JPH08317390A - 画像処理装置及びその方法 - Google Patents
画像処理装置及びその方法Info
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- JPH08317390A JPH08317390A JP11571495A JP11571495A JPH08317390A JP H08317390 A JPH08317390 A JP H08317390A JP 11571495 A JP11571495 A JP 11571495A JP 11571495 A JP11571495 A JP 11571495A JP H08317390 A JPH08317390 A JP H08317390A
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- Japan
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- image processing
- image
- orthogonal transformation
- component
- quantizing
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- Image Processing (AREA)
- Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
- Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 直流成分の大きさに応じて交流成分の符号化
に用いるコードブックを選択することにより、直流成分
と交流成分の相関を除去し、復号時の画像劣化を軽減す
ることが可能な画像処理装置及びその方法を提供するこ
とを目的とする。 【構成】 アダマール変換回路405においてアダマー
ル変換された画素ブロックデータはグループ化回路40
6において直流成分AVEが抽出され、その他の交流成
分がグループ化される。そしてグループ化回路406に
おいて、直流成分と交流成分との相関を除去するにふさ
わしいコードブックの番号を示すCDNをAVEに応じ
て決定し、出力することにより、木探索回路407でコ
ードブックがCDNに応じて選択され、ベクトル量子化
が行われる。
に用いるコードブックを選択することにより、直流成分
と交流成分の相関を除去し、復号時の画像劣化を軽減す
ることが可能な画像処理装置及びその方法を提供するこ
とを目的とする。 【構成】 アダマール変換回路405においてアダマー
ル変換された画素ブロックデータはグループ化回路40
6において直流成分AVEが抽出され、その他の交流成
分がグループ化される。そしてグループ化回路406に
おいて、直流成分と交流成分との相関を除去するにふさ
わしいコードブックの番号を示すCDNをAVEに応じ
て決定し、出力することにより、木探索回路407でコ
ードブックがCDNに応じて選択され、ベクトル量子化
が行われる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像処理装置及びその方
法に関し、画像データの符号化処理を行う画像処理装置
及びその方法に関する。
法に関し、画像データの符号化処理を行う画像処理装置
及びその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、大容量の画像データを扱う画
像処理装置においては、画像データの符号化技術が必須
である。例えば、画像データを所定サイズの画素ブロッ
クに分割して直交変換を施した後にベクトル量子化を施
すことにより、固定長に符号化する符号化方法を用いた
画像処理装置が知られている。
像処理装置においては、画像データの符号化技術が必須
である。例えば、画像データを所定サイズの画素ブロッ
クに分割して直交変換を施した後にベクトル量子化を施
すことにより、固定長に符号化する符号化方法を用いた
画像処理装置が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
のベクトル量子化による固定長符号化方法においては、
直交変換後の画素ブロックについてベクトル量子化を行
う際に、その直流成分については、交流成分と区別して
単独でスカラー量子化を行うことにより、符号化してい
た。
のベクトル量子化による固定長符号化方法においては、
直交変換後の画素ブロックについてベクトル量子化を行
う際に、その直流成分については、交流成分と区別して
単独でスカラー量子化を行うことにより、符号化してい
た。
【0004】従って、画素ブロックにおける直流成分と
交流成分との相関を除去することができないために、復
号時に画像劣化が生じてしまっていた。
交流成分との相関を除去することができないために、復
号時に画像劣化が生じてしまっていた。
【0005】本発明は以上の点に鑑み、直流成分の大き
さに応じて交流成分の符号化に用いるコードブックを選
択することにより、直流成分と交流成分の相関を除去
し、復号時の画像劣化を軽減することが可能な画像処理
装置及びその方法を提供することを目的とする。
さに応じて交流成分の符号化に用いるコードブックを選
択することにより、直流成分と交流成分の相関を除去
し、復号時の画像劣化を軽減することが可能な画像処理
装置及びその方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために、本発明は以下の構成を備える。
ために、本発明は以下の構成を備える。
【0007】即ち、画像信号を所定サイズの画素ブロッ
クに分割するブロック分割手段と、前記画素ブロックに
直交変換を施す直交変換手段と、前記直交変換手段によ
り直交変換された画素ブロックにベクトル量子化を施す
量子化手段とを有する画像処理装置であって、前記量子
化手段は、前記直交変換手段による直交変換で得られた
直流成分に基づいて交流成分を量子化するための基準値
を決定することを特徴とする。
クに分割するブロック分割手段と、前記画素ブロックに
直交変換を施す直交変換手段と、前記直交変換手段によ
り直交変換された画素ブロックにベクトル量子化を施す
量子化手段とを有する画像処理装置であって、前記量子
化手段は、前記直交変換手段による直交変換で得られた
直流成分に基づいて交流成分を量子化するための基準値
を決定することを特徴とする。
【0008】例えば、前記量子化手段は、前記直交変換
手段による直交変換で得られた直流成分に基づいてコー
ドブックを決定することを特徴とする。
手段による直交変換で得られた直流成分に基づいてコー
ドブックを決定することを特徴とする。
【0009】例えば、前記直交変換手段は、アダマール
変換を行うことを特徴とする。
変換を行うことを特徴とする。
【0010】更に、複数のコードブックを保持する保持
手段を有し、前記量子化手段は、前記保持手段に保持さ
れた複数のコードブックから使用するコードブックを選
択することを特徴とする。
手段を有し、前記量子化手段は、前記保持手段に保持さ
れた複数のコードブックから使用するコードブックを選
択することを特徴とする。
【0011】更に、前記画素ブロックを少なくとも2つ
のグループに分割するグループ分割手段を有し、前記量
子化手段は、前記グループ分割手段により分割されたグ
ループ毎に量子化を行うことを特徴とする。
のグループに分割するグループ分割手段を有し、前記量
子化手段は、前記グループ分割手段により分割されたグ
ループ毎に量子化を行うことを特徴とする。
【0012】例えば、前記グループ分割手段は、前記画
素ブロックを周波数帯域の異なるグループに分割するこ
とを特徴とする。
素ブロックを周波数帯域の異なるグループに分割するこ
とを特徴とする。
【0013】更に、前記量子化手段により量子化された
前記画素ブロックを復元する伸張手段を有することを特
徴とする。
前記画素ブロックを復元する伸張手段を有することを特
徴とする。
【0014】
【作用】以上の構成により、所定サイズの画素ブロック
において、直交変換で得られた直流成分に応じて、交流
成分のベクトル量子化を行うコードブックを選択できる
