂を比較的高い圧力
で注入しても前記基板ホルダーの凹部内に合成樹脂の侵
入を防ぐことができ、組立時に前記弾性部を蓋体で挟む
ことにより交換回路基板部及び非交換回路基板部と交換
回路基板部との接続部分の耐湿性を向上させることがで
きる。
【0024】
【実施例】以下、本発明のモールドモータの実施例につ
いて説明する。なお、図中、従来例と同一符号及び記号
は従来例の構成部分と同一または相当する構成部分を示
すものであるから、ここでは重複する説明を省略する。
【0025】実施例1.図1は本発明の第一実施例にお
けるモールドモータのモールド成形時を模式的に示す縦
断面図で、図2は本発明の第一実施例におけるモールド
モータで使用した基板ホルダーの斜視図、図3は本発明
の第一実施例におけるモールドモータを模式的に示す縦
断面図である。図において、21は固定子鉄心1に施し
た巻線2の通電制御を行う制御回路であり、一部に、電
解コンデンサ、ガラス封止型ダイオード、ガラス管ヒュ
ーズ等の耐圧力、耐熱性の低い部品を実装した交換回路
基板部21A及びその他の比較的寿命が長く特性が安定
している部品からなる非交換回路基板部21Bからな
る。22は制御回路21の非交換回路基板部21Bを保
持し、交換回路基板部21Aを収容する基板ホルダーで
あり、本実施例ではその一端を固定子鉄心1の端部に当
接させ位置決めを行なっている。このとき、基板ホルダ
ー22の位置決めを容易にするために、固定子鉄心1の
端部に凹穴を形成しておき、そこに基板ホルダー22の
端部を挿入することにより位置決めを行なってもよい。
【0026】基板ホルダー22には、制御回路21の交
換回路基板部21Aを収容するための凹部22Aが形成
されている。また、基板ホルダー22の凹部22Aの後
壁部には交換回路基板部21Aと非交換回路基板部21
Bとを接続する接続端子23が設けられている。この接
続端子23は最も簡単な構造のコネクタであり、凹部2
2Aの後壁部を介して交換回路基板部21Aと非交換回
路基板部21Bとを電気的に接続するものである。因
に、本実施例では、交換回路基板部21A側がハンダ付
けされる端子とし、凹部22Aの内側が挿入により結合
できる端子とした。接続端子23は基板ホルダー22の
成形の際に、予め金型にセットしておき、一体に形成し
たものである。交換回路基板部21Aを収容するための
凹部22Aは、非交換回路基板部21Bを載置する環部
22Bに一体に形成されている。基板ホルダー22の環
部22Bには、下方に伸びた複数本の足部22C及び上
方に伸びた複数本の腕部22Dを有している。複数本の
足部22Cは、本実施例ではピン状の形状をしており、
固定子鉄心1の端部に当接させて両者間の位置決めを行
ない、複数本の腕部22Dはパワーモジュール部3Aと
の間の位置決めを行なうものである。上方に伸びた複数
本の腕部22Dは、本実施例ではピン状の形状をしてお
り、非交換回路基板部21Bに設けた嵌合穴(図示せ
ず)に差し込むことにより非交換回路基板部21Bを保
持している。24は交換回路基板部21Aを収容するた
めの凹部22Aの開口部22Eの蓋体であり、本実施例
では名板と兼ねており、接着剤で接合されている。ここ
で、固定子鉄心1、巻線2、基板ホルダー22、制御回
路21の非交換回路基板部21Bは合成樹脂4により一
体にモールドされる。
【0027】本実施例のようなモールドモータの構造に
することにより、交換回路基板部21Aは蓋体24を取
外すことにより交換が可能である。このため、電解コン
デンサ等使用中に劣化して特性が低下しても交換回路基
板部21Aのみ取り外して修理或いは交換できる。更
に、制御回路21の交換回路基板部21Aを基板ホルダ
ー22により支持しているので、部品点数も増加するこ
とはない。また、固定子鉄心1及び巻線2からなる固定
子と非交換回路基板部21Bを合成樹脂4にて一体にモ
ールドする際に、耐圧力や耐熱性の低い部品を含む他の
部品を実装した交換回路基板部21Aは別部品としてい
るので、固定子鉄心1、巻線2、基板ホルダー22、制