ため、直流成分と交流成分との相関を除去した符号化が
可能となるという特有の作用効果が得られる。
において、直交変換で得られた直流成分に応じて、交流
成分のベクトル量子化を行うコードブックを選択できる
ため、直流成分と交流成分との相関を除去した符号化が
可能となるという特有の作用効果が得られる。
【0015】
【実施例】以下、本発明に係る一実施例について図面を
参照して詳細に説明する。
参照して詳細に説明する。
【0016】図1において、100は原稿を読み取るた
めのスキャナ部であり、200はスキャナ部100で読
み取られた画像データを記録紙等に記録するプリンタ部
である。
めのスキャナ部であり、200はスキャナ部100で読
み取られた画像データを記録紙等に記録するプリンタ部
である。
【0017】スキャナ部100において、原稿給送装置
101上に載置された原稿は、1枚ずつ順次原稿台ガラ
ス102上の所定位置に給送される。104はランプ1
03、走査ミラー105等で構成されるスキャナであ
る。原稿給送装置101により原稿台ガラス面102に
原稿が載置されると、スキャナ部104のランプ103
が点灯し、スキャナ部104本体が所定方向に往復走査
されて、原稿反射光を走査ミラー105,106,10
7、レンズ108、を介して不図示のRGBフィルタに
より色分解され、CCDイメージセンサ109(以下、
CCDと称する)に結像される。CCD109に入力さ
れた原稿の反射光または透過光は、ここで光電変換さ
れ、該変換された電気信号は画像処理部110に送ら
れ、原稿読み取り信号に対して種々の画像処理が行われ
る。
101上に載置された原稿は、1枚ずつ順次原稿台ガラ
ス102上の所定位置に給送される。104はランプ1
03、走査ミラー105等で構成されるスキャナであ
る。原稿給送装置101により原稿台ガラス面102に
原稿が載置されると、スキャナ部104のランプ103
が点灯し、スキャナ部104本体が所定方向に往復走査
されて、原稿反射光を走査ミラー105,106,10
7、レンズ108、を介して不図示のRGBフィルタに
より色分解され、CCDイメージセンサ109(以下、
CCDと称する)に結像される。CCD109に入力さ
れた原稿の反射光または透過光は、ここで光電変換さ
れ、該変換された電気信号は画像処理部110に送ら
れ、原稿読み取り信号に対して種々の画像処理が行われ
る。
【0018】次に、プリンタ部200において、201
はレーザスキャナで構成される露光制御部であり、画像
処理部110から出力される画像データに基づいて変調
された光ビームを感光体202に照射する。203は現
像器であり、感光体202に形成された静電潜像を所定
色の現像材(トナー)で可視化する。204,205は
被転写紙積載部であり、定形サイズの記録媒体を積載収
納している。該記録媒体は給送ローラの駆動によりレジ
スト配設位置まで給送され、感光体202に形成される
画像に対して画像先端合わせタイミングをとられた状態
で、再給紙される。206は転写分離帯電器であり、感
光体202に現像されたトナー像が被転写紙に転写され
た後、被転写紙を感光体202より分離するために感光
体202に所定の電圧を印加する。感光体202より分
離された被転写紙は、搬送ベルトを介して定着部207
でトナー像が定着される。208は排紙ローラであり、
画像形成の終了した被転写紙をソータ220に積載排紙
する。209は方向フラッパであり、画像形成の終了し
た被転写紙の搬送方向を排紙口と内部搬送路方向とに切
り換えることにより、多重/両面画像形成プロセスに備
える。
はレーザスキャナで構成される露光制御部であり、画像
処理部110から出力される画像データに基づいて変調
された光ビームを感光体202に照射する。203は現
像器であり、感光体202に形成された静電潜像を所定
色の現像材(トナー)で可視化する。204,205は
被転写紙積載部であり、定形サイズの記録媒体を積載収
納している。該記録媒体は給送ローラの駆動によりレジ
スト配設位置まで給送され、感光体202に形成される
画像に対して画像先端合わせタイミングをとられた状態
で、再給紙される。206は転写分離帯電器であり、感
光体202に現像されたトナー像が被転写紙に転写され
た後、被転写紙を感光体202より分離するために感光
体202に所定の電圧を印加する。感光体202より分
離された被転写紙は、搬送ベルトを介して定着部207
でトナー像が定着される。208は排紙ローラであり、
画像形成の終了した被転写紙をソータ220に積載排紙
する。209は方向フラッパであり、画像形成の終了し
た被転写紙の搬送方向を排紙口と内部搬送路方向とに切
り換えることにより、多重/両面画像形成プロセスに備
える。
【0019】図2に、上述した画像処理部110の詳細
構成のブロック図を示し、以下説明する。
構成のブロック図を示し、以下説明する。
【0020】図2において、30はA/D変換器、31
は黒補正/白補正部、32はND信号生成部、33は色
検出部、34は変倍部、35は画像処理部、36は画像
合成部、37は濃度補正部、38は画像圧縮部、39は
マーカ領域検出部、40はヒストグラム作成部をそれぞ
れ示している。
は黒補正/白補正部、32はND信号生成部、33は色
検出部、34は変倍部、35は画像処理部、36は画像
合成部、37は濃度補正部、38は画像圧縮部、39は
マーカ領域検出部、40はヒストグラム作成部をそれぞ
れ示している。
【0021】画像処理部110において、CCD109
から入力されたアナログのRGB画像信号は、まずA/
D変換器30によりディジタル信号に変換される。尚、
本実施例では各画素8ビットのディジタル信号に変換さ
れるものとする。続いて、黒補正/白補正部31により
黒レベルの補正と白レベルの補正(シェーディング補
正)が施された後、ND信号生成部32及び色検出部3
3に各RGB信号が入力される。
から入力されたアナログのRGB画像信号は、まずA/
D変換器30によりディジタル信号に変換される。尚、
本実施例では各画素8ビットのディジタル信号に変換さ
れるものとする。続いて、黒補正/白補正部31により
黒レベルの補正と白レベルの補正(シェーディング補
正)が施された後、ND信号生成部32及び色検出部3
3に各RGB信号が入力される。
【0022】ND信号生成部32では、以下の式で示さ
れるように、入力されたRGBの各信号(Rin,Gin,
Bin)を加算して3で除算することにより、輝度信号D
outを出力信号として得る。
れるように、入力されたRGBの各信号(Rin,Gin,
Bin)を加算して3で除算することにより、輝度信号D
outを出力信号として得る。
【0023】Dout=(Rin+Gin+Bin)/3 一方、色検出部33では、入力された各RGB信号の信
号比率により、例えば赤、緑、青、ラインマーカのピン
ク、イエロー、ダイダイ、白及び黒等、所定の各色に分
類されて3ビットの色信号Coutとして出力される。
号比率により、例えば赤、緑、青、ラインマーカのピン
ク、イエロー、ダイダイ、白及び黒等、所定の各色に分
類されて3ビットの色信号Coutとして出力される。
【0024】以上のようにして得られた輝度信号Dou
t,色信号Coutは、変倍部34及びヒストグラム作成部
40に入力される。
t,色信号Coutは、変倍部34及びヒストグラム作成部
40に入力される。
【0025】変倍部34では、主走査方向(CCD10
9のライン方向)における画像の変倍処理、あるいは画
像の移動処理等が行われ、画像処理部35へ出力する。
また、変倍後の3ビットの色信号をマーカ領域検出部3
9へ出力する。そして画像処理部35では、入力され画
像データに対して網がけ、色情報を単一色のパターンに
変換するパターン化処理、マスキング、トリミング、白
黒反転等、種々の画像処理が施される。次に画像合成部
36において、画像処理部35から出力された信号と、
後述する画像圧縮部38から出力された信号とを合成、
あるいはどちらか一方の信号を選択し、後段の濃度補正
部37に送出する。そして濃度補正部37に入力された
画像データは、輝度−濃度変換、プリンタに記録する際
の濃度補正等が施された後、プリンタ部200に出力さ
れる。
9のライン方向)における画像の変倍処理、あるいは画
像の移動処理等が行われ、画像処理部35へ出力する。
また、変倍後の3ビットの色信号をマーカ領域検出部3
9へ出力する。そして画像処理部35では、入力され画
像データに対して網がけ、色情報を単一色のパターンに
変換するパターン化処理、マスキング、トリミング、白
黒反転等、種々の画像処理が施される。次に画像合成部
36において、画像処理部35から出力された信号と、
後述する画像圧縮部38から出力された信号とを合成、
あるいはどちらか一方の信号を選択し、後段の濃度補正
部37に送出する。そして濃度補正部37に入力された
画像データは、輝度−濃度変換、プリンタに記録する際
の濃度補正等が施された後、プリンタ部200に出力さ
れる。
【0026】画像圧縮部38では、画像処理部35から
出力された8ビットの画像データを符号化することによ
り圧縮して、内部の画像メモリに記憶する。また、該画
像メモリからの読み出しを行う際には、圧縮された符号
データを伸張して出力する。画像圧縮部38における圧
縮処理の詳細については後述する。
出力された8ビットの画像データを符号化することによ
り圧縮して、内部の画像メモリに記憶する。また、該画
像メモリからの読み出しを行う際には、圧縮された符号
データを伸張して出力する。画像圧縮部38における圧
縮処理の詳細については後述する。
【0027】ヒストグラム作成部40では、輝度信号D
outと色信号Coutに基づいて濃度ヒストグラムが生成さ
れる。尚、このヒストグラムには必要に応じて色信号情
報が付加される。
outと色信号Coutに基づいて濃度ヒストグラムが生成さ
れる。尚、このヒストグラムには必要に応じて色信号情
報が付加される。
【0028】マーカ領域検出部39においては、入力さ
れた色信号に基づいて、原稿画像上のマーカで指定され
た領域の信号を検出する。検出されたマーカ領域の信号
は、領域信号として画像処理部35に送られ、該領域信
号を参照することにより該マーカ領域における白黒反
転、網がけ等の画像処理が実行される。
れた色信号に基づいて、原稿画像上のマーカで指定され
た領域の信号を検出する。検出されたマーカ領域の信号
は、領域信号として画像処理部35に送られ、該領域信
号を参照することにより該マーカ領域における白黒反
転、網がけ等の画像処理が実行される。
【0029】次に、本実施例の特徴である画像圧縮部3
8について、詳細に説明する。
8について、詳細に説明する。
【0030】図3は、画像圧縮部38の詳細構成を示す
ブロック図である。図3において、40は画像処理部3
5から入力された画像データを圧縮するための圧縮処理
部、41は後述する画像メモリ42へのデータ書き込み
及び読み出しの制御を行うメモリ制御部、42は圧縮処
理部40で圧縮された画像データを記憶するためのRA
M等により構成される画像メモリ、43は画像メモリ4
2に記憶された圧縮データを伸張するための伸張処理部
である。また、44は本実施例の画像処理装置全体を制
御する不図示の制御部からの指令により、画像圧縮部3
8の動作を制御する記憶制御部である。記憶制御部44
とその他の処理部とは、コマンドバス45を介して接続
されており、また、メモリ制御部41と画像メモリ42
とは、コマンドバス46及びデータバス47を介して接
続されている。
ブロック図である。図3において、40は画像処理部3
5から入力された画像データを圧縮するための圧縮処理
部、41は後述する画像メモリ42へのデータ書き込み
及び読み出しの制御を行うメモリ制御部、42は圧縮処
理部40で圧縮された画像データを記憶するためのRA
M等により構成される画像メモリ、43は画像メモリ4
2に記憶された圧縮データを伸張するための伸張処理部
である。また、44は本実施例の画像処理装置全体を制
御する不図示の制御部からの指令により、画像圧縮部3
8の動作を制御する記憶制御部である。記憶制御部44
とその他の処理部とは、コマンドバス45を介して接続
されており、また、メモリ制御部41と画像メモリ42
とは、コマンドバス46及びデータバス47を介して接
続されている。
【0031】図3に示す構成において、画像処理部35
より入力された画像データは、圧縮処理部40で圧縮さ
れてメモリ制御部41によって画像メモリ42の所定の
アドレスに書き込まれる。記憶された符号データは、画
像処理装置の動作モードに応じて、所定のタイミングで
画像メモリ42から順次読み出され、伸張処理部43で
伸張されて画像合成部36に出力される。
より入力された画像データは、圧縮処理部40で圧縮さ
れてメモリ制御部41によって画像メモリ42の所定の
アドレスに書き込まれる。記憶された符号データは、画
像処理装置の動作モードに応じて、所定のタイミングで
画像メモリ42から順次読み出され、伸張処理部43で
伸張されて画像合成部36に出力される。
【0032】以下、圧縮処理部40について詳細に説明
する。
する。
【0033】本実施例における圧縮処理は、図6に示す
様に主走査4画素×副走査4ラインの計16画素ブロッ
クを単位として行う。図6において、XPHSはブロッ
ク内の主走査位置を示す2ビットの信号であり、従って
0,1,2,3が繰返し出力される。また、YPHSは
ブロック内の副走査位置を示す2ビットの信号であり、
従って0,1,2,3が繰返し出力される。このXPH
S及びYPHSの信号に同期して、4×4の画素ブロッ
クが切り出される。
様に主走査4画素×副走査4ラインの計16画素ブロッ
クを単位として行う。図6において、XPHSはブロッ
ク内の主走査位置を示す2ビットの信号であり、従って
0,1,2,3が繰返し出力される。また、YPHSは
ブロック内の副走査位置を示す2ビットの信号であり、
従って0,1,2,3が繰返し出力される。このXPH
S及びYPHSの信号に同期して、4×4の画素ブロッ
クが切り出される。
【0034】次に、図5に本実施例における圧縮方法の
概念図を示し、説明する。
概念図を示し、説明する。
【0035】まず図5の(a)に、圧縮処理の概要を示
す。4×4の画素ブロックは、アダマール変換部501
においてアダマール変換が施された後、ベクトル量子化
部502においてベクトル量子化が施されることによ
り、符号化データとして出力される。
す。4×4の画素ブロックは、アダマール変換部501
においてアダマール変換が施された後、ベクトル量子化
部502においてベクトル量子化が施されることによ
り、符号化データとして出力される。
【0036】例えば、4×4の画素ブロックに切り出さ
れた原画像データにおける各画素を、図5の(b)に示
す様にXij(i,j=1,2,3,4)とする。そし
て、この画素ブロックに対して、図12に示す4×4の
アダマール変換を施すことにより、図5の(c)に示す
画素Yij(i,j=1,2,3,4)を得る。
れた原画像データにおける各画素を、図5の(b)に示
す様にXij(i,j=1,2,3,4)とする。そし
て、この画素ブロックに対して、図12に示す4×4の
アダマール変換を施すことにより、図5の(c)に示す
画素Yij(i,j=1,2,3,4)を得る。
【0037】アダマール変換は直交変換の一種であり、
フーリエ変換によって時間領域もしくは空間領域の信号
を周波数領域もしくは空間周波数領域に変換するのに相
当する。即ち、アダマール変換後の画素Yijは、入力信
号の画素Xijのもつ空間周波数成分に相当する信号とな
る。
フーリエ変換によって時間領域もしくは空間領域の信号
を周波数領域もしくは空間周波数領域に変換するのに相
当する。即ち、アダマール変換後の画素Yijは、入力信
号の画素Xijのもつ空間周波数成分に相当する信号とな
る。
【0038】ここで、このアダマール変換の出力Yijに
おいては、2次元のフーリエ変換の場合と同様にiの値
(即ち行の位置)が大きくなるほど副走査方向の高い空
間周波数の成分が配置され、jの値(即ち列の位置)が
大きくなるほど主走査方向の高い空間周波数の成分が配
置される。特に、図5の(c)においてi=j=1であ
るY11の場合、 Y11=(1/4)ΣXij となり、入力データであるXijの直流成分、即ちブロッ