御回路21のモールドの際、非交換回路基板部21Bは
比較的高い圧力、温度で成形が可能となり生産性が向上
する。
【0028】本実施例においては、制御回路21を構成
する部品のうち、交換が必要となる部品を有する交換回
路基板部21Aと、その他の非交換回路基板部21Bと
に分離し、非交換回路基板部21Bを保持する基板ホル
ダー22の一部に凹部22Aを設けておき、その凹部2
2Aを合成樹脂4の非注入部とし、その凹部22Aに交
換回路基板部21Aを収容し、その他の固定子鉄心1及
び巻線2及び制御回路21の一部の非交換回路基板部2
1B及び基板ホルダー22等を一体に合成樹脂4でモー
ルドしたものであり、これを請求項に対応する実施例と
することができる。この実施例においては、制御回路2
1のなかで長期使用により特性が低下する部品の交換が
可能である。更に、制御回路21の交換回路基板部21
Aを基板ホルダー22で保持し収容するものであるか
ら、別途制御回路21の交換回路基板部21Aを保持す
る部材が不用となる。また、本実施例においては、基板
ホルダー22の凹部22Aに収容する交換回路基板部2
1Aには、前記制御回路21の耐圧力、耐熱性の低い部
品を実装したものであるから、それらの特性の結果によ
り、部品交換を行えば、モールドモータを長寿命にでき
る。これは請求項に対応する実施例である。そして、本
実施例においては、基板ホルダー22と制御回路21の
交換回路基板部21Aと非交換回路基板部21Bとを接
続する接続端子23とを一体に成形したものであるの
で、制御回路21の位置決めが容易になるとともに部品
点数を削減できる。これは請求項に対応する実施例であ
る。
【0029】実施例2.図4は本発明の第二実施例にお
けるモールドモータのモールド成形時を模式的に示す縦
断面図で、図5は本発明の第二実施例におけるモールド
モータを模式的に示す縦断面図である。図において、基
板ホルダー32には、制御回路21の交換回路基板部2
1Aを収容するための略箱形状の凹部32Aが形成され
ている。また、基板ホルダー32の壁部には交換回路基
板部21Aと非交換回路基板部21Bとを接続する接続
端子23が設けられている。交換回路基板部21Aを収
容するための凹部32Aは、非交換回路基板部21Bを
載置する環部32Bに一体に形成されている。基板ホル
ダー32の環部32Bには、下方に伸びた複数本の足部
32C及び上方に伸びた複数本の腕部32Dを有してい
る。複数本の足部32Cは、本実施例ではピン状の形状
をしており、固定子鉄心1の端部に当接させて両者間の
位置決めを行ない、複数本の腕部32Dはパワーモジュ
ール部3Aとの間の位置決めを行なうものである。上方
に伸びた複数本の腕部32Dは、本実施例ではピン状の
形状をしており、非交換回路基板部21Bに設けた嵌合
穴(図示せず)に差し込むことにより非交換回路基板部
21Bを保持している。33は弾性部で、交換回路基板
部21Aを収容するための略箱形状の凹部32Aの開口
端部に、軟質合成樹脂をポッテングしたものであり、本
実施例のモールドモータを形成したときの外周面よりも
若干外周に突出している。34は交換回路基板部21A
を収容するための凹部32Aの開口部32Eの蓋体であ
り、複数の捩子34aで螺止されている。蓋体34が複
数の捩子34aで螺止されるとき、凹部32Aの開口端
部に形成した軟質合成樹脂からなる弾性部33は凹部3
2A内を封止状態となるような寸法精度に形成されてい
る。なお、弾性部33は基板ホルダー32の成形工程に
おいて設けられる。
【0030】本実施例においては、環状の固定子鉄心1
に巻線2を施した固定子と、巻線2への通電を制御する
制御回路21の一部の非交換回路基板部21Bと、制御
回路21の位置決め及び保持を行う基板ホルダー32と
を有し、固定子鉄心1に巻線2を施してなる固定子及び
制御回路21の一部の非交換回路基板部21B及び基板
ホルダー32を合成樹脂4で一体にモールドし、かつ、
基板ホルダー32の一部に凹部32Aを設け、基板ホル
ダー32の凹部32Aに制御回路21の残余の部品を実