ク内の平均値(実際には平均値の4倍)に相当する信号
が出力される。
おいては、2次元のフーリエ変換の場合と同様にiの値
(即ち行の位置)が大きくなるほど副走査方向の高い空
間周波数の成分が配置され、jの値(即ち列の位置)が
大きくなるほど主走査方向の高い空間周波数の成分が配
置される。特に、図5の(c)においてi=j=1であ
るY11の場合、 Y11=(1/4)ΣXij となり、入力データであるXijの直流成分、即ちブロッ
ク内の平均値(実際には平均値の4倍)に相当する信号
が出力される。
【0039】更に、図5の(c)に示すYijの16個の
要素を、図5の(d)に示す様に、直流成分と4つの交
流成分とにグループ化する。即ち、図13の表に示すよ
うに、図5の(d)においてAVEに直流成分としてY
11を割当て、LVに主走査交流成分としてY12,Y14,
Y32,Y34をグループ化して割当て、LHに副走査交流
成分としてY21,Y23,Y41,Y43をグループ化して割
当て、Mに主走査及び副走査の中域交流成分としてY1
3,Y31,Y33をグループ化して割当て、Hに主走査及
び副走査の高域交流成分としてY22,Y24,Y42,Y44
をグループ化して割当てる。尚、この処理は図5の
(a)に示すベクトル量子化部502において行われ
る。
要素を、図5の(d)に示す様に、直流成分と4つの交
流成分とにグループ化する。即ち、図13の表に示すよ
うに、図5の(d)においてAVEに直流成分としてY
11を割当て、LVに主走査交流成分としてY12,Y14,
Y32,Y34をグループ化して割当て、LHに副走査交流
成分としてY21,Y23,Y41,Y43をグループ化して割
当て、Mに主走査及び副走査の中域交流成分としてY1
3,Y31,Y33をグループ化して割当て、Hに主走査及
び副走査の高域交流成分としてY22,Y24,Y42,Y44
をグループ化して割当てる。尚、この処理は図5の
(a)に示すベクトル量子化部502において行われ
る。
【0040】次に、本実施例における圧縮処理の具体例
について説明する。図4に、圧縮処理部40の詳細構成
のブロック図を示す。
について説明する。図4に、圧縮処理部40の詳細構成
のブロック図を示す。
【0041】図4において、401,402,403,
404はラインメモリであり、それぞれ画像データを1
ライン遅延させることにより、上述した図6に示される
画素ブロックが切り出される。405は、アダマール変
換部501に対応するアダマール変換回路であり、上述
した図12で示される式に基づいてアダマール変換を行
う。アダマール変換回路405においてX1,X2,X
3,X4は入力端子であり、それぞれ図5の(b)に示
す画素ブロックにおける第1行〜第4行を入力する。そ
して、Y1,Y2,Y3,Y4は出力端子であり、それ
ぞれ図5の(c)に示す第1行〜第4行を出力する。即
ち、X1にX11〜X14信号、X2にX21〜X24信号、X
3にX31〜X34信号、X4にX41〜X44信号が入力され
る。そして、アダマール変換され、Y1からY11〜Y14
が、Y2からY21〜Y24が、Y3からY31〜Y34が、Y
4からY41〜Y44が出力される。
404はラインメモリであり、それぞれ画像データを1
ライン遅延させることにより、上述した図6に示される
画素ブロックが切り出される。405は、アダマール変
換部501に対応するアダマール変換回路であり、上述
した図12で示される式に基づいてアダマール変換を行
う。アダマール変換回路405においてX1,X2,X
3,X4は入力端子であり、それぞれ図5の(b)に示
す画素ブロックにおける第1行〜第4行を入力する。そ
して、Y1,Y2,Y3,Y4は出力端子であり、それ
ぞれ図5の(c)に示す第1行〜第4行を出力する。即
ち、X1にX11〜X14信号、X2にX21〜X24信号、X
3にX31〜X34信号、X4にX41〜X44信号が入力され
る。そして、アダマール変換され、Y1からY11〜Y14
が、Y2からY21〜Y24が、Y3からY31〜Y34が、Y
4からY41〜Y44が出力される。
【0042】尚、アダマール変換回路405においてX
1〜X4から入力された各8ビットのデータは、アダマ
ール変換が施されることによりその精度は4倍となり、
該精度を保持するためにそれぞれ10ビットデータとし
てY1〜Y4から出力される。また、アダマール変換回
路405におけるアダマール変換は、基準クロック信号
であるCLKと、上述した主走査方向の画素位置を示す
XPHSとに同期して行われ、出力される信号はCLK
信号の8クロック分遅延されている。
1〜X4から入力された各8ビットのデータは、アダマ
ール変換が施されることによりその精度は4倍となり、
該精度を保持するためにそれぞれ10ビットデータとし
てY1〜Y4から出力される。また、アダマール変換回
路405におけるアダマール変換は、基準クロック信号
であるCLKと、上述した主走査方向の画素位置を示す
XPHSとに同期して行われ、出力される信号はCLK
信号の8クロック分遅延されている。
【0043】図4において、アダマール変換回路405
から出力された信号は、406のグループ化回路に入力
される。グループ化回路406は、後述する木探索回路
407〜412と併わせて、上述した図5の(a)に示
すベクトル量子化部502に相当し、アダマール変換後
の画素ブロックにおけるグループ化を行う。即ち、図5
の(c)に示すようなアダマール変換後の出力を、上述
した図13に示す表に基づいてグループ化を行い、図5
の(d)に示すように各グループ(AVE,LV,L
H,M,H)毎に出力する。図13の表によれば、L
V,LH,Hグループは4画素よりなるためそれぞれ4
0ビット、Mグループは3画素よりなるため30ビット
が出力される。尚、AVEは1画素からなるためにベク
トル量子化を施す必要がなく、従って間引き等を行うこ
とにより8ビットデータに変換して出力する。また、符
号化に用いるコードブック番号を示す2ビットデータC
DNも同時に出力する。尚、このCDNについては後述
する。
から出力された信号は、406のグループ化回路に入力
される。グループ化回路406は、後述する木探索回路
407〜412と併わせて、上述した図5の(a)に示
すベクトル量子化部502に相当し、アダマール変換後
の画素ブロックにおけるグループ化を行う。即ち、図5
の(c)に示すようなアダマール変換後の出力を、上述
した図13に示す表に基づいてグループ化を行い、図5
の(d)に示すように各グループ(AVE,LV,L
H,M,H)毎に出力する。図13の表によれば、L
V,LH,Hグループは4画素よりなるためそれぞれ4
0ビット、Mグループは3画素よりなるため30ビット
が出力される。尚、AVEは1画素からなるためにベク
トル量子化を施す必要がなく、従って間引き等を行うこ
とにより8ビットデータに変換して出力する。また、符
号化に用いるコードブック番号を示す2ビットデータC
DNも同時に出力する。尚、このCDNについては後述
する。
【0044】尚、グループ化回路406にはCLK信号
の4倍の周期を持つ信号CLK4が入力されており、グ
ループ化回路406からの各出力は、CLK4の立ち上
がりに同期する。
の4倍の周期を持つ信号CLK4が入力されており、グ
ループ化回路406からの各出力は、CLK4の立ち上
がりに同期する。
【0045】ここで、本実施例におけるベクトル量子化
について説明する。
について説明する。
【0046】例えば、本実施例における原画素データを
xとすると、x=(x1,x2,…,x16)をアダマール変換した
結果得られるy=(y1,y2,…,y16)は、図14で示す式
(1)式により表される。
xとすると、x=(x1,x2,…,x16)をアダマール変換した
結果得られるy=(y1,y2,…,y16)は、図14で示す式
(1)式により表される。
【0047】この時、N個の原画素データからなるデー
タ列X=(x1,x2,…,xN)をアダマール変換したデータ
列Y=(y1,y2,…,yN)は、 Y=AX ・・・(2) で表され、従って(2)式よりyの各係数の相関は、以
下の(3)式によって表される。
タ列X=(x1,x2,…,xN)をアダマール変換したデータ