装してなる交換回路基板部21Aを収容したモールドモ
ータにおいて、基板ホルダー32の凹部32Aの開口部
32Eの一部に弾性部33を設けたものであるので、合
成樹脂4で一体にモールドする際に開口部32Eと下金
型13との密着性を向上することができ、合成樹脂4を
比較的高い圧力で注入しても基板ホルダー32の凹部3
2A内に合成樹脂4の侵入を防ぐことができ、組立時に
弾性部33を蓋体34で挟むことにより交換回路基板部
21A及び非交換回路基板部21Bと交換回路基板部2
1Aとの接続部分の耐湿性を向上させることができる。
これは請求項に対応する実施例とすることができる。
【0031】本実施例におけるモールドモータのモール
ド成形時においては、基板ホルダー32の凹部32Aの
開口部32Eの先端には弾性部33が設けてあり、凹部
32Aは弾性部33を挟んで下金型13に密着してい
る。この状態で合成樹脂4を注入すると基板ホルダー3
2の開口部32Eが弾性部33を挟んで下金型13に密
着しているので開口部32E内には合成樹脂4は流れ込
まない。このため開口部32E内に合成樹脂4が入らな
いように挿入子を予め挿入しておくことが不用となり、
その作業性からして生産性が向上する。これは請求項に
対応する実施例とすることができる。
【0032】また、組立時には開口部32Eの弾性部3
3を挟んで蓋体34を取付けることにより、交換回路基
板部21A及び交換回路基板部21Aと非交換回路基板
部21Bとの接続端子23の耐湿性を向上することがで
きる。
【0033】実施例3.図6は本発明の第三実施例にお
けるモールドモータのモールド成形時を模式的に示す縦
断面図である。図において、13Cは合成樹脂注入口で
あり、本実施例においては、基板ホルダー32の凹部3
2Aの開口部32Eからみた後壁面側に対向する位置に
形成されている。
【0034】モールド成形の際に、非交換回路部21B
を基板ホルダー32を利用して固定子鉄心1との関係で
位置決めを行い、固定子鉄心1と非交換回路部21Bを
中芯13Aを利用して下金型13にセットした後、上金
型12と下金型13の型締めを行なう。そして、溶融状
態にある合成樹脂4を合成樹脂注入口13Cから合成樹
脂注入装置により高圧で金型内に注入充填し、加熱硬化
させる。このとき、金型内に注入充填される合成樹脂4
は、基板ホルダー32の凹部32Aの開口部32Eを下
金型13側に押圧する方向の射出圧を受ける。したがっ
て、基板ホルダー32の凹部32Aの開口部32Eの先
端に設けた弾性部33は、射出圧を受けることにより下
金型13に密着力を強くする。この状態で注入された合
成樹脂4は、基板ホルダー32の開口部32Eが弾性部
33を挟んで下金型13に密着しており、開口部32E
内に合成樹脂4が流れ込むことがない。このため、開口
部32E内に合成樹脂4が入らないように挿入子を予め
挿入しておくことが不用となり、生産性が向上する。ま
た、弾性部33の密着性により、バリの発生も防止でき
る。
【0035】また、組立時には開口部32Eの弾性部3
3を挟んで蓋体34(図5参照)を取付けることにより
交換回路基板部21B及び交換回路基板部21Bと非交
換回路基板部21Aとの接続端子23の耐湿性を向上す
ることができる。
【0036】そして、本実施例では弾性部33を下金型
13に当接させたが、必ずしも、下金型13である必要
はなく上金型12に当接させても同様の効果が得られ
る。特に、本実施例によれば、金型内に注入充填される
合成樹脂4は、基板ホルダー32の凹部32Aの開口部
32Eを下金型13側に押圧する方向の射出圧を受け
る。したがって、基板ホルダー32の凹部32Aの開口
部32Eの先端に設けた弾性部33は、射出圧を受ける
ことにより下金型13に密着力を強くする。この状態で
注入された合成樹脂4は、基板ホルダー32の開口部3
2Eが弾性部33を挟んで下金型13に密着しており、
開口部32E内に合成樹脂4が流れ込むことがない。こ
れを請求項に対応した実施例とすることができる。この
ため、開口部32E内に合成樹脂4が入らないように挿
入子を予め挿入しておくことが不用となり、生産性が向
上する。また、弾性部33の密着性により、バリの発生
も防止でき、その信頼性を向上させる。
【0037】実施例4.図7は本発明の第四実施例にお
けるモールドモータを模式的に示す縦断面図である。図
において、41は制御回路であり、41Aは交換回路基
板部、41Bは非交換回路部である。基板ホルダー32
の凹部32Aの開口部32Eに収容できる程度のサイズ
に交換回路基板部41Aは、予め合成樹脂40によりモ
ールドされている。また、23は基板ホルダー24と一
体に成形した接続端子で、非交換回路基板部41Aに固
定されている。即ち、本実施例において、交換回路基板
部41Aは、独立して合成樹脂40により凹部32Aの
内側の形状に近似した外形にモールドされ、一体化され
ている。この交換回路基板部41Aのモールドは、実装
した電解コンデンサ、ガラス封止型ダイオード、ガラス
管ヒューズ等の耐圧力、耐熱性の低い部品等の特性に応
じた合成樹脂40の使用となる。つまり、本実施例で交
換回路基板部23Aをモールドする合成樹脂40は、固
定子鉄心1及び巻線2からなる固定子や非交換回路基板
部41Bを一体に成形する合成樹脂4と必ずしも同じも
のである必要はない。
【0038】このように、本実施例は、環状の固定子鉄
心1に巻線2を施した固定子と、巻線2への通電を制御
する制御回路41の一部の非交換回路基板部41Bと、
制御回路41の位置決め及び保持を行う基板ホルダー3
2とを有し、固定子鉄心1に巻線2を施してなる固定子
及び制御回路41の一部の非交換回路基板部41B及び
基板ホルダー32を合成樹脂4で一体にモールドし、か
つ、基板ホルダー32の一部に凹部32Aを設け、基板
ホルダー32の凹部32Aに制御回路41の残余の部品
を実装してなる交換回路基板部41Aを収容したモール
ドモータにおいて、基板ホルダー32の凹部32Aに収
容する交換回路基板部41Aは、独立して合成樹脂40
でモールドしてなるものであり、これを請求項に対応す
る実施例とすることができる。また、基板ホルダー32
の凹部32Aの開口部32Eの一部に弾性部33を設け
たものであるので、合成樹脂4で一体にモールドする際
に開口部32Eと下金型13との密着性を向上すること
ができ、合成樹脂4を比較的高い圧力で注入しても基板
ホルダー32の凹部32A内に合成樹脂4の侵入を防ぐ
ことができ、組立時に弾性部33を蓋体34で挟むこと
により交換回路基板部41A及び非交換回路基板部41
Bと交換回路基板部41Aとの接続部分の耐湿性を向上
させることができる。
【0039】本実施例のようなモールドモータの構造と
することにより、修理、交換の際、交換回路基板部41
Aが全体的に合成樹脂40によりモールドされているの
で取扱が容易になり、また、ユニットとして扱えるた
め、交換の作業性が向上する。そして、基板ホルダー3
2と接続端子23とを一体成形しているので、基板ホル
ダー32の位置決めができるとともに、部品点数が削減
できる。
【0040】実施例5.図8は本発明の第五実施例にお
けるモールドモータを模式的に示す縦断面図である。図
において、51は制御回路であり、51Aは交換回路基
板部、51Bは非交換回路基板部である。基板ホルダー
32の凹部32Aの開口部32Eに収容できる程度のサ
イズに交換回路基板部51Aは、独立して合成樹脂50
によりモールドされている。また、交換回路基板部51
Aをモールドした合成樹脂50は、更に、その外周に軟
質合成樹脂により凸条を全周に形成することにより、弾
性部52を設けている。弾性部52の形状は基板ホルダ
ー32の開口部32Eよりも僅かに大きくしてあり、交
換回路基板部51Aを基板ホルダー32の開口部32E
に挿入することにより弾性部52が開口部32Eの内面
と密着する。また、基板ホルダー32は接続端子23と
一体に成形されており、非交換回路基板部51Bに固定
されている。
【0041】本実施例のように、環状の固定子鉄心1に
巻線2を施した固定子と、巻線2への通電を制御する制
御回路51の一部の非交換回路基板部51Bと、制御回