列Y=(y1,y2,…,yN)は、 Y=AX ・・・(2) で表され、従って(2)式よりyの各係数の相関は、以
下の(3)式によって表される。
【0048】YTY=AXTXA ・・・(3) (3)式より、本実施例における原画素データ列xにつ
いても、その相関を標準的な等方相関係数で仮定すれば
yの相関を導くことができる。従って、画素ブロックに
おいて直流成分AVEとMグループとの間に相関がある
ことが確認できる。
いても、その相関を標準的な等方相関係数で仮定すれば
yの相関を導くことができる。従って、画素ブロックに
おいて直流成分AVEとMグループとの間に相関がある
ことが確認できる。
【0049】また、xの電力とyの電力は等しいから、
AVEの値が所定値よりも大きいか若しくは小さい場合
に、他の交流成分の値は小さくなる。従って、AVEの
大きさにより、各係数に片寄りが生じてくる。本実施例
ではこの点を考慮して、AVEの大きさに応じて量子化
に用いるコードブックを選択することにより、AVEと
各係数との相関を除去する事を可能とする。
AVEの値が所定値よりも大きいか若しくは小さい場合
に、他の交流成分の値は小さくなる。従って、AVEの
大きさにより、各係数に片寄りが生じてくる。本実施例
ではこの点を考慮して、AVEの大きさに応じて量子化
に用いるコードブックを選択することにより、AVEと
各係数との相関を除去する事を可能とする。
【0050】本実施例では、AVEの大きさにより4種
類のコードブックを選択する。4種類のコードブック
は、それぞれのコードブック番号を「0」,「1」,
「2」,「3」として予め設定されており、コードブッ
クの選択は以下に示す(4)式に基づいてコードブック
番号CDNを決定することにより行われる。
類のコードブックを選択する。4種類のコードブック
は、それぞれのコードブック番号を「0」,「1」,
「2」,「3」として予め設定されており、コードブッ
クの選択は以下に示す(4)式に基づいてコードブック
番号CDNを決定することにより行われる。
【0051】 CDN=(AVE−128)/32 ・・・(4) 尚、CDN<0となった場合には、該CDNの絶対値に
対応する番号のコードブックを選択する。また、選択さ
れるコードブックについての詳細な説明は後述する。
対応する番号のコードブックを選択する。また、選択さ
れるコードブックについての詳細な説明は後述する。
【0052】図4において、407〜412は木探索法
ベクトル量子化を行う木探索回路である。各木探索回路
407〜412では上述した式(4)により得られたC
DNに基づいてコードブックを切り替え、木探索により
各LV,LH,M,Hグループ毎に対応するベクトル量
子化を行う。尚、この木探索回路1段につき各グループ
1ビットづつが、量子化結果として出力される。
ベクトル量子化を行う木探索回路である。各木探索回路
407〜412では上述した式(4)により得られたC
DNに基づいてコードブックを切り替え、木探索により
各LV,LH,M,Hグループ毎に対応するベクトル量
子化を行う。尚、この木探索回路1段につき各グループ
1ビットづつが、量子化結果として出力される。
【0053】本実施例では、グループ化回路406から
出力されるLV,LH,M,Hの各グループを木探索法
ベクトル量子化によりそれぞれ6ビットに量子化する。
従って、AVEの8ビットを合わせると、1つの画素ブ
ロックが32ビットの固定長で量子化される。尚、量子
化後の画素ブロックデータを図10に示す。
出力されるLV,LH,M,Hの各グループを木探索法
ベクトル量子化によりそれぞれ6ビットに量子化する。
従って、AVEの8ビットを合わせると、1つの画素ブ
ロックが32ビットの固定長で量子化される。尚、量子
化後の画素ブロックデータを図10に示す。
【0054】このようにして量子化された結果は、フリ
ップフロップ413により、CLK4の立ち上がりで同
期がとられて符号データ(CODE)として出力され
る。
ップフロップ413により、CLK4の立ち上がりで同
期がとられて符号データ(CODE)として出力され
る。
【0055】尚、上述した図4に示す圧縮処理部40に
おける各信号のタイミングチャートを図7に示す。
おける各信号のタイミングチャートを図7に示す。
【0056】上述した木探索回路Hグループの量子化を
行う木探索回路407〜412のうち、木探索回路40
8の詳細構成を図8に示し、その動作について説明す
る。
行う木探索回路407〜412のうち、木探索回路40
8の詳細構成を図8に示し、その動作について説明す
る。
【0057】図8において、801〜804はROMで
あり、それぞれLV,LH,M,Hの各グループに対応
するコードブックを4種類ずつ保持している。以下、L
Vグループ用のROM801を例として説明する。
あり、それぞれLV,LH,M,Hの各グループに対応
するコードブックを4種類ずつ保持している。以下、L
Vグループ用のROM801を例として説明する。
【0058】ROM801には、コードブック番号を示
すCDN(2ビット)、及び前段の木探索回路407か
ら入力されたLVグループの符号CODE_LV(1ビ
ット)が入力される。ROM801は、該CODE_L
Vに応じたコードブックを4種類有しており、該4種類
のコードブックの1つをCDNに応じて選択する。
すCDN(2ビット)、及び前段の木探索回路407か
ら入力されたLVグループの符号CODE_LV(1ビ
ット)が入力される。ROM801は、該CODE_L
Vに応じたコードブックを4種類有しており、該4種類
のコードブックの1つをCDNに応じて選択する。
【0059】ここで図9に、コードブック番号CDNに
応じて選択されるROM801内のコードブックの内容
(木探索法ベクトル量子化における2つの量子化代表値
Z1i,Z2i)の一例を示す。例えば、CDNの値が大き
いほど選択されるコードブックの内容は詳細なものとな
り、これによって直流成分と交流成分との相関を除去す
ることができる。
応じて選択されるROM801内のコードブックの内容
(木探索法ベクトル量子化における2つの量子化代表値
Z1i,Z2i)の一例を示す。例えば、CDNの値が大き
いほど選択されるコードブックの内容は詳細なものとな
り、これによって直流成分と交流成分との相関を除去す
ることができる。
【0060】上述したように、選択されたコードブック
に基づいてROM801から木探索の対象となる量子化
代表ベクトルZ1,Z2が出力されて、判定回路805に
入力される。判定回路805にはLVグループの量子化
対象データも入力されており、該LVグループデータが
量子化代表ベクトルZ1,Z2のいずれに近いかが判定さ
れ、その判定結果が1ビットデータとして出力される。
判定回路805の1ビット出力は、合成回路809にお
いて木探索回路408に入力された1ビットのCODE
_LV信号と合成されて、2ビットのCODE_LV信
号として、入力されたLVグループ信号と共に次段の木
探索回路409へ出力される。
に基づいてROM801から木探索の対象となる量子化
代表ベクトルZ1,Z2が出力されて、判定回路805に
入力される。判定回路805にはLVグループの量子化
対象データも入力されており、該LVグループデータが
量子化代表ベクトルZ1,Z2のいずれに近いかが判定さ
れ、その判定結果が1ビットデータとして出力される。
判定回路805の1ビット出力は、合成回路809にお
いて木探索回路408に入力された1ビットのCODE
_LV信号と合成されて、2ビットのCODE_LV信
号として、入力されたLVグループ信号と共に次段の木
探索回路409へ出力される。
【0061】図8において、各LH,M,Hグループに
おけるROM802〜804を使用した処理も、上述し
たLVグループの場合と同様であるため説明を省略す
る。尚、木探索回路408の構成は、他の木探索回路4
07,409〜412と基本的に同様である。即ち、各
木探索回路407〜412においては、入力されるnビ
ットのCODE信号に対してn+1ビットの新たなCO
DE信号が出力される。但し、木探索回路407におい
てはCODE信号の入力は無く、木探索回路412にお