路51の位置決め及び保持を行う基板ホルダー32とを
有し、固定子鉄心1に巻線2を施してなる固定子及び制
御回路51の一部の非交換回路基板部51B及び基板ホ
ルダー32を合成樹脂4で一体にモールドし、かつ、基
板ホルダー32の一部に凹部32Aを設け、基板ホルダ
ー32の凹部32Aに制御回路51の残余の部品を実装
してなる交換回路基板部51Aを収容したモールドモー
タにおいて、独立して合成樹脂50でモールドしてなる
交換回路基板部51Aは、更に、外周の一部または全部
を弾性を有する弾性部52を形成する合成樹脂で覆った
ものであり、これを請求項に対応する実施例とすること
ができる。このように、本実施例のようなモールドモー
タの構造にすると、修理、交換の際に交換回路基板部5
1Aが全体的に合成樹脂によりモールドされているので
取扱が容易になり、ユニットとして扱えるため、交換の
作業性が向上する。また、基板ホルダー32と接続端子
23とを一体成形しているので、基板ホルダー32の位
置決めができるとともに、部品点数が削減できる。
【0042】なお、本実施例においても、交換回路基板
部51Aをモールドする合成樹脂50は、固定子や非交
換回路基板部51Bを一体に成形する合成樹脂4と必ず
しも同じものである必要はない。また、交換回路基板部
51Aをモールドした合成樹脂50の外周に凸条を形成
してなる弾性部52についても、その材料を統一する必
要性がない。しかし、交換回路基板部51Aをモールド
する合成樹脂50と、合成樹脂50の外周に凸条を形成
する弾性部52の材料は、同一材料で形成することがで
きる。この場合、交換回路基板部51Aとして発熱量が
少ないものであれば、モールドする合成樹脂50の材料
の選択自由度が高いが、発熱量が大きいとき材料の選択
自由度が狭まり、弾性部52の材料のみを別材料にする
ことになる。
【0043】また、交換回路基板部51Aをモールドす
る合成樹脂50の外周に形成する弾性部52の形状は、
全面に形成してもよいし、図示のように、環状に形成し
てもよい。しかし、機械的振動が接続端子23に集中し
ないようにするためには、合成樹脂50の外周に二重に
環状を形成するか、或いはそれらの周囲の凹部32Aの
内面に接触する全面に形成することが望ましい。これに
よって、交換回路基板部51A及び交換回路基板部51
Aと非交換回路基板部51Bとの接続部の耐湿性を向上
することができる。そして、開口部32Aの弾性部33
を挟んで蓋体34を取付けることにより交換回路基板部
51A及び交換回路基板部51Aと非交換回路基板部5
1Bとの接続部の耐湿性を向上することができる。更
に、本実施例では弾性部33を下金型13に当接させた
が、必ずしも、下金型13である必要はなく上金型12
に当接させても同様の効果が得られる。
【0044】上記各実施例では、いずれも交換回路基板
部21A,41A,51Aとして耐圧力、耐熱性の低い
部品として電解コンデンサ、ガラス封止型ダイオード、
ガラス管ヒューズ等を実装した基板について説明した
が、これらの部品以外でも耐圧力、耐熱性の低い部品や
その他修理、交換の必要性の高い部品を実装してもよ
く、また基板の構成上修理、交換をしない部品も同時に
実装しても同様の効果が得られることはいうまでもな
い。また、部品単体を接続端子23により接続しても同
様の効果が得られる。逆に、それらの部品単位よりも回
路構成上、他の部品も組み込む必要性がある場合には、
接続端子23の接続端子数も考慮し、回路構成を決定す
る必要がある。
【0045】また、基板ホルダー22,32はその一端
を固定子に当接させて位置決めする例を述べたが、他
に、例えば、フレームを有する場合はフレーム等により
位置決めをおこなってもよい。そして、基板ホルダー2
2,32の開口部22E,32Eの蓋体24として名板
を利用した例を述べたが、これに限定するものではな
く、例えば、端子台や端子箱等と兼用してもよく、他に
単体の板状等の部品を使用してもよい。更に、基板ホル
ダー22,32として複数個の部材を用いた例を説明し
たが、必ずしも複数個必要ではなく、基板ホルダー2
2,32として一体成形したものを用いても同様の効果
が得られる。なお、合成樹脂4としては、熱伝導の良好
なエポキシ樹脂等の使用が可能であり、また、弾性部3
3、弾性部52等の材料は軟質塩化ビニルやシリコン樹
脂または発泡系の合成樹脂が使用できる。
【0046】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項1のモー
ルドモータは、制御回路において、例えば、熱的に寿命
を有する部品、耐圧力、耐熱性の低い部品等を有する交
換回路基板部と、その他の非交換回路基板部とに分離
し、非交換回路基板部を保持する基板ホルダーの一部に
凹部を設け、前記凹部に交換回路基板部を収容し、前記
凹部を合成樹脂の非注入部とし、その他の非交換回路基
板部、固定子等を一体に合成樹脂で成形したものである
ので、制御回路の構成部品のなかで長期使用により特性
が低下する部品の交換が可能となる。更に、制御回路の
交換回路基板部を基板ホルダーで保持し収容するので、
別途交換回路基板部を保持する部材が不用となる。した
がって、別に取付部材を付加することなく熱的に寿命を
有する部品、耐圧力、耐熱性の低い部品等を、必要に応
じて交換可能とすることができる。
【0047】請求項2のモールドモータは、請求項1の
効果に加えて、前記基板ホルダーの凹部に収容する交換
回路基板部は、前記制御回路の耐圧力、耐熱性の低い部
品を実装したので、比較的高い注入圧力、温度でモール
ド成形を行なうことができ、生産性が向上する。
【0048】請求項3のモールドモータは、請求項1ま
たは請求項2の効果に加えて、基板ホルダーと制御回路
の交換回路基板部と非交換回路基板部とを接続する接続
端子とを一体に成形したものであるので、制御回路の位
置決めが容易になるとともに部品点数を削減できる。
【0049】請求項4のモールドモータは、請求項1乃
至請求項3の何れか1つに記載の効果に加えて、前記凹
部内に収容する交換回路基板部を独立して合成樹脂でモ
ールドするものであるので、交換回路基板部の耐湿性を
向上することができる。
【0050】請求項5のモールドモータは、請求項4に
記載の効果に加えて、制御回路の交換回路基板部の外周
の一部または全部を弾性を有する合成樹脂で覆ったもの
であるので、交換回路基板部と非交換回路基板部との接
続において、接続部分の耐湿性がさらに向上するもので
ある。
【0051】請求項6のモールドモータは、請求項1乃
至請求項5の何れか1つに記載の効果に加えて、前記凹
部の開口部の形状を合成樹脂注入時の金型に当接する形
状とするものであるので、非交換回路基板部、固定子等
を合成樹脂にて一体にモールドする際に前記凹部内に合
成樹脂が注入しないように挿入子を使用したり、金型構
造を複雑にすることなく前記凹部内に合成樹脂が侵入す
ることを防ぐことができる。
【0052】請求項7のモールドモータは、請求項1乃
至請求項6の何れか1つに記載の効果に加えて、前記基
板ホルダーの凹部の開口部に弾性部を設けたものである
ので、合成樹脂にて一体にモールドする際に開口部と金
型との密着性を向上することができ合成樹脂を比較的高
い圧力で注入しても、前記凹部内に合成樹脂の侵入を防
ぐことができるので生産性が向上するとともに、組立時
に弾性部を蓋体と挟むことにより交換回路基板部及び交
換回路基板部と非交換回路基板部との接続において耐湿
性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の第一実施例におけるモールド
モータのモールド成形時を模式的に示す縦断面図であ
る。
【図2】 図2は本発明の第一実施例におけるモールド
モータで使用した基板ホルダーの斜視図である。
【図3】 図3は本発明の第一実施例におけるモールド
モータを模式的に示す縦断面図である。
【図4】 図4は本発明の第二実施例におけるモールド
モータのモールド成形時を模式的に示す縦断面図であ
る。
【図5】 図5は本発明の第二実施例におけるモールド
モータを模式的に示す縦断面図である。