いては各グループの入力信号及びCDNを出力しない。
また、各木探索回路407〜412においては、ROM
801〜804内のコードブックがそれぞれ異なり、後
段の木探索回路ほど量子化代表ベクトルがより高精度に
設定されていることは言うまでもない。即ち、木探索回
路が1段増える毎に、各回路内のROM801〜804
に格納されているデータ量は2乗倍となる。
おけるROM802〜804を使用した処理も、上述し
たLVグループの場合と同様であるため説明を省略す
る。尚、木探索回路408の構成は、他の木探索回路4
07,409〜412と基本的に同様である。即ち、各
木探索回路407〜412においては、入力されるnビ
ットのCODE信号に対してn+1ビットの新たなCO
DE信号が出力される。但し、木探索回路407におい
てはCODE信号の入力は無く、木探索回路412にお
いては各グループの入力信号及びCDNを出力しない。
また、各木探索回路407〜412においては、ROM
801〜804内のコードブックがそれぞれ異なり、後
段の木探索回路ほど量子化代表ベクトルがより高精度に
設定されていることは言うまでもない。即ち、木探索回
路が1段増える毎に、各回路内のROM801〜804
に格納されているデータ量は2乗倍となる。
【0062】尚、ROM801〜804は例えばRAM
であってもよく、処理対象の画像データに応じて、その
内容を適宜変更するような構成をとることも可能であ
る。
であってもよく、処理対象の画像データに応じて、その
内容を適宜変更するような構成をとることも可能であ
る。
【0063】以上説明したようにして図3の圧縮処理部
40においてコードブックを選択することにより符号化
された32ビットの符号化データCODEは、メモリ制
御部41によって制御されたアドレス信号46に基づい
て、画像メモリ42の所定のアドレスにデータバス47
を介して書き込まれる。
40においてコードブックを選択することにより符号化
された32ビットの符号化データCODEは、メモリ制
御部41によって制御されたアドレス信号46に基づい
て、画像メモリ42の所定のアドレスにデータバス47
を介して書き込まれる。
【0064】次に、本実施例における伸張処理について
説明する。
説明する。
【0065】上述したようにして圧縮された画像データ
は、画像メモリ42からメモリ制御部41を介して伸張
処理部43に入力されることにより、伸張される。
は、画像メモリ42からメモリ制御部41を介して伸張
処理部43に入力されることにより、伸張される。
【0066】伸張処理部43では、画像メモリ42から
読み出された符号化データに対して逆アダマール変換を
施すことにより、画像データの伸張を行う。伸張処理部
43で行われる逆アダマール変換は、上述した図12で
示した圧縮処理部40におけるアダマール変換の逆変換
であり、図15で示す式により、定義される。
読み出された符号化データに対して逆アダマール変換を
施すことにより、画像データの伸張を行う。伸張処理部
43で行われる逆アダマール変換は、上述した図12で
示した圧縮処理部40におけるアダマール変換の逆変換
であり、図15で示す式により、定義される。
【0067】ここで、アダマール変換および逆アダマー
ル変換は線形演算であるため、行列Xに対するアダマー
ル変換または逆アダマール変換をH(X)と表現する場
合、一般に、以下に示す(6)式が成り立つ。
ル変換は線形演算であるため、行列Xに対するアダマー
ル変換または逆アダマール変換をH(X)と表現する場
合、一般に、以下に示す(6)式が成り立つ。
【0068】 H(X1+X2+…+Xn)=H(X1)+H(X2)+…+H(Xn) ・・・(6) 本実施例における伸張処理部43ではこの性質を利用し
て、画素ブロックを上述した圧縮処理部40において定
義した所定の周波数帯域(LV,LH,M,Hグルー
プ)に分割して、それぞれ並列に逆アダマール変換を施
す。
て、画素ブロックを上述した圧縮処理部40において定
義した所定の周波数帯域(LV,LH,M,Hグルー
プ)に分割して、それぞれ並列に逆アダマール変換を施
す。
【0069】図11は、伸張処理部43の詳細構成を示
すブロック図である。図11において、1012は分離
回路であり、入力された1ブロック分(32ビット)の
符号データCODEを、AVE(8ビット)及びLV,
LH,M,Hグループ(各6ビット)に分割する。ま
た、1011はコードブック選択回路であり、入力され
たAVEに対応するCDN番号を上述した(4)式に従
って出力する。1001〜1004はルックアップテー
ブルROM(以下、LUT)であり、それぞれの下位ア
ドレスから、まずXPHS及びYPHS(2+2=4ビ
ット)、次いでCDN信号、(2ビット)LUT100
1にはLVグループの符号化データ(6ビット)、LU
T1002にはLHグループの符号化データ(6ビッ
ト)、LUT1003にはMグループの符号化データ
(6ビット)、LUT1004にはHグループの符号化
データ(6ビット)が入力される。
すブロック図である。図11において、1012は分離
回路であり、入力された1ブロック分(32ビット)の
符号データCODEを、AVE(8ビット)及びLV,
LH,M,Hグループ(各6ビット)に分割する。ま
た、1011はコードブック選択回路であり、入力され
たAVEに対応するCDN番号を上述した(4)式に従
って出力する。1001〜1004はルックアップテー
ブルROM(以下、LUT)であり、それぞれの下位ア
ドレスから、まずXPHS及びYPHS(2+2=4ビ
ット)、次いでCDN信号、(2ビット)LUT100
1にはLVグループの符号化データ(6ビット)、LU
T1002にはLHグループの符号化データ(6ビッ
ト)、LUT1003にはMグループの符号化データ
(6ビット)、LUT1004にはHグループの符号化
データ(6ビット)が入力される。
【0070】LUT1001〜1004には、入力され
るCDNに応じて、それぞれ入力される1ブロック分の
符号化データに対して逆量子化及び逆アダマール変換を
施した結果得られる値が各画素毎に予め保持されてお
り、1ブロック内において入力されるXPHS及びYP
HSにより示される位置(座標)対応する値が逆アダマ
ール変換結果として出力される。
るCDNに応じて、それぞれ入力される1ブロック分の
符号化データに対して逆量子化及び逆アダマール変換を
施した結果得られる値が各画素毎に予め保持されてお
り、1ブロック内において入力されるXPHS及びYP
HSにより示される位置(座標)対応する値が逆アダマ
ール変換結果として出力される。
【0071】ここで、上述したLVグループの符号化デ
ータ(符号化データマトリクス)をYL、LHグループ
の符号化データをYLH、Mグループの符号化データを
YM、Hグループの符号化データをYHとすると、その
逆アダマール変換においては、(6)式より以下の
(7)式が成立する。
ータ(符号化データマトリクス)をYL、LHグループ
の符号化データをYLH、Mグループの符号化データを
YM、Hグループの符号化データをYHとすると、その
逆アダマール変換においては、(6)式より以下の
(7)式が成立する。
【0072】 H(YLV+YLH+YM+YH) = H(YLV)+H(YLH)+H(YM)+H(YH) ・・・(7) 即ち(7)式において、H(YLV)がLUT1001
から出力される逆アダマール変換結果に相当し、以下同
様にH(YLH)がLUT1002、H(YM)がLU
T1003、H(YH)がLUT1004から出力され
る逆アダマール変換結果に相当する。
から出力される逆アダマール変換結果に相当し、以下同
様にH(YLH)がLUT1002、H(YM)がLU
T1003、H(YH)がLUT1004から出力され
る逆アダマール変換結果に相当する。
【0073】図11において、1005は(7)式に相
当する加算を行う加算器であり、即ち、LUT1001
〜1004から出力された各周波数成分(LV,LH,
M,Hグループ)における逆アダマール変換結果を加算
することにより、画素ブロックにおける交流成分を得
る。該交流成分は、フリップフロップ1006を経て加
算器1008に入力される。
当する加算を行う加算器であり、即ち、LUT1001
〜1004から出力された各周波数成分(LV,LH,
M,Hグループ)における逆アダマール変換結果を加算
することにより、画素ブロックにおける交流成分を得
る。該交流成分は、フリップフロップ1006を経て加
算器1008に入力される。
【0074】一方、画素ブロックの直流成分であるAV
E信号は、フリップフロップ1007を経て加算器10
08に入力され、交流成分と加算されることにより、1
ブロックの画像データを復号することができる。
E信号は、フリップフロップ1007を経て加算器10
08に入力され、交流成分と加算されることにより、1
ブロックの画像データを復号することができる。
【0075】以上説明したようにして復号された画像デ
ータは、1009のリミット回路に入力される。リミッ
ト回路1009では、入力されたデータが負であった場
合には「0」に、「255」を越えた場合には「25
5」に変換して出力する。リミット回路1009におい
て補正された画像データは、フリップフロップ1010
においてCLK信号の立ち上がりに同期して出力され、
図2に示す画像合成部36に入力される。
ータは、1009のリミット回路に入力される。リミッ
ト回路1009では、入力されたデータが負であった場
合には「0」に、「255」を越えた場合には「25
5」に変換して出力する。リミット回路1009におい
て補正された画像データは、フリップフロップ1010
においてCLK信号の立ち上がりに同期して出力され、
図2に示す画像合成部36に入力される。
【0076】以上説明したように本実施例によれば、ベ
クトル量子化の際のコードブックを画素ブロックにおけ
る直流成分の大きさに応じて選択することにより、直流
成分と交流成分との相関を除去して符号化することがで
き、従って高画質な復号画像が得られる。
クトル量子化の際のコードブックを画素ブロックにおけ
る直流成分の大きさに応じて選択することにより、直流
成分と交流成分との相関を除去して符号化することがで
き、従って高画質な復号画像が得られる。
【0077】<その他の実施例>上述した実施例におい
ては、アダマール変換後に木探索法によるベクトル量子
化を行う例について説明したが、これはアダマール変換
に限定されるものではなく、もちろん他の直交変換を適
用しても良いし、或は直行変換を用いずに木探索法によ
るベクトル量子化を行っても、同様の効果が得られる。
尚、この場合には、伸張処理部43におけるLUT10
01,1002によって施される逆量子化及び逆直交変
換処理を整合させることは言うまでもない。また、木探
索法に替えて全探索法によるベクトル量子化を行なって
も良い。
ては、アダマール変換後に木探索法によるベクトル量子
化を行う例について説明したが、これはアダマール変換
に限定されるものではなく、もちろん他の直交変換を適
用しても良いし、或は直行変換を用いずに木探索法によ
るベクトル量子化を行っても、同様の効果が得られる。
尚、この場合には、伸張処理部43におけるLUT10
01,1002によって施される逆量子化及び逆直交変
換処理を整合させることは言うまでもない。また、木探
索法に替えて全探索法によるベクトル量子化を行なって
も良い。
【0078】また、上述した実施例では1つの画素ブロ
ックを4×4画素からなるとして説明したが、これに限
定されるものではなく、いかなるサイズのブロックを採
用しても良い。但し、アダマール変換等の直行変換の特
性を考慮して適切なサイズを設定すべきである。また、
1ブロックを周波数帯域の異なる4グループに分割して
ベクトル量子化を行う例について説明したが、グループ
はどのように、幾つに分割しても構わない。例えば、グ
ループへの分割を行なわなくても本発明は適用できる。
ックを4×4画素からなるとして説明したが、これに限
定されるものではなく、いかなるサイズのブロックを採
用しても良い。但し、アダマール変換等の直行変換の特
性を考慮して適切なサイズを設定すべきである。また、
1ブロックを周波数帯域の異なる4グループに分割して
ベクトル量子化を行う例について説明したが、グループ
はどのように、幾つに分割しても構わない。例えば、グ
ループへの分割を行なわなくても本発明は適用できる。
【0079】また、選択されるコードブックの種類を4
種類として説明を行ったが、もちろん選択可能なコード
ブックは幾つであってもよく、装置の特性及び操作者の
要求に応じて決定すれば良い。
種類として説明を行ったが、もちろん選択可能なコード
ブックは幾つであってもよく、装置の特性及び操作者の
要求に応じて決定すれば良い。
【0080】また、上述した実施例においては、木探索
回路を全6段とすることにより、1ブロックの符号化デ
ータが32ビットの固定長となる例について説明した
が、本発明はこの例に限定されるものではなく、希望す
る圧縮率に応じて符号長を変更することはもちろん可能
である。これは例えば木探索回路数を増減することによ
っても実現できる。
回路を全6段とすることにより、1ブロックの符号化デ
ータが32ビットの固定長となる例について説明した
が、本発明はこの例に限定されるものではなく、希望す
る圧縮率に応じて符号長を変更することはもちろん可能
である。これは例えば木探索回路数を増減することによ
っても実現できる。
【0081】また、上述した実施例においては、選択対
象となる複数のコードブックを格納するROMを各木探
索回路内の各グループ毎に用意する例について説明した
が、本発明はこの構成例に限定されるものではなく、例
えばROMをグループ毎に分割せずに1つの木探索回路
に1つのROMを備える構成でも良いし、また木探索回
路内にROMを設けずに、外部のROMを参照するよう
にしても、本発明の範囲を逸脱するものではない。
象となる複数のコードブックを格納するROMを各木探
索回路内の各グループ毎に用意する例について説明した
が、本発明はこの構成例に限定されるものではなく、例
えばROMをグループ毎に分割せずに1つの木探索回路
に1つのROMを備える構成でも良いし、また木探索回
路内にROMを設けずに、外部のROMを参照するよう
にしても、本発明の範囲を逸脱するものではない。
【0082】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても、1つの機器から成る装置に適用
しても良い。また、本発明はシステム或は装置にプログ
ラムを供給することによって達成される場合にも適用で
きることはいうまでもない。
システムに適用しても、1つの機器から成る装置に適用
しても良い。また、本発明はシステム或は装置にプログ
ラムを供給することによって達成される場合にも適用で
きることはいうまでもない。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、画
素ブロック毎に直交変換を施した後にベクトル量子化を
用いて固定長符号に符号化する際に、直流成分の大きさ
に基づいて交流成分の量子化に用いるコードブックを選
択することにより、画素ブロックにおける直流成分と交
流成分との相関を除去することが可能になり、復号画像
の画質を向上させることができる。
素ブロック毎に直交変換を施した後にベクトル量子化を
用いて固定長符号に符号化する際に、直流成分の大きさ
に基づいて交流成分の量子化に用いるコードブックを選
択することにより、画素ブロックにおける直流成分と交
流成分との相関を除去することが可能になり、復号画像
の画質を向上させることができる。
【0084】また、固定長符号化を行うことにより、回
転処理が符号化データのままの状態で可能である等、各
種画像処理において処理が単純となるため、装置全体と
しての処理速度の向上が可能である。
転処理が符号化データのままの状態で可能である等、各
種画像処理において処理が単純となるため、装置全体と
しての処理速度の向上が可能である。
【0085】
【図1】本発明に係る一実施例の画像処理装置の構成を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図2】画像処理部110の詳細構成を示すブロック図
である。
である。
【図3】画像圧縮部38の詳細構成を示すブロック図で