【図6】 図6は本発明の第三実施例におけるモールド
モータのモールド成形時を模式的に示す縦断面図であ
る。
【図7】 図7は本発明の第四実施例におけるモールド
モータを模式的に示す縦断面図である。
【図8】 図8は本発明の第五実施例におけるモールド
モータを模式的に示す縦断面図である。
【図9】 図9は従来の制御回路を内蔵したモールドモ
ータの構造例を模式的に示す縦断面図である。
【図10】 図10は従来の制御回路を内蔵したモール
ドモータのモールド成形方法を模式的に示す縦断面図で
ある。
【符号の説明】
図において、1 固定子、2 巻線、4,40,50
合成樹脂、12 上金型、13 下金型、13B,13
C 合成樹脂注入口、21,41,51 制御回路、2
1A,41A,51A 交換回路基板部、21B,41
B,51B 非交換回路基板部、22,32 基板ホル
ダー、22E,32E 開口部、23接続端子、24,
34 蓋体、33 弾性部である。
フロントページの続き (72)発明者 近藤 洋一 愛知県名古屋市東区矢田南五丁目1番14号 三菱電機株式会社名古屋製作所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 環状の固定子鉄心に巻線を施した固定子
    と、前記巻線への通電を制御する制御回路の一部の非交
    換回路基板部と、前記制御回路の位置決め及び保持を行
    う基板ホルダーとを有し、前記固定子及び前記制御回路
    の一部の非交換回路基板部及び基板ホルダーを合成樹脂
    で一体にモールドし、かつ、前記基板ホルダーの一部に
    凹部を設け、前記基板ホルダーの凹部に前記制御回路の
    残余の部品を実装してなる交換回路基板部を収容したこ
    とを特徴とするモールドモータ。
  2. 【請求項2】 前記基板ホルダーの凹部に収容する交換
    回路基板部には、前記制御回路の耐圧力、耐熱性の低い
    部品を実装してなることを特徴とする請求項1に記載の
    モールドモータ。
  3. 【請求項3】 前記基板ホルダーの一部に設けた凹部
    は、前記制御回路の一部の非交換回路基板部と交換回路
    基板部とを接続する接続端子を一体に設けたことを特徴
    とする請求項1または請求項2に記載のモールドモー
    タ。
  4. 【請求項4】 前記基板ホルダーの凹部に収容する交換
    回路基板部は、独立して合成樹脂でモールドしてなるこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1つに記
    載のモールドモータ。
  5. 【請求項5】 前記独立して合成樹脂でモールドしてな
    る交換回路基板部は、更に、外周の一部または全部を弾
    性を有する合成樹脂で覆ったことを特徴とする請求項4
    に記載のモールドモータ。
  6. 【請求項6】 前記基板ホルダーの一部に設けた凹部
    は、前記固定子及び前記制御回路の一部の非交換回路基
    板部及び基板ホルダーを合成樹脂で一体に成形すると
    き、その開口部を金型に当接させることにより前記合成
    樹脂の非注入部としたことを特徴とする請求項1乃至請
    求項5の何れか1つに記載のモールドモータ。
  7. 【請求項7】 前記基板ホルダーの一部に設けた凹部
    は、その開口部に弾性部を設けたことを特徴とする請求
    項1乃至請求項6の何れか1つに記載のモールドモー
    タ。
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US6984894B2 (en) * 2000-03-07 2006-01-10 Micron Technology, Inc. Semiconductor package having a partial slot cover for encapsulation process
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