ある。
ある。
【図4】圧縮処理部40の詳細構成を示す図である。
【図5】本実施例における圧縮処理を説明するための図
である。
である。
【図6】本実施例における画素ブロックを説明するため
の図である。
の図である。
【図7】圧縮処理部40における動作を示すタイミング
チャートである。
チャートである。
【図8】木探索回路408の詳細構成を示す図である。
【図9】本実施例におけるコードブックの一例を示す図
である。
である。
【図10】本実施例において圧縮された画素ブロックの
符号長構成を示す図である。
符号長構成を示す図である。
【図11】伸張処理部43の詳細構成を示すブロック図
である。
である。
【図12】本実施例におけるアダマール変換式を示す図
である。
である。
【図13】本実施例におけるベクトル量子化のグループ
分けの例を示す図である。
分けの例を示す図である。
【図14】本実施例におけるアダマール変換式を示す図
である。
である。
【図15】本実施例における逆アダマール変換式を示す
図である。
図である。
40 圧縮処理部 41 メモリ制御部 42 画像メモリ 43 伸張処理部 44 記憶制御部 401〜404 ラインメモリ 405 アダマール変換回路 406 グループ化回路 407〜412 木探索回路 413 フリップフロップ 801〜804 ROM 805〜808 判定回路 809〜812 合成回路 1001〜1004 LUT 1005,1008 加算器 1006,1007,1010 フリップフロップ 1009 リミット回路 1012 分離回路
Claims (14)
- 【請求項1】 画像信号を所定サイズの画素ブロックに
分割するブロック分割手段と、 前記画素ブロックに直交変換を施す直交変換手段と、 前記直交変換手段により直交変換された画素ブロックに
ベクトル量子化を施す量子化手段とを有する画像処理装
置であって、 前記量子化手段は、前記直交変換手段による直交変換で
得られた直流成分に基づいて交流成分を量子化するため
の基準値を決定することを特徴とする画像処理装置。 - 【請求項2】 前記量子化手段は、前記直交変換手段に
よる直交変換で得られた直流成分に基づいてコードブッ
クを決定することを特徴とする画像処理装置。 - 【請求項3】 前記直交変換手段は、アダマール変換を
行うことを特徴とする請求項1又は2記載の画像処理装
置。 - 【請求項4】 更に、複数のコードブックを保持する保
持手段を有し、 前記量子化手段は、前記保持手段に保持された複数のコ
ードブックから使用するコードブックを選択することを
特徴とする請求項2記載の画像処理装置。 - 【請求項5】 更に、前記画素ブロックを少なくとも2
つのグループに分割するグループ分割手段を有し、 前記量子化手段は、前記グループ分割手段により分割さ
れたグループ毎に量子化を行うことを特徴とする請求項
1乃至4のいずれかに記載の画像処理装置。 - 【請求項6】 前記グループ分割手段は、前記画素ブロ
ックを周波数帯域の異なるグループに分割することを特
徴とする請求項5記載の画像処理装置。 - 【請求項7】 更に、前記量子化手段により量子化され
た前記画素ブロックを復元する伸張手段を有することを
特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の画像処理
装置。 - 【請求項8】 画像信号を所定サイズの画素ブロックに
分割するブロック分割し、前記画素ブロックに直交変換
を施した後にベクトル量子化を施す画像処理方法であっ
て、 前記ベクトル量子化は、前記直交変換で得られた直流成
分に基づいて交流成分を量子化するための基準値を決定
することを特徴とする画像処理方法。 - 【請求項9】 前記ベクトル量子化は、前記直交変換で
得られた直流成分に基づいてコードブックを決定するこ
とを特徴とする請求項8記載の画像処理方法。 - 【請求項10】 前記直交変換はアダマール変換である
とを特徴とする請求項8又は9記載の画像処理方法。 - 【請求項11】 前記ベクトル量子化は、複数のコード
ブックから使用するコードブックを選択することを特徴
とする請求項9記載の画像処理方法。 - 【請求項12】 前記量子化手段は、前記画素ブロック
を少なくとも2つのグループに分割し、該グループ毎に
量子化を行うことを特徴とする請求項9乃至11のいず
れかに記載の画像処理方法。 - 【請求項13】 前記少なくとも2つのグループは、周
波数帯域がそれぞれ異なることを特徴とする請求項12
記載の画像処理方法。 - 【請求項14】 前記ベクトル量子化された画素ブロッ
クを復元することを特徴とする請求項9乃至13のいず
れかに記載の画像処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11571495A JPH08317390A (ja) | 1995-05-15 | 1995-05-15 | 画像処理装置及びその方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11571495A JPH08317390A (ja) | 1995-05-15 | 1995-05-15 | 画像処理装置及びその方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08317390A true JPH08317390A (ja) | 1996-11-29 |
Family
ID=14669366
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11571495A Withdrawn JPH08317390A (ja) | 1995-05-15 | 1995-05-15 | 画像処理装置及びその方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08317390A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7453936B2 (en) | 2001-11-09 | 2008-11-18 | Sony Corporation | Transmitting apparatus and method, receiving apparatus and method, program and recording medium, and transmitting/receiving system |
-
1995
- 1995-05-15 JP JP11571495A patent/JPH08317390A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7453936B2 (en) | 2001-11-09 | 2008-11-18 | Sony Corporation | Transmitting apparatus and method, receiving apparatus and method, program and recording medium, and transmitting/receiving system |
US7817863B2 (en) | 2001-11-09 | 2010-10-19 | Sony Corporation | Transmitting apparatus and method, receiving apparatus and method, program and recording medium, and transmitting/receiving system |
US8014635B2 (en) | 2001-11-09 | 2011-09-06 | Sony Corporation | Transmitting apparatus and method, receiving apparatus and method, program and recording medium, and transmitting/receiving system |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020806 |